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2005/12/24

「Pixies Tribute "Alive"」@STUDIO COAST(12/11)

 PIXIESのライヴに行って来ました。ま、「PIXIESの」と限定しちゃうとちょっと違うのかな。今回の初ジャパンツアー(そう、去年のフジロックはあったものの実質これが初の来日ツアーなんだよね!)最終日となる12/11、この日のみのスペシャルな企画が行われたんですよ。PIXIESのライヴには違いないんだけど、それプラス2組の日本のバンドがゲストに付き、「PIXIES TRIBUTE」なんて銘打って共演するという。ゲストに選ばれたのはBEAT CRUSADERSとMO'SOME TONEBENDER。共に数年前に日本でリリースされたPIXIESトリビュートアルバムに参加した、それこそ「PIXIESチルドレン」と呼んでも差し支えないような存在。現在の立ち位置こそ独自のものがあるけど、もとは影響を受けたクチでしょうしね。

 新木場STUDIO COASTには初めて行ったんですが、なかなか良いハコですね。外装も海外のライヴハウスみたいだし(写真参照)、中はある程度広めで余裕もあり、また内装もちょっと小洒落た感じで雰囲気良いし。広さ的にはZepp Tokyoを横に延ばしたような感じかな。キャパ的にもZeppとほぼ同じくらいみたいだしね。意外と好きかもしんない。都心からのアクセスもまずまずだし(京葉線で東京駅から10分くらいだしね)。

 それではライヴの感想をそれぞれ簡単に書いていきましょう。この日はビークル、モーサムが共に30分程度、PIXIESが65分程度でトータル3時間くらいで、思ったよりも長く感じませんでしたね。逆に前座がもっと長くやるもんだと思ってたから(PIXIESが短いのは知ってたので)21時ちょい前に終わった時にはちょっと面食らいました。



■BEAT CRUSADERS
 夏の「ROCK IN JAPAN FES」以来だったけど、この日はドラマーのマシータが病気療養中ということで欠席、サポートメンバーを入れてのステージでしたが、特に違和感は感じませんでした。内容的にも夏に観た時と似たような感じ。ヒット曲 "HIT IN THE USA" を出し惜しみせずに前半に持ってくるセットリストも相変わらず。
 ただ、この日のお客(主にPIXIES目当て)にはちょっと受け入れられてなかったような気がしないでも。前の方に集まったお客は明らかに彼ら目当てでこの日の高いチケットを購入した若い子達(それこそ、首にタオルを巻いてるような子達。少なくともPIXIESファンには見られない傾向だわな)で、フロア後方はスカスカ。更に後ろに2階席的高台があって、そこで腕組んで様子見してる人が多かったかな。あとフロアに入らないでバーフロア(隣の部屋)で呑んだり喋ったりしてる人も多かったようで。遅刻組も多かったのかな、前座はいいやーっていうPIXIESファンとか。
 とにかくまぁ‥‥現時点の音楽性は確かにPIXIESのソレよりはGREEN DAY以降のポップパンク〜パワーポップの流れを汲むものだけど、やはり "FIRESTARTER" 辺りを聴くと元の出所は隠せないよなぁ、と。そこだけは非常に興味深かったかな。ま、それ以外は特に新しい発見もなく、いつも通りのビークルでした。

  [SETLIST / BEAT CRUSADERS]
  01. JAPANESE GIRL
  02. LOVE POTION #9
  03. HIT IN THE USA
  04. Imagine?
  05. LOVE DISCHORD
  06. DAY AFTER DAY
  07. FIRESTARTER
  08. FEEL


▼BEAT CRUSADERS「MUSICRUSADERS」(amazon


■MO'SOME TONEBENDER
 随分と久し振りに観るモーサムだったんだけどさ。ここ最近、自分の身の回りの「今のモーサムは凄い!」って声がとにかく凄くて。で、とにかくこの時期(新作リリース直後)に一度、ちゃんと観ておこうと思ってて。丁度いい機会だったわけですよ。
 んで‥‥出てきた瞬間、GANG OF FOURのカバー(以前出たニューウェーブトリビュート盤収録)"To Hell With Poverty" ですからね。しかもタケイ劇場と来たもんですから、何も知らないお客はキョトンとしちゃって。俺は‥‥ただひたすら爆笑ですよ。何だ何だ、今はこんなことになってるのか!!って。ちょっとゾクゾクした。その後もここ1〜2作の曲が中心で‥‥知らない曲ばかりだったんだけど、これがとにかくカッコイイのなんのって! 凄い、やられた!って気持ちでいっぱい。終始ドキドキしてましたよ。
 言い過ぎかもしれないけど‥‥ホントに今、このバンドは化けようとしてるな、と。その過程に立ち会えてるんだな、と。そのくらいの「なんだかよく判らないけど、凄いもの観ちゃった!」感がビシビシと伝わってきました。これはもう、単独公演行くしかねーよな!(って行きますが。もうチケット取りましたが)

  [SETLIST / MO'SOME TONEBENDER]
  01. To Hell With Poverty (cover of GANG OF FOUR)
  02. GREEN & GOLD
  03. ロッキンルーラ
  04. ペチカ
  05. Have you ever seen the stars?
  06. ダミアン


▼MO'SOME TONEBENDER「Rockin' Luuula」(amazon


■PIXIES
 さて、念願のPIXIESです。去年のフジロックでは実は全部観てないんだよね。後に東京事変があったんで、前半だけかな。ま、聴きたかった曲の大半は聴けてたので、それはそれで満足だったんだけど。そもそも俺、彼らにそこまで強い思い入れってリアルタイムではなかったんだよね。どちらかというと、フランク・ブラックがソロになって以降ハマッたクチ。んで更にPIXIESを深いところまで知ったという。丁度時期的にグランジとかRADIOHEADみたいなフォロアーがどんどん出てきてた時期だったんで、巷の再評価に習って聴いてたようなとこはあるかな。
 んでさ、この日のステージ。基本的にはセットリスト毎日違ったらしくて、最終日はいきなり "Bone Machine" からスタートしたんで、発狂しそうになった。危なかった。その後も耳に馴染んだ名曲の数々。"Cactus" 〜 "Broken Face" なんて流れ、失禁ものだって。更に中盤、"Wave Of Mutilation" から数曲の流れが‥‥殺す気か!?と。本気で胸がドキドキしてた。久し振りにときめいた。なんじゃこりゃ! あー俺ロック好きで良かったーって。気持ちは中学生くらいに戻ってた。いや、彼らが活躍してた頃は既に十代後半〜二十歳頃だったんだけど。
 MCも特になく淡々と進むステージ。時々キム・ディールが喋るんだけど(日本語で「アリガト」とかね)、それがもうキュートでさ‥‥キム姐さんに対してまさか「キュート」なんて言葉を使う日が来るとは思ってもみなかったけどさ。あと、フランクとの掛け合い漫才(笑)も非常にほんわかとした空気を周りに与えててさ。殺伐ロックなのに、音が止むとホントにほんわか。このギャップもいい。彼らが愛される理由が判った気がした(いや全盛期はこんなじゃなかっただろうけどさ)。
 単独公演の時よりも数曲短かったようだけど、これだけやって聴きたい曲も殆ど聴けて、そりゃ満足でしょ。結局この再結成における「新曲」はまだひとつもないわけで、新譜のリリースもない、ただひたすら楽しむためにライヴやってます的空気の中ツアーが続いてるわけですが‥‥そろそろいいんじゃないの? 確かに過去の名曲群と肩を並べるような楽曲が生まれるかどうか、そこはちょっと聴くのが怖かったりもしますが‥‥けど次は是非、新作を伴ったツアーで再来日を果たして欲しいな。その時はまた、この日感じたみたいな「ロックっていいよなー!」っていうシンプルで素直な気持ちを思い出し、体感したいなぁ。そう思わずにはいられない、素敵なイベントでしたよ。

  [SETLIST / PIXIES]
  01. Bone Machine
  02. I Bleed
  03. Monkey Gone To Heaven
  04. Cactus
  05. Broken Face
  06. Subbacultcha
  07. Caribou
  08. Hey
  09. Velouria
  10. Wave Of Mutilation
  11. Gouge Away
  12. Debaser
  13. Tame
  14. In Heaven
  15. La La Love You
  16. Here Comes Your Man
  17. Holiday Song
  18. Nimrod's Son
  19. Vamos
  20. Where Is My Mind?
  ---encore---
  21. Gigantic


▼PIXIES「WAVE OF MUTILATION : THE BEST OF THE PIXIES」(amazon:US盤

投稿: 2005 12 24 12:30 午前 [2005年のライブ, MO'SOME TONEBENDER, Pixies] | 固定リンク

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