2004/10/08

とみぃ洋楽100番勝負(50)

●第50回:「Paint It, Black」 ROLLING STONES ('66)

 50回目にしてようやくストーンズ。このバンドの存在も自分にかなり大きな影響を与えてくれました‥‥ええ、こいつらのせいで浪人覚悟しましたから‥‥

 ストーンズ自体は中学の頃から‥‥リアルタイムだと「UNDERCOVER」か「DIRTY WORKS」辺りかな‥‥ヒットしてる曲は聴いてたし、実際アルバムも手にしてたんですね。でもそんなに重要な存在ではなかったのよ、当時の俺には。バンドで "Satisfaction" とかカバーしててもね。

 ところがさ‥‥高校2年の頃かな。「フルメタル・ジャケット」っていうベトナム戦争をテーマにした映画があったでしょ、スタンリー・キューブリックの。あれを観に行ってさ。丁度「プラトーン」がヒットした後だったのかな。けど俺的にはあの映画、そんなにグッとくることもなく、普通に素通りしてたのね。

 でもさ‥‥「フルメタル・ジャケット」は‥‥多分忘れられない映画だよね、いろんな意味で‥‥狂ってるもの。それはベトナム戦争というものが狂っていたのか、あるいはキューブリックが狂っていたのか‥‥その全部が微妙にズレ合って、更に狂気に拍車をかけてたんだろうけど‥‥吐きそうだったもの。

 その映画のエンディング‥‥ミッキーマウス・マーチを歌いながら行進する部隊のシーンで終わって、エンドロールでこの "Paint It, Black" が流れるのね。もうさ、そのインパクトがね。映画のインパクトと、この何ともいえない今日の雰囲気が見事にマッチングして、俺の心を鷲掴みしたわけ。

 それから狂ったようにストーンズのアルバムを買い漁り(丁度そのすぐ後に新作リリースと来日発表が重なったんだっけか)、受験勉強も程々で来日公演のチケット確保に動き回り、東京ドームのアリーナ前から20数列目という至近距離で初ストーンズを体験することになるのでした。お陰で受験は大失敗。ま、ストーンズのせいじゃなくて俺がバカだっただけなんだけど。

 「フルメタル・ジャケット」という映画を通して、俺にとってふたつの大きな「とみぃ史に重要な要素」が生まれました。それがストーンズ、そしてキューブリックだったのです。



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投稿: 2004 10 08 12:00 午前 [1966年の作品, Rolling Stones, 「100番勝負」] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック