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2003/02/22

BON-BON BLANCO『涙のハリケーン』(2003)

  BON-BON BLANCO通算4枚目、2003年初のシングルはアニメのタイアップ付き。これまで以上にラテン色を前面に打ち出して、尚かつ過去最高のBPMとテンションを持つ攻めの1曲 "涙のハリケーン" と、脳天気なパーティーチューン "White♡" という毛色の全く違う2曲を収録。これまでのようにリミックステイクが入ってないのは、ちょっと残念(結構これを期待してたんだけどね、俺)。

  "涙のハリケーン" を最初に聴いてまず思ったのは、そのテンションの高さとメロディのいい意味での下世話さ。これまでの楽曲って、どこかオシャレで品の良さがあった気がするんだけど、この曲にはあまり知性みたいなものは感じられないし(いや、今までもそんなに感じなかったけど)、なんつーか本能のみで動いてるような感じを受けたのね。ちょっと例えが違うかもしれないけど、モーニング娘。でいうところの "サマーナイトタウン" と "LOVEマシーン" くらいの違いがあるっつうか、そんな感じ。楽曲の完成度からすると(この辺はまぁ個人の趣味も加味されますが)以前のシングル曲の方が高かった気がするんだけど、そういう問題じゃないんだよね。もう、全てにおいて勢いを感じるわけですよ。

  今までのシングル、どの辺の層を狙って制作された楽曲なのかがちょっと謎な部分がありましたが(以上に完成度の高い楽曲とか、クラブ受けを狙ったかのようなリミックスとか)、今回は完全に絞ってきたように思います。そしてそれは、本日放送された「ミュージックステーション」出演時のパフォーマンスを観て、更に強く感じました。いえ、決してモー娘。の後を追うとか、そういうことじゃないですよ。

  女性の中でアイドルらしいアイドルで成功してる人達って、今あまりいないじゃないですか。それこそ、そこそこ成功してるとなるとみんなハロプロだったりするし。アーティストなのかアイドルなのかバンドルなのか、とても微妙な存在が多すぎるんですよ。女優とかまでやっちゃって、妙な幅利かせたりして。で、その割りに歌はあんまり成功してなかったり、とかね。

  で、ボンブラを見ると‥‥もう、直球勝負に出たな、と。いや、これまでもそうだったんだろうし、俺がそれに気づいてなかっただけなんだろうけど、今回は特にその力の入れ具合の違いを感じるわけ。「Mステ」出演とかもその一環だと思うし、タッキー&翼やモー娘。と肩を並べて歌うってことにも、いろんな意味合いが見えてくると思うんですよ。

  とにかく‥‥これは売れますよ。ま、大ヒットとまではいかないまでも、かなりいいとこまで行くと思う。で、後はアルバム出してブレイク間近までいって、次のシングルで本格的にブレイクするという‥‥そんなシナリオが既に出来てるんじゃないでしょうか?

  クールな一面はタイトルナンバーに任せて、アイドルらしい可愛らしい路線はカップリングの "White♡" に任せるという、ね。有名曲 "La Bamba" とか、ああいうノリのラテンナンバー。ハロプロ系がこの手ををやるとちょっと嘘っぽさを感じてしまうんだけど(いや、ココナッツ娘。とかなら違和感ないんだろうけど。ま、偏見でしょうね俺の)、やっぱりボンブラのあの佇まいを見てしまうと‥‥ラテンパーカッションがあれだけ並んでて、それを派手に踊り、ジャンプしながら叩くというね。そういうイメージが強いんで、もう曲聴いただけで絵が浮かぶんですよね。

  奇しくもモー娘。は最新シングルの中でレゲエ/ダブに接近し(「ひょっこりひょうたん島」c/w曲の "宝石箱" )、ボンブラはもっと違った方向に行く。勝手な妄想だけど、俺的にはこれだけで十分に面白い。どっちが上とか下とかの問題じゃなくて、同じ「アイドル」と呼ばれるグループが、こうやって音楽的に遊んでるという点。勿論それを作ってるのは彼女達じゃなくて、製作陣の方なんだけど、こういう風に作り手が深みのある「遊び」をドンドン試してくれることを楽しみにしてます。

  つうわけで、今夜も我が家ではボンブラがヘヴィローテーション中です♪



▼BON-BON BLANCO『涙のハリケーン』
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投稿: 2003 02 22 12:27 午前 [2003年の作品, BON-BON BLANCO] | 固定リンク