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2003/02/12

BON-BON BLANCO『愛 WANT YOU!!』(2002)

  昨年末辺りから、ずっと取り上げようと思ってたBON-BON BLANCO、通称ボンブラ。なんか、ハロプロに突っ走ってから、こういう音に対して貪欲になってるような気が‥‥気のせいかな? ま、単純にクオリティの高い、いい曲だということで、今回紹介していきたいと思います。

  このグループ、余所のアイドルグループと大きく異なる点があります。女性5人組なんですが、基本的に歌うのは真ん中のAnnaのみ。で、他の4人は何をやるかというと‥‥コンガであったり、マラカス、ボンゴ、ティンバレスといったパーカッションを担当するわけです‥‥で、それだけパーカッション類が充実してるんだから、それらが楽曲に反映されてるのかというと、されてるんですね確かに。

  このデビューシングル "愛 WANT YOU!!" は、イントロからしてパーカッション乱れ打ちみたいな感じでスタートする、非常にダンサブルなポップソングに仕上がってます。基本的にはハウス系のバックトラックに、メンバーが叩くパーカッション類が乗っかる、という形態なんだけど、特に耳障りでもなく、逆に要所要所に入るパーカッションの音が心地よいです。

  で、この楽曲の作曲&編曲を担当しているのが、「大島こうすけ」という人。いざ名前を出されて「ああ、あの人~」というような濃ゆい人はなかなかいないと思いますが、この人、初期WANDSのキーボーディストだった人です(当時は大島康祐と名乗っていた)。もっとも、WANDSの全盛期といえる "時の扉" や "世界が終わるまでは" の頃には既に脱退していましたが(セカンドシングル "もっと強く抱きしめられたなら" をリリースした後に脱退)。その後、SO-FIというユニットを結成したり、プロデューサー/作曲家/アレンジャーとしていろいろなアーティストのレコーディングに携わったりしてきました。今回のボンブラの場合も、基本的には彼がプロデューサーといった感じなのでしょうか、殆どの楽曲の作曲/アレンジを手掛けています。ま、WANDSの音楽性をイメージしてボンブラに接する人はまずいないでしょうけど、全く異なる音楽性なので、念のため。

  カップリングには、俺と同年代且つMTV世代なら憶えてるであろう、MIAMI SOUND MACHINE(後にグロリア・エステファンのソロユニットへと移行)初の全米ヒット曲である "CONGA" のカバーが収録されていて、これがまたかなりカッコいいリミックステイクになっています。ここではパーカッション類の音はほぼ皆無で、基本的には打ち込みのみ。ま、それはそれでかなりカッコいい出来なんですけどね。また他にも、タイトル曲を更にクラブリミックスしたテイクも収録されていて、トータル的にもかなり「ビート」「リズム」を強調した作りなってます。

  しかし、だからといってメロディが疎かになっているわけでもなく、非常に馴染みやすいポップなメロディやコーラスを持った1曲だったりします。これがデビュー曲だっていうんだから‥‥完成度高すぎ。何やら100曲近い候補曲の中から選んだっていう噂もあながち間違いではないかな、と。最近のハロプロものばかりを聴いてる耳で接すると、アイドル云々を抜きにしてもかなり高品質なポップソングとしてスコーンと耳に飛び込んでくるんですよね。勿論、路線の違いもありますが、これはこれでかなり強烈な個性を持ったグループが出てきたなぁ、と。

  間違いなく、近い内にブレイクするだろうなぁ、こんなレベルの楽曲を連発されたら‥‥。



▼BON-BON BLANCO『愛 WANT YOU!!』
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投稿: 2003 02 12 12:20 午前 [2002年の作品, BON-BON BLANCO] | 固定リンク