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2003年4月 6日 (日)

「URASUJI」@新宿WIRE(2003年4月5日)

  「URASUJI」というロック/パンク系のクラブイベントが存在することは、実はその名前程度は知ってるというだけで、実際どんな曲がかかるのかは全然知らなかったんですね。しかもゲストライヴがあるなんてのも。だってさ、WIREってメチャメチャ狭いっていう印象があるんだけど(いや、実はWIREって今まで入ったこと、なかったんだよね。場所は以前酔ってオネエチャン連れて新宿を彷徨ってる時に1回通ったっきりで。ってあの辺を酔って女連れてブラブラって、目的バレバレだな我ながら)、あんなところでライヴやるんだ‥‥って思ってたら、何と今回Theピーズがそのイベントに出演するって話を、2月頃に耳にしまして。んで、チケット取り置きしてもらったんですよ、友達にお願いして。その時点ではピーズ出演は殆ど公になっていなくて、「URASUJI」サイトの方にも1回名前が出た後、すぐ消えたという経緯もあり、騒いだのは一部のファンサイトと2ちゃんねるくらいだったような記憶が‥‥まぁそんなとこでやるもんで、チケットはすぐにソールドアウト。そりゃそうだ。

  つうわけで、今回の目的はピーズただひとつ。もう1バンド、JIGHEAD(元POGOのRYOTAのバンド)も出演するそうだけど、悪いけどこっちはオマケって感じでした。

  大雨の中、5~6年前の記憶を辿り、結局道に迷って、会場に着いたのが午後10時。既にJIGHEADの演奏は終わってました(‥‥早っ)。21時半から30分のステージだったようで、実はピーズもこの後22時半から40分の演奏になるよう。危なかった‥‥

  フロアに入ると、そりゃもう狭いの何のって‥‥ここで昔「CLUB K」がやってたんだな、未だに「LONDON NITE」やってるんだよな、とか個人的には感慨深いものがあったりして。DJがかけるラフィン・ノーズやKENZIがいちいちツボに入りまくって、ライヴ前からアドレナリン全開状態。しかもステージらしいステージもなく、DJブースの前、フロア前方にアンプやドラムセットを直に置いてるので、客と同じ目線って‥‥考えられねぇ!

  暫くして、アビさんが登場してギターを抱え、続いてシンちゃん、そしてはるの登場。ピーズのみ目当てのお客がかなりいるようで、如何にもクラブには場違いな格好をしたお客もちらほら。つうか普通の女の子多すぎ。いつものように気の抜けたような煽り(笑)で客を沸かせ、いきなり"無力"からライヴはスタート。とにかく目線が同じってのが凄い! 音はまぁ専門のライヴハウスではないので仕方ないとして(ハウリングしまくってたな、はるのマイクやベースが)、なんかピーズがその辺の小さいレンタルスペース借りてライヴやってるかのような錯覚に陥るくらい、なんつーか‥‥アマチュアのライヴを観てるような感覚なのよ。そのくらい狭い・近い・目線が一緒という。言ってる意味、判ってもらえます? セールス的にはまだまだだけど、バンドとしては既に中堅以上のクラスにいるバンドがこんな場所でライヴをやるという心意気がまた泣かせる。んで、やっぱり演奏はいつも通り素晴らしいんだから。完全に出音のみって感じだよね、アンプから直で、ドラムも生音。つうかそれで十分だもん。

  多分復活後初?な"ザーメン"は、イントロが鳴った瞬間に仰け反ったよマジで。もうね、サビは当然の如く大合唱。相変わらず、アビさんは気持ちよさそうにギター惹くのね。ソロになると顔をクシャクシャにして弾きまくって。時々ソロの時にスイッチ踏み忘れて音がバッキングの時のまんまだったり、なんて一面も。客もどんどん前に押し寄せるような感じで、DJブース後方で観てた「URASUJI」スタッフも客に向かって手を押すジェスチャー(後ろに下がれ、って意味ね)を何度もしてた程。前の方の客は完全にピーズ目当てだったんだろうけど、その後ろの方はピーズ云々じゃなくて、単に「URASUJI」にいつも通り来てる常連って感じで、楽しみ方もまた違ってて、個人的にはその辺の観察も面白かったなぁ。

  はるはMCで「クラブってところには初めて来たよ。クラブデビューだ!」とか「俺は中学生の頃、手芸クラブだった!」なんて言って客を沸かせ、そして笑わせてた。相変わらず一言一言の後にアビさんの顔色を伺うのは、既に微笑ましい域に達してるような(そしてそれを後ろでニコニコして見守るシンちゃんの姿も)。

  その後、新作の"ギャンブル"で再び暴れ、名曲"君は僕を好きかい"でクールダウン。やっぱり何度聴いても泣ける。前回以上に泣けたよ。直に届きすぎるんだもんよぉ。ここで俺、完全に壊れた‥‥もうね、ここから先の記憶がホント曖昧なの。だからセットリスト、後半は正直あやふやです。やった曲目はこれで間違いないんだけど、曲順はホント自信ないです(後で正しいセットリスト見つけて直しておきますけどね)。

  "サイナラ"はここ2回連続で、YO-KINGがゲストでハーモニカ吹いてるので、ソロになった瞬間、ステージ脇から出てくるんじゃないかと思わず構えちゃったし、"ふぬけた"はやっぱり声が出てなかったし(笑)、それより何より奥さん、"線香花火大会"ですよ!! おお、これをやってくれるか!って大興奮。「リハビリ中断」の曲はアビさんが参加してないから、全部アビさん次第なんだけど、何か日を追う毎にドンドン曲が増えてるような‥‥こうなると、数ヶ月もすれば"赤羽ドリーミン(まだ目は醒めた)"や"実験4号"を聴ける日がくるかも‥‥なんて淡い期待をしてしまいました(それより何より、演奏前にはるが言った「もう1曲、ふざけた歌にお付き合いを」が笑えた)。

  終盤に新作トップ"生きのばし"と"ゴーラン"を立て続けにやるってのも、ある意味新鮮で俺的には全然アリでした。つうかそもそも"無力"でライヴ始めるのも過去、何度もあったわけだし、正直どの曲から始まってもそれはそれで面白いし楽しめると思うんだよね。今後、何度と観てく内にどんどん様変わりしてくんだろうなぁ。こうやってライヴで新作の曲を何度も聴いてると、既に過去の曲よりも新作の曲の方が全然上にいってるんだよね、俺の中で。すっげー気持ちいいし、演奏もカッコイイし、歌も歌詞も胸にググッとくる。やっぱりスゲーバンドだよ、ピーズは。

  一番最後はやはり新作から"喰えそーもねー"。うん、こういうエンディングもカッコイイ。最近は"とどめをハデにくれ"や"グライダー"で終わるのが多かったから、やっぱり新鮮。あくまで現役ロックバンドを地でいくっていう宣言なのかな?(と勝手に解釈)もう、ピーズのファンもそうじゃない奴らも関係なく、暴れ踊り狂う狂熱の40分といったところか‥‥ってこれで40分って。短かすぎ!(ま、イベントだしな。仕方ないか)

  というわけで、たった40分のステージを無理矢理いろいろこじつけで書いて長くしてますが、とにかくね、やっぱりピーズのライヴは「サイコー!」の一言で片付いてしまうんですよ。ってそれじゃライヴレポの意味がないしねやっぱ(前回の単独ライヴのは、さすがに自分でもどうかと思ったよ。けど、ホントあの日の俺は完全に思考回路が止まってたからね。あれで勘弁してやってくださいよ)。こんな狭いハコで、しかもこんな間近で、同じ目線でピーズを楽しむなんてことは今後二度とないでしょうね‥‥やーい、やーい。観れなかったピーズファン、悔しーだろー(ってガキみたいな煽りしてどうする31歳)。

  先月から2週間に1回はピーズを観てた計算になるんだけど、今後はちょっと時間をおいて、次は5月18日の千葉LOOKか、翌週25日の新宿LOFTになる予定。千葉LOOKはチケットが無事確保出来ればの話ですが。今回みたいな距離感でのライヴではないけど‥‥ってまぁ、今回が特別なわけで、LOOKやLOFTみたいな場所のライヴが普通なんだよな。何か立て続けに間近でピーズを観てしまったせいで、今後どうやって彼等に接していこうか、正直自分でも判らなくなりそう‥‥


[SETLIST]
01. 無力
02. ザーメン
03. ギャンブル
04. 君は僕を好きかい
05. サイナラ
06. ふぬけた
07. 線香花火大会
08. 生きのばし
09. ゴーラン
10. 喰えそーもねー

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