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当ブログにて公開中のレビュー、および1998年12月1日からスタートした『とみぃの宮殿』に掲載された記事を当ブログにて再公開したレビューのインデックスページになります。(2021年12月1日更新)


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2021年12月31日 (金)

2021年11月のアクセスランキング

ここでは2021年11月1日から11月30日までの各エントリーへのアクセスから、TOP30エントリーを紹介します。内訳は、トップページやアーティスト別カテゴリーへのアクセスなどを省いた上位30記事。まだ読んでいない記事などありましたら、この機会に読んでいただけたらと。

ちなみに記事タイトルの後ろにある「(※XXXX年XX月XX日更新/↑●位)」の表記は、「更新日/2021年10月のアクセスランキング順位」を表しています。

 

1位:楠木ともり『narrow』(2021)(※2021年11月13日更新/NEW!)

2位:LIMP BIZKIT『STILL SUCKS』(2021)(※2021年11月1日更新/NEW!)

3位:RADIOHEAD『KID A MNESIA』(2021)(※2021年11月10日更新/NEW!)

4位:BULLET FOR MY VALENTINE『BULLET FOR MY VALENTINE』(2021)(※2021年11月12日更新/NEW!)

5位:ビートルズの初期作品を振り返る①(1963年編)(※2021年11月8日更新/NEW!)

6位:MASTODON『HUSHED AND GRIM』(2021)(※2021年11月3日更新/NEW!)

7位:BLACK VEIL BRIDES『THE PHANTOM TOMORROW』(2021)(※2021年11月4日更新/NEW!)

8位:ABBA『VOYAGE』(2021)(※2021年11月9日更新/NEW!)

9位:SLIPKNOT『THE CHAPELTOWN RAG』(2021)(※2021年11月11日更新/NEW!)

10位:L.A. GUNS『CHECKERED PAST』(2021)(※2021年11月19日更新/NEW!)

 

11位:MOTLEY CRUE『TOO FAST FOR LOVE (40TH ANNIVERSARY REMASTERED)』(2021)(※2021年11月18日更新/NEW!)

12位:ICE NINE KILLS『WELCOME TO HORRORWOOD: THE SILVER SCREAM 2』(2021)(※2021年11月6日更新/NEW!)

13位:THE QUIREBOYS『A BIT OF WHAT YOU FANCY (30TH ANNIVERSARY EDITION)』(2021)(※2021年11月14日更新/NEW!)

14位:THE HEARTBREAKERS『L.A.M.F.』(1977/2021)(※2021年11月15日更新/NEW!)

15位:EXODUS『PERSONA NON GRATA』(2021)(※2021年11月26日更新/NEW!)

16位:STARSET『HORIZONS』(2021)(※2021年11月5日更新/NEW!)

17位:JERRY CANTRELL『BRIGHTEN』(2021)(※2021年11月2日更新/NEW!)

18位:BLACK LABEL SOCIETY『DOOM CREW INC.』(2021)(※2021年11月28日更新/NEW!)

19位:KORN『THE PARADIGM SHIFT』(2013)(※2021年11月16日更新/NEW!)

20位:ENUFF Z'NUFF『HARDROCK NITE』(2021)(※2021年11月22日更新/NEW!)

 

21位:NAILBOMB『POINT BLANK』(1994)(※2018年5月12日更新/↑29位)

22位:MØL『DIORAMA』(2021)(※2021年11月17日更新/NEW!)

23位:BULLET FOR MY VALENTINE『TEMPER TEMPER』(2013)(※2021年11月13日更新/NEW!)

24位:CRAZY LIXX『STREET LETHAL』(2021)(※2021年11月20日更新/NEW!)

25位:BULLET FOR MY VALENTINE『VENOM』(2015)(※2021年11月13日更新/NEW!)

26位:MELVINS『FIVE LEGGED DOG』(2021)(※2021年11月7日更新/NEW!)

27位:BANG TANGO『DANCIN' ON COALS』(1991)(※2021年11月22日更新/NEW!)

28位:QUEEN『LIVE AT THE RAINBOW '74』(2014)(※2021年11月24日更新/NEW!)

29位:QUEEN『QUEEN ROCK MONTREAL』(2007)(※2021年11月24日更新/NEW!)

30位:OBSCURA『A VALEDICTION』(2021)(※2021年11月29日更新/NEW!)

2021年12月のお仕事

2021年12月に公開されたお仕事の、ほんの一例です。随時更新していきます。(※12月1日更新)

 

[WEB] 12月1日、「リアルサウンド」にてライブレポートMAN WITH A MISSION、オーディエンスとの絆とバンドの原点を再確認した『Merry-Go-Round Tour 2021』初日が公開されました。

=====

2021年11月に当サイトで紹介したアルバムから各1〜2曲程度ピックアップしたプレイリストをSpotifyにて制作・公開しました。題して『TMQ-WEB Radio 2111号』。レビューを読む際のBGMにするもよし、何も考えずにダダ流しするもよし。おヒマなときに聴いていただけると嬉しいです。

2021年12月 2日 (木)

DAMON ALBARN『THE NEARER THE FOUNTAIN, MORE PURE THE STREAM FLOWS』(2021)

2021年11月12日にリリースされたデーモン・アルバーンの2ndソロアルバム(オペラ『DR DEE: AN ENGLISH OPERA』のサウンドトラックとして制作された2012年の『DR DEE』を含めれば3作目)。

BLURGORILLAZのフロントマンとして知られるデーモンですが、ソロ作としては『EVERYBODY ROBOTS』(2014年)以来7年半ぶり。バンド時代から長らく在籍したParlophone Recordsを離れ、新たにインディーズレーベルのTransgressive Recordsからの第1弾作品として制作されました。

もともと本作はアイスランドの風景にインスパイアされたオーケストラ作品として制作予定でしたが、昨年のロックダウンを受けて脆弱性、喪失、出現、再生のテーマをさらに探求する11のトラックへと各曲を展開。結果、「自らをストーリーテラーとする曲のパノラマコレクションを完成させた」(以上、プレスリリースより)とのことです。

それもあってか、全体を覆う空気は若干重苦しいものがあり、どことなくBLURの90年代後半〜2000年代のオルタナ路線にも通ずるものがあるのかなと。ただ、ここではもっと自由度の高い、ロックに限定されないピュアな音楽が展開されているようにも感じます。ベースとなる楽曲がもともとオーケストラを意識したものだったこともあり、その片鱗も随所から伝わりますしね。

デーモン自身、本作の制作に対して「このレコードを制作している時、僕は自分自身の暗い旅(dark journey)に出ていた。そして、穢れがない源(pure source)がまだ存在するかもしれない、と信じるようになった」と語っていますが、この発言がすべてではないでしょうか。闇の中にも一筋の光が見つけられ、荘厳な中にも柔らかさや軽やかさが感じられる。この緩急の付け方、相反する要素の結合こそがデーモンの持ち味であり、そういった意味では本作もこれまでのデーモンらしさに満ち溢れた1枚と判断することもできます。

ただ、先にも書いたように、本作を語る上で2020年からの世の中の出来事は避けては通れないものであり、その影響が質感や空気感に多少なりとも影響を与えている。その上で無理をするのではなく、今できることを自然体で示した結果が本作なんでしょうね。

BLURというホームを通じてアウトプットする機会を失った今、バンドの4分の1としてBLUR的なこと、BLURでやってもおかしくなかったことを交えながらソロ活動をすることは正解だと思います。もちろん、ソロはBLURではないので、本作を『THE MAGIC WHIP』(2015年)の続きとして受け取るのはちょっと違う。だけど、少なからずつながるポイントはいくつも見つけられる。そういう点ではGORILLAZ視点で語るよりも、むしろBLUR視点で進めるほうがエラーは少ないのかなという気がしています。

まあなんにせよ、後期BLURが好きな方、デーモンがこれまで着手してきたソロワークス/コラボレーションに多少なりとも興味がある方なら間違いなく引っかかる作品だと思います。『EVERYBODY ROBOTS』はもちろん好きだけど、今の自身の感性に引っかかるという点では、本作は非常にど真ん中の1枚です。

 


▼DAMON ALBARN『THE NEARER THE FOUNTAIN, MORE PURE THE STREAM FLOWS』
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2021年12月 1日 (水)

DAVE GAHAN & SOULSAVERS『INPOSTER』(2021)

2021年11月12日にリリースされたデイヴ・ガーンの4thソロアルバム。日本盤は同年11月24日発売。

ご存知DEPECHE MODEのフロントマン、デイヴ・ガーンは2003年のアルバム『PAPER MONSTERS』から不定期にソロ活動を始めましたが、2012年に発表されたSOULSAVERSのアルバム『THE LIGHT THE DEAD SEE』にリードボーカルで参加したのを機に、2015年の自身のアルバム『ANGELS & GHOSTS』よりDAVE GAHAN & SOULSAVERS名義でソロ作を発表。今作は同名義での2作目のアルバム(正確には『THE LIGHT THE DEAD SEE』を含め3作目)となります。

今作はオリジナル曲で構成されたものではなく、収録された全12曲すべてがカバー曲。内訳は以下のとおりです。

01. The Dark End Of The Street [ジェイムズ・カー]
02. Strange Religion [マーク・ラネガン]
03. Lilac Wine [アーサー・キット、ジェフ・バックリー]
04. I Held My Baby Last Night [エルモア・ジェイムズ]
05. A Man Needs A Maid [ニール・ヤング]
06. Metal Heart [キャット・パワー]
07. Shut Me Down [ローランド・S.ハワード]
08. Where My Love Lies Asleep [ジーン・クラーク]
09. Smile [チャーリー・チャップリン、ナット・キング・コール]
10. The Desperate Kingdom Of Love [PJハーヴェイ]
11. Not Dark Yet [ボブ・ディラン]
12. Always On My Mind [グウェン・マクレエ、エルヴィス・プレスリー]

古くは戦前の楽曲から、最近のものではマーク・ラネガン(2004年)やキャット・パワー(1998年)まで。ディランのこの曲も1997年のものなので、比較的最近っちゃあ最近か(それでも24年前ですが。笑)。スタンダード色の強い楽曲もあれば、元祖オルタナティヴなアーティストによるもの、さらには現代まで脈々と続く90年代オルタナティヴシーンに台頭した(デイヴにとっては)若手アーティストのものまで、広いような狭いようなジャンルからセレクトされています。

これらが、前作『ANGELS & GHOSTS』でも楽しめたゴスペル色豊かなアレンジで楽しめるわけです。これはもともとSOULSAVERSの持ち味のひとつなわけですが、このオルタナ・ゴスペルやオルタナ・ブルースチックなテイストでまとめられると、不思議と90年代前半のDEPECHE MODE、特に『SONGS OF FAITH AND DEVOTION』(1993年)期の空気感とも重なるものがあり、デイヴの声と見事に合っていることに気付かされるわけです。

ただ、あの頃のような悲壮感や閉塞感は皆無で、ここでは大人の余裕すら感じられる。マジで死の淵のギリギリなラインを辿ってきた人間が表現できる悲壮感も見え隠れするんだけど、そっち側に引っ張られてしまうことはなく、むしろその経験を持ち味のひとつとしてここで生かしているように映る。カッコいいったらありゃしない。

どの曲もクワイアがフィーチャーされており、音数の少ないシンプルなアレンジに見事フィットしている。穏やかなアレンジが中心の中、豪快なブルースロックぶりを発揮し、それにあわせてデイヴのボーカルも冴え渡る「I Held My Baby Last Night」は圧巻の一言。かと思えば、「Smile」のようなスタンダードナンバーも余裕に歌いこなしてみせる。で、そのあとにオルタナテイストのソウルバラード「The Desperate Kingdom Of Love」へと流れ、最後の最後にプレスリーの歌唱で知られる「Always On My Mind」でピースフルに締め括る。お見事な選曲/構成です。

伝統的だけどモダンさも伝わるエレクトロニックミュージックを追求し続けるDEPECHE MODEとは異なり、自身の波瀾万丈な人生のサウンドトラックのような作品を作り続けるのが、もしかしたらデイヴにおけるソロワークの意味なのかな。そんなことを強く感じさせる、名カバーアルバムではないでしょうか。

 


▼DAVE GAHAN & SOULSAVERS『INPOSTER』
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2021年11月30日 (火)

2021年10月のアクセスランキング

ここでは2021年10月1日から10月31日までの各エントリーへのアクセスから、TOP30エントリーを紹介します。内訳は、トップページやアーティスト別カテゴリーへのアクセスなどを省いた上位30記事。まだ読んでいない記事などありましたら、この機会に読んでいただけたらと。

ちなみに記事タイトルの後ろにある「(※XXXX年XX月XX日更新/↑●位)」の表記は、「更新日/2021年9月のアクセスランキング順位」を表しています。

 

1位:TRIVIUM『IN THE COURT OF THE DRAGON』(2021)(※2021年10月9日更新/NEW!)

2位:MOTLEY CRUE『SHOUT AT THE DEVIL (40TH ANNIVERSARY REMASTERED)』(2021)(※2021年10月10日更新/NEW!)

3位:ECLIPSE『WIRED』(2021)(※2021年10月12日更新/NEW!)

4位:LITURGY『ORIGIN OF THE ALIMONIES』(2020)(※2021年10月1日更新/NEW!)

5位:LIMP BIZKIT『DAD VIBES』(2021)(※2021年10月6日更新/NEW!)

6位:ANDREW W.K.『GOD IS PARTYING』(2021)(※2021年10月4日更新/NEW!)

7位:JUDAS PRIEST『POINT OF ENTRY』(1981)(※2021年10月8日更新/NEW!)

8位:MINISTRY『MORAL HYGIENE』(2021)(※2021年10月2日更新/NEW!)

9位:SIXX:A.M.『THIS IS GONNA HURT』(2011)(※2021年10月11日更新/NEW!)

10位:AEROSMITH『O, YEAH! ULTIMATE AEROSMITH HITS』(2002)(※2021年10月5日更新/NEW!)

 

11位:KK'S PRIEST『SERMONS OF THE SINNER』(2021)(※2021年10月7日更新/NEW!)

12位:JUDAS PRIEST『REFLECTIONS - 50 HEAVY METAL YEARS OF MUSIC』(2021)(※2021年10月15日更新/NEW!)

13位:ASKING ALEXANDRIA『SEE WHAT'S ON THE INSIDE』(2021)(※2021年10月3日更新/NEW!)

14位:DREAM THEATER『A VIEW FROM THE TOP OF THE WORLD』(2021)(※2021年10月22日更新/NEW!)

15位:PARADOX『HERESY II – END OF A LEGEND 』(2021)(※2021年10月13日更新/NEW!)

16位:GUNS N' ROSES『HARD SKOOL』(2021)(※2021年9月25日更新/↓6位)

17位:RUN D.M.C.『RAISING HELL』(1986)(※2021年10月6日更新/NEW!)

18位:IRON MAIDEN『SENJUTSU』(2021)(※2021年9月16日更新/↓5位)

19位:JINJER『WALLFLOWERS』(2021)(※2021年9月30日更新/↑30位)

20位:KNOCKED LOOSE『A TEAR IN THE FABRIC OF LIFE』(2021)(※2021年10月17日更新/NEW!)

 

21位:OBSCURA『DILUVIUM』(2018)(※2021年10月14日更新/NEW!)

22位:WAGE WAR『MANIC』(2021)(※2021年10月18日更新/NEW!)

23位:METALLICA『METALLICA: DELUXE EDITION』(2021)(※2021年9月14日更新/↓1位)

24位:LEPROUS『APHELION』(2021)(※2021年9月18日更新/↓18位)

25位:TOM MORELLO『THE ATLAS UNDERGROUND FIRE』(2021)(※2021年10月16日更新/NEW!)

26位:YES『THE QUEST』(2021)(※2021年10月21日更新/NEW!)

27位:Happy 40th Anniversary!! Seiko Matsuda Concert Tour 2020〜2021 “Singles & Very Best Songs Collection!!”@日本武道館(2021年10月22日)(※2021年10月25日更新/NEW!)

28位:CARCASS『TORN ARTERIES』(2021)(※2021年9月17日更新/↓2位)

29位:NAILBOMB『POINT BLANK』(1994)(※2018年5月12日更新/↓20位)

30位:EVERY TIME I DIE『RADICAL』(2021)(※2021年10月27日更新/NEW!)

2021年11月のお仕事

2021年11月に公開されたお仕事の、ほんの一例です。随時更新していきます。(※11月29日更新)

 

[WEB] 11月29日、「BARKS」にてライブレポート和楽器バンド、全国ホールツアー完遂。新曲「名作ジャーニー」配信&リリックビデオ公開が公開されました。このほかにも複数のメディアにて同レポートが公開中です。

[WEB] 11月26日、「ホミニス」にてライブレポート水瀬いのりが思いを込めた歌声を届ける「またステキな景色が見られるように」が公開されました。

[WEB] 11月26日、「Billboard.com」にてインタビューJ-Pop Duo GARNiDELiA Look Back on 10-Plus-Year Career, Talk New Album ‘Duality Code’ & More: Interviewが公開されました。

[紙] 11月26日発売「CONTINUE」Vol.74にて、上坂すみれロングインタビュー、上坂すみれライブレポート、Guilty Kissスペシャルライブレポートを担当しました。(Amazon

[WEB] 11月24日、「リアルサウンド」にてインタビューMAN WITH A MISSION、10年の中で見つけた“正解” 自らの強みを確信し作り上げた新アルバムを語るが公開されました。

[WEB] 11月23日、「ホミニス」にてライブレポート内田雄馬がライブで見せた一体感!ファンへ感謝の気持ちを歌で届けるが公開されました。

[WEB] 11月22日、「リアルサウンド」にてライブレポート乃木坂46 高山一実、感謝と別れを告げたラストライブ ドームでの“リベンジ”も果たした『真夏の全国ツアー2021 FINAL!』が公開されました。

[WEB] 11月19日、「BARKS」にてコラムGARNiDELiA 、“Duality=二元性”が具現化されたニューアルバム『Duality Code』が公開されました。

[WEB] 11月19日、「Yahoo!ニュース」の公式コメンテーターに就任しました。(個人ページ

[WEB] 11月18日、「Billboard Japan」にてインタビューGARNiDELiA “今、直接届けたい歌”を詰め込んだアルバム『Duality code』が公開されました。

[紙] 11月17日発売「Ani-PASS Plus」#05にて、22/7宮瀬玲奈・海乃るり・倉岡水巴インタビューを担当しました。(Amazon

[WEB] 11月11日、「ホミニス」にてコラム上坂すみれがアフリカの過酷な環境で生きる動物たちの姿を伝える!が公開されました。

[WEB] 11月10日、「ホミニス」にてイベントレポート花守ゆみり、東山奈央らの朗読劇と作品を彩った音楽で『ゆるキャン△』の世界を体感!が公開されました。

[紙] 11月6日発売「ヘドバン」Vol.32にて、NIRVANA『Nevermind』に関するコラム、新譜レビュー5作分を担当・執筆しました。(Amazon

[WEB] 11月5日、「リアルサウンド」にてインタビューINORANが音楽を通して続ける心の旅 時代におけるミュージシャンとしての役目も語るが公開されました。

[紙] 11月4日発売「日経エンタテインメント!」2021年12月号にて、櫻坂46菅井友香の連載「いつも凛々しく力強く」、日向坂46渡邉美穂の連載「今日も笑顔で全力疾走」の各構成を担当しました。(Amazon

[WEB] 11月2日、「ぴあ」にてインタビュー桜井玲香×岡崎紗絵×三戸なつめ 「『シノノメ色の週末』はセンチメンタルな気持ちになりたいときにぴったりな映画です」が公開されました。

[WEB] 11月1日、「リアルサウンド」にてライブレポート櫻坂46、一人ひとりの成長が結実した結成1周年の集大成 『1st TOUR 2021』ファイナル公演を徹底レポートが公開されました。

[WEB] 11月1日、「Pop'n'Roll」にてライブレポート櫻坂46[ライブレポート]改名後初の全国アリーナツアー完遂!武道館での<1st YEAR ANNIVERSARY LIVE>も決定が公開されました。このほかにもさまざまな媒体で掲載中です。

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また、2021年10月に当サイトで紹介したアルバムから各1〜2曲程度ピックアップして、30曲程度のプレイリストをSpotifyにて制作・公開しました。題して『TMQ-WEB Radio 2110号』。レビューを読む際のBGMにするもよし、何も考えずにダダ流しするもよし。おヒマなときに聴いていただけると嬉しいです。(これまでApple Music版も作成してきましたが、プレイリストに関しては今月からしばらくSpotifyのみで進めてみます。もしリクエストなどありましたら、Twitterへコメントなどいただけると幸いです)

STING『TEN SUMMONER'S TALES』(1993)

1993年3月9日にリリースされたスティングの4thアルバム。日本盤は同年2月28日に先行発売。

実の父親の死と直面したこともあり、内省的で重苦しさも感じられた前作『THE SOUL CAGE』(1991年)から2年ぶりの新作は、正反対で陽気な作風。スティング(Vo, B)のほか、ドミニク・ミラー(G)、ヴィニー・カリウタ(Dr)、デヴィッド・サンシャス(Key)という布陣を軸に制作されたこともあってか、非常にバンド感の強い内容に仕上がっています。

THE POLICE時代を彷彿とさせる大きなノリのポップロック「If I Ever Lose My Faith In You」を筆頭に、そのタイトルからもわかるようにマカロニウェスタンをパロったカントリーロック「Love Is Stronger Than Justice (The Munificent Seven)」と、頭2曲だけでも過去3作とは異なるテイストであることが伝わります。特にジャズに系統した初期2作からは想像もできないポップさは、ある意味THE POLICE時代からの続きが描かれているようにも映ります。

その考えは「Field Of Gol」や「Seven Days」などといったポップ色の強い楽曲で、さらに確信へと変わります。かと思えば、初期作の延長線上にあるアレンジの「Heavy Cloud No Rain」もあるのですが、楽曲のスタイル自体はロックンロールのフォーマットにあり、このあたりからもスティングが本作で何を示したかったのかがご理解いただけるはずです。

ブギー調の「She's Too Good For Me」、変拍子を用いた「Saint Augustine In Hell」などは“もしTHE POLICEが90年代まで続いていたら”なんて想像してしまいたくなる作風だし、「Everybody Laughed But You」はTHE POLICEからソロを経て再びバンドに戻ったら……なんてこともイメージしたくなる仕上がり。さらに、アルバムのエンドロール的な「Epilogue (Nothing 'Bout Me)」の軽やかさ含め、本当に終始聴きやすいアルバムなんですよね。

また、本作には映画関連の楽曲が2曲含まれており、それもあって認知度がある程度高い作品かもしれません。その中でも「Shape Of My Heart」は映画『レオン』のエンディングで印象的な使われ方をしたこともあり、特に日本のリスナーの中にはこのアルバムがお気に入りという方が少なくないはずです。

楽曲のポップさはさることながら、それを巧みなアレンジ&演奏で支えるバンドエンバーの才能には驚かされるばかり。同作を携えた来日公演、僕も当時日本武道館に足を運びましたが、ヴィニー・カリウタのドラミングの素晴らしさや、ドミニク・ミラーのギタリストとしての多才さに圧倒されたことをよく覚えています。そりゃあこの2人、続く『MERCURY FALLING』(1996年)でも続投するわけです(ドミニクに至っては『THE SOUL CAGE』から3作連続なので、もはや片腕的存在でしょうしね)。

ソロ1作目『THE DREAM OF THE BLUE TURTLES』(1985年)に若干の敷居の高さを覚え、なおかつTHE POLICE時代のテイストを求めるのであれば、本作は入門編としてうってつけの1枚だと断言します。スティングのソロキャリアにおいても、もっとも間口が広くて奥がドロドロ(笑)な1枚ですしね。

 


▼STING『TEN SUMMONER'S TALES』
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STING『THE BRIDGE』(2021)

2021年11月19日にリリースされたスティング通算15作目のスタジオアルバム。

今年3月に過去に制作した他アーティストとのデュエット曲/コラボ曲を集めたコンピ盤『DUETS』(2021年)をリリースしたばかりのスティングですが、新録スタジオ作品としてはTHE POLICE時代を含む過去曲のリワークアルバム『MY SONGS』(2019年)以来2年半ぶり、オリジナル作品としては『57TH & 9TH』以来5年ぶり。過去数作に携わったマーティン・キーゼンバウムとスティング自身のプロデュースにより制作されました。

海外通常盤は全10曲で36分と、トータル37分の前作にも匹敵するコンパクトさ。デラックス盤およびデジタル/ストリーミング向けはボーナストラック3曲を追加した45分という程よい長さ(日本盤はさらにデラックス盤13曲に「I Guess The Lord Must Be In New York City」を追加した14曲入り)。「世界的規模のパンデミックにより人命が奪われ、人と人が離れ離れになり、混乱とロックダウンと未曾有の社会的/政治的混乱に見舞われた1年間に書かれた曲を収録」とのことで、アルバムタイトルの『THE BRIDGE』はこういった経緯から、離れ離れになった人々の間に橋を架けることから導かれたものなんだとか。

レコーディングにはドミニク・ミラー(G)、ブランフォード・マルサリス(Sax)といった古くからの盟友やジョシュ・フリース(Dr)、マヌ・カチェ(Dr)、マーティン・キーゼンバウム(Key)、フレッド・ルノーディン(Synth)といった錚々たる面々が参加。レコーディングの多くがリモートで進められたそうです。

楽曲の多くは3分前後とコンパクトなものが多く、オープニングを飾るシリアスなロックチューン「Rushing Water」を筆頭に、口笛をフィーチャーした親しみやすいポップロック「If It's Love」、穏やかなミディアムチューン「The Book Of Numbers」、エレクトロ色の強いミディアムバラード「Loving You」などバラエティに富んだ仕上がりに。このあたりスティングらしい通常運転と受け取れますが、楽曲のシンプルさにはより磨きがかかり、無駄を極力排除したアレンジ含めモダンなテイストが強まっています。

また、変拍子を用いつつもキャッチーさを失っていない「Harmony Road」、過去の「Field Of Gold」や「Shapes Of My Heart」にも通ずる抒情的なアコースティックバラード「For Her Love」、カントリーや民謡などからの影響も強い「The Hills On The Border」、さらにそこにジャジーさを加えた「Captain Bateman」や「The Bells Of St. Thomas」と、終盤に向けてディープさを強めていき、本編ラストをシンプルなアコースティックナンバー「The Bridge」で締めくくります。

デラックス盤はその後、「The Bridge」の延長線上にあるテイストの「Waters Of Tyne」、ダンサブル&グルーヴィーなバンドアレンジとスキャットのみで進行する「Captain Bateman's Basement」、若干モダンアレンジのオーティス・レディングのカバー「(Sittin' On) The Dock Of The Bay」が続きますが、アルバムの構成としては10曲でちょうどいいような気がします。

この10月で70歳になったばかりのスティングですが、その創作欲や作曲家としての才能はまだ枯れることを知らず、今作でも遺憾なく発揮されています。トータルでロック色の強かった前作『57TH & 9TH』とは若干カラーが異なるものの、延長線的アルバムとして受け取ることもできるし、よりモダンさに磨きがかかっていると同時に40年以上にわたるキャリアを総括するような内容でもある。スティングのファンなら文句なしで楽しむことができ、これから彼の作品に触れてみようと思っているリスナーにも入門編に最適な1枚です。

 


▼STING『THE BRIDGE』
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2021年11月29日 (月)

MR. BUNGLE『MR. BUNGLE』(1991)

1991年8月13日にリリースされたMR. BUNGLEの1stアルバム。日本盤は『オペラ座の変人』の邦題で、同年10月10日発売。

FAITH NO MOREのフロントマン、マイク・パットン(Vo)が同バンド加入前の1985年から在籍していたエクスペリメンタル・ロックバンド。4つのデモ音源集を1986〜89年の間に発表したのを経て、1991年にこのセルフタイトルアルバムにてWarner Bros. Recordsからメジャーデビューしています。

当時のメンバーはマイク(Vo, Key)、トレイ・スプルーアンス(G, Kye)、トレヴァー・ダン(B)、ダニー・ハイフェッツ(Dr, Trumpet)、クリントン・マッキノン(Tenor Sax)、テオ・レンジェル(Alto Sax)の6人。アルバムのプロデュースはNAKED CITYやPAINKILLERとしても活動した前衛音楽家およびサックスプレイヤーのジョン・ゾーンが担当。その事実だけでどんな奇天烈な音楽に挑んでいるか、想像が容易いと思います(笑)。

時期的にはFAITH NO MORE加入後最初のアルバム『THE REAL THING』(1989年)での大ブレイク後、次作『ANGEL DUST』(1992年)制作前といったところでしょうか。ミクスチャーロックの割に品が良すぎる『THE REAL THING』に堅苦しさを覚えたマイクが、その鬱憤を晴らすが如く好き放題やったのがMR. BUNGLEのアルバムなのかな。そう考えると、このおもちゃ箱みたいな内容も納得がいくのではないでしょうか。

「Quote Unquote」でのエッジの効いたギターサウンドにこそFAITH NO MOREの片鱗を見つけることができるものの、基本的には奇想天外なアレンジの数々で構築された、先の読めない展開の楽曲群が軸。闇の遊園地という例えばぴったりなダークさ&変態性は、アバンギャルドでプログレッシヴでジャジーでポップと、ひとつのジャンルで括るのが難しいもの。10分超の「Egg」みたいに1曲の中でコロコロ展開していく構成、普通に歌っていたかと思えばデス声が聞こえてきたりするボーカルワークなど、真顔で聴くのが馬鹿馬鹿しくなるのではないでしょうか。

1991年当時、ミクスチャーといえばメタルなどラウドな音楽にファンクやヒップホップの要素を加えたものが大半でしたが、だからこそMR. BUNGLEのスタイルはミクスチャーの一言では片付けられないほどに強烈なものがありました。これはもう、実験音楽という呼び方でいいんじゃないか、アルバム自体が実験室みたいなものなんじゃないか、と当時は思ったものです。

ですが、MR. BUNGLEの本気はこんなものじゃなかった。彼らが本領発揮するのは続く『DISCO VOLANTE』(1995年)からだったと気づくのは、もっとあとになってからでした。

リリースから30年経った今聴いても、本作の難解度は異常なものがあり、その衝撃はまったく色褪せていないどころか、さらに高まっているような気すらしてきます(それは次作『DISCO VOLANTE』然り、3rdアルバム『CALIFORNIA』(1999年)然りですが)。そう考えると、昨年発表された21年ぶりの新作『THE RAGING WRATH OF THE EASTER BUNNY DEMO』(2020年)のわかりやすいことよ(苦笑)。

 


▼MR. BUNGLE『MR. BUNGLE』
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OBSCURA『A VALEDICTION』(2021)

2021年11月19日にリリースされたOBSCURAの6thアルバム。

前作『DILUVIUM』(2018年)から3年4ヶ月ぶりの新作。2020年にフロントマンのシュテフェン・クメラー(Vo, G)以外の3人が全員脱退し、クリスティアン・ミュンツナー(G)、ヨルン・パウル・テセリン(B)、ダーヴィト・ディーポルト(Dr)が加入しました。クリスティアンとヨルンはそれぞれ2ndアルバム『COSMOGENESIS』(2009年)、3rdアルバム『OMNIVIUM』(2011年)期に在籍した元メンバー。古くからのファンにはうれしい出戻りではないでしょうか。

また、『COSMOGENESIS』から長らく在籍したRelapse Recordsを離れ、今作では新たにNuclear Blast Recordsへと移籍。旧知の仲のメンバーをかき集め、新天地で第一歩を踏み出すという気合いの入った1枚でもあるわけです。

そんなわけですから、聴く前から過剰に期待が高まっていた本作。オープニングを飾る7分超えの「Forsaken」を再生すると……あれ……うん……わかるんだけど……普通のヘヴィメタルじゃないか、これ……と素直に飲み込めずにいました。確かにOBSCURAらしさは随所から感じられるんだけど、正統派メタル的な色合いが強まっており、ちょっと違和感。何度もリピートすれば飲み込める、はず。

ですが、そんな不安も2曲目「Solaris」で解消。そうそう、この感じよ。この不安を掻き立てるようなスタイルを待っていたのよ。が、続くタイトルトラック「A Valediction」や「When Stars Collide」も「Forsaken」の延長線上にあるスタイルで再び違和感を覚える。悪くないんだけど……。

エクストリームさは随所に散りばめられているんだけど、全体的に聴きやすい。リスナーに向けて間口を広げているのは素晴らしいけど、前作に夢中だった身としては今回は若干ストレートすぎる気が。もっとも、他のこの手のバンドと比べたら十分に異質で、実はストレートには程遠いんですけどね(彼らにしては、ということです)。「In Unity」とか「Devoured Usuper」など中盤には不穏さ漂うテクニカルデスメタルが展開されていますが、その後も序盤のようなテイストは至るところから漂ってくる。なんだろう、うまく言語化できないけど……。

あと、前作までにあったOPETH的なメランコリックなプログメタル/プログロック的要素が後退した印象も受けます。ドラマチックなテイストは「Orbital Elements II」や「Heritage」を筆頭にいろんなところから受け取ることができますが、それらはどちらかといえばストレートなヘヴィメタル的な側面が強く、自分が求めているものとは異なる。思えば、前作は『COSMOGENESIS』から続いたコンセプト連作の最終章であったわけで、本作は新たな幕開けでもある。だから、それまでと若干違ったことにチャレンジするのは当たり前のこと。この変化を前向きに捉えるか否かは聴き手次第だけど、個人的にはちょっとだけ肩透かしだったかな。

数回リピートしたところで、「1曲1曲がコンパクトで聴きやすいし、これはこれで良いかも……」と思えてきたけど、やっぱりもっとも気に入っているのがラストの「Heritage」というあたりに、自分が彼らに何を求めているのかが透けて見えてしまう。う〜ん……。

客観的に見たら非常に優れたヘヴィメタルアルバムで、聴く人が聴けば最高にカッコいいアルバムになること間違いなし。だけど、主観的には求めていたものとは異なる……そういう1枚です。

 


▼OBSCURA『A VALEDICTION』
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2021年11月28日 (日)

ARMORED SAINT『SYMBOL OF SALVATION』(1991)

1991年5月14日にリリースされたARMORED SAINTの4thアルバム。日本盤は同年6月25日発売。

3rdアルバム『RAISING FEAR』(1987年)発表後にデビューから在籍したChrysalis Recordsとの契約が終了し、メジャーデビュー前に所属したインディーズのMetal Blade Recordsに復帰。それと同じくして、バンド創設メンバーのひとりデイヴ・プリチャード(G)が白血病のため1990年2月28日に亡くなってしまいます。

バンドはデイヴ追悼として新作制作に取り掛かります。その際、1985年に脱退したフィル・サンドヴァル(G)が復帰。ジョン・ブッシュ(Vo)、ジョーイ・ヴェラ(B)、ジェフ・ダンカン(G)、フィル&ゴンゾ・サンドヴァル(Dr)という最終ラインナップが完成します。

アルバムのプロデュースを担当したのは、ALICE IN CHAINSJANE'S ADDICTIONなどオルタナ系メタルを手掛けてきたデイヴ・ジャーデン。収録された全13曲中8曲にデイヴ・プリチャードのクレジットがあり、うち6曲はデイヴが単独で書いた楽曲となります。また、ジョーイ・ヴェラが作曲した「Tainted Past」の最初のギターソロにはデイヴのものが用いられており、文字通りの追悼盤として仕上げられています。

オープニングを飾る「Reign Of Fire」を筆頭に、問答無用の男臭いパワーメタルが展開されていく。かと思えば、「Another Day」のようなパワーバラードも存在し、ジョン・ブッシュのボーカルも冴えわたっている。スピードで押すようなタイプは皆無で、それよりはグルーヴの強さで持っていく作風といいましょうか。1991年という時代にこのスタイルを選んだのは、まさに“呼ばれた”としか言いようがない。

無意識のうちにそうなったのかはわかりませんが、どの曲からも悲壮感よりも戦い抜こうとする強い意志が伝わってくる。かつ派手さは皆無で、玄人好みする楽曲や演奏が随所に散りばめられている。なもんだから、60分近くもある長尺の作品ながらも最後まで飽きずに楽しむことができるのです。

また、デイヴ・ジャーデンという人選も功を奏し、通常のパワーメタルとは異なるドライ感に満ちたサウンドプロダクションも、楽曲の持つダークな方向性にマッチしている。このへんは直近に彼がプロデュースしたALICE IN CHAINSのデビュー作『FACELIST』(1990年)と通ずるものがあるのではないでしょうか。

彼らのアルバムの中では、個人的に最高傑作だと思う1枚だと断言したいです。こんなに素晴らしい作品を完成させたにも関わらず、プロモーションが中途半端でヒットにつながらず。リリース翌年にジョンがANTHRAXに引き抜かれたことで、ARMORED SAINTはその歴史に一度幕を下ろすことになります。

そういえば、ジョンのANTHRAX加入後最初のアルバム『SOUND OF WHITE NOISE』(1993年)がデイヴ・ジャーデンのプロデュース作というのも興味深いポイントではないでしょうか。このあたりからも、ANTHRAXがジョンを迎えて何をしたかったのかが窺えるような気がしてなりません。

なお、本作は2003年にデモ音源やインタビュー音源などを加えたデラックス盤が発売。2021年にはリリース30周年を記念した完全再現ライブCD+DVD『SYMBOL OF SALVATION LIVE』も発表されています。

 


▼ARMORED SAINT『SYMBOL OF SALVATION』
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BLACK LABEL SOCIETY『DOOM CREW INC.』(2021)

2021年11月26日にリリースされたBLACK LABEL SOCIETYの11thアルバム。

間にセルフカバーアルバム『SONIC BREW (20TH ANNIVERSARY BLEND 5.99 - 5.19)』(2019年)を挟んだものの、オリジナルスタジオアルバムとしては『GRIMMEST HITS』(2018年)以来3年10ヶ月ぶり。期間的に考えると、コロナ禍で一番大変だった時期を外しているように映りますね。

デビュー20周年を経て初めて届けられる今作は、「1998年の結成時からバンドを支えているツアー・クルー、そして世界中のファンに捧げるもの」(リリース文より)とのこと。レコーディングにはザック・ワイルド(Vo, G, Piano)、ジョン・ディサルヴォ(B)、ジェフ・ファブ(Dr)、ダリオ・ロリーナ(G)というここ数年お馴染みのメンバーで実施しています。『GRIMMEST HITS』や『SONIC BREW (20TH ANNIVERSARY BLEND 5.99 - 5.19)』と同じ布陣ですね。ですが、過去2作はレコーディングではギターパートをすべてザックが担当していたため、ダリオはツアーのみ参加という形でした。ところが、今作ではダリオもレコーディングに参加。その影響か、今作ではツインギターバンドであることを強調するようなプレイやフレーズが随所に散りばめられています。

オープニングを飾る「Set You Free」の“これぞオープニング曲”といったドラマチックな曲構成は、正直BLSにしては品が良すぎないか?と最初に感じました。これは全体を通して言えることですが、今作の楽曲は整合性の強い、完成度の高い楽曲が並んでおり、まるでオジー・オズボーンのアルバムみたい……と感じる瞬間も多い。ぶっちゃけ、来たるオジーの新作から弾かれた曲が多く含まれているんじゃないか?とすら疑ったほどです。そういった点も踏まえ、オジーソロっぽいもの、BLACK SABBATHっぽいもの、そしてBLSらしいもの、そのどれかひとつが突出することなくバランス良くミックスされるとこうなるんだ、というよなアルバムとでも言えばいいんでしょうかね。

曲によってザックのボーカルがダブルでレコーディング(同じように歌ったテイクを重ねてレコーディング)されているものもあり、そこまで含めてオジー的。ただ、ギターソロになった途端に荒れ狂うプレイが飛び込んできて「あ、間違いなくBLSだ(笑)」と安心するんですよね。

あと、先に書いた「ツインギターバンドであることを強調するような」という点ですが、ツインリードやハーモニーを強調したギタープレイが随所に用意されており、このへんはレコーディングをギタリスト2人体制で行ったことによる変化であることは間違いないでしょう。こういったプレイはオジーの作品ではまずないでしょうから、BLSならではといったところでしょうか(といっても、BLS的にも新たな試みなんですが)。同じ布陣で複数のアルバムを制作する機会の少なかった彼らですが、こういった変化も同編成で良好な関係が築けている証拠でしょう。

あと、今作をオジーのソロっぽいと称したもうひとつの理由として、バラードタイプの楽曲が多く含まれていることも挙げられます。M-4「Forever And A Day」にM-8「Love Reign Down」、M-12「Farewell Ballad」と本編のみでも3曲。さらに日本盤はCROWDED HOUSEのカバー「Don't Dream It's Over」とEAGLESのカバー「I Can't Tell You Why」もボーナストラックとして追加され、アコースティックバラード2曲が増えたことでその要素がさらに強まっています。正直、この手のカバーはソロ名義の作品でやればいいのに、と思わずにはいられませんが……良い出来なので目を瞑ります(苦笑)。

個人的には中盤の「Ruins」「Forseke」あたりからいつもの空気が漂い始め、初期サバスを彷彿とさせるダウナー&サイケデリックな「Gospel Of Lies」からラストの「Farewell Ballad」にかけた流れがお気に入り。従来のらしさに新しさが加わった、バンドの明るい未来が想像できる楽曲群&構成ではないでしょうか。そういった意味では本作、20周年を経て次の一歩を歩み始めたBLSにおいて過渡期的1枚なのかもしれません。

……なんてことを数回聴いて書いたものの、あれからさらにリピートしてみたら「やっぱり良い! ザック大好き!」という結果に(笑)。そりゃザックヲタクなんだから仕方ないか。これはこれでアリな1枚です。

 


▼BLACK LABEL SOCIETY『DOOM CREW INC.』
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2021年11月27日 (土)

OVERKILL『HORRORSCOPE』(1991)

1991年9月3日にリリースされたOVERKILLの5thアルバム。日本盤は同年9月25日発売。

前作『THE YEAR OF DECAY』(1989年)から約2年ぶりの新作。同作を携え、1990年には初来日公演も実現しています。傍目には好調に見えましたが、一方でオリジナルメンバーのボビー・グスタフソン(G)が脱退するトラブルにも見舞われます。

ボビーの穴を埋めるべく、バンドは新メンバーとしてメリット・ギャント(G)とロブ・キャナヴィーノ(G)を迎え、初のツインギター編成でレコーディングに突入。テリー・デイト(METAL CHURCHDREAM THEATERSOUNDGARDENPANTERAなど)を再度プロデューサーに迎え、前作以上にテンション&純度の高いヘヴィメタルアルバムを完成させます。

オープニングを飾る「Coma」はスラッシュメタルにありがちな、スローパートからアップテンポへと展開していく構成を持つ王道の1曲。スピードは若干抑え気味ですが、彼ららしさの伝わる良曲ではないでしょうか。ツインギター編成になったことの影響は、随所にツインリード的フレーズが散りばめられたことくらいかな。レコーディングはオーバーダビングがあるので、この影響はライブに大きく反映されるのかな。

「Coma」はあくまで序章に過ぎず、このアルバムが本領発揮するのは2曲目「Infectous」以降かな。OVERKILLらしい狂ったスピード感に満ちたこの曲を経て、「Blood Money」「Thanx For Nothin'」「Bare Bones」とファストナンバー連発。いいぞ、もっとやれ(笑)。このパートでは、特に「Bare Bones」の序盤アレンジが聴きどころ。ピアノの独奏で不穏さを演出してからのクレイジーな本編へと続く構成、さすがです。

そこから一転して、アルバムタイトルトラック「Horrorscope」はダークなヘヴィナンバー。次作『I HEAR BLACK』(1993年)でのモダンヘヴィネス化の片鱗を感じさせ、本作の直前にリリースされたMETALLICAブラックアルバムに呼応するような1曲かもしれません。

後半は「New Machine」でアイドリングしつつも、エドガー・ウィンターの名曲カバー「Frankenstein」で再び小休止。少々リラックスモードに入っていたところに、「Live Young, Die Free」で急激にフルスロットル状態に突入し、「Nice Day... For A Funeral」で緩急をつけて、メタルバラード「Soulitude」で締め括る。序盤の飛ばしっぷりを考えると、後半の尻すぼみっぷりに若干萎えるものの、メタルアルバムの構成としては王道感の強いものなのかな、という気がしないでもありません。

トータルバランス的にはこの時点まででのベストと言えるものの、後半にもう1曲くらいバキバキのファストチューンが欲しかったところ。逆に、序盤にあった1曲を後ろに回す構成でもよかったのではないかと思わずにはいられません。

個人的には彼らの初期作品で一番好きなのが3rdアルバム『UNDER THE INFLUENCE』(1988年)なのですが、それと同じものを臨みはしないものの、あれを超えるくらいのスラッシュメタルアルバムが欲しかったなと。そう、先にも書いたように本作は“ヘヴィメタル”アルバムなんです。ヘヴィメタルアルバムとしては文句ないけど、スラッシュメタルアルバムとしてはもう一歩。バンドが転換期を迎えたタイミングの1枚なので、そういう評価になりますよね。このへんはリスナーが本作に何を求めるかで、評価が二分するのかな。

 


▼OVERKILL『HORRORSCOPE』
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KHEMMIS『DECEIVER』(2021)

2021年11月19日にリリースされたKHEMMISの4thアルバム。

Nuclear Blast Records移籍作となった前作『DESOLATION』(2018年)から約3年半ぶりの新作。これが日本デビュー作となります。KHEMMISは2012年から活動する米・コロラド州デンバー出身のドゥームメタルバンドで、今年に入りダニエル・バイヤー(B)が脱退したことで現在はベン・ハッチャーソン(G, Vo)、フィル・ペンダーガスト(G, Vo)、ザック・コールマン(Dr)の3人組に(本作のレコーディングではベンがベーシストも兼任)。ザックはデス/ブラックメタルバンドBLACK CURSEのメンバーでもあり、マックス・カヴァレラ(SOULFLY、ex. SEPULTURAなど)のプロジェクトGO AHEAD AND DIEのアルバム『GO AHEAD AND DIE』(2021年)にも参加するなど、その界隈ではよく知られたプレイヤーです。

さて、そんな彼らの日本デビュー作ですが、ドゥームメタルと聞いて一瞬及び腰になった方にこそ聴いてもらいたい1枚。全6曲で42分、7〜8分台の楽曲が大半を占めますが、終始スローで引きずるような楽曲というわけではなく、例えばオープニング曲「Avernal Gate」でのアッパーでドラマチックな展開や「Living Pyre」でのエピカルなアレンジなど、1曲1曲における起承転結がはっきりした構成が持ち味のひとつ。そのテイストはどちらかというと正統派ハードロックのそれに近いものがあり、グロウルを取り入れつつも朗々と歌い上げるボーカルスタイルもオーソドックスなメタルそのものといえます。

ドゥームの枠で括られたバンドではありますが、どちらかというとMASTODONGOJIRAあたりと比較されるべき存在なのかなという気がします。要所要所にツインリードをフィーチャーしていたり、緩急に富んだドラマチックな曲構成にはプログメタル的な色合いももつけられる。また、曲によってはグランジ……特にALICE IN CHAINSからの影響が伝わってくるのも印象的でした。

ドゥームメタルを基盤にしつつ独自の進化を重ねてきた結果、今のスタイルに到達したのは、時代を考えると必然だったのかなという気もしてきます。ただヘヴィでオルタナティヴな存在であるだけではなく、しっかりど真ん中=メインストリームも捉えている。このハイブリッド感こそ、これからのシーンに求められる強さなのかなと、このアルバムを聴いて感じました。

先にも書いたように、本作はドゥームメタルに対して苦手意識を持っているリスナーにこそ聴いてほしい1枚であり、導入としては最適な良作ではないかと信じています。と同時に、普段プログメタルや正統派ヘヴィメタルを聴いているリスナーにもリーチするでしょうし、エクストリームメタル愛好家にも引っかかるはず。そんな大きな可能性を秘めた、2021年らしい良作です。

 


▼KHEMMIS『DECEIVER』
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2021年11月26日 (金)

INFECTIOUS GROOVES『THE PLAGUE THAT MAKES YOUR BOOTY MOVE... IT'S THE INFECTIOUS GROOVES』(1991)

1991年10月9日にリリースされたINFECTIOUS GROOVESの1stアルバム。日本盤は同年12月1日発売。

INFECTIOUS GROOVESはSUICIDAL TENDENCIESのマイク・ミューア(Vo)とJANE'S ADDICITONのステファン・パーキンス(Dr)を中心に、1989年に結成されたサイドプロジェクト。当時のメンバーはディーン・プレザンツ(G/1996年からSUICIDAL TENDENCIESのメンバー)、アダム・シーゲル(G/ex.EXCELなど)、ロバート・トゥルヒーヨ(B/METALLICA、ex. SUICIDAL TENDENCIES、ex. OZZY OSBOURNEなど)という布陣。今考えるとものすごいメンツですね。

音楽性は当時のSUICIDAL TENDENCIESにファンクロックのカラーを織り交ぜたミクスチャーロック。ソングライティングのクレジットを見ると、大半がマイクとロバートの共作で、SUICIDAL TENDENCIESでやれないスタイルをここで実践したのかなという気も。結果、すでにスラッシュシーンでは流れていたロバートがその存在感を本作でさらに強めることになります。

レコーディングにはSUICIDAL TENDENCIESのロッキン・ジョージ(G)や、のちにVELVET REVOLVERに加入するデイヴ・クシュナー(G)なども参加。リードトラック「Therapy」ではオジー・オズボーンがゲストボーカルで参加しており、曲タイトルを歌っているだけでその異様な存在感を発揮しております。

RED HOT CHILI PEPPERSにスラッシュメタルギターを乗せたようなその独特のサウンドは、当時すでにブレイクしていたFAITH NO MOREなどにも通ずるオルタナティヴ感が備わっており、その手のバンドに偏見なく触れてきたメタルファンにも好評を博した記憶が。ぶっちゃけ、本家SUICIDAL TENDENCIESよりこっちのほうがカッコいい!という声も少なくありませんでした(SUICIDAL TENDENCIES自体はもともとハードコアですから、そっちが苦手なメタルファンもいたでしょうし。個人的にはどっちも好きだったけど)。

ちょっとしたフレーズやプレイからは1991年という時代ならではの質感が伝わるものの、全体を通して聴くと意外と2021年にも通用するんじゃないかという気がします。それくらい古さがなく、フレッシュさが保たれていると同時に、この手のサウンドが1991年当時は先鋭的だったという事実を示しているのかなと。それくらいモダンなカッコよさがあり、いろいろ一周した今だからこそ再評価したい作品。と同時に、今の若い世代に届いてほしい1枚です。

なお、SUICIDAL TENDENCIES同様にINFECTIOUS GROOVESも今日に至るまで活動継続中。現在のメンバーはマイク、ロバート、ディーンのほか、元FAITH NO MOREのジム・マーティン(G)、現AVENGED SEVENFOLDのブルックス・ワッカーマン(Dr)の5人で、2020年には最新EP『TAKE U ON A RIDE - SUMMER SHRED SESSIONS VOL.1』を発表しています。

 


▼INFECTIOUS GROOVES『THE PLAGUE THAT MAKES YOUR BOOTY MOVE... IT'S THE INFECTIOUS GROOVES』
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EXODUS『PERSONA NON GRATA』(2021)

2021年11月19日にリリースされたEXODUSの11thアルバム(リメイクアルバム『LET THERE BE BLOOD』を含めると12枚目のスタジオアルバム)。

全米38位という過去最高記録を打ち出した前作『BLOOD IN, BLOOD OUT』(2014年)から、実に7年ぶりの新作。2016年から新作制作の計画はあったものの、ゲイリー・ホルト(G)のSLAYERでの活動が途切れなかったこともあり、結局2019年の活動休止までまとまった時間を取ることができませんでした。いよいよEXODUSの新作制作に本腰を入れようとした矢先に、今度は新型コロナウイルス感染拡大によるロックダウンがあり、最終的に本作の制作に取り掛かったのは2000年秋から。2021年初頭には完成するものの、今度はトム・ハンティング(Dr)のガンが発覚し、リリースを同年11月まで遅らせることに。

こうしてようやく届けられた待望の新作ですが、待たされた甲斐ももある極上のヘヴィ&スラッシーな傑作メタルアルバムが完成しました。ラテン語で「好ましからざる人物」という意味を持ち、通常は外交官の入国を断る場合などに使われる外交用語であるこのタイトル、まさに音にピッタリ。7分半におよぶ冒頭のタイトルトラックからして、実にEXODUSらしい狂気じみた仕上がりで、緩急に富んだ構成も往年のスラッシュメタルらしさ満点。続く「R.E.M.F.」しかり、スラッシュメタルのど真ん中をいくスタイルで聴き手を思う存分楽しませてくれます。

かと思えば、グルーヴィーなミドルヘヴィナンバー「Elitist」、モダンヘヴィネス系のミドルチューン「Prescribing Horror」で流れに変化をつける。ディープな世界にたっぷり浸っていると、今度は3分前後のショートチューン「The Beatings Will Continue (Until Morale Improves)」で突っ走りまくる。曲単位のみならず、全体を通して大きな緩急をつけていく構成は、全12曲/60分という比較的長めのトータルランニングにおいて非常に効果的。以降も小気味良いリズムのミドルチューン「The Years of Death and Dying」やキチガイじみたファストナンバー「Clickbait」が交互に訪れ、1分少々のインスト「Cosa del Pantano」を経て約8分もの大作「Lunatic-Liar-Lord」へとなだれ込む。この曲も8分の中で起承転結が繰り広げられ、かなり聴き応えの強い1曲です。

そして、スリリングな「The Fires Of Division」、ミドル〜アッパーへと展開していく「Antiseed」でクライマックスを迎えて、アルバムは終了します。うん、これはなかなかの仕上がり。彼ららしいリフワークも健在ですし、スティーヴ・”ゼトロ”・スーザ(Vo)の年齢を感じさせないカオティックなボーカルも圧巻の一言。過去には時代に擦り寄った変化も見せましたが、本作にはそこでの経験もしっかり生かしつつ、原点を大切にした形に落とし込まれている。デビューから35年を経た今もなお、スラッシュメタルバンドという基盤に忠実であり、かつ進化した部分も常に提示し続けている。これぞ2021年のHR/HM界における至高の1枚だと断言しておきます。

こんな強烈かつ狂気じみたアルバムを作ったのだから、ぜひこれらの楽曲をライブにて生音で体験したいところですが、こういうご時世で来日の機会もままならず。次に彼らのステージを日本で味わえるのはいつになるのでしょうね……こんな時期だからこそ、まずはアルバムを購入することでバンドをフォローして、来る日に備えておきたいところです。

 


▼EXODUS『PERSONA NON GRATA』
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