とみぃ洋楽100番勝負(32)
●第32回:「When Tomorrow Comes」 EURYTHMICS ('86)
正確にはこれ、俺が中3の頃にリリースされた楽曲で、実際その頃にかなり集中して聴き込んだアルバムのひとつがこのEURYTHMICSの「REVENGE」ってアルバムなのね。
じゃあ中学編で取り上げろって話ですが‥‥いやいや。あのね‥‥中学卒業した後の春休み。高校生でもなく、ましてや中学生でもないあの時期に、代々木体育館(オリンピックプール)に初めて行ったんですよ。そう、このEURYTHMICSのライヴを観に。
ルックスがどうだとか、ギターがどうだとか、そういうユニットでは決してないし、アニー・レノックスに惚れるということもない。もうこれは単純に、楽曲の勝利。この曲が入った「REVENGE」ってアルバムはホント名盤ですよ。勿論、その前の「BE YOURSELF TONIGHT」(有名な "There Must Be An Angel" を収録)も名盤だし、それ以前の "Here Comes The Rain Again" も、後にMARILYN MANSONのカバーで更に知名度を上げる "Sweet Dreams" も、全部素晴らしい。だから最初に聴くならベスト盤がいいのかもしれないね。シングル曲を完全網羅してるはずだし。
とにかくね‥‥この曲のポップさ、そして高揚感。エンディングに向けて盛り上げていく歌と演奏‥‥全てが素晴らしいのよ。如何にも'80年代的なのかもしれないけど、だからこそ俺は胸張って「俺より上の世代は『'80年代はSTONE ROSESが現れるまで死んでた』とか言うけど、そんなの嘘。間違いなく'80年代は俺にとって輝いてたし、魅力的だったのよ」って言いたいね。
残念ながら彼等は'90年代に入って活動休止、それぞれがソロで活躍した後に'99年に復活作「PEACE」をリリースするんだけど‥‥また分裂。いや、決して仲が悪いわけではないんだけどさ(元々夫婦だったんだっけ。離婚してもずっとコンピ続けてたわけだしね)‥‥やっぱりもう一度、ライヴを観たかったなぁ‥‥

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