BULLET FOR MY VALENTINE『BULLET FOR MY VALENTINE』(2005)
日本でも間もなく1stフルアルバム『THE POISON』がリリースされるBULLET FOR MY VALENTINEが、2004年11月に本国イギリスでリリースした1stミニアルバム。日本では今年の「SUMMER SONIC」での初来日に合わせて7月に、アメリカではタイトルとジャケットを変えて8月にリリースされたこのアルバム、新人としてはかなり完成度の高い内容ではないでしょうか。
所謂スクリーモを通過したメタルコアと呼んで差し支えないと思います。所々にデスラッシュなりメロデスの要素も含みつつ、実は古典的なスラッシュメタル。オールドスクールの要素も強かったりする辺りに、我々のような'80年代リアルタイム通過組は既視感を覚え、ちょっと親近感込みで好印象だったりするんですよね、このバンド。他のスクリーモ/メタルコアよりもしなやかなサウンドだし、実際メロウな比率はかなり高いです。ハッキリ「歌っている」し、そこに味付けとしてスクリームが入る感じでしょうか。
プロデュースとミックスに大御所コリン・リチャードソン、マスタリングにアンディ・スニープというその筋では知らない者はいない有名エンジニアを迎えて制作された楽曲達は、とにかく聴きやすい。コリン・リチャードソンというとFUNERAL FOR A FRIENDの1stも手掛けてましたが、最近はデスメタルというよりもスクリーモ系を手掛けることの方が多いのでしょうか。その辺俺は近年疎かったので驚いているんですが‥‥でもいいよね、凄く聴きやすくて。鋭角的なんだけど適度な丸みを感じるサウンドのせいなんだろうか。コアなファンにとっては「生温すぎ!」ってことになるのかなぁ。いやよく判らないけど。曲自体がオールドスクールのそれよりも複雑すぎず、比較的シンプルな曲構成なのも大きいと思うし(殆どの曲が3分台なのは、やはりニュースクールの特徴なのかな)、メロディアスなボーカルラインと心地よいツインリードギター、そして所々でドカドカ鳴るツーバス。もはや楽器以上に存在感のあるデス声によるスクリーム。正直、メロデスとか苦手な人でもこれなら全然イケると思うし。
日本盤とUS盤には今年春にリリースされたEP "4 Words (To Choke Upon)" が追加収録されてます。俺はこの曲のPVで彼等に興味を持ったんだよね。この春にサマソニ出演決まった際、オフィシャルサイトで彼等の曲を試聴した時は全然ピンとこなかったんだけどねぇ。「ああ、今流行りの音だね」って程度で聴き流してたんだけど……メタルだよね、完全にこれは。
今年のサマソニ幕張公演では非常に残念な結果となってしまいましたが(当日ドラムが高熱のために出演キャンセル)、1stフルアルバムを引っ提げて、いよいよ来年1月に単独来日公演が決まりました。勿論俺も行きますよ! すっげー楽しみだ。ま、その前にフルアルバムの方が楽しみなんですけどね!!

▼BULLET FOR MY VALENTINE「BULLET FOR MY VALENTINE」
(amazon:UK盤/日本盤)

▼BULLET FOR MY VALENTINE「HAND OF BLOOD」
(amazon:US盤[上記CD日本盤と同内容])
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