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カテゴリー「1984年の作品」の34件の記事

2021年4月18日 (日)

RATT『RATT EP』(1983)

1983年8月23日に海外でリリースされたRATTの1st EP。

本作はアルバム『OUT OF THE CELLAR』(1984年)でメジャーデビューする約半年前に、バンドの主宰するインディレーベルTime Coast Communicationsから発表された6曲入りEP。『OUT OF THE CELLAR』でのブレイク後にはリミックスを施した形でメジャーのAtlantic Recordsから再リリースされています(日本盤アナログ初出は1985年3月10日。1987年5月10日には初CD化もされました)。

残念ながら、現在ではCDは廃盤状態。ストリーミングでも配信されていない状況ですが、「You Think You're Tough」を筆頭にバンドにとって重要な楽曲も複数収録されており、今でも最初を望む声は少なくないのではないでしょうか。

バンドの初期衝動を端的に表したファストチューン「Sweet Cheater」からスタートする本作は、続く「You Think You're Tough」「U Got It」「Tell The World」など、『OUT OF THE CELLAR』にも匹敵する良曲揃い。すでにこのEPの時点で“RATTらしさ=RATT 'n' Roll”が完成の域に達していたことが窺えます。

かと思うと、メジャー1stアルバムにて再録される「Back For More」のオリジナルバージョンも収録。こちらはインディーズならではのサウンドプロダクションと間延びしたアレンジが印象的で、全体のまとまりや完成度でいったら間違いなくメジャー・バージョンのほうが格段に上。しかし、Aメロで飛び込んでくるフアン・クルーシエのオクターブ弾きのアクセントが妙に心地よく、個人的にはこのインディーズ・バージョン、大好きなんですよね。10代後半、こっちばかり聴いていた記憶があります。

そして、AEROSMITHもデビュー作『AEROSMITH』(1973年)でカバーしたルーファス・トーマス作「Walking The Dog」も収録。この選曲やアレンジなどからも、RATTが初期はAEROSMITH的なスタイルをメタリックなサウンドで表現しようとしていたことが窺えるのではないでしょうか。

本作のアナログ盤は中古ショップを回れば比較的安価で入手できますが、CDは割高なのでご注意を。ただ、「Tell The World」「You Think You're Tough」のみバンド初のシングルコレクションアルバム『RATT & ROLL 81-91』(1991年)で聴くことができるので(かつ、こちらも安価で入手可能なので)、まずはこのベスト盤を手にすることをオススメします。間違っても、現行のベスト盤『TELL THE WORLD: THE VERY BEST OF RATT』(2007年)は買わないように(こちら、タイトルがこれなのに肝心の「Tell The World」はおろか、本EPからの楽曲が皆無という謎の1枚なので)。

今やCDは死にゆくメディアなので、盤での再発は期待薄ですが、デジタルならば権利関係さえクリアすれば可能性大なので、ぜひともなんとかしてもらいたいなと。配信が決まったら、迷わずデジタル購入しますので!

 


▼RATT『RATT EP』
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2021年4月17日 (土)

DOKKEN『TOOTH AND NAIL』(1984)

1984年9月13日にリリースされたDOKKENの2ndアルバム。日本盤は同年11月28日発売(当初はアナログのみ。CDは1985年初出)。

言わずと知れたDOKKENの代表作。1983年前後から勃発したUSメタルの波に乗って、RATTMOTLEY CRUEらとともに“ヘアメタル/グラムメタル”(日本では各バンドの活動拠点を差してL.A.メタルとも)シーンの立役者として人気を獲得し、アルバムは全米49位のスマッシュヒットに(100万枚を超えるセールス)。「Into The Fire」「Just Got Lucky」のラジオヒットに加え、パワーバラード「Alone Again」はBillboardチャート最高64位まで上昇しました。

前作『BREAKING THE CHAINS』(1981年/1983年)ではベースを、のちにRATTに加入するフアン・クルーシエがプレイしていましたが、本作のレコーディングから正式にジェフ・ピルソンが加わり、バンドの黄金期がここから始まることになります。ジェフはソングライティング面でもすべての楽曲に携わっており、B級臭濃厚だった前作からメジャー感が少し強まった作風へとスケールアップさせることに成功。また、演奏面ではジョージ・リンチ(G)のプレイヤーとしての個性が一気に開花し、「Tooth And Nail」のように1分以上におよぶギターソロをフィーチャーするなど、ギターバンドとしての独自性もここで印象付けることに成功しました。

そういったプレイヤー陣の強い個性に負けじと、線の細い歌声のドン・ドッケン(Vo)も哀愁味強めのメロディを絶妙な形で表現。この楽器隊とのアンバランスさこそ、実はDOKKENの魅力なんですよね。「Tooth And Nail」や「Don’t Close Your Eyes」「Turn On The Action」などのファストチューンでは頑張ってハイトーンを響かせたりするものの、ポップな「Just Got Luck」やメロウな「Into The Fire」、泣きのバラード「Alone Again」でこそ活きるドンの個性。それが、シングルヒットへとつながっていったのでしょう(次作『UNDER LOCK AND KEY』(1985年)での「In My Dreams」はそのもっともたる例では)。

楽曲、アレンジ、メロディアスさとハードさのすべてがバランスよく突出した『UNDER LOCK AND KEY』、完全なるギター・オリエンテッド・アルバムの『BACK FOR THE ATTACK』(1987年)と、その後洗練されていくDOKKENですが、本作は最初の“攻め”が具体化された、いわゆるヘヴィメタルのステレオタイプ的側面がもっとも強く表現された1枚。日本でいうところの“L.A.メタル”がもっとも具体的な形で示されており、RATTの『OUT OF THE CELLAR』(1984年)、MOTLEY CRUE『SHOUT AT THE DEVIL』(1983年)QUIET RIOT 『METAL HEALTH』(1983年)などとあわせて聴くべき歴史的名盤です。

 


▼DOKKEN『TOOTH AND NAIL』
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2021年1月23日 (土)

DAVID SYLVIAN『BRILLIANT TREES』(1984)

1984年6月にリリースされたデヴィッド・シルヴィアンの1stソロアルバム。

1982年12月にJAPANでの活動を終了させたデヴィッドは、その前後からソロ作品の制作に着手。まずは坂本龍一とのコラボシングル「Bamboo Houses」「Forbidden Colours」を立て続けに発表し、のちに本格的なソロ作品制作に取り掛かります。レコーディングはデヴィッド・ボウイ『LOW』(1977年)や『HEROES』(1977年)、イギー・ポップ『THE IDIOT』(1977年)&『LUST FOR LIFE』(1977年)など名盤を多数輩出してきたベルリンのハンザ・スタジオ(Hansa Tonstudio)にて、JAPAN時代の盟友リチャード・バルビエリ(Key)と実弟スティーヴ・ジャンセン(Dr)のほか、坂本龍一(Key)、ホルガー・シューカイ(G)などを迎えて実施。全英4位という好成績を残しました。

アルバム冒頭こそ、JAPAN末期の方向性の延長線上にある作風かなと思わされます。実際、それもあながち間違いではないでしょう。ポストパンク以降のホワイトファンクをベースにした「Pulling Punches」なんてまさにそれで、とはいえバンド時代よりも派手さが若干増したかなという印象すら受けます。

ですが、本作の醍醐味は2曲目「The Ink In The Well」以降ではないでしょうか。ジャズからの影響を思わせる作風は、これもJAPAN末期のスタイルと言えなくもありませんが、バンド時代以上に“個”が際立つテイストはまさしくソロならでは。民族音楽や宗教音楽の香りすら感じられる「Nostalgia」、ジャズファンク的なクールさが際立つ「Red Guitar」などは、80年代半ばという時代性とも見事にマッチしており、新たな時代がここから始まっていく予感も伝わります。

かと思えば、環境音楽的なテイストを随所に散りばめた「Weathered Wall」、全英的なジャズ色濃厚な「Backwaters」といった新境地的ナンバーもしっかり用意されている。音数の少なさ=隙間の多さで表現される“行間を楽しむ”作風はどこか日本的でもあり、難解なことに挑戦していながらも我々日本人にフィットするポイントも見受けられる……と感じるのは僕だけでしょうか。だからなのか本作、リリース当時中学生だった自分にも不思議としっくりくるものがあったんですよね。JAPANの最終オリジナル作品『TIN DRUM』(1981年)の“その先”という意味でも、僕は子供ながらに受け入れることができました。

ラストは9分近くにもおよぶタイトルトラック「Brilliant Trees」。この穏やかでミニマルな世界観と、デヴィッドの落ち着いたトーンの歌声が生み出す独特な空気感が存分に味わえる、究極の1曲ではないでしょうか。そして、この曲からも不思議と和の香り……侘び寂びに通ずるものが伝わってくる気がします。

フロントマンとしての存在感という点において、10〜20代の自分にマイケル・モンローやイギー・ポップ、デヴィッド・ボウイと同じくらい影響を与えたひとり。これまで表立って作品を取り上げる機会は少なかったですが、常に心の片隅に存在して鳴っているのが、JAPAN中後期とデヴィッドのソロ作品で、中でもこのアルバムは忘れられない1枚。初めて出会ってから35年以上経ちますが、今でも年に何度か再生している大切な作品です。

 


▼DAVID SYLVIAN『BRILLIANT TREES』
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2021年1月 7日 (木)

DAVID BOWIE『TONIGHT』(1984)

1984年9月にリリースされたデヴィッド・ボウイの16thアルバム。

前作『LET'S DANCE』(1983年)および同名シングルの大ヒットを受け、前作から1年半という短いスパンで届けられた本作。方向性的には間違いなく前作の延長線上にあるのですが、いざ収録内訳を確認すると全9曲中5曲がカバー(前作における「China Girl」同様、イギー・ポップへの提供曲セルフカバー3曲含む)という事実に驚かされます。

プロデューサーは前作でのナイル・ロジャースからデレク・ブラブル&ヒュー・パジャムに交代。デレクはファンクバンドHEATWAVEの元メンバーで、ジャッキー・グラハムやフェイス・ヒルなどを手がけたことで知られる人。ヒュー・パジャムは80年代前半にTHE POLICEやフィル・コリンズ、HUMAN LEAGUE、XTCなどで名を馳せたご存知の方。前作でやろうとしたことを、各分野のトップランナーを迎えることでより濃く表現しようとした結果なのでしょうか(単にナイル・ロジャースが売れっ子すぎて捕まらなかった説もありますが)。

オープニングを飾る「Loving The Alien」は儚くも美しい世界観を持つ良曲ですが、ベースラインが「Let's Dance」をなぞっていたりして、なるほどと納得されられます。また、この曲が本作で最長の7分強というのも、なんとなく「Let's Dance」の二番煎じ的な……そこと重ねてしまうと「う〜ん」と思ってしまいがちですが、過去を切り離して曲単位で考えると非常によくできた1曲ではないでしょうか。

イギー程曲曲のカバー「Don't Look Down」や「Tonight」は、意外と落ち着いた雰囲気で好印象。後者はティナ・ターナーをデュエット相手に迎えており、このレゲエテイストの緩やかな曲調で暑苦しい歌声を響かせます(笑)。「God Only Knows」はご存知THE BEACH BOYSの名曲カバー。このスタンダード感もまた良し。ブラックミュージックやスタンダードナンバー的な楽曲をカバーすることで、ポップスター感をより強めることに成功しています。

後半には前作における「Modern Love」的なスタジアムロック「Neighborhood Threat」(イギー提供曲のカバー)があったり、当時ノエビア化粧品(懐かしい……笑)のCMソングとしておなじみだった「Blue Jean」(全英6位/全米8位)、ボウイ&イギーの共作によるファンキーな「Tumble And Twirl」があったり、そのイギーをデュエット相手として迎えた「Dancing With The Big Boys」があったりと、なかなかバラエティに富んだ構成となっています。そんな中、個人的に印象深いのは60年代に活躍したR&Bシンガー、チャック・ジャクソンのカバー「I Keep Forgettin'」がお気に入り。いかにもヒュー・パジャム的なタムタムドラムの音色はさすがに今聴くと苦笑してしまいますが、全体を通して悪くないんじゃないかな。いや、かなり良いと思うんですが……。

前作での成功の余波もあり、本作は全英1位/全米11位と大健闘。ですが、二番煎じ感が強かったためか、前作以上に低評価なんですよね。だけど、改めて聴き込むと……実は『LET'S DANCE』よりよく作り込まれた良作じゃないかと気づくわけです。これを聴いちゃうと、『LET'S DANCE』はこのアルバムの習作だったんじゃないか……とすら思えてくるのですが、ふと冷静になって考えると、収録曲の半数以上がカバーという事実にぶち当たる。これが低評価の要因のひとつでもあるのかな。

だけど、個人的な好みで言えば確実にこっち。ここはぜひ“もっとも再評価されるべき1枚”だと断言させてください。

 


▼DAVID BOWIE『TONIGHT』
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2020年11月23日 (月)

KISS『ANIMALIZE』(1984)

1984年9月にリリースされたKISS通算12作目のスタジオアルバム。それまで『地獄の〜』シリーズが多かった邦題も、ようやく本作からは原題をそのままカタカナ化することで落ち着くことになりました。

前作『LICK IT UP』(1983年)でメイクをやめて素顔をさらけ出し、さらにそのサウンドも当時勃発し始めたHR/HMブームに便乗したもので、話題性もあり成功を収めました。そういった意味では、続く今作で真価が問われるわけですが、2代目ギタリストのヴィニー・ヴィンセントが脱退。代わりに加入したマーク・セント・ジョンが唯一参加したのが、本作『ANIMALIZE』になります。

このアルバムは50年近いKISSのキャリア史上、唯一のポール・スタンレー(Vo, G)単独プロデュース作品。というのも、相方のジーン・シモンズ(Vo, B)が本作制作時期に映画『未来警察』に俳優として参加していたことで、制作途中で離脱してしまうのです。

全9曲中ポール歌唱曲が5、ジーン歌唱曲が4というバランスですが、もしジーンに余裕があったらもう1曲彼が書き下ろしたんでしょう。なお、ポール書き下ろし曲ではデズモンド・チャイルドが3曲に参加。リードシングル「Heaven's On Fire」などキャッチーな楽曲を提供しています。エリック・カー(Dr, Vo)もドラムのみならず、「Under The Gun」でポール&デズモンドと共作を果たしています。

前作『LICK IT UP』はそのひとつ前の『CREATURES OF THE NIGHT』(1982年)の延長線上にありながらも、初期のKISSらしいキャッチーさが復調し始めていましたが、今作ではそこに80年代前半ならではのゴージャスさ、ふくよかな質感が加わり、ある意味では“LAメタル/ヘアメタル版KISS”と言えなくもないHR/HMサウンドが展開されています(当時のファッションもまんまLAメタルですし)。オープニングを飾る「I've Had Enough (Into The Fire)」や「Under The Gun」なんて、まさに時代を意識したメタルチューンですものね。

そんな中にも、先の「Heaven's On Fire」や「Lonely Is The Hunter」のように初期を彷彿とさせるテイストの楽曲も含まれており、やっぱり“餅は餅屋”と再認識させられます(といっても、アレンジや音の質感は完全に80年代のそれですけどね)。個人的には、のちのスタイルへとつながっている「Thrills In The Night」のような楽曲がお気に入りです。

本作からは「Heaven's On Fire」が全米49位というまずまずのヒットとなり、アルバム自体も全米19位まで上昇。前作並みのヒット(プラチナム獲得)となりました。とはいえ、KISSの80年代史の中では軽んじられる傾向の強い1枚でもあり、そのへんはマーク・セント・ジョンという印象の薄いメンバーのせいもあるのかなと。マークは本作を携えたツアー開始から数公演で脱退、代わりに本作で3曲ソロを披露しているブルース・キューリックがそのままバンドに加わり、以降10年以上にわたりバンドを支えることになりあす。

 


▼KISS『ANIMALIZE』
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2020年10月21日 (水)

EUROPE『WINGS OF TOMORROW』(1984)

1984年2月にリリースされたEUROPEの2ndアルバム。日本盤は同年4月に発売されたようです。

デビューアルバム『EUROPE』(1983年/邦題『幻想交響詩』)が本国スウェーデンで最高8位まで上昇し、ここ日本でも局地的にヒットを記録。これを受けて11ヶ月という短いスパンで届けられた今作は、前作で見せたドラマチックなHR/HMスタイルを極限にまで純化させた良質な北欧メタル作品に仕上がっています。

前作で個人的に気になったのが、ピッチの甘さでした。弦楽器隊のチューニングとジョーイ・テンペストのボーカルとの間に若干のズレが感じられて、曲によってはそれが気持ち悪く聴こえてしまったんですよね。言ってしまえばインディーズレベル、もっと言えばアマチュアレベルだったのかなと。極端な話、音楽コンテストの優勝商品としてデビューアルバムが制作されたようなものでしたし。さらに、楽曲も一部を除きB級感満載だった。まあこれに関しては仕方ないところがありますが。

ところが、そこから短期間で完成したこの2ndアルバムはその難点が克服され、さらに楽曲のクオリティまで一気に上げてきた。この成長、進化の速度はなかなかのものがあり、もしリアルタイムでこの流れを体験していたら相当驚いたことでしょう。

「Stormwind」や「Scream Of Anger」「Open Your Heart」「Wings Of Tomorrow」「Dreamer」と、とにかくメジャー感の強い名曲揃い。「Scream Of Anger」のアグレッシヴさと「Wings Of Tomorrow」や「Stormwind」で魅せるドラマチックな展開と美メロ、さらに「Open Your Heart」や「Dreamer」といったスローバラードの完成度。どれを取っても素晴らしく、録音の質さえ上げれば2020年という現代においても通用するものばかりだと思います。「Open Your Heart」はワールドワイドデビュー後に4thアルバム『OUT OF THIS WORLD』(1988年)でリメイクされていますが、今となってはこのシンプルなアレンジのオリジナルバージョンのほうがお気に入りです。

そのほかにもヘヴィな「Treated Bad Again」やノリの良さ抜群の「Wasted Time」、疾走感がたまらない「Lyin' Eyes」や「Dance The Night Away」、そしてジョン・ノーラム(G)の魅力全開のインストナンバー「Aphasia」と、本当に捨て曲なし。A級バンドの仲間入りを果たす次作『THE FINAL COUNTDOWN』(1986年)ほど完璧すぎず、適度な“ユルさ”やB級感を残すこのバランスが絶妙なんですよね。

本作リリース後、テンポキープができないという致命的な理由でトニー・レノが脱退。代わりにイアン・ホーグランド(Dr)が加入し、さらにミック・ミカエリ(Key)も加わり黄金期メンバーが完成し、『THE FINAL COUNTDOWN』へと到達するわけですが、それはまた別のお話。EUROPEというと「The Final Countdown」というパブリックイメージが捨てきれない人にこそ、真っ先に聴いていただきたい初期の名盤です。

 


▼EUROPE『WINGS OF TOMORROW』
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2020年6月 2日 (火)

ANTHRAX『FISTFUL OF METAL』(1984)

1984年1月にリリースされたANTHRAXの記念すべき1stアルバム。日本盤は1987年10月、ジョーイ・ベラドナ(Vo)が歌う「Raise Hell」「Panic (Live)」を追加した形で『FISTFUL OF ANTHRAX』と改題して発表されたのが初出でした。そのご、1992年にはオリジナル・フォーマットに戻して再発されています。

ご存知のとおり、デビューアルバム時のメンバーはスコット・イアン(G)&チャーリー・ベナンテ(Dr)の不動メンバーのほか、ダン・スピッツ(G)、ニール・タービン(Vo)、ダン・リルカ(B)という布陣。ダン・スピッツは『SOUND OF WHITE NOISE』(1993年)まで在籍し、ニールとダン・リルカは本作を最後に脱退し、リルカはのちにS.O.D.でスコット&チャーリーと再合流。その後はNUCLEAR ASSAULT、BRUTAL TRUTHで活躍しています。ニールは2000年代にソロアルバムを出したりなどありましたが、基本的にはよく知りません(苦笑)。

直線的なファストチューンが大半を占めるのが本作の特徴で、スラッシュメタルというよりはパンキッシュなスピードメタルという印象が強いかな。例えば、ジョーイ加入後の2ndアルバム『SPREADING THE DISEASE』(1985年)と比べたら、アレンジ力の差が明白かと思います。だからといって、このデビューアルバムの出来が劣るかと言われるとそんなこともなく、これはこれで良いんですよ。IRON MAIDENでいうところのデビューアルバムと3rdアルバム『THE NUMBER OF THE BEAST』(1982年)くらい違うと言えば理解していただけるでしょうか。

また、ニールの歌唱スタイルも直線的でひねりのないもので、単調と言ってしまえばそれまでですが、このサウンドにはぴったり。結局、ヘヴィメタルシンガーとして安定した実力を持つジョーイの加入によって引き出された面も多かったんでしょうね。適材適所とはよく言ったものです。

そんな楽曲群の中で、異彩を放つのがアリス・クーパーのカバー「I'm Eighteen」。カバー癖はデビュー作の時点から始まっており、続くEP『ARMED AND DANGEROUS』(1985年)でもSEX PISTOLS「God Save The Queen」を取り上げていおります。あ、初期は選曲センスが普通だったんだね。

オープニングの「Deathrider」は今聴いてもカッコいいし、「Metal Thrashing Mad」や「Panic」「Anthrax」も、王道メタルな「Death From Above」あたりも捨てがたい。要するに、なんだかんだで名盤なんです(それが言いたかった)。

 


▼ANTHRAX『FISTFUL OF METAL』
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2019年11月11日 (月)

IRON MAIDEN『POWERSLAVE』(1984)

IRON MAIDENが1984年9月にリリースした、通算5作目のオリジナルアルバム。全英2位、全米21位という成績を残しており、本作からは「2 Minutes To Midnight」(全英11位)、「Aces High」(同20位)というヒットシングルが生まれています。

ブルース・ディッキンソン(Vo)加入後3作目、そしてブルース、スティーヴ・ハリス(B)、エイドリアン・スミス(G)、デイヴ・マーレイ(G)、ニコ・マクブレイン(Dr)という黄金期の布陣が揃ってからは2作目となる本作は、プログレッシヴな大作志向に拍車がかかった最初の1枚。当時アナログでA面に5曲、B面に3曲でトータル51分強というトータルランニングで、確かそれまでの作品は46分テープを使っていたのに今作から54分テープを使うようになった記憶が強く残っています(今やどうでもいい話ですが。苦笑)。

本作というと、やはりオープニングを飾る名曲中の名曲「Aces High」と、それに続くキラーチューン「2 Minutes To Midnight」という2大シングルの存在感の強さにより、アルバムとしても名盤という印象が強く持たれているような気がします。というか、この2曲の完成度が突出しすぎていて、そこにアルバム全体の評価がボカされてしまっている印象も無きにしも非ず、と言いますか。僕自身、実はこの“マジック”に長い間翻弄され続け、本作に正当な評価を下せずにいたんです。

確かに良いアルバムなんですよ。サウンドの質感も前作『PEACE OF MIND』(1983年)までと異なり、一気に向上したイメージがありますし、80年代後半に彼らが歩むことになる大作志向の第一歩としてはかなり上出来な内容だとも思うんです。けど、すべての楽曲が本当に「Aces High」や「2 Minutes To Midnight」と並ぶ完成度の高さを誇る1枚なのか……そこに関しては、聴くタイミングによってYESでもあり、NOでもあったのは確か。

名曲2曲に続くのがインスト曲「Losfer Words (Big 'Orra)」という構成も当時は謎でしたし、それに続くアップチューン「Flash Of The Blade」も彼らにしては非常にシンプルで薄味に感じられた。続く「The Duellists」も然り。アナログA面に関しては冒頭2曲の出来が突出していたがために、その後の3曲のインパクトがどうしても薄味に思えて仕方なかったんです。これに関しては、正直異論はないんじゃないでしょうか。

ですが、6曲目以降……アナログB面の評価によって、本作の楽しみ方は大いに変わってくるんですよね。僕は前半のインパクトのせいで、正気後半をそこまで真剣に聴き込んでこなかったのも事実でして。だって、3曲で26分という構成は気軽に聴けるものではないですものね(苦笑)。

とはいえ、改めてちゃんと聴くと「Back In The Village」はキャッチーさがしっかり備わったアップチューンで、「Aces High」ほどではないものの、以降のメイデンらしさはしっかりここで確立されていたことに気づかされる。そして7分強におよぶタイトルトラック「Powerslave」と、約14分にわたる大作「Rime Of The Ancient Mariner」。この2曲はガキの頃こそ長尺すぎて(その濃ゆさに)追いつけなかった自分がいたわけですが、余裕を持って音楽を楽しめる年代になればなるほど、その奥深さや作り込みのこだわりに圧倒されることになるわけです。

で、幼い頃は全体としての評価は低かったこのアルバム。気づけば自分内でどんどん評価は高まっていき、今や上位クラスに入るお気に入りの1枚となっているわけです。確かに、その後の『SOMEWHERE IN TIME』(1986年)『SEVENTH SON OF A SEVENTH SON』(1988年)に比べたら一歩劣る出来かもしれませんが(いや、『SOMEWHERE IN TIME』とはどっこいどっこいかな)、それでもこの3作の並びは彼らの80年代中盤から後半を語る上でかなり重要なのではないかと。

頭2曲と後半3曲の完成度はかなりのものがある、今に至る“ディッキンソン's メイデン”の真の意味での幕開けを飾る1枚。2020年5月に控える4年ぶりの来日公演を前に、ぜひじっくり楽しんでほしいところです。

 


▼IRON MAIDEN『POWERSLAVE』
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2019年9月28日 (土)

THE CARS『HEARTBEAT CITY』(1984)

THE CARSが1984年3月に発表した5thアルバム。全米3位まで上昇し、アメリカだけでも当時200万枚以上、現在までに400万枚以上を売り上げた代表作のひとつです。

デビューからの4作をロイ・トーマス・ベイカー(QUEENJOURNEYMOTLEY CRUEなど)とタッグを組んで制作し、どれもバカ売れさせてきたTHE CARSですが、この5作目では当時DEF LEPPARD『PYROMANIA』(1983年)AC/DC『BACK IN BLACK』(1980年)FOREIGNER『4』(1981年)などでトップ・プロデューサーの仲間入りを果たしていたジョン・マット・ラングを新たなプロデューサーに起用。THE CARSならではのニューウェイヴ色の強いポップロックと、マット・ラングならではの分厚いサウンドメイキング&コーラスが不思議な相乗効果を生み出し、結果としてバンドにとって新たな武器を手に入れることとなります。

オープニングの「Hello Again」からして、DEF LEPPARDファンはニヤッとするんじゃないでしょうか。このコーラスの重ね方、まんまですからね。その後はニューウェイヴ仕込みのシンセポップへと展開していくわけですが、今の耳で聴くとチープに聞こえるものの、当時はかなり斬新でカッコよく思えたわけです。

本作からはシングルヒットも多数生まれており、MVでのリック・オケイセック(Vo, G)のドアップが印象的な「You Might Think」(全米7位)といい、ベンジャミン・オール(Vo, B)が歌う名バラード「Drive」(同3位)といい、「Magic」(同12位)や先の「Hello Again」(同20位)、「Why Can't I Have You」(同33位)と計5曲がリカットされています。

「Stranger Eyes」や「It's Not The Night」のアレンジもどこかLEPPSっぽいし、「Looking For Love」のリズムメイクはのちのLEPPS「Love Bites」にも通ずるものがあるし、アメリカのバンドなのにどこかUKっぽさを感じさせる「Heartbeat City」とか……って完全にこじつけでしかないですが(笑)、すでにあの頃自分はLEPPS耳でこのアルバムを聴いていたんだってことに、今更ながら気づきました(苦笑)。そういえば、これ以前のオリジナルアルバムってちゃんと聴いてないもんな、自分(ベストアルバム以外では)。

ちなみに、数年前にリリースされたリマスター&エクスパンデッド盤には「Drive」や「Heartbeat City」のデモ音源、「Hello Again」のリミックスバージョン、のちの『GREATEST HITS』(1985年)に新曲として収録された「Tonight She Comes」が追加されています。デモバージョンとスタジオ正規音源を聴き比べると、マット・ラングがプロデューサーとしてどこまで介入したかがなんとなく伺えたので、個人的には面白かったです。

あと、「Tonight She Comes」はマット・ラング仕事ではないですが、『HEARTBEAT CITY』をミックスしたマイク・シップリー(マット・ラングとDEF LEPPARDの諸作品でタッグを組んでいます)がバンドとの共同プロデューサーとしてクレジットされているので、まあ『HEARTBEAT CITY』の延長線上と言えなくもないのかなと。

サウンド的にはHR/HMではないですし、ギターの比重もそこまで高くないのかもしれません。が、マット・ラング仕事が好きな人なら絶対に引っかかるものがある、“そういう”リスナーにこそ触れてほしい名盤のひとつです。

最後に。ベンジャミン・オール(2000年没)に続いて、最近リック・オケイセックまで亡くなってしまいましたね。WEEZERブルーアルバム(1994年)やBAD RELIGION『THE GRAY RACE』(1995年)などのプロデューサーとしても活躍した彼のご冥福をお祈りいたします。THE CARS、一度は生で観てみたかったな。

 


▼THE CARS『HEARTBEAT CITY』
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2019年7月27日 (土)

EARTHSHAKER『FUGITIVE(逃亡者)』(1984)

1984年3月リリースの、EATHSHAKERにとって通算2作目のオリジナルアルバム。

デビューアルバム『EARTHSHAKER』(1983年)が好評を博したこともあり、前作から9ヶ月という(今の感覚だと非常に)短いスパンで制作された本作は、基本的には前作の延長線上にある1枚。ですが、キャッチーさは前作以上なのかなという気がします。

それもこれも、アナログB面のトップを飾る「モア」によるところが大きいのかなと。80年代前半のシェイカーといえば「モア」と「ラジオ・マジック」の印象が特に強いですからね。80年代半ば〜後半の中高生は大体、ギターを弾き始めた時期に「モア」イントロのアルペジオをコピーしたのではないか?ってぐらい、周りはみんな弾いてましたし。それくらい、強烈な印象を残した1曲なんです。

日本語で歌うことで演歌や歌謡曲の狭間にあるギリギリな“ダサカッコよさ”と、洋楽ハードロック的スマートさ。これは初期のLOUDNESS44MAGNUMANTHEMあたりにも当てはまると思うのですが、メタルやハードロックを日本語で歌うことで若干のダサさを醸し出してしまうところがあるんですよね。

ところが、シェイカーの場合は良くも悪くもそこを逆手に取ったような日本語詞とマーシー(Vo)のビブラートを多用した歌唱法が一部のリスナーに好意的に受け入れられた……これが“ジャパメタ”の夜明けだったんじゃないかと思うんです。もちろん、最初に火をつけたのはLOUDNESSなんですけど、そこにポピュラリティを加えたのは間違いなくシェイカーだったと。

彼らの成功があったからこそ、その後の日本語ロック/歌謡ロックは最盛期を迎えるわけです。「記憶の中」みたいなマイナーチューンも、「YOUNG GIRLS」のような軽やかなアメリカロックも、「LOVE DESTINY」みたいな泣きメロバラードも、そして名曲「モア」や「フュージティヴ」も……当時の日本のロックシーンにとっては教科書的模範解答だったんでしょうね。

だって、彼らがいなかったら、その後のバンドブームもなかったと思うし、それこそZIGGYの成功だって、さらに数年後のV系ブームだってなかったと思うし。そういった意味でも、日本語ロックという大枠で重要なポジションに位置する1枚だと思います。

個人的にはマーシーの歌以上に、シャラ(G)の泣きまくりなギタープレイが耳に残る傑作。今の耳で聴くと若干の古臭さは否めませんが、それでも時代を超越した名曲がたっぷり詰まった1枚には違いありません。

 


▼EARTHSHAKER『FUGITIVE(逃亡者)』
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