« とみぃ洋楽100番勝負(64) | トップページ | 続・UTADA »

2004/10/22

とみぃ洋楽100番勝負(65)

●第65回:「Ashes To Ashes」 DAVID BOWIE ('80)

 自分にとって、それまでデヴィッド・ボウイという存在は、歌も歌って適度に役者もやってという、マルチプレイヤー的な存在であって、そこまで惹かれる存在ではなかったんですよ。過去の偉業は知ってましたけど(「ZIGGY STARDUST」とかね)、それを聴く機会もあまりなかったし(当時は廃盤になってたアルバムが多かったり、アナログ→CDの移行でCD化が遅れる旧譜が多々あったりしたからね)。

 ところが'90年になって、ボウイが来日すると。しかも「これまでのソロキャリアを一時封印するために、グレイテストヒッツ・ライヴをやる」と。おお、それは観ておかなくちゃ‥‥と思い、当時リリーすされた「CHANGES BOWIE」っつーベスト盤に手を出したんですよ。

 ‥‥ここが人生の分かれ道っつうか。あの時、これ聴いてなかったら、ボウイに傾倒することもなかったんだろうなぁ、と。

 初期のグラム路線にまず鳥肌立てて、中期のプラスチックソウル路線に驚き、続くベルリン三部作は当時の俺には「?」だったりするんですが、その後‥‥「LET'S DANCE」との間のエアポケットといえる「SCARY MONSTERS」というアルバムからの曲に、何故か心ときめいて。特に "Ashes To Ashes" という曲にね。あ、これ聴いたことある!って。

 多分、氷室京介が当時やってたラジオ番組でかけたから、それで耳に残ってたんですね。ヒムロックが語るわけですよ、自分達のやってたバンドの名前の由来となってるオッサンがライヴやる、って。それに影響されたのも大きかったのかな。

 数ヶ月前にROLLING STONESを観た東京ドームで、俺はまた歴史のひとつを目撃するわけですよ‥‥そう、"Rock'n'Roll Suicide" をやらない、体調最悪だった日にぶち当たってね。まぁそれは別にどうでもいいんですよ。とにかく‥‥ああ、こんなにカッコいい人なんだ、って初めて気づいて。単なる伊達男じゃなかったんだなって。

 その後、「ZIGGY STARDUST」にまで遡って、ようやく自分の高校時代のルーツ(HANOI ROCKSやMOTT THE HOOPLE等)に繋がるわけですよ、ここで。あー成る程って。と同時に、こんなにいろんなことをやれる才能と嗅覚を持ったボウイって、やっぱりスゲーっていう結論に達して。んで、低迷状態にある'90年代も熱心に追っかけて。今に至ると。

 そういう意味では、今年はボウイファンにとっては、本当に素晴らしい、充実した1年だったんじゃないですかね。

 最近のボウイはトニー・ヴィスコンティと一緒にアルバムを作ってるからってことで、どうしてもベルリン三部作時代と比較されがちですが、個人的にはこの「SCARY MONSTERS」の頃と比較すべきなんじゃないか、って勝手に思ってるんですよね。いや、何となくだけどさ‥‥



▼DAVID BOWIE「SCARY MONSTERS」 (amazon

投稿: 2004 10 22 12:00 午前 [1980年の作品, David Bowie, 「100番勝負」] | 固定リンク

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/62417/1998248

この記事へのトラックバック一覧です: とみぃ洋楽100番勝負(65):

コメント

コメントを書く