Cocco『星に願いを』(2000)
そして更に、前シングルから1ヶ月後に完全なる新曲を発表する。矢継ぎ早にリリースされる今回の攻勢に、ファンは正直財布の中身がついていかないのでは‥‥丁度ツアーも発表になっただけに。この曲は前作が「ラプンツェル完結編」と銘打たれていただけあって、早くも次作への布石となるのでは?なんて深読みもされた程だった。ツアーでも終盤のオイシイ位置で披露されていたし、シングルとしてもここ最近でも最もセールス的に成功を収めたようだし。その収録曲だが、表題曲の他に、サード収録の"かがり火"の計2曲。作曲はCoccoではなく、これまでも彼女の作品を幾つも手掛けてきた柴草玲のものである。印象的なメロディーは、Cocco作曲のものとはまた違った旨みがあって、個人的には信頼している作家のひとりだ。最近、柴草は都内でライヴ活動をしているようなので、興味がある人はチェックしてみるといいだろう。
さて、正直な話、この1曲("星に願いを")のみで次のアルバムを占えるかといえば、正直嘘になるだろう。なぜならこの曲もまた、「ラプンツェル」のセッションの中からのものだし、Cocco作曲の作品ではないからだ。実際にアルバムに収録されていても違和感はないわけだし。だからこそ、この曲が次の「サングローズ」への追加収録が決まったのを聞いた時、違和感を感じてしまった。勿論いい曲なのだが、何が違うのではないだろうか?という疑問は、「サングローズ」が発表された今でも消えないままでいる。

▼Cocco『星に願いを』
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