カテゴリー「2002年のライブ」の30件の記事

2018年10月16日 (火)

FEEDER『COMFORT IN SOUND』(2002)

2002年10月にリリースされた、FEEDER通算4作目のオリジナルフルアルバム。プロデュースは全英8位のヒット作となった前作『ECHO PARK』(2001年)から引き続きギル・ノートン(PIXIESFOO FIGHTERSTERRORVISIONなど)、そしてメンバーのグラント・ニコラス(Vo, G)が担当。前作の流れを受け、本作は全英5位という高ランクを記録し、本国のみで50万枚以上の大ヒット作に。「Come Back Around」(全英14位)、「Just The Way I'm Feeling」(同10位)、「Forget About Tomorrow」(同12位)、「Find The Colour」(同24位)といったヒットシングルも多数生まれました。

2001年4月発売の『ECHO PARK』のヒットにより、国民的バンドに一歩近づいたFEEDERでしたが、翌2002年1月にジョン・ヘンリー・リー(Dr)が自宅で自殺するという不幸に見舞われます。しかし、バンドは歩みを止めることなくレコーディングを続行。レコーディングに(当時)元SKUNK ANANSIEのマーク・リチャードソン(Dr)を迎え、無事完成までこぎつけます。

『ECHO PARK』はポスト・グランジの影響下にありつつ、パンクや王道UKロックなどがバランスよく混ざり合った力作でしたが、続く今作ではどこか影のあるメロディと、ストリングスなどを導入した叙情的かつドラマチックなアレンジが際立つ新境地を見せています。この穏やかさやメランコリックさは、ジョンの死が大きく影響しているものと思われますが、結果としてここで見せた新たなスタイルがキャリア最大の成功へと導くわけですから、皮肉なものですね。

この“メンバーが不慮のトラブルで1人欠け、残されたメンバーで作り上げたドラマチックな作品で国民的バンドへと成長する”ストーリー、安直ですがマニックスにも近いものがありますよね。奇しくもフロントマンのグラントは南ウェールズ出身。世代的にもマニックスの面々と一緒というのもあり、こういった“オルタナティヴロックとエヴァーグリーンの融合”というスタイルが共通するのはなんとなく納得できるところもあるんですよね。もちろん、育った環境は違うとは思うんですが。

ジョンの生前に書かれたという疾走感あふれるオルタナポップ「Come Back Around」やひたすらヘヴィな「Godzilla」みたいな曲もありつつ、やはり印象に残るのは「Just The Way I'm Feeling」や「Forget About Tomorrow」「Quick Fade」といったメロディアスな楽曲。グランジ的スタイルを取った「Summer's Gone」もサウンドこそ激しさを伴うものの、スタンス的にはこっち側なんですよね。

前作での「Buck Rogers」や「Seven Days In The Sun」「Just A Day」みたいな曲に惹かれたリスナーにはガッツの弱い作品に映るかもしれませんが、悲しみを乗り越えてまたひとつ大人になっていく、その残酷ながらも貴重な瞬間を見事に捉えたという点において本作はFEEDERのキャリアにおける重要な1枚なのです。生き続けることを決めたバンドが、延命のために胸の内をすべて吐き出した本作があったから、続く『PUSHING THE SENSES』(2005年)も、そこから再び激しいロックへと回帰する6thアルバム『SILENT CRY』(2008年)も生まれたわけですから。



▼FEEDER『SILENT CRY』
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2002年12月23日 (月)

「fuzz maniax」@SHIBUYA-AX(2002年12月22日)

  このイベント自体は全然知らなかったんですが、たまたま復活ピーズが出演するってことで知って、しかも対バンにWRENCHやらPEALOUTやらが出演するってことで喜んで行くことにしたんですよ。

  何やら雑誌「smart」主催らしく、今回も会場内でカルヴァン・クラインの新しいフレグランス「CRAVE」のプロモーションも兼ねてやってましたし。Tシャツが貰えたりもしたし、何だかんだで3,800円でこのボリューム(約5時間で6バンド)は結構お得かも。

  つうわけで、今回も簡単に各バンドの感想等を。

◎the youth
  オープニングアクトってことで、デビューして間もない?the youthという4人組バンドが登場。5~6曲演奏。仙台のバンドだそうで(トルちゃん情報。ボーカルは秋田らしいけど)‥‥最近、In the Soupとかもそうだけど、こういう青春ロックってまた流行りつつあるんですか? 何かブルーハーツ~JUN SKY WALKER(S)辺りの流れを感じさせる熱いロックなんですが‥‥う~ん、特にこれといった特筆すべき点はないかな。単に好みの問題だと思いますが。いや、悪いバンドじゃないですよ。演奏もしっかりしてたし、曲もよく書けてるし、ボーカルの熱さ加減もいい具合だし。けど‥‥CCCDだしな(それはバンドの評価とは関係ないけど)
  個人的には‥‥オープニングのS.E.で流れたSIONだけでお腹いっぱいだったかも。

◎softball
  去年の今頃だったかな、某サイトでsoftball薦められてたんだけど、ずっと手が伸びなくて。で、そうこうしてたら例のオフィシャルサイトでのCCCDに関する発言が‥‥ってことで、自分的には多分今後も必要のないバンドだろうな、と思ってたので意識してなかったんだけど、まぁ観れるんなら観ておきましょうってことで。
  いきなり軍歌(だよね?)のS.E.な流れだし、それに合わせてメンバーがステージ上に登場‥‥ギターの子だけアーミールックで日章旗(大日本帝国時代の旗ね)持って登場‥‥アイタタタタタタタ‥‥もうこの時点で俺的に終了。いや、演奏も曲も悪くないよ。けどね‥‥オフィTにも日章旗が入ってたりして。それで反アメリカとか反戦とか言われても‥‥まぁ彼女達的には「カッコよければ何でもいいじゃん?」なんだろうけどさ。
  あ、唯一の収穫といえば、ベースの萌ちゃんが非常に好みだったことでしょうか?

◎ストレイテナー
  以前、「FACTORY」に出演した時、1曲だけ放送されたのを観てたんだけど‥‥全然記憶に残ってなくて。バンド名だけは非常に記憶に残る名前なんだけど。
  で、ステージ上のセッティングを観て、ああなるほど、そうそうこういうバンドだった、って思い出しました。ギター&ボーカルとドラムの2人組。ジョンスペよりも最小限のバンド構成。で、やってる音楽も非常にアグレッシヴで、ギターはシューゲイザー時代のUKギターロックを思わせる印象で、ドラムはデイヴ・グロールみたいに全身全霊で叩くタイプ。曲も英語だったり日本語だったり(だよね?)で、しかもハードなわりにポップなメロを持ってるんで、非常に好感触。また同じイベントに出演するらしいんで、機会があったら観てみたいと思わせるバンドでした。つうか音源をまず聴いてみたいですな。

◎WRENCH
  何だかんだで、WRENCHも観る機会があったものの、いつも逃してたんだよね。フジロック然り、サマソニ然り。つうわけで、やっと観れましたって感じ。
  とは言いながらも、実は音源自体ももう数年以上も前に出たアルバムをチラッと聴いたのみという。けど、活動してる周辺のバンド(MADとかその辺のラウド系ね)が好みだし、何やら最近はクラブ系の音にも手を出している、なんて話も耳にするので‥‥好みかも。
  で、実際にライヴを観まして思ったのは、普通にラウド系バンドが曲によって打ち込みやダブの要素を味付け程度に取り入れました、といった印象。基本はレイジ以降のラウド系。ボーカルの声が甲高いんで所々聴きにくかったりしましたが、ま、この手のライヴではそんなの日常茶飯事だし。リズム隊がいい感じのグルーヴを持ってて、気持ちよかった。
  個人的にはラウドでヘヴィな曲よりも、ダブっぽかった曲が好きかも。ああいう曲はアルバムの中では特別なのかな? 何にせよ好印象。またライヴ観てみたいと素直に思いました。

◎PEALOUT
  7月のフジロック以来のPEALOUT。やはり今回もサポートのベースを迎えた4人編成で、しかも夏と違う点は最後まで4人で通して、しかも近藤くんがギターまで弾いてた事。これはちょっと驚いたよ。
  基本的な流れはイベント用って感じで、フジの時と同じ印象。ただ‥‥これは夏観た時も思ったんだけど、なんだか3人でやってた頃とはちょっと違った印象を受けるのね‥‥誤解を恐れずに言っちゃうならば「イッちゃってる」といいますか‥‥いや、近藤くんに限っての話なんですが。何かねぇ‥‥ちょっと印象が違うのね、前とは。同じ"心臓が動き出すとき"でも、去年のひたちなかで聴いたものとも、今年のフジのとも違う、もう完全に別の曲になっちゃってて‥‥どうしちゃったの??
  正直なところ、アルバム「原始進化」以降、伸び悩んでる印象を受けるんだけど‥‥これってイベントで観るからそう感じるだけなのかな? 曲は相変わらずいいのにね‥‥。


◎The ピーズ
  久しぶりのピーズ。もうね、ステージ上がすごくいい雰囲気なのね。ハルのノリもいいし、アビさんはかっけーし、それを後ろから微笑ましい笑顔で見つめるシンちゃん(from the pillows)。新曲メインのライヴだったんだけど、全然飽きさせることなく、むしろ「現役バンド」としてのピーズを感じることが出来てとても嬉しかった。もうね、新曲全部サイコーにかっけーのよ! アビさんのギターも暴れまくり、ハルのランニングベースも相変わらずだし、シンちゃんのドラムなんて所々pillowsを思い出させるフレーズが出てくるし。これはもう、来年のベストアルバム間違いなしな1枚になるはず!(まだ2002年のベストアルバムも選べてないのにね)
  当然、過去の曲もやるわけですが‥‥"とどめをハデにくれ"や"タクシー"といった曲では、みんなダイヴ&モッシュで凄いことになってるわけで‥‥えっと、あと何やったっけ‥‥"いんらんBaby"もやってたよな‥‥もうね、終始楽しくて全然覚えてないって。あ、クリスマスソングやってたな。「サンタが家にやってくる」とか、即興で。余裕があるよね、今のハルには。で、それに上手く乗っかるアビさん(いや、乗っかってないか)。もうね、ハル&アビは最強だね。清志郎&チャボ、ミック&キース、スティーヴン&ジョーに匹敵するフロントマンですよ。
  1時間にも満たないステージだったと思うんだけど、もうね、観れただけで十分満足な上に新曲も良かったという。ホントこれからのピーズが楽しみだね。一回どん底を味わったハルだからこそ、今のあの開き直り&ヤケクソな勢い満載の新曲が生まれたんだろうなぁ‥‥とにかくいち早くニューアルバムが聴きたいです。


[SET LIST]
01. 無力
02. ゴーラン
03. 生きのばし
04. とどめをハデにくれ
05. ブリロー
06. いんらんBaby
07. タクシー
08. きよしこのよる(インスト)~ クリスマス
09. サイナラ
10. ギャンブル
 ---encore---
11. SANTA CLAUS IS COMING TO TOWN
12. まったくたのしいぜGO GO

2002年12月15日 (日)

ELECTRAGLIDE 2002@幕張メッセ国際展示場(2002年12月13日)

  というわけで、3年目のエレグラです。今年はライヴアクトが1組減って、DJが4組、ライヴが3組となってます。で、過去の目玉‥‥1年目はUNDERWORLD、2年目はAPHEX TWINだったわけですが(あ、勿論ORBITALやFATBOY SLIMもね)、今年は何といってもKRAFTWERKではないでしょうか? そしてソロとしては初ライヴとなる「まりん」(砂原良徳)もでしょうかね?

  さて‥‥簡単ではありますが、各アクトの簡単な感想でも書いていきましょうか。今回は例年よりもホント簡単な、メモ程度になりますのでご了承を‥‥


◎TIM DELUXE (DJ)

  会場に入ったのが21時半、既に始まって30分程経ってましたが、客足は上々といったところ。ティムのDJですが、意外とテクノテクノしたものは少なく、もっと幅広い意味での「テクノ」を中心に回してたような。いや、踊りやすかったです。


◎X-PRESS 2 (DJ)

  ライヴではなくて、DJプレイなんですね今回も。フジロックでも同様のDJプレイだったそうですが、評判悪かったので今回は様子見といった感じで臨みました。結果は‥‥可もなく付加もなく、といった感じかな。他人の曲(UNDERWORLDとかね)を中心に回してた感じ。ま、実質30分程しか観てないんで何とも‥‥


◎KRAFTWERK (LIVE)

  確かに数年前、単独で奇跡的な来日公演を行っていますが‥‥まさか2002年にKRAFTWERKのライヴステージをここ日本で観ることができるとは、夢にも思ってなかったですよ。YMO世代‥‥いや、自分の意志でレコードを買い始めた初期の頃、小学生だった自分が夢中になったYMO。そのYMOに影響を与えたということで一時期、結構聴いていたんですが、この10年は完全に聴いてませんでした(だから前回も懐疑的になってスルーしたんですが)。それが‥‥ねぇ? 世の中何が起こるか本当に判りませんね。

  選曲的には正にグレイテストヒッツ。'91年に過去の曲を当時の技術でリミックスしたアルバム「THE MIX」が出てるんですが、基本的にはあのアルバムの音に近いかな。けど、全然古さを感じさせませんね。シンセの音色とか敢えてオリジナルに近いものを使ってるようだけど、古さも既に一周して新しくなった感じ。そして何より、曲がポップ。最近のトランスチックなテクノしか知らない人にこそ是非聴いて欲しいですね。

  更にこのグループ、それなりにエンターテイメント精神が旺盛。映像も古くさい感じ(8ビット文字とか、ちょっと古めのCGとかね)なんだけど、これも逆に新鮮。ステージ上にはシンセが4台、その上にそれぞれノートPCが載ってるだけ。後ろにはスクリーンが3つ並んでいて、ここにいろいろ映像が曲によって流れる感じ。全員歳取ったなぁ~とは思ったけど、間違いなくあのKRAFTWERKの4人だって、見てすぐに判ったよ。

  各曲各曲についてコメントしてきたいんだけど、割愛。つうかアルバム是非聴いて下さい。いや~ホントにいいライヴだった。アッという間の90分。このためだけに7,500円払ったとしても何の不満もなかったね。


01. Numbers
02. Computerworld
03. Pocket Calculator ~ Dentaku
04. It's More Fun To Compute
05. The Man Machine
06. The Robots
07. Tour De France
08. Autobahn
09. The Model
10. Neon Lights
11. Radioactivity
12. Trans-Europe Express
---encore---
13. Music Non Stop


◎SQUAREPUSHER (LIVE)

  X-PRESS 2をまたちょっと観て、その後に最後の30分を観たのかな‥‥とにかくね、踊れない。いや、いい意味で。APHEX TWINを更にタチ悪くした感じ。しかもマイク使った煽りとか要所要所に入るし。なんかアレック・エンパイアみたいだぞ、それ。

  ドリルンベースに生ベースが入る、ホントに変わったテクノ。つうかキチガイだね、ありゃ。踊るというよりは、終始痙攣してた方がよっぽど曲にマッチしてるし。何時からこの人、こんな風になっちゃったの? しかもトム、いきなり長髪になってるし。最初、別人かと思ったよ。

  で、気づけば俺、SQUAREPUSHERを観るの初めてだったし、ここ数年の作品って全然聴いてなかったんですよ‥‥もう、ホントの初期のアルバム数作しか知らなくて‥‥だから余計にビビリました。けど‥‥あれはあれで面白いかも。ま、フロアで踊るよりも家でヘッドフォンで聴いてラリッてる方が俺的にはいいかも。


◎SASHA (DJ)

  DJ陣では今年一番期待してたのがこの人。アルバム良かったし。で、実際プレイもかなりよくて、終始踊りっぱなし。もうね、頭真っ白。ってこれじゃレポートにならないけどさ。ホントに良かった。勿論、自分の曲だけじゃないんだけど、全然自然だったし。X-PRESS 2とは大違いだった。


◎Y.Sunahara (LIVE)

  まりんのソロ。ステージ上にはまりんの他にもうひとり。比較的まったりしたテンポの曲がメインなので、座ってたらマジで寝てしまいそう(つうか後半本気で寝てましたが)。映像も上手く取り入れてるんだけど、こっちは賛否両論ありそうかな?

 実質50分程度、俺が踊ってたのは最初の20分のみ(その後マジ寝しまして、ふと気づいたらステージ上には誰もいなくなってたという)これはこれであり‥‥かな?

  下のセットリストを観る限りでは‥‥俺が起きてたのは、"The Center Of Gravity"までだね。アルバムは「LOVEBEAT」しか聴いたことがないので、知ってる曲が頭の方に3曲くらい続いたのは記憶にあるんで。そうそう、新曲。これがKRAFTWERK的っつうか、"Numbers"のパロディ的楽曲だったのが笑えました(映像含めて)。

     

01. ?(新曲?)
02. Spiral Never Before
03. Lovebeat
04. The Center Of Gravity
05. 747 Dub
06. Clipper's Discotique Break
07. MFRFM


◎最後に

  去年から朝7時までやることになったんだけど、去年は結局MOUSE ON MARSを観ることなく4時頃には帰っていったんだよね。で、今年はまりんが5時まであるってことで、何とかその時間まではいれたけど‥‥見事に4時半頃には寝てたね。これは前日、ちょっと飲みに出かけて明け方戻るっつうのが影響してるんですが(まさか2日連続で夜遊び&完徹するとは‥‥)。

  けどね、今年は去年より楽しかったですよ。去年は異常に人が多かった記憶があるんですが、今年はちょっと減ったかな?って気がしたし。会場はずっと同じ場所だし、何より会場の構成なんかはさほど変わってないのに、今年はそんなに過ごしにくいって感じなかったし。ま、それは一昨年と今年が常に女の子と一緒に行動してたってのも大きいんだろうけどね(去年はひとりだったしな。しかも会場内で一言も発しなかった程だしな)。

  で、今年は去年不便だった点を改善するという意味で、トイレ・食料・ロッカーの数に力を入れてたらしいけど‥‥トイレは男性はそんなに不便感じないけど、女性用に外に仮設トイレが設置されてたみたいね。で、実際どうだったんでしょうか?>女性の方々。あと、ロッカー。そんなに数増えたか!?って気が。確かにロッカーの場所が外に移されて、多少増えたような気がしないでもないけど‥‥UNDERWORLDの時とあまり変わらなかったような。食事は今回結構バラエティに富んでたような気がしないでもないけど、やっぱり初年度が一番良かったような気が。あ、ベトナムラーメン(フォーっていうんですか?)とかオムライスは旨かったですが。ちまきもまぁまぁだったっていう話。あ、あとポテチを300円で売るのはどうかと思います。せめて200円くらいにしときましょうよ。どうせ飲み物でボッてるんだからさ。

  あとさぁ‥‥マナーが年々更に悪くなってきますね。まずゴミ。KRAFTWERK終わった後のフロアが‥‥フジロック@天神山じゃねぇんだからさ、って位にゴミの山。それと、ライヴやDJやってるフロアのど真ん中に平気で数人で座り込んでダベッてる奴ら。休憩したいんだったら後ろ行けって。踊る邪魔になるから。それと結構な数踊ってる場所で、当たり前のようにボーッと立ってて踊る人間の邪魔をする奴ら。悪気はないんだろうけど、やっぱり空気を読んで欲しいというか。他人のダンスを面白がって見てるのはいいんだけど、その踊ってる人間の邪魔になってるってことに気づいてないのがちとイタい。

  とまぁ、何だかんだで毎年愚痴が多くなってるエレグラですが、今年は特に新しい発見はなかったような(特にアーティストに関して)。逆に良さ・面白さを再認識した年だったかな(KRAFTWERK然り、SQUAREPUSHER然り、まりん然り)。そういう意味では過去3回中最も面白味に欠ける年だったのかもしれないけど、俺に関して言えば十分楽しんだし、そういう人間に対して以外ではガッカリさせられることはなかったし。

  来年はもっと濃い、おおっ!?と唸ってしまうような意外な人選を期待します。そう、今年のKRAFTWERKみたいにね。それと、来年2月の「MAGIC DAY OUT」でしたっけ? ライヴアクトはそんなに気になるバンドいないんですが、深夜のDJ次第では夜から行こうかな?とか思ってます。

UNDERWORLD@幕張メッセ国際展示場9番ホール(2002年10月25日)

  UNDERWORLD二度目の体験。一昨年のエレクトラグライド以来、約2年振りで単独公演は初体験。前回の単独来日が'99年4月だから単独としては3年半振りなんだけど、ご存じの通りその後彼等は同年7月にフジロックにも出てるし(これが結果としてダレン・エマーソン参加時最後の来日に)、翌年11月にはライヴ盤のリリースに合わせて「ELECTRAGLIDE」でも来日してるから、そんなに飢餓状態は感じなかったんだけど、やっぱり今回は単独でスタンディングのアリーナクラス(約18,000人入場という話が)。そしてゲストDJとしてダレン・プライスとリッチー・ホウティンも参加。こりゃ行くしかないでしょ!?とか思ってたら、既にチケットは完売状態。あひゃ~

  とか思っていたら、偶然にも身近に譲ってくれる人が見つかって一安心。けどね‥‥直前になってネット上の掲示板で「チケット余ってます」「譲ります」のカキコを多く見かけたのは気のせいでしょうか??

  さてさて、今回の会場。同じ幕張メッセとはいっても、エレグラやサマソニで使ってる方(国際展示場1~3番ホール)じゃなくて、その手前の小さい方だった。そうか、考えてみりゃ今日はステージひとつだもんな。‥‥って考えてみたら、エレグラやサマソニはみっつの会場をひとつにくっつけて、更に区切ってるんだけど、今回の9番ホールってひとつの割りにそれに匹敵する大きさだったような。見た目的に小さく感じたけど、エレグラなんかで使ってるステージやフロアよりも実際大きいそう。ああ、そうだよな、みっつの会場をひとつにくっつけて使ってるからデカく感じるんだよな‥‥失敬失敬。

  平日ってことで、出足はまぁまぁ。社会人はUNDERWORLDだけ観れればいいって感じなのかな? 18時の時点で会場入りしてる人達、結構若かったもん。多分学生とかフリーターでしょう。あるいは俺みたいに会社半休取ったり休んだりした人達もか‥‥


●DARREN PRICE ~ RICHIE HAWTIN ~ DARREN PRICE

  18時過ぎに楽々入場。既にダレン・プライスのプレイが始まっていて、適当に真ん中あたりで踊る。普通の四つ打ちって感じ。まぁ盛り上がる。人がそんなにも多くないので(フロア前方は既に人が多そうだったけど、入りは5割強といったところか?)踊りやすい。中盤で気持ちよく踊ってました。ダレンは1時間程度のプレイ。
  その後、リッチー・ホウティンにバトンタッチ。この人はやはりさすが。盛り上げ方知ってるよ。四つ打ち基本だけど、適度にバリエーションがあって面白かった。この人目当てで来場した人もいるみたいだし、その期待に応えるべくプレイだと思いました。個人的にはまた体験してみたいと思ったもん。
  途中、俺はUNDERWORLDに備えて休憩。リッチーは19時から始めて、20時15分までプレイ。その後、再びダレン・プライスのプレイ。UNDERWORLDのセット準備の為の場繋ぎ。15分程演奏。


●UNDERWORLD

  そして20時半からUNDERWORLD。基本的には前回のエレグラでの構成に近いかな。ただ、今回はいきなり"Dark + Long (Dark Train)"から始まってビックリ。予想外もいいところ。彼等のステージが始まる頃、水を買いに並んでたんだけど、思わず何が始まったか理解できた瞬間、列の途中から抜けてフロアに向かって走ってったもん。その後、知らない曲(日本のレコード会社のサイトを覗いたら、新曲とのこと)を繋ぎに使って、"Rez"のあの印象的なイントロが‥‥やべぇ、マジやべぇってば。そのままライヴアルバム同様に"Cowgirl"に流れていくという‥‥もうこの時点で大はしゃぎ。フロア後方の、人がまばらなスペースを使って派手に踊りまくり。

  前半戦最初のニューアルバムからのナンバーは、シングル曲"Two Months Off"。とはいってもフルでのプレイはなしで、そのままアルバム同様インスト曲"Twist"へ。これが前半一番の見せ場で、カール・ハイドがギターを今までで一番弾きまくってた。これがなかなか面白くて。映像も自然をテーマにしたものだったんだけど、これが曲調に見事にマッチしてて。アルバムにはないギターフレーズとか沢山あって、完全にプログレしてました。いや、俺アルバムでもこの曲好きだったけど、更に気に入った。是非ライヴDVDでのリリースを望みます。

  改めて思うのは、彼等のステージはやはりそれまでのふたりとは完全に異質なもので、ダレンやリッチーがあくまで「DJ」としてプレイして、テンポや繋ぎ、盛り上げ方などを考えていたのに対し、UNDERWORLDはエンターテイメント性を重視したライヴバンドなんだよね。緩急つけて、速い曲で盛り上げたら、ゆったりめの曲やったり歌モノやったりとか。踊らせる要素以外にも観る・聴かせる要素も重要視してるし。その辺は他のテクノ系アーティスト‥‥CHEMICAL BROTHERSとかORBITALとか‥‥と違って、元々ロックの人が始めました、ってのが取って伺えるというか。
  けどね‥‥今回の映像は全体的にはそんなに面白くなかったよ。DVD「LIVE : EVERYTHING, EVERYTHING」とか前回のエレグラと比べても、一歩二歩劣るような‥‥これが同じ「tomato」が手掛けた映像!?と思えた瞬間さえあった程。その点が唯一残念だったかな、と。

  その後"Pearl's Girl"や"King Of Snake"といった大人気ハイパーチューンを交えつつ、ファーストから"Dirty Epic"をプレイ。しかしね‥‥知らなかった人、多すぎ。つうかみんな、この曲になったら座ってあくびしてるような状態。如何に今回のライヴがボンスリ以降(しかも映画「TRAINSPOTTING」からのではなくて、最近のCM効果という)にファンになった人が殆どという事実を匂わせる瞬間でした。それにしても、改めて聴くと新鮮だね、うん。ま、俺も映画前後に彼等にハマり出したという意味では後追い組のひとりではあるんだけどさ‥‥それすら、今やひと昔前の世代って感じがするよね、不思議なもんで。

  新作の1曲目"Mo Move"(何となくこの曲の途中で"Mmm Skyscraper I Love You"がフィーチャーされてた気が)の後に、この日最高の盛り上がりを見せた"Born Slippy"。あのイントロが流れた瞬間、会場にいた全ての客がステージに向かって手を挙げて、それまで聴いたこともないようなとても大きな歓声が湧いて。正直、鳥肌立った。エレグラの時は何とも思わなかったのに。あれは凄かった。フジでレッチリ観た時に匹敵するかも。けど、内容だけで言ったら完全にUNDERWORLDの勝ち。けどね‥‥俺は聴き逃さなかった‥‥イントロの、あのシンセリフが入るタイミングをリック・スミスが誤った瞬間を‥‥って、この辺も多くの掲示板で指摘されてたけどね。あと、俺は特にアレンジ、そんなに酷いとは思わなかったけど。確かに2人になったことによる音の薄さは気づいてたけど(ま、実質リックひとりでやってるようなもんか)、これはこれでいいと思ったし。こういう時代だからこそ、どんどんミニマムな方向に向かってるのかなぁ‥‥とか勝手に思ってたので。けどそれって俺の勘違い? ま、自分が楽しめたならそれでいいんだけどね。

  けどさ‥‥ここで終わってれば完全に美化できたんだけど‥‥そのまま"Jumbo"ってのは、正直どうなの? エレグラの時にも気になったけど、ロック的エンターテイメントを重視するなら、ボンスリで終わりにしといた方がカッコよかったんだけど(って誰も重視してるなんて言ってないか、俺が勝手に思ってるだけか)。ま、最終的にはその後に、新作からの"Dinosaur Adventure 3D"のショートバージョンがあったから良かったようなもんだけど。

  この時点で22時半ちょっと前。確か終演時間の予定は22時半だったよね?(と、スマッシュからは告知されてた)どうすんの、マジでアンコールあるの? と思ってたら、やっぱり出てきました。前回のエレグラ同様、アンコールは"Moaner"。やってないな、と気づいてたので、もしかしたらアンコールあるかも‥‥って想像してたら、やはりこれでした。いや、最後に持ってくるには最高の選曲だと思います。最高に、最狂にかっけーダンスチューンだし。で、結果10分押しくらいでライヴ終了。いや~いいライヴだった。思わず買う予定のなかったグッズ(新作のジャケT)買っちゃったもんな、ハハハ。

  とにかく、こんなに汗だくに、そしてハデに踊ったのは何時以来かなぁ? もしかして数年前、「CLUB K」に通ってた頃以来かも。もうね、足がパンパンになったもん。あんなに跳ねたり派手に足上げて踊ったの、ホント久し振り。だって、それだけ俺にとってこの日のUNDERWORLDが最高だったってことだもん。カール・ハイドも"Born Slippy"終えた後に、「Fantastic!」って溜息混じりで言ってたもんねぇ。ホント、これで6,000円は安いくらいだわ。


[SETLIST]01. Dark & Long (Dark Train)
02. (new track)
03. Rez / Cowgirl
04. Tow Months Off
05. Twist
06. Pearl's Girl
07. (new track)
08. King Of Snake
09. Dirty Epic
10. Mo Move
11. Born Slippy
12. Jumbo
13. Dinosaur Adventure 3D
--encore--
14. Moaner

2002年12月11日 (水)

100式(中村一義)博愛博+@大阪城ホール(2002年12月8日)

  まさか大阪まで中村くんを観に行くことになろうとは‥‥って自分で望んだこととはいえ、この突拍子もない行動、特に今年は多いよね‥‥年始一発目のライヴが福井までハロプロ観に行ってるし、夏は夏で「フジロックと重なって観れないから」ってだけの理由で、夏のハロコンを初日・名古屋まで観に行ったり‥‥異常だよ、異常。大体俺、そんなに中村くんのこと、好きだったっけ??

  確かに俺は「ERA」というアルバムと出逢うことで中村一義というアーティストを再認識して、そして去年のRIJFでの「100式」としての初ステージに更に感銘を受けた。そして今年、"キャノンボール"、更に"新世界"というシングルに心を鷲掴みにされた、と‥‥それで十分じゃない? 残念ながら春のクラブツアーには行けなかったけど、今回チャンスがあった、と。そしてそれがたまたま大阪で行われるライヴだった、と。いや、それもどうかと思うけどな。

Pass1  念願の「城ホール」は想像以上に大きかった。「中澤姐さん卒業ライヴDVD」で何となく感じは掴んでいたものの、やっぱり映像で観るのと自身がこの目で観るもの、多少の違いは出てくるわけで‥‥もっと円型なのかと思ったら、代々木体育館とか横浜アリーナに近い感じかも。

  客席を極力観やすい位置のみにして、斜めになって全体が見渡せない位置は全て客席として使わない、アリーナでも左右の端の方は「A席」として料金を安くする、等々、観る側にとってかなり気を遣ったステージの作り、是非他のアーティストも見習ってもらいたいなと思ったよ。どこぞのアーティストみたいに、糞席でほぼステージ真横のくせにS席料金取るなんて論外。しかも今回のチケット、一般プレイガイドでの発売がない分、こうやって右の写真みたいにパスポート型になってるんですよ(写真をクリックするともう少し大きい画像がご覧になれます)

Pass2  中には本物のパスポートみたいに名前とか顔写真貼る欄があったり、「査証(VISAS)」ページがあって、入場時に半券切る代わりにここに出入国審査みたいにハンコを押してくれるわけ。もうね、これだけで記念になるじゃないですか。最近ハロプロのチケットがファンクラブ限定で名前入りのチケットになったのも、記念の品になるので個人的には嬉しいし(ま、こっちは転売対策の為なんですけどね)

  この日はジョン・レノンの命日。当日のSEでもレノンが流れていただけに、もしかしたらライヴ中に中村くん自身から何かコメントがあるかも‥‥なんて思ってライヴを待っていたところ、開演時間15分前だというのに、ひとりの男がアコギを持って登場。ローディーか?と思ったら、前の方から歓声が。本人の口から自己紹介があって初めてその人が誰だか判ったわけだけど‥‥何と、ハナレグミの永積タカシその人でした。大阪限定っぽいことを言ってたので、もしかしたらホントにこれだけの為に大阪まで単身やって来たのか?? とにかく、今俺が最も「生歌」聴きたい男。それがSUPER BUTTER DOGの、そしてハナレグミの永積タカシだったわけで、その念願がいとも簡単に叶ってしまったわけ。まだこの日はアルバム「音タイム」を買っていなかったので、当日演奏された3曲の内1曲目だけタイトルが判らなかったけど、続く2曲目はラジオや視聴機で何度も耳にしたシングル曲"家族の風景"。そして最後は"音タイム"。客電が点いたままの状態で、ホントに歌とアコギのみ。数千人のオーディエンスがシーンとして彼の歌に聴き入ってる。バター犬の時とは違った、繊細で消え入りそうな歌声に、噛みしめて唄うその歌詞に耳を、心を奪われました。当然、翌日にアルバムを購入したのは言うまでもありません。

  約15分程のステージを終え、永積は大きな拍手を背に退場していき、そのままステージ上が慌ただしくサウンドチェックに突入。5分程度過ぎた頃だろうか、急に聴き覚えのある曲が‥‥ファーストアルバム「金字塔」1曲目である"始まりとは"がSEとして流れ出す。ただ、中村くんの朗読パートはカットされた、ギターのみのバージョンだったけど。まだ客電は点いたまま。そんな中、突然アリーナ左側の扉が開いて、そこからメンバーが歩いて登場! アリーナの客、大興奮。メンバーが客席に歩み寄り、握手を求めようとするオーディエンスが席を無視して柵の前まで突進。プロレス並みの入場だな、こりゃ。

  ステージに揃った100式の6人。かなり気合いが入った感じ。急に奇声を上げたり、暴れまくったりして‥‥そして中村くんの口から、またしてもあのカウントが‥‥「4、3、2、1‥‥どぉ~?」そう、またしてもライヴ1曲目は名曲"犬と猫"。まず驚いたのが、中村くんの声の伸びと声量。1年前と全然違う。あの頃はまだライヴ慣れしてない素人に毛が生えた程度だったのに(そりゃ言い過ぎだろ)、今じゃ声が太くなり、数千人の歓声にも全然負けない力強さが感じられる。これこそ、ツアーによって鍛え上げられたものなんだろうな。とにかく、いきなり鳥肌。そして、バンド自体のグルーヴ感もバッチリで、既に独特なノリを作り出してた‥‥特にドラム。ワンヒット、ワンヒットがメチャメチャ力強くて、それでいて前へ突進してくタイプ。手数は決して多くないけど、安定感はバッチリ。ギターもひとりはロックンロール然としたスタイルで、終始アクション決めまくり。もう一方のギターはアルペジオとか細かいフレーズを黙々弾くタイプ。それでも要所要所でアクションキメてたけど。ベースは如何にもベーシストといったタイプ。こういう人がバンドには必ずひとりは必要って感じか。そしてキーボード‥‥バター犬の池田氏。この人がこのバンドのキーパーソンといっていいでしょう。サウンド面においても、バンドの空気においても。

  とにかくこのバンド、クルーヴィーなミドルチューンをやらせたら文句なしに上手い。"1、2、3"や"ジュビリー"といった「ERA」からのシングル曲も、アルバムとは別物として、完全にロックンロールしてた。そしてそれに続く新作からの"グッデイ"も、それらに引けを取らないグルーヴ感を持った演奏だった。

  この日、特に印象に残ったのが、中村くんが自己紹介する時必ず「どうも~100式です」と、個人名(中村一義)ではなく、バンド名(100式)を名乗った事。結局最後まで一度も「中村一義です」とは言わなかった辺りに、この男の覚悟というか拘りを見たような気が。とにかくね、1年前が嘘みたいに、完全にバンドになっちゃってるの。

  ライヴの構成自体は新作「100s」と前作「ERA」から半々ずつ、そこに初期の曲を数曲混ぜるといった感じ。土地土地で若干曲が変わるらしいけど、基本的にはこんな感じみたい。初期の曲では特に感動したのが"永遠なるもの"かな? これも強弱がかなりハッキリしたロックチューンと化していて、終盤のファルセット&フェイクのパートなんて、ポール・マッカートニーがロックンロールしてるような錯覚に陥った程。元々力強かった歌が更にパワーを付けた感じ。

  ご当地ネタでタイトルが変わってくるブルースセッションは、大阪→通天閣→新世界ってことで、"新世界ブルース"と命名されてました。ここではオーディエンスからそのお題を頂戴するわけですが、誰かが「ジョン・レノン」と叫んだわけですよ‥‥ああ、いよいよ何か発言するのかな‥‥そう思ってたんです。ところが中村くん、「ジョン・レノンと大阪、関係ねぇじゃん!」ってツッコミ入れてスルー‥‥ま、池田氏が「ジョン・レノンは同じアパートに住んでた」とか「よく銭湯にショーン君を連れてきてて、頭洗ってた」と笑いの小ネタとして拾ってくれたのが、幸いといいますか‥‥つうか中村くん、気づいてなかったのか??

  ブルージーなノリのまま、"メキシコ"~"ラッタッタ"へと続き、更に"グレゴリオ"~"君ノ声"へ。この辺の流れ、メチャメチャ良かった。ゆったりめの曲が暫く続いてるけど、全然飽きがこない。むしろ、バンドとしてのグルーヴ感が独特なので、同じようなテンポの曲でも全く違うノリを感じることができるし。そして何より、中村くんの歌。やっぱりこれが一番大きいかな。

  エンディングに向けてノリのいい曲を続けざまに。"ショートホープ"はちゃんとイントロのパートも付いていて、個人的に大満足。エンディングでひっぱってそのまま"キャノンボール"へとなだれ込む流れ、完璧。そしてアルバム「100s」でもエンディングを飾る2曲‥‥"新世界"と"ひとつだけ"。"新世界"は一旦終わったと見せかけて、また徐々に、徐々にと盛り上がっていき、最後に大盛り上がりで終わるという構成。正しくライヴヴァージョンといった感じ。"ひとつだけ"も当然ながらエンディングのリフレインをオーディエンスに何度も唄わせるんだけど、中村くんが最初に言った「ひとつになる感じ」がそこにはちゃんと存在したと思います。本当の意味でひとつになることはできない。だけどそれに限りなく近づくことはできる。あの日あの時のみんなの歌は正にそれだったと思うのです。

  アンコールは結局都合3回も登場してくれて、他地方の公演と比べても如何に大阪公演が盛り上がったかが伺えるのではないでしょうか? 特に最初に演奏したスピッツ・トリビュート収録の"冷たい頬"にはみんな、奇声を通り越したもの凄い歓声でしたし。いや、俺もまさかこの曲を聴けるなんて思ってもみなかったから、ホントに嬉しい誤算。そのまま、これも意外だった"謎"、そして中村くん曰く「博愛博のテーマとも言える曲」"笑顔"。アンコールは正に「へっ、そんなのやっちゃうの!?」っていう曲目白押し。もうこの時点でお腹いっぱい。

  「だけど‥‥これで"ハレルヤ"が聴ければもう何も思い残すことは‥‥」と思ってたら、2回目のアンコールでやってくれました(アルバムヴァージョンではなくて、シングルの方でしたけど)。ここでは、サンタの格好をした永積も登場して、楽器をみんなに配って、途中でワンフレーズ一緒に唄ったりもしました。ステージ両脇にあったクリスマスツリーが点灯して、最後にはみんながクラッカーを使って大はしゃぎ。正にアンコールの後のアンコール‥‥おまけといった感じ。

  もうないだろう、つうか大満足だってぇの‥‥それでもアンコールを求め続けるオーディエンス。さすがに客電点いたので帰る人もちらほら。ところが! いきなり全員が走ってステージに再々登場。ギターのマッチ(担当:ロケンロール)はいきなり着ていたTシャツを脱いで客席に投げ、池田氏も中村くんと向き合って訳の判らない踊りを始めたりして、全員訳の判らないテンションのまま、最後の最後に"ロックンロール"をプレイして、2時間に及ぶステージは終了。これで満足しない奴がいたら出てこい!って位に素晴らしいステージでした。

  正直、ここまで満足させられるとは思ってもみなかったよ。大阪まで来たわいいけど、ひたちなかの時とあまり変わり映えしなかったら‥‥とか思ってたんだけど、そんな心配、無用だった。もうね、完全に別モノ。あれは「中村一義」ではなくて、やっぱりMC通り「100式」のライヴだったんだなぁ、と改めて実感。ホント、年末になって今年のベストライヴ候補に巡り会うとは。

  けどさ‥‥正直複雑な気分でもあるのさ。6年近く前、小岩にある古びた小さいレコード屋で偶然出逢った、あの小柄な青年が、今じゃあんなに力強い歌を唄う頼もしい男に成長してたんだから。去年ひたちなかで観たときはそこまで感じなかったけど、今回のは正直キた。ライヴ終わった後ひとりになった時、いろいろ考えちゃったもんなぁ‥‥俺、こんなとこで何やってんの?って。

  まぁジェラシー焼いてても何も始まらないって。俺は俺の道を進むだけ。「僕として僕は行く。」ってとこかな?


[SETLIST]
00. 始まりとは
01. 犬と猫
02. 1、2、3
03. ジュビリー
04. グッデイ
05. セブンスター
06. 永遠なるもの
07. 新世界ブルース
08. メキシコ
09. ラッタッタ
10. グレゴリオ
11. 君ノ声
12. ショートホープ
13. キャノンボール
14. 新世界
15. ひとつだけ
---encore-1---
16. 冷たい頬(cover of スピッツ)
17. 謎
18. 笑顔
---encore-2---
19. ハレルヤ
---encore-3---
20. ロックンロール



▼中村一義『100s』
(amazon:国内盤CD

2002年12月10日 (火)

メロン記念日ファーストコンサート~これが記念日~@赤坂BLITZ(2002年12月9日)

  "This is 運命"という名曲と出逢いメロン記念日というユニットに興味を持ちだして丸1年、"さぁ!恋人になろう"という超名曲と出逢いメロン記念日にゾッコンになってまだ10ヶ月。古株のヲタやファンからすればひよっこの俺だけど、そんな俺ですら涙しながら終始観たライヴだったんだから、きっとデビュー時から追ってる人なんて‥‥ホント、そんな感慨深いライヴだったんだ。

  ファーストライヴ当日となった12月9日、東京では初雪。「初」尽くめで演技がいい‥‥んでしょうか? とにかく会場までたどり着くので精一杯な感じ。指先の感覚がなくなる程の寒さの中、この日を今か今かと待ち望んだ猛者共2,000人がここ赤坂に集結。決戦の日なのか、それとも単なる祭りなのか‥‥

  正直、当日は朝から気が気じゃなかったよ。全然メロンの曲を聴ける気分じゃなくて‥‥何か、本当にその日がやってきて、そして終わってしまうのが寂しいというか‥‥ずっとこの日を心から待ち望んでいたはずなのにね。ファン心理ってのは厄介なもんだな。


  さてさて‥‥ここからは冷静にライヴの感想を。

  定時を10分程過ぎた頃、会場が暗転し、SEが流れ始める。「メロンキャンディー♪」みたいなオリジナル?のSEが終わると、あの印象的なハモンドの音色がフェイドインしてくる‥‥もう俺、この時点で涙目。俺の中でライヴ1曲目としてふたつの候補曲があった。ひとつが"Wa!かっちょEなッ!"。「我々はメロン記念日です」というアナウンスから始まる、正攻法なロックチューン。そしてもうひとつが‥‥当日の1曲目だった"香水"。こうやってバラードナンバーから始まるライヴって正直カッコイイと思うのね。例えばBON JOVIがゴスペルチックな"With A Little Help From My Friends"(BEATLESのカバー)からステージを始めるパターンが過去何度もあったし、尾崎豊のライヴが "卒業" からスタートするなんてのもあった‥‥だからメロンも‥‥ってわけじゃないけど、もし本当にそうなったら最高だな、と思ってただけ。けど、ホントに最高だった。もうこの時点で俺、フロア真ん中辺りの柵に寄りかかって静かに涙流してたし。一緒に唄うこともなく、リズムを取ることもなく、ただ静かに涙。なんで俺泣いてるんだろう‥‥。

  柴田の声量がないせいもあってか、前半の歌は聴き取りにくいもので、次第にPA調節していった感じ。コーラスやラップは完全にカラオケ。そういう意味では俺の中で10月のあややコンで観た"香水"はまだ一度も超えてないんだよね。

  しっとりとしたオープニングを飾った後、あのフィードバック音が聞こえてくる‥‥そして機械的な「我々はメロン記念日です」‥‥2曲目は"Wa!かっちょEなッ!"って‥‥反則、絶対反則だって! もうね、あり得ない。頭2曲でこれやっちゃうなんてあり得ない。俺の中の自我が崩れ去り、完全に頭真っ白。何も出来ずにただステージ上にいる4人を観てるだけ‥‥のはずだけど、とにかく前方のヲタ共、飛ぶわ一緒に同じフリして踊るわサイリウム振るわで全然見えやしねぇ。とにかく最初の数曲は殆どメンバー4人の首より下は見えなかったです。この曲ではやっぱりロケンローしてるメロンがサイコーにカッコイイ(ってこの表現、何か最低だな、我ながら)

  MCに入り、軽く自己紹介。そのまま"恋愛レストラン"へ。イントロのガットギターによるストロークパートが倍くらいに延ばされ、その間に衣装替え。全身黒のレザースーツっぽい衣装にそれぞれ色違いのファーを首からかけて、ロッカー気取り。これが曲とイメージとがマッチしてていいんだわ。けど、続く"ふわふわふー"をこの衣装で唄うってのはどうよ? あのいかがわしいイメージのある曲に、こんなタフなイメージの衣装‥‥いや、カッコイイから許す。つうか当日、そんな事考える余裕なんて全くなかったけど。続いてあの強烈なイントロが‥‥「火曜サスペンス劇場」チックなイントロを持った"電話待っています"がぁ‥‥そうそう、PVではこんな衣装で唄ってたもんね。この曲頃になってようやく俺、全身でリズム取って一緒に唄い始める。PPPHは今日は一切入れない。それは他の濃いヲタに任せた。俺は俺なりの愛情でメロンを愛す。それでいいじゃないか!? とにかくね、この曲での4人、サイコーにかっけーのさ。さっきからカッコイイだのかっけーだのしか言ってないけど、ホントにそうなんだもん。つうかこの俺にメロンを語らせてる時点でd(ry

  再びMC。もう一度メンバー紹介と小芝居。この辺はやっぱりハロプロ的で台本あってのものなんだろうけど‥‥個人的には気にしないことにした。考えてみればKISSのステージなんて毎晩毎晩、全く同じ曲順で全く同じところで、一言一句違わないMCで客を沸かすわけだし。そう思えばハロプロのMCだって‥‥満足‥‥でき‥‥るか!?

  "ガールズパワー・恋するパワー"で再び会場をヒートアップさせる。敬礼するポーズが最初と最後に入るんだけど、4人が並んでやるとさ‥‥やっぱカッコイ‥‥結局それかよ。いや、もういいや。カッコイイんだってば!! そのままクールな"もう 待てませ~ん!"を経て、お待ちかねのデビュー曲"甘いあなたの味"。俺は今日この日一番聴きたかったのがこの曲だったのね。何故かというと‥‥特に柴っちの歌、CDだと拙すぎて聴くに堪えないでしょ? ここ2作での成長を考えると、やっぱりこの曲は今改めて唄い直して欲しいかなぁと思うのよ。もしアルバムを作るんだったら‥‥絶対に今の状態で再録音して欲しいと思ってる程。で、その思いは的中で、本当に切なくてカッコイイ"甘いあなたの味"になってました。セリフのパートもいいし、大谷&斎藤の歌も更に良くなってたし。あ~早すぎたデビュー曲だったよなこれ。

  ここで前半戦終了ってことで、柴田&斎藤が引っ込んで村田&大谷でMC、というか小芝居。「良い子・悪い子・普通の子」チックなネタを。あるシチュエーションを設定して、それに対し「普通のメロン記念日は~」と村田が答えていくという、ねっ。個人的には村田の口から「それがロックンロール!」という力強い言葉が聞けたのが収穫か。ま、メロンは寒くても全然いいの。そこがいいんだから。これを娘。がやったらキツイかもしんないけど、あややがやったら力でねじ伏せて無理矢理笑わせるんだろうけど、メロンはこれでよし! 俺が許す!!

  ふたりの小芝居が終わった後、ここからは各メンバーのソロコーナーに‥‥って、やっぱりシングル7枚計14曲じゃ保たないもんね。これはちょっと収穫かも。まず柴田が「7人祭」の"サマーれげぇ!レインボー"を。基本的にはここだけ全員ワンコーラスのみ(勿論メロンの曲は全部フルコーラス)。当然PPPHはハロコンでお馴染みのものを、全部「あゆみー!」に変えただけ。いや~やっぱ柴っち、華あるわ。唯一アイドルしてるもんな。この感じでいくと、恐らく各メンバーが携わったシャッフルユニットの曲を唄うことになるんだろうけど‥‥へっ、次はもう斎藤さんの出番ですか‥‥も、もしかして‥‥あの「羞恥プレイ」をたったひとりでやらせる気じゃ‥‥って、まさしくその「ハッピー♡7」の"幸せビーム!好き好きビーム!"をあの衣装着て、ひとりで唄い踊るわけですよ‥‥あ、そういえばこの曲って常にリップシンク(口パク)だから、こうやって生でちゃんと唄ってるのを聴くのは初めてだ。そういう意味では新鮮(しかもハンドマイクで唄ってるし)。とにかく斎藤さん、右へ左へ走り回って客を煽りまくり。照れ隠しか?

  ひとしきりはしゃいだ後、このふたりでMC、というか小芝居を(ってクドイね)。まぁ早い話が「ダジャレ合戦」ですよ。柴田がメロン内でのダジャレ王を自称してるので、斎藤さんが私も負けないと。同じネタでダジャレを言い合うんだけど、柴田が直球だとすると、斎藤は変化球。「セクシーダジャレ」ッスよ。ヤベェ、俺悶絶死寸前。既に違った意味での涙が‥‥

  小芝居が一通り終わり、ソロコーナー後半戦は、大谷による「セクシー8」の"幸せですか?"から。衣装はこの日用のもので、やっぱりこういうクールな曲は大谷にピッタリ。元々歌唱力のある人なんだし、しかもボーイッシュでクールなイメージの人だから、尚更こういう選曲で正解。正直 "ダンシング!夏祭り" じゃなくて‥‥って‥‥村田さん‥‥常に「負け組」だし‥‥ま、まさか "幸せきょうりゅう音頭" を‥‥と思ったら、その「幸せシャッフル」のC/W曲"よくある親子のセレナーデ"をソロでしっとりと唄い上げたのでした。よかったよかった。最も女性らしいドレスを着て、階段に腰掛けて唄う姿‥‥嗚呼、俺今日から村田さんに乗り換えようかしら?と思わせた程。

  ソロコーナーが終わると、聴き覚えのある印象的なギターのフレーズが。衣装替えを終えたメンバーが揃い、"告白記念日"がスタート。この辺からさすがに俺も唄い踊り大忙し。PVや武道館DVDでの中途半端さが嘘のよう‥‥ってそうか、ヅラも猫耳も付けてないからか! そうだよな、普通に唄えば滅茶苦茶ポップで馴染みやすい曲なのにね。誰だよ、あんな秋葉原系コスプレさせたのは!?

  曲が終わると、スタッフが何故かマイクスタンドを4本用意。この日唯一、スタンドマイクで唄う"愛メラメラ 恋ユラユラ"。ダンスも印象的だけど、やっぱりここでは歌かな。とにかく斎藤&大谷の歌声が耳に残り、更に村田さんも思っていた以上に上手いことに気づく。柴田も頑張ってる。4人それぞれが得意なところはどんどん突っ走り、苦手な人間をフォローする。何がなんでも4人がかり。それがメロン記念日。

  いよいよエンディングが近づいてきた‥‥あのパーカッションのイントロが‥‥さぁ、祭の始まりです。"さぁ!恋人になろう"‥‥普通なら自分もコールアンドレスポンスに加わって大はしゃぎするんだけど‥‥急に冷静になって周りを見回し始める俺。会場がメロンの為だけに一丸となってる。そしてそれに応えるメロンの4人‥‥あ、また泣けてきた。何だよ今日の俺。涙目のまま斎藤さんに目をやると‥‥あ、何かずっと首を胸を押さえてる‥‥もしかして、衣装が落ちてきそうとか?? その証拠に、背中から衣装下のサポーター(?水着?)がはみ出てるし‥‥結局最後までそれが気になって歌に集中できなかった感じの斎藤さん。惜しい。つうか正直、本人が一番悔しかったろうに。

  唄い終わった後、柴田が簡単なMCを。その時、村田さんが異常に気づき、後ろから直してあげるんだな‥‥俺内での村田株、一気にアップ。モージカルでのかおりんみたいだな、まるで。その光景観て、また涙‥‥いい加減にしろよ、俺。そして完璧な体制になり、本編最後の曲は当然この曲で締めるわけですね‥‥そう、"This is 運命"! 気づけばクラウドサーフする奴まで登場!! そうそう、こういうノリが欲しかったのさ(ジンジャーの件の後で不謹慎かもしれなけど、この日の俺は今までのハロプロにはない、こういう破天荒なノリを終始求めてたのかもしれない)。気づけば俺も一緒になって踊り唄い叫ぶ。ああ、最後の最後でスイッチが入っちゃったよ。途中で銀テープが天上に向かって発射されて、更に盛り上がる(さすがにこの規模じゃパイロや花火は無理だしな)。そして曲の最後に4人が横一列に整列して「愛してますか?」‥‥はいはい、愛してます。愛してますってば!!

  アンコールを求める声が暫く続く。ふと2階席に目をやると、RHYMESTERの宇多丸氏を見つける。スキンヘッドにサングラスなので目立つし。で、そのまま横に目をやると‥‥ニット帽を被った色白で綺麗な女の子と、同じく帽子を被った金髪の女の子と、その横にサングラスをかけ白のダウンジャケットを着て髪を染めた男性の姿が‥‥誰とは言いません。やはり来ていました。入場前に「○や○のマネージャーがいたんだけど、今日観に来てるんじゃねぇの?」というヲタの声が耳に入っていたので、まさかとは思ったのですが‥‥

  アンコールに応えて戻ってきたメロンの4人。ひとりひとり、来年の目標を言うんだけど、やっぱり俺も彼女達の気持ちと同じく「また単独ライヴが観たいし、早くファーストアルバムが聴きたい」です。間違いなくアルバムは来年前半に出るでしょう。じゃなきゃ、早くも3月に全国ツアー、決まらないって。そして新たな決意を胸に、4人ユニゾンで唄う"スキップ!"で会場を和ませる。デビュー時の拙い歌もいいけど、今の頼もしい4人が唄うこの可愛らしい歌も悪くない。いや、つうかサイコーですよやっぱ。

  ホントのホントに最後の曲となったのは、意外かもしれないけど"夏の夜はデインジャー!。ここでふと、自分が書いたPV集レビューを思い出した‥‥「ギミックのない、普遍的な楽曲と自然体で勝負」。そう、この日のライヴは"香水"に始まり"夏の夜はデインジャー!"に終わった‥‥今後彼女達が向かっていくべき道が何となくだけど、ほんの少しだけ垣間見れた気がしたよ。けど‥‥また元気で破天荒なメロンも観たいな。いい意味で「節操なし/何でもあり」なのがメロン記念日の長所であって、最高の魅力なんだから。

  エンディングパートを長めに編集し、右へ左へと走り回り客に挨拶をする4人。最後は中央に集まり、あの4人が笑顔で見つめ合う形で終わる‥‥ああ、またあの笑顔観たら泣けてきたよマジで。

  結局、最後の方は放心状態&涙でちゃんとステージを観れてなかったような気もするんだけど、まぁそれが俺にとっての「これが記念日」だったと。そういうことでしょう。

  ‥‥なんかライヴレポっていうよりも、俺の感情の揺れ動きを詳細に綴っただけって気もしないでもないけど、それだけ感情的になれるライヴ、そしてそれだけ感情移入できる対象(アーティスト)がいるってのは、俺って幸せだなぁと素直に思う。多分、今こういう風に思えるアーティストって間違いなくマニックスとワイハー以外には、娘。とメロンだけだもん。そんなアーティストの初の単独ライヴに立ち会えた、同じ空間を共有できたってのは最高に幸せなことだと思うわ。正直、良かったとか悪かったとか、そういった評価は今の俺にはどうでもいい。あの日の俺には、あの場にいることに意味があったのだから。

  で、結局12月9日というのは何だったのか?という話に戻るんですが‥‥そう、「決戦の日」でもなく「祭りの日」でもなく、単なる通過点でしかなかったわけです。ここで何かが終わるわけでもなく、またここから始まるわけでもなく。だってメロンの伝説は既に始まっていて、もうずっと彼女達は走り続けているわけなんだから。彼女達の伝説にゴールはない。着々とチャート順位を上げていくのも、こうやって単独ライヴをできるようになったのも、単なる通過点のひとつ。その場その場での小さな目標はあっても、最終的なゴールはない、常に自分達自身と世界との対決。「US vs The World」、それこそがメロン記念日なんだから。


[SETLIST]
01. 香水
02. Wa!かっちょEなッ!
--MC--
03. 恋愛レストラン
04. ふわふわふー
05. 電話待っています
--MC--
06. ガールズパワー・恋するパワー
07. もう 待てませ~ん!
08. 甘いあなたの味
--MC(メロン記念日を大解剖:村田、大谷)--
09. サマーれげぇ!レインボー(柴田ソロ)
10. 幸せビーム!好き好きビーム!(斎藤ソロ)
--MC(メロンのダジャレ王はどっち?:斎藤、柴田)--
11. 幸せですか?(大谷ソロ)
12. よくある親子のセレナーデ(村田ソロ)
13. 告白記念日
14. 愛メラメラ 恋ユラユラ
15. さぁ!恋人になろう
16. This is 運命
--アンコール--
17. スキップ!
18. 夏の夜はデインジャー!



▼メロン記念日『香水』
(amazon:国内盤CD

THE WiLDHEARTS JAPAN TOUR 2002@赤坂BLITZ(2002年12月7日)

というわけで、8月のサマーソニックに続いて行って来ました、単独公演。まさか1年間に2度(正確には4ヶ月の間に2度)もワイハーを観れるなんて思ってもみなかったので、これはちょっと嬉しい誤算。

今回は英国でリリースされたEP「VANILLA RADIO」と日本のみリリースのミニアルバム「RIFF AFTER RIFF AFTER MOTHERFUCKING RIFF」のツアーってことで、勿論新曲を期待して観に行ったわけだけど、まぁ最初に言ってしまえば新曲は3曲しかやらず、しかもそのうち2曲はサマソニでもやった"Stormy In The North, Karma In The South"と"Vanilla Radio"だったという‥‥古くからのファンには評判の悪い「~MOTHERFUCKING RIFF」なだけに、もっとバシバシ頭から新曲ぶっ続けでやってほしかったなぁ。

ツアー初日、しかもジンジャーの口から「JET RAG(時差ボケ)」の言葉が聞き取れたので、今後バンドの調子はもっとよくなっていくんだろうけど、今日も決して悪くなかった。どうやら再結成以降、比較的安定したステージを見せてくれているようで、まぁサマソニの時を超えたかというとちょっと‥‥とは思うんだけど、過去のムラのあるステージを何遍も観てきている身としては、最後まで安心して楽しむことができました。

オープニングは"I Wanna Go Where The People Go"。またか‥‥って気もするけど、ま、オープニングで盛り上げるにはピッタリの曲だし、数少ないヒット曲だしな。そのまま"Stormy In The North, Karma In The South"へなだれ込む。正直、こっちをオープニングに持ってきて欲しかった気が。その後は"TV Tan"や"Sick Of Drugs"、"Suckerpunch"等といった恒例のヒット曲メドレー。セットリスト的にはサマソニのものをちょっと長くした感じ。特に目新しい曲も、これまでのライヴで一度も聴いたことのないようなBサイド曲もなかったんだけど、個人的には久し振りに聴いた"Miles Away Girl"が印象に残ってます。で、中盤で新作から"O.C.D"も披露されたんだけど、これがかなり良かった。中盤の、正しく「RIFF AFTER RIFF AFTER MOTHERFUCKING RIFF」って構成がライヴでも映えてました。ただ、他の新曲2曲と比べてちょっと客のテンションが落ちた気も。ライヴでは新作からの曲は好意的に受け入れられてるように感じました。ま、ライヴ始まっちまえば、後は暴れるだけだしな?ってとこなのかな?

そういえばサマソニではやらなかった"Weekend"では、お客がジンジャーの歌に合わせて手を左右に振る動きをやってたんだけど、それをジンジャーがお気に召しまして、イントロの弾き語りパートを都合3回もやってました‥‥ハハハ。「ヴィデオカメラ持ってこい」とか「10日のクラブチッタ公演でもそれをやれ」とか「BON JOVIのライヴみたいだ」みたいなことも言ってました。何やら10日はテレビカメラが入るみたいですね。恐らくTVKの伊藤政則の番組「ROCK CITY」でその模様を放送するのでしょう。ああいうアイドルのライヴでやるようなアクションにニヤニヤするジンジャー、やっぱりKISSやCHEAP TRICK、QUEEN、BAY CITY ROLLERSで育った世代だもんなぁ‥‥なんて妙に納得したりして。

本編ラストはサマソニ同様"Caprice"。前回観た時は久し振りにやる珍しい選曲だったので、曲順に納得しなかったものの、まぁラッキーくらいの気持ちでいたんですが、さすがに本ツアーでもこれをここでやられると‥‥ちょっと厳しいかも。しかもその直前にやったのは"Caffeine Bomb"ですからねぇ‥‥素直にそこで本編終了させておけばよかったものを。"Caffeine Bomb"の時はイントロのフィードバックの後にドラムがドコドコ‥‥って入っていくんですが、このフィードバック音が鳴り響いている最中、ドラムにトラブルがあって、スティディとローディーが焦ってセッティング直してました。その間もジンジャー微動だにせず。で、散々待たせた後に何事もなかったかのようにドラムがフィルイン。そのテンション(つうかテンポ)、半端じゃなく高かったです。こっちが着いていくのがやっとって程。ああ勿体無い。ホントにここで終わらせておけばよかったのに‥‥

アンコールは2曲。"29 x The Pain"と"Love U Til I Don't"。これまで何回も聴いてきた曲なのでこれといったありがたみはなかったのですが、まぁやっぱり何度聴いてもいい曲はいい曲ってことで。正味90分、意外とあっさりしたステージだったように思います。

ツアー初日ってのが大きいのか、これといったサプライズもなく、ステージの雰囲気もジンジャー次第なのか、サマソニの時ほどピースフルな感じはしませんでした(だからといって悪かったわけでもなく。ま、全部時差ボケの影響でしょう)。が、その分スティディの煽り・テンションは半端じゃなかったし、ダニーもサマソニの時は遠慮してるように感じられたのが、今回はとにかくMCの時に喋る、客とのコミュニケーションをはかる。過去何度も観てきたダニーその人がブリッツに戻ってきたって感じがして、個人的にはこれが一番嬉しかったかなぁ。CJは相変わらずギターも歌も文句なしだし。

何か俺、贅沢になり過ぎてるのか? 過去WiLDHEARTSのライヴを観るってことは「今回は調子良くても、次はないかも‥‥」っていう危機感と、「あぁ、ジンジャーの機嫌が損なわれませんように‥‥」っていうフロントマン・ジンジャーの気まぐれさに左右される緊張感を楽しむっていう、マゾヒスト的な快感があったんだけど、ここ2回観た彼らからはそういった要素がほぼなく(いや、もしかしたら自分達の目につかない所で冷戦状態にあるのかもしれないけど)、円熟味っつうか、過去ない程の安定感と、過去ない程の初期衝動的演奏というふたつの相反する要素が強くなってる気がします。それはそれで素晴らしいと思うし、実際楽しかったんだけど‥‥やっぱこの短期間に2度も観てしまったのが大きいのかな?

とかいいながら、実はライヴの最中は常に満面の笑顔で、しかも最初から最後まで唄いっぱなしって状態だったんだけどね。そこまで考える余裕なんてなかったもん。これで帰国後、またケンカ別れしました、とか言ったら‥‥何だかなぁ、とか思いながらも、まぁそれも彼ららしいかも、と妙に納得したりして(けど解散はしないように)。やっぱり新曲が少ない分、消化不良的なところもあるのかな? そういう意味では今後、大阪、名古屋、川崎と回るわけだけど、後半に行くにつれてジンジャーの調子も構成も良くなってくんではないでしょうか?
('02.12.7.)


ってなことをライヴ後に書いたら、翌日の大阪公演では大変な事件があったようですね。ネット上での又聞きなので事実と違ったら申し訳ありませんが‥‥要するに、ダイヴする客に対して「最前列には身体の小さい、女の子達が沢山いるんだから、危ないからダイヴを止めろ。」と何度もジンジャー自身がアナウンスした、と。で、最終的に「次やったら、そいつをこのレスポールでブン殴るからな」と怒りを露わにし‥‥"Caffeine Bomb"の時にサーフしてステージ間近まで到着した男性を捕まえてギターで殴り、その後ステージ上で相手が血を流すまで殴打した、と‥‥

初期の「緊張感」が薄らいだ、なんて書いた翌日の出来事だっただけに、我ながら「結局ジンジャーって男は‥‥」と呆れたりもしたんですが‥‥やはりダイヴ云々に関しては一度ちゃんとどこかで書いた方がいいのかもしれませんね。ブリッツ公演では女性でもダイヴしてるお客が見受けられたのですが、やっぱワイハーのライヴ(SILVER GINGER 5も含む)は前の方、女性率高いですもんね。ファンを大切にするジンジャーだからこその行為だと受け取れるんだけど、そのボディーサーフしてきた客もワイハーが好きでその場にいるわけで(ダイヴの是非は別として)‥‥そういった矛盾がジンジャーの中でかなり心苦しかったんじゃないでしょうか? 怒り云々よりもお客に手を出してしまったという行為に、そんな自分自身に落胆してしまっているんじゃないでしょうか??

今回の一件が今後の彼等の、そしてジンジャー自身の活動への足枷にならないことを祈ります。そしてファンはバンドに対してだけではなく、その場にいる、同じ時間を共有しているファンに対してもリスペクトの気持ちを持って下さい。自分がした行為のツケは必ず自分自身にそのまま跳ね返ってくるんですから。


THE WiLDHEARTS @ AKASAKA BLITZ. 12/07/2002
01. I Wanna Go Where The People Go
02. Stormy In The North, Karma In The South
03. TV Tan
04. Suckerpunch
05. Sweet Child O'Mine (GUNS N'ROSES / リフのみ)
  ~ Sick Of Drugs
06. Miles Away Girl
07. O.C.D.
08. Everlone
09. My Baby Is A Headfuck
10. Nita Nitro
11. Vanilla Radio
12. Weekend
13. Caffeine Bomb
14. Caprice
--encore--
15. 29 x The Pain
16. Love U Til I Don't



▼THE WiLDHEARTS『THE WiLDHEARTS STRIKE BACK』
(amazon:海外盤CD

2002年10月10日 (木)

松浦亜弥 コンサートツアー2002秋“Yeah!めっちゃライブ”@新宿厚生年金会館(2002年10月6日 昼公演)

  春のツアーでさえ30本近くやったというのに、この秋に行われるツアーは9~12月の3ヶ月強、46本もあるその辺のツアーバンド並みの数。これってどうなのよ? ま、全てにおいて小~中規模ホールメインなのがファンにとっては嬉しい限りだけど。

  あややコンはこれで2度目。前回はブリッツのほぼ最前列といえるような距離から観てたわけだけど、強は2階席。ま、こうやって落ち着いた位置で全体を眺めることができるというのは、それなりに嬉しいもんですよ。

  ライヴは前回のオープニング映像や司会のMCもなく、S.E.の後いきなりスタート。「WAO!」という掛け声と共にあやや登場、初っ端は"The 美学"。この曲を最初に聴いた時からライヴのオープニング用の新曲だな?と思っていたので、思わずニヤリ。テレビと違って邪魔なバックダンサー(ごっちん「溢れちゃう...BE IN LOVE」時の使い回し?)がいない分、あややの独壇場。やっぱり存在感ありすぎ。ブリッツの時よりも広いこのステージを完全に自分のモノにしちまってる。王者の風格や余裕が感じられるステージングだけど、目はギラギラ(してるように、俺の位置からは見えた。ま、距離が距離なので見えた気がしただけかもね)。やっぱこの人、ハンパじゃねぇよ。

  そのまま"トロピカ~ル恋して~る"へ‥‥しかし、どうも今日のあやや、声の調子がイマイチ。ハードワークが原因なのか、それともこの無茶なツアースケジュールが原因なのか、完全にあの「声」に以前程の精細さを感じることができない。更に所々で音程を外すことも何度か見受けられた。右へ左へ動き回ることで上手くフォローしていたけど、後半にはとうとう息切れ。明らかに不調だ。しかし、次の"つまんないよ…"でクールダウンして、事なきを得る。

  MCで一旦稲葉貴子とメロン記念日が登場。全員で太陽とシスコムーンの名曲"ガタメキラ"を熱唱。稲葉はハロコンではただのアフロに成り下がっちまったけど、やはり歌わせたら一流だね。オープニングのフェイクとかハンパじゃなかったもん。悪いけどここではメロンも、そしてあややでさえも稲葉には敵わなかったわ。あややも団体の中に入ると上手く「自分を消す」ことが出来る人なのね。シャッフルの時も思ったけど、完全にとけ込んでしまって、あの「ギラギラ感」が完全に消えちゃってるし。ホント、恐ろしい存在だわ。

  その後は名曲"100回のKISS"、"オシャレ!"と続き、ライヴ初披露(かな?)となる"○○-女子校生の主張-"が登場。これが結構いい感じだった。他にもまだライヴで披露されていない初期のカップリング曲とかあるんで、その辺も小出しにしてって欲しいな。

  「徹子の部屋」パロディである「あつ子の部屋」での小芝居を経て、いよいよメロン記念日の登場‥‥フェイドインしてくるハモンドオルガンの音‥‥まずは新曲"香水"。この日初めて聴いたんだけど、純粋にいい曲だと思った。2ステップを取り入れたゴスペル歌謡、といった印象。オルガンの音が娘。「I WISH」を彷彿させる、感動的なバックトラック。けど‥‥完全に柴田のソロ曲。残りの3人はコーラスやハモリに回るのみ。唯一の見せ場は、中間部でのラップ‥‥ってかラップいらないってば。これがなければ普通に名曲の仲間入りしてただろうに‥‥残念。そんな複雑な気持ちのまま"さぁ!恋人になろう"へ突入。もうね、ノリ遅れた分を取り戻そうと、あり得ないくらいに弾けた。メロンではいつもあり得ないくらいに弾けるけど、この日はこれまでで一番。あ、そうそう。メロンは2曲共フルコーラス。あややも1曲("私のすごい方法")を除いて全部フルコーラスだったから、かなりの満腹感。つうかやっぱいいね、「連打」フルは。あり得ないくらいに最高。

  メロンであり得ない程の弾けっぷりで暴れた後に、ティアラを載せたお姫様スタイルのあやや登場。"私のすごい方法"、そして新曲のカップリング"I know"で盛り上がり、しっとりした名バラード"初めて唇を重ねた夜"で完全に俺、ノックアウト。つうかこの曲、前半部分のアレンジ、変わってなかった? 俺の気が動転してたせいでそう聞こえただけ!? とにかく、今日最大の山場。畜生、あれだけメロンが空気を一変させても、やはりあややには敵いっこないってことか!?

  稲葉+メロンで寒いダジャレショーで場を冷ました後、再びあややが会場を熱くする。"♡桃色片想い♡"、"絶対解ける問題X=♡"のアッパー2連発で大盛り上がり大会。これ、ライヴハウスだったらモッシュの嵐だったろうに‥‥"絶対解ける問題X=♡"はいいね、マジで。スクリーンに映る合いの手の歌詞とか、後半登場するギター持った着ぐるみウサギとか。ま、演出自体は春ツアーと全く同じなんだけど、あややのポテンシャルは完全に半年前よりも高くなってるわけで‥‥ホント、どこまで巨大化してくんですか、この人は!?

  ラストはヒット曲"LOVE涙色"と"Yeah!めっちゃホリディ"で締め。しっとり聴かす前者と、アホみたいに弾ける後者。このコントラストこそがあややの持ち味。シリアスに歌うあややもいいけど、キワもの的なあややも好き。いや、俺ってあやや好きなのかやっぱり‥‥

  アンコールでは「はいからさんが通る」もビックリな袴姿でデビュー曲"ドッキドキ!LOVEメール"を歌い、最後は前回のツアー同様"笑顔に涙 ~THANK YOU! DEAR MY FRIENDS~"で終了。いい曲を沢山持ったアーティストというのは、本当に恵まれているよね。ライヴになると、それが端的に表れるもの‥‥メロンは今後、どうなっていくんだろう‥‥

  さてさて。総評です。間近で観た春コンも良かったけど、曲のバリエーションが広がった今回のツアーも更に良かったと思います。メロンが2曲フルコーラスで歌わせてもらえたのもよかったし、"ガタメキラ"もいいアクセントになったと思います。前回でいう「チュッ!夏パ~ティ」みたいなもんなんだけど、今回の方が聴かせる要素が強くて、しかも稲葉再評価、そしてメロン大谷&斎藤の歌唱力を再確認するいい機会になったと思います。あ、村田も我々が思っている以上にいい歌い手ですよ。

  メロンヲタ的に‥‥やっぱり"香水"でしょう。これ、いい曲なんだけど‥‥売れるといいなぁ‥‥いや、判らないけどさ。今のメロンがどういう状況に置かれているのか判らないけど、柴田推しな今の環境は正直、「4人でメロン記念日」と信じてやまないファンからすれば、ちょっと厳しいなぁ‥‥と。ってまぁ、あややコンの感想で書くことでもないですけどね。

  前回のあややコンの時にも思ったんだけど‥‥いや、娘。の春コンを観た後に思ったのか‥‥どうしても娘。コンは見せる(魅せる)要素に頼って曲をないがしろにする、1曲を大切にしない傾向にあるんだけど(殆どの曲がショートバージョンで歌われる)、あややコンでは殆どの曲がフルコーラスで歌われ、しかもゲストのメロン記念日までもが全曲フルコーラス。これで同じ2時間近いステージなのに、満腹感に違いが出るのはどういうことだろう? いや、視覚的に13人(当時)の娘。とあややひとりとを比べるのがそもそも違うという声もあるだろうけど、人数多くて目まぐるしく変わる娘。もいいんだけど、やっぱり曲数減らしてでも、もっと1曲1曲を大切に歌って欲しいなぁ、今のモーニング娘。には。もしかしたら、今後あややも曲が増えていく過程で「もっと多くを提供したい」との考えの下、全てをショートバージョンで披露する日が来るのかもしれない。でも、あややという「存在」を考えた時、それは御法度だろう、やはり。そんな小細工は無用なのが、今の松浦亜弥なわけで‥‥って何を言ってるのか段々訳判らなくなってきたけど、要するに「このままじゃ、モーニング娘。、ヤバイぞ!?」ってことでしょうか。ライヴ終了後、何度も何度も「畜生!」と呟いたのは、そういったことからなのかもしれないな‥‥。


[SETLIST]
01. The 美学
02. トロピカ~ル恋して~る
03. つまんないよ…
--MC--
04. ガタメキラ [松浦+稲葉貴子+メロン記念日]
05. 100回のKISS
06. オシャレ!
07. ○○-女子校生の主張-
--MC:あつ子の部屋--
08. 香水 [メロン記念日]
09. さぁ!恋人になろう [メロン記念日]
10. 私のすごい方法
11. I know
12. 初めて唇を重ねた夜
--MC:稲葉+メロン--
13. ♡桃色片想い♡
14. 絶対解ける問題X=♡
15. LOVE涙色
16. Yeah!めっちゃホリディ
--アンコール--
17. ドッキドキ!LOVEメール
--MC--
18. 笑顔に涙 ~THANK YOU! DEAR MY FRIENDS~



▼松浦亜弥『ファーストKISS』
(amazon:国内盤CD

2002年10月 1日 (火)

「Camp in 朝霧 Jam It's a beautiful day」DAY 2@静岡・朝霧アリーナ(2002年9月29日)

  いきなり暑さで目が覚める。どうやら外は晴れているみたい。時計に目をやると、8時半。そうか、標高高いから余計に暑いんだ。苗場でキャンプするとこれより酷いんだろうな‥‥なんて思いながら、寝袋から身体を出して、二度寝。ふと横に目をやると、ともえさんもくみこさんも爆睡状態。後で聞いたら、6時頃まで起きていたそう。赤富士見れたってさ、畜生!

  耳栓して寝てたんだけど、いきなり太鼓の音でまた起こされる。どうやら10時からの地元和太鼓のサウンドチェックみたい。みんな一旦ここで目を覚ますんだけど、また寝てしまう。そりゃそうだろう。次に目が覚めた時には、11時スタートのTHE SIDEBURNSがスタートしていた。


◎THE SIDEBURNS

  朝イチでスカバンド。非常に緩いサウンドでスタートにはもってこいの音。心地良すぎ。って実は、あんまりまともに聴いてないんですけどね。

  THE SIDEBURNSをバックに、我々は顔を洗いに水場まで向かう。トイレ付近は混雑していたので、一番遠い、DJフィールド付近の水場(夕べ俺がリチャードと遭遇したトイレ隣)まで歩いていく。

  既にDJフィールドは取り壊されていて、会場内は日曜のみ参加客用の駐車場と化していた。こういう使い方もあるんだね、と感心。さすがにこっちの水場まで来る人は少なく、楽々顔を洗って歯を磨くことが出来た。風呂に入ってないので、頭から水を被るも冷たいのなんのって。女の子達は足を洗ってた。

  この日の天気は夕方にポツポツ雨が降った以外は、基本的に晴れのち曇りといった感じで、とても過ごしやすかった。何せこの日は富士山まで拝めた程だ(下の左側写真がそれ)。けど、標高800メートルの高原だけあって、帰る頃には顔が日焼けする程紫外線は強かったようだ。
 
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  洗顔してスッキリした後、遅い朝食を取る。朝霧高原のシチューだとか塩焼きそば等を朝食に取り、続く渋さ知らズに備える。あ、そういえば、朝食を買いに行った帰り道で、スタッフのパスを付けた見覚えのある女性がお客さんと話し込んでいるのを目撃。誰だっけ‥‥と考えながら歩いていると、暫くして「あっ、内海洋子さんだ!」と気付く。どうやら今日のソウルフラワーは、助っ人として洋子さんが参加するようだ。楽しみ。


◎渋さ知らズ

  今日は「オーケストラ」は付かない、通常スタイルの渋さ知らズ。とはいっても、常にステージ上には20人以上ものメンバーがいるわけだけど。これで今年2回目、通算3回目の渋さだけど、一番よかったのはやはりファーストインパクトの強かった去年のヘブンで観たやつ。けど今日のはそれに匹敵する出来だったと思う。今年のグリーンのやつは、テレビが入ってた分、ちょっと遠慮してやってる部分が見受けられたし、その分今回は暴走しまくり。竜こそ登場しなかったものの、いつもの白塗り軍団は健在で、ちゃんと女性陣は上半身裸、男性陣はふんどしや、レッチリに匹敵するちんこソックスまで登場。更にはステージ上で女性スタッフに髪を電気バリカンで剃ってもらったり。おねえさんのパンチラも健在。視覚パートは完璧。

  勿論、演奏も何時も通りダラダラスタートして、ダラダラ終わる定番通り。毎回登場するカバー曲、今回はYMOの"ライディーン"でした。何かブラスで演奏されると、中学生のブラバンが演奏してるみたいで面白かった。

  気持ちよく踊っていると、俺に気付いたzipperくんが近づいてくる。で、一緒に踊る。渋さ初体験の彼は、もはや渋さの虜。大絶賛の嵐だった。そう、このバンドは音を聴いただけじゃ100%を理解することは不可能。ステージ(ライヴ)から入るのが一番だと思う。あくまで音源はライヴのベストテイク集的な存在だし。ネット上のファイル交換ソフトやCDショップの視聴機で「普通のジャズじゃん」「ちょっと変わったファンクってだけじゃん」って切り捨てた奴ら、四の五の言わずにライヴ観ろってぇの。

  渋さの素晴らしいライヴ終了後、俺とzipperくんは熱く渋さの素晴らしさについて語り合い、ソウルフラワーで再び合流する約束を交わす。ま、これだけ広い会場内でもお客の数が限られているので、案外見つけるのは簡単。彼は俺らのテントの場所も知ってるしね。

  テントの場所に戻ると‥‥あれっ、俺のテントがない。荷物だけシートの上に置かれている‥‥女性陣が俺に「テント、盗まれちゃいました」と申し訳なさそうな顔で話す。マジで!?と驚くと、みんな一斉に笑う。渋さが終わった後、帰りのことを考えて進んでテントを畳んでそうだ。申し訳ない。立てるのには結構な時間がかかったものの、畳むのはものの10分もかからなかったとのこと。テントに関しては今回、本当にお世話になりっぱなし。大感謝です。「来年はバーベキューやりましょうよ!あと、カレー作ったりとか」等、既に来年の話で盛り上がる。俺らにタープを提供してくれた、名古屋から来た男性6人組は去年の朝霧にも来たそうで、去年はもっと人が少なく、本当に最高だ、勿論今年もメンツ共々最高だ、と大絶賛。「ここを体験してしまうと、もうフジには行けない」と漏らし、俺らもそれに頷く。今年初めてフジに参加した人達はそんな風に感じないだろうけど、'99年や'00年の苗場を経験している人達にとって、今年の苗場の混雑振りは耐えられないものだった。マナーの悪さも目についたし、何よりも「最後のオアシス」だったフィールド・オブ・ヘブンでの今年の混雑振り‥‥あれが決定打だった。フジ皆勤組の人達も「今年はアバロンが穴場だった」と言ってる程、ヘブンは変わってしまった。そして、俺らの求めるヘブンに近い形が、ここ朝霧にある。しかもあそこよりもっと自由で、もっと過酷で、もっと異次元な空間。もう申し分がない。初めてヘブンの良さに気付いたあの時、いやそれ以上の衝撃が朝霧にはあった。ああ、やっぱり去年も来ればよかった‥‥今更ながら後悔してみたものの、今年だったからそう思えたんだろうなぁ、と思い直す。勿論、俺は来年も行くつもり。フジに行けなくなったとしても、朝霧にだけはずっと行き続けたいと思う。

  みんなで芝生に寝転がって、俺が買ってきた朝霧高原の牛乳で乾杯し、ビーチボールで野球したり、フリスビーしたり、シャボン玉吹いて遊んだりしながら、BOREDOMSの登場を待つ。


◎7VO7 (a.k.a. BOREDOMES)

  BOREDOMSの変名ユニット。ボアは名前によって音楽性を変えたりしてるんだけど、このユニットでのライヴは初体験。今年のフジでの3ドラム+1DJスタイルもよかったけど、今日もアンビエント且つアブストラクト的人力テクノなサウンドが、これまた朝霧の大自然にマッチして心地よかった。お客も踊り狂ったり、どうリアクションしていいのか判らずにただ棒立ちしてたり、楽しみ方はそれぞれだった。印象的だったのは、ボアの音楽に合わせて楽しそうに踊る子供達の姿だった。結構子供連れファミリーの姿が目に付いた今回の朝霧ジャム(小学生以下は無料だったかな?)、大自然の中で遊ぶ場所が沢山あっただけに、皆笑顔だったのが印象に残っている。

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  ボアを聴きながら気持ちよくなってウトウトしてると、ちょっと小腹が空いてきた。昼食でも取ろうとして、ライヴ終了後にレストランエリアへ足を運ぶと、渋さ知らズのダンサーのお兄さんが、普通にビール買うのに並んでいて、みんなに愛想振りまいていた。すげえいい人そう。当然、握手して「最高のライヴでした!」と伝えると、ホントに嬉しそうな顔でありがとうと言ってくれた。こういう風にアーティストにダイレクトに感想を伝えるのは初めて。まだ首や顔にうっすら残った白塗りがとても印象的だった。

  そんなことやってたら、結構な時間が経ってしまい、結局食事は止めてステージ前へ。結構前の方で待ちかまえてると、俺を捜していたzipperくんが現れる。二人して一緒にライヴを待つ。


◎SOUL FLOWER UNION

  英坊は臨月ってことで当然お休み。今回もHEAT WAVEの山口洋がギタリストとして、歌&コーラス&お囃子&チンドンとして元メンバーの内海洋子さんがそれぞれ参加。基本的には去年のフジロックでの編成とあまり変わらず。あ、リキッドもこんな感じだったっけ。つうか俺が観たソウルフラワー、最初以外は常に山口&洋子さん参加してるし。

  ジャジー且つブルージーなジャムセッションからライヴは始まり、いきなり中川&山口のギターソロ合戦。そのまま、定番の"ロンドン・デリー"へ。サビのタテノリになるところで、それまで平和だったオーディエンスが急にモッシュし出す。朝霧を体験してて思ったのは、みんなピースフルで、フジでは考えられない程に余裕を持って楽しんでるな、ってとこだったのに‥‥これじゃいつもと一緒だ。もう結局一緒になって踊ってやったけど。そのまま"サヴァイヴァーズ・バンケット"という、去年のフジロックと同じ流れ。しかし驚いたことに、みんな大合唱してるんだな、これが。この日だけのお客が多いみたいだけど、みんなソウルフラワー目当てだったんだね。まぁソウルフラワー好きなら、その後のジョー・ストラマーも楽しめるけどね。

  その後、新作にも入っている定番カバーの"CRAZY LOVE"や、洋子さんが唄う"さよならだけの路地裏"といった懐かしい曲も登場。また、2日前に出来たばかりという新曲(タイトル失念。東ティモールを訪れた時の事を題材にしてるそうだ)も披露。その他、"戦火のかなた"や"風の市"といった定番の後、感動の名曲"荒れ地にて"で泣きそうになる。この朝霧高原にピッタリの選曲。後でジョー・ストラマーが待っているというのに、臆面もなくCLASHナンバー"チャーリー・ドント・サーフ"をプレイした後、"満月の夕"で大合唱。やはり何度聴いてもいい曲。俺、最初から最後まで唄いっぱなし。そして"殺人狂ルーレット"で再びモッシュの嵐の後、エンディングには"海ゆかば 山ゆかば 踊るかばね"でみんな狂ったように踊りまくり。俺も泥の中、汚れるのも気にせずにダンスしまくり。知らない人と肩組んだりして。

  確かに英坊のいない「穴」を感じさせる瞬間は何度もあったものの、山口が生き生きとプレイするソウルフラワーという、これまでとは違った一面も垣間見ることが出来た。新曲はそんな流れから生まれたんだろうな、と思わせる1曲だった。ああ、俺の中での朝霧ジャムはソウルフラワーで完全に終了した。そんな感じで完全燃焼できた。もう、悪いけどジョー・ストラマーはおまけでいいや‥‥

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  ライヴ終了後、zipperくんと堅い握手を交わし、一緒に記念撮影をしてから、またどこかのイベントorライヴ会場で会おう、と約束して別れる(彼等はジョーのライヴの途中で帰らなければならなかったのだ)。疲れ切った顔で陣地まで戻ると、同じくソウルフラワー好きのくみこさんも満足しきった顔をしていた。ともえさんはというと、そのまま流れでソウルフラワーのTシャツを買いに行ったそうだ。

  ああ、終わっちゃったねぇ‥‥楽しかったねぇ‥‥と名残惜しんでいると、ソウルフラワーの最中からポツポツと降り始めた雨に加え、霧が濃くなる。さすが山の天気。結局ジョーのライヴは、また前がよく見えない状態のまま、陣地から帰る準備をしつつ観戦することになった。


◎JOE STRUMMER & THE MESCALEROS

  '99年のフジロックで一度観ているけど、その時はCLASHナンバーとオリジナルの半々といった感じで、個人的にも十分楽しめた。あれから2枚のオリジナル盤を出してることもあって、この日のライヴはオリジナル曲を中心に進められた。ま、知らなくても十分に楽しめるレゲエ/スカナンバーがメインで、けど新曲らしき楽曲はストレートなギターロック色が強まっていた。そこにスカのスタンダードナンバーやCLASHクラシックを交えつつ、ジョーの「自然や人々、我々を囲む全ての環境にリスペクト!」というMCが心を打つ。ま、「1977年にはビートルズもストーンズもいらないぜ」と唄った人と同じとは到底思えないけどさ。
  結局最後まで陣地を離れることなく、緩い感じで踊っていると、聴き覚えのあるタムロールが‥‥「キタ~ッ!」と大声を挙げながらステージに駆け出す俺‥‥そう、ラストは"I Fought The Law"だ! 気付けばステージ前でダンスしてる俺。そうそう、これを、これを待ってたんだよ。こうして短いこの曲はあっという間に終了。が、すぐにアンコールに応え、またまたCLASHナンバー2連発で幕を閉じた。

  ステージ前から陣地に戻る時に、俺に続いて女の子達みんなもつられてステージ前に走っていった事を知った。さすがにこの曲はみんな知っていたらしい。ステージを後にしながら、スピーカーからはセサミ・ストリートのテーマ曲が流れ出す。何故に!? そしてステージには大将が最後に登場して、朝霧ジャムが大成功に終わったこと、本来の駐車場がぬかるんで使えなくなってしまい、みんなには大変迷惑をかけたこと、OASISを蹴ってここに集まった君達を俺は信用する、そしてこれからもずっと朝霧ジャムは続けると宣言。みんな大きな拍手で迎える。そして「最後にこの2~3分の短い曲を聴いてから、みんな帰ってくれ」と大将が言って流れ出したのが、ストーンズの"The Last Time"だった。この曲にどういう意味を込めて、大将は流したんだろう‥‥「This could be the last time, maybe the last time I don't know.」‥‥まさか「来年のストーンズはうちが呼びます」って意味‥‥ではないよな、ハハハ。ストーンズのベスト盤が出たばかりなので、タイムリーって言っちゃあタイムリーだけどさ。最後の最後、俺はよく知ってる曲だけに、大声で唄う。そして‥‥

  後片づけをしながら、名古屋組が帰って行く。「来年のフジロックで逢おう!」と堅い約束を交わし、我々は互いの車へと戻っていった。大きな荷物を男ひとり女ふたりで抱え車まで戻り、気持ちも新たに会場を後にした。河口湖ICへ向かう途中、前の車がライトを点けていなかったり蛇行運転したりで、「オイオイ、疲れてるんじゃないのか? 居眠り運転で事故だけは気を付けろよ」と気にしながら走る。ってそれって、自分に対する戒めでもあるんだけどね。俺はというと、車中では行き同様ソウルフラワーを大音量で聴きながら、思い出話に耽っていたので、全然何ともなく。ま、フジと違って1泊2日だしね、全然余裕ですわ。

  高速に乗り、途中談合坂のSAで遅い夕食を取る。考えてみればみんな、一緒に食べた朝食以降、何も食べ物を口にしてなかったらしく、お腹が減って気持ち悪くなりつつあった程。2年前、サマソニ@富士急の帰り道、この談合坂SAに寄った時と比べものにならないくらいに、綺麗になったSA。食事する施設が豊富になっていて、何を食べようか悩んだ程だ。結局みんな和食を食べ、久し振りのお米にありつく。皆さすがに疲れているのか、言葉少なく食事に集中。食後、いつもの笑顔が戻る。要するにみんなお腹が減ってただけなのね。当然気持ち悪かったのも治る。一服した後、帰りの道中眠らないようにとスタミナドリンクやコーヒー、フリスク等を購入し、カーステのCDを渋さ知らズに変えて、いざ出発。帰り道ってことで、くみこさんを家の近くまで送ることに。府中で下りて、武蔵野近辺の自宅に22時半頃に到着。挨拶をして別れる。さて、最後はともえさんを千葉まで送り届けなければ。高井戸のインターまで一般道で進み、途中でガソリン補給してから首都高に。途中、何度か工事渋滞に巻き込まれる。特に湾岸道に乗るまでが酷く、当初0時に千葉到着予定が結局、木場辺りで0時を回ってしまった。途中でCDをUNDERWORLDのライヴ盤に変え、10月に幕張でやるUNDERWORLDのライヴの話題をする。俺がチケット取り忘れた事を話すと、くみこさんが行く予定だったチケットが余ったので、結局俺がそれに行くことになる。ラッキー。そのまま、仕事の話とか友達の話とか、結構和んだ話題に。駅まで送っていくはずだったけど、電車もなくなってしまったので、家の近所まで送っていくことに。結局彼女を送り届けた時点で、時計は0時50分を回ろうとしていた。

  ひとりになって気が楽になった俺。当初一般道でタラタラと帰ろうと思っていたものの、多少お金がかかってもいいや‥‥ってことで、結局千葉北から佐原まで東関道を使うことに。音楽もそれまでのクラブ系から、いきなり娘。にチェンジ。2日振りの娘。だぜ!ってことで、自ら編集したCD-Rを大音量でかけて高速を爆走。一般道に下りてからも、明らかに高速と変わらないスピードで走り、結局2時過ぎには自宅に到着。首都高での予想外の渋滞があったものの、それでも予想してた時間よりも早く家に帰れた。もしSAでの食事や首都高での渋滞がなかったら、1時には家に着いてたんだもん。サマソニ@富士急の時は、大月のジャンクション辺りで大渋滞した記憶があったので(あの時は、富士急を21時に出て、東京に着いたのが2時半、自宅到着は4時半だったもんなぁ)翌日休みを取ってそれなりの覚悟をしてたんだけど、さすがにシーズンオフってこともあり、中央道での渋滞は一切なしだった。よかったよかった。

  帰宅後、そのまま風呂にも入らずに寝ようと思ったんだけど、スタミナドリンクとかコーヒーが効いたのか、それともライヴでの興奮が冷めやらないのか、全く寝付けず、結局留守録してたハロモニやサマソニ特番を最後まで観てしまう。で、寝付いたのが4時半という‥‥何やってんだか。

  つうわけで、これが俺の朝霧ジャム初体験記。読んでもらえば判る通り、本当に最高でした。ハッキリ言って、フジに何度も行ってて朝霧をスルーした人、激しく後悔してください。こんなイベントをみすみす逃すなんて‥‥

  朝霧高原でフジロックをやれば‥‥なんて声も会場内で聞こえてきたけど、それは無理だと思う。確かに広さ的には問題ないだろうけど、アクセスの問題が大きいし、近くに宿が少ないこともポイント。キャンプを最初から想定すればいいだろけど、そうするとますます敷居が高くなる。それと夏場は、軽井沢帰りの観光客と日曜夜にかち合って、大月ジャンクションで大渋滞を引き起こす可能性大。そう考えると、フジはこのまま7月末の週末に苗場を使い、朝霧ジャムは朝霧ジャムとして9月末の土日にやればいい。こっちはこっちで、夏フェス後夜祭といった趣向で盛り上がればいいわけだ。何て贅沢な後夜祭なんだろう。これで2日間8,000円なんて‥‥安過ぎだよマジで。

  音楽的にはヒップホップ、ラウドロック、UKギターロックを排除した、どちらかというと狭い感じがするけど、実際はジャムバンドなんかも出るのでいろんな人が楽しめるはず。特定のジャンルしか楽しめない人は正直来ない方がいいけど、今年のフジロックでの深夜ダンステントを楽しめなかった人は、今回のAPHEX TWINや田中フミヤで大満足した、という声も。有名大型バンドに拘らない姿勢はとても好意を持てます。個人的には夏のフジロック、秋の朝霧ジャム、そして冬のエレクトラグライドといった感じでこのままずっと続けて欲しいです。パーティー好きにはたまらないイベントですからね、これらは。

  そういえば、今回の朝霧ジャムは、いろんな人との新しい出会いが沢山あったなぁ。フジでは人の多さも手伝って(また個人行動が多かったこともあって)終始ギスギスした感じで行動してたけど、朝霧ではそういうの、全然なかった。見ず知らずの人に話しかけて世間話したり、たき火囲みながらどこの食事が旨かったとか語ったり、テントの中で今年のエレグラ出演者を予想したり‥‥その場限りの出会いかもしれないけど、音楽を通じていろんな人と交じり合うことが出来た。特に最近は仕事に追われ、ネットでの人間関係も希薄になりつつあった中だけに、これは大きな転換期になったんじゃないかな、俺にとって。

「Camp in 朝霧 Jam It's a beautiful day」DAY 1@静岡・朝霧アリーナ(2002年9月28日)

  朝4時半起床。マジで遠足前夜の小学生の如く寝付きが悪い。結局「タモリ倶楽部」を最後まで観てしまい、そのまま勢いで「美少女教育2」最終回も観る。結局、3時間ちょっとの睡眠時間。目覚まし時計を止めたまま、10分程寝てしまうも、すぐに気付き飛び起きる。顔洗って、チケットと荷物の確認を今一度行い、5時に車へ荷物を運び、そのまま出発。

  やはり今日の天気は雨。強く降ったり小雨になったり、時々止んだり。日本列島全体に雨雲が被った状態らしく、こんな日本列島の端っこでさえ強く降ったりしてるんだから、富士山の周りなんて、もう‥‥朝から鬱気味。

  とりあえず、千葉市内の某駅で同行者のともえさんを拾う為、一般道で向かおうと思ったものの、出足が少し遅れたのと雨天のお陰で、だいぶ時間を食う。結局、途中から高速を使い、無事約束の7時前には到着。逢ったのは初めてだったものの、お互いに一発で判っちゃった。そりゃそうでしょう、こんな時期にキャンプに行きそうな格好した奴ら、そうはいないだろうし。
  初対面の挨拶もそこそこに、とりあえずそのまま東京駅まで向かう。もうひとりの同行者、くみこさんを拾うために。ここからはずっと京葉道路を使う。車中で今年のフジロックが互いに不完全燃焼だった話、テクノはいいよねって話、キャンプ経験豊かなともえさんの話(弟さんがボーイスカウトだったこともあり、いろいろ詳しかったりする)、WIREに行けなかった俺の為に今年の会場内はこんな感じだったという話題等を、UNDERWORLDの新譜をバックに小1時間程語り明かす。途中、事故渋滞に巻き込まれ、結局錦糸町で高速を下り、そこから一般道で東京駅へ向かう。ま、約束の待ち合わせ時間が8時半だったので、それでもかなり早く着く計算なんだけど。結局、都内も雨のせいかそこそこ混雑してたので、何だかんだで8時20分頃に駅前到着。フジロックの時同様、みずほ銀行前(旧・富士銀行前。フジロックだけに富士銀行前集合だったというのはここだけの話)に一時停車し、連絡を取る。10分後、無事くみこさん到着。挨拶もそこそこに、荷物を車に積み込み、カーナビを朝霧高原にセット。さぁ、いざ出発。

  永福辺りまで一般道で進み、そこへ向かうまでに皇居周辺や国会議事堂、最高裁判所などを通過。ちょっとした都内観光気分。くみこさんも元々千葉の人で、ふたりは中学~高校の同級生なのだそう。歳は俺の5~6歳程下。3人共通の話題といえば、ソウルフラワー。去年のフジロック、3人共ステージ真ん前の最前列で観てた事が発覚。そこでニアミスしていたとは。

  首都高から中央道へ入り、雨は本降りに。朝早かったこともあって、皆ちゃんとした食事をしてなかったので、途中のパーキングで一旦休憩。しかもよりによって「石川」PA。雨だろうが、さすがに観光バスは多い。行楽地へ向かう親子もかなり見受けられる。朝霧ジャムへ向かうであろうロッカー達はここでは判断不可能。とりあえず軽食を取り、30分後に出発。ここでカーステのCDをUNDERWORLDからソウルフラワー「SCREWBALL COMEDY」に変える。3人大盛り上がりで大合唱。去年のフジの帰り道、このCDを聴きながら首都高で朝焼けを見て泣きそうになったっけ、なんて話をしつつ。

  河口湖ICに近づくにつれ、雨足が強まり、若干霧も出てくる。しかしICを下りた途端に雨は上がる。この時点でまだ11時前後。折角のキャンプなので、バーベキューなり何なり、ちょっとした料理を現地でしようということになり、IC付近にあったスーパー「セイフー」で買い物をすることに。車を降り、空を見上げると雲の隙間から晴れ間が‥‥これはもしかしたら‥‥気持ちがかなり盛り上がる。

  さすが河口湖近隣ってこともあり、スーパー入り口付近にキャンプ用のガスコンロやバーベキューセット等が売られている。そこで我々は豚汁を現地で作ることに。安いガスコンロ(2,000円弱)と、長ネギ1本、水煮されたゴボウ+ニンジンのパック、豚肉、パックのインスタントみそ汁、更に現地で酒代がかからないようにと紙パックの焼酎&割るためのウーロン茶やカルピスを購入。更に上のフロアの100円ショップで鍋やおたま、紙食器類を購入。俺も買い忘れていたテント内に敷く薄い銀マットを購入。
  スーパー内で地元のケーブルネットを使ったインターネット無料体験が行われていて、高校生2人組が何やらやっている。ふとモニターを覗くと、2ちゃんねるの娘。狼板。ここにまで来て2ちゃんて。

  さて、気を取り直し、いざ朝霧高原へ。カーステで鳴るソウルフラワーは更に音量が大きくなる。道はどんどん登りになっていき、河口湖周辺を通過。雨は降ったり止んだり。途中から霧がかなり濃くなり、湖が見えるはずの場所も、霧で見通しが最悪で何も見えず。そうした悪天候のためか俺の気の緩みからか、途中で道を間違えたらしく、本来国道139号線を走っていなければならないところを、何故か71号線だったか何か全然違う道を走っていることに気付く。ナビを信じていたがために何の疑いもなかったが、持参した去年の朝霧ジャムのフライヤーに載っている地図とはかなり違うところを走っていることに今更気付いてしまい、途中停車して、ナビを再設定。けど、結局近道を通っていたらしく、そのままでも無事会場に着けたのに設定し直すもんだから、ちょっと遠回りすることに。途中で、既に会場入りしている彼女達の友人から電話が入り、現地は雨が降ったり止んだりで、駐車場に入るのに1時間もかかっているとの情報が。こりゃ最悪の事態にならなきゃいいけど‥‥

  12時40分頃、無事会場周辺に到着。が、反対車線がかなり渋滞している。何これ? 看板の表示に沿って進み、本来の駐車場入り口から入場する。牧草地といった風景が目に入るものの、5メートル先から霧で何も見えない状態。あちゃ。駐車出来ると安心したのも束の間、途中でスタッフに「ここでUターンして、さっきと反対車線に向かって走り、スタッフの指示に従ってください」と言われ愕然とする。そうか、あの渋滞はそういう意味だったのか。会場入りして知ったのだけど、この悪天候のせいで、本来使うはずだった駐車場がぬかるんでしまい、車が入れないような状態で使えなくなり、緊急に駐車施設を地元からいろいろ借り回っていたそうな。一番早くに着いた人達なんて、会場からかなり離れた駐車施設まで誘導され、会場までシャトルバスで移動することになったそうだし。で、俺らはまだいい方で、会場裏側の道路にずら~っと一列、路上駐車させられることに。けどさ、これもまた大渋滞で、何だかんだで結局1時間近く駐車待ちすることに。途中、京都から友人と参戦したzipperくんから電話が。既にテントを張った、会場は霧が濃く、ステージが全く見えないとの情報を貰う。その場で3人して「それって天神山でのフジロックみたいじゃん」と退き気味に。ま、あれと違うのは、今回は台風じゃないから、まだマシってこと。1時半過ぎに、ようやく駐車完了。会場まで徒歩5分程の場所だったので、正直助かった。まずはテント道具だけ持って会場入りすることに。彼女達も2人用のテントを持参していたものの、この雨の中さすがにテント二つを張る気力もなく、結局俺のテントに3人で過ごすことに。ま、夜寝るだけだし問題ないでしょう。大体俺だって寝不足&長距離運転の疲れ&踊り疲れて、変な気起こすこともないだろうし。

  会場全体をざっと見渡した感じでは、確かに天神山でのフジロックに近い印象。つまり、ステージ後方にそのままテントを張ってもよく、他にもテントを張る場所は沢山ある。ステージの作りや会場内の雰囲気は、苗場以降のフジロック、フィールド・オブ・ヘブンをそのまま持ってきたような印象。お香の匂いが既に充満していて、それだけでウキウキ気味。3人共興奮しながらステージに向かって歩き出す。が‥‥本当に霧が濃い。雨は、まぁ本降りまでいかず、バラバラ降りっぱなし状態。既に会場入りしていた彼女達の友人、名古屋のあいちゃんと対面。彼女達は去年のフジロックで出逢い、その後去年のWIRE、今年のフジやWIREで再会していたそうな。挨拶もそこそこに、初のテント張りに挑戦。いきなり5人用の大型テントをひとりで張るのは無理があるとは判っていながらも、これ買っちゃうし‥‥けど今回は経験者のともえさんにだいぶ助けてもらい、無事20分でテント張り完了。テントを張ってる最中にスマッシュの大将こと、日高社長が登場。既にステージ前には人が集まっている。ステージの上に誰がいるとか、そういうのは霧で確認不可能。唯一、ステージ上の照明が霧と雨の中、幻想的な空間を作ってくれている。大将は「今日は最高の天気」と宣う。本当、最高の天気だよ‥‥思えば、俺はフェスに出向くようになってから、こういう本格的な雨には遭遇したことがなく、ある種過酷といえる環境・状況で初キャンプをすることになったのは、今後のフェス人生に於けるターニングポイントになるかも‥‥と行く前からずっと思っていた。もしここで満足のいく生活が出来れば、来年のフジは間違いなくキャンプすることになるだろう。それを占う意味でも、今回の朝霧ジャムは自分にとって重要になるに違いない。時計は14時を回り、テント張りをしながらライヴはスタートすることになる。


◎PE'Z

  ブラスを含んだジャズロックバンド、というイメージを持っていたが、まったくその通りの音だった。残念ながらステージ上でどういったメンツで、どういうライヴが繰り広げられいたかは全く確認出来ず(霧で5メートル先は全く見えなくなってた)。作業をしながら音を聴いてたけど、踊るにはもってこいの音。唯一知ってる曲(最近のシングル)が一番最後に演奏されたが、やっぱりカッコイイ。アルバム買おうと思ったけど、CCCDなのでスルーしたんだよな。確か去年のフジに出て、ヘブンでやったんだよね。うん、こういう雰囲気にピッタリのバンド。もっと余裕がある時に楽しみたかったなぁ。

  PE'Zの最中にテント張りが終わり、zipperくんに電話する。すぐに俺に気付き、半年以上振りの再会を果たす。久し振りのライヴ&野外フェスは初体験の彼。やはり雨にちょっと面食らってるような印象を受けるも、この空間・雰囲気はかなり気に入った様子。そりゃそうだろう。俺だって会場に入った瞬間に「苗場フジを越えた!」と実感したもの、まだライヴ観る前に、会場内を探索する前に。既に駐車場入りでの混雑は忘れている。その位、最高のシチュエーション!

  ライヴが終わった頃、zipperくんと別れ、俺達は車へリュック等の荷物を取りに戻る。しかし、霧のお陰で道を間違え、何だかんだで20分程歩き回る。周りが似てるような場所ばかりだし、更に霧濃いし。

  テントに再び戻り、荷物を置いて雨具を脱ぎ一段落。恐らくこの日の気温、10度前後だったと思う。河口湖IC付近で15度だったから、更に標高の高い&常に雨が降ってる&霧が濃い朝霧高原はもっと低いに違いない。雨の中、濡れながらテントを張ったのでさすがに身体が冷えている。そこで早速お酒で身体を温めることに。いきなりテント内で3人して呑み始める。買った焼酎は25度。それをウーロン茶やらカルピスやらで割るんだけど‥‥明らかに焼酎が紙コップに半分以上入ってる気が‥‥だって焼酎の味しかしないし、ただ色が付いただけだし。けどそんなことお構いなし。盛り上がった気持ちを抑えきれない俺達は乾杯をして、一気に飲み干す。疲れと寝不足から、すぐに酔いが回る。つうかこれ、かなり強いよ。我慢出来ずにみんな横になる。更に寒かったので、早くも寝袋を出して、清志郎まで仮眠することに。


◎LAUREL AITKEN

  つうわけで、テントの中で音をちょっと聴いたのみ。70歳の爺様によるレゲエ/スカ。ほろ酔いを越えた泥酔状態の中、ホントに夢見心地で聴くものの‥‥ゴメンナサイ、殆ど記憶にないです。ただ、MCが非常に聞きやすい、簡単な英語だったということくらいしか覚えてません。去年&今年のフジでクロージングバンドのメンバーとして参加してたSANDOKANも来てたらしいけど‥‥

  酔うと眠くならないで、むしろ目が冴えてしまう俺。結局ウトウト状態のまま清志郎の時間に。大将がまた喋ってる。それによると、清志郎は自転車で途中まで来たものの、この雨のせいで引き返してしまった、今日は出ません、もう清志郎は友達じゃない、その代わり名古屋(大阪だったかな?)では名が知られた期待の新人が来てます、最後にみんなで「清志郎のバカヤロー!」って叫びましょう、等々。内心「清志郎出ないなら、もう1時間寝られる」そう思って寝袋を頭まで被る。目が覚めていたくみこさんもそう思ったらしく、一旦起きあがったものの、また横になる。

  しかし、ステージから聞こえてきた声は、声色を変えているものの、明らかに清志郎その人の声だった‥‥しかももうひとりのメンバーとショートコントしてるし(!)。パシッっていうハリセンで叩く音が聞こえた瞬間、バッと起きあがり、そのまま雨の中ステージ近くへ向かう。寝ていたともえさんを起こし、3人で初めてステージ前方へ向かう


◎忌野清志郎

  フジロックには1998年から皆勤賞、しかも今年のフジには4日間連続出場、それだけでは飽きたらず、深夜会場内で即興ライヴを行う等のゲリラライヴまでした清志郎。しかし、俺がフジロックでちゃんと彼のステージを観たのは、1999年の苗場のみ。あの"君が代"騒動直前のことだ(しかもこの日がその「君が代」初披露だったはず)。その後、去年の4月に武道館で行われたイベントや、今年のフジでの即興ライヴ等は観てるんだけど‥‥ステージ上には変な被り物をした男がふたり。ひとりはギターを弾き、ひとりはリズムマシーンを操りながらタンバリンを叩く。ダイドーのCMで唄ったあの曲からステージがスタート。がしかし、一旦我々はそのままステージをスルーして、レストランエリアへ。丁度、清志郎は"イマジン"を唄い始める。一通り見回った後に、たき火をしていたスタッフとそれを手伝うお客の兄ちゃんがいたので、世間話を。雨のせいで薪が湿り、なかなか火がつかないらしい。清志郎の歌をバックに一緒に手伝う。その内、関西弁のカワイイ子(ZONEの真ん中のボーカルの子似)も加わり、四苦八苦。清志郎が"空がまた暗くなる"を唄い始める。一緒に口ずさみながら、みんなで火を点ける。ボランティアで参加してる地元のオバチャンのアドバイスの元、何とか少しだけ火が点く。それを見て安心、「お仕事頑張ってください」とスタッフ達に声をかけ、ステージに戻る。清志郎は"SWEET LOVIN'"を唄っている。アコギなんだけど、ソロパートになるとオーバードライヴかけたりしてソロ弾きまくり。ステージ前は人だかり。足下は芝生なんだけど、人が歩き回るもんだから、既に場所によっては泥沼状態。暗くなった足下を恐る恐る確認しながら、前へ前へと進む。すると清志郎はあのリフを弾き始める‥‥"雨上がりの夜空に"! ホントにこの頃には雨は上がっていた。みんな大合唱、俺もたまらずステージ前まで進み、踊りまくり、唄いまくり。なにげに10年近く振りの「雨上がり」だ。空は雲に覆われ星は見えなかったものの、霧は少しずつ晴れ、後方に張られたテント達やオーディエンスの顔が手に取るように見えた。スゲエ!

  一番最後はお約束の"君が代"。オーバードライヴでは飽き足らず、ワウまで使う清志郎。アドリブは去年の武道館の時と一緒で、お客は大盛り上がり大会。「愛してる」という言葉が薄っぺらくなった昨今、この人がステージから放つ「みんな、愛してるぜ」だけは一生信用できると思う。もう俺的には、2日間の元は取ったも同然の2曲だった。

  ライヴが終わり、女の子達3人と別行動になり、再びzipperくんと連絡を取り、しばし歓談。フジロックの話や今の清志郎の話など話題は尽きず。ふと空を見上げると、なんとビックリ。月や星が見えるじゃないか! 正しく清志郎マジック。などと感動していた中、気付けばROVOがスタートしていた。


◎ROVO

  フジに出演しているものの、いつもスルーしてきた。朝霧直前にライヴ盤が出たものの、買いそびれてしまい、結局俺はデトコペとのスプリット・シングル1枚しか聴いていない。そう、殆ど知らない状態で彼等に接することになったのだけど‥‥これがかなり好みのバンドだった。ツインドラム&ツインキーボード(内ひとりはサンプラー等を駆使するDJ的役割)&ギター&ベース&バイオリンという編成(だったはず。俺の位置から確認出来たのはこのメンバーのみ)。ニューロックというか、アブストラクト的というか、非常に最近のMOGWAIなんかと近い印象を受けた。人力テクノ的ナンバーが多く、ヘッドフォンで聴いても楽しいだろうし、クラブのような薄暗い狭い空間で聴いても楽しいだろうし、こうやって壮大な自然の中で聴いても気持ちいい。単純に自分の好みってのも大きいだろうけど、こういう神秘的な音がこの日の朝霧の空気(真っ暗闇の中、霧の濃い状態)とマッチしてたってのも大きい。山本精一のギターワークも幻想的だったけど、やはりこのバンドの要はツインドラムと、そこに被さる勝井祐二のバイオリンだと思う。ツインドラムによるドラムソロなんて圧巻だったし。タイプは違うけど、デトコペと通ずる「熱」を感じる。デトコペが「陽」ならROVOは「陰」。そんな印象。後でちゃんとアルバムチェックします。

  ROVOを聴きながら、この日初めてのちゃんとした食事を取る。ラーメン食べたけど、普通に旨かったッス。ROVOが終わって会場内をブラブラしていると、ともえさんから電話が。いよいよ豚汁を作るので戻って来てとのこと。テント前に戻ると、タープ内には既にガスコンロと材料がセッティングされていた。2チームに別れて、くみこさん&あいさんが下準備、俺とともえさんが野菜洗い&水準備をすることに。しかし、長ネギ持って会場内を彷徨く俺って。

  寒さのせいかコンロの火力のせいか、なかなかお湯が沸かず時間がかかる中、TORTOISEがスタートする。


◎TORTOISE

  最新作「STANDARD」しか聴いたことがないので、これ1枚で彼等をイメージすると、ちょっと違った印象を受けるステージだった。とにかくカッコイイ。メンバーが曲によって楽器を持ち替えたり、ギターが入らないでグロッケンを二人で弾いてたりとか、ツインドラムになったりとか。曲もフュージョンぽい和み系から、ポリリズム多用の人力アブストラクト的ナンバーまで。ジャズ~スカ~ロック~ポストロックと、この日の出演者は音楽的にバラバラだったけど、ROVOからTORTOISEの流れはとても自然だった。ギターロック YEAH!とか言ってる人には無縁の世界だと思うんだけど、やっぱりこういう環境にはミッシェルもOASISも要らないと思うし、むしろこういう音やジャムバンド的なスタイルの方がマッチしている。フジロックが雑多な音楽性を有するなら、朝霧ジャムはもっと狭い、限定されたスタイルでいいと思う。本来ならTORTOISEのようなバンドってフジのヘブンにピッタリなんだろうけど、今年の状況を考えると、朝霧ジャムで正解だったと思う。ROVOの時も思ったけど、霧で照明が霞みがかった状況がまた、夢の中にいるような幻想的な空間を作り出していて、更にTORTOISEのサウンドがそこに追い打ちをかけるように幻想的。うわっ、来年はここでMOGWAI とか見たいです、マジで。

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  TORTOISEを観ながら、我々4人は豚汁を食べながら再び焼酎を呑み、身体を十分に温め深夜のダンステントに備える。22時過ぎにメインステージでのライヴが終了。三度大将が出てきて、今日はこれでおしまい、これから22時半にDJステージの方で朝5時半までDJがあるので、体力余ってる奴らはそっちに集合、それ以外の人はテントでゆっくりして、朝まで身体を休めてくれ、明日は10時から地元の和太鼓ステージでスタートするから、とメッセージを残す。

  酒で完全に酔っ払った我々4人は後片づけもそこそこに、23時頃にDJフィールドの方へ向かう。足下は真っ暗で、完全な山道。途中、何度も転びそうになりながら、約10分程で会場に到着。両方のステージが交互or同時進行ではなく、あくまでライヴステージは22時に終了し、そこから朝まではDJフィールドのみで音を鳴らす。メインステージ周辺は真っ暗になって、寝たい人はこっちで寝ればいいし、たき火も一晩中絶やさずに点いているので、寒さをしのぎたい人や宿のない人はここで暖をとればいい。フジみたいに5時になったら会場を追い出されることもないので、寒ささえ何とかなれば生きていける。ここはそうい場所なのだ(但し、絶対に10度は下るので、野宿組はかなりの覚悟が必要。マジで死にかねないし、そういう過酷な状況だったとだけ付け加えておきます)。

  既にDJフィールドには人だかりで、皆踊り狂っていた。会場規模でいったら、メインステージはフジのグリーンをちょっと縮小した広さの中に、ヘブンクラスのステージが設置してあるイメージで、DJフィールドは規模的にはヘブンと同クラスだった。ステージといっても、完全なるDJブースのみ。俺らが到着した時には既にDJ AYASHIGEがスタートしていた。


◎DJ AYASHIGE

  WRENCHのボーカルによるDJプレイ。WRENCH自体がポストロック的というか、非常にクラブシーンを意識したサウンドなのは、メンバーのこういう課外活動によるものなのだという事がよくわかった。どちらかというとトランス的な曲が多く(トランスっていってもエイベックス的なパラパラ踊りそうなトランスに非ず)、非常に踊りやすく盛り上がった。既に少しずつ疲れが出てきていたものの、最後まで気持ちよく踊れた。

  途中、女の子達が前の方まで突き進んでしまい、気付けばひとりで踊っていた。そうこうするうちに、いよいよこの日のお目当て、APHEX TWINのDJプレイだ。


◎APHEX TWIN

  去年のエレグラではマックのパワーブック1台で全てを済ませたこの男、今回はちゃんとDJらしくプレイしてました。が、相変わらず机にしがみつくような低い姿勢で、物思いに耽る難しい顔でのDJプレイ。曲は自分の曲も含め、古めのテクノ/ハウスナンバーをリチャード風に料理していた。全体の構成は去年のエレグラに非常に近い感じ(ゆったり目のリズムで踊りにくいナンバー→高速ビートのハイパーナンバーという流れ)。APHEXが始まる頃にともえさんが俺を捜し出し、ふたりしてステージに一番近い位置まで移動し、リチャードを観察しながら踊り狂う。二人共相当疲れていたにも関わらず、最後まで踊り倒し。俺なんて途中、踊りながら寝てたし。

  リチャードのプレイが予定時間よりも10分近く早く終わり、今度は田中フミヤの出番‥‥さすが、ステージ近くはギャル率高し。フミヤ君はいつの間にやらDJ界の王子様になっていた。


◎田中フミヤ

  さすがフミヤ。この日のプレイは如何にも「フミアート」といった趣向で、「TRUE LOVE」やらチェッカーズナンバーのメドレーで会場をどよめかせていました‥‥ってそれはフミヤ違い。本当は、いきなり地味にスタートして(しかも踊り難い)、まりんの曲等をプレイしてました。徐々に盛り上げていってるんだけど、こっちは既にガソリン切れ。女の子達はちょっと休んだら、またすぐに踊りに戻ってといった具合。俺は明日の帰りの運転のこととか考えて、2時過ぎにテントに戻ることにした。

  既に雨は止み、空には月だけでなく星もちらほら見え始めていた。DJフィールド内のトイレに入ろうとすると、何故かカメラを持って何かを待ちかまえる人が多い。何、俺の小便してるところを隠し撮り?なんて寝惚けていると、目の前のトイレから馬鹿デカイ外人が出てくる‥‥って、リチャード・D・ジェームズさん(APHEX TWINね)じゃないですか! 思わずその場でチビりそうになりました。出てきた瞬間、みんなカシャカシャ写真取りまくり。気付けば同行した女の子達もカシャカシャ。あれはマジでビビッた。

  みんなで一旦テントに戻り、女性陣はまた呑み始め、俺は運転疲れもあるので先に休むといってテントに隠る。ウトウトし始めた頃に、DJ EYE(BOREDOMSの山塚アイさんね)のプレイがスタートしていたらしいけど‥‥フミヤとのつなぎ目が全く判らない程に自然だった。で、気付けば3時前には爆睡状態に。

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