カテゴリー「1989年の作品」の58件の記事

2019年7月12日 (金)

NUCLEAR VALDEZ『I AM I』(1989)

アメリカ・マイアミ出身の4人組バンド、NUCLEAR VALDEZが1989年10月にリリースした1stアルバム。日本ではだいぶ遅れて翌1990年6月に、独自のジャケットに差し替えられて発表されています。

このアルバムのオープニングを飾る「Summer」が伊藤政則氏のラジオ番組『POWER ROCK TODAY』などで激プッシュされたこともあり、日本ではこの1曲のみコアなHR/HMリスナーに知られている……なんて噂もあるほど(いや、僕が勝手に言ってるだけですが。笑)、この曲以外にスポットの当たる機会は少ないアルバムですが、これがなかなか良いんですよね。

彼らはHR/HMの範疇にあるバンドではなく、ラテンアメリカの血を引くメンバーにより結成された、ラテンフレイバーが散りばめられたロックバンド。現地ではTHE HOOTERSとツアーに回ったり、THE ALARMのメンバーとともに『MTV UNPLUGGED』に出演したり……と書けば、なんとなくその方向性が理解してもらえるのではないでしょうか。

実際、僕も最初に「Summer」を聴いたときに思い浮かべたのが、ウェールズのロックバンドTHE ALARMでした。U2ほど熱くなりきれず、どこか醒めた感があるというか……そういう空気感が「Summer」や、ほかのアルバム収録曲からも感じ取れたのです。

2曲目「Hope」なんてギターの泣きっぷりがムード歌謡的すぎて、最初に聴いたときには思わず笑ってしまったのですが、これも意外とクセになるし、続く「Trace The Thunder」の荒々しいドラミングは初期のU2っぽさを彷彿とさせるし(でも、ボーカルが熱くなりすぎないおかげで、U2そのものにはなっていないという)。

オルガンをフィーチャーしたブルージーなバラード「If I Knew Then」もラテン色が強いせいでブルースとは違う方向に行ってるし、THE ALARMにも同タイトルの曲がある「Strength」は個人的にも「Summer」と同じ空気感を感じるし、パンキッシュな「Apache」もギターが奏でるメロディのせいで民族音楽的な空気を醸し出しているし……と、とにかくどの曲もギターのフレージングのせいで唯一無二のサウンドに昇華されているのです。

非常にトラディショナルなロックと言ってしまえばそれまでですが、でもそんな陳腐なジャンル分けだけでは伝わりきらない魅力がそこにはある。だからこそ、一度でいいからアルバムを聴いてみてほしい、そう強く願ってしまうくらい特別な1枚なのです。

オープニングの名曲「Summer」から、同じく名曲のラストナンバー「Rising Sun」まで捨て曲なしの隠れた名盤。ジャケットは非常にダサいですが(笑。だからこそ日本盤は独自のものに変えたんでしょうね)、内容はジャケに相反して最高の一言ですから。オススメです。

 


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2019年6月12日 (水)

PINK CREAM 69『PINK CREAM 69』(1989)

1989年10月に本国ドイツでリリースされた、PINK CREAM 69のデビューアルバム。日本では2ndアルバム『ONE SIZE FITS ALL』(1991年)での国内デビュー(1991年5月)にあわせて、同年8月に初リリースされています。

当時のメンバーはアンディ・デリス(Vo, G/現HELLOWEEN)、アルフレッド・コフラー(G)、デニス・ワード(B)、コスタ・ツァフィリオ(Dr)。すでにアンディとコスタが脱退していますが、現在も定期的にアルバムをリリースするなど安定した活動を続けています。

『ONE SIZE FITS ALL』でこのバンドを知った際、その完成度の高さに震えましたが、後追いのこのデビュー作はさらにその内容に驚かされたことを今でもよく覚えています。

1989年というと、ドイツではSCORPIONSACCEPTに続いてHELLOWEENがインターナショナルでのブレイクを果たしたタイミング。BLIND GURDIANがデビューしたり、HELLOWEENを脱退したカイ・ハンセン(G)が新たにGAMMA RAYを結成したりと、のちに(特にここ日本で勃発する)ジャーマンメタル・ブームの火が点り始めた頃に、ドイツ/アメリカ/スイスの多国籍バンドであるPINK CREAM 69はそことは異なる正統派ハードロックを追求し始めるのです。

基本路線は先の『ONE SIZE FITS ALL』と同系統ですが、デビュー作にも関わらず収録曲の数々からは洗練されたセンスを感じ取ることができます。オープニングを飾る「Take Those Tears」や「One Step Into Paradise」のメロディ運びや、適度にテクニカルで練り込まれたバンドアンサンブル、そしてアンディの個性的なハイトーンボイス。そのどれもがHELLOWEENを筆頭とするジャーマン勢とは一線を画するもので、むしろこっちのほうが先に欧米のシーンでウケていても不思議じゃない気がします。それくらい、1989年という時代にフィットした内容だと思います。

疾走感あふれる「Rolling Down A Thunder」、泣きメロのパワーバラード「Close Your Eyes」、豪快なミドルチューン「Welcome The Night」、ヘドバン必至のファストチューン「Partymaker」、シャッフルビートが気持ちいい「Parasite」、そして名曲中の名曲「I Only Wanna Be For You」。とにかく捨て曲なし。あの時代に打ち出し方さえ間違えなかったら、「SKID ROWに対するヨーロッパからの回答」なんて評価さえ出てきたんじゃないか。そんな気すらします。

『ONE SIZE FITS ALL』ではより洗練された楽曲群を楽しめますが、デビュー時点でこのクオリティはハンパないと思いますよ。1作目と2作目、どちらも甲乙つけがたい名盤です。

 


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2019年5月31日 (金)

NINE INCH NAILS『PRETTY HATE MACHINE』(1989)

1989年10月にリリースされた、NINE INCH NAILSのデビューアルバム。日本では次作となるEP『BROKEN』(1992年)発売にあわせて、1992年7月に初めて国内盤化されました。

実際、彼らの名前を目にするようになったのって1991年あたりからで、それまでここ日本では一部マニア以外には無名だったような。特に自分のようにメタル中心で聴いていたリスナーがNINの名前を知ることになるのは、間違いなくGUNS N' ROSES経由なんですよね(当時、アクセル・ローズがNINロゴTシャツを着ていたので)。自分もそれで知って、西新宿でアルバムを購入したわけですが……ガンズのガの字も感じられませんでしたけどね!(笑)

『BROKEN』からNINを知ったというリスナーが多いかと思いますが、そこで展開されていたスラッシーなギターとヘヴィなリズムを期待して本作に触れると、ちょっと面食らうかも。というのも、ここで展開されているのは“エレクトリック・ボディ・ミュージック”と呼ばれるダンサブルかつ無機質なビートにディストーションギターを乗せた、ニューウェイヴ寄りのサウンドですから。

「Wish」のようなスラッシュ色の強い楽曲は皆無。アップテンポといっても「Sin」のようにシンセポップのハード化させたようなものが中心なわけですから、そりゃあ『BROKEN』の路線を期待した人にとっては“ちょっと違う”となるでしょう。だけど、本作で初めてNINを知ったリスナーは、彼らと同時期にデビューした日本のバンドSOFT BALLETを思い浮かべたのではないでしょうか。事実、僕も最初に聴いたときは「あれ、これってソフバじゃん」と思ったクチですから。

ダンスミュージックと呼ぶには内向的すぎ、HR/HMと呼ぶには音圧が足りない。だけど、どこか攻撃性を感じさせるそのスタイルは、当時MEGADETH経由で日本のファンに受け入れられたMINISTRYにも通ずるものがあったと思います。

また、時代的にも80年代に登場したダークなエレポップやサンプリング文化中心のヒップホップ、そしてアンダーグラウンドでくすぶっていたインダストリアルロックやオルタナティヴロックが少しずつ後続たちに影響を与え始めたタイミングであり、そういった影響がバランスよくミックスされたのが『PRETTY HATE MACHINE』という傑作だったと捉えることはできないでしょうか。

なお、本作はリリース20周年を記念して2010年にリマスタリング&ボーナストラック(QUEEN「Get Down Make Love」カバー)追加&ジャケット変更で再発されています。今年でリリース30周年、さすがに時代を感じさせる音ですが、せっかくなのでリマスタリングされた音であの時代の空気を感じてみてください。

 


▼NINE INCH NAILS『PRETTY HATE MACHINE』
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2019年4月30日 (火)

X『BLUE BLOOD』(1989)

平成最後の日にどのアルバムをピックアップしようか……と考えたのですが、やはりこのアルバムだろうという結論に達しました。

1989年(平成元年)4月、X(現X JAPAN)はこのアルバムでメジャーデビューを果たしました。前年に1stアルバム『VANISHING VISION』をインディーズから発表し、当時としては異例の大ヒットを記録していた彼らが、今作で満を持してのメジャー進出。当時、海外では空前のHR/HMブーム末期であり、ここ日本では1987年頃から本格化したバンドブーム末期というタイミング。そんな中でのXのデビューは、別の意味で後続たちに大きな影響を与えることになります。

今でこそヴィジュアル系の始祖なんて言われる彼ら。特にこのアルバムを指して原点だとかいう意見もあるようですが、その後のV系のルーツでは確かにあるものの、それと同時に以降のV系とは似ても似つかぬスタイルであるのもまた事実。だって、聴けばわかるようにこれ、普通にヘヴィメタルですから。

80年代初頭から始まった“ジャパメタ”の究極形であると同時に、この先数年後に勃発するV系ムーブメントの“精神性”を築き上げた原点。このアルバムはそう捉えるべきではないでしょうか。

まあ、そういた堅苦しい説明はここまでにして。ヘヴィメタル観点からこのアルバムを語ってみたいと思います。

まあとにかく、“トゥ・マッチ”なアルバムですよね。サウンド的には前作の延長線上にありつつも、新たな要素も感じられる。軸になっているのはスラッシュメタルとHELLOWEEN以降の“クサメタル”。ジャパメタ的要素は意外と薄かったりするんですよね。メロディこそ日本的な情緒を感じさせますが、ぶっちゃけジャパメタのそれともどこか違う。

で、本作にはHIDE(G)やTAIJI(B)のカラーが少しずつ強くなっており、アメリカンハードロック色が加わり始めている(それが本格的に開花するのは、次作『JEALOUSY』なのですが)。ただ、この時点ではそれがYOSHIKI(Dr, Piano)の色と混ざり合うことでいびつさを生み出している。それがこのアルバムの特異性であり、最大の魅力ではないかと思うのです。

もちろん、それはYOSHIKIという希代の名ソングライターが生み出した名曲たちと並ぶことで、より光を放つことになるわけですが。

そこにドラムの音のデカさ(笑)と、TOSHI(Vo)の“アグレッシヴなのに耳障りの良い歌声”がミックスされることで生まれる、アンバランスさや危うさ……完成され切っていないこの荒々しさあってこその『BLUE BLOOD』。続く『JEALOUSY』がサウンド的に完璧だったのに対して、本作には初期にしか出せないバランス感が見事に表現されていると思います。

そうそう。本作がヘヴィメタルたる所以はその魅力的なギターリフにもあると思っています。90年代以降のV系との大きな違いはここ。こういう点でオールドスクールと言われてしまいがちですが、これがあるとないとではまったく異なるわけですよ(だから優れている、劣っているという話ではないですよ。念のため)。

楽曲に関しては文句のつけようなし。演奏も緻密さ、荒さ双方が備わっており、日本人が大好きなHIDE&PATA(G)のツインリードも随所に登場する。TAIJIのスラップを多用したインスト「XCLAMATION」も新鮮だし、そこから続く「オルガスム」では問答無用に頭を振りたくなる。12分にも及ぶ大作「ROSE OF PAIN」の構成など含め、ケチのつけようがない1枚。これはバンドブームやV系という限られた枠の中で語られるべきではないですし、平成を代表する、いや、日本のロックシーンを代表する1枚として認識されるべきだと思うのです。

良くも悪くも、平成の音楽シーンはここから始まった。そう断言しても間違いじゃない。それくらい日本のシーンにとって重要な1枚です。

……って、当時高校生だった僕は、そこまで深く考えてなかったけどね(笑)。シンプルにカッコいいヘヴィメタルアルバム。それで十分だったはずです。

 


▼X『BLUE BLOOD』
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2019年4月20日 (土)

EXODUS『FABULOUS DISASTER』(1989)

1989年初頭にリリースされた、EXODUSの通算3作目となるオリジナルアルバム。スティーヴ“ゼトロ”スーザを迎えて2作目のアルバムであり、前作『PLEASURES OF THE FLESH』(1987年)のスマッシュヒット(全米82位)からの流れで本作も全米82位まで上昇しました。

『PLEASURES OF THE FLESH』で全体的にバランスの整った、この手のスラッシュメタルバンドとしては非常に聴きやすい部類のサウンドを構築したEXODUSでしたが、続く今作でもその路線は継続。ゲイリー・ホルト&リック・ヒューノルトのギタリスト隊が刻むザクザクしたリフは密度の高いサウンドを聴かせており、適度にフラッシーなソロプレイ含め芸術の域にまで達しつつあります。

一方で、リズム隊は重さよりも軽快さを重視したアンサンブルで、ギターとは相反するサウンドを構築。ですが、軽薄になりすぎないパワーもしっかり備わっており、このへんからはトム・ハンティング(Dr)の力量を改めて実感することができるはずです。そういった実力は序盤のスラッシーなナンバーよりも、ミドルテンポの「Low Rider」(黒人ファンクバンドWARのカバー)あたりで本領発揮といったところでしょうか。

ゼトロのボーカルはドスの効いた凄みのあるタイプとは異なるヒステリックなタイプで、そこに適度なアクが加わることで個性を発揮。実は男臭い野太い声やデス声よりも、このギターのザクザク感と軽快なリズムにぴったりなんじゃないかと改めて思いました。

まあとにかく。このアルバムはオープニング3曲(「The Last Act Of Defiance」「Fabulous Disaster」「The Toxic Waltz」)、終盤「Corruption」「Verbal Razors」の流れが圧巻。中でも「The Toxic Waltz」は80年代後半のスラッシュメタルシーンにおける代表的な1曲と言えるでしょう。かと思えば、先の「Low Rider」や「Overdose」(AC/DC/CDのみ収録)といったカバー曲が含まれていたり、「Cajun Hell」のイントロではブルースハープやドブロギターをフィーチャーしてブルースフィーリングを醸し出していたり、「Like Father, Like Son」では8分を超える大作に挑戦したりと(この曲のギタープレイがとにかく素晴らしい!)、一介のスラッスバンドで終わらぬようにとさまざまな試みが用意されています。

西海岸のバンドらしく、そこはかとなく感じられる能天気さも悪くないし(それらが出すぎていないのもまたよし)、それでいて狂気性もにじみ出ている。アルバム全体のバランスの良さも同時期の同系統バンドの中でもかなり秀でたものがあり、本作が初期の傑作と称されるのも納得の内容です。

ちなみに、本作までインディーズからのリリースでしたが(ここ日本では2nd、3rdはソニーから発売)、続く4thアルバム『IMPACT IS IMMINENT』(1990年)からメジャーのCapitol Recordsへと移籍。しかし、本作でドラマーのトムが脱退し、のちにTESTAMENTなどで活躍するジョン・テンペスタが加入することになります。そういった意味でも、本作『FABULOUS DISASTER』を“黄金期メンバーによる代表作”と呼ぶ声も少なくないようです。

 


▼EXODUS『FABULOUS DISASTER』
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2019年4月 7日 (日)

SOUNDGARDEN『LOUDER THAN LOVE』(1989)

1989年9月に発売された、SOUNDGARDEN通算2作目のオリジナルアルバム。メジャーのA&M Recordsと契約後最初の作品で、これが日本デビュー作となりました(当時はポニーキャニオンからリリース)。

まだグランジなんて言葉が存在しなかった1989年という時代。シーンはまだまだHR/HMバンドで席巻されていた頃で、彼らもその延長線上で語られることが少なくなかったと記憶しています。レッチリはすでにメジャーデビューしていたし、JANE'S ADDICTIONのようなバンドもメタルとオルタナの間で健闘していたけど、SOUNDGARDENに関してはクリス・コーネル(Vo)のハイトーンボーカルとキム・セイル(G)によるヘヴィなギターリフのせいで「実は“こちら側(=HR/HM側)”のバンドなんじゃないか?」と思わせる節が多かったように思います。

当時高校生だった自分も、『BURRN!』のクロスレビューでこのアルバムの発売を知り購入したクチ。「Full On Kevin's Mon」のようなハードコア寄りアップチューンはあるものの、ミドルテンポ中心の作風はメタル小僧だった自分には若干退屈なものでした(笑)。が、ロバート・プラントを思わせるクリスのボーカルと、実は何気に速弾きっぽいフレーズも飛び出すキムのギター、そしてサイケデリックなテイストが散りばめられたサウンドにはどこか惹かれるものがあったのも事実。また、ベーシストのヒロ・ヤマモトが日本人だったというのも興味をそそられる要素のひとつだったことは、改めて記しておきたいと思います。

今でこそ「Gun」のようにオジー時代のBLACK SABBATHを彷彿とさせるヘヴィナンバーに「おおっ!」と唸ったりするものの、当時はオジーサバスに対してそこまでの感情もなかったし(笑)、むしろリアルタムで『HEADLESS CROSS』のようなエモーショナルな作品が出回っていた時期なのでそこと比較することはありませんでしたが、このアルバムの時点ではそこまでサバスをイメージさせる要素はまだ少ないんですよね。むしろ、その要素が一気に強まるのは次作『BADMOTORFINGER』(1991年)以降なのかなと。グランジとオジーサバスとの共通点が語られるようになるのも、それ以降のことですしね。

そういった意味では、本作は1stアルバム『ULTRAMEGA OK』(1988年)を進化させたスタイルと言ったほうが正しいのかもしれません。LAスタイルのHR/HMとは異なる、アンダーグラウンドのオルタナティヴロック経由のシアトルスタイルHRといいますか。ツェッペリンやサバス、あるいは初期KISSなどの70'sクラシックロックから影響を受けつつも、80年代ニューウェイヴ以降の血が混じった独自の視点で組み立てられたスタイルが、のちのグランジと呼ばれるムーブメントにつながっていった。時代の転換期にSOUNDGARDENがいち早くメジャーデビューしたというのも、そういう意味ではすごく頷けるものがある気がします。

どうしても『BADMOTORFINGER』と『SUPERUNKNOWN』(1994年)のイメージが強いバンドですが、この『LOUDER THAN LOVE』で聴くことができるスタイルも捨てがたい。むしろ、1989年という時代にこの音をメジャーで出していたという事実がものすごいことなんじゃないか?と思うのですが、いかがでしょう(なんてこと、あの時代をリアルタイムで通過した人にしか通じないと思いますが)。

 


▼SOUNDGARDEN『LOUDER THAN LOVE』
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2019年2月26日 (火)

TNT『INTUITION』(1989)

1989年初頭にリリースされた、TNTの4thアルバム。前作『TELL NO TALES』(1987年)が“北欧メタル”の流れに乗り、ここ日本でも高く評価されたことを受け発表された今作。前作で見せたポップでキャッチーな路線を押し進めた、非常に耳障りの良い1枚に仕上がっています。

オープニングのインタールード「A Nation Free (Intro)」でのドラマチックな展開は、往年のQUEENを思わせるものがあり、これから始まる煌びやかな世界への期待を高めるに十分な役割を果たしてくれます。で、そこからどんな曲に続くのかと思えば、それまでのTNTからしたら異色の「Caught Between The Tigers」。跳ね気味のリズムが印象的な、世が世ならファンクメタルと呼びたくなるような1曲で聴き手を驚かせます。

そんな予想外な流れから、リードシングル「Tonight I'm Falling」へと続くのですが、この王道ポップメタルを初めて聴いたときの感動といったら……キラキラしたメロディはもちろんのこと、それを華麗に演出するバンドアンサンブルをはじめ、トニー・ハーネル(Vo)のハイトーンボーカルやロニー・ル・テクロ(G)のテクニカルなギターソロなど、とにかくすべての要素が完璧な形で合致した、傑作中の傑作と言えるでしょう。

さらにそこから、分厚いコーラスとドラマチックなアレンジが素晴らしいバラード「End Of The Line」、先の「Tonight I'm Falling」をよりポップかつキャッチーに昇華させたタイトルトラック「Intuition」と続き、アルバム前半はあっという間に終了。後半はヘヴィなリフとグルーヴィーなリズム、パワフルなポーカルの相性も抜群な「Forever Shine On」から始まり、ポップ路線の「Learn To Love」、ロニーが歌うおふざけ調の短尺曲「Ordinary Lover」、「Tonight I'm Falling」や「Intuition」と並ぶポップチューン「Take Me Down (Fallen Angel)」、北欧のバンドらしい陰りと感動的なメロディ&アンサンブルが絶妙なハーモニーを生み出すバラード「Wisdom」で幕を下ろします。

全10曲で37分と標準よりも短めの作品で、インタールード的な楽曲が2曲含まれているので歌モノは実質8曲となりますが、前作も全11曲で30分強という短さだったので、それと比べたら……とは思いつつも、もう2曲くらい欲しかった印象も。ですが、この10曲で完璧な構成を構築してしまっているので、ほかにどんな曲が加えればいいのか悩ましいところ。これはこれで正解だったんでしょうね。

ちなみに本作、当時としてはかなり音質の素晴らしいアルバムだった印象があります。ギターの音色やドラムの質感など、当時としてはかなり異色でしたよね。確かドラムに関しては、ケネス・オディイン(Dr)がバスドラ、スネア、タム、シンバルなど曲に合った最良の音をサンプリングし、それをトリガーだったかエレドラだったかを使って叩くという、緻密な作業が繰り広げられていたそうなんです(と、当時の音楽誌で読んだ記憶があります)。今でこそそういった手法は珍しくないですが、30年前の、しかもハードロックバンドでここまで徹底して作り込んでいたのって、おそらくDEF LEPPARDぐらいじゃないかって気がします。あとは『OUT OF THIS WORLD』(1988年)期のEUROPEとか。そう考えると、本作の方向性って“北欧版『HYSTERIA』”と言えるんじゃないかな……言い過ぎですか?

前作にあったメタリックなファストチューンは皆無ですが、ここまでに名前が挙がったようなバンドに興味がある方なら絶対に興味を示す1枚だと思います。日本ではなぜか本作のデジタル配信およびストリーミングは行われていませんが、ぜひ盤で聴いてみることをオススメします。



▼TNT『INTUITION』
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2019年2月14日 (木)

RED HOT CHILI PEPPERS『MOTHER'S MILK』(1989)

1989年8月にリリースされた、RED HOT CHILI PEPPERS通算4作目のオリジナルアルバム。前作『THE UPLIFT MOFO PARTY PLAN』(1987年)から引き続きマイケル・ベインホーン(SOUNDGARDENHOLEMARILYN MANSONなど)がプロデュースを手がけており、「Highter Ground」(スティーヴィー・ワンダーのカバー)や「Knock Me Down」などがオルタナチャートでヒットしたこともあってか、アルバム自体も初めて全米TOP100入り(52位)を果たし、100万枚を売り上げる出世作となりました。

前作発表後の1988年6月、オリジナルメンバーのヒレル・スロヴァク(G)がオーヴァードーズで急逝。また、彼の死にショックを受けたジャック・アイアンズ(Dr)もバンドを脱退。残されたアンソニー・キーディス(Vo)とフリー(B)はバンドを立て直すため、ヒレルに憧れていたジョン・ジョンフルシアンテ(G)、デトロイトのローカルバンドで活動していたチャド・スミス(Dr)を向かい入れ、いわゆる黄金期メンバーが揃うことになります。

その新編成で最初に制作された本作『MOTHER'S MILK』は、メガヒットを記録する次作『BLOOD SUGAR SEX MAGIK』(1991年)と比較すると非常にアグレッシヴで、なおかつメタリックな要素も多数含まれています。マイケル・ベインホーンによるサウンドプロダクションも影響してか、オープニングの「Good Time Boys」にしろカバー曲「Higher Ground」にしろツーバス連打の「Nobody Weird Like Me」にしろ、かなり硬質なサウンドで固められている印象が強く、『BLOOD SUGAR SEX MAGIK』以降のイメージで触れると面食らうかもしれません。

しかし、「Magic Johnson」や「Knock Me Down」「Stone Cold Bush」といったファンキーな楽曲はテンポ感こそかなりアゲアゲなものの、それ以降の彼らにも通ずる要素が感じられる。そういった意味では、初期のテイストを新たな布陣で整理し、次に向けてスタイルを模索していると受け取ることもできるでしょう。バンドの歴史的には過渡期の1枚だったのかなと、今ならそう言えるかもしれませんね(過渡期にしては強烈すぎるんですけど)。

ジミ・ヘンドリクスのカバー「Fire」や次作への布石と言えるムーディーなインスト「Pretty Little Dirty」、パンキッシュな(というかまんまな)「Punk Rock Classic」、グルーヴィーなミドルチューン「Sexy Mexican Maid」、ファンキーでダンサブルな「Johnny, Kick A Hole In The Sky」など、バラエティに富んだ作風は次作以上ですし、このはっちゃけっぷりはデイヴ・ナヴァロ(G/当時ex. JANE'S ADDICTION)が参加した唯一のアルバム『ONE HOT MINUTE』(1995年)にも似ている気がします。僕自身、初めてリアルタムで触れたレッチリがこの『MOTHER'S MILK』だったこともあって、なぜ自分が『ONE HOT MINUTE』に思い入れがあるのか、本作を聴き返して理解できた気がします。

ジョン・フルシアンテのギタープレイは若さからくる激しさが強く表現されており、今となっては懐かしい限り。その天才的なプレイに加え、ソングライティング面でも本領発揮となるのが、続く『BLOOD SUGAR SEX MAGIK』になるとは、本作を聴いていた頃には想像もできませんでした。



▼RED HOT CHILI PEPPERS『MOTHER'S MILK』
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2019年2月13日 (水)

PRINCE『BATMAN』(1989)

昨日からの続きになってしまいますが……それでは、レニー・クラヴィッツがデビューした当時のプリンスはどうだったかといいますと、実は意外と伸び悩んでいた時期なのかなと。それはセールス面はもちんのこと、音楽面においても。THE REVOLUTIONを解散させ、ソロ名義で動き始めた2枚組アルバム『SIGN O' THE TIMES』(1987年)、発売直前に急遽お蔵入りとなった『THE BLACK ALBUM』(1987年/1994年に正式発売)、その代案として制作された異色の“ワントラック”アルバム『LOVESEXY』(1988年)……創作意欲こそ右肩上がりでしたが、それと反比例するかのようにチャートの成績や売り上げは下降線をたどる一方。『LOVESEXY』に至っては全米11位、50万枚というそれ以前の作品よりもひどい記録を残すことになります。

そんな中、1989年6月に発表されたのがこの通算11枚目のスタジオアルバム『BATMAN』。本作は同時期に劇場公開されたティム・バートン監督作品『バットマン』のサウンドトラック的立ち位置の1枚ですが、実際には映画からインスピレーションを得て作られたオリジナルアルバムと言ったほうが正しいのかもしれません。

楽曲中に映画のセリフなどがサンプリングされているものの、かといってサントラ的なインストは皆無。どれもプリンスらしい歌モノで、近作と比べると非常に“わかりやすい”内容となっています。

それは、各楽曲が非常にシンプルな構成・アレンジで、良い意味で作り込みを緩めている、悪い意味で簡素と受け取れるものなんですね。だけどプリンスの場合、これくらい“抜いた”ほうが世の中の流れに沿うんじゃないか……そう思わせてしまうのも、この作品の罪作りな部分といいますか。

コアなプリンスファンからしたら、ここで展開されているサウンドや楽曲群は茶番でしかないのかもしれません。だけど、我々がイメージするプリンス像がディフォルメして表現されているという点においては、一般層・ライト層にとって取っつきやすい。実際、文字通り派手なパーティチューン「Partyman」やファンキーな「Trust」は“いかにも”だし、ファルセットを多用したセクシーな「Scandalous」も“いかにも”。シーナ・イーストンとデュエットしたバラード「The Arms Of Orion」しかり、クールなファンクロック「Electric Chair」しかりです。

そして、アルバムのラストを飾るのが歌モノというよりも、開き直りも甚だしい“サンプリング”ナンバー「Batdance」。6分を超えるこの曲は、プリンスらしいフレーズやフレイバーを凝縮させたプログレダンスチューンで、この曲が「Kiss」(1986年)以来の全米1位を獲得することになろうとは、なんとも皮肉な話です。

なお、このアルバム自体も『AROUND THE WORLD IN A DAY』(1985年)以来の全米No.1を獲得し、アメリカだけで200万枚を超えるセールスを記録しました。さらに本作からは「Partyman」(全米18位)、「The Arms Of Orion」(同36位)というヒットシングルも生まれています。前作『LOVESEXY』からは「Alphabet St.」(全米8位)のみだったことを考えると、本当に皮肉というかなんというか。

このアルバムで息を吹き返したプリンスですが、続く次作『GRAFFITI BRIDGE』(1990年)では再び迷走に突入することになります。



▼PRINCE『BATMAN』
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2019年2月12日 (火)

LENNY KRAVITZ『LET LOVE RULE』(1989)

こちらはデビュー時“ビートルズの再来”ではなく“ジョン・レノンの再来”と言われた、レニー・クラヴィッツのデビューアルバム(1989年9月発売)。リリース当初は全米61位、全英56位と大きなヒットにつながりませんでしたが、1990年にマドンナの「Justify My Love」をプロデュースしたことで一躍有名となり、続く2ndアルバム『MAMA SAID』(1991年)へと続いていくことになります。

僕も本作発売当時は音楽誌で名前を目にした程度で、音源を聴いたのはリリースから1年以上経ってから。たぶん「Let Love Rule」か「Mr. Cab Driver」をラジオで聴いたか、MTVでMVを目にしたかがきっかけだったと記憶しています(もはやどっちが先か覚えていませんが)。自分的にはそれほど衝撃的……類の音楽ではなかったものの、どこか引っかかるものがあり、レンタルショップに行ったんだけど置いておらず。結局WAVEだったかCISCOだったかでCDを購入したんだったかな(それすらもあやふや)。その程度の出会いだったんですよね、最初は。

もっとも、僕自身が彼に興味を持ち始めるのが次作『MAMA SAID』の「Always On The Run」を聴いて(いや、同曲のMVを観て)からなので……はい、GUNS N' ROSESスラッシュ(G)が参加していたからです。わかりやすいですね(笑)。なもんで、デビューアルバムの印象というのも本当に曖昧なもので、むしろ『MAMA SAID』でハマって以降聴き返してみて良さを知ったくらいなんです。

実際、派手さのないアルバムだと思います。宅録をベースに、要所要所でゲストを迎えるというスタイルはこのときからすでに始まっており、ストリングスや一部の分厚いコーラス以外はほぼ彼の演奏および声によるもの。ジミ・ヘンドリクスほどブルージーでもハードでもなく、ジョン・レノンほど思想が強くない。でも“ラヴ&ピース”の精神は至るところから感じ取れるし、何より楽曲が優れている。おそらく“スティーヴー・ワンダー以降、プリンス未満”ということなんでしょうけど、その“ちょうど良さ”がレニー・クラヴィッツの魅力であると同時に弱点でもあるのかなと。久しぶりにこのアルバムを聴き返して、そんなことを思ってしまいました。

あと、一時期「I Build This Garden For Us」を狂ったようにリピートしまくっていた時期があったな、ってことも急に思い出しました。何か因縁めいたものがあったんでしょうね、自分の中で。その理由すら思い出せませんが(苦笑)。

レニーにとっては重要な1枚なはずなんですけど、個人的には思ったよりもそこが伝わってこなかった残念なアルバム……というのは言い過ぎですが、思い入れはそれなりにありますよ。やっぱり初期3作は久しぶりに聴いても色褪せていないなと感じますし。うん、純粋に良いアルバムであることには違いありません。そこだけは保証します。



▼LENNY KRAVITZ『LET LOVE RULE』
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