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2004/10/21

とみぃ洋楽100番勝負(64)

●第64回:「Move Mountains」 JESUS JONES ('90)

 で、JESUS JONES。STONE ROSES好きな奴らからは完全にバカにされ続けている、時代の徒花的存在。時代がよりダンサブルなものへと移行していく中、それがROSESみたいに肉感的な方向へ行くのか、あるいはハウスやテクノのような機械的な方向へと進むのか、手段としては二者択一的な中、JESUS JONESはその両方を掴もうとしたわけですよ、効率よく。しかもそれを下世話なくらいに判りやすく。だから嫌われたんだけど。

 テクノポップとも違う、けどギターロックとも言えない微妙さ。まだ1st「LIQUIDIZER」の時点ではロック色が強いバンドだったんだけど、逆にそれが俺にとっては良かったのかな。適度に甘いルックスを持ったシンガーがいて、濃いキャラのメンバーが数人いて。佇まい的にはロックバンドというよりはアイドル的な方向性が強かったんだけど、まぁ元々そういうバンドがずっと好きだったしね。

 MTVで観た "Move Mountains" の微妙なPVが忘れられなくて、たまらずCD買ったんだよな‥‥んでハマッて。「こ、これはっ! 新しいっ!!」とか大絶賛して。後にこんなに後を引きずることになろうとはね‥‥いや、いろんな意味で。

 彼等が本格的に化けたのは、続く2nd「DOUBT」からといっていいでしょう。よりデジタルな方向へと進んでいって、EMFと共に唯一アメリカで大成功を収めた当時のUKダンスロック系バンドだったわけですしね。STONE ROSESも、PRIMAL SCREAMも、HAPPY MANDAYSも大苦戦してる中での出来事ですよ。むしろ「イギリス臭」が弱かったから成功できたんでしょうけどね。

 '90年代後半、よくクラブに行くようになって‥‥まず最初にこのJESUS JONESの名前を挙げるとバカにされるのな。音楽雑誌的にも、そして洋楽史的にもSTONE ROSESこそが正しい歴史になっていて、その対極にいるようなJESUS JONESは糞だと、あんなのイイって言ってる奴らに『マッドチェスター」とか「レイヴシーン」の本質なんて判るはずない、と。そう頭ごなしに否定されましたからね、数年間。

 けどさ‥‥それもこれも、JESUS JONESが復活してくれたお陰で‥‥そして2004年という時代に来日してくれたお陰で‥‥少しは解消された。かな?(かなり弱気)



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投稿: 2004 10 21 12:00 午前 [1990年の作品, Jesus Jones, 「100番勝負」] | 固定リンク

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