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2001/01/22

THE HELLACOPTERS JAPAN TOUR 2001@渋谷CLUB QUATRO(2001年1月14日)

いや~‥‥ホントに凄いライヴだった。新しいアイドルも発見してしまったし‥‥(笑)とにかく、いろんな意味で忘れられないライヴになった。

ご存じの通り(?)、前回HELLACOPTERSを観たのは初来日の'98年10月、WiLDHEARTSの前座でだった。その時とはギタリストが変わっているわけで(助っ人参戦のチャック・パウンダーから現在のロバート・ストリングスに、'99年の「GRANDE ROCK」ツアーから参加)、そういう意味では気持ちも新たに観れると思うのだが‥‥前回の印象があまり良くなかったから、今回も期待しない、普通はそうなるんだろうけど‥‥「GRANDE ROCK」「HIGH VISIBILITY」という2枚の傑作を引っ提げてのツアーだもん、期待するなという方がおかしい。この2枚を通過した事によって、俺の彼らに対する印象はかなり良くなっている。

また、俺自身がこの手の「爆走ロック」に対して更に興味を持つようになったのも、印象が変わった理由のひとつかもしれない。考えてみれば、あれから2年以上もの月日が経っているのだ。それに前回は前座という限られた条件の中でのライヴだった。2回目の来日('99年10月)のライヴではかなり素晴らしいステージングを繰り広げたと聞いている。だったら‥‥って事で、今回は自ら進んで行くことにしたのだった。

会場は渋谷クラブクアトロ。条件としては悪くないと思う。東京公演初日、しかも日曜日。今日は前座が付かないそうだ(前回は日本のマカロニが付いた)。つまり、どっぷり彼らに浸かる事が出来る。かなり期待して当日に望んだ事を今でもよく覚えている。前日、よく眠れなかったくらいだから‥‥

知人のご厚意により、17番という素晴らしすぎる整理番号で入場する事が出来、ロッカーに上着や荷物を入れた後にフロアへ。ドリンクに目もくれず、ステージ前へ。前回観た時、ボバ・フェット(キーボードやタンバリン担当)の大振りなアクションに目を奪われっぱなしだった事を思い出し、すかさず彼の前(ステージ向かって右側)へ。ほぼ1~2列目辺りをゲットし、開演まで1時間、じっとじっと我慢の子で待つ。BGMには‥‥古めかしいファンク調のロックが流れる。最近のバンドっぽい音だが、誰だったんだろう。ちょっと気になった。

ほぼ定刻通りにライヴはスタート。ローディーがバンドを紹介し、メンバーが続々とステージに登場。デカい。メンバー皆、かなりデカい。そうか、前回はブリッツの後方で観てたしな。ドラムのロバンは違った意味でデカいが(笑)。そういえば、この俺の目の前にいるイイ男は誰だ? 初めて見る顔だが‥‥そう、この男こそ前回から加入したロバート・ストリングスその人なのだった‥‥か、カッコいい‥‥マジでカッコいい‥‥ブロンドの長髪、まだ幼さの残る顔、かなりの長身、そしてレスポール(時にはファイヤーバードやフライングV。ってこの日はVは使ってなかったけど。ちなみに今回のニッケはレスポールJrではなく、白のグヤトーンだった)‥‥こ、こやつ、デキるな‥‥正に俺の理想ともいえる「ギターヒーロー」なのだった。

またこの男、アクションのひとつひとつもキマッてるのだ。ボーカル&ギターのニッケとの絡みも抜群だし、跪いて仰け反ってギターを弾かせたら今、世界でナンバー1だろう(爆)。ニッケが左利きな分、ふたりしてシンコペーションに合わせて体を左右に振ると、これが抜群にカッコイイ。KISSが"Duece"で見せるアクションに近いカッコよさがあるのだ。そういえばブリッツでもやってたっけ‥‥いや、イマイチ記憶に残ってない。それくらい真剣に見てなかったって事か(苦笑)。

最前列近くという事もあって、音はそれ程よくなかった。つうよりも、聞こえてくる音そのものがギターアンプ直の音なのだ。しかもボーカルも殆ど聞き取れない(翌日も見た人の話によると、後ろから見るとボーカルもよく聞き取れたそうだ)。いや、聞き取れなくても十分だった。もうニッケには目が行ってなかった‥‥気付けばストリングスばかりを追っていたのだ。ボバ目当てだったにも関わらず(そのボバは前よりも地味になっていた。いい意味でやる気なさそうなところがグーだったが)‥‥比率で言えば、ストリングス7:ニッケ1.5:ボバ1:その他(笑)0.5、といったところか?(かなり誇張されてるが)そのくらいカッコよかったんだよ、チミ~!

次から次へと繰り出す必殺ロケンローに悩殺されっぱなしで、曲順なんて覚えてないっつうの!(笑)あらためてセットリストを見てみると(Thanx to ユウゴさん)、あぁ、確かにやってたわ~って感じで、この曲順でCD-Rを作ってみて今それを聴きながらこのレポートを書いているのだけど‥‥アルバムの(特にここ2作の)完成されきった感のある音作りもいいが、ああいう荒々しい‥‥ファーストの頃みたいな‥‥爆音で聴く彼らも抜群にカッコイイなぁと改めて思った。そうそう、ブリッツではギターのミックスがメチャメチャで耳に不快感を与えるミックス、しかも何故かエレピの音がかなりデカかったんだ‥‥なんて事も今回のライヴを観ててふと思い出した程だ。

そういえばどなたですか、ライヴ中盤で‥‥俺の左隣あたりから「してぃ~すら~んぐ!」って叫んでた男性は?(笑)ちゃんと本編ラストにやってくれてたね? アンコール1発目では、最新作の1曲目"Hopeless Case Of A Kid In Denial"(超名曲!)をここに持ってくるか!?って感じで披露し、そのままラストになだれ込み、最後の最後で"(Gotta Get Some Action) Now!"~"Soulseller"という怒濤のエンディングに突き進む‥‥カッコよすぎ‥‥恍惚とはこういう事をいうのね‥‥ってくらいにイッたよ、俺‥‥果てたね、マジで。すっげー濃厚で激しいセックスを1時間半に渡って繰り広げた後、互いに同時にイッちゃうような至福の時を味わう事が出来た(何か俺にしてはすっげー例えだな?/笑)そのくらい、終わった後の充実度は高かった。

Stick最後にボバや憧れのストリングスべいべー(笑)とタッチし、満足しきった所へドラムのロバンがスティックを投げ始める。1本目は後ろの方へ、そして2本目は俺らの方目がけて投げてきた‥‥あ、何か取れそう‥‥そう思って掴んだら‥‥あれっ、何か掴んでるよ、俺‥‥そう、俺。取っちゃったのですよ、ロバンのドラムスティック!(爆)これはこの日の記念に、家宝として家に飾っておく事にする(右写真がそれ。ライヴでのハードヒットを物語っている折れそうな具合に男を感じさせる、マジで)。

それにしても‥‥本当に凄いライヴだった。WiLDHEARTSともマニックスとも違う、男の中の男のバンドによる、男らしいライヴ。あぁ、ロック好きでよかった‥‥6日前に観たCYBERNAUTSとは全くタイプが違うバンド/音楽性だが、こういう音楽に出会えるからロックって素晴らしいんだな、と帰りのバスの中でひとりジーンとしてしまった(半分寝ていたが/笑)。自分にとって大切なバンドがまたひとつ増えた‥‥単純にそんな気がした。ニッケは「夏のフェスでまた会おう!」と言ったらしいが、出来ればフジロックで戻ってきて欲しい。苗場の夕日をバックに"No Song Unhead"のような哀愁漂うメロディーを聴きたい。ROCKET FROM THE CRYPTがオーケーなんだから、HELLACOPTERSだって何ら問題ないはずだ。「BURRN!」でしか取り上げられる事がない(或いは他誌ではあまり取り上げられない)彼らだからこそ、もっと多くの人に聴いて欲しい。今はそんな気持ちでいっぱいだ。

一言で言って「ヤクザ映画を見終わった後の、ちょっとハードボイルドな感じ」。そんな気分を味わいたかったら、CD屋に行って「H」の棚を漁れ! ライヴに来い! 素直にそう言いたくなる、そんなライヴだった。既に今年のベストライヴ候補。文句なしにカッコいいっ!!


THE HELLACOPTERS @ SHIBUYA CLUB QUATRO. 1/14/2001
01. Sometimes I Don't Know
02. Disappointment Blues
03. Move Right Out Of Here
04. Baby Borderline
05. Toys And Flavors
06. Hey!
07. Born Broke
08. I Wanna Touch
09. The Devil Stole The Beat From The Lord
10. No Song Unhead
11. Like No Other Man
12. Paul Stanley
13. Envious
14. Random Riot
15. Psyched Out And Furious
16. Throw Away Heroes
17. You Are Nothin'
18. City Slang
[ENCORE]
19. Hopeless Case Of A Kid In Denial
20. Fake Baby
21. Hurtin' Time
22. (Gotta Get Some Action) Now!
23. Soulseller



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投稿: 2001 01 22 04:30 午前 [2001年のライブ, Hellacopters, The] | 固定リンク