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2005年8月16日 (火)

LOUDNESS『LOUDNESS』(1992)

1991年夏のUSツアー後にマイク・ヴェッセーラ(Vo)がバンドを脱退(というか半ばクビ)、さらにオリジナルメンバーである山下昌良(B)まで脱退し窮地に立たされるも、新たなシンガーとして元E.Z.O.のMASAKIが加入。さらに、X JAPANを脱退したばかりのTAIJI(B)まで加わるという、ある意味過去最高の豪華なメンツとなった第3期LOUDNESSによる唯一のオリジナルアルバム。

サウンド的には従来のLOUDNESSというよりも、MASAKIのおどろおどろしいボーカルのせいもあってE.Z.O.に近い気が。TAIJIが加入したとはいえX的要素は皆無で、むしろ当時主流となりつつあったモダンヘヴィネス系を追った新境地的作品に仕上げられています。

正直、80年代のLOUDNESSが好きなリスナーには複雑な印象を与える1枚かもしれません。しかし、セールス的には彼らのキャリア中もっとも売れた1枚でもあります。歯がゆい。

ただ、「LOUDNESSであることを無視すれば」非常に良くできたラウドロック/メタルアルバムではないかと。高崎晃(G)とTAIJIのインタープレイも素晴らしいし、ラストを飾るファストチューン「Firestorm」なんてスラッシュメタル真っ青な出来ですし。この編成でもう1枚くらい作ってほしかった気もするけど、この危うさや緊張感があったからこんな奇跡的な1枚を作ることができたのかな。

海外の新たな潮流をこんなにも意識した作品なのに、本作から活動の場をドメスティックに固定。アメリカで発売されたのは、ここから13年たった2005年だったというのは、不幸以外の何ものでもありませんね。



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