当サイトではかつて『1991 in HR/HM & Alternative Rock』というエントリーを公開しています。これは過去数年メインストリームだったHR/HMがグランジと入れ替わる絶妙なタイミングとなった1991年の音楽を、当時の世相とともに振り返りながらサブスクで聴いていくという内容でした。で、これと同じようなエントリーを1994年版で作ろうかと思っていたのですが、まとめながら歴史的観点(音楽以外を含む)ではそこまで大きくないような気がしまして……。
ディオ期のスタイルを再追求しようとしたアイオミですが、それはほぼ成功したと言っても過言ではないでしょう。ディオほどのアクはないものの、声質が彼に近いこともあり、また新人とは思えぬほどの歌唱力と相まって、いかにも“らしい”世界観を構築しています。楽曲自体の出来も良く、仰々しいアレンジのオープニングトラック「The Shining」を筆頭に、アグレッシヴな「Hard Life To Love」や「Lost Forever」、王道サバス的なドラマチックさが際立つタイトルトラック「Eternal Idol」など、ディオ期の2作品(『HEAVEN AND HELL』、『MOB RULES』)を好むリスナーなら文句なしに受け入れられるはず。いや、その延長線でより進化した第2期サバスを存分に楽しめることでしょう。
しかし、そういった完成度とは相反し、チャート的には大失敗。本国イギリスでは初めてTOP30入りを逃し(最高66位)、アメリカでは初めて100位内にも入りませんでした(最高168位)。1987年というとBON JOVI、DEF LEPPARD、WHITESNAKE、GUNS N' ROSESなどHR/HM勢が大ヒットを飛ばした大きな転換期。サバスのようなオリジネーターに注目が集まってもおかしくないはずなのですが、どうやら世間が求めるHR/HMとは違っていたのかもしれません(それ以上に、ほぼ無名のフロントマンが加わったことで注目度が落ちたということもあるのでしょう)。
SEX PISTOLSのギタリストとして知られるスティーヴ・ジョーンズですが、バンド解散後はTHE PROFESSIONALSやCHEQUERED PASTといったバンド活動のほか、フィル・ライノット(THIN LIZZY)やイギー・ポップ、アンディ・テイラーと共演するなどして、音楽を続けてきました。そんな彼が1986年にMCA Recordsと単独契約。同年秋にはアメリカのテレビドラマ『特捜刑事マイアミ・バイス』の挿入歌として初のソロ楽曲「Mercy」を、同じく1986年11月公開(日本では1988年6月公開)の映画『サムシング・ワイルド』に「With You Or Without You」を提供するなどして、ソロキャリアを重ねていきます。
抜けの良いシンセ&ドラムとギターが比較的抑えめというミックスに、1987年という時代性を感じずにはいられません。スティーヴの中低音中心のボーカルのせいもあり、個人的にはチャーリー・セクストンのデビューアルバム『PICTURES FOR PLEASURE』(1985年)と似た印象を受けるのですが、年齢的なこともありチャーリーのほうがみずみずしく華やかさが勝っており、じゃあこのスティーヴのソロアルバムの魅力はどこかと問われると……純粋に曲の良さなのかな、と。
スティーヴが心の平穏を取り戻すため、リハビリがてら取り掛かった本作は続く2ndアルバム『FIRE AND GASOLINE』(1989年)で本領発揮するための、プレ・ソロデビュー作なのかもしれません。ホント、傑作ハードロックアルバム『FIRE AND GASOLINE』と比べると対照的な内容ですからね。
このアルバムと『FIRE AND GASOLINE』、しばらく廃盤状態でしたが2019年初頭にRock Candyから再発。昨年にはサブスクでも無事解禁されております。
2022年のうちに振り返っておきたいと思ったのが、マイケル・ジャクソン最大のヒット作にしてポップミュージック界における歴史的名盤『THRILLER』(1982年)について。自分は世代的に『THRILLER』バカ売れ期の末端にギリギリ触れており、当時のMTV(地上波時代ね)や『ベストヒットUSA』、『SONY MUSIC TV』を録画して「Thriller」のショートフィルムや「Beat It」「Billie Jean」のMVを何度もリピートしたものです。
そんなこんなで、今年で『THRILLER』リリースから40年。アニバーサリー盤も発売されましたが、個人的には25周年盤のときの盛り上がりと比べるとやや気持ちが劣りますが(そりゃあマイケル生前でしたからね、25周年のタイミングは)、周年タイミングに取り上げておかなくちゃなと思いながらも、年末に向けての繁忙期でまったく触れる機会がなく、気づけば大晦日。時間も多少できたので、やるなら徹底したいなと思い、マイケルのソロキャリア黄金期の始まりといえる『OFF THE WALL』(1979年)から『DANGEROUS』(1991年)までの(個人的思い入れの強い)4作品について、コンパクトな形で触れていこうかなと思います。
古巣Motown Recordsを離れ、Epic Recordsへ移籍しての第1弾アルバム。意外にも全米チャートでは最高3位と1位を獲得していませんが、「Don't Stop 'Til You Get Enough」「Rock with You」とシングル2作連続全米1位を獲得し、ほかにも「Off The Wall」(同10位)、「She's Out Of My Life」(同10位)とヒット曲を連発し、アルバム自体は現在までにアメリカで900万枚以上、全世界で2000万枚以上の売り上げを記録しました。
初めてマイケル主導で制作されたアルバムであり、プロデューサーにはクインシー・ジョーンズを起用。ソングライター陣もポール・マッカートニー(「Girlfriend」)やスティーヴィー・ワンダー(「I Can't Help It」)、デヴィット・フォスター(「It's The Falling In Love」)などソウル/R&Bに捉われない幅広い人選で自身の表現の幅を広げています。
大ヒットした「Don't Stop 'Til You Get Enough」「Rock with You」のようなソウル/ディスコをベースにした楽曲はもちろんのこと、全体を通してポップフィールドでも通用する曲作りが徹底され始めたのがこの時期なのかな。ただ、続く『THRILLER』以降と比べると全体の統一感が強いことから、まだまだ“ブラックミュージックの範疇”というイメージが強いかもしれません。だからこそ、より気持ちよく楽しめる“アルバム”という印象が、彼の作品中もっとも強いのですが(以降の作品は良くも悪くも“プレイリスト”的なのかなと)。
前作から引き続きクインシー・ジョーンズを共同プロデューサーに起用。ソングライターに前作から引き続きのロッド・テンパートンに加え、スティーヴ・ポーカロ(TOTO)&ジョン・ベティス(「Human Nature」)やジェイムズ・イングラム(「P.Y.T. (Pretty Young Thing)」)などを起用。また、アルバムから漏れたアウトテイクの中にはマイケル・センベロが関わった「Carousel」や、Yellow Magic Orchestraの楽曲に新たに歌詞を付けた「Behind The Mask」などが含まれていたことも話題になりました。
また、ゲストアーティストのメンツも多彩で、「The Girl Is Mine」ではポール・マッカートニーとのデュエットを展開(同時期にポール側が発表した「Say Say Say」でも2人のデュエットを披露)。「Beat It」のギターソロではエディ・ヴァン・ヘイレン(VAN HALEN)をフィーチャー(かつ、リードギターをTOTOのスティーヴ・ルカサーが担当、ドラムもTOTOのジェフ・ポーカロがプレイ)したことでも話題となりました。
本作からは「The Girl Is Mine」(全米2位)、「Billie Jean」(同1位)、「Beat It」(同1位)、「Wanna Be Startin' Somethin'」(同5位)、「Human Nature」(同7位)、「P.Y.T. (Pretty Young Thing)」(同10位)、「Thriller」(同4位)とアルバム収録曲9曲中7曲がシングルヒット。オリジナルアルバムながらもグレイテストヒッツ的側面も強く、そういった意味でも(結果的に)プレイリストの先駆け的な1枚と言えるのではないでしょうか。
音楽的にも前作『OFF THE WALL』での方向性を推し進めつつ、ポップ色をより強めた「The Girl Is Mine」、ハードロックギターを採用した「Beat It」(さらに、アルバム未収録ながらもテクノ色を取り入れた「Behind The Mask」)など、“ポップ”を軸足により幅広いフィールドで戦おうという前向きさが伝わります。また、当時主流となり始めたミュージックビデオ制作にも果敢に取り組み、約14分にもおよぶ当時としては異例の大作「Thriller」が大反響を呼ぶなど、今や当たり前となった“音楽への映像の積極的導入”における先駆者的作品とも言えます。
前作『THE QUEEN IS DEAD』(1986年)は全英2位まで上昇し、本国イギリスでは(オリジナルアルバムとしては)最大のヒット作に。また、アルバム未収録のシングルを連発していたことで、翌1987年に入ると2作目のコンピレーションアルバム『THE WORLD WON'T LISTEN』をヨーロッパで発表し、一方アメリカでは同年3月に『LOUDER THAN BOMBS』と題した内容の異なるコンピ盤を続発します。
ここ日本にもアルバム発売前後に「どうやらTHE SMITHSが解散したらしい」という情報は伝わってきており、僕も本作を聴く際にはすでにその事実を認識していました。変な話、そういったネガティブな要素のせいで本作をまともに聴くことができませんでした。シングルとして先行リリースされていた「Stop Me If You Think You've Heard This One Before」や「Girlfriend In A Coma」は解散前には耳にしていたものの、アルバムの流れで聴いたときは不思議とネガティブに響いてしまったのです。
緩急に富んだ内容ながらもタイトル曲のささくれ立った感が個人的に響いた前作『THE QUEEN IS DEAD』と比べると、本作は全体的に穏やかな空気に包まれている。それを成熟したと受け取るか日和ったと切り離すかで評価は分かれると思いますが、リリースから約35年経った今の耳で聴くと間違いなく前者。「I Started Something I Couldn't Finish」の音像やスタイルなんて完全にモリッシーのグラムロック趣味が反映されたものだし、「Stop Me If You Think You've Heard This One Before」終盤のギターワークは“これぞジョニー・マー!”と太鼓判を押したくなるほどで、このへんは個人的にも大好物です。
かと思えば、後半はダークさを極めた「Last Night I Dreamt That Somebody Loved Me」や“これぞ成熟の極み”な「Unhappy Birthday」、遊び心に満ちた「Death At One's Elbow」、アルバムの締め括りに相応しい「I Won't Share You」など佳曲揃い。アルバムとしてのまとまりも過去イチだと思うし、結果論ですがこれが最終作になってしまったのも納得がいく内容です。
若い頃はTHE SMITHSのアルバム中もっとも聴く頻度の低かった1枚でしたが、歳を重ねるごとにその現象が逆転。今では『THE QUEEN IS DEAD』や『MEAT IS MURDER』(1985年)と同じくらいリピートする機会の多いアルバムです(一番再生しているのは、コンピ盤『THE WORLD WON'T LISTEN』ですが。苦笑)。あと、このアルバムを聴いたあとにモリッシーのソロ第1弾アルバム『VIVA HATE』(1988年)に触れると、いろんな意味で納得できるのではないでしょうか。
1983年に『MURMUR』でデビューして以来、インディーズのI.R.S. Records所属ながらも常にアルバムを全米TOP40に送り込んできたR.E.M.。この5作目のアルバムからは「The One I Love」という初の全米TOP10入りシングル(最高9位)や「It's The End Of The World As We Know It (And I Feel Fine)」(全米69位)というスマッシュヒットが生まれ、アルバム自体も最高10位まで上昇。最終的にプラチナムアルバムに認定されました。
本作のプロデュースを手がけたのは、以降10年近くにわたりタッグを組むことになるスコット・リット(NIRVANA、INCUBUS、HOLEなど)。バンドサウンドや音楽性自体は前作からの延長線上にあるものの、より洗練された印象を受けます。実際、MTVなどで「The One I Love」が流れてきても、インディーバンドとは思えないほどのメジャー感が伝わるサウンドプロダクションだった、と当時を振り返り記憶しています。
作詞面でもそれまで歌詞が若干難解だったり、歌詞カードを見ながらじゃないと聞き取れないと、そういった面が取り沙汰される機会が多かった彼らですが、今作では「The One I Love」で聴けるシンプルな歌詞、わかりやすい言葉選びなどに変化を見出すことができます。同じくヒットした「It's The End Of The World As We Know It (And I Feel Fine)」にしても、言葉をギュッと詰め込んだ節回しながらもサビなどではシンプルさが際立つ。このへん、実は前作『LIFES RICH PAGEANT』(1986年)あたりから顕著になり始めていたんですよね。その実験がここで開花し、続くメジャー第1弾アルバム『GREEN』(1988年)で爆発するといったところでしょうか。
アルバム序盤はオープニングを飾る「Finest Worksong」こそヘヴィな音像で強いインパクトを与えるものの、「Welcome To The Occupation」から「It's The End Of The World As We Know It (And I Feel Fine)」までは比較的明るめで軽やかかつ穏やかなロックチューンで構成。中にはWIREのカバー「Strange」も含まれており、原曲のヘヴィ&スローな雰囲気からテンポアップ&軽快さを強調したことで、完全に自分たちのモノにしてしまっています。正直、指摘されなければR.E.M.のオリジナル曲だと信じていしまうほどです。
アルバムB面(後半)は、ヒットシングル「The One I Love」からスタート。哀愁味の強いメロディとともに、ここからアルバムの雰囲気が少しずつ変化してきます。若干のダークさをはらんだ「Fireplace」やグルーヴィなリズムとヘヴィな音像の「Lightnin' Hopkins」はアルバムに程よいアクセントを加え、若干のサイケデリックさを漂わせた「King Of Birds」を経て、最後はダーク&ヘヴィな音像の「Oddfellows Local 151」で締め括り。アルバム中盤で「It's The End Of The World As We Know It (And I Feel Fine)」と陽気に歌っていたけど、気づいたらどんよりした空気に変化しているという、この構成含めてお見事としか言いようがない1枚です。
このアルバムリリースからしばらくして、バンドはメジャーのWarner Bro.への移籍を発表。同作から1年強で6thアルバム『GREEN』を届け、ダブルミリオンの大ヒットを成し遂げます。そう、R.E.M.の快進撃はこの『DOCUMENT』(とシングル「The One I Love」)のヒットから始まったのです。そうった意味でも、彼らの音源に触れる上ではマストな1枚です。
そういったことを踏まえて、この最新リマスターに触れてみたのですが……オリジナル版にあったナマっぽさを活かしたが故の線の細さが払拭され、全体的にふくよかな音になった印象を受けました。あと、『THEATRE OF PAIN』の最新リマスターを聴いた直後にこちらに触れたこともあってか、全体のまとめ方、整理の仕方が非常に近い印象を受け、リアルタイムで聴いていたときに両作に感じた差異がほぼなくなった気がします。
ボブ・ロックが手がけた『DR. FEELGOOD』(1989年)以降のゴージャスな音作りと比べるとさすがに異なるものがありますが、80年代半ばに制作されたこの2作が実は兄弟のような存在だったんだ……そんな事実に改めて気づけたのは、今回のリマスター効果のおかげかな。となると、いずれ登場するであろう2ndアルバム『SHOUT AT THE DEVIL』(1983年)のリマスター効果が非常に気になるところです。なにせ、『SHOUT AT THE DEVIL』から『GIRLS, GIRLS, GIRLS』まではトム・ワーマンのプロデュース作ですからね(ミックスは『SHOUT AT THE DEVIL』のみ異なるから、その差は多少あるかもですが)。
実は80年代のBUNNYMENって、リアルタイムではそこまでしっかりと通っていなくて。ちゃんと聴くきっかけになったのが1985年のシングル「Bring On The Dancing Horses」で、初めてちゃんと聴いたアルバムがその年に発売されたベストアルバム『SONGS TO LEARN & SING』。完全なる後追いで「The Cutter」や「The Killing Moon」などといった代表曲と出会うわけです。
当時はシングルカットされた「The Game」「Lips Like Sugar」「Bedbugs And Ballyhoo」のような楽曲に惹かれたのですが、大人になってから聴くと「All In Your Mind」や「Bombers Bay」「Lost And Found」のようなニューウェイヴ影響下のロックナンバーも味わい深くてツボ。派手さこそ皆無ですが、この適度な暗さと哀愁味がたまらなく心地よい。「New Direction」とか当時シングルカットしていても不思議じゃない佳曲だと思うんですが、いかがでしょう?
かと思えば、ポップ度の高い「Over You」や「Blue Blue Ocean」があったりして、「あれ、いいじゃん!」と再認識させられる。終盤には「Satellite」みたいなワイルドさがにじみ出たロックチューンがあったり、90年代の再結成時にも通ずる穏やかで美しいミディアムナンバー「All My Life」があったりと、ここからバンドとして新しい歴史が始まる予感も伝わってきます。
前作『TONIGHT』(1984年)と前後して、ボウイは映画関連の楽曲やサンドトラックに携わる機会が急増します。『コードネームはファルコン』(1984年)には「This Is Not America」を、『風が吹くとき』(1986年)には「When The Wind Blows」、そして自身も出演した『ビギナーズ』(1986年)には「Absolute Beginners」など数曲、同じく役者としても携わった『ラビリンス/魔王の迷宮』に関してはテーマソング「Underground」ほか6曲に関わり、サウンドトラックアルバム自体が半分ボウイのアルバムみたいなことになっております。このほかにもミック・ジャガーとのコラボカバーシングル「Dancing In The Street」(1985年)のヒットや、盟友イギー・ポップの再起作『BLAH-BLAH-BLAH』(1986年)のプロデュースや楽曲提供などもあり、多方面で大忙しの数年を過ごします。
楽曲自体は悪くないんです。わかりやすいしポップだし、適度にハードだし。シングルヒットした「Day-In Day-Out」(全英17位/全米21位)や「Time Will Crawl」(全英33位)、「Never Let Me Down」(全英34位/全米27位)なんてその真骨頂ですし。だけど、これをボウイに求めるかと言われると……ね? 酷評の理由がなんとなく理解できます。
本作は『CLASSICS LIVE』(1986年)に続くシリーズ第2弾。前作はジョー・ペリー(G)&ブラッド・ウィットフォード(G)脱退後の音源も含まれていましたが、今作はオリジナルメンバーでの再始動後に行われたツアーから1984年12月31日(トム・ハミルトンの誕生日)のボストン公演を軸に、『DONE WITH MIRRORS』(1985年)を携えたツアーから「Let The Music Do The Talking」(1986年3月録音)、さらに1978年の伝説的イベント『California Jam II』 から「Draw The Line」を追加した“これぞAEROSMITH!”な内容。とはいえ、今回も全8曲と物足りないボリューム感が残念なところです。当時はまだ「完全収録」とか「ライブ再現」という概念よりも「作品としてパッケージすること」へのこだわりが強かったのと、あくまでLP1枚ものとして安価で提供することが大事だったんでしょうね。
選曲的にはどれも定番曲ばかりで、特に驚きはないかな。幸いというか前作と1曲も被っていないのだけは救い。「Let The Music Do The Talking」のライブテイクのカッコよさを堪能できたり、初期の「Movin' Out」を楽しめること、伝説の『California Jam II』 からの音源に触れることができるところは“売り”なんでしょうね。あと、トムの誕生日ということで「Walk This Way」の前にはスティーヴン・タイラー(Vo)が「Happy Birthday To You」を歌っているのも、オマケ要素としては大きいかも。
現在はシリーズ2作を1枚にまとめたCDも販売されていますが、この音なので統一感はありますよね(笑)。でも……今や「Let The Music Do The Talking」もライブDVD付属のCD音源で聴くことができますし、もっと言えば『CLASSICS LIVE』シリーズよりも音の良いブートがたくさんありますしね(苦笑)。これがいまだにカタログとして生き残っているのが不思議で仕方ありません。