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2005/03/19

DELOREAN『DELOREAN』(2004)

 「Loveless Records」について何回かに渡って紹介してきました。TRAENINGやJOMI MASSAGEといった個性的な北欧アーティストをここで初めて知ったという人も多いかと思いますが、今回もそんな「まだまだ日本では無名のアーティスト」について紹介していきたいと思います。

 「まだまだ日本では無名」もなにも、まだ日本では音源リリースされてない新人さんですからね。「DELOREAN」という4人組バンドなんですが、ここ日本では4月8日にファーストアルバムが満を持してリリースされます。出身はスペイン・バスク地方だそうで、結成は2000年。2001年にはスペインやフランスのみで「SILOHUETTES」というファーストアルバムがリリースされたそうです。てなわけで、今回紹介するセルフタイトルの「DELOREAN」というアルバムは正確には彼等の2ndアルバムに当たるようです。ただ、このアルバムからリリース元が「BCore Records」に変わっており、その辺りで話題になったりもしてるようですね(最近注目のレーベルで、俺も去年愛聴したTOKYO SEX DESTRUCTION等が所属)。本国やヨーロッパ諸国では既に昨年後半にリリース済みのこのアルバム、ドイツ辺りでも『Dance music made by punks!』といって大絶賛されているそうです。

 サウンド自体はその謳い文句通り、ディスコパンクというか昨今の主流のひとつであるポスト・パンクやニューウェーブ・リバイバルの流れにあるものです。が、そういったバンドの中でもパンク色がより濃く表れている点は特筆に値するべきかもしれません。サウンド的にはもっとポップ間が強くて、例えば‥‥よく比較対象として挙げられるようですが‥‥NEW ORDERやTHE CUREといったバンドと共通する点が幾つか見出すことができると思います。ボーカルの声や歌い方もどこかロバート・スミス(THE CURE)を彷彿させますしね。うん、ポスト・パンクというよりはそういったUKニューウェーブ経由のポップロックの系譜でしょうね。変な気難しさも皆無だし、もっと肉感的かもしれないし‥‥ウルトラマンやドラえもん、仮面ライダーのお面を被って素顔を隠す、その人を食ったようなビジュアル面も、なんか他のそれ系とは一線を画するし。

 そういう意味では‥‥個人的にはELECTRIC SIX辺りと同じ匂いを感じるんですよね。まぁあそこまでのゲイっぽさというか変な作り物感はないですが、もっとエンターテイメントに昇華できそうな、あるいはしてしまいそうな臭いというか。音楽的にも非常に優れているんだけど、ステージではもっと楽しませることをよく知っている、みたいな。そんな印象が強いですよね。うん、是非ライヴは観てみたいバンドのひとつですよね。

 個人的には既にこういったニューウェーブ・リバイバル系には飽き飽きしてたんですが、こういった個性的なバンドがもっと、しかも欧米以外の国から出てくるんなら、進んで聴いてみたいと思うし、そしてそれらがこんな風に視覚的にも楽しませてくれるバンドだっていうんなら、尚歓迎しますよ。この辺のジャンルが気になってる人、そして新しモノ好きの人に是非オススメしたいと思います。DELOREAN、これから耳にする機会がドンドン増えていくと思いますので、しっかり覚えておいてくださいね。



▼DELOREAN「DELOREAN」(amazon

投稿: 2005 03 19 11:27 午後 [2004年の作品, Delorean] | 固定リンク

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