Mr.Children@東京ドーム(11/27)
Mr.Childrenの単独ツアーに行って来ました。夏の「ROCK IN JAPAN FES」で久し振り(4年振り!?)に観てちょっと感動し、次のアルバムを引っ提げたツアーは必ず観たい!と思ってたのですが、なかなかチケットが取れなくてね。ギリギリになって何とか確保できて正直ホッとしましたよ。
新作「I♥U」はセールス的には過去の作品に匹敵しないものの(それでも100万枚突破してますが)内容的には申し分ない傑作に仕上がっていると確信してるだけに、ライヴもそれに沿った素晴らしいものになるだろう‥‥そう思ってたのですが、実際にはそれ以上のクオリティで正直「やられた!」と思いましたね。いやもう、スケール感が違うもの。アリーナクラスのライヴはこの1週間前にMOTLEY CRUEを観てたわけですが、あれとはまたベクトルの向きが違うけど、とにかく大会場でなくてはならないステージだったと思います。選曲の主軸は勿論新作なのですが、そこに肉付けされているここ数作の楽曲。ある意味では「復活」後の楽曲の総決算的、グレイテストヒッツ・ツアーと呼べなくもない(シングルヒットという意味ではなく、ね)。そしてセットは「深海」ツアー以降の彼等らしい、非常に凝っていてお金を存分にかけたものに仕上がってる。エンターテイメントとしてのショーと、表現者としてのパフォーマンス。そのバランス感が絶妙なのは言うまでもないでしょう。人によってはそれを「説教臭い」と感じてしまうかもしれませんが、古くからのファンにとっては「相変わらずだなぁ」と親しみを込めた苦笑いをしてしまう内容だったんじゃないかな?(少なくとも俺はそうでしたが)
ツアーメンバーは「DISCOVERY」ツアー以降固定なんで馴染みある面々ばかりだけど、こうやって長時間(約3時間のステージ!)改めてじっくり観て思ったのは、演奏が非常にタイトにまとまってるなぁってこと。ドーム云々による音響面は仕方ないとしても、演奏自体がタイトになってるのは十分に伝わってきました。リズム隊もしなやかだったし、田原のギターもこれまでで一番自己主張してるように感じられたし。鍵盤ふたりの仕事振りも目を見張るものがあったし。多分この辺のまとまりって、夏のイベントやフェスに出演したことも大きく影響してるんでしょうね。ただアルバムを作りました、じゃあリハーサルしてツアーに出ましょう、ってノリじゃなかったしね今回。アルバム自体も思ってたよりも早くに出来上がっちゃったし。この辺、今が非常に良い状態なのが伝わってきます。
序盤に演奏し慣れた曲を並べ徐々に場を温めていく。頭4曲にダンサブルなノリのナンバーを並べ、その後に必殺の "innocent world"。流れとしては完璧じゃないですかね? 勿論、この辺のセットリストに関しては日によって少しずつ変わっているので、観た人にとっては自分が参加した日こそがベスト!って考えがあるかもしれませんけど(例えば大阪初日では "シーラカンス" やってますしね!)。ここアルバム2作のツアーを観れてなかっただけに、その辺の曲を多めにやってくれて、尚かつや「Q」といった作品からもバンバンやってくれる今回のセットリスト、非常に好感が持てました。
俺が参加したのは東京2公演のうちの2日目だったのですが、初日と違ったのは弾き語りだけかな(前日は "君が好き" を披露)。但し、この日の "SAY YES"(勿論あのCHAGE & ASKAのヒット曲な)はさわりのみだし、"抱きしめたい" は2コーラス目に入るところの転調を間違え(サビで転調して、2コーラス目のAメロでまた元に戻るんだけど、間違えてそのままのキーで歌おうとして素っ頓狂な歌い出しになってしまった。苦笑)途中2コーラス目からやり直し。思いっきり苦笑しましたよ。ま、その辺のドジさも込みで「いかにも」ミスチルらしいなーって思ったりもしたんですが(シリアスで込み上げるような "抱きしめたい" は過去散々聴いてきてるし、こういう笑顔であったかいのもいいなーって思ったもので)。そういえば前回のドーム(1997年3月)でもこの曲、アコースティックバージョンで演奏されてたよなーって今ふと思い出しました。
やはり "蘇生" からの温度の上がり具合はもの凄いものがありましたね。"Hallelujah" ってアルバムで聴くとそんなにいい曲だとは思わないんだけど、ライヴだといつも込み上げるものがあるんだよなー。そしてそのまま自然に "and I love you" へと続く構成も、初めてこの曲を聴いた時から何となく「パート2っぽいよな」と思ってた自分の考えが繋がったようで、ちょっと嬉しかったり。
アンコールラストの "潜水" が終わった後にS.E.として "Sign" が流れるんだけど(今回のツアーでは演奏されず)、それを左右の花道への移動中、桜井はずっと歌ってて、丁度真ん中に戻って来た時サビの最後の方で、思わず会場と一緒に歌ってしまってました、マイク通して。ちょっとしたファンサービスなんだけど、さすがにちょっとホロッときた。いや、終始ホロッときまくりでしたけど。"くるみ" なんて歌い出した瞬間に涙腺ヤバかったし。あの新しいアレンジもよかったね。
それにしても‥‥今時ここまで大掛かりなセットを組んだライヴ、海外でも少ないんじゃないの? 恐らく「深海」の頃から一緒にやってる海外製作チームなんだろうけど(ROLLING STONESとかU2のステージセットを手がけてる連中)、今やここまでやるのはPINK FLOYDくらいなんじゃないかな、と。それくらい金かけた、見応えあるセットでしたよ。映像もFLOYDっぽいしね。まぁこの辺はいつも通りか。
不満はないことはないけど、それを言い出したらキリがないし、別にそんなこと口にしなくても十分に金額に見合っただけのものを得たと思います。やっぱりミスチルはどこまでいってもミスチルだ、と。それを改めて実感でき、嬉しかったですよ。確かにこの集大成的内容を観て「再度活動休止?」なんて声が挙がってますが、まぁそう思っても不思議じゃないくらいの(彼等なりの)サービス振りだったし。
でもまぁ‥‥間違いなく「続き」ますよ。この状態を観たら、終わるなんてことはありえないし。多少休むことはあっても、それは次に繋ぐための休息・充電期間でしかないわけですし。まだまだ登り詰めますよ、このバンド、そして桜井和寿という男は。
[SETLIST]
01. LOVEはじめました
02. Dance Dance Dance
03. ニシエヒガシエ
04. 跳べ
05. innocent world
06. 言わせてみてぇもんだ
07. くるみ
08. CANDY
09. 靴ひも
10. 隔たり
11. ファスナー
12. Monster
13. CENTER OF UNIVERSE
14. ランニングハイ
15. SAY YES(さわりのみ)〜抱きしめたい(弾き語り)
16. ラララ
17. overture〜蘇生
18. Worlds end
19. Hallelujah
20. and I love you
---encore---
21. 未来
22. 僕らの音
23. 潜水
24. Sign [S.E.サビのワンフレーズのみ桜井歌う]

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