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2005/09/23

ZIGGY『ONE NIGHT STAND -真夏の夜の夢- 2005.07.02 at 日比谷野外音楽堂』(2005)

 ZIGGYが9/24のイベント出演を最後に、来春まで暫く活動を休止するそうな。単純に各メンバーがソロ活動をするための活動休止なんだろうけど、何かね‥‥昨年末辺りからのZIGGYを見てると、いつこうなってもおかしくなかったはずなんだけど、意外と頑張ったよなぁ‥‥っていう、非常に複雑な気持ちでして。

 昨年11月のライヴで森重が「(同年夏頃)ZIGGYを解散しようかと思ってた」なんて発言をした辺りから、このバンドに対するネガな感情が常につきまとって来たんだよね。それまでは‥‥SHAKE HIP SHAKES時代を見てるだけに、とにかく不屈の精神で、売れなくてもバンバンと作品を作り続けてくれる印象があったんだけどさ、結局去年って例の4枚組ベスト盤だけじゃない(更に新曲となるとたった2曲だし)。それと前後するように森重ソロがあって、The DUST'N'BONEZのお披露目やアルバムリリース、昔のZIGGYみたいなフットワークの軽さを併せ持ったライヴ活動があって。そりゃSHS時代からずっと応援してるファンは多少不安になるわな。

 今年俺が観たZIGGYってのは、3月の単独公演のみなんだけど、あれは非常に素晴らしい内容だったと思いますよ、今でも。「JUST A ROCKIN'NITE」という非常に地味な作品の後だったけど、新旧バランス良い選曲もなかなかだったし、バンドのテンションも昨年11月の渋公以上だったし。

 で、本来なら行っている「はず」だった、7/2の野音。『ONE NIGHT STAND -真夏の夜の夢-』というタイトルの付いた、スペシャルな内容になるはずの、たった1公演のライヴに俺は行かなかったわけですよ(代わりにLOST IN TIME@リキッドルームに行き、その夜にはかの「AIN'T IT FUN」があったわけですが)。

 ライヴの評判は‥‥実はあまり目にしてなかったんですよ、つい最近まで。まぁ気になった点はただひとつで、その特別な夜に彼等(というか森重)はピリオドを用意しなかったという点。凄く嫌な予感のするライヴになりそうな気がしてたんだけど、それだけはハズレてくれた。ホントよかったよ。ただ‥‥

 この日のライヴがDVDになることが発表された後、ファンサイトや一部の雑誌等で今回のライヴの感想を目にしたんだけど‥‥セットリスト含め、非常に微妙だという声がホントに多くて。

 確かに曲目もバランス悪いし、スペシャルといえば1回目のアンコールで登場したストリングス隊との共演による "GARDEN OF ROSES" くらい。まぁ、久し振りに演奏される曲も幾つかあったけど、これなら昨年11月や今年3月の方がバランスが良かった気がするんだよね。

 そして何よりも‥‥DVD観て嫌という程思い知らされたけど‥‥この日のライヴ自体、非常に出来の良くないものだったのよ。バンドとして‥‥特に森重と松尾が微妙に噛み合ってないし、松尾のギターは完全にリハ不足だし(ラフを通り越してるよ、これは)、森重のノリが悪い。というよりも、客に対して一種の敵意みたいなものさえ感じられる。つーかさ、ノリが悪いのよ、この日のお客。1曲目 "ONE NIGHT STAND" では凄まじい盛り上がりをみせるのに、続く2曲目 "Guilty Vanity"(森重・戸城・JOEの3人体制時代の曲)になった途端に、全体のテンションが4割くらい落ちるのが、DVD観てても伝わってくるわけ。その後に新作から "JUST A ROCKIN'NITE" があって、そこから自然な流れで "月が昇る頃には" という3月のライヴと同じ構成なのに、やっぱり盛り返さない‥‥この日のお客が、明らかに「何を」求めているのかが伺えるんじゃないかな?

 でもね、"MAYBE I'M A FOOL" とかやってもそこまで盛り上がらないし、コールアンドレスポンスも弱いし。でも "I WANT YOUR LOVE" みたいな曲ではしっかり盛り返す‥‥結局、1stや2ndの曲やってれば盛り上がるのかよ、年寄りしか来てなかったのかよこの日は!?って疑っちゃう程。そういやぁ渋公も似たような感じだったなぁ、と今更ながらに思い出してみたり。ちょっと美化し過ぎだったな。やっぱりスタンディングと椅子付ホールとでは客層やノリが違うってことなのかしら。。

 最初っからDVDを想定してのライヴだったはずだし、そのための仕掛けも用意してたんだけど‥‥正直、これを作品として残す意味が判らないんだよね。収録しちゃったものは仕方ない、出そうよ、暫くリリース予定ないし‥‥ってことになったのかもしんないし。だったら3月のライヴをDVD化しろよ!とも思うけどさ。

 森重はダスボンだろうがソロだろうがZIGGYだろうが、どこでも『ロックンロールシンガー然』としていてカッコいいし、JOEは相変わらず気持ちいいドラムを叩くし、津谷は憧れのメンバー達に追いつこうと必死なのがヒシヒシと伝わってくるし、松尾は‥‥うん‥‥頑張ろうよ、ね‥‥ZIGGYの存在意義が今、確かに希薄になりつつあるよね。だからこその休業なんだろうけど。ギタリストに合わせてわざとレイドバックしたユルい路線に持っていく必要があったのか、そしてその反動をソロや別バンドにぶつけるのはミュージシャンとして正しいのか、そもそもそんなことやってて精神衛生上よろしくないのか、とかいろいろ思うことはあるけど‥‥答えは出てるんだよね、最初っから。


  KEEP ON ROLLIN'


転がり続けるしかないんじゃねーの、何があっても? SHSも、再生ZIGGYの最初の頃も、この精神があったからここまでこれたんじゃないの。

 でも、う〜ん‥‥やっぱりこのDVDを観たら、リセットする意味での休憩(「ZIGGY再開」を野球に例えて『開幕』と広告打ったくらいだから、ここはひとつ『ストーブリーグ』ってことにしようか)は必然なのかな‥‥なんていう親心みたいな気持ちも生じてきてさ。

 だからこそ、ライヴ終了後に森重が言った、「また会えたら。。」っていう言葉がね。深読みし過ぎなのは重々承知だけどさ。。

 とりあえず、9/24のライヴに行ってきます。



▼ZIGGY『ONE NIGHT STAND -真夏の夜の夢- 2005.07.02 at 日比谷野外音楽堂』
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投稿: 2005 09 23 01:01 午前 [2005年の作品, ZIGGY] | 固定リンク