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2001年5月13日 (日)

Cocco『けもの道』(2000)

  サードアルバムの発売から2週間後にリカットされたマキシシングル。収録曲は表題曲の他に、完全未発表曲の"真冬の西瓜"と"つめたい手"の合計3曲。デビューマキシ以来の3曲収録だ。この時期のリリース攻勢といい、未発表曲の多さといい、如何にこの1年間のレコーディングが充実したものだったかが伺える。しかもどの曲がアルバムに入っていても違和感がないような、決して捨て曲ではないのが驚きだ。

  表題曲はアルバムのヘヴィサイドを象徴する1曲であり、アルバムのトップに収められている「顔」ともいうべき存在。だが「ラプンツェル」という作品は決してヘヴィなだけではない、緩急の幅がこれまでで一番激しい作品であるという事を思いだして欲しい。特に"雲路の果て"以降のシングルが全て収められている点、更に今後の彼女を占うような楽曲の登場など、いろんな意味で興味深い作品なのだ。そんな勝負作をフォローアップするようにこのシングルが「ラプンツェル完結編」としてリリースされたのには、ちゃんと意味があったのだ。当然アルバムはこれまでで一番のヒットを記録したのだから、このリリース攻勢は大成功だったといえるだろう。

  カップリング2曲は、アカペラ"真冬の西瓜"は1分少々で終わる小楽曲。これまでもセカンドで"小さな雨の日のクワァームイ"という同じタイプの曲があったが、これはまた違った印象を与える。特にヘヴィヘスを追求した1曲目と、冷たい感触を持った3曲目"つめたい手"の間に挟まれているからこそ、その温かさがやけに身にしみる。マキシシングルとしては、非常に流れを大切にした作品ではないだろうか?(シングルに関しても、Cocco自身が選曲や曲順を決めているそうだ)



▼Cocco『けもの道』
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