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2005年10月28日 (金)

AC/DC『STIFF UPPER LIP』(2000)

昨日BUCKCHERRYを取り上げたせいか、その後急にAC/DCが聴きたくなって。特に古い作品じゃなくて、ここ最近‥‥'90年代以降のスタジオ作ばかり聴いてて。とはいっても1990年の『THE RAZORS EDGE』以降は1995年の『BALLBREAKER』と2000年の『STIFF UPPER LIP』の3枚しかリリースしてないんですけどね。5年に1枚の計算か‥‥そうこうしてるうちにみんなドンドン老いていくというのに‥‥

2000年に『STIFF UPPER LIP』をリリースして以降、ツアーや単発のライヴは結構やってたんですよね。チャリティーだったり、ホールクラスでの限定ライヴだったり、ROLLING STONESのオープニングアクト(!!)だったり、と。んでその時のツアーにはそれこそ約20年振りの来日公演(2001年2月)も含まれていたわけですが。勿論俺も行きましたし、その時の模様はライヴレポ書きましたしね。自分の中でも生涯忘れられないライヴの1本となったあの日から、早くも5年近く経とうとしてます。アルバムリリースから数えれば、来年の3月で丸6年……なのに一向に「新作完成!」の知らせが届かないのはどういうことなんでしょう?

AC/DCはこの5年の間にそれまで所属した「Elecktra / eastwest」から新たに「Sony」へと移籍してます。過去のアルバムやビデオ(DVD)の大半が再発され、店頭で彼等の作品にお目にかかる機会は確かに増えたものの、それら全部持ってる身からすると……う〜ん……あ、DVD『FAMILY JEWELS』は良かったですけどね、うん。

ま、そんなわけでこの『STIFF UPPER LIP』が現時点での最新作となるわけですが……久し振りに聴いたけど、やっぱりいいね。いや、基本的に俺はAC/DC全作品肯定派だけどさ、それにしてもその前の『BALLBREAKER』はちょっと厳しかったから。悪い作品ではないんだけど、総じてミドルチューン中心、しかもユルいまま進むのがね、さすがにリピートする機会は少ないですね未だに。90年代以降の作品は時代を象徴するようなプロデューサーを迎えて制作していたこともあって(『THE RAZORS EDGE』はBON JOVIAEROSMITHでお馴染みブルース・フェアバーン、『BALLBREAKER』はかのリック・ルービン)まぁ悪くはないけどちょっと欲張り過ぎ?みたいな印象も受けたりしたんですが、昔馴染みのジョージ・ヤングがプロデュースしたこの『STIFF UPPER LIP』は適度な緊張感とユルさがバランスよく詰め込まれていて、非常に聴きやすいんですね。あと、作風的にも'70年代後期から'80年代の、所謂往年の時代を再現しようとしてる風にも受け取れるし。年齢的にはかなり厳しいはずのブライアン・ジョンソン(Vo)もかなり頑張ってるし、アンガス・ヤングのギターも相変わらず唸りまくってるし、復帰2作目となるフィル・ラッドのドラムも前作以上にタイトだし、ボトムを支えるクリフ・ウィリアムズ(B)とマルコム・ヤング(G)のコンビネーションも相変わらず気持ちいいし。要するに、いつも通りのAC/DC節がこのアルバムでも全開だ、と。ホントそれ以上の言葉は要らないですよね。

多分……来年前半にはリリースされるだろう新作も、きっとこの延長線上にあるはずだし、変わりようがないはずだし。最高にイカすリフとカミソリみたいなシャウト、タイトなリズム隊とザクザクしたリズムギター、そして唸りまくるギターソロ……それさえあれば、AC/CDは安泰なのです。RAMONES亡き今、もはや“ワンパターンの良心”はAC/CDだけなのですよ。だからこそ、頑張って欲しいのです、新作が楽しみで楽しみで仕方ないのです。

ま……聴いたら聴いたで、「うわっ、また同じリフ使ってる!」とか「この曲、前にも聴いたことあるような……」って呟きまくるんですけどね、恐らく。それでもオッケーなのがAC/DC。もはや国宝ですよ、ロックンロールの。



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