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2002年5月15日 (水)

黄色5『黄色いお空でBOOM BOOM BOOM』(2000)

  というわけで、まずは2000年3月8日に3枚同時リリースされた「色ユニット」から。当時は1999年9月リリースのモーニング娘。"LOVEマシーン"、同年11月リリースのプッチモニ"ちょこっとLOVE"、2000年2月の娘。"恋のダンスサイト"の大ヒット(3枚共ミリオン)を受けての始動だった。この当時のハロプロメンバーといえば、娘。やT&Cボンバー(当時はまだ「太陽とシスコムーン」)がチャート上で成功を収めていたので知名度がある程度あったが、他の平家みちよやココナッツ娘。に関しては「誰それ?」という感じだったはず。実際、今みたいに「ハロープロジェクト」という名前自体の知名度も皆無に等しかったのでは?

  この頃はまだ「ASAYAN」が幅を効かせていた頃で、全てはこの番組を中心に回っていたように思う。今のようにモーニング娘。のレギュラー番組もなかった時代、特にファンというわけでもないのに毎週何かしらの新情報や新たな展開を期待して観ていた視聴者は多かったのではないだろうか?(自分もそのひとりだった)

  モーニング娘。から安倍なつみと保田圭、T&Cボンバー(太陽とシスコムーン)からルル、ココナッツ娘。からアヤカ、そしてソロで活躍していた平家みちよの5人から成る「黄色5」は、つんく♂曰く「普段のグループ内で『個性派ボーカリスト』のポジション」を集めた結果がこのメンツだったらしい。確かに各グループ中、歌唱力や個性の面では飛び抜けている面々ばかりだ。そんな5人に与えられた曲が、EARTH, WIND & FIREの"Boogie Wonderland"的ダンスナンバー"黄色いお空でBOOM BOOM BOOM"。3グループ中、最も無難な路線といえるだろう。楽曲のアレンジには、娘。本体の"真夏の光線"、"I WISH"といったその後の試金石となった楽曲を手掛けた河野伸が担当。が、そういった楽曲程の成果は収められなかったように思える。

  リリースから2年経った今こうやって聴いてみると、意外と新鮮な印象を受ける。まず、なっちが最近の唄い方よりもかなり抑え気味な発声で、思ったよりも目立っていない。この前後、彼女自身がスランプに陥っていたことも関係あるのかもしれない。現在のある種「突き抜けた」感は残念ながらここにはない。それは圭ちゃんにも言えることで、やはり今よりもクセが強くない。これは当時のつんく♂の指導によるものかもしれないが、逆に実力派の平家さんやルルの方が目立つ結果となった(と同時に、アヤカが後ろに退き気味な気も)。

  が、だからといってそれが悪いわけではなく、一聴すればそれが誰の声であるかを識別できるのは、やはりなっちや圭ちゃんの個性(あるいは実力)なのだろう。

  今現在のメンツでこの「黄色5」を構成するとなると、一体どういったメンバーになるのだろう? なっち、圭ちゃん、平家さん、アヤカはまだ残っているし、逆に2年前以上に実力も個性もグレードアップしている。歌唱力が平均的に低下してる現在なら、やはり松浦か高橋愛辺りだろうか? そんな「黄色5」も見てみたいな、と思ってみたところでもう二度と生では聴けないんだろう‥‥残念だ。



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