とみぃ洋楽100番勝負(62)
●第62回:「We Die Young」 ALICE IN CHAINS ('90)
ALICE IN CHAINSも衝撃だったなぁ‥‥って衝撃ばかりですね、俺にとっての'90年って。いや、でも本当にそうなんですよ‥‥この年って俺にとっては暗黒の1年でして。所謂「浪人生活」を送った1年で、本当に音楽にしか頼れなかった1年なんスよね。音楽にすがってたと言っても過言じゃないくらいに‥‥
浪人中も予備校で仲良くなった奴らはみんな音楽好きだったし、当時付き合うことになった子も音楽繋がりで浪人生だったっつーね。ま、それは余計な話なんで割愛しますが。
高校時代以上にまたいろんなジャンルを聴く奴らと仲良くなるわけですよ。で、また世界って広いんだなと再認識して。所謂オルタナ系に片足突っ込んだのもこの頃だし、メタルにしてもジャーマン系(BLIND GARDIANとかRAGEといった連中)に手を伸ばしたのもこの頃。全部周りの影響な。あ、ノイズとか訳判らないジャンルもこの頃か。ジョン・ゾーンみたいなのも聴かされたなぁ‥‥
んで、ALICE IN CHAINSも友人からのオススメで。「SOUNDGARDENとかJANE'S ADDICTIONが好きなの? じゃあ絶対にオススメだから!」ってCD屋(多分新宿シスコ)で握らされたのが、このアリチェンの「FACELIFT」っていうアルバム。秋頃かなぁ‥‥俺が十二指腸潰瘍で倒れる前だから。一番混沌としてた時期。そんな時期にこのアルバム聴かされちゃあねぇ‥‥ハマるわな、そりゃ。
1曲目にいきなりこの "We Die Young" が入ってるわけですよ。今のMETALLICAにも通ずるヘヴィなリフからスタートして(ってMETALLICAが彼等に影響を受けたわけですが)、いきなり爬虫類系の声で「Scary on the wall〜」って歌い出すわけですよ。でサビが「Faster we run, and we die young」ですからね。しかも二声ボーカルで。曲によっては不協和音っぽい二声で歌ってて、気持ちいいんだか悪いんだか。ま、気味悪さは天下一品でしたね。
ヘヴィで独特な世界観があって曲が良くてメロディアスで。その後のグランジとかはギターソロ排除の方向に進んでいったけど、アリチェンってしっかりとしたソロがちゃんと入ってるんだよね。元々LAメタル系のバンドをやってただけあって、その辺の癖は抜けてないというか。ま、だからこそハマったのかもしれないけど。
'93年に観た、唯一の初来日公演には東京2日間とも足を運びました。こういう見せ方もあるんだな、とホントに驚かされる2日間でした。けど‥‥やはり長続きしないバンドでしたね‥‥そして‥‥悲しいくらいに悲惨なエンディングを迎えて。そんなシナリオ、いらなかったのに‥‥そういう悲壮感とか不幸さは全部、音楽の世界だけにしとけばよかったのにね。

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