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2004/11/10

20th Anniversary (2)

 さて、続いてライヴ2日目の方の感想と、2日間の総括みたいなことを書いてみましょうかね。

 初日が「SNAKE HIP SHAKES NIGHT」と銘打っていて、まぁSHSの曲のみならず「SHSもZIGGYの一部だし」的解釈で選曲されていたりしたんですが、2日目は「ZIGGY NIGHT」なわけですよ。当然ZIGGYの過去20年の歴史を総決算するような内容になるんだろうな、と。誰もがそう思うじゃないですか。時期的に4枚組ベスト盤も出た後だし、インタビューでも「自分達のやってきたことを再確認できた」みたいなこと言ってたし。

 でもさ、実際に披露された楽曲は以下の通りだったわけですよ。

01. 暗流
02. 上海GIRL
03. HOT LIPS
04. ONE NIGHT STAND
05. I'M JUST A ROCK'N ROLLER
06. LET'S DO IT WITH THE MUSIC
07. 悪魔と踊れ
08. 愚か者のパレード(松尾ボーカル)
09. BURNIN' LOVE
10. 午前0時のMERRY-GO-ROUND(新アレンジ)
11. STAY GOLD
--Joe's Drum Solo--
12. LAST DANCEはお前に
13. HAPPY GO LUCKY
14. I CAN'T STOP DANCIN'
15. BORN TO BE FREE
16. WHISKY, R&R AND WOMEN
17. EASTSIDE WESTSIDE
--ENCORE1--
18. TOKYO CITY NIGHT
19. それゆけ!R&R BAND
--ENCORE2--
20. I'M GETTIN' BLUE
21. GLORIA
--ENCORE3--
22. 6月はRAINY BLUE(PIANO ONLY)

 全22曲中、SHSの曲が1曲含まれていたり、所謂「ZIGGY再開」後の曲が2曲しかなかったり、初期のスリージーな路線とは違うポピュラリティー重視な'90年代半ばの曲が2曲しかなかったり(しかもうち1曲 "暗流" なんていうマニアックな曲やってるし)。決してこれは「たった1日で20年分の歴史を見せてやるぜ!」というような内容ではないと。お世辞には言えないですよね。

 んでね。2日間に演奏された楽曲について、以下のようなデータを作ってみたんですよ。

●2日間に演奏された楽曲数
  39曲(6日:20曲、7日22曲、2日間のダブり:3曲)
  SNAKE HIP SHAKES:16曲
  ZIGGY:23曲

 ダブりとなった3曲の内、2曲は特効を使用するから2日共やったのかな、と("GLORIA" ではCO2、"EASTSIDE WESTSIDE" ではパイロをそれぞれ使用)。にしてもSHSの、しかもシングルC/W曲である "HAPPY GO LUCKY" が2日共演奏されたのは少々意外でしたね。ま、ノリの良いシンプルなロックンロールだから、ZIGGYでやっても違和感なかったのかも。あんまり深い意味はないんでしょうね。

●アルバム別演奏曲数
[ZIGGY]
 ・1st Mini「それゆけ!R&R BAND」:3曲/4曲中
 ・1st「ZIGGY -IN WITH THE TIMES-」:4曲/11曲中
 ・2nd「HOT LIPS」:5曲/10曲中
 ・3rd「NICE & EASY」:1曲/12曲中
 ・4th「KOOL KIZZ」:3曲/12曲中
 ・2nd Mini「SOUND TRAX」:0曲/4曲中
 ・5th「YELLOW POP」:3曲/13曲中
 ・6th「ZOO & RUBY」:0曲/12曲中
 ・7th「BLOND 007」:1曲/12曲中
 ・8th「WHAT NEWS!?」:1曲/13曲中
 ・9th「CRAWL」:0曲/12曲中
 ・10th「Goliath Birdeater」:0曲/12曲中
 ・11th「HEAVEN AND HELL」:0曲/10曲中
 ・12th「HEAVEN AND HELL II」:0曲/11曲中
  ("BURNIN' LOVE" やってたけど、バージョンが違うので0)
 ・13th「ROCK AND ROLL FREEDOM!」:1曲/12曲
 ・Box「VICISSITUDES OF FORTUNE」;1曲(新曲のみカウント)
 [SNAKE HIP SHAKES]
 ・1st「SNAKE HIP SHAKES」:6曲/10曲中
 ・2nd「NO DOUBT」:7曲/10曲中(ZIGGYのカバー集だからね)
 ・3rd「VIRAGO」:3曲/11曲中
 ・4th「NEVER SAY DIE」:5曲/10曲中
 ・1st EP「永遠のJustice〜この道の果てに〜」:1曲/3曲中
 ・2nd EP「RIVER OF TEARS」:1曲/3曲中

 曲数でいえば、ZIGGYはやはり1st〜2ndの曲が強いね。そりゃ "I'M GETTIN' BLUE" と "GLORIA" があるしな。残念なのが3rd「NICE & EASY」からたった1曲だという事実。"SING MY SONG" とか "SHOUT IT OUT LOUD" とかやってもよかったんじゃないの? バンドとしてかなり(音楽性や人間関係が)ダークだった時期の「CRAWL」や「Goliath Birdeater」から1曲もないのはまぁ仕方ないとして、何故に "HEAVEN AND HELL" までやらないかなぁ‥‥そこが謎。

 SHSは圧倒的に1stからの曲多し。2ndはZIGGY曲集なので除外して、それ意外は4thも比率高し。内容の充実度と完成度からいえば納得の結果。3rdからは "RIVER OF TEARS" とか "FLY HIGH FLY" とかもっと選ばれてもよかったのでは?

 今回から本格的に三国義貴さんを準メンバーとして迎えていることから、やはりアレンジ的にキーボード(ピアノやオルガン等)が入っても違和感のない曲が優先されたのかな、と。エゾの時なんて、"HEAVEN AND HELL" 演奏時、袖に引っ込んだしね、三国さん。そういう意味では「HEAVEN AND HELL」はパンク過ぎるしね(スウィングするロックンロールとはお世辞にも言えないし)。だから初期の2枚に偏ったのか‥‥あるいは‥‥原点回帰だったのか‥‥

 現在彼等は来年元旦にリリース予定の新作制作の最中なんだそうです。その合間にリハーサルしてライヴをやったと。何もそんな時期にやらなくても‥‥と、決して手放しで褒められるような内容じゃなかっただけに(特に演奏面ね)強く思う俺なんですが‥‥けど、手応えはあったのかもね。この選曲が決して次作に影響することはないだろうけど(むしろ今後進むべき路線は、ボックスに収録された2曲の新曲や、最近リリーすされた松尾のアルバムに鍵があると個人的に思ってるんですが)、ことライヴに関しては‥‥いろいろ思うことがあったんじゃないですかね。

 やはり何度も書くけど、どんなにメンバーチェンジがあろうと、契約がなくなろうと、決して解散だけは考えずにとことん転がり続けた彼等が、この夏真剣に解散と向き合った。けど今回の2日間のライヴと、そして続く新作を経て、彼等は再び「死ぬまで現役。死ぬまで "Like A Rolling Stone"」を地で行くことを決意した。そういう意味では、非常に興味深い、そして重みのあるライヴだったと思います。

 まぁさ‥‥ファンの目から見ればそういう厳しい注文も沢山あるわけだけど‥‥ライヴの最中はそんなこと考える余裕、一切なかったんだよね。だってさ、普通に楽しかったもん!(結局これが言いたい)

 なんだろ‥‥過去やってたサイトで、いちライヴレポートに凄く感情的な文章を書いてきたじゃない。でもさ、ライヴなんてたった1回きりなんだよね。アルバムと違って、同じ瞬間をリピートすることができないのよ。特にロックンロールは。だから俺等はジャンキーみたいな何度も何度も、同じアーティストのライヴに足を運ぶんじゃねーの? そしてそれを共感して欲しい、理解して欲しいから俺はずっと、ああいう文を書き続けてきたんだよね。

 それは多分‥‥今度のサイトでも変わらない気がする。こと細かには書かないかもしれないけど、思いを伝えるって面では何一つ変わってないつもりだからさ。


▼ZIGGY「ゴールデン☆ベスト」 (amazon

投稿: 2004 11 10 01:59 午前 [ZIGGY] | 固定リンク

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