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2002年12月10日 (火)

メロン記念日ファーストコンサート~これが記念日~@赤坂BLITZ(2002年12月9日)

  "This is 運命"という名曲と出逢いメロン記念日というユニットに興味を持ちだして丸1年、"さぁ!恋人になろう"という超名曲と出逢いメロン記念日にゾッコンになってまだ10ヶ月。古株のヲタやファンからすればひよっこの俺だけど、そんな俺ですら涙しながら終始観たライヴだったんだから、きっとデビュー時から追ってる人なんて‥‥ホント、そんな感慨深いライヴだったんだ。

  ファーストライヴ当日となった12月9日、東京では初雪。「初」尽くめで演技がいい‥‥んでしょうか? とにかく会場までたどり着くので精一杯な感じ。指先の感覚がなくなる程の寒さの中、この日を今か今かと待ち望んだ猛者共2,000人がここ赤坂に集結。決戦の日なのか、それとも単なる祭りなのか‥‥

  正直、当日は朝から気が気じゃなかったよ。全然メロンの曲を聴ける気分じゃなくて‥‥何か、本当にその日がやってきて、そして終わってしまうのが寂しいというか‥‥ずっとこの日を心から待ち望んでいたはずなのにね。ファン心理ってのは厄介なもんだな。


  さてさて‥‥ここからは冷静にライヴの感想を。

  定時を10分程過ぎた頃、会場が暗転し、SEが流れ始める。「メロンキャンディー♪」みたいなオリジナル?のSEが終わると、あの印象的なハモンドの音色がフェイドインしてくる‥‥もう俺、この時点で涙目。俺の中でライヴ1曲目としてふたつの候補曲があった。ひとつが"Wa!かっちょEなッ!"。「我々はメロン記念日です」というアナウンスから始まる、正攻法なロックチューン。そしてもうひとつが‥‥当日の1曲目だった"香水"。こうやってバラードナンバーから始まるライヴって正直カッコイイと思うのね。例えばBON JOVIがゴスペルチックな"With A Little Help From My Friends"(BEATLESのカバー)からステージを始めるパターンが過去何度もあったし、尾崎豊のライヴが "卒業" からスタートするなんてのもあった‥‥だからメロンも‥‥ってわけじゃないけど、もし本当にそうなったら最高だな、と思ってただけ。けど、ホントに最高だった。もうこの時点で俺、フロア真ん中辺りの柵に寄りかかって静かに涙流してたし。一緒に唄うこともなく、リズムを取ることもなく、ただ静かに涙。なんで俺泣いてるんだろう‥‥。

  柴田の声量がないせいもあってか、前半の歌は聴き取りにくいもので、次第にPA調節していった感じ。コーラスやラップは完全にカラオケ。そういう意味では俺の中で10月のあややコンで観た"香水"はまだ一度も超えてないんだよね。

  しっとりとしたオープニングを飾った後、あのフィードバック音が聞こえてくる‥‥そして機械的な「我々はメロン記念日です」‥‥2曲目は"Wa!かっちょEなッ!"って‥‥反則、絶対反則だって! もうね、あり得ない。頭2曲でこれやっちゃうなんてあり得ない。俺の中の自我が崩れ去り、完全に頭真っ白。何も出来ずにただステージ上にいる4人を観てるだけ‥‥のはずだけど、とにかく前方のヲタ共、飛ぶわ一緒に同じフリして踊るわサイリウム振るわで全然見えやしねぇ。とにかく最初の数曲は殆どメンバー4人の首より下は見えなかったです。この曲ではやっぱりロケンローしてるメロンがサイコーにカッコイイ(ってこの表現、何か最低だな、我ながら)

  MCに入り、軽く自己紹介。そのまま"恋愛レストラン"へ。イントロのガットギターによるストロークパートが倍くらいに延ばされ、その間に衣装替え。全身黒のレザースーツっぽい衣装にそれぞれ色違いのファーを首からかけて、ロッカー気取り。これが曲とイメージとがマッチしてていいんだわ。けど、続く"ふわふわふー"をこの衣装で唄うってのはどうよ? あのいかがわしいイメージのある曲に、こんなタフなイメージの衣装‥‥いや、カッコイイから許す。つうか当日、そんな事考える余裕なんて全くなかったけど。続いてあの強烈なイントロが‥‥「火曜サスペンス劇場」チックなイントロを持った"電話待っています"がぁ‥‥そうそう、PVではこんな衣装で唄ってたもんね。この曲頃になってようやく俺、全身でリズム取って一緒に唄い始める。PPPHは今日は一切入れない。それは他の濃いヲタに任せた。俺は俺なりの愛情でメロンを愛す。それでいいじゃないか!? とにかくね、この曲での4人、サイコーにかっけーのさ。さっきからカッコイイだのかっけーだのしか言ってないけど、ホントにそうなんだもん。つうかこの俺にメロンを語らせてる時点でd(ry

  再びMC。もう一度メンバー紹介と小芝居。この辺はやっぱりハロプロ的で台本あってのものなんだろうけど‥‥個人的には気にしないことにした。考えてみればKISSのステージなんて毎晩毎晩、全く同じ曲順で全く同じところで、一言一句違わないMCで客を沸かすわけだし。そう思えばハロプロのMCだって‥‥満足‥‥でき‥‥るか!?

  "ガールズパワー・恋するパワー"で再び会場をヒートアップさせる。敬礼するポーズが最初と最後に入るんだけど、4人が並んでやるとさ‥‥やっぱカッコイ‥‥結局それかよ。いや、もういいや。カッコイイんだってば!! そのままクールな"もう 待てませ~ん!"を経て、お待ちかねのデビュー曲"甘いあなたの味"。俺は今日この日一番聴きたかったのがこの曲だったのね。何故かというと‥‥特に柴っちの歌、CDだと拙すぎて聴くに堪えないでしょ? ここ2作での成長を考えると、やっぱりこの曲は今改めて唄い直して欲しいかなぁと思うのよ。もしアルバムを作るんだったら‥‥絶対に今の状態で再録音して欲しいと思ってる程。で、その思いは的中で、本当に切なくてカッコイイ"甘いあなたの味"になってました。セリフのパートもいいし、大谷&斎藤の歌も更に良くなってたし。あ~早すぎたデビュー曲だったよなこれ。

  ここで前半戦終了ってことで、柴田&斎藤が引っ込んで村田&大谷でMC、というか小芝居。「良い子・悪い子・普通の子」チックなネタを。あるシチュエーションを設定して、それに対し「普通のメロン記念日は~」と村田が答えていくという、ねっ。個人的には村田の口から「それがロックンロール!」という力強い言葉が聞けたのが収穫か。ま、メロンは寒くても全然いいの。そこがいいんだから。これを娘。がやったらキツイかもしんないけど、あややがやったら力でねじ伏せて無理矢理笑わせるんだろうけど、メロンはこれでよし! 俺が許す!!

  ふたりの小芝居が終わった後、ここからは各メンバーのソロコーナーに‥‥って、やっぱりシングル7枚計14曲じゃ保たないもんね。これはちょっと収穫かも。まず柴田が「7人祭」の"サマーれげぇ!レインボー"を。基本的にはここだけ全員ワンコーラスのみ(勿論メロンの曲は全部フルコーラス)。当然PPPHはハロコンでお馴染みのものを、全部「あゆみー!」に変えただけ。いや~やっぱ柴っち、華あるわ。唯一アイドルしてるもんな。この感じでいくと、恐らく各メンバーが携わったシャッフルユニットの曲を唄うことになるんだろうけど‥‥へっ、次はもう斎藤さんの出番ですか‥‥も、もしかして‥‥あの「羞恥プレイ」をたったひとりでやらせる気じゃ‥‥って、まさしくその「ハッピー♡7」の"幸せビーム!好き好きビーム!"をあの衣装着て、ひとりで唄い踊るわけですよ‥‥あ、そういえばこの曲って常にリップシンク(口パク)だから、こうやって生でちゃんと唄ってるのを聴くのは初めてだ。そういう意味では新鮮(しかもハンドマイクで唄ってるし)。とにかく斎藤さん、右へ左へ走り回って客を煽りまくり。照れ隠しか?

  ひとしきりはしゃいだ後、このふたりでMC、というか小芝居を(ってクドイね)。まぁ早い話が「ダジャレ合戦」ですよ。柴田がメロン内でのダジャレ王を自称してるので、斎藤さんが私も負けないと。同じネタでダジャレを言い合うんだけど、柴田が直球だとすると、斎藤は変化球。「セクシーダジャレ」ッスよ。ヤベェ、俺悶絶死寸前。既に違った意味での涙が‥‥

  小芝居が一通り終わり、ソロコーナー後半戦は、大谷による「セクシー8」の"幸せですか?"から。衣装はこの日用のもので、やっぱりこういうクールな曲は大谷にピッタリ。元々歌唱力のある人なんだし、しかもボーイッシュでクールなイメージの人だから、尚更こういう選曲で正解。正直 "ダンシング!夏祭り" じゃなくて‥‥って‥‥村田さん‥‥常に「負け組」だし‥‥ま、まさか "幸せきょうりゅう音頭" を‥‥と思ったら、その「幸せシャッフル」のC/W曲"よくある親子のセレナーデ"をソロでしっとりと唄い上げたのでした。よかったよかった。最も女性らしいドレスを着て、階段に腰掛けて唄う姿‥‥嗚呼、俺今日から村田さんに乗り換えようかしら?と思わせた程。

  ソロコーナーが終わると、聴き覚えのある印象的なギターのフレーズが。衣装替えを終えたメンバーが揃い、"告白記念日"がスタート。この辺からさすがに俺も唄い踊り大忙し。PVや武道館DVDでの中途半端さが嘘のよう‥‥ってそうか、ヅラも猫耳も付けてないからか! そうだよな、普通に唄えば滅茶苦茶ポップで馴染みやすい曲なのにね。誰だよ、あんな秋葉原系コスプレさせたのは!?

  曲が終わると、スタッフが何故かマイクスタンドを4本用意。この日唯一、スタンドマイクで唄う"愛メラメラ 恋ユラユラ"。ダンスも印象的だけど、やっぱりここでは歌かな。とにかく斎藤&大谷の歌声が耳に残り、更に村田さんも思っていた以上に上手いことに気づく。柴田も頑張ってる。4人それぞれが得意なところはどんどん突っ走り、苦手な人間をフォローする。何がなんでも4人がかり。それがメロン記念日。

  いよいよエンディングが近づいてきた‥‥あのパーカッションのイントロが‥‥さぁ、祭の始まりです。"さぁ!恋人になろう"‥‥普通なら自分もコールアンドレスポンスに加わって大はしゃぎするんだけど‥‥急に冷静になって周りを見回し始める俺。会場がメロンの為だけに一丸となってる。そしてそれに応えるメロンの4人‥‥あ、また泣けてきた。何だよ今日の俺。涙目のまま斎藤さんに目をやると‥‥あ、何かずっと首を胸を押さえてる‥‥もしかして、衣装が落ちてきそうとか?? その証拠に、背中から衣装下のサポーター(?水着?)がはみ出てるし‥‥結局最後までそれが気になって歌に集中できなかった感じの斎藤さん。惜しい。つうか正直、本人が一番悔しかったろうに。

  唄い終わった後、柴田が簡単なMCを。その時、村田さんが異常に気づき、後ろから直してあげるんだな‥‥俺内での村田株、一気にアップ。モージカルでのかおりんみたいだな、まるで。その光景観て、また涙‥‥いい加減にしろよ、俺。そして完璧な体制になり、本編最後の曲は当然この曲で締めるわけですね‥‥そう、"This is 運命"! 気づけばクラウドサーフする奴まで登場!! そうそう、こういうノリが欲しかったのさ(ジンジャーの件の後で不謹慎かもしれなけど、この日の俺は今までのハロプロにはない、こういう破天荒なノリを終始求めてたのかもしれない)。気づけば俺も一緒になって踊り唄い叫ぶ。ああ、最後の最後でスイッチが入っちゃったよ。途中で銀テープが天上に向かって発射されて、更に盛り上がる(さすがにこの規模じゃパイロや花火は無理だしな)。そして曲の最後に4人が横一列に整列して「愛してますか?」‥‥はいはい、愛してます。愛してますってば!!

  アンコールを求める声が暫く続く。ふと2階席に目をやると、RHYMESTERの宇多丸氏を見つける。スキンヘッドにサングラスなので目立つし。で、そのまま横に目をやると‥‥ニット帽を被った色白で綺麗な女の子と、同じく帽子を被った金髪の女の子と、その横にサングラスをかけ白のダウンジャケットを着て髪を染めた男性の姿が‥‥誰とは言いません。やはり来ていました。入場前に「○や○のマネージャーがいたんだけど、今日観に来てるんじゃねぇの?」というヲタの声が耳に入っていたので、まさかとは思ったのですが‥‥

  アンコールに応えて戻ってきたメロンの4人。ひとりひとり、来年の目標を言うんだけど、やっぱり俺も彼女達の気持ちと同じく「また単独ライヴが観たいし、早くファーストアルバムが聴きたい」です。間違いなくアルバムは来年前半に出るでしょう。じゃなきゃ、早くも3月に全国ツアー、決まらないって。そして新たな決意を胸に、4人ユニゾンで唄う"スキップ!"で会場を和ませる。デビュー時の拙い歌もいいけど、今の頼もしい4人が唄うこの可愛らしい歌も悪くない。いや、つうかサイコーですよやっぱ。

  ホントのホントに最後の曲となったのは、意外かもしれないけど"夏の夜はデインジャー!。ここでふと、自分が書いたPV集レビューを思い出した‥‥「ギミックのない、普遍的な楽曲と自然体で勝負」。そう、この日のライヴは"香水"に始まり"夏の夜はデインジャー!"に終わった‥‥今後彼女達が向かっていくべき道が何となくだけど、ほんの少しだけ垣間見れた気がしたよ。けど‥‥また元気で破天荒なメロンも観たいな。いい意味で「節操なし/何でもあり」なのがメロン記念日の長所であって、最高の魅力なんだから。

  エンディングパートを長めに編集し、右へ左へと走り回り客に挨拶をする4人。最後は中央に集まり、あの4人が笑顔で見つめ合う形で終わる‥‥ああ、またあの笑顔観たら泣けてきたよマジで。

  結局、最後の方は放心状態&涙でちゃんとステージを観れてなかったような気もするんだけど、まぁそれが俺にとっての「これが記念日」だったと。そういうことでしょう。

  ‥‥なんかライヴレポっていうよりも、俺の感情の揺れ動きを詳細に綴っただけって気もしないでもないけど、それだけ感情的になれるライヴ、そしてそれだけ感情移入できる対象(アーティスト)がいるってのは、俺って幸せだなぁと素直に思う。多分、今こういう風に思えるアーティストって間違いなくマニックスとワイハー以外には、娘。とメロンだけだもん。そんなアーティストの初の単独ライヴに立ち会えた、同じ空間を共有できたってのは最高に幸せなことだと思うわ。正直、良かったとか悪かったとか、そういった評価は今の俺にはどうでもいい。あの日の俺には、あの場にいることに意味があったのだから。

  で、結局12月9日というのは何だったのか?という話に戻るんですが‥‥そう、「決戦の日」でもなく「祭りの日」でもなく、単なる通過点でしかなかったわけです。ここで何かが終わるわけでもなく、またここから始まるわけでもなく。だってメロンの伝説は既に始まっていて、もうずっと彼女達は走り続けているわけなんだから。彼女達の伝説にゴールはない。着々とチャート順位を上げていくのも、こうやって単独ライヴをできるようになったのも、単なる通過点のひとつ。その場その場での小さな目標はあっても、最終的なゴールはない、常に自分達自身と世界との対決。「US vs The World」、それこそがメロン記念日なんだから。


[SETLIST]
01. 香水
02. Wa!かっちょEなッ!
--MC--
03. 恋愛レストラン
04. ふわふわふー
05. 電話待っています
--MC--
06. ガールズパワー・恋するパワー
07. もう 待てませ~ん!
08. 甘いあなたの味
--MC(メロン記念日を大解剖:村田、大谷)--
09. サマーれげぇ!レインボー(柴田ソロ)
10. 幸せビーム!好き好きビーム!(斎藤ソロ)
--MC(メロンのダジャレ王はどっち?:斎藤、柴田)--
11. 幸せですか?(大谷ソロ)
12. よくある親子のセレナーデ(村田ソロ)
13. 告白記念日
14. 愛メラメラ 恋ユラユラ
15. さぁ!恋人になろう
16. This is 運命
--アンコール--
17. スキップ!
18. 夏の夜はデインジャー!



▼メロン記念日『香水』
(amazon:国内盤CD

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