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2004年6月24日 (木)

岡村靖幸『モン・シロ』(2004)

  さて‥‥昨年夏の奇跡的復活から少しずつですが精力的になりつつある、我らが岡村靖幸大先生の音楽活動。昨年秋にはホントに久し振りとなる単独ツアーが(無事中止にならずに)決行され、更には同年頭にリリース予定だったもののリリース中止となっていた岡村と卓球としてのアルバムも無事年末にリリースされたり、ニューウェーブ・トリビュートや尾崎豊やシーナ&ロケッツのトリビュート盤に参加し、カバーながらもソロ音源を精力的に発表してきた岡村ちゃんが、満を持してのオリジナル新曲をリリース! 「岡村と卓球」名義の "come baby" から数えても1年半、完全なる岡村靖幸名義のシングルとなると2001年春の "マシュマロ ハネムーン" 以来だから‥‥まるまる3年振りってことになるのかしら‥‥おお!(感涙)

  昨年のツアーでは新曲が一切披露されず、あくまで「リハビリ中」なんだという事実を我々に叩き付けた岡村ちゃん。今年は本気で音楽やる気になってます。この5月にリリースされた新曲 "モン・シロ" に続き、7月にもシングル、更に9/1には約9年振りとなるオリジナルアルバムがドロップされる予定なのですよ!! どうするよ、えっ!?

  というわけで、今月から4ヶ月連続で最近の岡村ちゃん関連のリリース作品(ライヴDVDや「岡村と卓球」作品含む)を不定期的に紹介していきたいと思います。まずはこの "モン・シロ" というシングルについて‥‥何せ待望の新曲ですからね!

  シングルには3曲収録されていて、表題曲となる "モン・シロ" の他に、ピアノでの弾き語り風 "未完成"、昨年10月のZepp Tokyo公演からセッション部分のライヴ音源 "セッション(@Zepp Tokyo)"(多分これ、俺が観に行った10月14日の公演のものかと思われます)という、非常にバラエティに富んだ内容になってます。

  如何にも岡村らしい極太ビートを持つ "モン・シロ" は、全盛期の岡村ちゃんを思わせるような素敵な歌詞がのったゴキゲンな1曲に仕上がってます。バンドものではなく、あくまで宅録的「密室系ファンク」に拘る岡村‥‥プリンスがいろんな意味で外へと開けているのに対し、引き蘢り~リハビリという約10年を過ごした岡村。非常に興味深い対比となってます。ホントにさ‥‥メロディもビートも歌詞も、全部「岡村靖幸」のままなんだもん、当たり前だけど。嬉しくてたまんないわけよ!

  繊細な弾き語り "未完成" にしても、岡村節は全開ですよ。ある意味アレンジや楽曲自体が「未完成」だからこのタイトル?と思えなくもないけど‥‥歌詞からですよね、当たり前だけど。でも‥‥俺からすれば、このシングルの時点での岡村がまだ「未完成」なのかな‥‥なんて思えてね。というのも‥‥聴いてもらえば判る通り、岡村ちゃん、まだ声が完全復活してません。「岡村と卓球」の時点で既に気づいてはいたんですが‥‥明らかに歌い込みが足りない感じですよね。普通、太ると声が太くなったり出やすくなったりするもんだと思うけど‥‥単に歌ってなかったのかな?という気が。ライヴでは辛い部分があるにはあったけど、基本的には夏の復活劇と比べれば10月の単独公演は随分出てたし、もうこの辺はレコーディングやライヴを重ねてコンディションを元通りに(ならなくても、それに近いくらいには)して欲しいよね、と。期待してるよ!

  で、最後はZepp Tokyoでのライヴセッション。これ、当初のセットリストには入ってなかったもので、当日機嫌が良かった岡村が「もっとやりたいんだけど、持ち曲(演奏できる曲)がないので」と急遽始めたセッション。歌われている内容や歌詞がまんま10/14のものと同じなので、絶対に自分が行った日に演奏されたものだと思います。これ聴けば、如何にライヴでの岡村が、そしてミュージシャンとしての岡村靖幸が天才的かがお判りいただけると思います。

  ファンだからさ、甘い点数を付けてしまうのは仕方ないのかもしれないけど‥‥それにしてもこれらの楽曲の完成度には目を見張るものがありますよね。さすが、引き蘢ってただけあるぜ!(えーっ!?)さっ、次のシングル、そしてアルバムに期待だせ!!



▼岡村靖幸『モン・シロ』
(amazon:国内盤CD

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