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2005/10/27

BUCKCHERRY『15』(2005)

 BUCKCHERRY再結成については過去にこのエントリーに情報を書いてるので、その辺を参照してもらうとして‥‥まさかこんなに早く新作が出ると思ってなくて。せいぜい来年の頭頃だろうな、と高を括ってましたよ。ところが‥‥噂通り、今年の頭から楽曲の準備を始めていて、このメンバーが揃ってからいざレコーディングを開始したら‥‥たったの15日で完成してしまったという。それでタイトルが「15」ってことらしいよ‥‥てっきり15曲入ってるからだと思った(実際には13曲しか入ってません)。

 2nd「TIME BOMB」から数えて4年とか5年? まぁそれくらい間が空いちゃうアーティストも結構いるし、別に解散してなかったとしても「久し振りの新作!」ってことでそれなりに話題にはなっただろうね。正直言えば、去年の夏にジョシュ・トッドがソロアルバムをリリースしてるので、全然間が空いた印象がないんだよね。あと‥‥もっと言えば、ジョシュのソロが結構好きだっただけに、BUCKCHERRYに戻る理由が見えてこなかった。てっきりソロバンドは上手くいってるもんだと思ってたから。けど‥‥昔の名前云々よりも、パートナーとしてのキース・ネルソンの存在が大きかったのかなぁ‥‥このアルバムを聴いて、そんな気がしました。

 既にこの夏、サマソニでここに収録されている新曲の幾つかは耳にしてたんだけど‥‥過去のレポートにも書いたように、全然印象に残らなかったのね。まぁあのスタジアムの環境もよくなかったし、なによりもこっちも聴くぞ!っていう心構えがあまりできてなかったし。

 ところが、今回アルバムを聴いてみて‥‥あ、この曲やってた!とか、お、これ聞き覚えがある!っていう曲が幾つかあって。ってことは、ちゃんと記憶に残ってたんだね。ビックリした。

 楽曲自体は過去2作の延長線上にある作風なんだけど‥‥正直、今までで一番良い出来だと思う。楽曲のバラエティー豊かさは過去1番だし、ジョシュのソロみたいにヘヴィ一辺倒ってわけでもなく、中盤にミドルテンポのアコースティック曲やストリングスを導入したパワーバラード的な楽曲もある。如何にもなAC/DC的ハードロックもあるし、疾走パンクチューンもある。要するに、我々がイメージする「BUCKCHERRY像」を忠実に再現しながらも、更にその数歩先を行ってる感じかな。ここまで出来が良いと思ってなかっただけに、これは嬉しい驚きでした。

 楽曲クレジットを見ると、ジョシュやキースのみならず、ベースのジミーやギターのスティーヴ・D、更には外部ライターとしてマーティ・フレデリクセンの名前もある。かなりソングライティングに時間をかけ、丁寧に作られたんだろうなぁというのがこのクレジットからも伝わってくるんだけど、実際に聴くとそういった要素がどうでもよくなるくらいに、次々と登場する楽曲達に耳を奪われる。いや、まさか2005年にここまでBUCKCHERRYに感激するとは思ってもみなかった。嬉しい驚きだね。うん、まだ3枚しか出してないとはいえ、これは彼等の今後のキャリアにおいて非常に重要な、決定打的1枚になるはず。だからこそ、早く本国でのリリースが決まって欲しいんだけどね‥‥勿体ないよ。

 来月、早くも彼等はこのアルバムを引っ提げてジャパンツアーを決行します。ツアー終了後には、同じ事務所の大先輩であるMOTLEY CRUEのジャパンツアーに同行し、前座として出演することも決まってます。BUCKCHERRYをスルーしてるMOTLEYファンの目に、今の彼等はどう映るのか。それも興味深いけど、やはりこのアルバムの曲がどうライヴでは響くのか‥‥改めて視点を変えて楽しんで来ようと思います。



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投稿: 2005 10 27 10:00 午前 [2005年の作品, Buckcherry] | 固定リンク

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