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2005/01/24

「NIIGATA AID」@SHIBUYA-AX(1/23)

 「NIIGATA AID 〜困った時はお互いさま〜」というイベントに行ってきました。その名の通り、新潟の地震被災者の為に何か出来ないか‥‥ということで実現したチャリティーイベント。しかし、イベント立ち上げ当初には想定していなかった、もうひとつの「被災地」‥‥スマトラ沖地震及び津波による被災者の為にも何か出来ないか?ということで、最終的には新潟とスマトラ沖地震の被災者へ50%ずつ義援金を送るということになったそうです。会場でもその趣旨を知らずにチケットを買ってしまった人もいるかもしれないとのことで、改めてアーティスト側から説明があったりしました。

 よくこの手のイベントが開催されると怪訝な顔をする音楽ファンも少なからず見受けられたりするんですが、俺は全然アリだと思うし、むしろこういう時だからこそ、いや、日本という国で平和に暮らしている俺等に何が出来るかと考えた時、確かに動機は不純かもしれないけど(=ライヴ観たさ、とか)、でもそれによって少なからず力になれるんなら‥‥という気持ちは常にありますよ。過去、雲仙普賢岳の時や阪神淡路大震災の時もこういったイベントが開かれ、その度に魅力的なアーティストが集まって、観る側の我々も楽しめたし、アーティスト側も他のいろんなアーティスト達と同じステージに立ったりとか、いろいろプラス面もあったりしたんじゃないでしょうか。

 今回このイベントに参加することになったのは、単純に友人に誘われたからなんですが、まぁ誘われる前からメンツ的には興味を持っていたんで、いざ自分が行く事になった時はちょっとドキドキしましたね。だって、中にはインディーズ時代以来10数年観てない人もいたりするからさ‥‥誰とは言わないけど。

 そんな感じで、出演順に簡単な感想を書いていこうかな、と思います。


■沖野修也(KYOTO JAZZ MASSIVE)
 開演時間ギリギリに入場すると、既に沖野氏のDJプレイが始まってました。会場であるSHIBUYA-AXのフロア後方にはかなりスペースに余裕があったので、俺はそこを陣取り、曲に合わせてユラユラと踊ってました。が‥‥客の反応、悪過ぎ。何だお前等、何でそんなに棒立ちしたままなの? 沖野氏のDJプレイはセッティングの間を含め計3回あったのですが、客の殆どが無反応‥‥えっ!?って感じですよ。こんなにファンキーで気持ちいいDJプレイなのに‥‥要するにこの日の客層は、そういった「音楽を聴きに来た」人達ではなく、「特定のアーティストを『観に』来た」人達なんだなぁ、とこの後思い知るわけです。

■エマーソン北村
 日本を代表する名キーボードプレイヤー。過去、いろんなアーティストのサポートで目にする機会が多かったけど、こうやってソロのステージを体験するのは初めて。チープなシーケンスに合わせてオルガンを楽しそうに弾く、といった感じでしょうか。とにかく楽しそうに弾くのよ、北村氏。しかも年齢の割りに若々しいし。インドネシアの曲のカバーも含め、全4曲くらいのインストナンバーで和ませてくれました。

■tobaccojuice
 名前は知ってたけど、観るのは初めて。佐藤タイジが数曲プロデュースした縁で今回参加することになったみたい。ギター2人(内ひとりがボーカル)+ドラム、というトリオ編成で、ベースレス。ギターはアコギ2本だったり、アコギ+セミアコだったりで、ドラムもブラシを使ったりとか、どちらかというとアコースティック色が強いイメージ。う〜んと、歌を前面に押し出してるのかな。ちょっとヒップホップからの影響も感じさせつつ、程よく緩い感じが好みでした。4曲くらいプレイして、最後の曲に再びエマーソン北村が参加。

■浜崎貴司
 浜ちゃんは本人がアコギを持ち、ピアニストひとりと、生ストリングス4人(しかも全員美女!)を従えて、じっくりとコッテリと歌を堪能させてくれました。いきなり宇多田ヒカルのカバー "光" だもんなぁ。一緒に口ずさんでしまっただけでなく、思わずウルッときてしまったのはここだけの話。後半2曲にはKICK THE CAN CREWのMCUが参加、このアコースティックセットにラップを乗せてましたよ。にしても‥‥なんかイメージ、地味な奴だなぁ。

■シアターブルック
 まぁ正確にはシアターブルックじゃないんですが。佐藤タイジと中條卓のふたりの他に、キーボードにエマーソン北村、ドラムには何とHi-STANDARDの恒岡章というスペシャルな編成で後半1時間、飛ばしまくってましたよ。
 まずタイジが2曲くらい歌って盛り上げ、続いてゲストシンガーが入れ替わり立ち替わり参加、という構成。最初はLeyona。この人の歌声はとにかく気持ちいい。凄く好みなんですよね、歌といい、ルックスといい(それは関係ないか)。1曲はメインで歌い、もう1曲タイジとデュエットっぽい感じで歌って。カッコ良かった。
 続いて、この日のメインその1、清春です。ここでこの日一番の大歓声。そうか‥‥反応悪いと思ったら、この日の客の大半は清春目当てか‥‥彼のソロ曲を1曲披露。手扇する女性客多数‥‥アイタタタ。君等、そういうノリしか出来んのか‥‥素晴らしい音楽に対して、ちゃんとそれ相応の「返し」はしようよ、必要最低限。最悪だよ、清春が出て来るまでの君等の反応‥‥
 そして、この日のメインその2であるところの、BUCK-TICKの櫻井敦司登場。更に大歓声。嗚呼‥‥ま、俺もそのカッコ良さに、半分「落ち」そうになったけどさ。間近でみる敦っちゃん、ホントセクシー過ぎ。ソロアルバムから、多分タイジが作曲で参加した曲(かな?)を披露。いきなり敦っちゃんのスクリーム。思わず鳥肌。やっべー。
 そんな感じでひと盛り上がりした後、またまったりとシアターの曲で歌とギターを聴かせまくり。もう感動以外の何ものでもないね。俺、タイジ自身はフェスやイベントで何度も観てるんだけど、「シアターブルックの佐藤タイジ」はこの日が初めてだったんですよ。いや、ずーっと観たかったんだけどさ、ホントにタイミングが合わなくて。だから念願の初体験だったんですよ、この日は(まぁ編成はイレギュラーだったけど)。
 最後にもう1曲歌って、エンディングでメンバー紹介&この日の出演者を再びステージに呼び戻して、全員で大合唱。こうして約3時間に及ぶ長丁場のステージは無事終了したのでした。

 お客の反応は寒々しいものがあったけど、個人的には得るものが多いイベントでしたね。ひとつひとつのアクトにもハズレが一切なかったし、何よりも佐藤タイジという日本を代表する(と個人的には思ってる)ギタリストを思う存分堪能することもできたし。

 既に海外でもこういうスマトラ沖地震のチャリティーイベントが幾つか開催されてるし、2月頃までいろいろと行われるようです。日本でもつい先日「HEAL NIIGATA」というイベントもあったし、こういう実のあるイベントがもっと開催されてもおかしくないんだけどなぁ‥‥アーティスト側だけじゃなく、もっとやるべきメディアの人間が沢山いるだろうに。



▼シアターブルック「THEATRE BROOK」(amazon

投稿: 2005 01 24 02:10 午前 [2005年のライブ, BUCK-TICK] | 固定リンク

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» NIIGATA AID~困った時はお互いさま from チリトリ
さて、先日の続きですが。 実はこのイベント、開催2日前まで全く存在に気付かなかったのです。 夢に出てきたから、「そういえばたまにはあっちゃんのソロサイトでも... 続きを読む

受信: 2005/02/19 15:32:28

コメント

こんばんわ、はじめまして。
「NIIGATA AID」で検索してこちらにたどり着きました。
わたしもこのイベントは参加させていただいて、
恥ずかしながら櫻井敦司目当てで行ったんですけども…。
大歓声してしまった1人なのでちょっとコメントも躊躇した訳ですが、
櫻井氏に対するコメントがとっても嬉しかったのでついつい書き込んでしまいました。
わたしもあの日のフロア外にたむろしてたファンには疑問があった1人です。
ライヴの楽しみは人それぞれだけど、
あんなにあからさまに…と思いました。
わたしもちょくちょく一服タイムで外に出てはいたんですけど。
そんな感じで通りすがり的ではありますが、
あの日あの晩共に素敵な夜を過ごせたと言う事で記念コメでした。

※あの日櫻井氏の演ったのはタイジさん提供楽曲の「胎児」と言う曲です。

投稿者: スズメ (2005/01/25 23:30:11)

>スズメさん
はじめまして。コメントありがとうございます!

いえいえ、恥ずかしいことないですよ、櫻井さん目当てでも。
そういうお客がいて成り立ったイベントですし。
ただ、やっぱり自分が想定してた客層とは違うんだなー、というのが大きくて。
もっとクラブ寄りのお客さんがメインかと思ってたもので‥‥
大多数が清春・櫻井目当てだったというのが‥‥他のアクトもいい仕事してた
だけにちょっと残念だったかなぁ、と。

まぁフロアの外でたむろする方々は、それはそれでいいのかなぁとも思ったり。
自分もああいうイベントでは、興味のない(あるいは嫌いな)アクトが含まれてると、
意識的に外に出てますしね。そういう意味では(よく野外フェスとかで問題視される)
お目当てが登場するまで、前の方を陣取って、他のアクトの時に暇そうにしてたり
聴いてないような人達の方がね‥‥

確かにライヴや音楽なんて人それぞれなんで、それはそれでいいんでしょうけど、
やはり「それ以外」を観に来てる人達も確実にいるわけですしね。
そこは、ああいう異なるジャンルのアーティストが集まった場合は難しいですね。

ちなみに俺、櫻井及びBUCK-TICKには好意的ですのね。
むしろ、積極的に好きです(笑)
過去にやってたサイトではレビューやライヴレポートも書いてるので、
お暇な時にでも覗いてやってください。URLの頭に「h」を付けるのも忘れずに。

ttp://www7.plala.or.jp/tomikyu/bucktick/koroshi.html
ttp://www7.plala.or.jp/tomikyu/bucktick/monalisa.html
ttp://www7.plala.or.jp/tomikyu/bucktick/live031229.html

最後に。曲情報ありがとうございました!
まだソロの方は聴いてなかったので(岡村靖幸が曲提供してたりとか、
ずっと興味はあったんですが)これを機に是非聴いてみようと思います!

投稿者: とみぃ (2005/01/26 0:19:52)

はじめまして。流れ流れて偶然たどり着きました。
私もこのイベント、観に行ってました。
共感できる部分が多くて嬉しくなってしまい、かなーり遅ればせながら、トラックバックを打たせて頂きましたのでご報告いたします。

私も櫻井氏を拝むのが一番の目的!でした。
失礼なことに、他のアーティストの方々を殆ど存じ上げず
初めて聴く曲ばっかりだったのですが、それでも楽しかったです。
でもその楽しさをどう表現していいかわからず、カラダでリズムとる&手拍子&笑顔でいることしかできなかったのですが。
しかも結構前の方に陣取ってしまったため、人ぎっしり&周囲の
「踊るんだったら後ろに行きたまえよ 私達は『見に』来てるんだよ」的な空気に気圧され、ステージから見ても判んない位の地味さだったとは思いますが。

幸か不幸か「こーゆー音楽じゃないとダメっ!ノれない!」的なこだわりがない為、この手のイベントは福袋的な楽しみがあって好きです。
たとえお目当てのアーティストが居ても、「ああこんな音楽もあるんだ~、楽しい♪」という発見が醍醐味でもあるので、なるべく最初から最後までじっくり見たいと思っています。
折角新しい音楽と出会えるチャンスなのに、場所だけとってボーっとするなんて勿体無い!

でもね…過去に、延々8時間超のイベントを、最初から最後まで全力で楽しんでしまった為、お目当て(櫻井氏でしたが)がトリで出てきた時には既にフラフラのヘロヘロになっていたことがありましたので、最近は適度の休憩も大事かな…と思ったりもしています。倒れても困るし。
楽しみ方はそりゃ人それぞれだと思いますが、アーティストも観客も不愉快な思いをすることなく、楽しいイベントにする為には、いったいどういった工夫をしたらいいんだろうって考えさせられます。

ところでアレ、「手扇子」っていうんですね(^^;)なるほどー。
B-Tのライブでも皆さん盛んに振ってますが、実はちょっと苦手だったりします。
どっちかっていうと拳振り上げちゃいます。ダメかしら。

投稿者: 雪眠 (2005/02/19 15:33:28)

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