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2005/05/04

THE WiLDHEARTSのライブについて

ジンジャー(THE WiLDHEARTS)、6月からのUKアコースティック・ツアーの日程を発表(公式)

 昨年秋、THE WiLDHEARTSのツアーの合間に行われたアコースティック・ツアーと同じ形態のようですね。サポートメンバーにジョン・プール(SiLVER GiNGER 5とワイハーのベース)とホット・スティーヴ(ギター)を迎えた3人で回る模様。まぁ‥‥元気なのは何よりですね。

 今年頭のBRIDES OF DESTRUCTION電撃加入電撃脱退という話題を振りまいた後、なりを潜めていたジンジャーのオッチャンですが、ようやく公の場に出て何かしようって気になってくれただけでも有り難いというか。

 そういえばジンジャー、ワイハーとして今年の2月に来日の予定があったんだっけ‥‥当初は「音楽活動中止のため来日中止」だとか「ダブルブッキングだった」とか「マネージメントとプロモーターの先走り」といった理由で発表後、暫くしてキャンセルされたわけですが、その理由は当然ながら先のBRIDES OF DESTRUCTION加入の件だったわけで。ところがいざ現場(アメリカ)に行って曲作りとか一緒にしてみたところ、「バンド(BRIDES〜)に100%で臨めないと判った以上、本格的な活動が始まってからよりも、その活動が始まる前に脱退の意思を伝える方がフェアだと思った。金や音楽のために友情を失いたくはないしね。」とのことで、早くも離脱。ジンジャーが曲作りに加わった曲はそのままBRIDESのアルバムに収録されるようですけどね。

 何だそれ、ただのダダッ子じゃねえか。

 って今に始まった話じゃないですけどね。まぁいいや。生きてさえいてくれれば。またいずれ、何らかの形で音源出したり、来日してくれるでしょうからね。

 そういやぁ俺、ワイハーのライヴって2002年に2回観て以来、ずーっと観れてないのか。2002年といえば、アレですよ。最強のロケンロー・イヤーだったサマソニでの、ダニーを含む布陣で再結成後初の来日。そして同年12月の同メンバーでの単独ツアー。その後、2003年秋に「THE WiLDHEARTS MUST BE DESTROYED」をリリースし、12月には再来日を果たすものの‥‥既にそこにはダニーの姿はなく(涙)、俺も諸事情で泣く泣くZepp Tokyo公演を諦めたんだよな、直前に。んで2004年はTHE DARKNESSの代役として急遽サマソニで来日。そして‥‥現在に至る、と。

 その2004年のサマソニの映像が、「THE WiLDHEARTS STRIKE BACK」日本盤で2曲観れるんですよ。定番曲 "I Wanna Go Where The People Go" と "Vanilla Radio" ね。マリン・スタジアムでの演奏ってのは2002年の時と同じなんだけど、あの時よりも客が入ってて、更に盛り上がってるように見えるんだけど‥‥それって単に俺が2002年の時は前の方にいて後ろやスタンドの様子が目に入ってなかっただけなのかも‥‥勿論、全員が全員熱狂的に盛り上がってるとは言い難いけど(中には様子見の客も多いしね)、それでも明らかに日本のワイハー・ファン数以上の客が盛り上がってくれてるわけですよ。嬉しいじゃないですか。

 この年のサマソニは確かワイハー出演日の1日券がソールドアウト、しかもワイハー出演が発表になったのが、前日という異例さ。俺は別のライヴの予定があったんで諦めたわけだけど‥‥まさかこんな事になるとはね。ってワイハーだもんな、何時そういう状況に陥ってもおかしくはないわな。これまで、それで散々泣かされてきたファン、多いはずだしね。特に解散前‥‥1998年までの彼等は、来日の度に「このジャパン・ツアーが終ってイギリスに帰ったら解散する」ってジンジャーは宣うわけですよ。ところがいざツアーが始まると、イギリスのファン以上に温かく且つ熱狂的なわけですよ、日本のファンが。それでジンジャーのオッチャンはまた感動しちまって、「やっぱり(解散するの)止めた! また一から出直すよ!」みたいに前向きになって帰国するわけですよ‥‥俺等はお前の母親か?なんて思ったこともありましたが、まぁそれも「恋は盲目」、一度好きになってしまったがため、後には退けないわけですよ、こっちも‥‥

 ワイハーはライヴでそんなに上手いというバンドではなかったよね。いや、テクニックがないというわけじゃなくて、アルコールでヘロヘロになってる時があったり、ドラッグでヘロヘロになってたベーシストがいたりで、時には酷い演奏の時もあった。でも、一度カチッとハマッてしまえば、後はもう奇跡的にカッコいいわけですよ。彼等の曲は構成が複雑なものが多く、パンクと呼ぶには入り組んでるし、メタルというにはメロディがポップで軽過ぎる、かといってパワーポップともギターポップとも違う。よく「BEATLES meets METALLICA」とか「METALLICA meets ABBA」なんて例えをされることが多いですが、ポップなメロディ、幾重にも重なるハーモニー&コーラス、そしてMETALLICAみたいに重厚で展開が複雑な曲が多かったりする。ライヴでそれらがピタッと決まった時の感動といったら、それはもう鳥肌モノなわけですよ。フェスだとシングルになってるようなメジャーな代表曲が多く選ばれるため、なかなかそういった要素を見出すのが難しいかもしれませんが、単独公演に足を運んでしまった日にゃ‥‥あれですよ、ドラッグよりもタチが悪いですよホント。

 彼等の初来日から、今年の10月で丸10年が経ちます。あの初来日公演、忘れられないなぁ‥‥あそこでまた、自分の人生がひとつ変わったような気がしたもの。

 彼等の魅力は勿論スタジオ盤からも十分に伝わって来ますよ。けど、もしフェスとかで観たけどイマイチ馴染めないって人がいたら‥‥このライヴ盤を聴いて欲しいわけですよ。ディスク1の方は比較的フェスの構成に近い、それこそ普段のライヴで演奏されるようなメジャー曲が大半を占め、最後はライヴ同様 "Caprice" で閉めてるんですよ。んでディスク2。これが曲者で、とにかく普段なかなかお目にかかれないようなマイナーな曲(アルバム曲や初期シングルのカップリング曲等)が多く、ファンなら思わず唸ってしまうし、ファンじゃない人も「へっ、こんな曲もやってんの?」って驚きや新しい発見があるはず。とにかく‥‥カッコイイの一言。

 俺がロックバンドに求めるものの全て‥‥それを備え持った、1990年代以降に登場した数少ないバンドのひとつですよ。



▼THE WiLDHEARTS『THE WiLDHEARTS STRIKE BACK』
(amazon:国内盤CD / 海外盤CD

投稿: 2005 05 04 12:00 午前 [Ginger Wildheart, Wildhearts, The] | 固定リンク

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