2022年12月31日 (土)

INDEX

当ブログにて公開中のレビュー、および1998年12月1日からスタートした『とみぃの宮殿』に掲載された記事を当ブログにて再公開したレビューのインデックスページになります。(2019年12月16日更新)


【0〜9】 【A】 【B】 【C】 【D】 【E】 【F】 【G】 【H】 【I】 【J】 【K】 【L】 【M】 【N】 【O】 【P】 【Q】 【R】 【S】 【T】 【U】 【V】 【W】 【X】 【Y】 【Z】 【あ】 【か】 【さ】 【た】 【な】 【は】 【ま】 【や】 【ら】 【わ】 【コンピレーション】 【フェスティバル/イベント】 【企画記事】 【年間ベスト】 【100番勝負】 【映画レビュー】

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2019年12月31日 (火)

2019年9月〜10月のアクセスランキング

ここでは2019年9月1日から10月31日までの各エントリーへのアクセス数から、上位30エントリーを紹介します。

内訳は、トップページやアーティスト別カテゴリーへのアクセスなどを省いたトップ30。まだ読んでいない記事などありましたら、この機会に読んでいただけたらと。

ちなみに記事タイトルの後ろにある「(※XXXX年XX月XX日更新/↓●位)」の表記は、「更新日/2019年7〜8月のアクセスランキング順位」を表しています。

 

1位:ANDY McCOY『21ST CENTURY ROCKS』(2019)(※2019年9月30日更新/NEW!)

2位:TOOL『FEAR INOCULUM』(2019)(※2019年9月13日更新/NEW!)

3位:MICHAEL SCHENKER FEST『REVELATION』(2019)(※2019年9月11日更新/NEW!)

4位:涙がこぼれそう(追悼、アベフトシ)(※2009年7月23日更新/↓2位)

5位:ANDY McCOY『THE WAY I FEEL』(2017)(※2018年4月12日/↑23位)

6位:SLAYER『REIGN IN BLOOD』(1986)(※2018年3月8日更新更新/↑9位)

7位:WHITESNAKE『SLIP OF THE TONGUE』(1989)(※2018年5月16日更新/↑16位)

8位:WHITESNAKE『SLIP OF THE TONGUE: 30TH ANNIVERSARY EDITION』(2019)(※2019年10月9日更新/NEW!)

9位:PRINCE『BATMAN』(1989)(※2019年2月13日更新/Re)

10位:NIRVANA『NEVERMIND』(1991)(※2017年8月14日更新/↓6位)

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2019年12月のお仕事

2019年12月に公開されたお仕事の、ほんの一例です。随時更新していきます。(※12月13日更新)

 

[WEB] 12月13日、「リアルサウンド」にてLittle Glee MonsterインタビューLittle Glee Monsterが語る、Earth, Wind & Fireとの共作で得た自信「自分たちが目指すところはこれなんだ」が公開されました。

[WEB] 12月11日、「リアルサウンド」にてTHE YELLOW MONKEYのアーティスト評THE YELLOW MONKEYのライブはなぜ魅力的なのか 現場スタッフが振り返る、再集結から新ドームツアーに至る激動の日々が公開されました。

[紙] 12月4日発売「日経エンタテインメント!」2020年1月号にて、日向坂46小坂菜緒・加藤史帆・齊藤京子インタビュー、欅坂46菅井友香の連載「菅井友香のお嬢様はいつも真剣勝負」構成を担当しました。(Amazon

[WEB] 12月3日、「リアルサウンド」にてTHE YELLOW MONKEYのアーティスト評THE YELLOW MONKEYがライブバンドとして成し遂げた偉業 現場スタッフが明かす、90年代の最盛期~解散までの舞台裏が公開されました。

[WEB] 12月1日、「リアルサウンド」にて飯田里穂インタビュー飯田里穂が語る、芸能活動20年で見出した音楽の届け方と人生哲学「今さら取り繕った私は魅力的に見えない」が公開されました。

[WEB] 12月1日、「リアルサウンド」にて新譜キュレーション連載Alcest、Mamiffer、Leprous……エクストリームシーンから“個”を確立させたHR/HM5枚が公開されました。

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また、11月に当サイトで紹介したアルバムから各1〜2曲程度ピックアップして、30曲程度のプレイリストをSpotify、AppleMusicにて制作・公開しました。題して『TMQ-WEB Radio 1911号』。レビューを読む際のBGMにするもよし、何も考えずにダダ流しするもよし。おヒマなときに聴いていただけると嬉しいです。

2019年12月16日 (月)

TOM KEIFER『RISE』(2019)

2019年9月中旬にリリースされたトム・キーファーの2ndアルバム。日本盤未発売。

CINDERELLAのフロントマンが初のソロアルバム『THE WAY LIFE GOES』を発表したのが、2013年4月のこと。CINDERELLA時代最後のスタジオ作品が1994年の『STILL CLIMBING』だったので、実に19年ぶりのオリジナル新作だったわけです。このアルバムではバンド時代の3rdアルバム『HEARTBREAK STATION』(1990年)の延長線上にあるレイドバックしたスタイルが展開され、「ああ、トムはこの枯れた方向で音楽を続けるのか……」とちょっとばかし肩を落とした記憶があります。

しかし、その『THE WAY LIFE GOES』はリリース元が倒産したことで2017年にアートワーク変更&新録曲追加で別レーベルから再発売。こちらにはリジー・ヘイル(HALESTROM)をフィーチャーした名曲「Nobody's Fool」のセルフカバーなどが含まれており、ちょっとだけハードロック路線が復調したような気がしていました。

そこから2年。『THE WAY LIFE GOES』のオリジナルリリースからは6年半もの歳月を経て、ようやく2作目のソロ作品が届けられたわけですが、今回は男女7人編成による#KEIFERBAND名義でのリリースとなるようです。

さて、気になるサウンドですが……前作よりもハードロック色がかなり増しており、CINDERELLA時代の『LONG COLD WINTER』(1988年)を彷彿とさせるヘヴィ・ブルースが随所で展開されています。もちろん、前作で見せたレイドバック路線も健在で、バランス的にも(CINDERELLAでいったら)『LONG COLD WINTER』と『HEARTBREAK STATION』の中間といったところでしょうか。もはや『NIGHT SONGS』(1986年)で聴かせた硬質さは見る影もありませんが、多くのリスナーがイメージする“トム・キーファー像”はしっかりキープされている。うん、これは素直にカッコいいと思います。

サウンドの変化にあわせて、トムのボーカルもジャニス・ジョプリンばりにシャウトしまくっており、往年の輝きが復調し始めている印象を受けます。一時は喉の不調であの歌唱法を断念せざるを得ない時期もあったようですが、ここまで無理なく自然な形で“トム・キーファー節”を楽しめる日が再び訪れるなんて……感無量です。

HR/HMというよりは、THE BLACK CROWESあたりに近い印象も受けますが、そのへんのサウンドが好きなリスナーなら間違いなく気に入るはず。レイドバックしたAC/DCなんて表現もできなくもないかな。とにかく、一度でもCINDERELLAにハマったことがある人にはオススメの1枚です。

 


▼TOM KEIFER『RISE』
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2019年12月15日 (日)

NEW YEARS DAY『UNBREAKABLE』(2019)

2019年4月下旬にリリースされたNEW YEARS DAYの4thアルバム。日本盤未発売。

紅一点のアシュリー・コステロ(Vo)を中心に2005年に結成されたNEW YEARS DAYは、もともとエモやポップパンクの色が強いバンドでしたが、徐々にゴシック色やヘヴィロックテイストを強めていき、現在のスタイルは2ndアルバム『VICTIM TO VILLAIN』(2013年)で開花。前作『MALEVOLENCE』(2015年)は全米45位まで上昇するヒット作となり、日本盤もリリースされています。

前作から3年半というスパンを経て到着した本作。スコット・スティーヴンス(HALESTORMSHINEDOWN、THE WORLD ALIVEなど)、ミッシェル・マーロウ(PAPA ROACH、IN THIS MORMENT、FILTERなど)をプロデューサーに迎え、前作の延長線上にあるモダンテイストのヘヴィロックを楽しむことができます。

EDMなどエレクト調モダンポップスの影響下にあるアレンジを全面的に取り入れた楽曲群は、メタル側からも語ることができるし、昨今のポップ/ロックとして扱うこともできる。オープニングの「Come For Me」なんてDISTURBED以降のニューメタルを現代的に昇華したヘヴィナンバーなので、あの時代を通過したリスナーにも普通に楽しめるはずです。

かと思えば、イマドキのエレクトロからの影響が強い「Unbreakable」や「Shut Up」は、ヘヴィなギターこそ取り入れられているものの、根本にあるのはメタルというよりも最近のR&Bに近いもの。これをモダンヘヴィネス&ゴシックで味付けすれば、しっかりメタルで通用するものになるという成功例ではないでしょうか。

リフやリズムの刻み方がジェント以降の流れにあるものなので、この適度なカーカッシヴさがアシュリー嬢のソウルフル&パワフルな歌唱と相まって気持ちよく響く。「Poltergeist」みたいなダーク&ゴシックなスローナンバーなんて、EVANESCENCE以降という印象を受けますし、これらの先駆者が敷いてきたレールの上を走りながら、ところどころでメタル村の外へと寄り道して独自性を高めていった。本作を聴くと、そんな進化の過程も見えてくるのではないでしょうか。

個人的には“今の耳”にすごくフィットする音/曲が揃っていて、非常にツボ。数々存在する女性ボーカルHR/HMバンドの中でも群を抜いて好みです。アシュリー嬢も不思議な魅力を持つ人ですしね。

 


▼NEW YEARS DAY『UNBREAKABLE』
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2019年12月14日 (土)

KXM『CIRCLE OF DOLLS』(2019)

2019年9月中旬に発表されたKXMの3rdアルバム。日本盤は同年11月上旬にリリース。

ダグ・ピニック(Vo, B/KING'S X)、ジョージ・リンチ(G/LYNCH MOB、ex. DOKKEN)、レイ・ルジアー(Dr/KORN)という異色のトリオバンドも、気づけば結成から6年が経過。デビューアルバム『KXM』(2014年)から次作『SCATTERBRAIN』(2017年/日本未発売)まで3年以上もの歳月を要しましたが、今回は2年で完成までこぎつけています。何事もやる気があるのは良いことです(主にジョージに、でしょうけど)。

さて、このバンド。過去2作は正直曲がそこまで魅力的ではありませんでした。良く言えばジャムセッションをもとに作られたグルーヴ重視の楽曲で固められている、悪く言えば日本人には大味すぎて平坦に聞こえてしまう。ぶっちゃけ、日本人じゃなくても後者の意見のほうが多かったんじゃないかという気がしています(特に1stアルバムはね)。

毎回12〜3曲収録されていて、トータルランニングも60分を超えている。なのに、比較的似たような楽曲ばかりで1枚通して聴くのも疲れる。前作では楽曲のバラエティが少し広がったおかげでだいぶマシになりましたけど、それでも13曲はキツイ、せめて9曲くらいで収めてくれたらというのが本音でした。

さて、本作はどうでしょう。オープニングの「War Of Words」のアッパー感にいきなりノックアウトされ、サイケデリックな「Mind Swamp」に魅せられ、パーカッシヴな「Circle Of Dolls」でノセられる。うん、掴みは成功していると思います。

4曲目「Lightning」の気怠さに少々不安を覚えますが、続く「Time Flies」で息を吹き返す。この曲、ダグの節回しといいジョージの緩急の効いたギタープレイといい、新境地なんじゃないでしょうか(ちょっと日本のV系に近いものがあるサウンドですしね)。

LYNCH MOB meets KING'S Xという表現がぴったりな「Twice」、KORNのビート感にカラフルなKING'S X節を散りばめた「Big As The Sun」など、中盤も聴かせる曲が続くけど、不思議と退屈さを感じることなくスルスル聴き進めてしまう……のですが、やっぱり9曲目「A Day Without Me」あたりからちょっとキツくなり始めます。ラストの「The Border」にちょっとだけ救われますが、正直ここらへんは蛇足感の強い曲も少なくないかなと。うん、過去イチ良かっただけに勿体ない。

やっぱり13曲って多すぎなんですよね。アルバムの輪郭がぼやけてしまっている。せっかくダグのサイケ感&ソウルフィーリングを生かした良曲が増えているだけに、それをミドルテンポの退屈な曲で帳消しにしてしまうのだけは本当にいただけない。ジョージのプレイも激しいものからいぶし銀の味わい深いものまでいろいろ楽しめるんだから、作った曲を全部詰め込むんじゃなくてせめて最長10曲まで絞ってほしいな。

それこそ、「A Day Without Me」「Wild Awake」「Shadow Lover」あたりを削って50分前後のアルバムとしてまとめたらこのバンドの評価、もっと上がると思うんだけどねえ。

 


▼KXM『CIRCLE OF DOLLS』
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2019年12月13日 (金)

DREAM THEATER『DISTANCE OVER TIME』(2019)

2019年2月下旬にリリースされたDREAM THEATERの14thアルバム。前作『THE ASTONISHING』(2016年)から3年ぶり、Inside Out Music移籍第1弾アルバムとなります(流通はソニー)。

2枚組でトータル130分超という大ボリュームだった前作のあとに聴くと、非常にシンプルに感じられるから不思議。いや、前のやつが無駄に長すぎただけか。個人的には前作、ピンと来る曲も少なく、ただ時間だけが流れていくというイメージが強くて、実はトータルで聴いたのは数回のみ。気に入った曲だけをピックアップして、プレイリストで再生していたという……同じ聴き方した人、多いんじゃないでしょうか。

そこと比べたら(って、すでに閾値が低いですが)、本作の聴きやすいことといったら……8〜9分台の楽曲も2曲ありますが、基本的には4〜6分台の楽曲が中心。コンセプトアルバムや組曲のような形ではないし、曲単位で演奏のメリハリもしっかりしているから、1曲ごと気軽に楽しめるのも大きい。今の主流的には3分台になってくるので、そこと比べたら全体的に長尺すぎるっちゃあすぎるんですけど、それでも気軽に聴けてしまうのはありがたい。

でも、全面的に手放しで絶賛できる1枚!……というわけでもないんですよ。

以前も書いたように、僕自身は『IMAGES AND WORDS』(1992年)信者でもないし、むしろその後の『AWAKE』(1994年)のほうが好みっていう変わり者なので、そんなリスナーのいち意見という程度で収めてほしいのですが……。

このバンドって、こんなにメロディが弱かったっけ? というのが、本作最大の問題点なのでは。これって、ジェイムズ・ラブリエ(Vo)の声域が加齢に狭まったことも大きいのかな。近年の来日公演、特に前回の『IMAGES AND WORDS』再現ライブ時にそこは嫌という程実感させられましたが、こうやって新曲でいざその問題にぶち当たるといろいろ考えさせられるところがあります。

狭い声域の中でいかに魅力的なメロディを作り出すか……って、そりゃあ限界がありますよね。特に近年のアルバムではそういった命題と向き合いながら創作活動を続けてきたと思うのですが、そこに関してもそろそろ限界を迎えているのではないでしょうか。演奏面でなんとか標準以上のレベルをキープしているものの、肝心のメロディが平坦だと飽きがくるのも早いわけでして。

なんだかね、一時期のイアン・ギラン(DEEP PURPLE)を見ているようで、ちょっとつらくなるんですよ。うん(もちろん、ギラン以上に歌えているんですけどね、圧倒的に)。

この問題、DEEP PURPLEについては作品を重ねていく中である程度クリアできていると思うのですが、DREAM THEATERの場合はどうすることが正解なんでしょうね。デビュー30周年というこのタイミングに、彼らはすごく難しいフェーズに突入してしまったのかもしれません。

いろんな複雑な思いが交差する、良くも悪くも印象に残る1枚です。

 


▼DREAM THEATER『DISTANCE OVER TIME』
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2019年12月12日 (木)

FLYING COLORS『THIRD DEGREE』(2019)

2019年10月初頭にリリースされたFLYING COLORSの3rdアルバム。日本未発売。

彼らはマイク・ポートノイ(Dr/ex. DREAM THEATERSONS OF APOLLO、THE WINERY DOGSなど)やスティーヴ・モーズ(G/DEEP PURPLE、DIXIE DREGS、ex. KANSASなど)を中心に結成された技巧派プログレッシヴロックバンド。メンバーは2人のほか、USプログレ界では知らぬ者はいないニール・モーズ(Key, Vo/TRANSATLANTIC、ex. SPOCK'S BEARDなど)、デイヴ・ラルー(B/STEVE MORSE BAND、ex. DIXIE DREGSなど)、ケイシー・マクファーソン(Vo, G/ALPHA REVなど)という5人編成で、この名前から想像できるテクニカルかつドラマチックなサウンドを武器として2011年頃からコンスタントに活動しています。

オリジナル作品としては前作『SECOND NATURE』(2014年)から5年ぶりとなる本作は、基本路線は過去2作と変わらず。5分台の楽曲が3曲、6分台が1曲、7分台が3曲、10分超の大作が2曲と相変わらずの大作志向で、全9曲で66分という長尺なトータルランニングは、最近のサブスクリプションサービスを中心とした音楽との接し方に慣れてしまった層には少々キツイかもしれませんが、思えば今年はTOOLの新作『FEAR INOCULUM』もあったことですし、意外とこういう作品もフラットに楽しまれているのかもしれませんね。

いかにもアメリカン・プログレという牧歌的なメロディ&空気感は、例えば同系統のメタル寄りプログレと比べるとユルさは否めません。いや、ユルさというか大人しいというか。もちろん、曲によってはスリリングな演奏も楽しめますよ。ですが、「歌モノAORとプログレを同時に楽しめる」くらいの軽い気持ちで接するとがっかりせずに済むかもしれません。

楽曲の持つ世界観は確実にニール・モーズ、そしてスティーヴ・モーズからのインプットが大きいのでしょう。その2人が過去に携わった作品と共通するものが大いに感じられます。個人的には、DEEP PURPLEのスティーヴ・モーズ加入第1弾アルバム『PURPENDICULAR』(1996年)とリンクするものも見つけられた気がして、「あのアルバムが好きなんだから、そりゃあ楽しめるわけだ」と妙に納得したものです。

それに、この緩やかな世界観はケイシーのボーカルのせいもあるんでしょうね。BOSTONをもっとソフトにしたようで、だけどバックがバキバキ演奏しまくるという。それもあって、個人的にツボなのかな。

ポートノイのファンは、DREAM THEATER的メタリックな方向性はSONS OF APOLLOに求めればいいわけですから、この2つのプログレ系バンドが共存できている今はありがたい状況なのでは。個人的には色の異なる2つのバンドで彼のプレイを楽しめるのはうれしい限りです(年明けにリリースされるSONS OF APOLLOの新作、すでに聴いておりますが素晴らしい出来です)。

AORとしても楽しめるし、マニアックなテクニカルロックとしても存分に楽しめる。本当に“痒いところに手が届く”バンドですね。

 


▼FLYING COLORS『THIRD DEGREE』
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2019年12月11日 (水)

LEPROUS『PITFALLS』(2019)

LEPROUSが2019年10月下旬に発表した6thアルバム。日本盤は同年11月初頭に発売。

LEPROUSはノルウェーの5人組バンドで、モダンヘヴィネスやオルタナティブメタルにプログレッシブロックの要素をミックスしたサウンドと、エイナル・スーベルグ(Vo, Syn)の哀愁味を帯びた深みのある歌声とが相まって、唯一無二のスタイルを確立。ここ日本ではEMPERORのフロントマン、イーサーンのソロ来日時にバックバンドを務めたことで注目を集め、2013年のイーサーン再来日時には3rdアルバム『COAL』で日本デビューも果たしています。

前作『MALINA』(2017年)から2年ぶりに発表された今作。日本盤は常にTrooper Entertainmentからリリースされているのであまり気づきませんでしたが、実は海外盤はInside Out Musicからのリリースなんですよね。Inside Out Musicというと、DREAM THEATERが最新作『DISTANCE OVER TIME』(2019年)をリリースしたレーベルであると同時に、SONS OF APOLLOやHAKEN、FROST*あたりが在籍するプログレメタル/テクニカルメタルの専門レーベル。EMPERORやイーサーンのイメージが強い彼らですが、なるほど、こう聞くと納得するものがありますね。

前作から引き続き、デヴィッド・カスティロ(OPETHKATATONIAなど)を共同プロデューサーに、アダム・ノーブル(PLACEBOBIFFY CLYROなど)をミックスエンジニアに迎えて制作した今作は、前作にあったスリリングなアンサンブルが若干影を潜め、穏やかさの中に艶や色気が見え隠れする、ある意味でリスニング向きに舵を切った意欲作に仕上がっています。

初期の彼らに備わっていた、いわゆるHR/HM的要素はかなり減退しており、そちら側を期待するとガッカリするかもしれません。が、アンビエントやポストロック、エレクトロ・ロック色を好むテクニカル志向のリスナーなら間違いなく気に入るはず。ちょっと毛色は違うかもしれませんが、ここ数作のMUSEを受け入れられる方にこそ、まず本作に触れてみることをオススメします。

また、今作の興味深いポイントにトリップホップにも通ずる世界観が感じられることも挙げられると思います。面白いことに、本作の日本盤ボーナストラックにはMASSIVE ATTACK「Angel」のカバーが収録されており、奇しくもトリップホップつながりで奇跡的なシンクロを遂げております(いや、奇跡も何も、MASSIVE ATTACKからの影響があったからこういう路線に進化したんだろうけど。なので、カバーも納得いくわけです)。

ひとつの場所にとどまらず、常に変化を続けていくという強い意志が感じられる本作。上記のバンド/アーティスト名に引っ掛かりを感じた人は、間違いなく気に入るはずです。もっと言えば、本作はSIGUR ROSあたりとの共通点も見受けられるので、ぜひともメタル村の外の人たちにもっと見つかってほしいと願っております。

 


▼LEPROUS『PITFALLS』
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2019年12月10日 (火)

SWEET OBLIVION『SWEET OBLIVION』(2019)

QUEENSRYCHEのフロントマン、ジェフ・テイトが新たに立ち上げたプロジェクト・SWEET OBLIVIONのデビューアルバム。2019年6月発売。

QUEENSRYCHE脱退後、もうひとつの同名バンドを立ち上げ我々を混乱に陥れた張本人ジェフ・テイト。その後、OPERATION: MINDCRIMEとバンド名を変え活動を続けていましたが、ここではイタリアのプログレッシヴ/テクニカル・メタルバンドDGMのシモーネ・ムラローニ(G, B)と新たにタッグを組むことで、メロディアスな(かつ比較的モダンな)王道HR/HMにチャレンジしています。

良くも悪くも、オルタナメタルに特化した『PROMISED LAND』(1994年)以降の路線にこだわり続けたジェフですが、本作では良い意味でそれ以前のサウンドスタイル、特に名作『OPERATION: MINDCRIME』(1988年)や続く『EMPIRE』(1990年)あたりに存在した魅力が復調しているように感じます。

とはいえ、まったく同じことをやっているわけではなく、そこにはシモーネのメロディセンス、彼と同じDGMのメンバーであるエマニュエル・カサーリ(Key)、ファビオ・コスタンティーノ(Dr)を迎えたことで実現した適度にテクニカルかつモダンな演奏が功を奏し、オルタナ路線には感じられなかったキラメキや艶やかさまで見出すことができるのですから、シモーネ様様といったところでしょうか。

そして、ジェフ・テイトという稀代のシンガーはやはりヘヴィメタルを歌うべき人間なのだということにも、ここで改めて気付かされるはずです。オルタナメタルやらモダンヘヴィネス以降の頭でっかちなHR/HMも決して悪いわけじゃない。だけど、モノには限度があるし、そればかり延々続けられてもお客は飽きてしまうわけです。だって、そこばかりを求めて老舗(=ジェフのもと)を訪れているわけではないのですから。みんな最新のテイストも美味しがってくれるけど、結局一番食べたいのは定番の“あの”なわけですしね。

期せずして、そういった老舗の味が復活することになったSWEET OBLIVIONというプロジェクト。きっと今現在のQUEENSRYCHEのファンも喜んでくれるはず。現QUEENSRYCHEが最新作『THE VERDICT』(2019年)で示した路線にも比較的近く、適度に『EMPIRE』あたりのカラーが含まれている本作は、もしかしたら“あの頃”のQUEENSRYCHEが本来進むべきだった未来の姿なのかもしれませんね。

もし、このプロジェクトが継続的に作品を発表してくれるのなら、きっと次のアルバムはもっと練りこまれたメロディの楽しめる、真の意味での「“あの頃”のQUEENSRYCHEの続き」が見られるのかも……そんな淡い期待をしつつ、このプロジェクトの成功を祈りたいと思います。

 


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2019年12月 9日 (月)

H.E.R.O.『HUMANIC』(2019)

2019年4月下旬にリリースされた、H.E.R.O.の1stアルバム。日本盤も海外盤とほぼ同時期に発表されています。

H.E.R.O.はクリストファー・スティアネ(Vo, G)、アナス“アンディ”・キルケゴール(Dr)、ソレン・イテノフ(G)からなるデンマーク出身のハードロックバンド。同郷のDIZZY MIZZ LIZZYのサポートアクトを通じて知名度を上げ、日本デビュー前に2018年11月のイベント『HOKUO LOUD NIGHT』で初来日を果たしたほか、2019年1月のスラッシュ来日公演でサポートアクトを経験。耳の早いリスナーの間では、その憂いあるメロディとフレッシュなサウンドが人気を博し、本格的な日本デビューを待ち望む声が高まっていたそうです。

デビューアルバムは、DIZZY MIZZ LIZZYやD-A-Dといった同郷バンドを多数手がけてきたニック・フォスをエグゼクティブ・プロデューサーに迎え制作。もともとメンバー3人とも、本国ではそれぞれキャリアを重ねてきたプロフェッショナルなミュージシャンなこともあり、本作に収められた楽曲はどれも完成度の高いものばかり。サウンド的にはハードロックという狭い枠をすでに超えており、エレクトロの要素を味付けに用いたモダンなポップテイストも至るところに見受けられます。

また、例えばヘヴィさひとつ取り上げても、そこにはクラシックロック的なヘヴィさは皆無で、むしろグランジ以降のヘヴィさやニューメタルを通過したヘヴィさなど、あくまで“90年代を通過したゼロ年代”以降のそれ。しかも、そういったヘヴィさはサウンドの軸にあるわけではなく、こちらもテイストとして取り入れているといった雰囲気で、それよりもさらに深いところにある軸からは「ただ単に、いい曲を作りたい」という強い欲求が透けて見える。

そう、どの曲も本当にメロディがしっかり練り込まれていて、さまざまなテイストのバンドサウンドはあくまでその美メロを最大限に活かすための手段にすぎないのです。そのへんの職人っぽさに好き嫌いが分かれそうな気もしますが、僕は素直に受け入れられました。だって、結局は曲の良さがすべてですから。

もともとシンガーソングライターとして活躍していたクリストファーの歌声もクセが強すぎず、どの曲も無難に歌いこなしている。そのへんの没個性は少々不満と言えば確かに不満なのですが、それを補って余るバンドアンサンブルの妙とグッドメロディがあるので、帳消しになっているところもあります。

でも、ライブであれだけ評価が高まったのだから、きっと生で観たら/聴いたらもっと魅力的なのかもしれませんね。来年1月末〜2月には早くも単独再来日も決定したので、機会があったらそこで確かめてみたいと思います。

 


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2019年12月 8日 (日)

CROWN THE EMPIRE『SUDDEN SKY』(2019)

2019年7月中旬に発表された、CROWN THE EMPIREの4thアルバム。日本盤未発売。

もともとはツインボーカル体制の5人組だった彼らは、アメリカ・ダラス出身のメタルコア/ポストハードコアバンド。2017年初頭にコ・リードボーカル(スクリーム担当)のデヴィッドが脱退し、アンドリュー・ヴェラスケス(Vo)を中心に置きヘイデン・ツリー(B)がスクリームを兼任する形で活動を継続。2018年にはこの4人編成で来日を果たし、日本のcoldrainとツーマンツアーを行い話題となりました。また、CROWN THE EMPIREは過去にもONE OK ROCKと全米ツアーを行った経験もあり、日本のリスナーには若干馴染みのある存在と言えるかもしれません。

4人編成となり初めて制作した本作は、過去の作品と比べるとさすがにスクリームの比率が低くなっており、アンドリューのクリーンボイスを前面に打ち出した(かつ、効果的に用いた)“わかりやすい”作風にシフトしています。

もちろん、適度なヘヴィさやザクザクした気持ち良いギターサウンドは存分に楽しむことがでいます。ぶっちゃけ、ボーカルがクリーンパート1人に重点を置くことで、ギターの見せ方/聞かせ方は以前よりも前に出たものになっているのではないでしょうか。逆に言えば、それくらい過去の作品は2人のシンガーの個性が強かったわけでもあるのですが。

バンドとしてのグルーヴやアレンジでどうこうより、本作はグッドメロディと伸びやかなボーカルを最良の形で活かした曲を作ることに重点を置いている。結果、キャッチーでコンパクトでわかりやすいアルバムが完成した、と。うん、すごくわかりやすい流れですよね。スクリームも適度な頻度で挿入され、アグレッションを表現するという点において非常によいアクセントとなっている。むしろ、昔からこれくらいの比率で構築されており、このバランスがちょうどいいんじゃないかと思えるほど。

この感じ、誰かに似ているな……とアルバムを聴き進めていたのですが、気づきました。先に挙げたcoldrainです。特にここ最近の彼らですね。「What I Am」や「Red Pills」みたいな曲を聴くと、よりそう感じられるのではないでしょうか。

歌で戦うことに対してちゃんと自信のついた最近のcoldrainは無敵の一言。最新アルバム『THE SIDE EFFECT』(2019年)はもはやメタルだラウドだハードコアだと括るのが馬鹿らしくなるくらいにオリジナリティに長けた内容で、今のCROWN THE EMPIREって実はそこに追いつこうとしているんじゃないか……そんな気すらしてきます。

それくらい歌心を持った今のCROWN THE EMPIRE。すごく優れたアルバムだと思いますが、実はこれもまだ通過点でしかないんでしょうね。そういう意味では、この次に誕生するであろう新作こそ彼らの代表作になるのではないか。そんな気がしています。今はこの変化/進化を前向きに受け入れたいと思います。

 


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2019年12月 7日 (土)

BAD OMENS『FINDING GOD BEFORE GOD FINDS ME』(2019)

2019年8月初頭にリリースされた、BAD OMENSの2ndアルバム。日本盤未発売。

2016年夏、Sumerian Recordsからアルバム『BAD OMENS』でデビューを飾ったアメリカ産のメタルコアバンド。当時はツインギター編成の5人組でしたが、前任ベーシストが怪我で脱退してからは、ギタリストのひとりがベースに転向し、残された4人で活動を継続。その新体制で制作されたのが、この3年ぶりの新作です。

フロントマンであるノア・セバスチャン(Vo)の過去の発言やそのボーカルスタイルから、BRING ME THE HORIZONと比較されることの多かった彼ら。散々言われたからか、本作からはそういった色合い(特にボーカルスタイルから)は払拭されつつあります。とはいえ、やっぱり好きなんだろうな……と感じさせるポイントも要所要所で残されており、そこを好意的に受け取るか、あるいは単なるフォロワーとして切り捨てるかで、このバンドに対する評価も大きく変わるのではないかと思います。

ですが、本作はそういった穿った見方を悔い改めたくなるくらいよくできた1枚。オープニング「Kingdom Of Cards」での穏やかな歌モノ/ポップ路線には面食らいますが、続く「Running In Cricles」では前作にあった激しさが増し始める。先行公開されたキャッチーな「Careful What You Wish For」のムーディな作りは最近の(無理やり見ようとすれば)BMTHとの共通点も見つけられるものの、4曲目「The Hell I Overcame」から続く数曲で展開されるハードコアなサウンド/アレンジは圧巻の一言。適度なキャッチーさも備わっており、ただ激しく“押す”だけでは終わらない魅力が至るところに散りばめられている。5曲目「Dethrone」のカオスさや6曲目「Blood」でのモダンメタル的味付けなど、とにかく1曲1曲が個性的でまったく飽きがこないんです。

特に印象的なのが、終盤に収められた「Said & Done」と「Burning Out」というムーディな2曲。前者はLINKIN PARKなどモダンメタルコア以前のニューメタル的な香りが強く、後者はそれこそBMTH以降のポストハードコアといったイメージ。同じようなスタイルでも、ルーツの異なる2曲を並べることでその違いを見せつける構成に、思わずニヤリとしてしまいます。

そして、ラストを飾る「If I'm There」。これも穏やかな楽曲なのですが、前2曲からの流れといい非常にニクい構成だなと思います。オープニングのソウルフルな流れとこのエンディング。どこまで計算づくで配置したのか、個人的にも一度メンバーに聞いてみたいくらいです。

確実に前作よりスケールアップを果たした本作は、現在のBMTHほど“外側への開放”は感じられませんが、狭いシーンの中から飛び出そうとする気概は十分に伝わってくる、非常に好感の持てる1枚です。いや、これは年間ベストクラスなんじゃないの?

 


▼BAD OMENS『FINDING GOD BEFORE GOD FINDS ME』
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2019年12月 6日 (金)

CRYPTOPSY『THE BOOK OF SUFFERING』(2019)

CRYPTOPSYが2019年6月中旬にリリースした日本限定アルバム。

全8曲が収録された本作は、同年7月中旬に実現した7年ぶりの来日公演を記念して企画されたもので、もともとはアルバム前半4曲がEP『THE BOOK OF SUFFERING - TOME I』(2015年)、後半4曲がEP『THE BOOK OF SUFFERING - TOME II』(2018年)が初出という、連作となったシリーズEPをひとまとめにした内容となっています。

現在のメンバーはフロ、マット・マギャキー(Vo)、クリス・ドナルドソン(G)、オリヴィエ・ピナール(B)、フロ・モーニエ(Dr)の4人。ロード・ワーム(Vo)が脱退してからもだいぶ経ちますし、もはやこの4人編成は安定感すら感じられます。

事実、僕も7月13日の代官山UNIT公演に足を運んでいますが、計算され尽くしたプレイの数々と、音数が多いにも関わらずすべての音の粒が感じ取れるほどクリアなサウンドは、この手のバンドとしては異例といえるもので、熱狂的なリアクションを見せるオーディエンスとの相乗効果により、今まで観た彼らのステージの中でも一番と呼べる内容でした。まあとにかく、フロ・モーニエ先生の千手観音ドラミングが圧巻の一言で、あれだけ連打しても音の粒一つひとつが感じられるのは奇跡的だなと思うわけです。観られて本当によかった。

さて、改めてアルバムの話題に戻りましょう。前述のとおり、本作は2つの録音時期が異なるEPをひとつにまとめたもので、2作品の間には3年というタイムラグが生じています。しかし、『THE BOOK OF SUFFERING - TOME I』のラストである4曲目「Framed by Blood」と、『THE BOOK OF SUFFERING - TOME II』のオープニング曲である5曲目「The Wretched Living」の間にその“3年の差”は一切感じられません。そこには『THE BOOK OF SUFFERING』というひとつのテーマのもとに制作された連作という要素も大きく影響しているのでしょうか。

むしろ、アナログでいうところのA面(『TOME I』)とB面(『TOME II』)という形で、うまく色付けされているとさえ感じられる。つまり、これら8曲は本来収まるべき場所に、収まるべき形で収まったと言えるのではないでしょうか。

メロディやドラマチックさは皆無で、終始無慈悲なまでに轟音で攻めまくり、ときには複雑怪奇な展開で聴き手を驚かせる、CRYPTOPSYならではの個性はどの曲でも健在。むしろ、1曲1曲の際立ちはなかなかのものがあると思います。それはアルバムという形を想定して録音したものではなく、4曲のみというEPとして録音したのも功を奏しているのかもしれませんね。

正式なオリジナルアルバムではありませんし、この形で聴くことができるのは日本のファンのみですが、エクストリームメタルのエクストリームたる所以を存分に味わえる貴重な1枚はぜひとも2019年のうちに触れておいてもらいたいところです。

 


▼CRYPTOPSY『THE BOOK OF SUFFERING』
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2019年12月 5日 (木)

ABBATH『OUTSTRIDER』(2019)

2019年7月上旬にリリースされた、ABBATHの2ndアルバム。

ABBATHとはノルウェーの伝説的ブラックメタルバンドIMMORTALのフロントマンとして活躍したアバス・エイケモ(Vo, G)が、バンド脱退後の2015年に自身の名前を冠して結成した4人組バンド。同年秋の『LOUD PARK 2015』ではアルバムリリース前にも関わらず、早くも初来日公演が実現しており、その際にはアグレッシブなステージングとは相反した、アバスの日常におけるお茶目なキャラクターが一部に話題にもなったのは記憶に新しいと思います。

2016年に発表されたデビューアルバム『ABBATH』はIMMORTAL時代からひとつのスタイルにこだわらないアバスらしく、スラッシュメタルやパワーメタルなど正統派ヘヴィメタルからの影響も見え隠れする意欲作でした(ボーナストラックとしてJUDAS PRIESTのカバーも収録されていましたしね)。ということは、本作も前の作品とは若干テイストの異なる興味深い内容に仕上がっているはず……と、僕は聴く前からワクワクしていたわけです。

実際に届いたこのニューアルバムは、ある意味で自分の想像どおり、そしてある意味では想像をはるかに超えた力作に仕上がっていました。

例えば、前作でもそうでしたが、すでにABBATHはブラックメタルという狭い範疇にこだわっていないということ。もちろんブラックメタル的要素も演奏面からふんだんに感じることができるのですが、それ以上にピュアなクラシックメタルからの影響がストレートに表れているのです。そういった点は前作同様、本作にも楽曲に彩りを与えております。

基本的な路線は前作『ABBATH』の延長線上にあると言える内容で、そこに冠しては想像どおりであったわけですが、もう一方の「想像をはるかに超えた」という点……実はこちら、アバスのルーツといえる80年代初頭のオールドスクールなHR/HM、特にブラックメタルの始祖的存在であるVENOMや彼らを生み出したNWOBHMシーン、さらにはスウェーデンのBATHORYなどからの影響が表面化。前作でのドラマチックかつオーソドックスな正統派メタルと、ブラックメタルのルーツがミックスされ、そこに現代的な演奏スタイルが加わる……はい、新しいABBATHの出来上がり、というわけです。

BATHORYからの影響という点に関しては、アルバムのエンディングを飾る「Pace Till Death」は文字どおりBATHORYのカバーでストレートに表現している。一周回ってここまでど直球なブラックメタルを、今のアバスが表現するのはいろんな意味で感慨深いものがあります。と同時に、改めてアバスというアーティストの(ブラックメタルという狭い範疇で括っておくには勿体ないほどの)非凡さを感じさせる仕上がりでもあると思いませんか。

ブラックメタルというと意図的に劣悪な録音状態の作品も少なくないですか、こういった高品質で、かつブラックメタルの進化した姿を表したアルバムが正当な評価を下されることを願ってやみません。

 


▼ABBATH『OUTSTRIDER』
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2019年12月 4日 (水)

DESTRUCTION『BORN TO PERISH』(2019)

2019年8月上旬にリリースされた、DESTRUCTIONのニューアルバム。

彼らの歴史って「シュミーア(Vo, B)在籍時」「『CRACKED BRAIN』期」「グルーヴメタル期」の3つに分けられると思うのですが(シュミーア在籍時だけでも3人編成と4人編成で分けられたり、80年代と2000年代以降に分けられたりするのですが、ここでは割愛)、基本的に「グルーヴメタル期」は歴史に含まない派もいるみたいでして……そうなると、今作が一体何作目のオリジナルアルバムになるのかまったく見当がつきませんが、まああれです、10数作目です(適当)。

さて、シュミーア(Vo,B)とマイク(G)を中心に40年近くにわたり活動を続けるDESTRUCTIONですが、シュミーアが1999年に復帰してからはトリオ編成が20年近く続いてきました(その間、ドラマーの交代はありましたが)。常に「3人編成が一番だ」と公言し、80年代末からの4人編成時代を“なかった”こととしてきた彼らが、2019年に入っていきなり若手のダミア・エスキッチ(G)とベテランなランディ・ブラック(Dr/ex. ANNIHILATOR、PRIMAL FEARなど)を新メンバーに迎え再び4人編成に返り咲き。この布陣で完成させたのが、この『BORN TO PERISH』なわけです。

ぶっちゃけ、4人になったことに驚きは隠せませんでしたが、実際にアルバムを聴けばギターでの表現に多彩さが加わり、楽曲アレンジの幅も確実に広がったことが理解できるはずです。比較的ストレートなスラッシュナンバーが多かった近作と比べても、今作での技巧的アレンジはとても新鮮に映るはずです。まあ80年代末のテクニカル路線とは若干異なりますが、ランディ・ブラックが安定感の強いドラミングで地盤を支えるこの“ど直球なパワーゲーム”も悪くないですよね。

オリジナルアルバムも10数作と重ねていけば、バンドとしての新鮮さはどんどん薄れていきますし、実際ここから新しい要素を入れようとするとファンから反感を買ってもおかしくはありません。しかし、DESTRUCITONにおける今回の変化は……過去に経験したさまざまな変化を考慮しても非常にポジティブに受け入れられるものではないでしょうか。うん、これは変化というよりも進化と呼ぶにふさわしいものだと僕は解釈しています。

ただ、ひとつだけ残念なのが「これ!」と言えるキメの1曲が見当たらなかったこと。ここに今作を代表するようなキラーチューンが1曲でも含まれていたら、問答無用の最高傑作になっていたのではないか……そう思わずにはいられません。それでも、ここ数作の中でも高く評価されるべき1枚だと思いますけどね。好きな人にはたまらない、無心で楽しめるスラッシュメタルアルバムですよ。

 


▼DESTRUCTION『BORN TO PERISH』
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2019年12月 3日 (火)

MAMIFFER『THE BRILLIANT TABERNACLE』(2019)

2019年11月初旬にリリースされた、MAMIFFERの5thアルバム。

MAMIFFERはマルチプレイヤーでもある才女フェイス・コロッチャ(Vo, Piano, Organ, etc.)と、公私ともに彼女のパートナーであるアーロン・ターナー(G)の2人からなる、アメリカ・シアトルを拠点に活動する男女2人組ユニット。ドローンやアンビエントなどに属する、HR/HMやラウドロックとは距離のあるサウンドを主軸としているものの、ISISやSUMAC、OLD MAN GLOOMなどのエクストリームミュージック系バンドで活躍してきたアーロンが途中から正式加入したことで、ヘヴィな要素が急増。どこかドリーミーながらも重厚さが散りばめられた独特のサウンドは、エスクトリームミュージックやオルタナティヴロック、ポストロックを愛聴するリスナーにも十分にアピールするものとなっています。特にここ数作はヘヴィ系を好むリスナーには親しまれたようで、過去3回行われた来日公演も見事成功を収めています。

前作『THE WORLD UNSEEN』(2016年)から3年ぶりに発表された本作は、通常のアルバムのように一定期間に集中して制作されたものとは異なり、2013年頃(3rdアルバム『STATU NASCENDI』制作時)から2018年にかけて断続的に行われた数々のセッションから、当時制作していたアルバムにはそぐわなかった楽曲を軸に、新たに方向性を絞り込んで完成させた1枚です。

近作で聴けたアーロンのダイナミックなギターサウンドはオープニングトラック「All That Is Beautiful」などでは楽しめるものの、基本的には抑え気味で、MANIFFER=フェイスの原点でもあるピアノとエレクトロニクスに主軸を置いた作風にシフトチェンジ。近年ますます存在感を増しているフェイスのボーカルに焦点を当てた、“静”の要素が強い作品集となっています。ボーカリストとしてのフェイスの表現力が著しく成長している事実は、本作における最大の聴きどころと言えるのではないでしょうか。

また、どこか宗教音楽のような厳かさを伴う楽曲の数々は、方向性的に最近リリースされたチェルシー・ウルフの最新作『BIRTH OF VIOLENCE』との共通点も感じられます。向こうはアメリカのフォーキーなルーツミュージックに回帰した1枚でしたが、こちらは同じルーツミュージックでも、もっとトラッドミュージック的と言いましょうか。しかも、チェルシー・ウルフはアコースティック楽器に主軸を置いたオーガニックな作品でしたが、MAMIFFERはピアノとエレクトロニクスをベースにした近代音楽的な作風。こういった違いはあるものの、向かおうとしている先は実はそう変わらないのではないか。2作を聴くと、そんな印象を受けるのですが、いかがでしょう?

エクストリームミュージックという括りで考えると、こういった試みが同ジャンル進化におけるひとつの到達点、もしくは通過点と捉えることもできるのではないでしょうか。そういった意味でも、このMAMIFFERの新作が2019年の音楽シーンで果たす役割は非常に重要な気がしてなりません。個人的には年間ベストアルバム候補の1枚です。

なお、本作は日本盤のみ20分にもおよぶアンビエントトラック「Salt Marsh」を収めたボーナスディスク付きの2枚組仕様。配信バージョンではこちらのトラックは聴くことができないので、ぜひフィジカル(かつ日本盤)で楽しんでもらいたいところです。

 


▼MAMIFFER『THE BRILLIANT TABERNACLE』
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2019年12月 2日 (月)

ALICE COOPER『BREADCRUMBS』(2019)

アリス・クーパーが2019年9月に発表した6曲入りEP。海外ではアナログで2000枚限定リリースというレアアイテムでしたが、日本では同年11月末にCDとして発売されました。

今年はHOLLYWOOD VAMPIRESとして6月に新作アルバム『RISE』をリリースしたばかりのアリスですが、ソロ名義の新作は2017年のアルバム『PARANORMAL』以来2年ぶり。とはいえ、今作には純粋な新曲は1曲しか含まれておらず、1曲は『THE EYES OF ALICE COOPER』(2003年)収録曲「Detroit City」のリメイク「Detroit City 2020」、残り4曲はカバー(このうち1曲はメドレーなので、正式には5曲のカバー)というバラエティに富んだ構成となっています。

とはいえ、新録曲のみで構成された本作は、『PARANORMAL』およびHOLLYWOOD VAMPIRESでの経験が昇華された聴き応えのある、ポップでパンキッシュなガレージロック集。ドライブ感の強い「Detroit City 2020」や「Go Man Go」やニューヨークパンクの香りがちらつく「East Side Story」(ボブ・シーガーのカバー)、ファンキーさが際立つ「Your Mama Won’t Like Me」(スージー・クアトロのカバー)、ブルージーかつソウルフルな「Devil With A Blue Dress On」(MITCH RYDER & THE DETROIT WHEELSカバー)と「Chains Of Love」(THE DIRTBOMBSカバー)、初期のアリス・クーパーにも通ずる世界観の「Sister Anne」(MC5カバー)と、たった6曲(実質7曲)で21分と短いながらもボリューミーに感じられる“濃い”仕上がりなのです。

カバーで取り上げたアーティストを見ればわかるように、本作はアリスが自身のルーツであるデトロイトのガレージロック/アーリー・パンクロックに回帰したと受け取れる内容。あえて過去のオリジナル曲「Detroit City」をリメイクしたあたりにも、そのへんの熱い意思が感じ取れます。サウンド的には『PARANORMAL』セッションで試みた初期ALICE COOPER BANDの面々との共演、姿勢としてはHOLLYWOOD VAMPIRESでの経験が良い形で反映されており、良い意味で肩の力が抜けた本作はアリスの本領発揮と言わんばかりの良作ではないでしょうか。

また、そういったアリスの意思に華を添えるのが豪華ゲスト陣。マーク・ファーナー(G / GRAND FUNK RAILROAD)、ウェイン・クレイマー(G / MC5)、ミック・コリンズ(Vo / THE DIRTBOMBS)、ポール・ランドルフ(B, Vo / JAZZANOVA)、ジョニー“ビー”バダニェック(Dr / MITCH RYDER & THE DETROIT WHEELS)というデトロイト周辺のハードロック/ガレージロック/ソウルを代表する面々が顔を揃えています。そんな作品を、『PARANORMAL』から引き続きボブ・エズリンがプロデュースを手掛けているというのが、またたまらないですね。

ライブでは相変わらずショーアップされた“あの”世界観を維持しつつ、音源では好き放題かまし続けるアリス。年齢的にもこの先どれだけの新作を残し続けることができるかは神のみぞ知る状況ですが、ぜひこのスタイルを可能な限り維持し続けてもらいたいところです。

 


▼ALICE COOPER『BREADCRUMBS』
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2019年12月 1日 (日)

BLOOD INCANTATION『HIDDEN HISTORY OF THE HUMAN RACE』(2019)

アメリカ・コロラド州デンバー出身のデスメタルバンド、BLOOD INCANTATIONが2019年11月下旬に発表した2ndアルバム。

2011年に結成された彼らは、フレットレスベースを使うベーシストを擁する4人組バンド。2013年にセルフタイトルのデモテープを発表後、地道な活動を続け、2016年にリリースした1stフルアルバム『STARSPAWN』が一部界隈で反響を呼びました。

ブルータルデスメタルやテクニカルデスメタル、プログレッシヴデスメタルなど、オールドスクールなデスメタルからより進化したスタイルが混在する昨今ですが、このBLOOD INCANTATIONの方向性は楽曲こそ複雑な展開を持つものが見受けられるものの、演奏スタイル自体はオールドスタイルなものに近いのではないでしょうか。かつ、本作には「Inner Parths (To Outer Space)」のように単なる残虐性をプッシュしたものとは異なる、(ギターフレーズが)メロウでスペーシーな楽曲も存在する(といっても、味付け程度ですけどね)。オールドスクールの中でもまた新たに派生したスタイルと言えなくもないのかな。

その“新たに派生したスタイル”の中でも彼らが個性的なのは、“コズミック・デスメタル”なるSFや宇宙など神秘性の高いテーマを扱った歌詞を歌っている点。うん、とても2019年の作品だとは信じられないアートワークからも伝わってくるよね(笑)。

アルバムタイトルの「Hidden History Of The Human Race」とうフレーズも、実はアメリカで1993年に出版された書籍『Forbidden Archeology: Hidden History Of The Human Race』から取られたものじゃないか……と。もっとも同著は宇宙云々はあまり関係なく、どちらかというと超常現象寄りなのかな……いや、実際に読んでないのであんまり深くは語れませんが。

それはともかくとして。アルバム自体はすごくカッコいいです。80年代〜90年代初頭のオールドスクール・デスメタルの精神を引き継ぎつつも、2000年代以降のテクニカル路線を通過することで、残虐さの中にもドラマチックさが垣間見れる。1曲1曲は5〜7分台と決して短いものではないのですが、その中に複数のさまざまな要素が凝縮されており、情報量の多さという点においては非常に現代的なのです。

で、その真骨頂と言えるのが、アナログB面……最後のトラックとなる「Awakening: i. Form The Dream Of Existence... / ii. To The Multidimensional Nature Of Our Reality / iii. (Mirror Of The Soul)」。実は本作、全4曲で36分強という「?」な内容なのですが、そのラストトラックはタイトルのみならず楽曲の尺も18分と大変な長さになっています(まあ組曲ですからね、そうは聴こえないんだけど。実は彼ら、1stアルバムの時点で1曲目から13分の大作をぶちかましているんですけどね)。

でもね、これが意外とスルスルと聴き進められちゃうのよ。不思議だね。単調じゃないからこそ18分も楽しめるというのは大きいんでしょうけど、逆に単調じゃないにしてもこの手のジャンルで18分も聴き手を飽きさせずに惹きつけられるのは相当な技量なないと無理なんじゃないでしょうか。そういう意味では、彼らはこの1曲に持てるすべての経験値を詰め込み、そんな自分たちに勝ったのではないか、と。

このアルバムで初めて接したバンドではありますが、これはなかなかうれしい出会いだったな。うん、もしこの「Awakening: i. Form The Dream Of Existence... / ii. To The Multidimensional Nature Of Our Reality / iii. (Mirror Of The Soul)」(長いよ! 「Awakening」でいいじゃん!笑)を生で聴く機会があるのなら……ぜひ一度はライブを観てみたいものです。

 


▼BLOOD INCANTATION『HIDDEN HISTORY OF THE HUMAN RACE』
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2019年11月30日 (土)

2019年11月のお仕事

2019年11月に公開されたお仕事の、ほんの一例です。随時更新していきます。(※11月27日更新)

 

[紙] 11月27日発売「VOICE BRODY」vol.6にて、「新サクラ大戦」佐倉綾音、山村響×福原綾香の各インタビュー、「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」岩田陽葵インタビューを担当・執筆しました。(Amazon

[WEB] 11月26日、「Rolling Stone Japan」公式サイトにてBABYMETALライブレポートBABYMETAL、イギリスからの盟友BMTHと繰り広げた「奇跡の共演」が公開されました。

[紙] 11月25日発売「CONTINUE」Vol.62にて、TRIGGER特集内「キルラキル」6話・12話・20話レビューと「キズナイーバー」解説を執筆しました。(Amazon

[WEB] 11月22日、「リアルサウンド」にてオーディション企画『ONE in a Billion』制作スタッフインタビュー坂道オーディションやNizi Projectも制作 ソニーミュージック新人開発スタッフに聞く、今求められるアーティストの条件が公開されました。

[紙] 11月22日発売「TV Bros.」2020年1月号にて、のろしレコード『OOPTH』、佐藤千亜妃『PLANET』、TORO Y MOI『SOUL TRASH』の各ディスクレビューを担当・執筆しました。(Amazon

[紙] 11月20日から全国5都市の主要CDショップで配布開始の「FLYING POSTMAN PRESS」2019年12月号にて、THE YELLOW MONKEYインタビューおよびディスコグラフィー作成、BBHF尾崎雄貴インタビューを担当・執筆しました。

[WEB] 11月12日、「ぴあアプリ」にて乃木坂46秋元真夏インタビュー乃木坂46新キャプテン・秋元真夏が語る、WOWOWドラマの裏側と後輩たちへの想いが公開されました。

[WEB] 11月8日、「リアルサウンド」にてTHE PINBALLS古川貴之インタビューTHE PINBALLS 古川貴之の人生に影響を与えた4作品とは? ルーツから浮かぶ根底にある想いが公開されました。

[紙] 11月2日発売「日経エンタテインメント!」2019年12月号にて、=LOVE齊藤なぎさ、≠ME冨田菜々風の各インタビュー欅坂46菅井友香の連載「菅井友香のお嬢様はいつも真剣勝負」構成を担当しました。(Amazon

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また、10月に当サイトで紹介したアルバムから各1〜2曲程度ピックアップして、30曲程度のプレイリストをSpotify、AppleMusicにて制作・公開しました。題して『TMQ-WEB Radio 1910号』。レビューを読む際のBGMにするもよし、何も考えずにダダ流しするもよし。おヒマなときに聴いていただけると嬉しいです。

«SLAYER『THE REPENTLESS KILLOGY (LIVE AT THE FORUM IN INGLEWOOD, CA)』(2019)

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