2022年12月31日 (土)

INDEX

当ブログにて公開中のレビュー、および1998年12月1日からスタートした『とみぃの宮殿』に掲載された記事を当ブログにて再公開したレビューのインデックスページになります。(2021年3月4日更新)


【0〜9】 【A】 【B】 【C】 【D】 【E】 【F】 【G】 【H】 【I】 【J】 【K】 【L】 【M】 【N】 【O】 【P】 【Q】 【R】 【S】 【T】 【U】 【V】 【W】 【X】 【Y】 【Z】 【あ】 【か】 【さ】 【た】 【な】 【は】 【ま】 【や】 【ら】 【わ】 【コンピレーション】 【フェスティバル/イベント】 【企画記事】 【年間ベスト】 【100番勝負】 【映画レビュー】

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2021年3月31日 (水)

2021年2月のアクセスランキング

ここでは2021年2月1日から2月28日までの各エントリーへのアクセスから、TOP30エントリーを紹介します。内訳は、トップページやアーティスト別カテゴリーへのアクセスなどを省いた上位30記事。まだ読んでいない記事などありましたら、この機会に読んでいただけたらと。

ちなみに記事タイトルの後ろにある「(※XXXX年XX月XX日更新/↓●位)」の表記は、「更新日/2021年1月のアクセスランキング順位」を表しています。

 

1位:WEEZER『OK HUMAN』(2021)(※2021年2月7日更新/NEW!)

2位:NAILBOMB『POINT BLANK』(1994)(※2018年5月12日更新/→2位)

3位:ACCEPT『TOO MEAN TO DIE』(2021)(※2021年2月1日更新/NEW!)

4位:MICHAEL SCHENKER GROUP『IMMORTAL』(2021)(※2021年2月2日更新/NEW!)

5位:WHITESNAKE『THE BLUES ALBUM』(2021)(※2021年2月20日更新/NEW!)

6位:LOVE AND DEATH『PERFECTLY PRESERVED』(2021)(※2021年2月12日更新/NEW!)

7位:THE PRETTY RECKLESS『DEATH BY ROCK AND ROLL』(2021)(※2021年2月14日更新/NEW!)

8位:THE DEAD DAISIES『HOLY GROUND』(2021)(※2021年2月5日更新/NEW!)

9位:MOGWAI『AS THE LOVE CONTINUES』(2021)(※2021年2月19日更新/NEW!)

10位:WIG WAM『NEVER SAY DIE』(2021)(※2021年2月4日更新/NEW!)

 

11位:CARCASS『HEARTWORK』(1993)(※2017年10月21日更新/Re)

12位:FOO FIGHTERS『MEDICINE AT MIDNIGHT』(2021)(※2021年2月6日更新/NEW!)

13位:THE WHITE STRIPES『MY SISTER THANKS YOU AND I THANK YOU: THE WHITE STRIPES GREATEST HITS』(2020)(※2021年2月16日更新/NEW!)

14位:GEORGE LYNCH & JEFF PILSON『HEAVY HITTER』(2020)(※2021年2月13日更新/NEW!)

15位:DURBIN『THE BEAST AWAKENS』(2021)(※2021年2月17日更新/NEW!)

16位:WHITESNAKE『LOVE SONGS』(2020)(※2020年11月9日更新/↑27位)

17位:NERVOSA『PERPETUAL CHAOS』(2021)(※2021年2月15日更新/NEW!)

18位:WARDRUNA『KVITRAVN』(2021)(※2021年2月9日更新/NEW!)

19位:ANNISOKAY『AURORA』(2021)(※2021年2月10日更新/NEW!)

20位:GREY DAZE『AMENDS... STRIPPED』(2021)(※2021年2月8日更新/NEW!)

 

21位:YOU ME AT SIX『SUCKAPUNCH』(2021)(※2021年2月3日更新/NEW!)

22位:GOD IS AN ASTRONAUT『GHOST TAPES #10』(2021)(※2021年2月18日更新/NEW!)

23位:TO KILL ACHILLES『SOMETHING TO REMEMBER ME BY』(2021)(※2021年2月11日更新/NEW!)

24位:JOEL HOEKSTRA'S 13『RUNNING GAMES』(2021)(※2021年2月21日更新/NEW!)

25位:THE ALMIGHTY『SOUL DESTRUCTION』(1991)(※2021年2月23日更新/NEW!)

26位:RICKY WARWICK『WHEN LIFE WAS HARD & FAST』(2021)(※2021年2月22日更新/NEW!)

27位:WHITESNAKE『SLIDE IT IN: THE ULTIMATE SPECIAL EDITION』(2019)(※2019年3月27日更新/Re)

28位:NINE INCH NAILS『THE FRAGILE』(1999)(※2019年1月25日更新/↓18位)

29位:THUNDERPUSSY『THUNDERPUSSY』(2018)(※2018年6月28日更新/Re)

30位:ANDY TAYLOR『THUNDER』(1987)(※2017年9月28日更新/↓19位)

2021年3月 4日 (木)

ELECTRIC CENTURY『ELECTRIC CENTURY』(2021)

2021年2月26日にリリースされたELECTRIC CENTURYの2ndアルバム。現時点で日本盤は未発売。

ELECTRIC CENTURYはMY CHEMICAL ROMANCEのベーシスト、マイキー・ウェイとSLEEP STATIONのフロントマンでもあるデヴィッド・デビアクによるユニット。セルフタイトルのEP(2015年)を経て、2016年3月に1stアルバム『FOR THE NIGHT TO CONTROL』を雑誌『KERRANG!』に付属する形で発表しています(2017年7月には一般流通開始)。

実に5年ぶりの新作、かつマイキーにとってはMY CHEMICAL ROMANCE再始動後初のアイテムとなる本作は、そのバンドメイトでもあるレイ・トロ(G)がプロデュースを担当。1st EP以来となるセルフタイトル作であると同時に、そのアートワーク/グラッフィック含めた本格的なコンセプト作となっております。

ストーリーは「売れない俳優のジョニー・アシュフォードが、飲酒運転で逮捕されたことを機に催眠療法士の治療を受けることに。ところが、その催眠療法によってジョニーは1980年代のアトランティック・シティに送られてしまう」といったもの。要は、今作はこのストーリーを音楽によって彩っていく、独自のサウンドトラックといったところでしょうか。もともと80年代のニューウェイヴやエレポップからの影響が濃厚だったELECTRIC CENTURYでしたが、このコンセプトに沿って展開していくことによって、よりリアリティが増したのではないでしょうか。

チープながらも非常に現代的なリズムトラックとシンセをベースにしたサウンドメイキングは思った以上にミニマル寄り。ですが、意外にも2021年のポップフィールドでも十分に通用するもので、流麗なメロディとあわせて非常に聴きやすく仕上げられています。オープニングを飾る「Till We're Gone」なんて、冒頭のリズムパターンや音色からしてモロに80年代的で、音が鳴った瞬間に「懐かしい!」と感じるものの、全体を通して聴いていると不思議とモダンさが伝わってくるから不思議です。マイケミのメンバーが関わっていることもあって、マイケミとの共通点を無理やり見つけることもできるかもしれません。メロディが醸し出すノスタルジックな雰囲気はまさにそれですよね。全体的に平坦なアレンジが目立ちますが、これをもしマイケミでプレイしたらまた印象も大きく変わり、それっぽく聴こえるのではないでしょうか。

「Little Things」や「Free To Be OK」のようなバンドサウンド寄りの楽曲もあるものの、基本的には打ち込みエレポップ中心なので、エモなどを好むバンド系リスナーにはちょっと敷居が高く感じられるかもしれません。でも、それこそ最近のPANIC! AT THE DISCOあたりを愛聴しているリスナーならば、すんなりと受け入れられるのではないでしょうか。

80年代リアルタイム通過組の自分にはどこか懐かしく、それでいて新鮮に響く本作。マイケミのファンにはどう映るのかも気になるところですが、こういった「大きくハネることはないけど、時代や世代を問わず愛されるであろう魅力を秘めたスルメ作」が正当な評価を受けることに期待しています。

 


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2021年3月 3日 (水)

ALICE COOPER『DETROIT STORIES』(2021)

2021年2月26日にリリースされたアリス・クーパーの28thアルバム(ALICE COOPER BAND時代含む。ソロ名義では21作目)。

豪華ゲストが多数参加した『PARANORMAL』(2017年)から約3年半ぶりのフルアルバムではありますが、その間にHOLLYWOOD VAMPIREの2ndアルバム『RISE』(2019年)や、今作の前哨戦となるEP『BREADCRUMBS』(2019年)も発表しているので、このご時世にしてはかなり短いスパンで新作を届けてくれたことになります。老いてなおご盛ん、素晴らしいことです。

今作は『BREADCRUMBS』で実践したことの集大成と呼べる内容で、作風的には『PARANORMAL』以降……いや、HOLLYWOOD VAMPIRE以降と言ったほうが正しいでしょうか。とにかく、ここ10年くらいの音楽活動の総決算と呼ぶにふさわしい、アリスの“Back to roots”的な1枚。60年代後半から70年代前半のALICE COOPER BAND時代を思わせる、ポップでパンキッシュ、なのにソウルフルなフィーリングも含まれたゴリゴリのガレージロック満載で、80年代末の“再ブレイク”期以降なら『THE LAST TEMPTATION』(1994年)あたりが好きなリスナーなら一発で気に入る仕上がりです。

プロデュースを手がけたのは、『PARANORMAL』『BREADCRUMBS』と3作連続のボブ・エズリン。レコーディングには『BREADCRUMBS』にも参加したウェイン・クレイマー(G/MC5)やポール・ランドルフ(B, Vo/JAZZANOVA)、ジョニー“ビー”バダニェック(Dr/MITCH RYDER & THE DETROIT WHEELS)に加え、ALICE COOPER BANDのオリジナルメンバーでもあるデニス・ダナウェイ(B)、ニール・スミス(Dr)、マイケル・ブルース(G)、さらにはジョー・ボナマッサ(G)やマーク・ファーナー(G/GRAND FUNK RAILROAD)、スティーヴ・ハンター(G)、ラリー(Dr/U2)など近作にも参加したお馴染みの面々が顔を並べています。豪華さが相変わらずなのは、きっと「アリス・クーパーのアルバムになら参加したい!」という仲間がそれだけ多いってことの表れなんでしょうね。

全15曲の収録曲の中には、『BREADCRUMBS』で既出の4曲や昨年先行リリースされた「Hanging On By A Thread (Don't Give Up)」も含まれていますが、オープニングを飾るTHE VELVET UNDERGROUNDのカバー「Roc & Roll」からラストの「East Side Story」(『BREADCRUMBS』収録のBOB SEGER & THE LAST HEARDカバー)までトータル50分があっという間に感じられるほど心地よく楽しめるんですよね。2〜3分台のシンプルなロックンロールが中心というのも大きいのでしょうけど、狙い過ぎずに自然な形で先祖返りすることをアリス本人が楽しんでいるのも作用しているのかな。それでいてマンネリ化せず、ちゃんと新作としてのクオリティも維持しているのは、さすがの一言です。

もはやアリスに「Poison」や「Hey Stoopid」のような楽曲を求めないけど(ライブではこれらの曲もちゃんと聴けますしね)、「Under My Wheels」や「Shool's Out」みたいな新曲は求めてもいいよね?……そう言いたくなる、“アリス・クーパーがアリス・クーパーであることをしっかり引き受けた”良作です。

 


▼ALICE COOPER『DETROIT STORIES』
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2021年3月 2日 (火)

HARAKIRI FOR THE SKY『MӔRE』(2021)

2021年2月19日にリリースされたHARAKIRI FOR THE SKYの5thアルバム。現時点で日本盤未発売。

HARAKIRI FOR THE SKYはオーストリアのウィーン&ザルツブルクで結成されたポスト・ブラックメタルバンド。マルチプレイヤーのMS(G, B, Dr)とフロントマンJJ(Vo)の2人組で、ツアーではドラム、ギター、ベースの各プレイヤーが加わるようです。もともとは別名のブラックメタルバンドだったそうですが、現在の名前に変わってからはよりオルタナティヴな方向へとシフト。2012年のデビューアルバム『HARAKIRI FOR THE SKY』以降、コンスタントにアルバムを制作しています。

今作はバンドにとって初のCD2枚組作品。大半の楽曲が7〜8分台で、全10曲/トータル85分という超大作に仕上がっています。この手のバンドにありがちなブラックゲイズ的な方向へ向かうことなく、ブラックメタルをよりポストロック的な手法で浮遊感強めのスタイルへと昇華させた、アグレッシヴだけど耽美さも伝わる媚薬かつ劇薬と言えるのではないでしょうか。

オープニングの「I, Pallbearer」では随所にピアノがフィーチャーされることで、バンドが持つ耽美さが良い形で表現されており、2曲目「Sing For The Damage We've Done」では冒頭で空間系のエフェクトがかかったギターのストロークでその世界観を引き継ぎつつも、途中から破天荒なブラストビートに突入する。この緩急のつけ方がとにかく気持ちよく、ぶっちゃけこの冒頭2曲で彼らがやりたいことはすべて伝わると思います。

このバンドは作品ごとに何か新しいことにチャレンジしたり、革新的なことを追求するというタイプではなく、当初からのポスト・ブラックメタルスタイルをより深化させ、アルバムのたびにバージョンアップさせていくことに意義を見出している気がします。なので、長尺の楽曲内で展開される、激しさと美しさ/優しさが交互に訪れる“飴と鞭”的な作風を、曲ごとに異なるバリエーションで楽しむことが本流なのではないでしょうか。そういう意味では、本作はその本流通りに沿った、現時点でのHARAKIRI FOR THE SKYの最新アップデート版であり、ビギナーにとっても入門盤的役割を果たしてくれることでしょう。

とはいっても、85分というトータルランニングは確かに初心者には敷居の高いものでしょう。しかし、このカオティックなサウンドに浸り続けていると、不思議と気持ちよくなっていくのもまた事実。耽美さを追求した終盤の2曲……「Time Is A Ghost」とPLACEBOのカバー「Song To Say Goodbye」に到達することには、きっと誰もがこのバンドの魅力に夢中になっているのでは……そう信じたいです。

なお、「Sing For The Damage We've Done」にはALCESTのネージュ(Vo)、「Silver Needle // Golden Dawn」にはポルトガルのブラックメタルバンドGAEREAがゲスト参加しています。

初期のMOGWAIあたりが好きなメタル/ラウド系リスナーなら、きっと気にいるであろう本作。日本人にとってインパクト大なそのバンド名含めて、この機会にしっかり触れてみることをオススメします。

 


▼HARAKIRI FOR THE SKY『MӔRE』
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2021年3月 1日 (月)

ARCHITECTS『FOR THOSE THAT WISH TO EXIST』(2021)

2021年2月26日にリリースされたARCHITECTSの9thアルバム。現時点で日本盤未発売。

トム・サール(G, Key)の死を経て完成させた前作『HOLLY HELL』(2018年)が全英18位と3作連続でUK TOP20入りしたほか、全米89位と初のBillboard TOP100入りを果たしたARCHITECTS。初のウェンブリー・アリーナ公演も大成功を収めるなど、もはや一介のメタルコアバンドから“次世代を担うUKメタルバンド”へと成長を遂げたと言っても過言ではないでしょう。

そんな彼らが2年3ヶ月というスパンを経て完成させた本作は、前作から引き続きダン・サール(Dr/亡くなったトムの双子の弟)&前作から正式加入のジョシュ・ミドルトン(G/SYLOSIS)がプロデュースを担当。トムへ捧げられた楽曲が多く含まれた前作から一転、今作ではカオティックな要素や悲壮感は若干後退し、ポップさやストレートさが増した印象を受けます。

今作のテーマは「今からでも遅くはない」というポジティブさと「敗北主義」というネガティブさの狭間にある、地球の未来が直面している問題の数々。これらを彼ららしいキャッチーなメロディと硬質なメタルコアサウンドに加え、エレクトロの要素やストリングスなどによるオーケストレーション、クワイアなどをフィーチャーすることで楽曲本来が持つ親しみやすさを、よりわかりやすい形に拡張することに成功しています。

上記のようなアレンジは前作にも見られたものですが、今回の場合は曲によっては絶望感を強調する武器にもなり、またある曲では希望が伝わるような温かみにもつながっている。この変化の付け方に、前作以上に巧みさが感じられ、バンドとして(あるいはダン&ジョシュのプロデュースチームとして)表現力や技術力の成長が大いに感じられるのです。確かに以前のアルバムと比べたら“ヤワになった”ように映るかもしれません。しかし、僕はこの進化を非常に前向きに捉えており、これこそが“次世代を担うUKメタルバンド”としての覚悟の表れなんじゃないかと考えています。

また、本作はフィーチャリングゲストの多彩も魅力のひとつで、「Impermanence」にはPARKWAY DRIVEのウィンストン・マッコール(Vo)、「Little Wonder」にはROYAL BLOODのマイク・カー(Vo)、「Goliath」にはBIFFY CLYROのサイモン・ニール(Vo)がそれぞれ参加。PARKWAY DRIVEは同時代を生きる「メタルコアからアリーナ/スタジアムバンドへと登りつめた稀有な存在」同士だし、ROYAL BLOODやBIFFY CLYROはメタルコアというよりはオルタナティヴロックの範疇に含まれるものの、同じUKを代表するロックバンドとしての絆を感じさせるコラボだし、と何かと話題性も多いのではないでしょうか。

全15曲で約58分と非常にボリューミーな大作ですが、1曲1曲の作り込みが尋常じゃないので全編通して聴いても飽きることはないのでは。少なくともこの数日、本作を何度もリピートしていますが、聴くたびに新たな発見が見つかる。2021年のメタルシーンを象徴する1枚になるのではないか?と、個人的には確信しています。

数字的にもキャリア的にも、ここで一気に化けることが期待できる、“確変”の1枚です。

 


▼ARCHITECTS『FOR THOSE THAT WISH TO EXIST』
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2021年2月28日 (日)

2021年1月のアクセスランキング

ここでは2021年1月1日から1月31日までの各エントリーへのアクセスから、TOP30エントリーを紹介します。内訳は、トップページやアーティスト別カテゴリーへのアクセスなどを省いた上位30記事。まだ読んでいない記事などありましたら、この機会に読んでいただけたらと。

ちなみに記事タイトルの後ろにある「(※XXXX年XX月XX日更新/↓●位)」の表記は、「更新日/2020年12月のアクセスランキング順位」を表しています。

 

1位:2020年総括(※2021年1月1日更新/NEW!)

2位:NAILBOMB『POINT BLANK』(1994)(※2018年5月12日更新/↓1位)

3位:CHILDREN OF BODOM『HATE CREW DEATHROLL』(2003)(※2021年1月4日更新/NEW!)

4位:DARK TRANQUILLITY『MOMENT』(2020)(※2020年11月29日更新/↓2位)

5位:THE LOCAL BAND『LOCALS ONLY - DARK EDITION』(2015)(※2021年1月5日更新/NEW!)

6位:祝ご成人(2000年4月〜2001年3月発売の洋楽アルバム20選)(※2021年1月3日更新/NEW!)

7位:PRIDE & GLORY『PRIDE & GLORY』(1994)(※2017年5月10日更新/Re)

8位:BRING ME THE HORIZON『Music to listen (中略) to-GO TO』(2019)(※2019年12月31日更新/Re)

9位:GATECREEPER『DESERTED』(2019)(※2019年10月7日更新/Re)

10位:RAMONES『RAMONES』(1976)(※2021年1月15日更新/NEW!)

 

11位:DAVID BOWIE『THE RISE AND FALL OF ZIGGY STARDUST AND THE SPIDERS FROM MARS』(1972)(※2021年1月10日更新/NEW!)

12位:IGGY & THE STOOGES『RAW POWER』(1973)(※2021年1月11日更新/NEW!)

13位:SOILWORK『A WHISP OF THE ATLANTIC』(2020)(※2020年12月9日更新/↓5位)

14位:TMQ-WEB: 2020年の年間アクセスランキングTOP50(※2021年1月2日更新/NEW!)

15位:DAVID BOWIE『LET'S DANCE』(1983)(※2021年1月6日更新/NEW!)

16位:DEFTONES『OHMS』(2020)(※2020年9月28日更新/↓6位)

17位:PRINCE『BATMAN』(1989)(※2019年2月13日更新/Re)

18位:NINE INCH NAILS『THE FRAGILE』(1999)(※2019年1月25日更新/↓11位)

19位:ANDY TAYLOR『THUNDER』(1987)(※2017年9月28日更新/Re)

20位:THE WiLDHEARTS『30 YEAR ITCH』(2020)(※2020年12月7日更新/↓4位)

 

21位:THE SMASHING PUMPKINS『ADORE』(1998)(※2018年9月1日更新/↓15位)

22位:DEFTONES『COVERS』(2011)(※2018年8月29日更新/Re)

23位:IHSAHN『PHAROS』(2020)(※2020年9月14日更新/Re)

24位:HAREM SCAREM『CHANGE THE WORLD』(2020)(※2020年3月12日更新/↓20位)

25位:L.A. GUNS『RENEGADES』(2020)(※2020年12月12日更新/↓8位)

26位:THE DAMNED『MACHINE GUN ETIQUETTE』(1979)(※2021年1月18日更新/NEW!)

27位:WHITESNAKE『LOVE SONGS』(2020)(※2020年11月9日更新/Re)

28位:THE STONE ROSES『SECOND COMING』(1994)(※2019年9月2日更新/Re)

29位:THE CLASH『COMBAT ROCK』(1982)(※2021年1月21日更新/NEW!)

30位:YNGWIE MALMSTEEN『ECLIPSE』(1990)(※2020年4月11日更新/Re)

2021年2月のお仕事

2021年2月に公開されたお仕事の、ほんの一例です。随時更新していきます。(※2月28日更新)

 

[WEB] 2月28日、「BARKS」にてライブレポート和楽器バンド、ファッションイベント<TGC>に初登場が公開されました。このほかにも各媒体にて掲載中です。

[WEB] 2月25日から配布される「ひかりTVガイド」誌2021年3月号にて、ドラマ「ボーダレス」特集内 櫻坂46森田ひかる&日向坂46齊藤京子インタビューを担当・執筆しました。WEBでも無料公開中です。

[WEB] 2月25日、「リアルサウンド」にてインタビューINORANが考える、流れに身を委ねることの大切さ 「気持ちに余裕を持っていないと乗り越えていけない」が公開されました。

[WEB] 2月23日、「リアルサウンド」にてコラム配信でしか味わえない乃木坂46のライブの魅力 『9th YEAR BIRTHDAY LIVE』はオンラインで楽しんでが公開されました。

[WEB] 2月22日、「リアルサウンド」にてコラムTHE YELLOW MONKEY『30th Anniversary LIVE』に至る軌跡 バンドがコロナ禍で直面した葛藤と決断を追うが公開されました。

[WEB] 2月22日、「リアルサウンド」にてコラムLittle Glee Monster、芹奈不在で臨んだ全国ツアー日本武道館公演 オンデマンド配信から感じた4人の決心の重みが公開されました。

[WEB] 2月21日、「ひかりTV」公式サイトにて掲載中の『大好き!櫻坂46~芸能界“櫻”満開計画&ライブ映像蔵出しSP~』特集にて櫻坂46菅井友香&松田里奈インタビューが公開されました。

[WEB] 2月19日、「ポニーキャニオン公式ニュース」にてライブ評BAND-MAID、世界67カ国から視聴され、全米トレンド4 位となった話題のオンラインライブ映像作品が5月26日に発売決定!オフィシャルレポートも到着!ゲリラ配信シングル「about Us」のライブ映像も先行公開!が公開されました。このほかにも各媒体にて掲載中です。

[WEB] 2月18日、「リアルサウンド」にてインタビュー久保ユリカが語る、ソロデビュー5周年でたどり着いた“自分らしさ” 「5年経たからこそ表現できるようになった部分もある」が公開されました。

[紙] 2月17日発売「別冊カドカワScene 05」にて、ヒプノシスマイクBuster Bros!!!各キャラクター解説、最新バトルCDレビュー、気になるエンタメTOPICSなどを執筆しました。(Amazon

[紙] 2月15日発売「BRUTUS」No.933にて、特集「アイドルマスター」内企画「プロデューサーがプロデューサーをやってみた。」もふくちゃん、山田昌治の各インタビューを担当・執筆しました。(Amazon

[紙] 2月15日発売「週刊プレイボーイ」2021年9号にて、櫻坂46守屋麗奈のインタビューを担当・執筆しました。(Amazon

[WEB] 2月14日、「週プレNEWS」にてインタビュー櫻坂46、二期生の要注目メンバー・守屋麗奈「坂道グループのセミナーは大学の入学式を抜けてスーツで参加しました」が公開されました。このほかにも各媒体にて掲載中です。

[WEB] 2月13日、「BARKS」にてライブレポート和楽器バンド、<LIVE SDD>で新曲「生命のアリア」を披露が公開されました。このほかにも各媒体にて掲載中です。

[WEB] 2月10日、「リアルサウンド」にてコラムMAN WITH A MISSIONが『ONE WISH e.p.』に込めたバンドとリスナーをつなぐ“願い” 激動のコロナ時代を生きた証を聴いてが公開されました。

[紙] 2月4日発売「日経エンタテインメント!」2021年3月号にて、櫻坂46菅井友香の連載「いつも凛々しく力強く」、日向坂46渡邉美穂の連載「今日も笑顔で全力疾走」の各構成を担当しました。(Amazon

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また、2021年1月に当サイトで紹介したアルバムから各1〜2曲程度ピックアップして、30曲程度のプレイリストをSpotify、AppleMusicにて制作・公開しました。題して『TMQ-WEB Radio 2101号』。レビューを読む際のBGMにするもよし、何も考えずにダダ流しするもよし。おヒマなときに聴いていただけると嬉しいです。

ROD STEWART『OUT OF ORDER』(1988)

1988年5月23日にリリースされた、ロッド・スチュワートの15thアルバム。日本盤は同年6月25日発売。

80年代のロッドは全米TOP10入りするヒットシングルはいくつか存在していたものの、アルバムとしては(70年代のヒット作と比較して)どこか印象が薄いものばかり。そんな彼が起死回生を狙ってパートナーに選んだのが、当時THE POWER STATIONでの大躍進を経てDURAN DURAN脱退〜ソロ活動を開始したばかりのアンディ・テイラーでした。

アルバム収録曲の多くをアンディと一緒に書き、さらにアンディはギタリスト&プロデューサーとしてもアルバムに参加。そのアンディとの関係もあり、プロデューサーにはCHICのバーナード・エドワーズも名を連ね、レコーディングにはバーナード(B)&トニー・トンプソン(Dr)のCHIC/THE POWER STATION組もプレイに加わっています。

すべての楽曲で彼らがプレイしているわけではありませんが(このほか、ギターではマイケル・ランドゥー、デヴィッド・リンドレー、ジム・クリーガンら、ベースにボブ・グラウブ、ドラムにBABYSのトニー・ブロックなどが参加)、ロッド&アンディが表現したかったことはわかりやすい形で表現された、クオリティの高いポップロック作に仕上がっています。全体的にはTHE POWER STATIONの1作目というよりは、それ以降のアンディのソロや彼がプロデュースするTHUNDERTHE ALMIGHTYの諸作品をもっと落ち着いた作風にまとめた感じといいましょうか。ドラムのパワフルさからは、そういった作品との共通点を見つけられるはずです。

アンディも数曲でギターソロを披露していますが、あくまで主役はかのロッド・スチュワート。ロバート・パーマーと同じやり方では通用しないことがわかってか、ボーカルを立てた若干引き気味のミックスでギターを(それなりに)弾きまくっています。ちょうど自身のソロ作『THUNDER』(1987年)でやりたい放題したあとなだけに、この抑え方には思わずクスっとしてしまうものもあります。

まあとにかく、どの曲もよく練り込まれた“時代を感じさせるもの”ばかりで、「Lost In You」(全英21位/全米12位)、「Forever Young」(全英57位/全米12位)、「My Heart Can't Tell You No」(全英49位/全米4位)、「Crazy About Her」(全米11位)など年またぎでヒットシングルが連発。さらにこのあと、ベストアルバムからの「This Old Heart Of Mine」(全英51位/全米10位)、「Downtown Train」(全英10位/全米3位)のヒットも続き、アルバム自体も全英11位/全米20位の好成績を記録。数字的には中途半端に見えますが、セールス面ではアメリカのみで200万枚を超えるヒット作となっており、10年ぶりのマルチプラチナムを達成しています。

ロッドのソロ作といえば、FACES以降の70年代のソロ作に注目が集まり気味ですが、このへんのAOR的ポップロックも意外と悪くないんですよ。特に本作に関してはTHE POWER STATION界隈のメンバーが勢揃いしていますしね。同時期、かのロバート・パーマーは独自のミクスチャーロック/ポップを追求した『HEAVY NOVA』(1988年)を制作していますし、そのへんを踏まえて聴くとまた違った見え方がするのではないでしょうか。

本サイトでロッドの作品ってほぼ取り上げてこなかったので、これを機に今後も忘れた頃に紹介していこうと思います。

 


▼ROD STEWART『OUT OF ORDER』
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2021年2月27日 (土)

DURAN DURAN『ASTRONAUT』(2004)

2004年9月28日にリリースされたDURAN DURANの11thアルバム。日本盤は同年10月20日発売。

1986年にアンディ・テイラー(G)、ロジャー・テイラー(Dr)が相次いで脱退し、1997年にはジョン・テイラー(B)も脱退し、デビュー時のメンバーはサイモン・ル・ボン(Vo)とニック・ローズ(Key)のみになっていた2000年前後のDURAN DURAN。ところが、2001年のアンディ、ロジャー、ジョンの3人がバンドに復帰し、2003年からは日本をはじめ世界各国でクラシック・ラインナップによるツアーで大成功を収めます。

そのツアーの準備を兼ねて新曲制作にも臨んでいたバンドは、旧知の仲であるナイル・ロジャース(CHIC)のほか、アヴィリル・ラヴィーンLINKIN PARK、GOOD CHARLOTTEなどで成功を収めていたドン・ギルモア、TLCやBOYZ II MEN、メイシー・グレイなどで知られるダラス・オースティン、カバーアルバム『THANK YOU』(1995年)からバンドのレコーディングに携わるマーク・ティンレイをプロデューサーに迎えてアルバムを完成させます。それがEpic Records移籍第1弾作品となる『ASTRONAUT』です。

テイスト的にはロック色濃厚なリードシングル「(Reach Up For The) Sunrise」(全英5位/全米89位)の印象が強いかもしれませんが、全体的にはロックとポップス、ブラックミュージックをミックスしたニューウェイヴ風味の“らしい”スタイルで、非常にバランスの良い1枚に仕上がっています。なんとなくですが、この5人で制作したデビューアルバム『DURAN DURAN』(1981年)から20数年経て、大人になった5人が同じ方向性で新曲を作ったらこうなった、という印象も受けます。同じくシングルカットされた「Nice」のような小気味良いリズムのファンクロック、「Astronaut」で聴けるニューウェイヴの“その先”感は、まさに“あの頃”のDURAN DURAを進化させたようなスタイルですしね。

と同時に、“90年代のDURAN DURAN”をこの5人で実演したような「What Happens Tomorrow」(全英11位)や「Chains」のような楽曲も存在し、ただ単に初期を焼き直しでは終わらず、しっかり90年代の彼らも“なかったことにしない”のはさすがだなと思いました。思えばリユニオンツアーでもしっかり「Ordinary World」などのヒット曲は演奏されていましたものね。

音の質感や味付けはモダンに進化していますが、軸にあるものは“あの頃”と何も変わっていない。アルバム本編を締めくくる「Still Breathing」を聴く頃には誰もがそう実感できる、そんなキャリア総括&原点回帰な1枚ではないでしょうか。

なお、本作はiTunesやAmazonなどでダウンロード購入(単曲購入不可)できるものの、ストリーミング配信では聴くことができません。Apple Musicがスタートした2015年には聴けたはずですが、いつの間にやら国内では消えているし。同じくEpic Recordsからリリースされた次作『RED CARPET MASSACRE』(2007年)は今でもサブスクで聴けるのに。ぜひすぐにでも配信再開していただきたい1枚です。

 


▼DURAN DURAN『ASTRONAUT』
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2021年2月26日 (金)

ROBERT PALMER『HEAVY NOVA』(1988)

1988年6月22日にリリースされたロバート・パーマーの9thアルバム。日本盤は同年6月24日に発売。

DURAN DURANアンディ・テイラー(当時)&ジョン・テイラー、CHICのトニー・トンプソンで結成したTHE POWER STATIONのアルバム『THE POWER STATION』(1985年)を経て発表されたソロ8thアルバム『RIPTIDE』(1985年)の大ヒット(全米8位/全英5位)と、同作からの「Addicted To Love」(全米1位/全英5位)、「I Didn't Mean To Turn You On」(全米2位/全英9位)などのシングルヒットを経て届けられた、2年半ぶりの新作。前作は『THE POWER STATION』からの流れでバーナード・エドワーズ(CHIC)がプロデュースを担当しましたが、今作ではロバートのセルフプロデュース作となっています。

タイトルの『HEAVY NOVA』はヘヴィメタルとボサノヴァをミックスした造語。前作でのシングル曲がハードロック色の強い楽曲だったこともあり、また彼自身が元来持ち合わせているR&Bやソウルなどのテイスト(本作では特にボサノヴァに特化)もそこに織り混ぜることで、彼ならではのミクスチャーロック/ポップスがここで確立されることになります。

アルバムのオープニングを飾る「Simply Irresistible」(全米2位/全英44位)は、「Addicted To Love」をより派手にバージョンアップさせたような豪快ハードロック。MVも完全にその流れにある作風ですしね。曲中に挿入される“シャキーン”という効果音が若干ギャグっぽくも聴こえますが、そこも彼ならではのユーモアといったところでしょうか。続く「More Than Ever」は翌年にデビューする布袋寅泰&吉川晃司のCOMPLEXの楽曲アイデアにもなっているであろう1曲だし、ゲレエとポルカをミックスしたような「Change His Ways」もこの並びだと自然と入っていけるし、「Disturbing Behavior」はまさに“ヘヴィ・ノヴァ”を体現したかのようなハードで朗らかな内容に仕上がっている。

その後もTHE POWER STATION以降のロバートらしい「Early In The Morning」(全米19位)や、異色のジャズナンバー「If Could Happen To You」(ミュージカル映画楽曲のカバー)、キャッチーさの際立つソウルナンバー「She Makes My Day」(全英6位)、まんまボサノヴァな「Between Us」、民族音楽とハードロック、R&Bをミックスという少し早すぎた「Casting A Spell」、ジャーメイン・ジャクソンのカバー「Tell Me I'm Not Dreaming」(全米60位)とバラエティに富んだ楽曲が並びます。とっ散らかりっぷりは前作を遥かに超え、焦点がぼやけているようにも感じられますが、個人的にはロバート・パーマーというエンタテインメント色の強いシンガーらしい、強度が非常に高い1枚という印象すら受けます。

本作までを人気のピークに、次作『DON'T EXPLAIN』(1990年)以降はセールスを少しずつ落とし始め、2003年の『DRIVE』を最後に、彼はこの世を去ります(2006年9月)。前作でのアンディ・テイラー、次作でのスティーヴ・スティーヴンスのようなスタープレイヤーが本作に参加していたら、また話題性も違ったのかなという気もしますが、これはこれで好きなので問題なし。昨日取り上げたTHE POWER STATIONの2ndアルバム『LIVING IN FEAR』(1996年)が気に入った方は、まずは本作からロバートのソロに触れてみてはどうでしょう。

 


▼ROBERT PALMER『HEAVY NOVA』
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2021年2月25日 (木)

THE POWER STATION『LIVING IN FEAR』(1996)

1996年9月30日にリリースされたTHE POWER STATIONの2ndアルバム。日本盤は同年10月9日に発売。

ロバート・パーマー(Vo)、CHICのトニー・トンプソン(Dr)と当時DURAN DURANのメンバーだったジョン・テイラー(B)&アンディ・テイラー(G)により制作された唯一のアルバム『THE POWER STATION』(1985年)を発表するも、ロバートはツアーに参加しないまま脱退。その後、別のシンガーを迎えてツアーを行うも、短命に終わったスーパープロジェクトが1995年、オリジナルメンバー4人で10年ぶりに復活。新作に向けた曲作りを開始するものの、ジョンがドラッグ問題でバンドを離脱し、レコーディングには不参加。結局、プロデューサーのバーナード・エドワーズ(B/CHIC)がレコーディングでプレイして、約11年ぶりの新作を完成させます。

誰もが1stアルバムで聴くことができた、あのゲートリヴァーブかかりまくりのドラムサウンドをイメージして向き合ったであろうこの2ndアルバム。しかし、その整理されまくったクリアな音質/ミックスに、良くも悪くも驚かされたのではないでしょうか。そう、あのド派手はドラムサウンドはここにはありません。

だって、1996年ですよ? あのミックス、当時は完全に時代錯誤だったはず。確かに僕もリリース当時は若干肩透かしを食らいましたが、ちゃんと理性を持って考えればその思想が時代錯誤で、聴き手側の自己満足を勝手にぶつけただけだと気づくはずです。

この10年でアナログ主体から完全にデジタル主体になり、メンバーの技術/表現力も向上した。同じになるわけがないし、あの続きをやるためだけに集まったわけではない。特に、こんなに個性的な4人が集まるんですから、続編なんて最初から考えていなかったはずです。

僕が当時このアルバムを聴いてイメージしたのは、「ロバート・パーマーのアルバム『HEAVY NOVA』(1988年)をバーナード・エドワーズがプロデュースして、アンディ・テイラーが全面的にプレイしたらこうなる」というもの。ファンクやブラックミュージックのテイストは比較的控えめに、全体を包む質感はハードロックやヘヴィメタルを思わせる硬質なもので、そこに適度なデジタル色を加える……ってそれ、完全にロバートのソロアルバムじゃん、となるわけですよ。

シングルカットされた「She Can Rock It」こそ、前作での「Some Like It Hot」や「Get It On (Bang A Gong)」の延長線上にある作風ですが、今回は黒っぽさを排除した豪快なハードロックに昇華。前作にあった黒っぽさは、マーヴィン・ゲイのカバー「Let's Get It On」や穏やかな「Life Forces」、ファンキーな「Fancy That」、ソウルフルなバラード「Love Conquers All」あたりにとどめておいて、「Notoriety」「Scared」「Living In Fear」「Shut Up」などハードさを全面に打ち出す。「Dope」なんて変拍子を用いることで、モダンメタル的なテイストまで見せてくれるんだから、面白いったらありゃしない。ただ、ラストの「Taxman」(ご存知ビートルズのカバー)はちょっと蛇足かな(その選曲のベタさ含め)。これだったら、日本盤ボーナストラックの「Power Trippin'」あたりで終えてもよかったんじゃないかという気もします。

唯一の難点を挙げるとするならば、前作では「Harvest For The World」で歌声を聴かせたアンディが一切歌っていないことと、彼らしいクリーントーンでのコードストロークを耳にできないこと。前作における個人的魅力的要素がこの2つだっただけに、硬派路線に偏った本作はそこだけが残念だったかなと。

とはいえ、アンディのギタープレイをここまで思い切り楽しめたのも、自身のソロアルバム2作目『DANGEROUS』(1990年)以来6年ぶり。しかも、ロバートを含む編成での日本公演まで実現し(このときはサポートギタリストとして、THUNDERのルーク・モーリーが参加しました)、それ自体は非常にいい思い出です。と同時に、本作を完成させた直後の1996年4月、バーナードが日本滞在中に亡くなるという悲劇に見舞われたことも忘れられません(結局ジョンが復帰することなく、ツアーにはガイ・プラットが参加)。

2003年9月にはロバート、同年11月にはトニーも相次いでこの世を去っており、残念ながらTHE POWER STATIONの3作目もライブもこの先お目にかかることはできません。もし本作の直後にジョンが復帰していたら、エドワード抜きで3作目を作ることがあったのかどうかもわかりません。だけど……この先どんな“違ったこと”に挑戦してくれたんだろうと想像してみるのも、悪くないのかな。そんなことを考えつつ、久しぶりにこのアルバムに触れてみました。何周かした今、再評価されてほしい1枚です。

 


▼THE POWER STATION『LIVING IN FEAR』
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2021年2月24日 (水)

ANDY TAYLOR『DANGEROUS』(1990)

海外では1990年夏、日本では同年12月にリリースされたアンディ・テイラーの2ndアルバム。

ソロデビュー作となった『THUNDER』(1987年)から約3年半の歳月を経て届けられた本作は、MCA RecordsからA&M Recordsへと移籍して最初の作品。本来ならここで気合いの入ったオリジナル作品を期待したいところですが、実際に発表されたのは自身のルーツを提示したカバーアルバムでした。

その収録内容はTHIN LIZZY「Don't Believe A Word」、ロッド・スチュワート「Stone Cold Sober」、BAD COMPANY「Feel Like Making Love」、THE KINKS「Lola」、MONTROSE「Space Station No.5」、THE ROLLING STONES「Sympathy For The Devil」、ウィルソン・ピケット「Mustang Sally」、MOTT THE HOOPLE「Violence」、J.J.ケイル/エリック・クラプトン「Cocaine」、AC/DC「Live Wire」と60〜70年代のルーツロック中心の選曲。アンディはギターはもちろん、ボーカリスト、そしてプロデューサーとして本作をハードロック色の強いテイストにまとめ上げています。

この時期のアンディはTHUNDERのデビューアルバム『BACKSTREET SYMPHONY』(1990年)THE ALMIGHTYの2ndアルバム『SOUL DESTRUCTION』(1991年)などでプロデューサーとして活躍し始めた時期。デビューアルバム『THUNDER』はSEX PISTOLSのスティーヴ・ジョーンズとの共同プロデュース作でしたが、そこでの経験がのちのこうしたプロデュース業に大きく役立ったことは否めないでしょう。今作で聴くことができるふくよかなサウンド・プロダクションも先の『BACKSTREET SYMPHONY』や『SOUL DESTRUCTION』との共通点を見つけることができ、“プロデューサー=アンディ・テイラーらしさ”みたいなものが確立されつつあることが伺えます。

アレンジも全体的にかなりハードロック色の強いテイストで、取り上げられた楽曲との相性もあってか、『THUNDER』よりもかなり硬質な印象を受けます。どうせならこの音やアレンジで最新のオリジナル曲を聴きたかったな……という思いも当時はありましたが、これはこれで楽しめたので良しとします。今聴いても楽しいですしね。

あと、「Sympathy For The Devil」や「Mustang Sally」をダンサブルなハードロックに仕上げてしまうセンスに、DURAN DURANのギタリストという肩書きを思い出さずにはいられません。結局、望むと望まざると自身のルーツは“元DURAN DURAN”というところまで含まれるってことなんですよね。

本作は現在廃盤状態。2010年頃にアンディのオフィシャルサイトやiTunes Store、海外の一部配信サイトで当時のシングルに収録されたカップリング曲3曲(FREE「Be Good To Yourself」、デヴィッド・ボウイ「Suffragette City」、THE JESS RODEN BAND「Winner With You (I'm On A Winner With You)」)を加え、曲順を変更した形でデジタルリリースされていますが、現在日本ではiTunesでの購入不可。海外ではさらにボーナストラックを加えた形でSpotifyで聴くことができるようですが、日本ではいまだに入手不可/試聴不可な状態。このアルバム以降、アンディはフルアルバムを一切発表していないので、何かのついでに再発されることもないでしょうから、できることならストリーミングサービスで手軽に聴くことができるようにしてほしいものです。

 


▼ANDY TAYLOR『DANGEROUS』
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2021年2月23日 (火)

THE ALMIGHTY『SOUL DESTRUCTION』(1991)

1991年3月30日にリリースされたTHE ALMIGHTYの2ndアルバム。日本盤は同年5月25日発売。

スコットランド・グラスゴー出身の4人組バンドが1stアルバム『BLOOD, FIRE AND LOVE』(1989年)、ライブアルバム『BLOOD, FIRE AND LIVE』(1990年)に続いて制作した2作目は、プロデューサーに当時THUNDERのデビューアルバム『BACKSTREET SYMPHONY』(1990年)を手がけたばかりのアンディ・テイラーex. DURAN DURAN、ex. THE POWER STATION)を迎えて制作。本作をもってオリジナル・ギタリストのタントラム(G)が脱退し、ピート・フリージン(ex. ALICE COOPER BANDなど)が加入することで本格的な最盛期を迎えます。

「Free 'n' Easy」(全英35位)、「Devil's Toy」(同36位)、「Little Lost Sometimes」(同42位)とスマッシュヒットシングルが続出した本作は、チャートインを逃した『BLOOD, FIRE AND LOVE』と打って変わって全英22位という好記録を残しています。1991年春というと、時期的にグランジ・ムーブメント勃発前。特にイギリスでは1990年前後に粒ぞろいの新人バンドが続々とメジャーデビューしていますが、このTHE ALMIGHTYはその中でもMOTÖRHEADの後継者的存在として評価されたことも、この高成績につながったのかもしれません。

音質的には同じくアンディ・テイラーのプロデュース作『BACKSTREET SYMPHONY』(THUNDER)に近いゴージャスさを感じさせるものですが、そこで鳴らされる楽曲群はパンクロックを通過した荒々しいハードロック。もし“GUNS N' ROSES以降”という表現が存在するとしたら、彼らもその流れを汲むひとつと言えるでしょう。アルバムのオープニングを飾る「Crucify」こそMOTÖRHEAD直系のハードブギーですし、続くシングル曲「Free 'n' Easy」もキャッチーさを伴うストレートなハードロックですが、「Joy Band One Time」や「Love Religion」「What More Do You Want」「Hell To Pay」などダーティさを伴うスリージーロックンロールはまさに“GUNS N' ROSES以降”そのもの。そこに「Little Lost Sometimes」をはじめとするスローナンバーが加わることで、アルバム全体に色彩豊かさを与えています。

全体的にモノトーンな印象の強かった前作から、楽曲のバラエティ面で一気に開花した本作。これもアンディ・テイラーの手腕によるものが大きいのでしょうか。しかし、バンドとしてはこれを良しとしなかったのか、続く3rdアルバム『POWERTRIPPIN'』(1993年)ではさらにヘヴィ&タフな作風へとシフト。そこにモダンヘヴィネス色も追加され、バンドとしてより一段高い場所へと上り詰めることになります。

本作の日本盤(すでに廃盤)にはボーナストラックとしてSEX PISTOLS「Bodies」、そして「Hell To Pay」のアコースティック・バージョンを追加収録。この2曲に当時のシングルC/W曲をまとめたボーナスディスクがついたデラックス・エディションも、2015年に海外でリリースされています。前者は中古盤ショップで、後者はネットショップなどで見つけられると思うのでご参考まで。

なお、本作は日本の各種ストリーミングサービスでは未配信。というか、THE ALMIGHTYのオリジナルアルバムはすべて未配信なので、どうにかしていただきたいなと思う次第です。

 


▼THE ALMIGHTY『SOUL DESTRUCTION』
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2021年2月22日 (月)

RICKY WARWICK『WHEN LIFE WAS HARD & FAST』(2021)

2021年2月19日にリリースされたリッキー・ウォリックBLACK STAR RIDERSTHIN LIZZY、ex. THE ALMIGHTY)の5thアルバム。

オリジナル・ソロアルバムとしては『WHEN PATSY CLINE WAS CRAZY & GUY MITCHELL SANG THE BLUES』(2014年)から約7年ぶり、カバーアルバム『STAIRSELL TROUBADOUR』(2015年)からも約6年ぶりの新作音源。その間にBLACK STAR RIDERSとして3枚のアルバムを制作しているので、まあ順当なスパンと言えるでしょう。

過去数作はリッキーがひとりで録音したプライベート感の強い作風でしたが、今作では元BUCKCHERRYのキース・ネルソン(G)がプロデュース&楽曲制作で参加。レコーディングにもギタリストとして参加したほか、同じく元BUCKCHERRYのザヴィエル・ムリエル(Dr)や、BLACK STAR RIDERSのロバート・クレイン(B)がバンド形態としてレコーディングに加わっています。また、ゲストプレイヤーとしてジョー・エリオット(Vo/DEF LEPPARD)、ルーク・モーリー(G/THUNDER)、アンディ・テイラー(G/ex. DURAN DURAN、ex. THE POWER STATION)、ディジー・リード(Key/GUNS N' ROSES)といった錚々たる面々が名を連ねており、リッキーの人脈の太さを改めて感じることができます。

が、そういったゲストの名前なしでも、本作はTHE ALMIGHTYからTHIN LIZZY、BLACK STAR RIDERSまでリッキーの活動を追ってきたリスナーに存分にアピールするクラシカルなハードロック作品に仕上がっており、特に近年のリッキー参加作品に心ときめかせてきた者なら誰もが一発で気にいる作品だと断言できます。基本的にはBLACK STAR RIDERSの延長線上にある、THIN LIZZYテイストの王道ブリティッシュハードロックが展開されておりますが、そこにキース・ネルソンのカラーが加わることで、初期THE ALMIGHTYを思わせる破天荒なパンクロックテイストの強い楽曲も存在。これらが良いバランスでミックスされることで、リッキーの約30年にわたる音楽活動の総決算とも言える内容になったのではないでしょうか。

リッキー自身は本作を「トム・ペティのようなシンプルなメロディに、JOHNNY THUDERS & THE HEARTBREAKERSの快楽主義的怒りを掛け合わせたもの」と描写していますが、その例えが本当にぴったりな1枚。モダンメタル期のTHE ALMIGHTYっぽさは皆無ですが、初期&末期の彼らやのちのTHIN LIZZY〜BLACK STAR RIDERSへの流れもしっかり踏まえられており、個人的にもかなりツボな仕上がり。中盤の「Gunslinger」「Never Corner A Rat」あたりはBUCKCHERRY的な側面もしっかり伝わるし、リッキー&キース両者の個性が良い形で反映された、見事なタッグ作ではないでしょうか。

UKらしい湿り気の強い王道ハードロックあり、軽快なパンクロックあり、内省的なアコースティックナンバーありと、聴き応え満点の1枚。かなりの高ポイントです。

なお、日本盤や海外盤デラックス・エディションのみ2015年発売のカバーアルバム『STAIRSELL TROUBADOUR』がボーナスディスクとして付属。こちらは「You Spin Me Round (Like A Record)」(DEAD OR ALIVE)、「Ooops!... I Did It Again」(ブリトニー・スピアーズ)、「Summertime Blues」(エディ・コクラン)、「I Don't Want To Grow Up」(RAMONES)、「I Fought The Law」(THE CLASH)、「Wrathchild」(IRON MAIDEN)などのカバーに加え、THE ALMIGHTY「Jesus Loves You... But I Don't」のセルフカバーという全10曲を収録。カントリータッチにアレンジされた「You Spin Me Round (Like A Record)」や原曲のイメージどおりの「Summertime Blues」、アコースティックアレンジで完全にブルースと化した「Wrathchild」など、1枚通して十分に楽しめる仕上がりです。

ただ、先の『WHEN LIFE WAS HARD & FAST』本編とは切り離して聴くべき1枚かなと。録音時期も相当ズレていますし、制作過程も参加メンバーもまったくことなるので、本当にオマケ程度で切り分けて考えてもらえればと思います。2枚合わせて考えてしまうと、こっちが足を引っ張る結果になりかねないので……。

 


▼RICKY WARWICK『WHEN LIFE WAS HARD & FAST』
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2021年2月21日 (日)

JOEL HOEKSTRA'S 13『RUNNING GAMES』(2021)

2021年2月12日にリリースされたJOEL HOEKSTRA'S 13の2ndアルバム。日本盤は同年2月19日に発売。

その名の通り、JOEL HOEKSTRA'S 13は元NIGHT RANGER/現WHITESNAKEのジョエル・ホークストラ(G)によるソロプロジェクト。2015年に1作目『DYING TO LIVE』を発表しており、本作が約5年ぶりの新作となります。

前作ではラッセル・アレン(Vo/SYMPHONY X、ADRENALINE MOB)、ジェフ・スコット・ソート(Vo/SOTO、W.E.T.、SONS OF APOLLOなど)、ヴィニー・アピス(Dr/ex. BLACK SABBATH、ex. DIOなど)、トニー・フランクリン(B/ex. BLUE MURDER、ex. WHITESNAKEなど)が固定メンバーでしたが、今作ではそこに前作でのゲストメンバーだったデレク・シェリニアン(Key/BLACK COUNTRY COMMUNION、SONS OF APOLLO)を加えた編成にバージョンアップ。が、ジェフは今作ではリードボーカルではなくバック・ボーカルとしてクレジットされています(メインでまるまる1曲歌うようなことはありませんが、要所要所でジェフらしい歌声も聴こえてきます)。

実は僕、前作は聴いておりません。なので、ここは本作のみを聴いた率直な感想を書き残しておきたいと思います。

正直、ジョエルというギタリストに対する音楽的印象がほぼなく接したのですが(むしろ、NIGHT RANGERがいい感じに再浮上し始めた時期にWHITESNAKEに鞍替えしたことを根に持っており、ネガティブな印象が強かった)、オープニング「Finish Line」を聴いたときは「ああ、最近のWHITESNAKEにありそうな曲だな……『FLESH & BLOOD』(2019年)の元凶はお前か……っ!」と思ったものの、曲が進むにつれて……まあモダンなWHITESNAKE的な産業ロック調の楽曲もあるにはあるものの、それよりも本作の軸になっているのはいわゆる“メロハー(メロディックハードコア……じゃない、メロディックハードロック)”、それも欧州寄りの湿り気を残したメロハーなのかなと。4曲目「How Do You」あたりに到達して、そう感じました。

そうと気づいてからは、「Heart Attack」のような曲を聴いても「ああ、そういう北欧メロハーバンドいるよねー」と好意的に受け取ることができるように。人の印象っていい加減というか、自分の中で引っかかる点を見つけられたらあとは可能な限りポジティブに受け取ろうとするんですね、「ジョエル、本当はこういうのやりたいんだ……じゃあWHITESNAKEは出稼ぎみたいなもんか!」とか(後半は違うな)。すごく聴きやすい、良質なメロディアスハードロックをたっぷり楽しめる1枚ではないでしょうか。本当に悪い印象はないです、平均点以上の楽曲ばかりですし。聴いていて楽しいし。

でも、そこまでというのもまた事実。正直な話、「これ!」という90点超えのキラーチューンが1曲だけでもあれば、さらに良い印象なんだけど。全曲70〜80点前後。「Cried Enough For You」あたりはいい線行ってるんだけど、もう一歩なんだよなあ……もちろん、全編においてこれだけのクオリティを保てていること自体すごいことなんですけどね。ただ、加えてギタリストとしての個性も……うん。結局、ソングライターとして大成したいのか、ギタリストとして出世したいのか、そのどっちも中途半端な印象を受けてしまうんですね。だから、これだけ豪華なメンツを揃えていても、そこまでスペシャルな印象を受けない。すべてにおいて「あと一歩」と感じてしまう勿体なさ。そこだけが本当に残念です。

何も考えずに楽しむには申し分のない1枚。ただ、年間ベストクラスではないかな。好きな人にはたまらないと思いますが、僕はたまに聴くくらいで丁度よい佳作かなと。コンスタントに続けるのなら、次に期待したい。それくらいには注目を続けておきます。

(改めて読み返してみたけど、比較的ネガティブに受け取れますよね。でも、僕的にはかなりポジティブに受け取った1枚です。そもそも気に入らなかったら紹介してないですからね!)

 


▼JOEL HOEKSTRA'S 13『RUNNING GAMES』
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