2010/02/16

「meet up vol.2」明日開催です(タイムテーブル公開)

今年1月から始まった“そのつどの新譜をかけまくる”イベント「meet up」。第2回目がいよいよ明日2月17日(水)に開催されます。

■meet up vol.2
日時:2010/2/17(水)OPEN 19:30 / START 20:00 / CLOSE 23:00
会場:渋谷Bar Isshee
料金:通常バー営業(ワンドリンク+チャージ)
ホストDJ:小野島大西廣智一a/k/a“とみぃ
ゲストDJ:小出斉

<タイムテーブル>
20:00〜21:00 西廣智一a/k/a“とみぃ”
21:00〜22:00 小出斉
22:00〜23:00 小野島大

洋邦を問わずそのつどの新譜を、毎回ゲストを迎えながらかけまくるイベントです。原則として旧譜はかけません(話題のリイ シュー盤などは別)。踊らせることが目的ではないので(もちろん踊ってもOKです)、普段のDJではかけにくいような静かな曲や長尺の曲なども交えてプレ イします。踊るもよし、聞き込むもよし、お酒のBGMでもよし。平日の夜、終電で帰れる時間帯での開催となるので、学校や会社帰りに気軽にどうぞ。

今回はトップバッターということで、前回以上に緩めにいこうかと思ってたんですが、もしかしたらゴリゴリした感じで攻めるかもしれません(ていうか、現時点でまだ選曲決まってません)。とにかく「おおっ!」と思えるものをガンガンかけていくんで、よかったら遊びに来てください。お待ちしております!

投稿: 2010 02 16 10:30 午後 [2005年のLIVE, meet up, イベント] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2006/01/07

COUNTDOWN JAPAN '05-'06@幕張メッセ(12/31)

 さ、いよいよ3日目、最終回です。大晦日のカウントダウンライヴなんて、'91年末のMETALLICA@東京ドーム以来、か‥‥約15年振りですよ。ワハハ。その後カウントダウンといえばサザンかX JAPANかジャニーズか、って感じになっちゃいましたからね。ここまでカウントダウンライヴが定着したのって、まぁ先の先駆者の功績も大きいでしょうけど、ここ数年ならやはりCDJの影響は大きいんじゃないですかね。いや判らないですけど。

 そんな感じで、ラストまでガッツリ楽しんできました(途中寝てたけどな)。その雰囲気が上手く伝わればいいんですが‥‥

●THE DAY 3 [2005.12.31.]


■真心ブラザーズ 4人バンドVersion [EARTH STAGE]
・真心4人Versionはエゾと全く同じ構成、同じ選曲だったと思う。
・3日前に観たばかりだから新鮮みはないけど、やっぱ良い。
・酔ってたせいもあるけど "素晴らしきこの世界" で泣いた。
・この1年を振り返って、ちょっとシリアスモードに入って反省。


▼真心ブラザーズ「PEACE AND LOUD〜MB′s Live Recordings Collection〜」(amazon


■エレファントカシマシ [EARTH STAGE]
・この後、少年ナイフで暴れようとか思ってたけど、そんな気分になれなくなって、何故かエレカシ観る羽目に。
・そのエレカシ。去年のCDJ以来1年振りってことで我ながら驚いた。
・セットリストは相変わらず、宮本がその場で決めてるのな。
・つまり1曲目だけ打ち合わせ済みで、曲が終る度に宮本が曲名をドラムに告げて次の曲のカウントが始まるという。
・"悲しみの果て"、"風に吹かれて" の哀愁2連発でグッときた。
・古めの曲は "やさしさ" と "デーデ" くらいか。定番曲。
・が、最後の最後にやった "ガストロンジャー" が素晴らし過ぎ。
・DATのシーケンステイクを使った音源バージョンも良いけど、それらを一切排除した今回みたいなバンドオンリーのバージョンも更にカッコ良い。いつぞやのRIJFでシーケンスの音が出なくなって急遽やったのが始まりだったんだっけ。偶然あの場に居合わせたけど、衝撃的にカッコ良かったんだよな。ふとあの時のことを思い出しました。


▼エレファントカシマシ「日本 夏(Amazon.co.jp 独占限定盤)」(amazon


■PUFFY [GALAXY STAGE]
・PUFFYは選曲的には夏のサマソニに近い感じ。1曲目が "Hi Hi" に変わってたのと、新シングル曲を削ってブルハ "人にやさしく" カバーを加えたくらいの違いか。
・"人にやさしく" は3年くらい前のサマソニでもやってたなぁ。
・サマソニと違ってGREEN DAY "Basket Case" カバーは思ったよりも盛り上がらなかった。この瞬間、このイベントの客層が見えた気がした。サマソニとエラい違いだったもん。
・あ、夏やってなかったJELLYFISH "Joining A Fanclub" やってたな。これも全然ウケてなかった。つーか元ネタ知らないだろうしな、ジャパンの客層じゃ。
・やっぱパワーポップですわ。

--SETLIST--
01. Hi Hi
02. 渚にまつわるエトセトラ
03. Joining A Fan Club [JELLYFISH]
04. これが私の生きる道
05. 人にやさしく [THE BLUE HEARTS]
06. Basket Case [GREEN DAY]
07. ブギウギ No.5
08. サーキットの娘
09. アジアの純真


▼PUFFY「THE VERY BEST OF PUFFY/amiyumi JET FEVER」(amazon


■bonobos [MOON STAGE]
・bonobosはなっちゃんかわいいに尽きる。
・いや、それだけじゃないて。バンドとしてのグルーヴ感が夏観た時よりも更に強靭になってた。
・やっぱ曲良い、演奏良い、気持ちいい。文句なし。
・裏がくるりと10-FEETってこともあって(「ってこともあって」?)集客に苦労してたけど、こっち選んで大正解だった。
・新年1発目の演奏にして最後の曲が "THANK YOU FOR THE MUSIC"。当然大合唱なわけですよ。鳥肌立った。


▼bonobos「electlyric」(amazon


■忌野清志郎 & NICE MIDDLE with NEW BLUE DAY HORNS [EARTH STAGE]
・清志郎、人が少ないのをいいことに前の方へ。
・内容的にはいつも通りなんだろうけど、明らかに予定時間を超過してまで演奏してた。1時間くらいやってたかな?
・そのくらいやらなくちゃな、ロックだし。
・やっぱ "スローバラード" で目頭熱くなった。
・その後の "雨上がり〜" や "気持ちE" で汗だくに踊りまくって、最後に "JUMP" で終了。やっぱ最高だわオッサン。


▼RC SUCCESSION「ラプソディー ネイキッド」(amazon


■LOST IN TIME [GALAXY STAGE]
・ロストはどこに行ってもロストのまま。気負わず驕らず、普段通り。
・"ヒカリ" からスタートした時は、ちょっとだけ鳥肌。
・新作からの曲中心、逆にそれが今の彼等にとっての等身大なんだよな。
・会場全体が幸せムードに浸ってるような、そんな空気。
・海北くんも気持ちよさそうに歌ってたなぁ。
・そして俺も呑んだくれてたわけだが。
・サポートメンバーも何の仕掛けもない、ホントにシンプルなセットだったけど、だからこそいつも以上に歌がダイレクトに響きました。
・最後 "羽化" でちょっとだけ‥‥キた。


▼LOST IN TIME「時計」(amazon


■レミオロメン [EARTH STAGE]
・レミオロメンは正直ユアソンかドーパンかで悩んだけど、後者2組は今後イベントで観る機会多そうだし、こういうイベントだからこそ彼等みたいな「今が(バンドとしても、セールス的にも)旬なバンド」を観るってのもアリだな、と。
・実際、メジャーデビュー直前に観て以来のレミオロメンは、2年半を経て相当たくましくなってました。
・つーかやった曲の大半が大ヒット曲という現実にちょっと驚かされた。
・そうか、もう武道館満員にできるバンドだもんな。そこにきてこの "粉雪" の大ヒットだから、ラストでもあれだけの人が入るわけだ。
・ホントにスケールのデカいバンドに成長しててビックリした。
・まだまだ未熟な面も多々あったけど、それでも少年から大人に変わる過程を見た気がした。
・"粉雪" の時、既にアースステージ入り口の泡雪が終了してたのは完全にジャパン側の失敗だと思う。あそこの、あの瞬間にやらなきゃ!
・曲終わりと共に会場を後に。外は雪こそ振ってなかったものの、今年一番じゃないかってくらいに冷え込んでた。


▼レミオロメン「粉雪」(amazon

投稿: 2006 01 07 01:24 午前 [2005年のLIVE, フェス] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2006/01/06

COUNTDOWN JAPAN '05-'06@幕張メッセ(12/30)

 さて、前日にアップした「COUNTDOWN JAPAN '05-'06」簡易レポ初日編に引き続き、今回は2日目であるところの12/30の簡易レポ(というか、当日のメモ)をご紹介します。

 正直なところ、この日はあまりライヴを観ておらず、タイムテーブルを知ってる人にはお判りいただけるかと思いますが、POLYSICSと曽我部恵一バンドとの間に1時間半、曽我部さんからZAZEN BOYSまで約3時間以上もの間が空くんですよ。で、その間何やってたかというと‥‥友人達と、ただひたすら酒呑んでたという(苦笑)。ほぼ泥酔に近い状態でしたね。ま、ZAZENの前にはちょっとこれじゃあマズいと思って、さすがに酒を控えましたが(お陰でZAZENの時には踊りまくって酒は全部抜けましたけどね。多分)。

 まぁそういうのも、またフェスっぽくていいですよね。残念なのは、これが屋内で、しかも真冬に開催だということ。惜しいよなぁ‥‥ま、この辺の悔しさはまた今年の夏に持ち越しってことで。

 それでは、本編に突入したいと思います。ホント、レポートにもなってない、単なる箇条書きメモですので、長文を期待してる人には肩すかしかもしれません。申し訳ない。

●THE DAY 2 [2005.12.30.]


■POLYSICS [GALAXY STAGE]
・ポリはエゾの時に久し振りにライヴ観て「これはヤバい!」と思ってて。
・機会があれば単独とか観ようと思ってたくらい。
・だから千葉LOOKが速攻で売り切れてたのも、AXが即日完売だったのにも驚いた。
・けど、アルバム聴いてライヴ観れば、それも納得いくと思う。
・海外ツアーを経て、ひと皮もふた皮も剥けたせいか、とにかく洗練されてた。
・アホっぷりは相変わらずだけど、そこ削ったらポリじゃなくなるし。
・曲のキャッチーさについてはここで言うまでもなく。
・正直新作を2005年の10枚に入れようかどうか迷ってるのよ俺(結局入れたし)
・しかし人入ってたねぇ。裏はサンボだったのに。
・圧巻でした、全てにおいて。


▼POLYSICS「Now is the time!」(amazon


■曽我部恵一バンド [GALAXY STAGE]
・曽我部さんは、実は今の編成になってからは初めてかな。
・バンド形体でのライヴ、最後に観たのって一昨年の朝霧か?
・それくらい観てなかった。っつーか弾き語りしか観てなかった。
・いやーカッコいい。ホント、ロックンロールが好きで、どうやったら楽しくロックンロールできるかをよく知ってる人達だね。
・"世界のニュース" バンドバージョンはやっぱり最強すぎる!
・終始気持ち良く踊らせていただきました。ありがとう!

--SETLIST--
01. ジュークボックスブルース
02. ハルコROCK
03. あたらしいうた
04. 世界のニュース
05. テレフォンラブ
06. LOVE-SICK
07. 青春狂走曲
08. STARS


▼曽我部恵一バンド「LIVE」(amazon


■ZAZEN BOYS [EARTH STAGE]
・ZAZENは丁度1年振り。
・前回もこのCDJの2日目だった。アヒトが最後の日ね。
・つまり、現体制を初めて観たことになるのか。
・噂通り、ホントにヤバいわこれ。
・リズムのうねり具合がこれまでと全然違う。
・より太くて強靭で、それでいてしなやか。
・アヒトとタイプが違うから比較しようがないけど、多分この選択は間違ってなかったと思う、両者にとって。
・勿論、相変わらず元ART-SCHOOL組も変態過ぎて素敵。
・向井は相変わらずだな。「幕張」を「まぐわり」言ってみたり。
・早く3rdアルバム聴きたい。
・あと今度の単独公演は何が何でも行くから。

--SETLIST--
01. USODARAKE TAKE2
02. HIMITSU GIRL'S TOP SECRET
03. HARD LIQUOR
04. FRIDAY NIGHT
05. CRAZY DAYS CRAZY FEELING
06. COLD BEAT
07. COLD SUMMER
08. 半透明少女関係


▼ZAZEN BOYS「ZAZEN BOYS III」(amazon


■MO'SOME TONEBENDER [MOON STAGE]
・モーサムは、もう何も言うことないでしょう。
・PIXIESの時みたいな衝撃こそなかったものの、やはり今日もタケイから目が離せず、気づいたら彼の前の方にいた俺。
・しかし‥‥このバンドのテンションでフルステージ見せられたら俺、どうなっちゃうんだろう‥‥
・それにしても、パイプ椅子攻撃には大爆笑したな。
・後ろの方の人達には、何が起こっているのが全く判らなかったらしいw
・ホント、タケイワールド全開だったわ。
・というわけで、3月のワンマン楽しみ!


▼MO'SOME TONEBENDER「Rockin' Luuula」(amazon


■PENPALS [GALAXY STAGE]
・ペンパは、最初は全部観るつもりだったのに、年の瀬にきてモーサムがね‥‥
・けど、全然観れないと諦めてたら、アンコール含めて40分近く観れた。
・後で伝え聞いたところによると、1stから近作までまんべんなくやってたみたいね。
・つまり、彼等がホントにやりたい曲だけやったのかしら。
・ま、詳しくはセットリストの通り。
・俺が観たのは "TELL ME WHY" のエンディング辺りから。8曲くらい観れたのか。
・個人的に聴きたかった曲を偶然にも幾つか聴けたので、よしとします。
・"MORE FUN?" の時、一瞬ステージの上がひたちなかのレイクステージに見えた。
・辺り一面が青空に見えてきて、あーフェスのペンパルズってこんな感じだよね、って勝手に理解できてた。
・でも間違ってないと思う。きっとそういうバンドだったんだなと。
・あの観客を見て、彼等は何を思ったのか。
・解散、やっぱりやーめた、っていう勇気があってもいいと思う。
・それは決してカッコ悪いとは思わない、少なくともファンにとっては。
・ケジメとかそういうのはいいから、ちょっとでも心が動いたのなら‥‥
・なんて途中に考えたけど、ラストの4人を見たらそんなことも言えず。
・凄く楽しんでるのが判ったから、ああこれでよかったんだ、って思った。
・多分彼等のユニットを追うことはないけど、でも時々思い出したようにペンパルズは聴き続けたい。
・ありがとう。お疲れさまでした。最高でした。

--SETLIST--
01. ASTRO MOTEL
02. CARS
03. 70 TIMES
04. I Guess Everything Remimds You
05. RIGHT NOW
06. I WANNA KNOW
07. NO ROCK'N'ROLL RADIO
08. BOYS & GIRLS
09. JUMPIN' THE GUN
10. AMERICAMAN
11. TELL ME WHY
12. A.F.O.K
13. LIFE ON THE HIGHWAY
14. LIFE ON THE WAY
15. MORE FUN?
-encore-
16. 君を見てた
17. DAYS GONE BY
18. ラヴソング
19. All Fun Of Kids


▼PENPALS「Super Powerless」(amazon

投稿: 2006 01 06 12:11 午前 [2005年のLIVE, フェス] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2006/01/05

COUNTDOWN JAPAN '05-'06@幕張メッセ(12/29)

 2003年末に初めて開催された、屋内冬フェスこと「COUNTDOWN JAPAN」。「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」の冬版としてスタートしたこのイベントも、2005年で3回目。そしてとうとう全日ソールドアウトというピークに達しました。夏の全日ソールドアウトは判るとしても、まさかこの年末イベントまで前売りの段階で完売するとは、誰が想像したでしょうか。正直、俺も驚いたし、実際最終日のチケットのみギリギリまで手に入れることができずに焦ったわけですが‥‥(ま、各方面のご協力により、無事全日参加することができましたが)。

 ここでは各開催日毎に、自分が観たアクトに対してメモ程度の簡単なコメントをつけて、感想を書いていきたいと思います。レポとはちょっと違いますが、まぁ場の雰囲気を何となく理解していただけたら嬉しいです。

 詳しい写真付きレポートは公式サイトに全て載ってますので、そちらと併せて読んでいただけると幸いです。

●THE DAY 1 [2005.12.29.]


■ORANGE RANGE [EARTH STAGE]
・今回含めて今年3回観てますが、過去観た中でダントツの出来。
・「アリーナやスタジアムに合ってない」って書いたけど、単にドラムが変わって噛み合ってなかっただけなのかな、今日はアリーナバンドとして十分に機能してた。
・選曲が3rd中心だったこともあって、全曲判ったのにはさすがに苦笑い。
・ていうか、バンドとしてのポテンシャルは夏から大幅にアップしてる。正直、もうネタで笑かすとかそういう下手なことできないや。
・あの、真面目な話。ホントにすごくいい「バンド」になってる。
・今日見逃した人は後悔するといいよ。

--SETLIST--
01. ロコローション
02. お願い!セニョリータ
03. HYSTERIC TAXI
04. Twister
05. 以心伝信
06. BETWEEN
07. GOD69
08. キリキリマイ
09. yumekaze


▼ORANGE RANGE「Иatural」(amazon


■チャットモンチー [MOON STAGE]
・チャットモンチーは演奏しっかりしてるのでいいと思いまーす。
・なんか、懐かしい感じがした。
・2曲しか観れてないので、評価は今後に後回し。
・でもアルバムはお気に入りです。


▼チャットモンチー「chatmonchy has come」(amazon


■Theピーズ [MOON STAGE]
・ピーズはね、真ん中の柵のところで最初ジッと観てた。
・そしたら "肉のうた" なんかやりやがって!!!!!
・当然堪え切れずに前へ。
・ちょっと上がった。
・「赤羽39」中心のセットリストなのに、すんげー盛り上がった。


▼Theピーズ「赤羽39」(amazon


■奥田民生 [EARTH STAGE]
・民生師匠は久し振りに観たかも。
・この編成になってからは初めてか。ベースは小原礼で、ドラムが‥‥
・元DEAD ENDの湊だった(爆)
・シータカさんのリズムに慣れてたせいか、スゲー違和感感じた。
・ストーンズでコージー・パウエルが叩いてるくらいの違和感。
・特に "さすらい" のフィルがハードロックっぽくてアレだった。
・後は気にならなかったかな。
・"The STANDARD" 弾き語りでウルッときた。
・あと陽水 "最後のニュース" のへヴィーバージョン・カバーも良かった。

--SETLIST--
01. まんをじして
02. 快楽ギター
03. 御免ライダー
04. The STANDARD(弾き語り)
05. トリッパー
06. さすらい
07. 最後のニュース
08. 近未来
09. イージュー☆ライダー


▼奥田民生「トリッパー」(amazon


■RAM RIDER [DJ BOOTH]
・DJセットで15分くらい観たのかな。
・SPACE COWBOYとか自分の曲とかとりまぜつつ。
・気持ちよく踊れましたよ。今度は「ライヴ」を観たい。


▼RAM RIDER「PORTABLE DISCO」(amazon


■ELLEGARDEN [EARTH STAGE]
・エルレを初めて観たわけですが‥‥
・音源は結構前から聴かせてもらってたんですが、ライヴは初。
・で‥‥
・ゴメン、俺には必要のないバンドだと思いました。
・悪いとか苦手とかじゃなく。
・全然引っかからなかったのね。
・曲はいいと思うし、CDはたまに聴くんだけど。
・ライヴはお金を払ってまで観たいと思わなかった。
・それは、ステージ云々のみの話じゃなく、全体を含めてね。
・なんか‥‥うん、ゴメン。
・タイミングの問題なのかもしんない。
・ただ、今は必要ないかな、と。ホントそれだけ。
・一応セットリストは載せておきます。

--SETLIST--
01. Supernova
02. 風の日
03. 虹
04. Stereoman
05. Pizza Man
06. スターフィッシュ
07. Mr.Feather
08. Marry Me
09. Space Sonic
10. モンスター
11. ジターバグ
12. Red Hot


▼ELLEGARDEN「Space Sonic」(amazon


■KEN YOKOYAMA [EARTH STAGE]
・いきなりSLAYER "South Of Heaven" からスタート。
・そのまま "Popcorn Love" かと思いきや、"Ricky Punks"。
・以後、怒濤の流れ。
・ステージに子供を上げてました。思わずこちらもニンマリ。
・終始安心して、笑顔で楽しめた。迷いがないよね。
・誰かさんとは大違いだ。
・ある意味で、彼こそが「青春PUNK」なんじゃなかろうか。
・正に、死ぬまで青春だな。
・やっぱり "Believer" で泣きそうになった。

--SETLIST--
01. Ricky Punks
02. Eight-Hour Drive
03. Jealous
04. Funny Things
05. Handsome Johnny
06. Believer
07. Can't Take My Eyes Off To You
08. Empty Promises
09. Summer Of '99
10. I Go Alone Again
11. Last Train Home
12. Sucky Yacky
13. Ten Years From Now
14. Running On The Winding Road
15. How Many More Times


▼KEN YOKOYAMA「Nothin' But Sausage」(amazon


■東京スカパラダイスオーケストラ [EARTH STAGE]
・スカパラは、いつも通り楽しかったです。
・ハナレグミ永積がゲストで、あれを歌いました。
・ま、予想通りでしたけど。
・アンコールで “Down Beat Stomp”、永積も一緒にステージへ。
・やっぱりスカパラは無条件で楽しめるから、好きだ。


▼東京スカパラダイスオーケストラ「追憶のライラック」(amazon

投稿: 2006 01 05 10:57 午後 [2005年のLIVE, フェス] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2005/12/24

「Pixies Tribute "Alive"」@STUDIO COAST(12/11)

 PIXIESのライヴに行って来ました。ま、「PIXIESの」と限定しちゃうとちょっと違うのかな。今回の初ジャパンツアー(そう、去年のフジロックはあったものの実質これが初の来日ツアーなんだよね!)最終日となる12/11、この日のみのスペシャルな企画が行われたんですよ。PIXIESのライヴには違いないんだけど、それプラス2組の日本のバンドがゲストに付き、「PIXIES TRIBUTE」なんて銘打って共演するという。ゲストに選ばれたのはBEAT CRUSADERSとMO'SOME TONEBENDER。共に数年前に日本でリリースされたPIXIESトリビュートアルバムに参加した、それこそ「PIXIESチルドレン」と呼んでも差し支えないような存在。現在の立ち位置こそ独自のものがあるけど、もとは影響を受けたクチでしょうしね。

 新木場STUDIO COASTには初めて行ったんですが、なかなか良いハコですね。外装も海外のライヴハウスみたいだし(写真参照)、中はある程度広めで余裕もあり、また内装もちょっと小洒落た感じで雰囲気良いし。広さ的にはZepp Tokyoを横に延ばしたような感じかな。キャパ的にもZeppとほぼ同じくらいみたいだしね。意外と好きかもしんない。都心からのアクセスもまずまずだし(京葉線で東京駅から10分くらいだしね)。

 それではライヴの感想をそれぞれ簡単に書いていきましょう。この日はビークル、モーサムが共に30分程度、PIXIESが65分程度でトータル3時間くらいで、思ったよりも長く感じませんでしたね。逆に前座がもっと長くやるもんだと思ってたから(PIXIESが短いのは知ってたので)21時ちょい前に終わった時にはちょっと面食らいました。



■BEAT CRUSADERS
 夏の「ROCK IN JAPAN FES」以来だったけど、この日はドラマーのマシータが病気療養中ということで欠席、サポートメンバーを入れてのステージでしたが、特に違和感は感じませんでした。内容的にも夏に観た時と似たような感じ。ヒット曲 "HIT IN THE USA" を出し惜しみせずに前半に持ってくるセットリストも相変わらず。
 ただ、この日のお客(主にPIXIES目当て)にはちょっと受け入れられてなかったような気がしないでも。前の方に集まったお客は明らかに彼ら目当てでこの日の高いチケットを購入した若い子達(それこそ、首にタオルを巻いてるような子達。少なくともPIXIESファンには見られない傾向だわな)で、フロア後方はスカスカ。更に後ろに2階席的高台があって、そこで腕組んで様子見してる人が多かったかな。あとフロアに入らないでバーフロア(隣の部屋)で呑んだり喋ったりしてる人も多かったようで。遅刻組も多かったのかな、前座はいいやーっていうPIXIESファンとか。
 とにかくまぁ‥‥現時点の音楽性は確かにPIXIESのソレよりはGREEN DAY以降のポップパンク〜パワーポップの流れを汲むものだけど、やはり "FIRESTARTER" 辺りを聴くと元の出所は隠せないよなぁ、と。そこだけは非常に興味深かったかな。ま、それ以外は特に新しい発見もなく、いつも通りのビークルでした。

  [SETLIST / BEAT CRUSADERS]
  01. JAPANESE GIRL
  02. LOVE POTION #9
  03. HIT IN THE USA
  04. Imagine?
  05. LOVE DISCHORD
  06. DAY AFTER DAY
  07. FIRESTARTER
  08. FEEL


▼BEAT CRUSADERS「MUSICRUSADERS」(amazon


■MO'SOME TONEBENDER
 随分と久し振りに観るモーサムだったんだけどさ。ここ最近、自分の身の回りの「今のモーサムは凄い!」って声がとにかく凄くて。で、とにかくこの時期(新作リリース直後)に一度、ちゃんと観ておこうと思ってて。丁度いい機会だったわけですよ。
 んで‥‥出てきた瞬間、GANG OF FOURのカバー(以前出たニューウェーブトリビュート盤収録)"To Hell With Poverty" ですからね。しかもタケイ劇場と来たもんですから、何も知らないお客はキョトンとしちゃって。俺は‥‥ただひたすら爆笑ですよ。何だ何だ、今はこんなことになってるのか!!って。ちょっとゾクゾクした。その後もここ1〜2作の曲が中心で‥‥知らない曲ばかりだったんだけど、これがとにかくカッコイイのなんのって! 凄い、やられた!って気持ちでいっぱい。終始ドキドキしてましたよ。
 言い過ぎかもしれないけど‥‥ホントに今、このバンドは化けようとしてるな、と。その過程に立ち会えてるんだな、と。そのくらいの「なんだかよく判らないけど、凄いもの観ちゃった!」感がビシビシと伝わってきました。これはもう、単独公演行くしかねーよな!(って行きますが。もうチケット取りましたが)

  [SETLIST / MO'SOME TONEBENDER]
  01. To Hell With Poverty (cover of GANG OF FOUR)
  02. GREEN & GOLD
  03. ロッキンルーラ
  04. ペチカ
  05. Have you ever seen the stars?
  06. ダミアン


▼MO'SOME TONEBENDER「Rockin' Luuula」(amazon


■PIXIES
 さて、念願のPIXIESです。去年のフジロックでは実は全部観てないんだよね。後に東京事変があったんで、前半だけかな。ま、聴きたかった曲の大半は聴けてたので、それはそれで満足だったんだけど。そもそも俺、彼らにそこまで強い思い入れってリアルタイムではなかったんだよね。どちらかというと、フランク・ブラックがソロになって以降ハマッたクチ。んで更にPIXIESを深いところまで知ったという。丁度時期的にグランジとかRADIOHEADみたいなフォロアーがどんどん出てきてた時期だったんで、巷の再評価に習って聴いてたようなとこはあるかな。
 んでさ、この日のステージ。基本的にはセットリスト毎日違ったらしくて、最終日はいきなり "Bone Machine" からスタートしたんで、発狂しそうになった。危なかった。その後も耳に馴染んだ名曲の数々。"Cactus" 〜 "Broken Face" なんて流れ、失禁ものだって。更に中盤、"Wave Of Mutilation" から数曲の流れが‥‥殺す気か!?と。本気で胸がドキドキしてた。久し振りにときめいた。なんじゃこりゃ! あー俺ロック好きで良かったーって。気持ちは中学生くらいに戻ってた。いや、彼らが活躍してた頃は既に十代後半〜二十歳頃だったんだけど。
 MCも特になく淡々と進むステージ。時々キム・ディールが喋るんだけど(日本語で「アリガト」とかね)、それがもうキュートでさ‥‥キム姐さんに対してまさか「キュート」なんて言葉を使う日が来るとは思ってもみなかったけどさ。あと、フランクとの掛け合い漫才(笑)も非常にほんわかとした空気を周りに与えててさ。殺伐ロックなのに、音が止むとホントにほんわか。このギャップもいい。彼らが愛される理由が判った気がした(いや全盛期はこんなじゃなかっただろうけどさ)。
 単独公演の時よりも数曲短かったようだけど、これだけやって聴きたい曲も殆ど聴けて、そりゃ満足でしょ。結局この再結成における「新曲」はまだひとつもないわけで、新譜のリリースもない、ただひたすら楽しむためにライヴやってます的空気の中ツアーが続いてるわけですが‥‥そろそろいいんじゃないの? 確かに過去の名曲群と肩を並べるような楽曲が生まれるかどうか、そこはちょっと聴くのが怖かったりもしますが‥‥けど次は是非、新作を伴ったツアーで再来日を果たして欲しいな。その時はまた、この日感じたみたいな「ロックっていいよなー!」っていうシンプルで素直な気持ちを思い出し、体感したいなぁ。そう思わずにはいられない、素敵なイベントでしたよ。

  [SETLIST / PIXIES]
  01. Bone Machine
  02. I Bleed
  03. Monkey Gone To Heaven
  04. Cactus
  05. Broken Face
  06. Subbacultcha
  07. Caribou
  08. Hey
  09. Velouria
  10. Wave Of Mutilation
  11. Gouge Away
  12. Debaser
  13. Tame
  14. In Heaven
  15. La La Love You
  16. Here Comes Your Man
  17. Holiday Song
  18. Nimrod's Son
  19. Vamos
  20. Where Is My Mind?
  ---encore---
  21. Gigantic


▼PIXIES「WAVE OF MUTILATION : THE BEST OF THE PIXIES」(amazon:US盤

投稿: 2005 12 24 12:30 午前 [2005年のLIVE] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2005/12/23

Theピーズ@liquidroom ebisu(12/4)

 新作「赤羽39」が素晴らしすぎたので、ツアー初日@千葉LOOKに続いて東京公演@恵比寿リキッドにも行ってきました。2デイズのうちの2日目。さすがに2公演は厳しいなーと思ったもので、1公演のみ。許せ。

 さてさて。初日が新作収録曲の全披露というスペシャルな内容だったのと違い、今回はさすがに通常のプログラムだったようです。それでも新作を引っ提げたツアーってことで、「赤羽39」からの曲が多めでしたけど。

 全29曲、時間にして2時間20分。改めてセットリスト見ると、本当にバランス良いよな。頭2曲で "脳ミソ"、"生きのばし" というパワーソングを持ってきて一気に沸点へ。なのにニューアルバムの曲になってもテンションは全く落ちない。それだけ「赤羽39」が充実してるってことでしょう。いや、復活後の「Theピーズ」から、ホントにいい感じで活動続いてるし、アルバムもハズレなし。ライヴに関してもハズレって思うものにまだ当たったことないし。MCの加減もこれくらいで丁度いいよ。正直5月のワンマンは喋りすぎ、長過ぎた(笑)。

 この日は久し振りの "ニューマシン" や "どっかにいこー" の他に、"気ばらしのバット" なんて曲も聴けて大満足。千葉ではやってなかった往年のナンバーも多く、ホントに文句なし。このライヴの数日後にはるが40才の誕生日を迎えてしまうということで「ライヴでやるのはこれが最後か?」という前振りで始まった "40" 含め、何も言うことなし。

 当日、はるのMC中に俺の前にいたガキがいきがって「はるぅ〜、死ぬなよ〜」と酔っぱらって叫んでたけど‥‥過去の曲はともかく、ここ数作の曲を聴いて、そして歌詞を読んで‥‥無様でも前進しよう、生き恥晒しながら日々進もうってこと、感じ取れないのかね? 面白がって言っただけかもしんないけど、ちとカチンときた。っつーか気分悪くなった。

 こんだけの曲をコンスタントに生み出して、こんだけのライヴを常にやって、それでもまだ言うかね。ホントどうかと思うよ。

 とまぁ俺の愚痴はこの辺にして‥‥今回のツアー、まだまだ来年まで続きます。年末のイベント関係にもポツポツ出るようですし、観る機会があったら是非無理してでも観てください。ま、俺が言うまでもないか。

 あー今回も特に書くことなかったなー。もうピーズのレポートはやらなくてもいいかー。別にあら探しする気にもならないし。いつも気持ちよく踊って酔っぱらって終始笑顔でいられるからなー。


  [SETLIST]
  01. 脳ミソ
  02. 生きのばし
  03. リサイクリン
  04. 東の窓
  05. ニューマシン
  06. シニタイヤツハシネ
  07. 生きてれば
  08. どっかにいこー
  09. 体にやさしいパンク
  10. ヒッピー
  11. ゴーラン
  12. 実験4号
  13. ギア
  14. 40
  15. 気ばらしのバット
  16. 赤羽ドリーミン
  17. Telしてこい
  18. クリスマス
  19. ドロ舟
  20. 焼めし
  21. 喰えそーもねー
  22. ノロマが走っていく
  23. とどめをハデにくれ
  24. 眠る前に一発
  ---encore1---
  25. サマー記念日
  26. 何様ランド
  ---encore2---
  27. デブジャージ
  28. Yeah
  29. グライダー



▼Theピーズ「赤羽39」(amazon

投稿: 2005 12 23 01:46 午前 [2005年のLIVE] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2005/12/22

Mr.Children@東京ドーム(11/27)

 Mr.Childrenの単独ツアーに行って来ました。夏の「ROCK IN JAPAN FES」で久し振り(4年振り!?)に観てちょっと感動し、次のアルバムを引っ提げたツアーは必ず観たい!と思ってたのですが、なかなかチケットが取れなくてね。ギリギリになって何とか確保できて正直ホッとしましたよ。

 新作「I♥U」はセールス的には過去の作品に匹敵しないものの(それでも100万枚突破してますが)内容的には申し分ない傑作に仕上がっていると確信してるだけに、ライヴもそれに沿った素晴らしいものになるだろう‥‥そう思ってたのですが、実際にはそれ以上のクオリティで正直「やられた!」と思いましたね。いやもう、スケール感が違うもの。アリーナクラスのライヴはこの1週間前にMOTLEY CRUEを観てたわけですが、あれとはまたベクトルの向きが違うけど、とにかく大会場でなくてはならないステージだったと思います。選曲の主軸は勿論新作なのですが、そこに肉付けされているここ数作の楽曲。ある意味では「復活」後の楽曲の総決算的、グレイテストヒッツ・ツアーと呼べなくもない(シングルヒットという意味ではなく、ね)。そしてセットは「深海」ツアー以降の彼等らしい、非常に凝っていてお金を存分にかけたものに仕上がってる。エンターテイメントとしてのショーと、表現者としてのパフォーマンス。そのバランス感が絶妙なのは言うまでもないでしょう。人によってはそれを「説教臭い」と感じてしまうかもしれませんが、古くからのファンにとっては「相変わらずだなぁ」と親しみを込めた苦笑いをしてしまう内容だったんじゃないかな?(少なくとも俺はそうでしたが)

 ツアーメンバーは「DISCOVERY」ツアー以降固定なんで馴染みある面々ばかりだけど、こうやって長時間(約3時間のステージ!)改めてじっくり観て思ったのは、演奏が非常にタイトにまとまってるなぁってこと。ドーム云々による音響面は仕方ないとしても、演奏自体がタイトになってるのは十分に伝わってきました。リズム隊もしなやかだったし、田原のギターもこれまでで一番自己主張してるように感じられたし。鍵盤ふたりの仕事振りも目を見張るものがあったし。多分この辺のまとまりって、夏のイベントやフェスに出演したことも大きく影響してるんでしょうね。ただアルバムを作りました、じゃあリハーサルしてツアーに出ましょう、ってノリじゃなかったしね今回。アルバム自体も思ってたよりも早くに出来上がっちゃったし。この辺、今が非常に良い状態なのが伝わってきます。

 序盤に演奏し慣れた曲を並べ徐々に場を温めていく。頭4曲にダンサブルなノリのナンバーを並べ、その後に必殺の "innocent world"。流れとしては完璧じゃないですかね? 勿論、この辺のセットリストに関しては日によって少しずつ変わっているので、観た人にとっては自分が参加した日こそがベスト!って考えがあるかもしれませんけど(例えば大阪初日では "シーラカンス" やってますしね!)。ここアルバム2作のツアーを観れてなかっただけに、その辺の曲を多めにやってくれて、尚かつ「Q」といった作品からもバンバンやってくれる今回のセットリスト、非常に好感が持てました。

 俺が参加したのは東京2公演のうちの2日目だったのですが、初日と違ったのは弾き語りだけかな(前日は "君が好き" を披露)。但し、この日の "SAY YES"(勿論あのCHAGE & ASKAのヒット曲な)はさわりのみだし、"抱きしめたい" は2コーラス目に入るところの転調を間違え(サビで転調して、2コーラス目のAメロでまた元に戻るんだけど、間違えてそのままのキーで歌おうとして素っ頓狂な歌い出しになってしまった。苦笑)途中2コーラス目からやり直し。思いっきり苦笑しましたよ。ま、その辺のドジさも込みで「いかにも」ミスチルらしいなーって思ったりもしたんですが(シリアスで込み上げるような "抱きしめたい" は過去散々聴いてきてるし、こういう笑顔であったかいのもいいなーって思ったもので)。そういえば前回のドーム(1997年3月)でもこの曲、アコースティックバージョンで演奏されてたよなーって今ふと思い出しました。

 やはり "蘇生" からの温度の上がり具合はもの凄いものがありましたね。"Hallelujah" ってアルバムで聴くとそんなにいい曲だとは思わないんだけど、ライヴだといつも込み上げるものがあるんだよなー。そしてそのまま自然に "and I love you" へと続く構成も、初めてこの曲を聴いた時から何となく「パート2っぽいよな」と思ってた自分の考えが繋がったようで、ちょっと嬉しかったり。

 アンコールラストの "潜水" が終わった後にS.E.として "Sign" が流れるんだけど(今回のツアーでは演奏されず)、それを左右の花道への移動中、桜井はずっと歌ってて、丁度真ん中に戻って来た時サビの最後の方で、思わず会場と一緒に歌ってしまってました、マイク通して。ちょっとしたファンサービスなんだけど、さすがにちょっとホロッときた。いや、終始ホロッときまくりでしたけど。"くるみ" なんて歌い出した瞬間に涙腺ヤバかったし。あの新しいアレンジもよかったね。

 それにしても‥‥今時ここまで大掛かりなセットを組んだライヴ、海外でも少ないんじゃないの? 恐らく「深海」の頃から一緒にやってる海外製作チームなんだろうけど(ROLLING STONESとかU2のステージセットを手がけてる連中)、今やここまでやるのはPINK FLOYDくらいなんじゃないかな、と。それくらい金かけた、見応えあるセットでしたよ。映像もFLOYDっぽいしね。まぁこの辺はいつも通りか。

 不満はないことはないけど、それを言い出したらキリがないし、別にそんなこと口にしなくても十分に金額に見合っただけのものを得たと思います。やっぱりミスチルはどこまでいってもミスチルだ、と。それを改めて実感でき、嬉しかったですよ。確かにこの集大成的内容を観て「再度活動休止?」なんて声が挙がってますが、まぁそう思っても不思議じゃないくらいの(彼等なりの)サービス振りだったし。

 でもまぁ‥‥間違いなく「続き」ますよ。この状態を観たら、終わるなんてことはありえないし。多少休むことはあっても、それは次に繋ぐための休息・充電期間でしかないわけですし。まだまだ登り詰めますよ、このバンド、そして桜井和寿という男は。


  [SETLIST]
  01. LOVEはじめました
  02. Dance Dance Dance
  03. ニシエヒガシエ
  04. 跳べ
  05. innocent world
  06. 言わせてみてぇもんだ
  07. くるみ
  08. CANDY
  09. 靴ひも
  10. 隔たり
  11. ファスナー
  12. Monster
  13. CENTER OF UNIVERSE
  14. ランニングハイ
  15. SAY YES(さわりのみ)〜抱きしめたい(弾き語り)
  16. ラララ
  17. overture〜蘇生
  18. Worlds end
  19. Hallelujah
  20. and I love you
  ---encore---
  21. 未来
  22. 僕らの音
  23. 潜水
  24. Sign [S.E.サビのワンフレーズのみ桜井歌う]



▼MR.CHILDREN「I♥U」(amazon

投稿: 2005 12 22 09:06 午後 [2005年のLIVE, Mr.Children] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2005/11/27

FISHMANS@SHIBUYA-AX(11/22)

 正直な話をすると、実はリアルタイムでは一度もフィッシュマンズのライヴって観たことなくてさ。音は何となく‥‥「空中キャンプ」や「LONG SEASON」、「宇宙 日本 世田谷」辺りをリアルタイムで聴いてて。特にのめり込むこともなく、まぁ普通に気持ちいい音楽として通過しただけの、大きな思い入れもないバンドだったわけ。

 1999年の3月に佐藤さんが亡くなって。その後だったかな‥‥よく行ってたクラブイベントで "WALKING IN THE RHYTHM" がかかって‥‥その時、初めてピンときたというか‥‥遅過ぎだよね。

 それから6年後の夏。エゾロックで初体験したフィッシュマンズ。佐藤さんの姿はそこにはなかったけど、あれは紛れもなくフィッシュマンズだった。初めて観たためか、じっくりと、まったりと眺めるだけに終ったあの夏。俺にもう1度だけチャンスが訪れた。そう、11/22の単独公演「THE LONG SEASON REVUE」に足を運ぶことができたんだよ‥‥

 事前に欣ちゃんから「3時間以上やりたい」云々の発言が飛び出していたわけですが、まさか本当に3時間以上やるとは思わなかったよ‥‥だって定刻(19時)にスタートして、全部終ったら22時20分だよ!?  まぁあれだけのシンガーを揃えれば、そんくらい行くよな‥‥そしてあれだけギュウギュウに人が詰まったAXは久し振りかもしんない‥‥比較対象がアレで申し訳ないけど、市井紗耶香復帰のAX(「FOLK SONGS」アルバムのライヴで、中澤裕子と共演した時)以来かな‥‥うん。あ‥‥ホント申し訳ない‥‥比較対象がこんなんで。でもホント、それくらいギュウギュウだったんだってば。

 以下、ネタバレがあるんでワンクッション置きます。



 ライヴは最初に欣ちゃんが "Go Go Round This World!" を自ら歌ってスタート。新たなアレンジが施された、非常にカッコいいバージョンになってたと思う。そしてその後はゲストシンガーを迎え、各々3曲ずつ与えられた持ち歌を歌うといった構成(ひとりだけ違う人がいたけど、それは後程)。最初にクラムボンの原田郁子。いきなり "Weather Report" で大興奮。その後もらしい歌を聴かせてくれて、またそれがフィッシュマンズの演奏に合ってて気持ちよかった。

 続いてタイからやって来たPod。"BABY BLUE" とか良かったなぁ。3人目がbonobosの蔡くん。これが想像以上に佐藤さんぽくて思わず顔がほころんじゃった。別に物真似してたわけじゃないし、いつもの蔡くんらしいといえばそうなんだけど‥‥多分あの日歌ったシンガーみんなに言えたんだけど‥‥何かが降りてきてたよね、間違いなく。所々、瞬間的に降りて来てた。絶対に。"忘れちゃうひととき" で思わずゾクッとして、最後に "感謝(驚)" で盛り上がって次の人に交代。

 さかなのPOKOPENも、女性なのにこれまた佐藤さん生き写しな瞬間が多々あり。キャラ的な問題なんでしょうか‥‥とにかく最初から最後まで目が離せない。そして身体は素直にリズムに合わせ踊り続ける。ギュウギュウのフロアで、汗だくになって。

 UAとフィッシュマンズの組み合わせが最初からピッタリなのは、エゾで観る前から判ってたこと。この日の彼女もいろんな意味で神がかってた。どのシンガーにも言えるんだけど、フィッシュマンズのシンガーとしてステージに立ち、フィッシュマンズの名曲を歌ってるんだけど、気づくとそれらの名曲を自分のモノとして取り込んじゃってるんだよね。それだけ声に魂がこもってる、力強い色を持った人達ばかりってことなんだけどさ。UAなんて正にその代表例だよね。ホント、途中からUAのライヴ観に来たのかと錯覚したもの。

 同じような意味で、ハナレグミ・永積タカシのステージもまた、ハナレグミ以外の何ものでもなかったんだけど‥‥何だろ、キャラのせいかな‥‥途中で現実に引き戻される瞬間が何度かあったなぁ。あれは勿体ない。何でかは判らないけどさ。

 そして最後の最後に登場したのが‥‥かの山崎まさよし。彼のみ1曲だけ‥‥その1曲が、あの35分以上もある超大作 "LONG SEASON" なわけですよ。しかも本編最後。ちょっと居心地悪そうで、見るからに頼りなさそうなこの日の山崎まさよし。でもいざ歌い出すと間違いなくあの山崎まさよし(意味不明)。途中でASA-CHANGが加わり、欣ちゃんとドラムソロ。もの凄い緊張感。踊ることも忘れ、途中からずーっとステージを見つめるのみ。息をするのも忘れるくらいに見入ってた。スゲエ。ホントにやっちまった。って、リリース当時のライヴじゃ必ずやってたんだけどさ。でも2005年にフィッシュマンズのライヴが観れて、しかもこの曲をライヴで聴けるなんてさ‥‥そう考えただけでも感涙モノなのに‥‥やっぱり終った瞬間に胸に来るものがあったもんな。凄い良かった。この時点で22時。丁度3時間だもん!

 アンコールにはこの日の出演者全員が揃い、更に東京だけのスペシャルゲストとして、こだま和文がトランペットで参加。"チャンス" を全員で歌って踊って、長い夜は終わりを告げたのでした。

 勿論、これで全てが終ったわけじゃないよ。フィッシュマンズはまだ終ってない。もう新しいマテリアルを生み出すことはないだろうけど、でもフィッシュマンズは、フィッシュマンズの精神や魂はずっと続いてく。残されたメンバーが、新しい語り部と共に、新しい時代へと語り継いでいく。それが残ったフィッシュマンズに課せられた使命なのかもしれない。そして、フィッシュマンズを愛する人達にもね。また来年、あるいは数年後、こうやっていろんな仲間が集まって、あるいは新しい仲間を増やして、フィッシュマンズを語り継いでいくのもいいんじゃないかと思うな。ボガンボスにおける「どんと祭り」みたいにさ。


[SETLIST(カッコ内はボーカリスト)]
01. Go Go Round This World!(茂木欣一)
02. Weather Report
03. いい言葉ちょうだい
04. エヴリデイ・エヴリナイト(以上、原田郁子/クラムボン)
05. BABY BLUE
06. なんてったの
07. Smilin' Days Summer Holiday(以上、Pod)
08. 忘れちゃうひととき
09. MELODY
10. 感謝(驚)(以上、蔡忠浩/bonobos)
11. むらさきの空から
12. あの娘が眠ってる
13. Just Thing(以上、POKOPEN/さかな)
14. WALKING IN THE RHYTHM
15. 新しい人
16. 頼りない天使(以上、UA)
17. MAGIC LOVE
18. ナイトクルージング
19. いかれたBaby(以上、永積タカシ/ハナレグミ)
20. LONG SEASON(山崎まさよし/guest:ASA-CHANG)
--ENCORE--
21. チャンス(全員/guest:こだま和文)



▼FISHMANS「空中 ベスト・オブ・フィッシュマンズ」(amazon


▼FISHMANS「宇宙 ベスト・オブ・フィッシュマンズ」(amazon


▼FISHMANS「LONG SEASON」(amazon

投稿: 2005 11 27 12:30 午前 [2005年のLIVE] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2005/11/26

Theピーズ@千葉LOOK(11/13)

 Theピーズ復活後3作目となる「赤羽39」は、とにかく名盤以外の何ものでもないわけでして、そんな素晴らしいアルバムを引っ提げたツアーに行かないわけないし、しかもその初日が地元・千葉だったら絶対に行くでしょ普通? てなわけで、千葉LOOKという非常に狭い会場でピーズを観てきましたよ。

 過去、LOOKで観る機会は何度かあったんですが、その都度都合が悪くなったりで行けなかったんですよね、チケット持っていながら。だから今回は、そのリベンジの意味も込められてるんですが‥‥このキャパでワンマンかぁ‥‥実は今回のツアー、東京でも観ること決めてたので、初日は後ろの方でじっくり観よう(聴こう)と最初から心に決めてて。今回のツアー、どういう風に攻めてくるのか興味深かったしね。

 いきなり新作から3連発で思わずオーッと唸っちゃう程、バンドの状態はなかなか。はるは相変わらず酔っているようでしたが(それプラス、歌詞飛ばしがハンパなく酷かった。。)、初日にしてはまずまずだったのでは。そりゃまぁ、ツアーに出る前にもポツポツとイベントとかにも出てたしね。ずっと休んで久し振りに集まってツアー、ってタイプのバンドでもないしな、ピーズは。

 途中のMCで発覚したんだけど、この日のライヴは新作から全曲演奏する、千葉限定スペシャルだ、みたいなことを言い出して。おーっ、そんなレアで素敵なライヴに立ち会えるなんて。その分、古い曲が少ないからそれは他の公演に足を運んでくれ、特に名古屋がいいみたいよ(一番チケットが売れてないらしい。。)、なんていうお茶目なMCもありつつ、それでも古い曲は俺のツボ突きまくり。ライヴでは初めて聴いた "赤羽ドリーミン" や "今度はオレらの番さ" 等、良かったなぁ‥‥(かなりうっとり気味)

 つうかさ‥‥本当クドイくらいに書くけど、今更ピーズのライヴに対して「ここが良かった」とか「ここがこうで〜」って論点で語るのは、無意味なんじゃないかという気がしましてね。だってさ、これだけ何度も観て、いつも平均以上の素晴らしさで(そりゃ多少ムラはあるけど)、観終わった毎回満足できるライヴなんだもん。いい加減書くことなくなりますよ? 頭悪そうに「ヤッベー、最高だぜ!」なんて書くことは簡単だけどね。かといって、歌詞云々が‥‥ってのはライヴに関してはこと無意味だし。もういいじゃん、「今日も最高でした!」で(やっぱり頭悪い方向なのか。。)。

 初日ってのと新作から全曲披露ってことで多少ガチガチだったのか、ここ最近のライヴにしてはMC少なめ・短めでした。そのせいか、アンコール1回目が終わった時点で2時間経ってなかったという‥‥珍しい。客出しの音楽が流れ出し、客電も着いて帰宅モードだったところに、最後の最後におまけの "やりっぱなしでサイナラだBye Bye" が始まった時には、ちょっと興奮したけど。いや、だって俺、もう帰ろうとして外に出て歩いてたからね。歓声が聞こえてきて足を止めて、演奏が聞こえた瞬間にバックして走り出したから! 何だよ、やるならやるって言ってよ!

 というわけで‥‥この辺で止めておきますか? 後は‥‥12月頭の東京公演まで取っておきましょう。ま、かといって次回も最終的には「今日も最高でした!」で終わるかと思われますが‥‥


   [SETLIST]
   01. 焼めし
   02. 体にやさしいパンク
   03. 40
   04. ゴーラン
   05. 東の窓
   06. リサイクリン
   07. 赤羽ドリーミン
   08. 風の夜
   09. 今度はオレらの番さ
   10. ドロ舟
   11. ミサイル畑で雇われて
   12. グッタリしたいぜ
   13. ひとりくらいは
   14. 実験4号
   15. ギア
   16. クリスマス
   17. 喰えそーもねー
   18. 耳鳴り
   19. とどめをハデにくれ
   20. 生きてれば
   21. 生きのばし
   22. 脳ミソ
   23. ノロマが走って行く
   24. グライダー
   --ENCORE1--
   25. サマー記念日
   26. 何様ランド
   --EOCORE2--
   27. やりっぱなしでサイナラだBye Bye



▼Theピーズ「赤羽39」(amazon

投稿: 2005 11 26 12:30 午前 [2005年のLIVE] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2005/11/24

FEEDER@SHIBUYA-AX(11/8)

 実はFEEDERのライヴって何度も観る機会あったはずなのに、今回初めて観たんですよ。フジロックで2度程チャンスがあったはずなのに、何故かスルーしてて。いや、実は音源自体も1stをリアルタイムで聴いた後、全然耳にしてなくて‥‥クラブとかではシングル曲とか耳にしてるはずなのに、全然『入って』こなくて。それがたまたま、この秋にNHKで放送された「トップランナー」にベースのタカ・ヒロセがゲスト出演した回。この時のトークや、更にはFEEDERのスタジオライヴを観ていろいろ感銘を受け(とにかく最近の曲が良かった!)、慌てて最新作「PUSHING THE SENSES」を買ってきて‥‥土下座したくなったね。まさかこんなに良いアルバムだったなんて。ど真ん中だもん、俺自身の。どことなくMANICS辺りと同じ空気感を感じるなー、やっぱりメンバーを欠いてしまった後の作風ってこうなるのかな、とか勝手に思いこんでたら、どうやらソングライターのグラントはウェールズ出身なんだそうで。ロンドンのバンドだと思ってたから、すっげー意外だった(1stは輸入盤だったから解説も何もないし、全然知識なかったんだよね)。その後はもう、芋蔓式に他のアルバムを全部揃えていって‥‥大後悔しまくりですよ、何でもっと早くに彼等とちゃんと向き合ってこなかったのかな、って。いや、けどこのタイミングだからこそだったのかもね。過去のアルバムを聴いたら、実は知ってる曲が幾つかあって、それはそれでクラブとかで耳に入ってはいたのね、と改めて実感。やっぱりいい曲作るバンドは強い。

 そんなわけで、単独公演に勇んで行ってきました。イヤー素晴らしかった! なんつーか、新作のイメージからは程通り、非常にアグレッシヴな演奏でね。オープニングこそ新作での優雅な世界観を表現してたけど、その後は大ヒット曲の応酬で。終始上がりっぱなしですよ。聴かせる曲ではじっくり聴かせ、上げ上げの曲では勢いで突っ走る、そして初期のポスト・グランジ的ナンバーでは静と動を見事に使い分けたメリハリの利いた演奏で楽しませる。うあーっ、こんなに素晴らしいバンドだったのかよ、こいつら。ホント、ライヴ観てる間、恥ずかしくなってきたもん自分自身が。ゴメンナサイ、ゴメンナサイって謝りたい気持ちでいっぱいだったね。

 出来たてホヤホヤの新曲("Burn The Bridges" ってタイトルらしい)も披露、これもなかなかの出来で、早くも次のアルバムに期待しちゃったり。けどさ‥‥兎に角どの曲も良くて。暫く聴いてなかった1stの曲もね、"My Perfect Day" とか "Descend" とか、演奏がもの凄いことになってて。鳥肌立てまくってた。

 アンコールラストでは恐らく東京のみだろう客のステージ上げ("Just A Day" の時、タカさんが「セキュリティーには通してあるから、2〜30人上がっておいでよ」といって、結局50人くらい上がって、一緒に合唱してた。感動してか泣きながら歌う男の子の姿が印象的だったなぁ)もあり、まぁ賛否あるみたいだけど、あれはAXみたいな(今回の日本ツアーでは一番)デカいステージだからこそ成し得た「おまけ」というか。まぁテレビ用のサプライズ企画だよね(年末にBSだかCSのフジテレビで放送されるらしい)。俺も走ってステージに向かおうと思ったら、身体のデカイ男性陣に何故かブロックされ、結局上がれなかった‥‥嗚呼。

 とまぁ‥‥そういうサプライズもありつつ、終始笑顔で楽しませてもらいましたよ。ドラムのマークが以前SKUNK ANANSIEで観た時とは別モノのプレイをしてたのも興味深かったし(どうも機嫌が悪かったようですね、メンバーとのアイコンタクトもなく、ひたすら力任せに叩きまくってたし)、グラントの表現力にも目を見張るものがあったし。なんつーか‥‥またひとつ、大切なバンドに出会ってしまったような気がしましたね。

 悲劇を乗り越えたバンドは強いですよ。一見メソメソしてるようなイメージがあるものの、実はそれを乗り越えるだけの強靱な精神力を持ってるだけあって、ステージではもの凄いタフだったりするんだよね。もしかしたら、そういうところにも俺は惹かれたのかもね。勿論曲の良さもだけどさ。次来日したらまた観に行くし、今度はフジロックでも見逃さないよ。


   [SETLIST]
   01. Feeling A Moment
   02. shutter
   03. Come Back Around
   04. Insomnia
   05. Buck Rodgers
   06. Just The Way I'm Feeling
   07. Tender
   08. Pushing The Senses
   09. Bitter Glass
   10. Pilgrim Soul
   11. High
   12. Burn The Bridges(新曲 )
   13. My Perfect Day
   14. We Can't Rewind
   15. Waiting For Changes
   16. Descend
   17. Godzilla
   --ENCORE--
   18. Tumble And Fall
   19. Seven Days In The Sun
   20. Just A Day



▼FEEDER「PUSHING THE SENSES」(amazon:日本盤UK盤

投稿: 2005 11 24 12:30 午前 [2005年のLIVE] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2005/11/22

「The Sound of Shimokitazawa〜弾き語りの夕べ〜」@Shibuya O-EAST(11/17)

 今、下北沢で起きている問題があるんですが‥‥これは見方さえ変えれば善とも取れるし悪とも取れる。そして立場・立ち位置によってもまた変わってくる。事実、以前自分が住んでいた町でも、区画整備によって慣れ親しんだ食堂や居酒屋やパチンコ屋がなくなった。朝や夕方の交通渋滞は解消され、駅前には立派な駐輪場が出来て不法駐車がなくなった。そこで生活する一部の人間にとっては非常にありがたい改革だったかもしれないけど、追いやられた店の方々やその「引っかかった場所」で生活していた人間、そして俺らみたいな奴らにとっては死活問題ですらあった(いや、そこに自分らみたいな恩恵を受けているだけの人間を含めるのはお門違いだけど)。この下北沢の問題も、ある意味ではそれに近いものがあるので、理解できなくもない。でも‥‥ここで問題となるのは、その場所が「下北沢」という町だった、ということでしょう。下北という独立した文化を持つこの町に手を加えること‥‥興味を持たない人間にとってはどうでもいい話なんだろうけど、さすがにこればかりは納得がいかない‥‥そう感じた人間は俺だけじゃないはず。ましてやその下北に在住するミュージシャンやアーティスト達、そこでいろんな商売を営む人達、そういった「文化」を愛する人達‥‥全てを敵に回してしまったわけだから。

 でも、この問題はまだまだ認識が低いんじゃないだろうか‥‥実際、都内に住んでいてもこの問題を把握している人間は限られているんじゃないだろうか。何故なら、こういった話は日常茶飯事だから。正直な話、音楽や演劇等下北文化に興味を持たない人間にとっては、「いいんじゃないの?」で済まされてしまう可能性が大きい。それがいいことなのか、悪いことなのかはまた別の話として‥‥

 音楽の力で政治や国を動かすことはできないだろう。それは歴史が証明してきている。でも、個々の人間を動かす「切っ掛け」には成り得る‥‥人を突き動かす原動力になる、それが音楽の力なんじゃないかな。これまでの人生において、いろんな局面でその「切っ掛け」を貰ってきた俺だもの、他の人達にとっても‥‥そう信じたい。

 今回の「The Sound of Shimokitazawa〜弾き語りの夕べ〜」というイベントは、正にそういうイベントだったと思う。このイベントに足を運んだ切っ掛けが銀杏BOYZの峯田くんだった、あるいはLOST IN TIMEの海北くんだった。それでもいいと思う。峯田くんや海北くんがそう言うんだから署名してみよう‥‥切っ掛けはそれでいいんだと思う。後はそれらを「受け取った」個々が、どう考え、どう動くか‥‥本来、市民運動ってそういうところから始まっていくんじゃないかな。小さな雑草がまばらに生えていき、それが気づいたら同じ場所に密集していき、最終的には一面を緑が覆う‥‥今回のイベントが来場したお客さん個々の胸に何かを植え付け、それが花開くことを、そしてその花が辺り一面に咲き誇ることを願って。

※これはもはやライヴレポでもなんでもないですよね。ライヴは素晴らしいものでしたよ。それは俺が改めて書くまでもないでしょう。だから俺は、このイベントがもたらしたものについて、改めて考えてみました。ちょっと堅苦しくて説教臭い内容になっちゃったけど、そこだけは忘れちゃいけない‥‥そう思って「形として残す」ことにしました。とりあえずセットリストだけは載せておきますね。


■無戒秀徳アコースティック&エレクトリック
01. delayed brain
02. CRAZY DAYS CRAZY FEELING
03. 6本の狂ったハガネの振動
04. The Days of NEKOMACHI
05. KIMOCHI
06. 自問自答

■峯田和伸
01. 十七歳(アカペラ)
02. SKOOL KILL
03. BABY BABY
04. さびしがりやの君と面倒くさがりの僕(新曲)
05. 青春時代
06. なんとなく僕たちは大人になるんだ
07. Sound Of Shimokitazawa(新曲)

■海北大輔
01. 旅の途中
02. ライン
03. はじまり(LOST IN TIMEの前身バンドの曲)
04. 羽化
05. 失敗
06. 雨のあと(cover of 高森ゆうき)
07. 手紙

■曽我部恵
01. 抱きしめられたい
02. 君の愛だけがぼくのハートをこわす
03. ハルコROCK
04. ジュークボックス・ブルース
05. FIRE ENGINE
06. TELEPHONE LOVE(途中弾き語りならぬ叩き語りアリ)
07. 青春狂走曲
08. LOVE-SICK!
09. Mellow Mind

■全員
人間(銀杏BOYZ)

投稿: 2005 11 22 12:30 午前 [2005年のLIVE, 日常] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2005/11/21

MOTLEY CRUE@さいたまスーパーアリーナ(11/20)

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 以前どこかで書いたと思うけど、自分の中学生時代('80年代半ば頃か)のヒーローはマイケル・モンロー(HANOI ROCKS)とニッキー・シックス(MOTLEY CRUE)だった、というようなことをずーっと公言してまして。その思いは20年経った2005年においても全く変わらず、まさか30も半ばに差し掛かろうとする今、その2バンドを今年1年の間に観ることができるようになるなんて、あの頃は考えてもみなかったなぁ‥‥ハノイは解散しちゃってたし、モトリーだってメンバーが刑務所行ったり死にかかったりクビになったり出戻りしたり別の奴が抜けちゃったり途中から入ったメンバーが死んじゃったり‥‥ホント、20年でいろいろありすぎだよオマエら。確かに一時彼等のファンであることから距離を置いていた時期もあったけどさ、やっぱり「あの4人」で再び、いや三度か、ステージに立つというのなら、そりゃ観ないわけにはいかないよな。しかも当初、今回の復活ツアーは『Farewell Tour』なんて言われてたしね(後にニッキーが否定、来年もツアーしオリジナルアルバム製作にも意欲を見せている)。

 アメリカやヨーロッパでのツアーでは、日本じゃ考えられない規模のステージセットと火薬の量で度肝を抜くような内容だったけど、ここ日本じゃやれ消防法だ、代々木や横アリじゃそれは無理なんじゃないの?とかなり懐疑的だったんだけど‥‥実際そのステージを観たら、可能な限り海外でのセットに近い、これまでの来日公演で最も海外のそれと「ほぼ同等」な内容だったんじゃないかと思いましたね。いやいや、ここまでやられたら大満足ですよ。

 そんなわけで行ってきました、ジャパンツアー2日目となる、さいたまスーパーアリーナ公演。既に前日の初日が非常に盛り上がり最高だった、と伝え聞いていただけに、過剰な期待を寄せて会場に乗り込んだのでした‥‥

 ここから完全なネタバレ・レポになるので、ワンクッション置きますね。これからライヴを観る人でライヴの内容やセットリストを知りたくない人は、この先読まないように。ツアーが終わってからじっくり読んでね。



 ‥‥さ、準備は良いかしら? というわけで、前座のBUCKCHERRYからいろいろコメントしていきますね。


■BUCKCHERRY
 8月の「SUMMER SONIC」以来、約3ヶ月ぶりに観るわけですが、かなり違って見えましたね。それは観る側の心構えも大きいのかなぁという気もするし、あと新作を通過した後だから曲を把握してるってのも大きいのかもしれません。前回観た時は新作「15」がリリース前だったし、俺に関して言えば2nd「TIME BOMB」すら聴いてない状況でしたからね。そういう意味じゃ、今回演奏された8曲は全部どれがどの曲というのを把握できてたし、更にバンド側も8月の時点よりも「よりバンドに」成長していた‥‥上手く機能してるように感じられました。

 新作に関しては絶賛してた俺ですが、実はライヴ観る数日前に2ndをようやく聴いて‥‥ってこれ、1stよりも良いじゃんか。何で当時聴かなかったんだろう‥‥ラジオやPV等で数曲耳にしてたはずなのに、何故か当時はピンとこなかったんだよね、不思議と。って2ndの感想をここに書いても仕方ないので、ライヴの感想を。

 モトリーの巨大なセットの前方、ステージにかかった幕の前にところ狭しとドラムセットやアンプを置いて、演奏中も各メンバーの行き来が大変そうな中でのライヴだったにも関わらず、客の反応もまずまずだったし、ひとまず大成功だったんじゃないでしょうか。そりゃモトリー観に来た年寄り(30代以上)にはあまり認知されてないかもしれないけど、少なくともこの手のロックに興味を示す10代〜20代の子達にはしっかりアピールしてたと思います。ジョシュも相変わらずハデだし。

 あと、改めて思ったのは‥‥サマソニの時は全く感じなかったのに‥‥曲の出来が良いんだよね(あの時は「曲の判別がつかない、どれも似たり寄ったり」とか書いてたのにな)。サウンドは最高とは言い難かったけど、サマソニの時よりは格段に向上してました。それもあってか、とにかく気持ちよかった。なんつーか‥‥スタジアムやアリーナで観るバンドじゃないのかな、と。もっと小規模な、クラブクラスが非常に似合ったサウンドなんだろうね。同じスタイルのAC/DCはどっちも似合ってるのにさ。この辺はもう、経験とかそういったものなんだろうか‥‥いや判んないけどさ。

 とにかく。初日よりも2曲減っていたとはいえ、8曲でも大満足でしたよ。そして‥‥単独公演観たいと思った。ツアー終わっちゃったけど。また来ないかなぁ。あ、そうか。もう1回モトリーのライヴ観に行けばいいのか!

   [BUCKCHERRY SETLIST]
   01. So Far
   02. Broken Glass
   03. Porno Star
   04. Crazy Bitch
   05. Next 2 You
   06. For The Movies
   07. Ridin'
   08. Lit Up


▼BUCKCHERRY「15」(amazon


■MOTLEY CRUE
 20分のインターバルの後に、ほぼ定刻通りに会場暗転。ステージ天井から大きなプロジェクターが降りてきて、オープニングのチープな映像が流れ始めました。メンバーが主役となった、パペットショーなんですが(声は全てメンバー自身が担当)‥‥字幕一切なしなので、英語厳しい人にはキツかったかも。でも、観てて大まかな内容は理解できたんじゃないかな? とにかくのっけから笑かしてくれます、このオヤジ4人。

 映像がひと通り終わった後、スクリーンがまた天井に戻っていき、幕の前にクラウン(ピエロ)やエロい格好したお姉さま方が出てきて、なんかいかがわしいポーズとかで客を煽った後に後方から音が聞こえてきて‥‥オープニングは "Shout At The Devil" の'97年バージョン。ドラムが入った辺りで幕が上がるんだよね。ステージ上ではエロな踊りをするサーカスのお姉さま方に目を奪われつつも、そこはやはりモトリーファンの俺。まずはニッキーを観て‥‥おお、こないだ出た「BURRN!」の表紙と同じ格好・メイクだ。ミック・マーズは以前と比べればかなりガリガリに痩せてるけど、とりあえず元気そうだ。トミー・リーは‥‥後方なのでよく見えないけど、あのドラミングは健在(あ、言うの忘れたけど、俺の席はアリーナ席のDブロック。真ん中よりかなり前の方で、肉眼でステージ上のメンバーの顔を拝めるポジションでした。ラッキー!)。そして、肝心の‥‥おっ、デブの野郎(=ヴィンス・ニール)、ちょっと痩せた‥‥ように見えるだけ!? とにかく、フロントマンとしてはまぁ合格かな。思ってた以上ではなかったので、ひと安心というか‥‥ってそれ、滅茶苦茶ハードル低いんですが‥‥

 まぁそんなこんなでいろいろ思うことはありつつも、ヴィンスの声(特に高音)も想像してた以上にちゃんと出てるし(ま、歌詞を端折るのは今に始まったことじゃないので、もう諦めてます)、演奏も7年前にお台場で観た時よりもゴリゴリした印象を受けたなぁ。とにかくね、このバンドは‥‥改めて実感したけど、ミック・マーズありきなんだな、と。確かにニッキーのカリスマ性も、トミーの派手でグルーヴィーなドラミングも、ヴィンスの声も、全てモトリーにはなくてはならない要素なんだけど、でもそのギタープレイを観て聴いて、モトリー・サウンドの核はミックのギターだ、と強く実感させられましたね。決してトリッキーでもないし、派手さもないんだけど‥‥やっぱり他のギタリストじゃ考えられないんだよね、モトリーの曲をステージで聴く際に。弾き過ぎず、それでいて地味にもなり過ぎず。痒いところに手が届くプレイやフレーズが満載。この曲にはこのソロが合ってる、このリフとバッキングしかあり得ない‥‥曲にピッタリ合ったプレイを的確に繰り出すという意味で、やはりこの人は過小評価されすぎだろ、と。確かにオーラの強い3人と比べりゃ、ひとり年齢の高いミックは‥‥でも、もっと評価すべきだよ! 俺ですら、何度もライヴ観てるはずなのに、そんな単純なことに今更気づかされるなんて‥‥それだけこの7年間の(俺にとっての)不在は大きかったんだなぁ、と。

 ちょっと話題が逸れちゃったけど、再びライヴの感想に。ライヴ自体は2部構成となっていて、前半に初期(1st〜3rd)の曲中心、後半が「GIRLS, GIRLS, GIRLS」や「DR.FEELGOOD」といった'80年代後半以降の曲メインとなってるのね。何でそういう風に分けたのかは諸説あるけど、まぁこれだけ長いショー(2時間半以上!)だし、前半のメタリックなノリと後半のロックンロールなノリとを区切る意味では、これもアリかなぁと。

 とにかく第一部は初めてライヴで聴くような曲が多くて、涙モノでしたよ。まさかライヴで "On With The Show" を聴ける日が来ようとは。"Too Fast For Love" は7年前のお台場で『デビュー以来久し振りに演奏する』と言って久し振りに演奏してくれたんだけど、あの時はボロボロだったんだよね。ツアー自体はあの時は始まったばかりの時期だったし。そういう意味じゃ今回は2月からアメリカやヨーロッパをずーっと回ってきてるので、演奏面は問題なかったよね。安定感もあったし。心配されたミックもオジーみたいにノソノソと歩き回りながらギター弾いてたし。

 一部ラストは歓喜の "Live Wire"。やっぱりライヴで聴くと盛り上がるね。泣きそうになったもん、首振りながら。

 エンディングと共にまた幕が降りてきて、スクリーンには先のパペットショーの続きが。そして10分間のインターミッション(休憩)が告げられるのでした。スクリーンには10分をカウントダウンしてて、ホントに時間通りに二部がスタートしたもんだから、トイレ休憩してたお客は慌てて席に戻ったんじゃないかな。

 第二部はバイクのエンジン音と共に "Girls, Girls, Girls" でスタート。この頃になると、さすがのヴィンスも声が出なくなってきてて‥‥ま、この日は基本的にどの曲もサビを客に歌わせてましたよ、いつものことですが。

 ちょっと感動的だったのが、"Don't Go Away Mad (Just Go Away)" でお客がちゃんと一緒に歌ってくれたことと、やはり "Home Sweet Home" での大合唱でしょうか。頭のワンコーラスを客に全部歌わせて、その後に再度ヴィンスがトミーのピアノに合わせてもう一度同じフレーズを歌い、バンドが入る‥‥勿論サビは一緒に大合唱。過去、何度かこの曲をライヴで聴いてきたけど(といっても'94年のジョン・コラビの時はトミーのピアノがないアコースティックバージョンだったし、'97年の時は確かやってないんだよね)、ここまでお客が大合唱したのは今回が初めてじゃないかな‥‥何となくそんな気が。

 その後ニッキーがキーボードやテルミンを使ったソロを初めて、自身が火花を被るアトラクションあり、"Dr.Feelgood" で盛り上がった後にお約束のトミーのドラムソロがあり。今回は空中にふたつのドラムセット(ていうかパーカッションだね)を用意し、ワイヤーで吊られてピーターパンの如く宙を舞い、左右のドラムセットを行ったり来たりしながらソロを叩き、最後は火花と爆発で終了という非常に手の込んだソロでした。'87年の回転ドラムソロを超えるのはなかなか難しいけど、これはこれで楽しませてもらいましたよ。やっぱりこんんなバカバカしいことを真剣にやれるのは、もうモトリーだけだもんね(KISSはちょっと方向性違うし、SLIPKNOTはバカ度が足りないんだよね)。

 そうそう。この後にトミーがハンディーカム持ってアリーナ前方にいる女性客に向かって「乳見せろー」といって服を脱がす、既に恒例となってる(らしい)『Tommy's Tits Cam』のコーナーがあったんですが‥‥前日には誰一人脱がなかった(当たり前だ、ここは日本だよ)のに、この日は‥‥仕込みなのか、ホントにノリが良かったのか、5〜6人脱いでるんだよね! しかも最後の子なんてアリーナの真ん中辺から前方までやってきて、自らアピールして胸見せてたからね! 嗚呼、いつから日本はこんな素敵な国になったんでしょうか!!!(感涙)これ見たさに俺、もう1公演行きたいくらいだもん!(えーっ)

 という、お客自体も非常にアメリカナイズされたこの日のライヴ、ミックの渋いギターソロの後にお約束 "Kickstart My Heart" で本編終了。長めの休憩の後にアンコールでSEX PISTOLSの "Anarchy In The U.K."。サーカス一同全員がステージ上に登場し、後方には悪魔の顔したクラウンのバルーン人形が登場、ここぞとばかりに全部やり尽くしてライヴ終了。18時にスタートして、全部終わったのが20時45分過ぎてた‥‥いつからモトリーはこんなに長いライヴをやるようになったんだよ!?とちょっとだけ感慨深かったですね。だって、'87年の時なんて、その半分くらいの時間しか演奏しなかったのに‥‥

 いやーっ、とにかく圧巻のステージでした。曲によってストリッパーばりの女性ダンサーが空中で踊ってたり、ナースの格好したエロいお姉さま方がヴィンスと絡んだり(ってそっちばかりかよ)。火柱や花火・火花もToo Muchなくらいに使いまくってたし。っていうか、あそこまでやって消防法に引っかからないの!?ってくらいに爆発してたなぁ。多分、KISSと同等なんじゃないの、火薬量。でも本場でのライヴにはほど遠いんでしょ、あれで‥‥一体何やってるんだよ、向こうじゃ!?

 もうね、ここまでやってくれたら、他は文句言えないよ。そりゃ、ヴィンスの歌のこととか、選曲とか(せめて "Smokin' In The Boys Room" はやって欲しかった)いろいろ言いたいこともないことはないんだけど‥‥究極のエンターテイメントを目の当たりにした今、もうそれだけで満足ですよ。あーそうそう、俺はガキの頃、"Home Sweet Home" のPV観て、こういう世界観に憧れたんだよなーって。非常に基本的なことを思い出させてくれた、非常に素晴らしい『ショー』でしたね。あれはもはやライヴを超えてる。『ショー』ですよ、ひとつの。

 なんだろ‥‥普段下北辺りの狭いライヴハウスでしかライヴ観てないような子達にも、このToo Muchな世界観を是非体験して欲しい。好き嫌いはあるにせよ、とにかく‥‥ロックってこういうバカバカしいものじゃん本来は。これもひとつの『初期衝動』の表現の形だよね。何もストイックに、ミニマムに突き進むことだけが正しいロックの在り方じゃないと思うよ。中坊の頃に頭に思い描いたクソ下らない、ハデでバカバカしい世界観。それを40半ばを過ぎ50代に近づこうとしてるオッサン達がやってる‥‥まだまだ30代の俺らも負けてられねぇよな、と。凄く勇気づけられたよなぁ‥‥

 なんつーか、もうこれで解散しますと言われても仕方ないくらいのステージを見せてもらって、俺自身は大満足だし、今はお腹いっぱいですよ。ま、余裕さえあれば今週末のパシフィコ横浜公演にも行こうかと思ってますけどね!

   [MOTLEY CRUE SETLIST]
   --- INTRO ---
   01. Shout At The Devil '97
   02. Too Fast For Love
   03. Ten Seconds To Love
   04. Red Hot
   05. On With The Show
   06. Looks That Kill
   07. Louder Than Hell
   08. Live Wire
   --- INTERMISSION (10min)---
   09. Girls, Girls, Girls
   10. Wild Side
   11. Don't Go Away Mad (Just Go Away)
   12. Primal Scream
   13. Glitter 〜 Without You
   14. Home Sweet Home
     〜Nikki Sixx Solo
   15. Dr. Feelgood
   16. Tommy Lee Drum Solo
   17. Same Ol' Situation (S.O.S)
   18. Sick Love Song
   19. Mick Mars Guitar Solo
   20. Kickstart My Heart
   --- ENCORE ---
   21. Anarchy In The U.K.


▼MOTLEY CRUE「RED, WHITE & CRUE」(amazon:日本盤US盤

投稿: 2005 11 21 10:30 午後 [2005年のLIVE, MOTLEY CRUE, ロケンロールと無理心中] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2005/11/08

安倍なつみ@東京厚生年金会館(11/5)

 安倍なつみのソロツアー「コンサートツアー2005秋 〜24カラット〜」東京公演初日の夜公演に行ってきました。ハロプロもののライヴとしては5月の石川卒業公演以来だから、ほぼ半年振り。今年はまだ2本しか観てない計算になります(ま、ホントなら後浦なつみや美勇伝に行く予定だったんだけど、いろいろあって行けなかったんだよ)。俺自身がこの半年、ハロプロから離れ気味だったことも大きく影響してるとは思いますが‥‥やっぱり「現場」に行くのが、そして居るのが辛くなっちゃったんだよね、いろんな意味で。

 って、そういう話をしたいんじゃなかった、今回は。ライヴの感想を書きますよ。非常に簡単にですが。ここから先は長くなりますしセットリストも載ってるので、一旦区切りますね。これからライヴ観るって人はネタバレになるので気をつけるように。

 ‥‥さ、準備はいいですか。んじゃ書きますね。

 今回は2階席後方、しかも壁よりで目の前は階段なので自分の前には席がないという非常に観やすい状況で、俺は周りも気にせずに終始座りっ放しで鑑賞しました(もうこの時点で敵作りまくり、ファン失格だろうな、ファミリー席でもないのに)。まぁね、こういう風に鑑賞するのもいいもんだよ、じっくり彼女達(ゲストのカントリー娘。含む)のダンスを観ることができるし、なによりも歌に集中できる。それが一番なんだけどね。

 安倍自体は昨年2月、卒業後すぐに行われたミュージカル「おかえり」で観て以来で、実はソロコンサートツアーを観るのは今回が初めて。DVDとかも一切観てなかったので、実際どんなものなのか気になってたんですが‥‥実際観てみると、やはり「安倍なつみは、どこまで行っても安倍なつみだな」という、至極当たり前の事実に気づかされたわけですよ。なんていうか‥‥今のモーニング娘。が失ったもの、そして新たに得たもの。安倍がモーニングから持ち去ったもの、そしてソロになって失ったもの。それが明確に表れたステージだったように思いました。いや、悪い意味ではなしに、むしろ良い意味で言ってるんだけどね。

 ステージングは歌/ダンス含め、非常に安定感があったし、ソロで聴くモーニング時代の曲("なんにも言わずにI LOVE YOU" や "例えば" 等)も感慨深いものがあったし、カントリー娘。との絡みもなかなか見応えがあったし。いろんな意味で注目すべき点が満載だったステージでした。生で聴くのが初めてという曲ばかりだったので、それだけでも興味深かったのに、更に "例えば" なんていう懐かしい曲を、安倍ひとりで歌う姿を拝めたし、懐かしい "いいことある記念の瞬間" や "愛車ローンで" といったアルバム曲をカントリーとパートを分け合って歌っていたり、"Mr.Moonlight 〜愛のビッグバンド〜" を里田とふたりで男役で歌ったり(里田が吉澤パートを、それ以外を安倍が歌う)等々、本当に楽しめましたよ。それと、安倍卒業後のモーニング娘。さくら組の曲である "さくら満開" をひとりで歌う姿も、いろんな意味で感慨深かったなぁ。この曲、自分で選んだのかなぁ。だとしたら‥‥うん、いろいろ感慨深いよ。

 安倍自身のソロ曲は、既にアルバムリリースから2年近く経っているので主にそれ以降にリリースされたシングル曲やカップリング曲が中心でした。まぁ仕方ないっちゃあ仕方ないけど、それでも聴きたいと思ってた曲はかなりやってくれたので、セットリスト的にもかなり満足した方かな。まぁね、欲を言えばもっと‥‥ソロの曲を聴きたかったな、と。それ言い出したら、2時間じゃ収まらないだろうけどね。

 カントリー娘。も随分久し振りに観た気がするんだけど、実は5月の石川卒業コンサ@武道館にも出てるんだよね。すっかり忘れてたんだけど。「紺野と藤本」抜きで歌われた "シャイニング 愛しき貴方" や、石川のいない "初めてのハッピーバースディ!" 等、それぞれに違和感を感じつつも、それでも最終的には「今のカントリー娘。らしさ」が感じられたので、結果オーライかな。

 アンコール1曲目 "空 LIFE GOES ON" を歌っている時に、感極まって涙してしまった安倍。あの「事件」以来、初めてのソロコンサートツアーで、初めての東京公演になるのかな。だからだろうか‥‥いろいろと感慨深いものがあったんだろうね。まぁそのすぐ後のMCでカントリー・みうなによって笑顔を再び引き戻されたんだけどね。

 なんか‥‥うん、あったかい気持ちになるコンサートだったな、と。最高とまでは言わないけど、決して悪いものでもなかった。ま、それが今の安倍なつみの立ち位置を物語っているとも言えるわけですが。正直、また観てもいいかな‥‥と思いました。次は何時になるかは判らないけど、そう遠くない将来、また観れたらなと。


--SETLIST--
01. 恋の花*
02. だって生きてかなくちゃ* [w/カン娘。]
03. 夢ならば*
04. なんにも言わずに I LOVE YOU
05. OLの事情*
06. 恋した女の子どすえ*
07. シャイニング 愛しき貴方* [カントリー娘。]
08. 初めてのハッピーバースディ! [カントリー娘。]
09. いいことある記念の瞬間 [feat.カン娘。]
10. 愛車ローンで [feat.カン娘。]
--コント--
11. Mr.Moonlight 〜愛のビッグバンド〜 [feat.カン娘。]
12. 例えば*
13. さくら満開*
14. 22歳の私*
15. あなた色*
16. 恋愛戦隊シツレンジャー* [w/カン娘。]
17. 恋のテレフォンGOAL* [w/カン娘。]
--encore--
18. 空 LIFE GOES ON*
19. 腕組んで帰りたい* [feat.カン娘。]

*はフルコーラス披露曲
カッコ内の「/w」はバックダンサーとして、「feat.」は歌を分け合ってました
M-04、09、10、11、12がモーニング娘。
M-13がモーニング娘。さくら組
M-16が後浦なつみ



▼「安倍なつみファーストコンサートツアー 2004 〜あなた色〜」DVD(amazon

投稿: 2005 11 08 12:05 午前 [2005年のLIVE] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2005/10/31

QUEEN + PAUL RODGERS@横浜アリーナ(10/30)

 俺とQUEENとの関係性については、「とみぃの宮殿」時代からいろいろ書いてきてるし、このブログに移行してからも幾つかQUEEN絡みのレビューを書いてるので、その中から伺い知ることができるかと思うんだけど‥‥今日のレポートは、レポートにならない、単なる感情の捌け口として書かせてもらうつもりなので、そういう感情的なレポートやレビューが嫌いって人は見ない方がいいかと思います。つーか、このサイト(ブログ)に冷静なものを求めてるんだとしたら、二度と来なくていいや。そういうのは、そういう文章が上手い人のサイトで読んで。うちはどう足掻いたって、そういう文章しか書けないんで。むしろ変えるつもり、一切ないし。俺自身が感情のこもってない文章やレポート、レビューが大嫌いというのが大きいからね。もうそこだけは、どうやったって変えようがない。変えるつもりがないんで。さ、他所行った方がいいよ!


 というわけで‥‥本当に「好きな人」だけ読んでください。ここから先はかなり長くなるんで。。



 念願のQUEENのライヴに行ってきました。いや、正確にはこれはQUEENではないんだけど。FREEやBAD COMPANYとして活躍し、10年くらい前にジミ・ヘンドリクスやブルーズのカバーを引っ提げて来日したポール・ロジャースをシンガーに迎えて(その10年前の来日、観に行ってますから)、敢えて『QUEEN + PAUL RODGERS』という名義にして。ベースのジョン・ディーコンも参加してない(もう隠居してしまったみたいですね)、ある意味ではQUEENの二分の一しかいない、「それ、ホントにQUEEN名乗っちゃっていいの?」状態なわけですが‥‥ライヴで、ブライアン・メイやロジャー・テイラーが演奏し歌うQUEENナンバーを聴けるってだけで、俺は幸せだと思うんですけど‥‥先にライヴ盤を聴いて好意的に捉えられてたんで、今回の来日にも喜んで行くことを決めてました。

 さ、ここからはセットリストに沿って、箇条書きですがレポートというか感想を書いていきます。まず最初に10/30のセットリストから。


  01. Reaching Out
  02. Tie Your Mother Down
  03. Fat Bottomed Girls
  04. I Want To Break Free
  05. Wishing Well [FREE]
  06. Crazy Little Thing Called Love
  07. Say It's Not True (Vo:Roger)
  08. '39 (Vo:Brian)
  09. Long Away (Vo:Brian)
  10. Love Of My Life (Vo:Brian)
  11. Teo Torriatte (Vo:Brian&Paul)
  12. Hammer To Fall
  13. Feel Like Makin' Love [BAD COMPANY]
  14. Let There Be Drums (Instrumental)
  15. I'm In Love With My Car (Vo:Roger)
  16. Guitar Solo (Instrumental)
  17. Last Horizon (Instrumental)
  18. These Are The Days Of Our Lives (Vo:Roger)
  19. Radio Ga Ga (Vo:Roger&Paul)
  20. Can't Get Enough [BAD COMPANY]
  21. A Kind Of Magic
  22. I Want It All
  23. Bohemian Rhapsody (Vo:Freddie&Paul)
  ---Encore---
  24. I Was Born To Love You (Vo:Roger&Brian)
  25. The Show Must Go On
  26. All Right Now [FREE]
  27. We Will Rock You
  28. We Are The Champions
  29. God Save The Queen (Instrumental)


 オープニングS.E.は "It's A Beautiful Day" のダンスミックス。そこで皆立ち上がるんだけど、更にこの後、何故かEMINEMの "Lose Yourself" が。それに合わせてギターがギュイーンと鳴る。ブライアン、遊び過ぎ。
 ステージには暗幕がかかったまま。"Reaching Out" でポールひとりが最初に出て来て歌う。途中からブライアンも出て来て、そのまま "Tie Your Mother Down" のリフを弾き、ドラムが入るところで、暗幕降りる。
 ポールの歌、ライヴ盤でも安定感あったけど、この日も年齢を感じさせない余裕さと安定感。2日連続の2日目とは思えない声量。さすが。
 "Fat Bottomed Girls" はズッシリするドラムが気持ちよい。けどロジャー・テイラーのドラムはちょっと‥‥時々危なっかしい場面あり。暫くドラムから遠ざかってたからか?
 日本公演では今日が初お披露目となる "I Want To Break Free" に好リアクション。ただ、「God knows♪」って歌わせるところでは、みんなキョトンとしてた。なんだ、やっぱりにわかファンが殆どか。。
 "Wishing Well" は前日外されてただけに、聴けて嬉しかった。んだけど‥‥前の曲とのリアクションの違いが凄い。客席寒過ぎ。歌ってる客なんて殆どいなかった。ポールがマイク向けるんだけど、誰も歌えてない。それでもポール、「Good」を連発。さすがプロ。泣ける。
 本来ならここで "Another One Bites The Dust" にいくんだけど、この日はカット。そのまま "Crazy Little Thing Called Love" へ。ポールもギターを抱え、3人でアコギ。サビで弾くのを止めて、ブライアンもエレキに持ち替える。ロジャーのドラムはこういうスウィングする曲に合ってる気がする。

 "Say It's Not True" ではロジャーと、サポートのギター&ベースの2人がアコギ抱えて花道中央へ。それまでずっとかけてたサングラスを外して熱唱。悪くないね。
 ここでブライアンに交代。花道中央で椅子に座ってギブソンのアコギを抱える。日本語の挨拶しまくり。ヨコハマ、トウキョウ、ニッポンって全部言ってるよ!
 みんな歌って!って言ったはいいものの、明らかに古いファンしか歌えてない "'39"。そりゃ最近ベスト盤で知ったような客には難しいわな。その後に嬉しい "Long Away" が。前日はボロボロだったみたいだけど、今日は良かった。
 そして‥‥"Love Of My Life"。さすがにこの曲は大合唱だった。ワンコーラス殆ど歌ってたし。鳥肌立った。そして泣いた。いろんな思い出のある1曲なだけに、いろんなことを思い出して、泣けて泣けて仕方なかった。曲の最後に天を見上げて、フレディが見てるよ、みたいなことを言って、フレディコール。この時点で俺、ボロボロ泣きまくり。
 そこから更にアコギで "Teo Torriatte" を歌うブライアン。こっちは客の声がちょっと小さかった。途中からバンドが加わり、後半にポールが戻ってきて一緒に歌う。

 "Hammer To Fall" は変な構成のアレンジにされてるんだよね。いきなりサビ→ブリッジ→ソロ、みたいな。唐突過ぎ。恐らくポールにはキーが高いから省いてるんだと思うけど。
 バドカンの "Feel Like Makin' Love"。やはり日本ではFREEとかバドカンって弱い。あとQUEENのファンって聴いてなさそうだもんな、この辺のロック。客の反応最悪なんだけど。それに反してポールのパフォーマンスが凄い。あの節回しはさすが。天才だと思った。10年前にも聴いてるんだけど、あの時以上だわ。
 その後、ロジャーのドラムソロ。ブライアンも途中加わったりするんだけど、まずまずって感じ。年齢の割りには頑張ってた。久し振りだな、ドラムソロやるライヴなんて。そしてそのまま "I'm In Love With My Car" をドラム叩きながら歌う。カッコいいな、この曲は。
 そこからブライアンのギターソロへ。ディレイやハーモナイザー(かな?)を駆使した長編ソロ。途中、「さくら」のフレーズを取り入れたソロや、例の津軽じょんがら風フレーズも飛び出し、それなりに飽きさせない。そのままインストナンバー "Lost Horizon" へ。ツインリードがカッコいい。

 ロジャーがドラムセットから降りて、ハンドマイク持って "These Are The Days Of Our Lives" を歌う。ハーモニーはブライアンがつける。こうやって「INNUENDO」の曲をライヴで聴ける日が来ようとは、夢にも思わなかったなぁ。
 そのまま打ち込みリズムで "Radio Ga Ga" へ。原曲通りですよ、打ち込みだけに。サビではあの手拍子をみんな一緒にやりました。つーか折角来たなら、やらなきゃ損でしょ? 最後のサビ前にポールが戻ってきて、ロジャーはドラムセットに座り、再度叩き始める。
 ポールの持ち歌 "Can't Get Enough" へ。あんな簡単なサビを歌えないお客が不憫すぎる。つーかホントにポールかわいそう。この曲でもポールの歌はホントに凄い。やっぱり自分の持ち歌の時は、歌い慣れてるせいか節回しがQUEENの時と全然違う。もっともブルージーとクラシカルっていう違いも大きいかもしれないけど(グルーヴィーとストレートともいうか)。ポールって前者だから、QUEENの曲では不思議な融合感が味わえるんだよね。俺は好きだよ。この曲でのブライアンのギターも良いね。すっげー楽しそうに弾いてるのな。あと、ロジャーはやっぱりこういうスウィングするリズムが合ってるんだと思った。
 "A Kind Of Magic" ではさすがにポールにはキーが高過ぎるので、ロジャーやキーボードのスパイク・エドニーがサポート。でもロジャーの節回しもカッコいい。そしてブライアンのソロが気持ちいいんだよな、この曲は。
 これまたライヴ活動休止後の曲 "I Want It All"。こういうヘヴィな曲はポールの声に合ってると思う。中盤のソロパート(テンポが早くなるパート)はやっぱりライヴならでは。是非一度、フレディが歌うライヴテイクを聴いて/観てみたかった。。
 スクリーンにフレディの姿が映される。"Bohemian Rhapsody" なんだけど、ライヴ映像とフレディの歌とピアノ音声を抜き出して、そこにライヴ演奏を足すという荒業が。hideのライヴかよ! でもこの演出が泣けるんだよね。映像と歌テイクはウェンブリー'86のやつかな? オペラパート後のテンポアップするところで、ポール再登場。あのパートをポールが歌い、その後再び静かになるパートでは、ポールとフレディが交互に歌うという演出。何か知らないけど、涙が止まらない状態に。この曲でこんなに泣けるとは思いもしなかった。頭で判っていても、やっぱりいざこの演出を目の当たりにすると、泣くしかない状況に。
 ここで本編終了。時間にして約1時間50分。

 アンコールはブライアンとロジャーが揃って登場。花道中央で二人して "I Was Born To Love You" のショートバージョンを歌う。演奏はブライアンのアコギのみ。つーかこの曲がこの日一番の歓声ってのはどういうことよ? この曲の人気/評価がここまで高いのって、日本だけじゃん。そもそもこの曲、QUEENの曲ではなくて、フレディ・マーキュリーのソロアルバムの曲なのに。ビールのCMやドラマの主題歌じゃなくて、ノエビア化粧品のCMソングなのに! そこを忘れるなよ!
 終ると、あのストリングス系キーボードのフレーズが。待ってました!の "The Show Must Go On"。ポール用にキーは落としてあるので、意外と合ってました、ポールの歌声に。ただ、終盤の盛り上がる部分では、フレディみたいな高音はなかったけどね。決してライヴでやるような曲だとは思わないんだけど、やっぱりメッセージなんだろうな、我々に対する。
 ポールの持ち歌では最も知名度が高い(はずの)"All Right Now"。さすがにこれはみんな歌えてた。安心した。俺もポールも(何様だ俺は)。カッコいい、全てがカッコいい。ポールも、ブライアンも、ロジャーも、そしてサポートメンバーも。みんないい仕事してるよ。ホント最高な1曲だった。

 そしてQUEENライヴ終盤のお約束の2曲‥‥いよいよラストが近づいてるんだな。。

 "We Will Rock You" では勿論あの手拍子を一緒にやって、サビで大合唱。ポールの節回しがハンパなくカッコいい。ブルージーな "We Will Rock You" ってのも、また味わい深くて良いね。
 間髪入れずにそのまま "We Are The Champions" へ。サビ前のオペラ風コーラスまでしっかり再現するサポート隊に拍手。ポールの節回しって勿論独自のものも多いんだけど、基本的にはフレディのライヴでの歌い方や節回しに忠実なんだよね。そこに凄く好印象を受けたし、ちゃんと意思を継いでるような気がして、古くからのファンとしては嬉しいし、聴いてて気持ちよいんだよ。これがジョージ・マイケルだったら、あるいは他のシンガーだったら、ここまでは出来なかったと思う。やはりポールで大正解だったと思います。ま、勿論単なる「QUEENの再結成」ではないけどね、今回は。
 曲終了と共にイギリス国歌 "God Save The Queen" が流れ、約2時間20分に渡るライヴは終了。感無量。バンドに拍手を送ると同時に、自分自身にも拍手してたよ、俺。あーやっぱり最後も泣いたなぁ。目が真っ赤なのが自分でもよく判るくらいに、泣いた。絶対に周りの人から不審がられてたと思うけど、これだけは仕方ない。20年待ったんだもん。いや、14年前には待つどころかもう諦めたんだけどね、二度と観れないって。なのに、今回こういう形で観れた。純粋なQUEENじゃないけど、その夢を無惨にぶち壊すことなく、大切に扱ってくれているのがしっかり伝わったし、そして観る側も安心して楽しめた。QUEENであってQUEENではないんだけど‥‥俺の中ではひとつの達成感があったし、もの凄い満足感があった。これでよかったんだと思う。観なかったら、多分この先の人生、ずーっと後悔してたと思うから。だからこれで良かったんだよ。うん。



▼QUEEN + PAUL RODGERS「RETURN OF THE CHAMPIONS」(amazon:日本盤US盤


 これを機に、是非BAD COMPANYやFREEも聴いてみて!


▼BAD COMPANY「IN CONCERT : MERCHANTS OF COOL」(amazon


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投稿: 2005 10 31 02:19 午前 [2005年のLIVE, QUEEN] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2005/09/29

L'Arc-en-Ciel@東京ドーム(9/25)

 L'Arc-en-Cielの「ASIA LIVE」最終公演に行ってきました。既に報道されてる通り、北京や韓国でのライヴを含む、初のアジアツアーだったわけですが、その最終公演となったのが東京ドーム2デイズ。活動休止前に行ったドーム公演以来なので、恐らく4年振りくらいになるのかな‥‥その時、自分もチケットを取っていたんですが、身近に起きた不幸を理由に欠席せざるを得なくなってしまったのでした。

 実はラルクのライヴを観るのは今回が初めてではありません。最後に観たのは10年前の初武道館公演。更に言えば、そのもっと前には更に数回観てます。あまり詳しい状況は説明しませんが、今程メジャーではない彼等を観る機会が何度かあったわけです。切っ掛けは忘れましたが、一度観て「あ、この人達にはDEAD ENDの匂いを感じる」と察知し、それから事ある毎に観に行ってたんですよ。

 なんていう昔話はこれくらいにしておいて、10年振りに観たラルクのライヴ。簡単に感想を書いてみたいと思います。

 まずあの時(10年前の武道館)と何が一番違ったかというと、そりゃもうメンバーですわな(当たり前の話ですが)。ドラムが違う。これはかなり大きいと思うのね。sakura時代は何度か観てるけど、今回yukihiroになってからのライヴを初めて生で体感して、アルバムの時以上にリズムの感じが全然違うことに気づかされて。yukihiro参加後の初ドームの中継('97年12月)とかその後のライヴDVDなんかを観て判ってたはずなのに、いざこうやって生で体験して改めてそれを感じましたね。yukihiroのドラム自体は余所のバンド(DIE IN CRIES時代)で何度も体験してて、決して嫌いなタイプのドラマーではなく、むしろsakuraよりも好みのタイプのプレイヤーなんだけどね。でもそれがいざラルクのライヴとなった時、作品として聴いていた「CD音源」の時には気づかなかった細かい違いとか、そういったことに気づいちゃったり。yukihiro加入後の曲が9割近くだった中、いきなりライヴ2曲目に懐かしい "Caress of Venus" なんてやっちゃったから、余計に気になっちゃったのかもしれない。いや、原曲に忠実だったんだけどね、ホント細かいところで「あ、違う」って気になっちゃったんだよね。

 それともうひとつ、kenのギタリストとしての存在感を存分に味わえたのも大きな収穫だったかな。どうしても「(自分にとっての)DEAD ENDの代用品」的な存在だった初期ラルクだけど(実際、初武道館で彼等のカバーをやった時には大爆笑したと同時に興奮もしたんだけど)、改めてこのバンドはその後継者なんだなぁと思わされた。勿論YOUの単なるコピーなんかではなく、kenなりの主張の強いプレイなんだけど‥‥これは単なるいち個人の強い思い込みでしかないのであんまり気にしないで欲しいんだけど‥‥「あー、DEAD ENDがずーっと続いてたら、もしかしたらこんな曲をやってたかもしれないよなぁ」とか、「YOUだったらここをどう弾くかな」とか。そんなことをライヴ観ながら時々考えちゃったりしたのね。いや、やってる曲自体はラルクのオリジナル曲だし、絶対にあり得ない話なんだけどね。でも、曲聴いたりライヴ観たりしてここまでDEAD ENDの亡霊がつきまとうのって、今ではラルクくらいなんだよね。LUNA SEAはもういないし(そして彼等は「それ」を引き受けることを一切拒絶したし)、清春(黒夢時代の彼がDEAD ENDからの影響を強く匂わせていたのは有名だよね。実際、ソロ1作目にはかのMORRIEもギターでゲスト参加してるし)もSADSを経てソロになり、全く別の道を歩んでしまったし。「DEAD END大好きなんですよね」なんて公言して影響をそのままストレートに出してた奴らがみんな大人になって、それぞれ別の道を歩んでく中、既にオリジナリティを確立しているにも関わらず、その中に面影を感じさせてしまうのはもうラルクしか残ってないんだよな。それが嬉しくもあり、同時に寂しくもあり。

 ‥‥ってラルクのライヴの感想とは全然関係ない話でゴメンね。

 いや、改めて凄いバンドになったもんだと実感した。それはスケールのデカさとかそういった点だけではなくて、曲や演奏についてもなんだけどさ。tetsuのプレイは確実に初期よりも複雑になってるし、yukihiroは(ドラムソロはつまらなかったけど。苦笑)スクリーンに足下が映る度に釘付けにされたし。hydeは‥‥まぁ‥‥いい奴だよね。カリスマ性は10年前よりも薄れて、逆に今は等身大のhydeとしてバンド内で上手く立ち振る舞えてるんじゃないかな、と察しています。この日の歌も、以前程の不安定さはなくなって、後半にいくに従ってドンドン熱量がデカくなって、そのままクライマックスに向かっていく感じが良かったんだけどね‥‥

 そう‥‥良かったんだよ、本編終了時までは‥‥だからこそ‥‥誰かリーダーに「パンク、もう止めようよ」ってストレートに言ってやってくれませんか。あれは本気で蛇足だと思ったわ。そりゃ確かにドームだけのスペシャルなんだろうけど、3曲は‥‥やり過ぎだよね。お楽しみは、「サプライズ」だからこそお楽しみなのであって、それが「義務」や「仕事」になってしまった時点で、退屈極まりないものへと変化してしまうのに。なんかバナナといい、彼の演出はことごとく間違った方を向いてると思う。それまでのバンドの熱量をものの見事にプラマイ・ゼロにまで戻してしまって、非常に勿体ないと思う。

 ライヴは約3時間に渡る長丁場で、アンコール後はダレるまくりだったんだけど(主にリーダーのパンクバンドと、 "Link" の時な。けどまぁ、こういうのも含めてラルクらしいっちゃあらしいんだけどさ)、まぁこの選曲ですよ、現時点でのグレイテスト・ヒッツだもん、楽しくないわけがない。ただ、メドレーが‥‥俺が最も聴きたかった曲の大半がここで消化されてしまっていたので、正直イラッときた。しかもイントロとサビのみって‥‥ハロプロでももうちょっとマシなアレンジしてるよ!(って比較すんなって話ですが)まぁアレに関しては、結構疑問視する声が周りから聞こえてきてるので、俺だけじゃないんだなって安心してますが。

 あと最後に、あんなに「音の小さい」ドームライヴ、初めて観たかも。嫌みとかじゃなくて、真面目な話。如何に普段ドームで観るライヴ(主にKISSやエアロやBON JOVIやガンズやストーンズやMETALLICAというアレな方々)が爆音かということを思い知らされた。で、今になって去年のウドーストックでレッチリ辺りと一緒にライヴやって大丈夫だったのかな?と心配になったり。yukihiroのドラム(主にスネアのチューニングのせいだと思うけど)が弱いんだよね。ミックスにもよるんだろうし、自分の席の位置も関係してるのかもしれないけど、全然身体に響かなかったし。ボーカルとギター中心のミックスっていうのが、如何にも邦楽っぽい(良くも悪くも)。

 なんていう不満も最後に幾つか出ちゃったけど、でも終った時には非常に満足し切った、良いライヴだと素直に思いましたよ。むしろこの手のバンドで、ここまで音楽でお腹いっぱいにさせられる奴ら、いないんじゃないの? あの頃、ヴィジュアル系なんていう気持ち悪いカテゴリーに括られてデビューしたバンドの中で、ここまで大きくなっても現存してるのって彼等とGLAYくらいでしょ。でもGLAYはそもそもヴィジュアル系でもなんでもなかったわけだし(そしてそういった枠から見事に抜け出し、今や唯一無二の存在へと成長してしまったし)、良い意味でそのヴィジュアル系というものに便乗しつつ「らしさ」に磨きをかけていったラルクもまた、真の意味でのヴィジュアル系ではなかったわけで。非常に「ミュージシャン」という匂いが強いバンドになったなぁ、と。で、そういった側面を保ちつつも、ちゃんとアリーナクラスやスタジアムで「エンターテイメント」することができるのも、あっぱれというか、ホント凄いと思う。

 このライヴが終って、暫くバンドとしての活動はなさそうだけど‥‥2〜3年に1度集まってアルバム作ってライヴツアーやるだけでもいいんで、このままずーっと続いて欲しいなぁ、と思ったなぁ。この手のバンドが10年以上、第一線で活躍し続けるケースってこれまでないしね。あのX JAPANだって、7〜8年程度だったし、その間にアルバムはたった3枚しかリリースしてなかったわけだし。そういう意味では水準の高い作品を短期間で量産できる(メンバー4人がそれだけ優れたソングライターでもあるわけだね)このバンドは、やはり過去類をみないタイプだよね。GLAYだってメインソングライターがひとりいて、なわけだし。

 ライヴ前に、懐かしい「DUNE」を久し振りに引っ張り出して聴いてたんだけど‥‥もう全然別のバンドなのと同時に、やはり芯の部分はそんなに変わってないのかなぁとも思ったり。どっちなんだよ!?って思うかもしれないけど、あの頃と比べると‥‥その両方を感じさせる、いろんな顔を持ったバンドへと成長したってことなんだろうね。

 ホント凄いバンドになったもんだ。改めて、しみじみとそう思ったよ。

[SETLIST]
  01. Killing Me
  02. Caress of Venus
  03. Driver's High
  04. LOST HEAVEN
  05. snow drop
  06. winter fall
  07. forbidden lover
  08. 叙情詩
  09. get out from the shell
  10. New World
  11. 自由への招待
  12.メドレー (Blurry eyes
     〜DIVE TO BLUE
     〜浸食
     〜花葬
     〜flower)
  13. STAY AWAY
  14. AS ONE
  15. READY STEADY GO
 [ENCORE-1/P'UNK-EN-CIEL]
  16. Promised Land
  17. milky way
  18. Round and Round
 [ENCORE-2]
  19. HONEY
  20. HEAVEN'S DRIVE
  21. Link
  22. 瞳の住人
  23. 虹



▼L'Arc-en-Ciel「AWAKE」(amazon:日本盤US盤

投稿: 2005 09 29 01:27 午前 [2005年のLIVE] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2005/09/26

「Born to be Rock 1」@横浜BLITZ(9/24)

 「Born to be Rock」っていうイベントが開催されることは数ヶ月前から知ってたんですよ。そりゃZIGGYさんが出演するってことで、一応のチェックは入れますよ。ただ、その対バン相手にピンとくるバンドが殆どなくて‥‥しかもピクンときたのが、何故かPERSONZだったという。何だこの組み合わせ!?みたいなね。恐らく'80年代後半、デビュー時期が殆ど一緒だろうから当時イベントなんかで一緒になる機会もあったと思うし、聞けばバンド結成がZIGGYと同じ1984年っつーことで、やはり去年20周年記念のライヴとかやったみたいで。今では自主制作にてCDVDアルバムっつーのを出してるみたいですが、とにかく頑張ってるようですよ。

 で、最初はさすがに行くつもりなかったんですよ。ところが‥‥知っての通り、ZIGGYさんは7月の野音以降、数本のイベントに参加して、この9/24のイベントを最後に暫く「冬眠」することになったようで。何かのライヴで言ったのか、それともファンクラブの会報で報告したのかは知りませんが、既にファンの間では周知の事実らしく、それを知ったとなっては‥‥行かないわけにはいきませんよね? 俺、野音のライヴはDVDでしか観れてないし、しかもあのDVD観てちょっと消化不良起こしちゃってますからね。短時間のイベントライヴとはいえ、やはり「見納め」ておかないと。

 更に‥‥これは正直嬉しかったんですけど‥‥直前になってこのイベントにSIONが追加されたんですよ。しかもアコースティックセットだそうで。前回観たのは、数年前のフジロック。豪華メンバーによるバンドスタイルだったけど、やはりSIONの魅力はあの「声」だと思うし、それをアコギをバックにじっくり味わえるとなれば‥‥これも観ないわけにはいかないよな。

 というわけで、開催数日前になって急遽参加を決めたのでした。

 当日は16時半という相当早い時間からのスタートだったのですが、正直俺は上に挙げた3バンドさえ観れればいいや、という気持ちもあり(また当日はいろいろ忙しかったり天気が悪かったりで)18時過ぎに会場入りしました。丁度、SHURIKENとかいう若手バンドが最後の曲を演奏していた時で、ロビーにあるモニターで観察。明らかに俺と同じ目的のお客達(ファッションを見れば一目瞭然だわな)もロビーで酒呑んだりしてまったりしてました。

■SION
 約30分、曲数にして7〜8曲だったのですが、ホント良かった! SIONは歌とブルースハープのみで、サポートのギタリストがアコギやテレキャスターを弾いてバックアップ。この人もハンパなく上手かった。そして何よりも、SIONの歌な‥‥日本のボブ・ディランは拓郎でも陽水でもなく、この人ですよ。凄いロック。声だけでロック。そして現実的に生活に根付いた歌詞。売れてないから書けるんだろ?なんていう穿った見方はこの際無視の方向で。もうね、何度心奪われて号泣しそうになったことか。酔いがいい感じで回ってたのも手伝って、食い入るようにステージに釘付けでしたよ。知ってる曲も結構あって(そんな熱心なリスナーではなかったのにね)、気づいたらサビを口ずさんでたり。あー、このスタイルで単独公演観たい。ちゃんとCD買います‥‥と思ってロビーの物販覗いたら、東芝時代の作品はCCCD‥‥FUCKですな

■PERSONZ
 このイベント、土日の2日間開催ってことで、しかも両日出演するのはPERSONZのみだったので、てっきりこの日も彼等がトリを務めるもんだと思ってたら、セッティングしてるアンプに「PERSONZ」のロゴが‥‥ああ、現在の知名度やセールスを考えた結果、ZIGGYにトリを譲ったのか、それとも「お休み前なので、急遽彼等をトリに」ってことになったのかは判りませんが、とにかくPERSONZです。最後に観たのは、恐らくセールス的に全盛期‥‥アルバムでいうと「NO MORE TEARS」とかその後くらいの横浜アリーナだったような記憶が。いや、これでも俺、一時期コピーバンドでベース弾いたりしてたんですよ。なので曲はそこそこ知ってる、というか、'90年代前半の、東芝移籍後の3人時代の曲も若干知ってますよ。TVKとかで目にしてたし。
 そんな、約15年振りくらいに観るPERSONZは、数年前に(サポートとはいえ)出戻った本田毅を含むオリジナルメンバーによるステージ。前半、全く知らない曲が続いたんだけど、テクニカルなニューウェーブ風ビートロックといった感じで、結局昔のまんまなんだよね。さすがにリズム隊の2人は年取ったなーっていう風貌だったけど、本田は髪立てたりして昔のまんま。JILLに関しては‥‥ある時期から完全に止まっちゃってるしな。いい意味で、期待通り。
 演奏は、もう上手いの一言。ドラムもあんなにテクニカルで計算し尽くされたプレイ、久し振りに観た気がした。プログレですよ、本気で。んでギターの本田のプレイが、これまた変態的で。昔以上に変態的になってた。スティーヴ・ヴァイですかお前は。
 前半知らない曲が続いたものの、実は途中から懐かしい曲のオンパレードで、殆ど歌えてる自分にビックリ。"7 COLORS (Over The Rainbow)" や "PRECIOUS LOVE"、"MAYBE CRAZEE -I LOVE YOU-"、"BE HAPPY" という怒濤の攻勢に爆笑しそうになったものの、やっぱり最後はこれやらなきゃ終れない‥‥ってことで、超代表曲の "Dear Friends" で終了(個人的にはバンドでもやってた "MIGHTY BOYS & MIGHTY GIRLS" とか聴きたかった)。15〜6年前の曲だけど、今聴いても非常に素晴らしい名曲だと思ったなぁ。やはり、本当に良い曲っていうのは、何年経っても心に響くもんなんだな、と再確認。ある時期で確実に「止まって」しまっているバンドではあるけど‥‥ニーズがあるのなら、このままずっと活動してって欲しいな、と純粋に思ったなぁ。

■ZIGGY
 さぁ、そんな訳でこの日のトリになってしまったZIGGYさん達。今回は三国さん(キーボード)のサポートなし、純粋な4人によるステージだということをセッティング中に知る(ステージ上にキーボードなし)。
 まずはセットリストでも見てくださいや。

  01. GLORIA
  02. MAKE IT LOUD
  03. JUST A ROCKIN'NITE
  04. CLOUDY SKY BLUES
  05. 悪魔と踊れ
  06. POISON CHERRY
  07. マケイヌ
  08. HEAVEN AND HELL

たった8曲‥‥時間にして30分強ですよ‥‥明らかにPERSONZの方が長くやってた気がする。ってことは、やはり急にトリにさせられたのかなぁ‥‥まぁそんなのはどうでもいいんですが。
 冗談っぽく「PERSONZが "Dear Friends" で終わったから、80年代ドラマ繋がりでZIGGYは "GLORIA" から始まったら面白いな」と思ったら、その通りで爆笑。そう、いきなりこの超代表曲からスタート。続く2曲目も1stアルバム収録の "MAKE IT LOUD" といい、恐らくこの日来場していたPERSONZファン、SIONファンにもアピールする、絶好の機会だったんじゃないかな。とにかく掴みはオッケー。その後、最近のルーズなロケンロール路線 "JUST A ROCKIN'NITE" や "悪魔と踊れ" といったユルいノリで上手く乗せ、"CLOUDY SKY BLUES" ではじっくりと森重の歌を堪能させ、ラスト3曲で「現在のZIGGY」を上手く証明してみせた‥‥たった8曲とはいえ、よい流れだったんじゃないでしょうか。つーかZIGGYはイベントだと上手いセットリスト組むんだよなぁ。
 この日の収穫は、何といっても "マケイヌ" でしょうか。まさかこの時期に、この曲が聴けるなんて思ってもみなかったから、大興奮でしたよ。ま、最初松尾がリフ弾き始めたときは、正直何の曲か判りませんでしたけど。。

 最後の曲が "I'M GETTIN' BLUE" ではなく、あくまで "HEAVEN AND HELL" だったことが、好印象だったというか‥‥あ、このバンドはまだまだ終らないな、いや終れないな、と実感しました。特にアンコールもなく、淡々とした進行で休止について触れることも一切なく、ホント「いつも通り」の和気あいあいとした空気がステージ上に漂っていてひと安心、というか‥‥

 改めて、ZIGGYが今後どういう路線に転がっていくのか‥‥それは誰にも判りません。恐らく本人達にも判ってないんじゃないでしょうか? ただ、今回改めて「SNAKE HIP SHAKES」時代の曲の素晴らしさを再認識し、頭2曲の初期路線、中盤に演奏された最近のルーズ路線、そしてラスト3曲のハイパー路線、と‥‥既に3つの顔を持つ彼等が、再びハイパー路線を選ぶ機会があるのかどうか‥‥個人的にはこの路線、大好きだっただけに‥‥もうひと暴れして欲しいよなぁ‥‥

 とにかく、暫くは各自ソロ活動を頑張ってもらって、来年から心機一転、今度はデビュー20周年(2007年)に向けて頑張って欲しいものですね。



▼SNAKE HIP SHAKES「SNAKE HIP SHAKES」(amazon

投稿: 2005 09 26 02:14 午前 [2005年のLIVE, ZIGGYさんとか] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2005/06/11

Theピーズ@SHIBUYA-AX(5/29)

 もう2週間も前になっちゃうんだけど、久し振りにTheピーズのワンマン・ライヴを観てきました。気づけば2年振りですか、ワンマン観たのは? アルバム「Theピーズ」リリース後だから‥‥そうだね、あれ以来だわ。その後もいろいろチャンスがあったんだけど‥‥特に去年は1月のクラブチッタ、5月の野音とチケットを持っていたにも関わらず、両方共不慮の事故で行けなくなったんだよな。そうだ、思えばその前の年の11月の千葉ルックも当日仕事でキャンセルしたんだった‥‥昨年末のCDJ@幕張メッセで観たのがホント久し振りで、やっぱりいいモンはいい!と実感、そして「俺、やっぱりピーズ大好きだわ!」と再確認。今年に入ってからイベント絡みで1本観て、念願のワンマンだったわけ。

 で、この日は珍しく友達と一緒になって(思えばピーズを観る時って何時も誰か一緒or会場で友達に会ったりしたなぁ、と)二人して観てたんですが‥‥いやぁ、やっぱ最高だわ、このバンド。曲数的には以前のワンマンと変わりない曲数(30曲がちょっと欠ける位)なんだけど、この日は18時半に始まって、終ったの21時過ぎでしたからね‥‥曲自体が長くなってるわけでもなく、この日披露された新曲群も今までの流れを汲む、比較的短いナンバーだったんだけど‥‥

 となると、あれですよ。確実にアレが長くなってるんですよ‥‥そう‥‥前回さいたま新都心VOGUEで観た時にも感じた、アレが‥‥

 MCですよ。

 あのね、仲が良いにも程があるよ!って位に、はるもアビさんも、喋る喋る。特にアレな、アビさん上機嫌。ホント笑わせてもらいましたわ。そしてそんな二人のやり取りを後ろから優しい(「生暖かい」とも言う)眼差しで見つめる先輩・しんちゃん。ホント、鉄壁トライアングルですよ、演奏以外でも。

 もうね、曲やプレイに関しては何も言う事ないのよ。だって、いつも一緒だし‥‥悪いわけがない。復活後からもう何度も観てるけど、悪いとかイマイチと感じたステージ、一度もないんだよね。ま、そこまで語る程の回数は観てないとは思うんだけどさ。CD音源以上に熱くてかっけーアンサンブルを聴かせてくれるし。はるの歌に関しては、まぁ波があったりなかったりで、そこはまぁしゃーないかな、とは思うけど。でもここまで続いてくれてることに、むしろ感謝したい。

 この日はワンマンってこともあって、最近イベントでしか観てなかった俺が普段聴けてなかったような曲が沢山耳にできたわけで。例えば「アンチグライダー」からの楽曲の数々。そして "汗まみれ" や "底なし"、"デブジャージ" ではアビさんがワンコーラス歌ってたし。

 そして、ワンマンならではの名曲の数々‥‥"シニタイヤツハシネ" や "日が暮れても彼女と歩いていた"(当然のように、曲後半ではサビを「気がふれても彼女と歩いていた」と変えて歌ってたわけですが。だから余計に泣けるんだよ、この曲)、そして‥‥

 とうとう聴くことが出来た、念願の "実験4号"。大好きな曲のひとつであり、その歌詞を読む度に当時のバンドの、はるの状況や心境が手に取るように判るアルバム「リハビリ中断」収録曲の中でも、どうしてもこの曲が聴きたくてね‥‥理由はまぁいろいろあるけど、敢えてここでは書きません。あのイントロが聞こえた瞬間、思わず腰より下で小さくガッツポーズ。そして最初から最後までそらで歌ってたよ‥‥目には涙にじませて。

 ‥‥何だろ、もうピーズのライヴに関しては、何が聴けたとか、MCがバカだったとか、そういったレベルでしか何か書けないよな、俺。だからこのレポだってこんなに遅れちゃったわけで(言い訳じゃなしに)。だってさ‥‥ホントに何時もサイコーだからさぁ。単なるファンのバカ日記以外の何ものでもないよね、これじゃ。

 早く新しいアルバムが聴きたいなぁ。年内はないのかしら。やっぱり来年年明け辺りかな。それまでの間、ライヴ会場限定発売のシングル 「耳鳴り -殉職バージョン-」でも聴いて持ち堪え‥‥たいけど、1曲だしなぁ‥‥


--setlist--
01. 生きのばし
02. ドロ舟
03. 耳鳴り [新曲]
04. バカになったのに
05. ミサイル畑で雇われて
06. 負け犬
07. ひとりくらいは
08. カラダにやさしいパンク [新曲。タイトル不明]
09. ブロイラー
10. 引っ越し [新曲。タイトル不明]
11. 実験4号
12. 汗まみれ
13. ヒッピー
14. シニタイヤツハシネ
15. 脱線
16. 底なし
17. 日が暮れても彼女と歩いてた
18. 全速力で遠まわし
19. 喰えそーもねー
20. 鉄道6号
21. ノロマ [新曲。タイトル不明]
22. サイナラ
23. 何様ランド
24. 眠る前に一発
25. バーゲン
--encore--
26. デブジャージ
27. グライダー
--encore--
28. とどめをハデにくれ
29. Telしてこい



▼Theピーズ「ブッチーメリー Theピーズ1989-1997 SELECTION SIDE A」(amazon


▼Theピーズ「ブッチーメリー Theピーズ1989-1997 SELECTION SIDE B」(amazon

投稿: 2005 06 11 09:05 午後 [2005年のLIVE] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2005/05/31

エガワヒロシ@三軒茶屋グレープフルーツムーン(5/21)

 エガワヒロシさんのライヴに、先日初めて伺わせてもらいました。もうね、とにかく良かったのよ!

 エガワさんとは同じ「radio.gs」の中で、同じ洋楽中心プログラムを、同時期にスタートさせたこともあって非常に親近感を持っていたんですが、実はお会いしたのは先日のspaghetti vabune!のライヴの時が初めてだったんですよ! 1年以上、同じ局でラジオやっていながら。んで、そこから仲良くさせていただくようになって、先日はとうとう「dara_da_radio」にまでゲスト出演させてもらって‥‥ホント嬉しかったです。

 で、そのラジオ収録(5/20)の翌日、三軒茶屋にあるグレープフルーツムーンというライヴハウスにてエガワさんがライヴをやるということだったので、そりゃもう行くしかないでしょう!って感じで行ってきましたよ。いやね、ずっと観たかったんですよ、ホントですよ? 単純にタイミングの問題っつーか。あとあれかな、身内の方々のライヴ観ちゃうとほら、悪かった時でも正直に書けなくなっちゃう時ってあるでしょ。そういうのを突っぱねるくらい素晴らしかったら問題ないんですが。

 でもね、そんなの俺の単なる取り越し苦労でしたよ。だってさ、こんなにもスゲーとは思ってもみなかったというか(って言ったら失礼にあたりますが)。一緒にいた友人にも「なっ?」って顔をされた程でして。彼が「友達付き合いとは別に、何故自分がこんなにもエガワさんのライヴに通うのか、その理由が判ったでしょ?」と言ったんですが、ホントによく判りましたよ。いやー、何でもっと早くに観に行かなかったんだろうと非常に後悔しております。

 この日のライヴはバンド形体で、テーマとしては「サイケ」というのがあったようです。確かに、ワウだとかエフェクトがかかったギター中心で、ガンガンに攻められてるようで気づくとふんわりと陶酔してるようなバンドサウンド‥‥とにかくバンドのメンバーの皆さん、上手過ぎ。そりゃそうか、いろんな有名アーティストのバックを務めたりもしてる方々もいるんだし。

 エガワさんの歌もメロディも歌詞も、ラジオで何度も耳にしてたはずなのに、この日初めて出会ったかのような衝撃があったんだよね。たまたまこの日の演奏スタイルというかテーマが、俺のツボに入りまくっただけなのか、それともこういう「歌」をその時丁度欲していたからなのか。ホントのところは判らないけど‥‥ただひとつだけ理解できた、というか気づいたことがあって。それは、エガワヒロシというシンガーソングライターはもの凄い奴だな、と。「奴」なんて言い方は失礼ですが、いえいえ、親しみを込めて言わせてくださいよ。ホントこの日のステージ、ノックアウトされるに十二分な内容でした。

 帰宅してからエガワさんから戴いたアルバム「空想トロイカ」を何度もリピートしています。ライヴでは味わえなかった要素もここにはあり、まだまだ奥が深そうな人だなぁ、と勝手に想像しております。今度はアコースティック形体のライヴも観たいなぁ。つーか今後暫く、どうにか都合つけてエガワさんのライヴに通っちゃいそうです。

 これからも、親しくさせてもらってるからといって絶賛するんじゃなくて、それはそれ、これはこれって感じで、素晴らしいライヴや楽曲に出会えたら、こうやって紹介していきたいと思います。みんな、もっとエガワヒロシを聴くべきだよ! そして「dara_da_radio」も聴くべき! 更に‥‥今度「RADIO TMQ」にゲストで出てもらいますからね! お楽しみに♪

 [setlist]
  01. LOVE
  02. RAIN
  03. SMOG
  04. 白い世界
  05. パノラマ
  06. サヨナナ



▼エガワヒロシ「空想トロイカ」(amazon

投稿: 2005 05 31 01:19 午前 [2005年のLIVE] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2005/05/28

HANOI ROCKS@クラブチッタ(5/22)

 てなわけで、昨日の続きを。

 HANOI ROCKSは今回、追加公演2本を含む合計10本のライヴを日本で行い、その殆どがソールドアウト、あるいはそれに近い状態だったようです。アルバム「ANOTHER HOSTILE TAKEOVER」がそんなに売れている、とは耳にしてなかっただけに、この状況は喜ぶべきものなはずなんですが‥‥やはりアルバムは売れて欲しいよね。前回の時は再生(復活)1発目ってことでご祝儀含め売れたってのもあったんだろうけど、旧来のファンはやはり「新しい音」を聴いて離れちゃったんでしょうね‥‥まぁいいや。そうやって過去に生きてればいいですよ。マイケルやアンディが「再生」という形を取りながらも、しっかり新しい曲を作っているという状況は、「過去の再生」ではなくて「終った時点からの再生」なわけですよ。俺、以前にも「とみ宮」で書いたかもしれないけど‥‥再生後の新曲群ってやはり「TWO STEPS FROM THE MOVE」(解散前最後のオリジナル・アルバム)の延長線上‥‥あそこからスタートしてるんですよね。恐らく多くの「旧来のファン」て、みんなそれ以前のアルバム‥‥所謂ユルユルだった初期〜中期の頃のイメージをそのまま引きずってるんじゃないかな、と。勿論、俺だってリアルタイムであの頃のライヴは生で観てないので、半ば憶測でモノ言ってるようなところはありますが‥‥まぁそういう人達と議論しても噛み合ないのも仕方ないかな、と。そういう意味も含めて、俺は「リアルタイムで知らない世代」「後追い世代」と呼ばれてもいいですよ。何ならその世代の代表になってやりますよ。ええ。

 ってヤケクソ気味に書いてみましたが、個人的に復活後の2枚、特に一番新しい「ANOTHER HOSTILE TAKEOVER」を高く評価してるだけに(どこからどう聴いても、前作以上に濃い「マイケル&アンディのアルバム」じゃないか!)、不平不満を垂れる旧来のファンを目にする度に、憤りを感じるんですよ‥‥

 とまぁ、アルバムについてはまた後日語るとして、今日は前回のSHIBUYA-AX公演から約1週間後に行われた川崎クラブチッタ公演の感想を書いてみたいと思います。

 とはいっても、基本的には前回と同じようなセットリスト&構成なので、特筆すべき点も少ないわけですが(えー)。あ、でもステージ上のフロント4人の絡みは、AXの時よりもスムーズになってましたね。だいぶ小慣れてきた印象。AXでは終始笑顔だったマイケルも、この日は笑顔少なめ。だからといって決して怒っているわけではなく、愛想は非常にいいわけですよ。冗談も沢山飛ばしてたし、相変わらず各メンバー間での耳打ち&互いに笑顔は多々みられたし。単純にツアー終盤ってことで、疲れがピークに達してたのかな、と。そんな気がしました。

 前回との違いを簡単に挙げていくと、まずライヴ開始時に楽器隊4人が軽くブルーズのジャムセッションを演奏してライヴスタートした点。凄く自由な感じがしましたね。そんな中に派手なマイケルが登場、「もっとロックンロールしろよ!」的煽りコメントをした後に激しい "Back In Yer Face" に突入という、おおっ!というようなスタートの仕方でした。

 選曲的にはAXのセットリストから "You Make The Earth Move" がカットされ、なんと "Underwater World" が追加されてました。あ、アンコールも1曲("Motorvatin'")がカットされてたか。さすがに疲れてきたのかもね。残念。

 終盤、何の曲の時だったか忘れたけど‥‥マイケルの右肘の辺りが真っ赤になってるんですよ、気づいたら。で、激しく動く度にその赤いのがどんどん広がっていって‥‥どうやら肘を切ってしまったようで、血が流れてたんですよね。それが更に汗で流れ広がっていって‥‥お客がダイブとかして血流すならまだしも、ステージ上のアーティストが血だらけになるのは久し振りに観た気が。しかもそれがマイケル・モンローだっていうんだからねぇ。なんだか最後までドキドキしながら見守ってましたよ。

 本編が終って一度引っ込み、アンコールで戻って来た際にアンディが「マイケルが深刻な怪我をして‥‥」みたいなコメントをした後に、当の本人が元気に戻ってきて、「大丈夫、大丈夫!」って元気に振る舞って。その時は長袖の上着を着てたから気づかなかったけど、途中でそれを脱いだ時に‥‥肘にはバンドエイドが貼られてました‥‥なんだ、その程度の切り傷か。ちょっとホッとした。けどそれも、ライヴが進むにつれて汗で剥がれてきてたんだけど。よくよくみたら、バンドエイドの内側も真っ赤でしたけどね‥‥マイケル‥‥(涙目)

 そんなこともあってアンコールが1曲削られたのかどうかは判りませんが、この日のアンコールはちょっとスペシャルな感じになってまして。2度目のアンコールの時にマイケル、いきなりドラムセットに座って、ドラムソロを披露したんですよ。これがなかなか上手くて。って思えば'80年代の時もラズルがボーカルでマイケルがドラム叩いてRAMONESのカバーとかやってたしね。そりゃ上手いはずだわ。

 んで当のドラマー、ラクがマイケルに耳打ちされ、ビール片手にステージ中央へ。そしたらいきなり始まったのが‥‥ "Taxi Driver" ! そう、マイケルがドラム叩いて、ラクがボーカルという変則的なお遊びがスタートしちゃったんですよ。普段ラクはコーラス取ってないんで判らなかったんですが、歌もなかなかなもんでしたよ。間奏でのシャウトも立派なもんでしたし。ワンコーラス見事に歌い切って、途中でドラムをマイケルから交代し、2コーラス目からは通常通りの編成に戻りました。そこでマイケルの歌になるわけですが‥‥改めて、このシンガーの特異性というか、カリスマ的なものをまざまざと見せつけられたというか、再確認させられましたね。いやー、やっぱりこの男は特別だわ。一生敵わないと思ったもん、当たり前の話だけど。

 最後は前回同様、STOOGESの "I Feel Alright"。またマイケルは左右のスピーカーによじり昇ってましたよ、怪我してるにも関わらず‥‥ホント、一切手を抜かない男だわ。


 てなわけで、今回のツアーを2本観たわけですが。改めて思うのは、現在のこの5人での新生ハノイは見応えがある、非常にカッコいいロックンロールバンドになってるな、ということ。もはや'80年代のオリジナル編成と比べる気にもならないし(だって本人達が「再結成」ではなくて「再生」と言ってる時点で、別物になるのは仕方ないわけだし)、あの頃の曲にしても「過去の再現」ではなくて、あくまで「今の音」として鳴らされてるんだな、と思うんですよ。

 面白いのは、新作と同じくらい多く「TWO STEPS FROM THE MOVE」からの曲が沢山(合計6曲も)披露されたこと。再生後の曲と合わせると、チッタ公演の全22曲中15曲が「TWO STEPS FROM THE MOVE」以降の3枚からなんですよね。要するに、今のハノイはあのアルバムの音を基盤としてるんだな、と。そういう意味では、この編成は間違ってないと思うし、むしろこのままガンガン活動を続けてって欲しいな、と思うわけですよ。

 コニー・ブルームは元々ソロや他所のバンドで活動してた人なので、今後どれだけハノイに残るのか気になるところですが、やはり今後はコニーが書いた曲をマイケルが歌うってのもありかもしれないし(まぁ可能性としては低いだろうけど)、逆にマイケル&アンディがコニーのプレイを上手く生かした新曲を書くかもしれない。可能性はゼロではないですよね。今後のシングルにそういった新曲が入るかもしれないし‥‥

 次にハノイが観れるのは何時になるのか‥‥サマソニでの再来日があるのか、はたまた次のアルバムが出るまで、また2〜3年来ないのか。とにかく言えることは、今回のツアーは今年を代表するライヴのひとつに入るな、というのと、やっぱり俺、ロックンロールが大好きだな、ってこと。まだまだいきますよ、俺も、そしてハノイもね。


 [setlist]
  01. Back In Yer Face
  02. High School
  03. Better High
  04. Talk To The Hand
  05. Bad News
  06. Underwater World
  07. A Day Late, A Dollar Short
  08. I Can't Get It
  09. Malibu Beach Nightmare
  10. Eternal Optimist
  11. Love
  12. Cheyenne
  13. Don't You Ever Leave Me
  14. Obscured
  15. Delirious
  16. Tragedy
  17. Up Around The Bend
 --ENCORE1--
  18. Boulevard Of Broken Dreams
  19. People Like Me
  20. Oriental Beat
 --ENCORE2--
  21. Taxi Driver
  22. I Feel Alright



▼HANOI ROCKS「TWO STEPS FROM THE MOVE」(amazon

投稿: 2005 05 28 01:07 午前 [2005年のLIVE, HANOI ROCKS] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2005/05/27

HANOI ROCKS@SHIBUYA-AX(5/16)

 HANOI ROCKS再生後、4度目の来日になりますか‥‥2002年夏のサマソニ、2003年初頭のジャパンツアー、そして同年秋の武道館でのイベントを含むショートツアー。思えば短い期間でこんなにも来てたんですね。俺は3回目以外は全部観てるんですが(といっても2003年初頭のツアーは1公演のみ、しかも椅子席のホール公演でしたけど)、再生後のハノイ‥‥というかマイケル・モンローは常に「怒ってる」というイメージがあるんだよね。いや、「キレてる」というか‥‥ホントにキレてる時もあるんだろうけど、中にはそれがポーズ‥‥といったら語弊があるか‥‥ひとつのステージスタイルとしてそうなってしまう時もあるのかなぁ、と。けど‥‥'90年4月のソロツアーで来日した時に初めてマイケルを生で観て(あの時は元同僚のナスティが飛び入りしたんだっけ)‥‥あれ以降、常に「怒ってる」イメージがずっとあるんだよね。笑顔でおちゃらけるマイケルって、ハノイ時代の映像以外であんまり観た記憶が‥‥ないような‥‥いやあるんだろうけど全然記憶に残ってない‥‥それくらい、マイケルには硬派なイメージがあってさ。

 ところがね。今回のツアーの内2本を観る機会があって。ツアー序盤のSHIBUYA-AX公演(5/16)と、ツアー後半のクラブチッタ公演(5/22)。今日はその中からSHIBUYA-AX公演についての感想を書いてみたいと思います。

 でもよくよく考えてみたら‥‥大阪での2公演からツアーが始まり、そのままAXで2公演‥‥ツアー10公演中の4公演目だから序盤というよりは中盤なんだね。しかも4連続公演のラスト。絶対にヘロヘロでもおかしくないはずなのに‥‥

 とにかく、若々しい。前回観たのがホールで、今回がクラブクラスだからっていうイメージの違いも大きいんだろうけど、それ以上にメンバーが2人入れ替わったことで、何だか更にフレッシュになったような気がするのね。でも実際には若いメンバーじゃないんだけど。日本ではTHE WiLDHEARTSのジンジャーが一時期やってたバンド「SiLVER GiNGER 5」のツアーに参加してたことで知られる、元ELECTRIC BOYSのコニー・ブルーム(Gt。元々はVo/Gt)。そしてコニーと同じくELECTRIC BOYSのベーシストだったアンディ・クリステル(A.C.)という、見た目にもプレイにも存在感があるメンバーが加わったことで、以前のようは「見た目ハードロックバンド」的なイメージから一新、ドレッドヘアーとラーメンマン頭という、どことなくパンキッシュなイメージが強まったような。ま、ドラムのラクは相変わらずLAメタル的なグッドルッキン・ガイでしたが。

 前回と同様、クラシカルなインストでメンバーが入場。ラクは前観た時と全く同じくドラムスティックを使ってバイオリンを弾く真似をしてるし。その後、フロント4人が登場。アンディ・マッコイは普通に歩いてる‥‥足の具合はだいぶ良くなったようでひと安心。コニーは‥‥前にSG5で観た時より更に派手になってるなぁ。A.C.は初めて観るけど、厳ついんだか可愛いんだかよく判らん。そして最後にマイケル‥‥あんたが一番派手!

 序盤は新作「ANOTHER HOSTILE TAKEOVER」からの曲を中心に、そこに往年の "High School"、"I Can't Get It" といった曲を挿入。前作からもアンディっぽい "Bad News" や "A Day Late, A Dollar Short" 辺りが披露されてました。個人的にはひたすらヘヴィな "Talk To The Hand"、ブルージーなジャムセッション風なイメージの強い "Bad News" 辺りが前半のハイライトかな。あ、勿論'80年代のナンバーを除いてね('80年代の曲は何やっても異常に盛り上がるしな)。

 ここで、最初の話に戻るんだけど‥‥この日のマイケル、兎に角機嫌がいいのよ。まず、ライヴ中何度も笑顔を見せるわけ。それと‥‥以前にはあまり気にしてなかったような行為がいちいち印象に残るわけ。演奏中、他のメンバーに何か耳打ちしてお互い笑い合ってたり。特にアンディとマイケルがライヴ中、ひそひそ耳打ちしてふたりして笑ってるんだよ! 解散後の冷戦状態を思えば、あり得ない話なわけですよ! ちょっとね、その光景を目の当たりにしただけで俺、涙が出そうになったもん。んでしまいにゃさぁ、マイケルがアンディの頬にキスとかしちゃうんですよ! あれにはビックリした。マイケル、ホントこの日は上機嫌。

 演奏は文句なしでしょう。以前は全然目立ってなかったベーシストともうひとりのギタリストに替わって、コニーもA.C.も見た目以上に「音」でも勝負できるミュージシャンなわけですよ。ステージを右に左にと動き回って客を上手く煽ったり、時にマイケルと、時にアンディとマイクを分け合ってコーラスしたり(そう、ドラマー以外は全員コーラス取ってたよ今回。しかもコニーなんて元々シンガーだし、上手いわけですよ)。あとギターソロもアンディが目立つパート、コニーが目立つパートが半々ずつといった印象かな。いや、若干アンディの方が上かも。でも、どっちかに偏ってるといった感じではなく、ちゃんと「バンド」として機能してるように感じられました。

 キース・リチャーズ並みのしゃがれ声でアンディが歌う "Cheyenne" のあのフレーズの後、"Don't You Ever Leave Me" で一度泣いた後、後半戦に突入。前作からの2連発("Obscured"、"Delirious")、往年の "Tragedy" 〜 "Up Around The Bend" で本編終了。凄くいい感じでしたよ。

 アンコールでは "Boulevard Of Broken Dreams" という、俺が大好きな曲もやってくれ、更に再生を声高に宣言した "People Like Me" でレゲエっぽいパートも挿入してメンバー紹介したり、とにかく前のメンバーの時にはなかったような自由なイメージ。何だかハノイを観てるようだけど全然違うバンドを観てるみたい。でも間違いなくハノイなんだけどね。1回目のアンコールは懐かしの "Oriental Beat" で終了。

 2度目のアンコールは凄いことになってました。まず "Motorvatin'"。ギターソロ後にマイケルの短いハーモニカソロがあるんだけど、どうもマイケルそれを忘れてたらしく、直前になってドラムライザー(ドラムの乗ってる台)に置いてあるハーモニカを物色し始めて‥‥必要なキーのハープがなかなか見つからなかったらしく、そのままハープソロなしで歌に‥‥オイオイ。けど、それでも別にキレてマイクスタンドを投げまくったりマイクを床に叩き付けるようなこともせず(思えば今回は全然やらなかったね。アクションとして振り回したりはしてたけど。1回振り回したのを投げたんだけど、それがA.C.の方に飛んでってあわや!といった感じになって、お互いビックリした顔で見つめ合ってたのが印象的でした)、とにかく「陽」なマイケル・モンロー‥‥そう、'80年代のマイケルに戻ったかのような感じ。

 "Taxi Driver" で途中ジャムっぽくなってフロント4人がステージ中央のモニター上に腰掛けてギター×2、ベース、ハーモニカでセッションぽいことやったりして、これがまたかっけーわけですよ。これも前にはなかった要素だね。大好きな曲だけに、今回も聴けて嬉しかったよ。

 で、最後の最後に何をやるんだろう‥‥と思ったら‥‥アンディがライヴ盤で耳慣れた「あの」フレーズを‥‥ヤバッ、聴いた瞬間鳥肌立った! そうですよ、最後の最後に、イギー・ポップ率いるTHE STOOGESの名曲 "I Feel Alright (1970)" をやってしまったんですよ!!!!! 俺にとってのロック・ヒーロー‥‥イギーとマイケル。ハノイから入って、彼等がカバーしてたことでイギーやTHE STOOGESを知るわけですよ。前のツアーの時にも終盤の公演でやってたようですが、まさか今回のツアーでは毎回最後はこれだなんて知らなかったもんだから‥‥興奮、興奮、大興奮。真ん中よりちょい前寄りで観てた俺も、さすがにこの曲の時にはコニー側からマイケルの経ってる中央より、相当前‥‥多分3〜4列目?まで飛び込んでっちゃったもんなぁ。客とぶつかったり上から人が流れてきたり、とにかくグチャグチャですよ!

 ホント、この時だけ記憶がすっぽり抜けてるもん。意外と冷静に観れてたはずなのに、最後の数分だけ‥‥ハノイ聴き始めた中学の頃にまで逆戻りですよ。20年くらいタイムスリップしちゃいましたよ。いやー、タチの悪い大人だ。だってライヴ後、気づいたら口の中、血だらけだったもんな。ぶつかったのか殴られたのか、はたまた自分で噛んでしまったのか‥‥全然記憶なし。つーか血の味に気づくまでも随分時間がかかったわけで、痛みとかもそれまで全然なかった(気づかなかった)しな。バカだなー俺。

 ‥‥と、最後の最後で我を忘れる大失態を犯しつつも、ホント最初から最後まで楽しめる110分でしたよ。サマソニでの狂乱程ではないにしても(あれはまた特別な瞬間だったしな)、客も良い意味で「みんなで楽しもう!」的な朗らかな印象だったような。ま、俺がいた周りだけかな。実際、最後に最前近くまで行ったらそんな感じではなかったようだったし‥‥

 てなわけで、チッタ公演についてはまた明日書きます。いやー今回のツアー、ハズレなしとみた!


 [setlist]
  01. Back In Yer Face
  02. High School
  03. Better High
  04. Talk To The Hand
  05. Bad News
  06. You Make The Earth Move
  07. A Day Late, A Dollar Short
  08. I Can't Get It
  09. Malibu Beach Nightmare
  10. Eternal Optimist
  11. Love
  12. Cheyenne
  13. Don't You Ever Leave Me
  14. Obscured
  15. Delirious
  16. Tragedy
  17. Up Around The Bend
 --ENCORE1--
  18. Boulevard Of Broken Dreams
  19. People Like Me
  20. Oriental Beat
 --ENCORE2--
  21. Motorvatin'
  22. Taxi Driver
  23. I Feel Alright



▼HANOI ROCKS「ANOTHER HOSTILE TAKEOVER」(amazon

投稿: 2005 05 27 12:02 午前 [2005年のLIVE, HANOI ROCKS] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2005/05/24

Spaghetti Vabune!@shibuya o-nest(5/15)

 もう先週の話になっちゃうけど、久し振りにSpaghetti Vabune!のライヴを観てきました。最後に観たのは何時だっけ!? 去年の秋かな? 恐らく今年に入ってからは初めてだと思います(3月のライヴは年度末の繁忙期で行けなかったし)。

 今回はVabune!の単独ライヴではなく、イベント形式でのライヴだったので、実質40分程度の演奏時間だったんですが‥‥実はすぐ下に書いたPUPPETのライヴをハシゴをすることになってしまったため、最後の1曲は聴けてないんですよね。しかもラスト2曲の途中で抜けてるし‥‥ホント申し訳ないです。

 今回はギターのムラカミくんが都合で参加できず、助っ人メンバーが初参加。非常に若いメンバーなんだそうですが、そんな年齢を感じさせない、なかなか堂々としてしっかりした演奏を聴かせてくれましたよ。その他のメンバーも‥‥まぁ細かなミスはあったものの、そこは勢いでカバーしていきたい、というか是非カバーしてってください!と思わされることが珍しく何度かあったかな、と。そこだけ残念だったかな、うん。

 演奏された8曲中、音源になってるのって3曲だけ、しかも1stアルバムからは既に1曲も演奏されてないんですよね。それだけ今のVabune!が新曲モード/新しい展開に向かっているということが伺えるんじゃないでしょうか。で、その新曲達が兎に角個性的でツボ刺激しまくりな楽曲多数で、かなり2ndアルバムは期待できる内容になってるんじゃないでしょうか? 特に‥‥これは本人も言っておりましたが‥‥ギター/ボーカルのケージくんが歌う比率が新曲では高くなっているのが嬉しい。勿論チーコさんの歌も大好きですし、もはや「Vabune!の顔」なわけですが‥‥

 [setlist]
  01. this is guitar pop
  02. tiger
  03. cp
  04. ago
  05. candy
  06. view
  07. hover
  08. Que

 こうやって見ると、やはり初めて聴く曲/ライヴでしか聴けない曲の多いこと‥‥早く次の音源集が聴きたい! そう思わずにはいられないライヴでしたよ。



▼Spaghetti Vabune!「eight players e.p.」(amazon

投稿: 2005 05 24 01:18 午前 [2005年のLIVE] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2005/05/19

PUPPET@渋谷TAKE OFF 7(5/15)

 昨年9月以来でしょうか、PUPPETのライヴを観るのは。実はこの日を結構楽しみにしてたんですよねー。

 PUPPETというのは、「radio.gs」含めプライベートでもお世話になってるお友達の津田さんキキさん達が参加するバンド。昨年からでしょうか、何度かライヴを観させてもらってるんですが、これがね、面白いバンドなんですよ。

 知人や友人のバンドを語る時って、どうにも照れくさかったり言葉に気を遣ってしまったりすることが多いんですが、彼等の場合は‥‥なんつーか、観てて安心するというか。キキさんのボーカルによるところも大きいんですが、バックの演奏がどんなにテクニカルな方向に走っても、キキさんの声があるだけで、もう勝ちなんですよ。勿論メロ自体がポップなのもあるんですけどね。

 んで、先日約8ヶ月振り?くらいになるライヴを観に行ってきまして。昨年秋から着々と進められていた、初のCD音源発表記念‥‥リリースパーティー的ライヴだったわけですね。

 実はその音源、今年1月末の「RADIO TMQ」#22にキキさんがゲスト出演した際に1曲("PUPPET")を流してるんですよね。で、その放送に際して先にスタジオ録音した音源4曲分を頂いておりまして‥‥今日現在まで結構な頻度で聴き込んでたりします。当然ながらiPodにも入ってるんで、出先でも聞いてる程です。えー、俺そんなにハードコアなファンだったのか。

 んじゃ、そんなファンを代表して言わせてもらうと‥‥今回のライヴも非常に楽しませていただきました。当日のセットリストは以下の通り。

   1. プラスチック・エデン
   2. バイバイ
   3. 快楽主義者の恋
   4. 予定調和 〜DNAが見た夢〜
   5. 呼吸
   6. PUPPET

M-1、4〜6が今回リリースされたCD「P2P」に収録されている曲。勿論それ意外の曲もライヴで耳にしたことある曲ばかり。ここ数ヶ月はその音源ばかりを聴き込んでたせいもあって、ライヴのラフな感じもまた良いですね。勿論、所々ミスがあったり「おやっ!?」と感じる部分もあるにはあるんですが、最終的には圧倒されつつ幸せな気分でライヴハウスを後にできる‥‥そんなバンドなんですよね。

 このバンドの魅力ってひとつにキキさんの個性的な声があるんですが、それ意外にもストリングス隊‥‥津田さんのベースとQueさんのギターとの絡みも、バンド経験者としては非常に聴きごたえがありまして。特にQueさんのギタープレイのかっけーこと。テレキャスターをあそこまで派手に、自由自在に弾きまくれるのは正直羨ましいです。本気でリスペクトしております、はい。そしてkuboyamaさんのドラムも、決して派手なプレイではないけど、そういったストリングス隊を影で支える、正し縁の下の力持ち的存在。これでドラムが派手なプレイヤーだったら、きっと「歌」を台無しにしちゃうんじゃないか‥‥なんて思ってます。

 そういえば今回のライヴではキキさん、曲によってはフルートを吹いてたんですよ! 以前はシンセを弾いたりとかしてましたが(元々PUPPETはキーボードを含む5人組だったんですが、現在は4人でライヴ活動を行ってます。但し、レコーディングはキーボード含めた5人で行ってます)、今回はそうきたかー! そういう「ウワモノ」が毎回変化すると同時に、曲の感触も毎回変化していくのも、このバンドの特徴かな。いろいろ実験と試行錯誤を繰り返して、「らしさ」を追求してるのかな。そっちでも毎回楽しませてもらってます!

 そんなPUPPETのCDですが‥‥今のところ、ライヴ会場でしか購入できないのかな? 特にサイト上でも告知がないですが‥‥恐らくそのうち購入方法について告知があると思いますよ。ただ、これを読んでどうしても聴きたくなった!って人は、津田さんかキキさんに直接問い合わせてみるか、 「radio.gs」の各番組内でかかるのを待つしかないかな‥‥ちなみに、今後の「RADIO TMQ」でも時々かけさせてもらいまーす! ちなみに好きな曲は‥‥どれも好きですが、特に "呼吸" が大好きでーす!

 あ、そうか。暫くライヴとかないから、7月の「AIN'T IT FUN」の時に物販コーナー作って販売すればいいのか!

 ライヴ後キキさんとお話した時に、今度は新曲を引っ提げてライヴに挑みたい、おっしゃっていたので、次回のライヴでは新しいPUPPETの魅力に出会えるかも、です。


puppet

▼PUPPET「P2P」

投稿: 2005 05 19 12:05 午前 [2005年のLIVE] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2005/05/08

モーニング娘。@武道館(5/7昼)

石川梨華「娘。」卒業…1万本ピンクのペンライトに感涙(SANSPO.COM)
石川梨華 笑顔で涙でモー娘卒業(Sponichi Annex)
モー娘。石川 笑顔のサヨナラ(デイリースポーツonline)
「モー娘5年間は宝物」石川梨華涙の卒業(nikkansports.com)
最終公演 メンバーから石川への卒業メッセージ(もはアト)
石川梨華 コンサート後の記者会見内容(もはアト)

 というわけで、「モーニング娘。コンサートツアー2005春〜第六感 ヒット満開!〜」最終日の昼公演に行ってきました。そもそもモーニング娘。を生で観るの自体昨年のGW以来、1年振り。ミニモニ。ラスト公演だったんだっけ‥‥あれから辻加護が抜け、飯田が抜け、そして矢口が緊急脱退‥‥当時14人だったモーニングが既に10人。"I WISH" や "恋愛レボリューション21" をリリースした時期(2000年5月〜2001年4月)にまで人数が減っちゃってるんですよ。ていうか、もはや "LOVEマシーン" 以降、大ヒットを連発してた頃のメンバーが誰もいないんですよね。この日ご一緒した方なんて、「最後に観た時はまだなっちもごっちんもいた」って言ってたくらいですから、さぞや『器だけ一緒の、別物』に映ったんだろうなぁ‥‥俺が観ても違和感がある程だったんだから、尚更でしょうね。

16614627_186 今回のライヴは、自分がイチオシしてきた石川の、最後のステージってことで‥‥本来なら夜公演(最終公演)に行くべきだったんでしょうけど、さすがにそれは無理でしたね。いや、チケットなら別にどうにでもなったと思うんだけど、それでも‥‥あの「メンバーからの贈る言葉」なんてぇのを生で聞いちゃった日にゃあ、もうボロボロ泣いちゃうわけですよ、周りも気にせずに。保田の時安倍の時も思いっきりもらい泣きしてましたしね、俺。それともうひとつ。ちゃんと「歌」が聴きたかった、ってのも大きいかな。過去、やはり涙が伴ったりメンバーが感極まってまともに歌えてない公演があったりしたので、しっかり「今のモーニング娘。」を確認するためにも、その一歩手前の公演を選んだ‥‥というのは大袈裟かな。けどまぁ‥‥感傷に浸りたくなかった、ってのが一番の理由です。ええ。

 この日の自分の席は2階席北東A列‥‥丁度ステージ向かって右側にあったスクリーンの真横辺りだったんですよ。で2階席の最前列ってことで、座ったまま手すりに腕を乗せてじっくり観れる環境‥‥真下にはお立ち台。数メートルの距離でメンバーを堪能することが出来るという意味では、本当に有り難い席でした。

 ライヴがスタートして思ったのは‥‥10人という人数を非常に「少ない」と感じてしまったこと。そりゃ自分がライヴに行き始めた頃は既に13人だったし、その後も12人→16人→15人→14人と尋常じゃない人数がステージ上にいたわけですが、そこからすっぽり1年空いただけで4人減って10人。確かに少ないかもしれない(ま常識的に考えれば多いんですが)。あと‥‥これは現在の振り付けを担当している人(夏まゆみ先生じゃないですよね現在?)のセンスだと思うけど‥‥やはりここ最近の‥‥"Go Girl" 以降かなぁ‥‥振り付けって何だか小さくまとまっちゃってる印象が強くて。特に人数が減れば減る程、それが嫌という程目につく。15人とかいた頃は人数に圧倒されてた部分が強くてそこまで気にはならなかったけど、さすがに今は‥‥

 もひとつ。こんなに至近距離で(まぁ真横からですが)観てるにも関わらず‥‥吉澤や小川といった「体格で判断できる」メンバーを除くと、識別が難しくなってる‥‥多分前から見たら顔とかで判断できるんでしょうけど、今のモーニングって背丈とか身体の線の細さが似通った子が多いからか、ホントに見分けが付き難いよなぁ‥‥と。去年の時もそう感じてたけど、まぁあの時は会場の規模がデカかったってのが理由だと思ってたんですが‥‥石川や藤本が「埋もれてる」感強かったもんなぁ。

 えっと。セットリストとかには全然文句ないです。むしろ現時点での最新アルバム「愛の第6感」の曲を沢山堪能できるという意味で、俺は楽しみにしてたんだよね。且つ、古めの曲‥‥特に「3rd -LOVEパラダイス」からの "DANCEするのだ!" と "「、、、好きだよ!」" が聴けたのは、嬉しいを通り越して発狂モノなんですが‥‥後藤・安倍在籍時に、ちゃんとした形で聴きたかったなぁとも思うわけで。だってさ、同じ曲でも「別モノ」に聞こえてくるんだよね。

 そうなんだよ。"LOVEマシーン" や "ふるさと"、"モーニングコーヒー" を当時在籍していなかったメンバーによって歌われている事実。勿論、歌はそうやって歌い継がれていくべきだと俺は常々言ってきたわけなんだけどさ‥‥もはやここまでくると、モーニング娘。が別のアイドルグループにカバーされてるような錯覚に陥るというか‥‥そんなこと、重々理解してたはずなんだけど、久し振りに観て改めてそう強く感じてしまいましたね。

 多分、そういうところに多くの人達は違和感なり憤りを感じて、ファンを辞めていくんだろうなぁ‥‥と、今日初めてBerryz工房に流れていく元モーヲタの気持ちが理解できた気がしました。ま、ほんのちょっとだけ、ね。

 ってネガなことばかり書いてもあれなんで‥‥

 いや。ライヴとして、そして卒業公演として見たら非常に理想的な内容だったと思うし、最後の「1曲」も非常に石川らしい、笑顔の絶えない選曲だったと思いますよ。あー、これなら最終公演でも悲観的にならずに、笑顔で送り出すことができただろうなぁ‥‥と。

 あともうひとつ。夜公演はどうだったか判りませんけど、昼公演ではこの日18才の誕生日を迎えた紺野へハッピーバースデーを、お客を含めた全員で合唱したり等のハプニングもあり。そんな紺野、自分の目の前に来る機会が一番多かったんだけど、ホントカワイイわ‥‥あーこんなに可愛くなっちゃって‥‥と、数日前に加入当時のハロモニ映像を観た後だけに、時間は確実に流れているんだな、と当たり前のことを実感したり。あとさ、道重がホント頑張ってるよね。俺、ずっと一環して言ってるけど、この子はライヴで観るとホントに面白い。目が離せないというか。振りがね、微妙に違うのよ。"Go Girl" の旗振りパフォーマンスの時も、旗を降ろす位置とかちょっとしたアクションが、他のメンバーと違ってるのね。何だろ、自分流になっちゃってるっていうか‥‥んで、あの笑顔と、あの「うさちゃんピース」ですよ‥‥俺、今ちょっと心がぐらついてます(えー)。

 歌の面でも、いよいよ5期メンバーが本格的に頭角を現し始めてますね。高橋に関しては、"春の歌" で、アルバムでは矢口が担当してたであろうハーモニーパートを難なくこなしてたし、新垣なんて "声" の歌い出しでのフェイクがかなり良かった。ただ、彼女に合う曲/合わない曲があるのは確かで、この日の昼公演で "ふるさと" を新垣ソロで歌ったんだけど、これはちょっと違うかな、という気が。思い入れの部分も影響して素直に聴けてないってのもあるのかもしれない。けど新垣の声ってもっとグルーヴィーな印象があるので、こういうタイプの曲はちょっと違うんだよね。小川も一時期のスランプを脱しているように感じられたし(歌にも安定感が出てきたし、ダンスも良かった)、紺野も‥‥確かに歌、良くなってるわ。

 6期は‥‥道重に関しては前述の通り。歌も頑張ってた。田中の頑張りも相当なモンだと思ったし。亀井は "モーニングコーヒー" で、メインパートを歌う石川にハーモに−を付けてたし(原曲での安倍における飯田のパートね)。けど3人の中ではまだ弱いかも。ダンスは確実に2人に差をつけられてるように思えたし。

 藤本は‥‥ソロになるとバーンと前に出るんだけど、それ以外の時が完全に埋もれちゃってる。10分の1に徹するのはいいんだけど、そんな器じゃないよなぁ‥‥ホント勿体ない。歌が今まで聴いた中で一番安定してただけに、尚更そう感じましたね。

 なんかその他にも言いたいことが沢山あるんだけど‥‥久住小春のこととかさ。それはまた別の機会にしましょう。

 とにかく。自分の中で完全にひと区切りつきました。今後は完全に「ハロプロの中のいちグループ」という距離感で接していきます。そして‥‥久住を含む新生モーニング娘。がもの凄いことをやらかしてくれたら、俺は素直にそれに乗りたいな、と。それくらいの軽い気持ちで付き合っていきたいと思います。

 石川梨華さん、お疲れさまでした。そして本当にありがとう。


--SETLIST--
【昼公演】
01. THE マンパワー!!! ※
02. 浪漫 〜MY DEAR BOY〜
03. 独占欲 ※
--MC--
04. 涙が止まらない放課後
05. 声
06. ラヴ&ピィ〜ス! HEROがやって来たっ。 ※
07. LOVEマシーン [吉澤・高橋・小川・新垣・亀井・道重・田中]
08. いいことある記念の瞬間 [小川・亀井・田中]
--MC--
09. 紫陽花アイ愛物語 [美勇伝]
10. 色っぽい女 〜SEXY BABY〜 [カントリー娘。]
11. シャイニング 愛しき貴方
  [カントリー娘。に紺野と藤本(モーニング娘。)]
12. ロマンティック 浮かれモード [藤本美貴]
13. SHALL WE LOVE? [吉澤・高橋・小川・道重・田中]
14. ふるさと [新垣]
15. モーニングコーヒー [石川・紺野・藤本・亀井]
16. 恋愛レボリューション21
  [吉澤・石川・紺野・小川・藤本・亀井・道重・田中]
17. 直感 〜時として恋は〜 ※
18. そうだ!We're ALIVE(イントロのみ)〜 DANCEするのだ!
  [紺野・小川・新垣・藤本・亀井・道重・田中]
19. レモン色とミルクティ
  [紺野・小川・新垣・藤本・亀井・道重・田中]
20. 春の歌 [石川・吉澤・高橋]
21. 「、、、好きだよ!」
  [1コーラス目のみ石川・吉澤・高橋。後、全員]
22. そうだ!We're ALIVE
23. すき焼き ※
24. Go Girl 〜恋のヴィクトリー〜
--MC--
25. I WISH ※
--ENCORE--
26. 大阪 恋の歌 ※
--MC [石川]--
27. 初めてのハッピーバースディ!
  [1コーラス目のみ石川。後、全員] ※
--MC--
28. ザ☆ピ〜ス!

【夜公演】
01. THE マンパワー!!! ※
02. 浪漫 〜MY DEAR BOY〜
03. 独占欲 ※
--MC--
04. 涙が止まらない放課後
05. 声
06. ラヴ&ピィ〜ス! HEROがやって来たっ。 ※
07. LOVEマシーン [吉澤・高橋・小川・新垣・亀井・道重・田中]
08. いいことある記念の瞬間 [小川・亀井・田中]
--MC--
09. 紫陽花アイ愛物語 [美勇伝]
10. 色っぽい女 〜SEXY BABY〜 [カントリー娘。]
11. シャイニング 愛しき貴方
  [カントリー娘。に紺野と藤本(モーニング娘。)]
12. ロマンティック 浮かれモード [藤本美貴]
13. GET UP!ラッパー [吉澤・小川・新垣・道重・田中]
14. ふるさと [高橋]
15. モーニングコーヒー [石川・紺野・藤本・亀井]
16. 恋愛レボリューション21
  [吉澤・石川・紺野・小川・藤本・亀井・道重・田中]
17. 直感 〜時として恋は〜 ※
18. そうだ!We're ALIVE(イントロのみ)〜 DANCEするのだ!
  [紺野・小川・新垣・藤本・亀井・道重・田中]
19. レモン色とミルクティ
  [紺野・小川・新垣・藤本・亀井・道重・田中]
20. 春の歌 [石川・吉澤・高橋]
21. 「、、、好きだよ!」
  [1コーラス目のみ石川・吉澤・高橋。後、全員]
22. そうだ!We're ALIVE
23. すき焼き ※
24. Go Girl 〜恋のヴィクトリー〜
--MC--
25. I WISH ※
--ENCORE--
26. 大阪 恋の歌 ※
--MC [石川挨拶、ファンへの手紙]--
27. 初めてのハッピーバースディ!
  [1コーラス目のみ石川。後、全員] ※
--MC [メンバーから石川へ贈る言葉]--
28. ザ☆ピ〜ス!

※印はフルコーラス



▼「モーニング娘。コンサートツアー2005春〜第六感 ヒット満開!〜」[DVD](amazon/7/6発売)

投稿: 2005 05 08 03:28 午後 [2005年のLIVE] | 固定リンク | コメント (2) | トラックバック

2005/04/14

The DUST'N'BONEZ@千葉LOOK(4/13)

 先日チラッと書いたように、念願のThe DUST'N'BONEZのライヴを観てきました。先頃リリースされたCD+DVD「LOVE/HATE」をフォローアップするツアー「LOVE/HATE TOUR '05」の初日となる、千葉LOOKに足を運んできました(この公演以前にも数本イベントに出演してますが、ダスボン主体のライヴはこの日からってことですね)。

 この日はオープニングアクトが付いたんですが‥‥ゴメンなさい、悪くはなかったんだけど趣味とはちょっと違うタイプだったのと‥‥ダスボンを観た後となっては、全然思い出せないんですよ。というわけで、文句をダラダラ書いても仕方ないんで割愛します。

 ライヴ前、会場に流れてた音楽がね、もう俺がどこかでDJしたのをそのまま流してるんじゃないか?って程に、俺が普段から普通に聴いてるようなバンドの曲ばかりなんですよ。思いつく限りで書いてみると‥‥

  ・CHEAP TRICK / California Man
  ・KISS / C'mon And Love Me
  ・NAZARETH / Hair Of The Dog
  ・AEROSMITH / No More No More
  ・VAN HALEN / Unchained
  ・GUNS N'ROSES / Mr.Brownstone
  ・GIRL / Hollywood Tease
  ・MANIC STREET PREACHERS / You Love Us
  ・THE WiLDHEARTS / I Wanna Go Where The People Go
  ・MOTLEY CRUE / Bitter Pills
  ・VELVET REVOLVER / Do It For The Kids
  ・RAMONES / Do You Remember Rock'n'Roll Radio?(これは終演後か)

‥‥なんだこれ(笑)。とにかくこれ聴かされたら、否が応でも盛り上がるわけですよ、ええ!

 今回、ツアー初日ってことでまだ6月後半までツアーは続くようなのでネタバレ(セットリストとかやった曲とか)は避けます。ただ、前回のアルバムリリース後のツアーとはセットリスト、全く変わってますし、新譜からの新曲は勿論、既に音源になってない新曲すら演奏してましたから、これはかなり期待していいと思いますよ、これから観る人!

 あの狭いLOOKのステージに森重、戸城の二人が並んでるだけでも涙ものなのに、メンバー4人のみてくれが完全に外タレのコスプレになってるのがね、もう‥‥ツボに入りまくりで胸キュン状態だったよ。森重があそこまでアクセルっぽいの、久し振りに観たもん。戸城は黒髪に赤いメッシュを入れ、一時期のニッキー・シックスみたいだし、坂下は完全にドレゲンだし、満園は‥‥常に裸で目元だけメイクしてる感じ‥‥叩き方といい、髪の長さといい、ちょっとトミー・リー入ってる?みたいな。つーかその4人でバンドとかやられちゃった日にゃ、ロケンロー好きには堪らないわけですよ!

 何だろ‥‥ZIGGYの時と変わらないはずなのに、隣に危ういオーラを発する戸城がいるだけで、森重こうも変わるもんかな‥‥っていう。こんな狭いハコで森重を観るのは、SNAKE HIP SHAKESに同じ千葉の、今は亡き市川・CLUB GIO以来なんだけど、あの時ともまた違うんだよね‥‥新人バンドっぽい勢いもあるんだけど、メンバー全員に貫禄というか余裕みたいなのも感じられるし。演奏は‥‥上手いとは思うんだけど、結構ハチャメチャだよね。キメの部分はしっかりキメてるんだけどさ(アンコール時に戸城が進行間違えて、森重が演奏途中で止めちゃった時に、初めて戸城が「ZIGGY時代の戸城」っぽくて、何か微笑ましかったというか、懐かしかった)。

 ゴメン、ライヴレポっぽくないけど‥‥ホント未だに頭の中で整理できてないのよ。だって数時間前まで、ほんの数十センチ前にあの4人がいたんだから。普通に森重とタッチとか出来るような距離で観てたんだから‥‥ちゃんとしたレポートは、6月に行われる渋谷クアトロ公演後になるかな(一応行く予定です)。

 あのね‥‥ZIGGYなんて古臭いとか、時代遅れとか思ってるような輩にこそ、このバンドは観て欲しいかな。ZIGGYはこの際どうでもいい!(いやよくないけど) でもこのバンドは別よ。もしアナタが洋楽の‥‥上に名前が挙がってるようなタイプのバンドや音楽が好きで、日本にもそんなバンドがいたらいいな〜とか思ってたら、迷わずダスボンのライヴに足を運んでくださいよ。そして下の音源&DVDを堪能してくださいよ。つーかまずはライヴだな。こんな至近距離でこんな大物を観れる機会、そうはないよ?

 とにかく。ある意味では俺の中でZIGGY超えた、悪いけど。



▼The DUST'N'BONEZ「FLAME SKULL BASTARDS」(amazon



▼The DUST'N'BONEZ「LOVE/HATE 〜激情の色彩 3tracks & 6live shots〜」(amazon

投稿: 2005 04 14 01:03 午前 [2005年のLIVE, ZIGGYさんとか] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2005/04/11

サンボマスター@SHIBUYA-AX(4/5)

 今やチケットを確保することさえ相当困難な状況にある程に人気が出てしまったサンボマスター。幸運にもそのプラチナチケットを譲ってもらい、ツアー千秋楽であるSHIBUYA-AXでの追加公演(4/5)に行くことができました。つーかこのライヴも3日前に「チケット余ってるけど、行く?」と声をかけられて決まったものなんですが‥‥って最近こんなのばっかだな。

 自分でもいろんなプレイガイドの先行予約にチャレンジしたものの、ことごとく抽選から漏れ、「あーあ、単独は無理か。こうなりゃ夏フェスに期待するか」と諦めてたところだったので、これは非常に有り難かったです。ありがとう、某氏

 さてさて。当日はギリギリまで仕事して会場に駆けつけ、ライヴ終了後また仕事に戻るというアホみたいな強行スケジュールだったんですが‥‥無理して行ってよかった!と素直に言える、ホントに素晴らしい以外の言葉が思いつかない最高のライヴでした。

 俺、実はサンボって昨夏のエゾで観た、たった1曲‥‥"そのぬくもりに用がある" を聴いてハマッたような奴で、ライヴ自体もその1曲しか生で体験してないわけですよ。だから実質この日が初めて観るようなもんで‥‥いやー、想像以上でしたよ! なんだこれ!? CDで今まで聴いてきたのは何なの!?っていうような怒濤の展開。音源ではもうちょっとスッキリした、整理されたイメージが強いのですが(いや勿論彼等がどんなライヴをやるかは知ってたので、音源とライヴで切り分けてるのかな、くらいに感じてたんですが)、ライヴはホント、盟友である銀杏BOYZなんかにも通ずる初期衝動性を強く感じさせるロケンローな演奏なんですよ。歌ってる途中で感極まって「ロックンローッ!」って叫んじゃうような、そんなステージ。そうそう、これだよ。俺が常日頃愛聴してるロケンローと何ら変わりないんだよ彼等。

 本人達(というか主に山口)が度々「ロックンロール」と口にしてたけど、非常にソウルやファンクといったジャンルからの影響も強く(ってその辺はアルバム聴けば判るよね。開演前のSEも全部古き良き時代のソウルばかりだったし)、そういう意味では(俺の中では)ウルフルズ辺りとの共通項も見受けられるかな、と改めて実感したわけですよ、この日。勿論同じと言ってるんじゃなくて、ソウルをテーマに独自のロックンロールを展開するそのスタイルに、共通点を見たという、ね。

 曲と曲の間のMCは殆ど山口がギターを弾きながら何か喋ったり、あるいはアドリブで適当に歌詞を作って歌って次の曲に繋いだり、ととにかく休むことを知らない感じ。けどね、その一言一言が泣かせるわけよ‥‥その辺は実験さんのとこを読むといいと思うよ。正直、俺も泣きながら歌ってたもん。

 そういえば‥‥客層も非常に幅広く感じられたんだけど‥‥10代20代の子達は勿論、俺と同年代やそれ以上の年齢層の方々も結構見受けられたし。ロック云々、ソウル云々ではなく、単純に「言葉」が響いてるんだよね、「歌」が届いてるんだよね。別に引き籠もりやリストカッターや援交してる奴らにだけ届くような「言葉」や「歌」じゃなくて、ちゃんとみんなに届くような、ある意味で普遍的な「歌」‥‥サンボのやってることって、実は簡単そうで一番難しいことをやってるんじゃないかな(俺的には、そういう面でもウルフルズ辺りと繋がっちゃうんだけど)。

 2度のアンコール含め、約2時間半に渡る濃密なライヴ。終わった時に周りを見回すと‥‥笑顔、笑顔、笑顔。「歌」は確実にこのAXにいた全員に届いてたよね。

 畜生! もう1回観たいぜ。夏フェス、今のところ俺が行くフェスではフジロックに出演予定だけど‥‥この調子だとRIJFやエゾ、下手したらサマソニにも出演しちゃうんじゃないか‥‥そう思わせるだけの人気と実力を兼ね備えたバンド。バカにしてる奴らは勝手にしてればいいよ。本当に「ロック」が好きなら、絶対に届くはずのバンドだからさ‥‥いつか必ず、そんな人達にもね。

 またひとつ、自分にとって非常に大切なバンドができました。そんな記念すべき夜、"歌声よおこれ" を鼻歌で歌いながら仕事に戻った俺なのでした。


  --SETLIST--
  01. 歌声よおこれ
  02. 欲望ロック
  03. 夜汽車に乗ってきたアイツ
  04. 青春狂騒曲
  05. これで自由になったのだ
  06. 美しき人間の日々
  07. あなたが人を裏切るなら僕は誰かを殺してしまったさ
  08. 手紙
  09. マフラーの揺れる間に
  10. 週末ソウル
  11. 夜が明けたら
  12. 想い出は夜汽車に乗って
  13. ふたり
  14. さよならベイビー
  15. そのぬくもりに用がある
  16. 月に咲く花のようになるの
  --encore1--
  17. 愛しき日々
  18. 朝
  --encore2--
  19. 熱中時代
  20. 歌声よおこれ



▼サンボマスター「歌声よおこれ」(amazon/4/27発売)


▼サンボマスター「サンボマスターは君に語りかける」(amazon

投稿: 2005 04 11 10:27 午後 [2005年のLIVE] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

木村カエラ@SHIBUYA-AX(4/3)

 急な話だったんですが、木村カエラの初ツアー「4 YOU」初日であるSHIBUYA-AX公演(4/3)に行ってきました。某所にてチケットが1枚余っているという声を聞き、慌ててお願いしたところ、無事譲ってもらうことができました(勿論定価でですよ)。このチケット、某プレイガイドの抽選に外れて諦めてたもんだから‥‥絶対に行けないと思ってたライヴだったんですよね。それが、ホントたまたまその週末に都内にいることになって、そしてチケット1枚ありますの声をみつけて‥‥偶然の巡り合わせとはいえ、まさかライヴ2日前に急遽行けることになるとは‥‥

 俺が木村カエラを推してるのは、既にこのブログをご覧の方ならご存じかと思いますが、それは彼女のビジュアル面のみならず、彼女の音楽活動を支えるバックの方々が非常に魅力的だからってのもあるんですよね。だから俺的には「アイドル」としても、そして「音楽」としても十分に楽しむことができる存在。それが今の木村カエラなわけですよ。

 それにしても‥‥シングル3枚、アルバム1枚、これまでにリリースしたオリジナル曲はその4枚合わせても14曲しかないわけですよ。全曲歌ったとしても、ツアーをやるにはちょっと少ないような気がしてたんですが‥‥

 実際、ライヴは80分程度で、それら14曲+カエラのピアノ披露の、計15曲でした。最後の最後、客から「もっとやってーっ!」という声が飛び交ったのに対し、カエラ「もうやる曲がないんだよっ!(笑)」と言ってしまう程、本格的なライヴをやるにはちょっと不十分なんじゃないかな、と思える状況だったわけ。でも‥‥意外と楽しめたな、俺。ホントは彼女が影響を受けた楽曲(洋楽とか)のカバーとかあってもよかったような気もするけど(実際やると思ってたし)、まぁ今回のバンドメンバーでのライヴがこの日初めてだったこともあるし、ちょっと時間が足りなかったのかな‥‥なんて邪推してみたり。

 いや、演奏は文句なしでしたよ。名だたる一流どころが揃ってたし、やはりそこは「プロ」ですよね。原曲を忠実に再現しようとしてたし、所々で個々それなりの自己主張も感じられたし。

 となると、問題は‥‥主役であるカエラ自身ですよね。勿論お客の殆どが彼女を見に来てるわけですから。

 彼女が過去どの程度バンドとかステージをこなしてきたのかは知らない俺ですが、まぁ‥‥ちょっと経験不足かな、という気はしました。お客とのやりとりとか、ステージ上での振る舞いとか。その辺はこの後の課題かな。勿論、場数を踏んでいけばどうにかなるでしょうけどね。

 歌がね‥‥思った以上に声がちゃんと出てたんですよ。初日だからか演奏とのバランスが悪く、時々聞き取りにくい場面は多々ありましたが、それでも最後まで声量が落ちるようなことななかったように思います。ああ、モデルの片手間で歌ってるわけじゃないんだな、この子‥‥そう実感できました。本当に歌が好きで、音楽活動をやりたかったんだな、と。1曲だけ("リルラ リルハ")ギターを弾いたりもしてたけど、これもしっかりコード押さえられてたし、ピアノもまさかあんなに上手だと思ってなかったし、ホントに音楽がずっとやりたかったんだろうなぁ‥‥そう思わせるに十分な80分だったと思います。

 曲はいいわけだし、ちゃんと歌えるし、ルックスもしっかりしてるし、更なるブレイクも間近だろうな‥‥と思ってた矢先に、シングル "リルラ リルハ" が初登場3位ですよ‥‥タイアップによる大量オンエアの力とはいえ、いよいよ来るべき日が来た、って感じですね。

 今後も定期的に彼女のライヴに足を運んで、その成長を見届けたいな‥‥そう感じた一夜でした。


  --SETLIST--
  01. untie
  02. Level 42
  03. Twinkle
  04. あの頃
  05. Because
  06. weak
  07. D.T.S.
  08. 誰
  09. INVENTOR
  10. リルラ リルハ
  11. Whatever are you looking for?
  12. happiness!!!
  --encore--
  13. Kaela Piano solo
  14. sola
  15. You know you love me?



▼木村カエラ「リルラ リルハ」(amazon


▼DVD「saku saku Ver.1.0」(amazon/4/28発売)

投稿: 2005 04 11 10:10 午後 [2005年のLIVE] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

ゆらゆら帝国@日比谷野音(4/2)

4月2日(土)、日比谷野外音楽堂にゆらゆら帝国を観に行ってきました。これ、応募・抽選制のフリーライヴだったんですが、俺は応募もしてなければハナから行くつもりもなかったんですね。ところがライヴ2日前くらいに急遽行くことになりまして‥‥思えばゆら帝ってまともにライヴ観たことなかったんですよね。フェスやイベント等でチラ観することは何度かあったし、アルバムはリリースされればちゃんと聴いてはいたんですが、わざわざチケットを取って単独公演に行く程好きかと問われると‥‥明らかに違ったわけですよ。

 けど彼等が以前リリースしたライヴアルバム「な・ま・し・び・れ・な・ま・め・ま・い」を聴いて、絶対に俺が好きなスタイルなはずだし、生で一度はちゃんと観たいよな‥‥とは思ってたんですよね。フェスとかに出ることがあったら今度は必ず最初から観よう、とか。

 んで今回。フリーライヴってこともあって、まぁレコード会社移籍(「MIDI」から大手のソニーへ)とか新譜リリース前の記念イベント的なものかなぁー程度に構えてたら、全然違って。まず会場に開演2時間以上前に着いたんですが、既に中ではバンドがリハーサルを入念に行っていて。結局会場時間ギリギリ(17時半頃)までリハやってましたからね。聞くところによると、彼等は本当に練習熱心みたいですね。未だに週に数回スタジオ入りして何時間も練習してるそうですよ‥‥それがあのサウンドなのか。納得したよ。

 ライヴ自体は下記のセットリストをご覧になってもらえば判る通り、5月リリースの新作から新曲が6曲も披露されてまして、これがまたねぇ、凄いのなんのって。ただでさえ濃密なゆら帝サウンドが更に凝縮されたような楽曲群でして、一聴フリースタイルでアドリヴの応酬みたいなようで、実は全て計算ずくで演奏してるような、とにかくもの凄いステージなわけですよ。ステージ上には派手なセット等一切なく、真ん中辺にドラムセットとアンプ群があるのみ。デカいステージを上手く使いこなしてるかというと全然そんなことはないんだけど、何か異様に3人のプレイが派手でデカく感じられたんですね。

 所謂'60〜'70年代のサイケなガレージロックと言ってしまえばそれまでですが、俺にはそれ以上に昨今欧米で人気のストーナーロック的な要素を強く感じるんですよね。例えばさ‥‥スタイル的には違うだろうけど、QUEENS OF THE STONE AGE辺りと共演するようなことになったら、非常に面白いんじゃないかな、とか。BLACK SABBATHまで行っちゃうとちょっと違うだろうけど、この辺の欧米若手〜中堅バンドと共演したらホント面白いだろうなぁ‥‥なんてステージを観ながら考えてました。

 さすがにフリーライヴってこともあって、俺みたいに大してファンでもないお客が沢山いたようで、どう反応していいか、どうノッていいか判らずに棒立ちしてる人が結構見受けられました。へっ、俺? 俺は終始ノリまくりでしたよ。だって寒いし(この日、異様に寒かったんですよね)ノンアルコール状態だったし、とにかく踊ってないと凍えてしまいそうでね。あ、別に寒くなくても踊りまくってたと思いますけどね。

 そういえば俺、ゆら帝って野外でしか観たことないなぁ‥‥こんなにも野外が似合うバンドってのも珍しくないかい? 今後の単独ツアーは勿論ライヴハウスなんだけどさ、やっぱりこの開放的なサウンドは屋外でこそ本領発揮するよなぁ‥‥当然ながら爆音でね。

 とにかく2時間のフルステージ、MCもなく淡々と進行したけど、曲になった途端に発せられる熱量はハンパじゃなかったですね。とにかく凄いモノを観ちゃったなぁ、と。これは是非また観たいですね。今度はお金を払ってでも観たい。当然、それは野外で観たいなぁという願望込みなんですが。


  --SETLIST--
  01. ザ・コミュニケーション [新曲]
  02. 男は不安定
  03. 夜行性の生き物3匹
  04. アイドル
  05. 急所 [新曲]
  06. 貫通前 [新曲]
  07. 侵入
  08. 恋がしたい
  09. ハチとミツ
  10. 誰だっけ?
  11. ロボットでした [新曲]
  12. ソフトに死んでる [新曲]
  13. いたずら小僧
  14. ズックにロック
  15. グレープフルーツちょうだい
  16. 2005年世界旅行 [新曲]
  17. EVIL CAR



▼ゆらゆら帝国「Sweet Spot」(amazon/5/18発売)


▼ゆらゆら帝国「1998-2004」(amazon

投稿: 2005 04 11 09:23 午後 [2005年のLIVE] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2005/03/17

ZIGGY@LIQUIDROOM ebisu(3/13)

 もはや自分にとって切っても切り離せない存在となってしまったZIGGY。そんな彼等が昨年11月に東京のみで行った結成20周年記念ライヴ「VICISSITUDES OF FORTUNE」。その全国版を年明け2月末からスタートさせたわけなんですが‥‥何故今更、しかもこの時期に!?という疑問がずっとあったんですよ。だってさ、年明けにZIGGYの今後を占う最新作「JUST A ROCKIN'NITE」がリリースされたばかりなのに、また過去を顧みるような企画ライヴ、しかもそれを全国でやろうっていうんだから‥‥正直なところ、釈然としないものがあったんですね。

 で、新作も聴いてみたらああいう内容でしょ? ひとつのロックンロール・アルバムとして考えると最高級の1枚なのに、これが「ZIGGYの最新作」というフィルターを通すことで「う〜ん‥‥」と唸ってしまう奇妙な状況。そんな中で再びベスト盤的懐メロライヴ‥‥そりゃね、もうこの先どういうことになっても俺は着いていくよ!って決めましたから、すぐにチケット取りましたよ。正直なところ、ZIGGYのライヴなら毎月でも観たいくらいですからね。

 昨年11月の渋公ライヴ2デイズ以降、The DUST'N'BONEZのアルバムが出て、ZIGGYの新作が出てという状況の中、また例の「解散しようと思った」発言の後だけに、今回のツアーの持つ意味ってファンにとって非常に大きなものだったように思うんですよ。けどそれはZIGGYの4人にとっても同じことだったようで、如何にZIGGYでいること、続けることを楽しめるか‥‥その答えが今回のツアーだったんじゃないですかね?

 さてさて。2月末に北海道からスタートした今回のツアー。決して本数の多いものじゃなかったですが、そのセットリストを見て皆さんビックリしませんでした? だってこれ‥‥全然「グレイテスト・ヒッツ」的内容じゃないんだもん。ハッキリ言って、新作のツアーですよね? しかもどの公演でもそうなんですが、ライヴ本編ではあろうことか'80年代の代表曲、ほぼ皆無なんですよね("I CAN'T STOP DANCIN'" くらいか)。もっと言えば、新作+SNAKE HIP SHAKESの曲がメインじゃないですかこれ。うわーっ、こいつら本気でやる気になってんじゃないの?って、俺思いましたもん。やっぱりあの渋公で彼等なりの「けじめ」が着いたんじゃないか、と。

 ツアー最終日となった今回の東京公演。チケットは早い段階でソールドアウト、当日券さえ出ない状態でした。この日、これまでと何が一番違っていたかというと、客のノリかな。なんていうか‥‥スタンディングでZIGGYを観るのは(エゾを除けば)再開後の'02年5月以来なんですね。しかもあの時はイベントだったし、今回とはかなり状況が違いますよね。それでも‥‥渋公の時とも違う、あるいはSHS時代のクラブツアーとも違う、何というか非常に好意的な空気に満ちた世界だったように思いました。

 客のレスポンスであり、大合唱であり、ノリであり、そういったもの全てが非常にエゾの時に近づいているように見えましたね。これは本人達も非常に驚いていたようで、特に一緒に歌うべきところではかなり大きな声でレスポンスがあったり、また新作の曲ですら既に大声で歌えてるような、そんな感じ。ホントに大好きなハードコアなファンが多数集まったんでしょうけど、それにしても‥‥客層が明らかに若返ってる! 勿論自分と同年代の、所謂「グロリア世代」も数多く見受けられましたが、それ以上に10代、20代の子達が目について。確実にファンを増やしてるように感じられましたね。

 今回の選曲ですが、個人的には全然「アリ」だし、むしろ俺も昔の代表曲は渋公でけじめが着いてるので、SHS時代以降が中心となったセットリストには違和感感じませんでしたね。逆に新作がシンプルでアーシーな曲がメインなので、如何に近年の楽曲とバランスを取るかが課題かと勝手に思っていたんですが、頭の方で「WHAT'S NEWS!?」からの曲を立て続けにやられてしまっては、もはやそんなことどうでもよくなってましたね。いやね、この "JUST A ROCKIN'NITE" から "月が昇る頃には" っていう流れは最高に合ってますよ。個人的に「和ロック」色が強いイメージがあった「WHAT'S NEWS!?」というアルバムの曲が、ここでこういう風に活きるとは思ってもみなかったし。

 前半の山場は "STEP BY STEP" であり、その後の "I CAN'T STOP DANCIN'" から "GO TO BLAZES!" までの流れですかね。SHS時代のシングルC/W曲である "RAT RACER" で若干テンションが落ちた気がしないでもないけど(この曲だけ合唱が小さかった気が)。

 中盤、新作からのミディアム〜スローチューンが続き、ここで一気に客の意識を森重の歌に惹きつけて、緩い感じで徐々に盛り上がっていく "悪魔と踊れ" 辺りで第二のピークを迎えたかな。この曲、もはや今のZIGGYになくてはならない1曲になってしまってますよね。ホント、ライヴの方が10万倍カッコイイ。

 その後、松尾ボーカル "風になる"(ソロアルバムより)を挟んで後半戦に。久し振りの "HEAVEN AND HELL" で、頭から大合唱の嵐。この曲で再びZIGGYは始まったんだよね。かと思えば続いてSHSのデビュー曲 "永遠のJustice 〜この道の果てに〜" まで飛び出す。ライヴで聴くのは初めてだったけど、ZIGGYの "Jelousy 〜ジェラシー〜" 辺りに通ずるノリを持った1曲なんだな、と再認識。アルバムで聴いた時はメタリックな印象が強かったんだけど、この日は全然別の聞こえ方でしたね。その後は最後までSHS時代の名曲オンパレード。本編最後の "SNAKE HIP SHAKES" ではJOEのツーバスが気持ちよく聞こえてさ‥‥そうそう、この日初めて今回の会場である「LIQUIDROOM ebisu」に来たんだけど、ホントにここは音がいいね。噂通りのハコで大満足でした。ZIGGYのライヴって音響面で恵まれないことが多かったように思うんですが(たまたま俺が行った時だけなのかな)、この日は終始サウンド面では唸らせられる場面が多かったですよ。

 アンコールでもMCは主に森重。そうそう、この日はJOEも津谷もMCなしだったなぁ。まぁ毎回長々と喋るもんでもないけどさ。にしてもメンバー紹介くらいはやれよ、と。

 あと、森重がライヴ中に凄いビール沢山飲んでたのも印象的。いつも彼は缶ビール飲みながらライヴをやってるんですが、この日はどんどん酒のペースも上がっていって、アンコール時には1曲で1本飲み干したりしてたような‥‥結局2時間20分の間に確実に5〜6本は飲んでたよ。なのにあの歌声。特にアンコールで歌われた新作からの名バラード "ただ哀しくて" の出来といったら‥‥昨年の渋公で披露した "6月はRAINY BLUES" に匹敵する歌でしたよ。何なんだ、この男は‥‥また惚れ直したよ。

 二度目のアンコール時には「最終日ってことで、スペシャルゲストがいまーす。こんなところにもZIGGY Childrenが」とか言って紹介したのが、あの武田真治! 嘘っ、奴はZIGGYとか好きだったのか!? 初耳だ‥‥(後で知ったんだけど、彼はあるドラマの中でZIGGYの曲を歌った程、10代の頃大好きだったそうな)すっげー笑顔でステージに登場し、ハイテンションでメンバー全員と握手。当然首からはアルトサックスを提げてる。ってことは、やはりサックスの入る曲だよな‥‥と期待したら、何故か "WHISKY,R&R AND WOMEN"!! ゴメン、最初森重が曲名を叫んだ時、俺ずっこけたよ。だって原曲、サックス入ってないじゃん‥‥けどこれがすこぶるカッコ良くなっててビビリましたよ。武田は自由に吹きまくり、なんかTHE STOOGESのセカンドアルバムみたいな世界観なんだなこれが。ギターソロのパートではサックスと松尾のギターが4小節ずつ交互にソロを取る、正しくバトル状態。その後の森重の歌ソロパートでもサックスが艶っぽく絡んで、とにかくカッコイイ。何よりも武田自身が嬉しそう・楽しそうなのが良かった。

 続いてもう1曲、今度はサックスが元々入ってる "FEELIN' SATISFIED"。メジャーからの再録では森重のブルースハープに変わってたけど、インディー盤(4枚組ボックスにも、か)の方はHANOI ROCKSばりにサックスが絡むテイクでしたしね。ソロパートもしっかりサックスがあのメロディを奏でるわけですよ‥‥悪いわけがないわな! この2曲がホントに盛り上がったわけですよ(勿論それまでの盛り上がりもハンパじゃなかったけど)。

 で、殆どの人はここでライヴが終了だと思ってたようですね。客電も半分くらい付いちゃってたし。けどそれまでよりも更に大きな声と拍手でアンコールを求めるファンもまだまだいて‥‥って俺なわけですが。あんなもん見せられちゃ、まだまだ帰れませんよね?ってことで‥‥トリプルアンコール! 最後に森重が一言、「お前らがもう聴きたくないって言っても、俺はずっとこの曲やり続けるからな!」と宣い、「日本の有名なロックンロールっ!」といういつもの台詞を叫んで、最後の最後に演奏された "I'M GETTIN' BLUE"。もう何も言うことはないですよ‥‥過去最高の大合唱でしたから。しかもフルコーラスな。完全に燃え尽きましたよ‥‥

 森重や松尾が終始楽しそうにしてたこと、終始「今日は最高だな!」と口にしてたことから、この日のライヴがメンバー的にも良い内容だったんじゃないかな、と察しているんですが‥‥ま、そんなの後になって本人に聞いてみないと判りませんけど、少なくともあの場で同じ空気を共有したみんなにとっては、本当に最高のライヴだったんじゃないかな、と思うわけですよ。最初の疑問や不安なんて、ライヴが始まってみればどうでもよくなってたし。ツアータイトルなんてどうでもいいんですよ、ベスト選曲じゃなくたっていいわけですよ。常に彼等はベストな曲を連発してきたわけですから(ただ、それらがいろんな人にとって常にベストであるとは限らないだけの話で)。

 この後、森重は再びThe DUST'N'BONEZとしてライヴを数本やって、7月頭には久し振りの日比谷野音でのライヴが待ちかまえてます。何か特別な内容になりそうな予感。絶対に行っておいた方がいいって! 今のZIGGYを見逃したら一生後悔するから! 勿論俺も行くし!!


■ZIGGY@LIQUIDROOM ebisu SETLIST (3/13)
01. JUST A ROCKIN'NITE
02. 月が昇る頃には
03. STEP BY STEP
04. I CAN'T STOP DANCIN'
05. RAT RACER
06. GO TO BLAZES!
07. 夢見る頃を過ぎても
08. ムラサキノチョウタチヨ
09. INNOCENCE OF BLUE
10. MOONLIGHT CRUISE
11. てんで手に負えないのさ
12. 悪魔と踊れ
13. 風になる [松尾Vo]
14. HEAVEN AND HELL
15. 永遠のJustice 〜この道の果てに〜
16. POISON CHERRY
17. FLY HIGH FLY
18. SNAKE HIP SHAKES
--Encore1--
19. STRONG WILL
20. ただ哀しくて
--Encore2--
21. WHISKY, R&R AND WOMEN [w/武田真治(Sax)]
22. FEELIN' SATISFIED [w/武田真治(Sax)]
--Encore3--
23. I'M GETTIN' BLUE



▼ZIGGY「JUST A ROCKIN'NITE」(amazon

投稿: 2005 03 17 12:00 午前 [2005年のLIVE, ZIGGYさんとか] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2005/03/16

ピーズvsフラカン@さいたまVOGUE(3/12)

 初めての会場、久し振りのフラカン、そしてお腹いっぱいになるまで聴けたピーズ。この日のイベントライヴは、個人的にかなり満足できるものでした。

 先月オープンしたばかりの「さいたま新都心VOGUE」は、埼京線・北与野駅から徒歩5分くらい、さいたま新都心駅からだともうちょっと歩きますが、まぁ比較的駅の近くといった感じかな(すぐ側に「さいたまスーパーアリーナ」があります)。ただ、周りに何もない割りに判りにくい場所にあるのが難点かも。いや、これは土地勘とかないんで、慣れの問題かもしれませんが‥‥

 フロアはさすがの狭さですが、まだオープンしたてってことで凄くきれい。開演時間ギリギリに入ったので既に2階にあったロッカーは全部埋まっていたので、荷物や上着を手に後方で観ることにしました。

 てなわけで、定時より10分くらい遅れてライヴはスタートしたのでした‥‥

■フラワーカンパニーズ

 ヤバい、気づいたら一昨年のフジロック以来フラカン観てなかったよ(汗)。ってことは、アルバムをちゃんと聴くようになってから(この後だもんな、「吐きたくなるほど愛されたい」とか「発熱の証」を買ったの)ライヴを観るのはこの日が最初なんですよね‥‥随分と観てなかったな俺。何でこんなに横着しちゃったんだろう‥‥特にこの日のライヴを観て、それを大いに反省しましたよ。

 ライヴのセットリストや曲順はちょっとあやふやなんですが、大体こんな感じだったかなと記憶してます。とにかくインディーズに移籍してからの曲がメインで、しかもそれらが名曲揃いなもんだから圧巻というか。新作「世田谷夜明け前」リリース後のライヴってこともあって大半はそこからだったのですが、これが既に名曲の域に達してるんだから、ホント大したもんですよ。で更に間に挿入されるここ数作からの曲も、どれも文句なし。ホントライヴバンドですよね、彼等は。

 前半、ちょっとリズム面で危うい場面があったものの、途中からは完全に勢いが勝っちゃってましたね。全然そんなこと気にならなくなってたし。

 途中のMCもメチャメチャ良かった。今日はイベントとはいえ1時間程度の持ち時間があったので、今まで観た中で一番喋ってたんだけど‥‥ケイスケ、花粉症? なんか鼻すすったりタオルで拭いたりで、大変そうだったね。奇しくも、俺もつい最近花粉症にやられてしまったので(しかも今年からな)、その辛さ・煩わしさは嫌という程判りますよ、ええ。

 この日のハイライトは「1年に1回演奏してる。今日はその日」という前振りから演奏された "夢の列車" という10分前後の大作。素晴らしい。竹安のスライドギターも味わい深かったし、他のメンバーも素晴らしかった。何よりも、最近の彼等にはみられない「渋さ・深さ」が色濃く出てて良かったよね(これは決して「今が軽くて浅い」っていう批判じゃないですよ。今の彼等は「今」にしか出来ない表現方法で、またそれに見合った素晴らしい楽曲を提供してくれてるので全然不満なんてないですし、どっちが優れてるとか劣ってるっていう優劣をつけるつもりもないし)。ピーズ目当てでこの日会場にいたお客も、これには惹きつけられたんじゃないでしょうか。

 ラスト3曲は勢い任せで強引にノセる選曲。やはり "真冬の盆踊り" は名曲ですな。そして最後の最後に "YES,FUTURE" で大団円。完璧。今度は単独公演でタップリ味わいたいな。7月のツアーファイナル、是非行こうかと思います。


■フラワーカンパニーズ SETLIST (3/12)
01. 永遠の田舎者
02. 赤点ブギ
03. NUDE CORE ROCK'N'ROLL
04. 世田谷午前3時6分
05. 初恋
06. 深夜高速
07. 吐きたくなるほど愛されたい
08. 夢の列車
09. アイム・オールライト
10. 真冬の盆踊り
11. YES,FUTURE



▼フラワーカンパニーズ「世田谷夜明け前」(amazon


■Theピーズ

ピーズは昨年末のイベントで観て以来だけど、こんなに長時間(とはいっても1時間強なんだけど)観たのはホント久し振り。しかも曲数数えてみたら16曲もやってたという。その中には俺が初めてライヴで聴く新曲、初めてライヴで聴く過去の名曲、そしていつもライヴで聴いてる名曲の数々‥‥といった具合で、とにかく文句なし。唯一の文句といえば、未だに俺が行く日に "実験4号" を演奏してくれないことくらいか。そのくせ「リハビリ中断」から "負け犬" とか "鉄道6号" はやってくれるんだから‥‥

 はるは大分酔ってるように感じられたんだけど、演奏に関しては全然文句なし。ホント、あの動きのあるロックンロールフレーズをよく歌いながら弾けるもんだな、といつも関心しております。アビさんは相変わらずかっけーし、シンちゃんのリズムもいつも通り安定してるし。MCの下ネタ(主にはるな)に退いた客がどれくらいいかた判らないけど(まぁピーズファンは大喜びだろうけどさ)、もう直球過ぎて笑いを通り越して涙が出たね。勿論いい意味で。ま、だから大好きなんだけどさ。

 中盤のMCで、アビさんが着てた、ファンから貰ったという「ジョン・レノン・ミュージアム」のTシャツを見て、はるが一言「それ、倉持(YO-KING)も持ってた」みたいな話をして、まぁ軽くアビさんがギョッとして。それを見てはるがまた「倉持と一緒じゃ嫌なのかよ!」と突っ込んで、アビさん慌てて否定する辺りが可愛かったね(って40間近のオヤジに向かって30代の俺が可愛い言うなよ!って話ですが)

 新曲は3曲やったのかな?(曲名は某巨大掲示板から。合ってるかどうかは判らないけど、ファンの間ではこう呼ばれてるの?)どれも更にシンプルに、そしてメロウになってる、良い意味で更に魅力が凝縮された、濃い作風になってる気が。まぁピーズはこのまま続けて活動さえしてくれれば、俺は全然文句ないです。

 いろいろ書きたいんだけど‥‥ピーズに関してはいつも甘くなっちゃうし、特にライヴに関してはこれといって書くことないんだよなぁ‥‥だってホントに最高だったしさ。だから各曲についてのコメント以上に、その日限定のMCとか、そういったことにばかり触れてしまうのね‥‥まぁ無理矢理書けば、エンディングの "ギア" 〜 "グライダー" という流れは素敵すぎて鳥肌立ったな、と。特に "グライダー" は久し振りにライヴで聴いた気がするので、嬉しかったです。

 あー今年はもっと積極的にピーズを観に行きたいなぁ‥‥


■Theピーズ SETLIST (3/12)
01. ドロ舟
02. 耳鳴り(セミ8)[新曲]
03. 生きのばし
04. 負け犬
05. ヒッピー
06. ミサイル畑で雇われて
07. がんばりやさん [新曲]
08. ノロマ [新曲]
09. ハトポッポ
10. 喰えそーもねー
11. サイナラ
12. 鉄道6号
13. 脳ミソ
14. ギア
15. グライダー
--Encore--
16. Yeah



▼Theピーズ「Theピーズ」(amazon


投稿: 2005 03 16 12:00 午前 [2005年のLIVE] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2005/03/15

DREAMS COME TRUE@横浜アリーナ(2/12)

 2月の連休中に、ドリカムことDREAMS COME TRUEのライヴ@横浜アリーナに行って来ました。皆さんから見てとみぃ的には「へっ!?」って思われちゃうかもしれないけど、実はこれが初めてじゃないんですよね、ドリカムのライヴ。過去2回も、イベントじゃなくて単独ライヴに行ってるんですよ。まぁそれも今から9年くらい前の話ですが。多分1995年夏のドリカム・ワンダーランド@豊洲と、翌年夏の単独公演@横浜アリーナだったと記憶してます。丁度世間的に "LOVE LOVE LOVE" とかが大ヒットしてたって記憶があるから、多分それくらいの時期に。

 他の同世代の人達同様、ドリカムはリアルタイムでずっと聴いてきていたし、あのメガヒットを記録した時期も毛嫌いすることなく、ちゃんとアルバムを追ってたんですよ。んでアルバム聴いて「やっぱり売れるだけのことはあるわ」とか「う〜ん、今回はちょっと難しいんじゃないの?」とかいいながら、毎年リリースされるアルバムを聴いていたんですよ。

 ところが、気づいたらここ数年、彼等のアルバムってちゃんと聴いてなかったんですよね。テレビやラジオ、有線から流れるヒット曲は常に耳にしていたんで、全然飢餓感みたいなのはなかったもんで‥‥まぁ元々、そこまで大好き!とか大切な存在ではなかったのもありますしね。

 それが今回、たまたま友人に誘われて観に行ったんですよ、招待席で‥‥会場に着いてみたら、それがセンター席(所謂アリーナ席)の10数列目で、確実に肉眼で表情が判るくらいの距離なんですよ! くそーっ、こんな所でこんな運使いたくなかったなぁ、どうせ同じ横アリならハロプロの時に(ry なんて思いつつも、まぁドキドキしながら開演を待って。

 実は入場したのは開演の30分くらい前だったんですが、なんかオープニングアクトが付いたんですね。ドリカム・プロデュースの新人の女の子が既に歌ってて。席に着いたら最後の曲だった。まぁ‥‥全然記憶に残ってないので、特にコメントは控えさせていただきます。

 で、約10年振りに観たドリカム。実はライヴに行くことが決まってから、せめて最新作「DIAMOND15」くらいは聴いておこうかな、と思ってはいたんですが、結局聴かず終いで。その上、前日寝たのが朝の8時‥‥前日じゃないよ、当日ですね。そんな肉体的にもかなり厳しい状態で挑んだんで、絶対に途中で寝ちゃうんじゃないかって思ってたんですよ。

 ところが、これが最後まで楽しめちゃいまして。約3時間近くに渡る長丁場だったんですが、意外と知ってる曲が多くて。そりゃアルバム曲は全然知らなかったわけですが、でも純粋にパフォーマンスだけでも楽しめたんです。それって結局、彼等のライヴがエンターテイメント性に長けているからなんですよね。「ライヴ」や「コンサート」というよりはむしろ「ショー」と呼んだ方が正しいような、そんなステージだったわけ。そりゃアリーナクラスでのライヴだもんな。しかもこれまでもそういったエンターテイメントに対して貪欲に挑んできた彼等だからさ、楽しくないわけがないのよ。こりゃ彼等をよく知らなくてもそこそこは楽しめるんじゃないの? しかも個人的には好意的に捉えてるから、余計に楽しめたと。

 こうやってセットリストを見ると、やっぱり知ってる曲が多いわな。頭2曲はオープニングのSEみたいなもんなんで、実際の歌モノは3曲目の "朝日の洗礼" からなんですよ。でこの曲、最新作からのアルバム曲なんだけど、俺知ってた、何故か。多分有線か何かで何度か耳にしたのかも。で、続いて2曲目にして代表曲 "決戦は金曜日" だもんな。そりゃ楽しめるわけだ。SEを除いた全21曲中、12曲は知ってたよ‥‥つまり半分以上は知ってたわけだ。でも知らない曲でも十分に楽しめたのは先に書いたようにショー性が強かったのと、あとは吉田美和の歌でしょうね。開始当初は粗い印象を受けたけど、徐々に身体が温まっていったからか、どんどんと声が良くなっていったような。改めて、すげーシンガーだな、と。

 そういえば‥‥ "ヒの字" って曲で客を半分に分けて歌わせたり踊らせたりしてたんだけど‥‥あれはちょっと‥‥ゴメン、無理だった。多分その日の俺のコンディションが悪かったこともあって、受け入れがたかったかな、残念ながら。この時だけは冷静に周りを見回してしまいました。ファンの皆さんゴメンナサイ‥‥

 後半のシングルヒット曲連発には息を飲み、アンコール一発目でアリーナ中央の小ステージに移って吉田・中村のみで演奏された "うれしい!たのしい!大好き!" とか、直前にリリースされたばかりの新曲 "何度でも" とか、とにかく最後まで飽きさせない構成だったと思います。東京や神奈川にある大学のコーラス・サークルのメンバーを参加させた "未来を旅するハーモニー" も良かったし、最後の最後に歌われ、吉田が号泣しまくった "初雪" も良かったなぁ‥‥ホント、ファンでもない俺が、こんなに間近で観てしまって、申し訳ない気持ちでいっぱいですよ。だからその分、余計に楽しみましたよ。

 もしかしたら今後、もう生のドリカムを観ることはないかもしれないけど、きっと何時観ても彼等は衰えることなく、常に最高のエンターテイメントを我々に提供してくれるんだろうなぁ‥‥それだけは絶対に間違いないと思いますよ。まぁ俺が心配することじゃないんだけどさ。いや、つーかむしろ、常に最高でいて欲しいんだけどね、彼等には。

 世界的に成功することは現時点で叶ってないけど、それでいいじゃない? サザンにしろユーミンにしろミスチルにしろ、全部タイプは違うけど、でも全部「日本を代表する極上のエンターテイメント」だと思いませんか? そういう意味で、ドリカムにも常に最高でいて欲しい‥‥そう強く思わせてくれた、非常に素晴らしいライヴでしたよ。

P.S.
後日、最新作「DIAMOND15」購入しました。こうやってセットリストと見比べると‥‥アルバム全曲ライヴでやってるのな! 新作に伴うライヴって、本来はこうであるべきなんじゃないかな‥‥まぁだからこそ、削られる代表曲も増えるわけですが。その結果、今回のドリカムみたいに3時間近くにも及ぶライヴになるわけか。サザンやミスチルも同様だもんな。


■DREAMS COME TRUE@横浜アリーナ SETLIST(2/12)
01. OPEN SESAMI
02. DIAMOND15 THEME
03. 朝日の洗礼
04. 決戦は金曜日
05. MUSIC TRANSFERS
06. どうぞよろしく
07. HOLIDAY 〜much more than perfect〜
08. 今も
09. ヒの字
10. OLA! VITORIA!
11. イノセント
12. 高く上がれ!
13. はじまりの la
14. やさしいキスをして
15. LAT43°N
16. SNOW DANCE
17. WINTER SONG
18. マスカラまつげ
19. ラヴレター
--Encore--
20. うれしい!たのしい!大好き![Acoustic]
21. 未来を旅するハーモニー
22. 何度でも
23. 初雪 〜ENDING THEME〜



▼DREAMS COME TRUE「DIAMOND15」(amazon

投稿: 2005 03 15 10:30 午後 [2005年のLIVE] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

ソニン@渋谷eggman(2/11)

 実は生ソニンというはこれが初めてだったんですね。これまでも何度か観る機会はあったはずなんだけど、何故か他のことを優先してしまっていて、気づいたらこれまD一度も観ていなかったと。特に今回は名曲 "あすなろ銀河" リリース後だっただけに「どうしても観たい!」という気持ちが打ち勝ってしまい、既にソールドアウトだったチケットを無理矢理入手したわけですよ。

 そのソールドアウト公演、ハコが渋谷eggmanだっていうんだから、これまたタチが悪すぎる。だって、いくら今のソニンとはいっても、こんな小さすぎる会場でライヴやるっていえば、確実に即日ソールドアウトですよね? そりゃ一時期よりも露出が少ないし、つんく♂プロデュースじゃなくなってからは歌の印象も薄いし(けどその分、彼女に合った「いい曲」がセレクトされてるとは思いますよ)。そんな状況でも、こんなに小さい会場でソニンが観れるなら、そりゃファンなら絶対に行くわな。ファンでもなかった俺ですら行きたいって思ったんだから。

 んで、チケット取ってから教えてもらったことなんですが、今回のライヴって初めて「バンド形態」‥‥つまり、生のバックバンドを付けてのステージになるとのことで。それ聞いたら余計に興奮しちゃってさ。MANICS翌日だったけど、前夜はなかなか寝付けなかったくらいですよ!(それは半分嘘だけど)

 さてさて。そんなライヴの感想を簡単に。約90分に渡る、完全生演奏のライヴで、約半数近くでソニンもギターを弾いてたし、更にはドラムまで披露(EE JUMPの "さよならした日から")。一体彼女がドラムを叩くことにどれだけの意味があるのか俺には判りませんが、きっと壮大な理由が隠されているのでしょう、和田マネージャーのことだし。

 セットリストを見てもらうと判るんですが‥‥まぁEE JUMP時代の曲をさっ引いても、半分近くがカバー曲なんですよね(この場合、より子のカバー "ほんとはね。" も含むわけですが)。音源としてリリースされている "誰より好きなのに"(「あすなろ銀河」C/W)や "I LOVE YOU" のハングル・バージョン(「ジグソーパズル」C/W)はまだしも、女子刑務所慰問で歌った中島みゆきの "化粧" とか、最近ご本家と共演した繋がりでフォークルの "悲しくてやりきれない" とか、如何にも泣かせる気満々な "言葉にできない" とか‥‥何故にこうも辛気くさい曲ばかりセレクトするんでしょうか?

 そりゃね、確かにソニンは幸薄ですよ。けどさ、それを前面に打ち出すような選曲はどうかと思いますよ。でそれを完全に自分のものにしてしまっているソニンの歌を聴くと、余計に複雑な心境になるわけですよ‥‥なんだろ、そんなにソニンをシンガーソングライター的な、あるいはフォークロック的な方向に進ませたいのかなぁ? 悪くはないし合ってるとは思うんだけど、そういう風に限定しない方が彼女のためでもあるし、彼女の多面性を活かせると思うんだけどなぁ。そう思ってるのは俺だけ?

 バンドは昨年秋の「ジグソーパズル」以降に結成されたメンバーのようですが、まだまだ息がぴったりとは言い難く、もっと場数を踏んだ方が良いような気がしました。ホント、今回って東京1公演だけなんだっけ? なんか勿体ないよね? ここまでやれるんだから、もっと沢山ライヴやって、もっとこなれて欲しいって思うんだけど。

 あと‥‥ステージ狭い分、ソニンの立ち位置が限定されちゃって勿体なかったなぁとも思いましたよ。ギュウギュウ詰めの狭いライヴハウスで、しかもフロアの真ん中に大きな柱があるから、場所によっては最後までソニンがよく見えなかった人も多いし、特に女の子のファンも多い彼女だから、後ろの方だと全く見えないって子もいたんじゃないかな。そういう意味で、eggmanという選択は失敗だったようにも思うんですが‥‥

 ってネガなことばかり書いてますが、じゃあ満足できなかったのかというと、実はそうでもなくて、最後までいろいろ楽しめましたよ。初ソニンってこともあったし、生バンドで聴くEE JUMP時代の曲や、完全にカッコ良く生まれ変わった "東京ミッドナイト ロンリネス" みたいなのもあって、いろいろ収穫はありましたよ。勿論、アンコールで演奏された(この日一番聴きたかったであろう)"あすなろ銀河" や、音源やテレビでのパフォーマンスを遙かに超えていた "ほんとはね。" なんて、ライヴならではの感動があったし。

 そういう意味で、やはり今後のことを考えると‥‥つんく♂楽曲に頼りたくないのなら、早いところ「オリジナル新曲」が沢山詰まったセカンド・ソロアルバムをリリースしてもらいたいんですが。もう出してもおかしくない時期ですし、むしろ今だからこそ出すべきだと思うんですけど。もしかしたら「ソニンが曲を書けるようになって、世に出しても恥ずかしくないものが生まれる」まで待ってるのかなぁ‥‥和田マネのことだし(って拘りすぎか俺)。

 別に「もうソロになって時間も経つし、つんく♂の元も離れたんだから」EE JUMP時代や「TOY'S FACTORY」時代の曲はやらなくてもいいとは思わないよ。むしろもっとやってもいいと思ってるくらいなので。けど、この日の選曲や曲順を見ると、嫌でもそんな風に勘ぐりたくなるじゃない? だってさ、最後の最後にオフコースの "言葉にできない" て‥‥いや、名曲だけどさ、なんかあざとくないかい? しかも、エンディングで客に「ラララ〜」って歌わせたり、手を左右に振らせたり‥‥妙な新興宗教じゃないんだから(ってあれを否定してるわけじゃないんだけどね)。もっと先に確立すべきものがあるんじゃないの?って思うんだけどなぁ‥‥勿体ないよ。

 って結局は不満な点ばかりが挙がってしまいましたが、それでも俺、もう一回ライヴ観たいと思ったね。次はもっと良くなってるはずだからさ‥‥そう確信したもん。ソニンが今の気持ちを忘れない限り、あの日口にした「これからは音をもっと楽しんで行こうと思う」って気持ちを忘れない限りは、更に良くなると思うからね。


■ソニン@SHIBUYA eggman SETLIST(05/02/11)
01. ジグソーパズル
02. カレーライスの女
03. WINTER 〜寒い季節の物語〜
04. 誰より好きなのに [古内東子]
05. 化粧 [中島みゆき]
06. さよならした日から [EE JUMP]
07. 悲しくてやりきれない [フォーク・クルセダーズ]
08. I LOVE YOU(ハングルVer.)[尾崎豊]
09. ほんとはね。[より子]
10. HELLO!新しい私
11. 東京ミッドナイト ロンリネス
12. 青春のSUNRISE [EE JUMP]
--Encore--
13. あすなろ銀河
14. 言葉にできない [オフコース]



▼ソニン「あすなろ銀河」(amazon

投稿: 2005 03 15 09:00 午後 [2005年のLIVE] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

MANIC STREET PREACHERS来日公演雑感(2/10&2/13)

 気がつけば、もう1ヶ月以上経っちゃったんですねぇ‥‥ええ、MANIC STREET PREACHERSの来日ツアー終了から。当然ながら俺も東京2公演に足を運んだわけですが‥‥ずっとね、何を書こうかなって悩んでたんですよ。で、悩み続けてたら1ヶ月経っちゃった、と。

 いえね、別に内容が悪かったとか出来が悪かったとか、そういったことじゃないんですよ。むしろ自分にとっては良すぎた位ですから。ホント、特筆すべき点がないくらい、自分にとって理想的な、素晴らしいライヴだったんですよ。

 だけど‥‥ライヴ終わって帰宅して、いろんな人と話したりいろんな人からメール貰ったりしてるうちに、なんだか‥‥いろいろ考えちゃったんですよね。

 勿論、自分の価値観で、自分が観たありのままを書けばいいだけの話なんですが‥‥ただ「良かった」「最高だった」と書いただけの感想でいいのかな、と。全肯定の文章でいいのかな、と。迷いが生じたわけですよ、頂いたメールとか読んで‥‥

 自分はMANICSに関してはここ日本でしか観たことないし、そりゃ海外(特に彼等の地元)で観られれば、それ以上に最高なことはないだろうな、とは思いますよ。日本でやるよりも、母国語の通じる、しかも彼等の生まれ故郷でライヴをやれば、絶対に日本以上に盛り上がるだろうし、それが一番いいというのはどう贔屓目を差し引いたとしても、間違いない事実だと思うわけですよ。

 でも、現時点ではそれ(俺が彼等のライヴをカーディフで観ること)は実現してないし、今後暫くそれが実現する気配もない。だから、俺はこの先もずっと、過去に日本で、自分が観たライヴと比較するしかないんですよ。

 そりゃライヴのブートレグやBS・CS等で放送された海外でのライヴは何度も目にしてますよ。けど、「現場に立ち会う」という意味ではその感想は確実に半減あるいはそれ以下だと思うし、やはり印象に残るという意味では‥‥違うな、と。

 俺は今後もずっと、初めて観た'93年秋の来日公演、久し振りに来日して感極まり、思わず赤坂BLITZのほぼ最前列まで行ってしまった'99年2月、念願の「フジロックでMANICSを観る」が実現した'01年7月、そしてグレイテスト・ヒッツ的内容でお腹いっぱいになった'03年1月のNKホール‥‥そして今回のSHIBUYA-AXとZepp Tokyoを比較対象としていくと思います。そしてそれらのライヴはいつでも自分にとって最高のロックンロール・ライヴだったし、それは今後も変わることはないと思います。

 そんな今回の来日公演ですが、内容的には東京2公演及び大阪名古屋の2公演、選曲は殆ど変わらなかったようです(下記に今回の4公演分のセットリストを載せておきます)。ただ、今回のワールドツアー開始当初と同じように、来日公演初日(SHIBUYA-AX)はあの『MANICS版 "White Riot"』とまで呼ばれる "Motown Junk" が演奏されなかったんですよね。ま、演奏されなかったから最悪かといえば、実は全然そんなことはなかったわけで。むしろ他の曲に圧倒されっぱなしで、俺的にはそんなに違和感を感じなかったんですよ(終わってから「あー結局やんなかったなー」くらいの感想で)。

 だってさ、頭2曲目で "Faster" ですよ!? 前半にいきなり "You Love Us" ですよ!? 心の準備が出来てないっつーの。いや、既にヨーロッパ・ツアーのセットリストはいろいろ目にしていたので、大体どの辺りにどの曲が来るってのは知っていたし、その心の準備も出来ていたはずなんですが、いざその曲名がジェームズの口からコールされると、やっぱりね‥‥失禁寸前なわけですよ(「失神」じゃなくて「失禁」な)。

 それと‥‥これも既に知っていて覚悟は出来てたはずなのに‥‥そう、「THE HOLY BIBLE」からの曲が沢山演奏される件ね。これまでにも'99年、'01年、'03年のツアーで "Yes"、"Faster"、"This Is Yesterday"、"She Is Suffering" といった曲を生で聴いてきていたのに、1度のライヴでここまでやられちゃうと‥‥しかもアコースティックで "Archives Of Pain" までやられちゃうとね(ま、さわりだけなんですが)。「あの時」の来日ツアーが、リッチー失踪を理由に幻に終わってしまい、あれから丸10年経って初めてここ日本で「あの時」が再現された‥‥いや、再現ではないな、ひとり足りないんだし。「再生」されたって言った方が正解かもね。そういう意味で、今回の来日公演ってのは俺にとって非常に重要な意味を持つものなんですよ。だからやれカーディフ公演が良かったとかロンドン公演が良かったとか、海外でのそれと比較されてしまうのは違うんですよ。「ここ日本で観る」ことに意味があるんですよ、今回のツアーは! そこを忘れてる古くからのファン、多くないかい?(絶対に忘れちゃいけないことなのにな)

 って愚痴はまぁこの辺にしておいて‥‥やはり新作からの曲はライヴで盛り上がるって類とは違い、じっくりと聴き入るタイプですよね。だから新曲になると客側のテンションが落ちるように感じられましたが、実際にはみんな聴き入ってたんだよね(多分)。特に "Solitude Sometimes Is"、"I Live To Fall Asleep"、"Cardiff Afterlife" 辺りはね、レコーディングされた『作品』とはまた違った色合いを見せていて、非常に興味深かったなぁ。それとは逆に、"1985" や "Empty Souls" はライヴの方がより迫力が増して、如何にもライヴ向きの曲にシフトチェンジしてたような。ただその反面、"The Love Of Richard Nixon" はライヴ向きではなかったように思います。これは完全に『スタジオ作品』としての完成度が高かったから、それを完璧に再現するか、あるいは全く違ったアレンジにするかでライヴに臨まないとちょっと厳しかったかなぁ‥‥非常に中途半端な印象を受けて、ちょっとノリきれなかった気が。

 代表曲に関しては‥‥全然文句ないです。あれも聴きたかった、これも聴きたかったって声は沢山あるだろうけど、散々過去のツアーで俺は聴いてきてるから。今回のアルバムから入ったファンや今回のツアーで初めて生MANICSを観たって人にとっては、その点は不満かもしれないけどさ。

 そういう意味で、たったワンフレーズだったものの、"R.P.McMurphy" が歌われたZepp Tokyo公演は貴重だったな、と。そりゃビックリですよ、いくらファンから歌ってくれっていうリクエストがあったからとかいっても、まさかここ日本で歌うとは思わないじゃない、しかも2005年に。で、そのままガンズ "Sweet Child O'Mine" イントロときて、やっと東京で演奏された "Motown Junk"‥‥何だかんだいって、やっぱり演奏されたらされたで、我を忘れる程に大興奮するわけですが。そりゃ仕方ないよ、だってリアルタイム世代だもの。同年代だもの。

 名古屋でしか演奏されなかった前作からの "Ocean Spray" とか、やはり最終日・名古屋が一番良い演奏だったとか、いろいろ話は伝え聞いてますが、それでも、それぞれの人にとっては自分が観たライヴが一番に決まってるわけですよ。AXしか観てなかったら、それが一番に決まってるし。俺にはどれが一番よかったとか選べないもの‥‥AXもZeppも、それそれにそれぞれの良さがあったわけだし。客も違ったし、会場(ハコ)も違ったし、メンバーのコンディションも違った。全てが違ってるんだもの、俺には今回のツアーでどっちの方が良かったとは言えないな‥‥残念ながら。

 ただ、前回や過去のツアーと比べると‥‥勢いというか「若さ」みたいなものは完全に失速してるんだけど(これは仕方ないか)、その分これまで以上に哀愁というか深みが備わったかな、と実感しましたね。これは10年前の彼等には絶対に真似できないものだしね(逆にいえば、10年前の「THE HOLY BIBLE」を『再生』することは出来ても、『再現』することは出来ない、と)。

 何度でも言ってやる‥‥本当にいいライヴだったし、やっぱり俺にとって最高のバンドだと。誰が何と言おうと、一番良いライヴだったと断言してやる‥‥

 そして‥‥俺は自分が生きている間に、あと何回MANICSのライヴをこの目で観ることができるのかな‥‥と、この1ヶ月ずっと考えてて。自分の好きな海外のバンドを、こういう風に日本で観ることができることは凄く幸せなことじゃないですか。だってアルバム出したって毎回来るとは限らないし、中にはアルバムが日本で出ただけでもラッキーで来日なんて考えられないようなバンドもいるし。そういう意味で、特に「THIS IS MY TRUTH TELL ME YOURS」以降、フェスも含めて毎回来日出来ている今の状況は非常に喜ばしいことですよね。そういう意味でも、このバンドの性質を考えれば考える程、切なくなるんですよ‥‥20年、30年続くバンドではないだろうしな、と。いや、あと数年もすれば結成20年を迎えるわけですが、それでもね‥‥きっと両手でこと足りてしまうんじゃないかな‥‥なんて考えるわけです。

 だったら海外にまで足を伸ばそう!っていう人もいるでしょう。けど‥‥俺はそれはしないのね。いや、したいけど出来ないっていう状況もあるし、それ以上に‥‥やはり『日本で観たい』んだよな俺、って思うわけですよ。

 だから‥‥うん、今回は都合で断念しちゃったけど、もし‥‥もし次回の単独ツアーが実現するなら、絶対に全国追っかけたいな、と。仮に、夏にサマソニとかで来ちゃった日には‥‥どうすればいいんだろう? もし別の日にどうしても観たいバンドが出演してしまったら‥‥悔しいだろうなぁ、どっちを見逃したとしても

 ま、まだ現実に決まってないから冗談ぽく言えるんだけど、実際にそんなことが決まってしまった日にゃ‥‥考えるだけで恐ろしいね。

 というわけで‥‥最高なライヴには最高の賛辞を送ろうじゃないか、という至極簡単なことに悩み続けたこの1ヶ月、やはり感動は全く薄らぐことはなく、現時点においても「2005年を代表する名ライヴ」だったと声を大にして言えるわけですよ。


■■「LIFEBLOOD」JAPAN TOUR '05 SETLIST■■

■2/10(木)@SHIBUYA-AX
01. 1985
02. Faster
03. If You Tolerate This Your Children Will Be Next
04. No Surface All Feeling
05. Empty Souls
06. You Love Us
07. Yes
08. The Love Of Richard Nixon
09. Kevin Carter
10. La Tristesse Durera (Scream To A Sigh)
11. Die In The Summertime
12. Solitude Sometimes Is
13. The Masses Against The Classes
14. Archives Of Pain [Acoustic。1コーラス目Aメロのみ]
15. Small Black Flowers That Grow In The Sky [Acoustic]
16. You Stole The Sun From My Heart
17. This Is Yesterday
18. I Live To Fall Asleep
19. Cardiff Afterlife
20. Motorcycle Emptinss
21. A Design For Life

■2/12(土)@Zepp Osaka
01. 1985
02. Faster
03. IIf You Tolerate This Your Children Will Be Next
04. No Surface All Feeling
05. Empty Souls
06. You Love Us
07. Yes
08. The Love Of Richard Nixon
09. Kevin Carter
10. Die In The Summertime
11. La Tristesse Durera (Scream To A Sigh)
12. Solitude Sometimes Is
13. The Masses Against The Classes
14. This Is Yesterday [Acoustic]
15. Small Black Flowers That Grow In The Sky [Acoustic]
16. You Stole The Sun From My Heart
17. I Live To Fall Asleep
18. Motown Junk
19. Cardiff Afterlife
20. Motorcycle Emptinss
21. A Design For Life

■2/13(日)@Zepp Tokyo
01. 1985
02. Faster
03. If You Tolerate This Your Children Will Be Next
04. No Surface All Feeling
05. Empty Souls
06. You Love Us
07. Yes
08. The Love Of Richard Nixon
09. Kevin Carter
10. La Tristesse Durera (Scream To A Sigh)
11. Die In The Summertime
12. Solitude Sometimes Is
13. The Masses Against The Classes
14. Archives Of Pain [Acoustic。1コーラス]
15. Small Black Flowers That Grow In The Sky [Acoustic]
16. You Stole The Sun From My Heart
17. I Live To Fall Asleep
18. R.P.McMurphy [サビのみ]
 〜 Sweet Child O'Mine [GN'R : イントロのみ]
 〜 Motown Junk
19. Cardiff Afterlife
20. Motorcycle Emptiness
21. A Design For Life

■2/14(月)@名古屋クラブクアトロ
01. 1985
02. Faster
03. If You Tolerate This Your Children Will Be Next
04. No Surface All Feeling
05. Empty Souls
06. You Love Us
07. Yes
08. Kevin Carter
09. La Tristesse Durera (Scream To A Sigh)
10. Die In The Summertime
11. Solitude Sometimes Is
12. The Masses Against The Classes
13. Archives Of Pain [Acoustic。1コーラス]
14. This Is Yesterday [Acoustic]
15. You Stole The Sun From My Heart
16. Ocean Spray
17. Paradise City [GN'R : イントロのみ]
 〜 Motown Junk
18. Cardiff Afterlife
19. Motorcycle Emptinss
20. A Design For Life



▼MANIC STREET PREACHERS「LIFEBLOOD」(amazon

投稿: 2005 03 15 07:51 午後 [2005年のLIVE, MANIC STREET PREACHERS] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2005/01/31

東京スカパラダイスオーケストラ@ベイNKホール(1/30)

 東京スカパラダイスオーケストラの「Autumn-Winter Tour 2004」追加公演、ツアーファイナルである東京ベイNKホール公演に行ってきました。実はスカパラの単独公演を観るのは今回が初めてなんですよ。これまで、夏フェスやイベント等で必ずといっていい程、毎年観る機会があったし、そこまで大好きっていう存在でもなかったので(失礼な)自ら進んで観に行くということはなかったんですが、今回たまたま行くチャンスがあって、こうやって地元・千葉で観ることができたわけですよ。

 考えてみれば、昨年2004年は一度もスカパラ観てないんですよね。それとさ‥‥あまり関係ないよ、って言われそうだけど、やはりここ2〜3年はアルバムやシングルがCCCDでのリリースだったこともあって、どこかで無意識のうちに避けてた部分もあったのかな。現に、ライヴですっげーカッコいい曲聴かされてもさ、音源として聴けないんだもんね‥‥

 とまぁ、そんな愚痴を今更言っても仕方ないので、ライヴレポいきます。

 2デイズだったNK公演。前日29日(土)のセットリストとはガラッと変わっていたようですね(30日分は下記参照)。今回は3月リリース予定の新曲がバンバン演奏されている、正に「ライヴで先行披露して、曲をドンドン育ててからレコーディングする」といった、ライヴバンドらしいやり方。実際、ライヴ会場限定リリース曲である "さらば友よ" を含めると、新曲が7曲も披露されてるんですよね。ま、新曲といってもここ最近のライヴでは既にお馴染みの楽曲ばかりだと思うんですが、とにかくね、これらの曲がカッコいいわけですよ。初めて聴く曲ばかりなわけですが、単純にカッコいいし、気持ちいい。歌モノもあれば、スカパラらしい前のめりのアッパーチューンあり、聴かせるムーディーな曲もある。とにかく「LIVE(=生きた)」曲を新鮮な状態で提供されてるようで、嬉しいのなんのって。

 スカパラのアルバム、実は2000年頃を境にちゃんと聴いてなかったんですが‥‥こうやって単独公演を体験してみると、意外と知ってる曲が多くて、というか新曲以外は殆ど耳にしたことある、知ってる曲ばかりだったので、終始安心して楽しめました。いや、知らない曲でも乗せられまくって、結局は楽しいんだけど。

 いやぁ‥‥カッコいいなぁ。スカパラってこんなにカッコよかったっけ?って位に、シビレまくってましたよ。時間にして2時間、25曲もやったのか‥‥1曲目の "STROKE OF FATE" から "火の玉ジャイヴ" って流れで既に失禁寸前だったし、やはり個人的には茂木ボーカル曲が好きなもんで。"世界地図" や "銀河と迷路" が聴けたのがすっげー嬉しかったな、と。欣ちゃんスマイルが見れただけで‥‥ね。それにしても‥‥こんなにメンバー全員歌うバンドだったっけ? いや、ブラスのフロント部隊がマイクを持って歌うのは何度も目撃してるから知ってたけど、大森さんとかも歌うんだ("栄光のエンブレム" な)。いい意味で意外で驚かされたし、そして新鮮に映りました。

 それにしても‥‥ホントにいいライヴだったなぁ。あーこれならまた観たいと思ったし、ワンツアーを何度もリピートする人達の気持ちがよく理解できたよ。単純(シンプル)で判りやすいからこそ、無心で楽しめるし、だからこそ何度でもリピートしたくなる。こんな簡単なことに気がつくまで、何年かかってるんですか、俺!? あー、夏フェス前にもう1回単独で観たいなー‥‥って思ってたら、3月に約2年振りの新作「Answer」が出て、そのツアーが4月からスタートするのか‥‥近場で週末にある公演、行ってみようっと‥‥


[SET LIST]
  01. STROKE OF FATE
  02. 火の玉ジャイヴ
  03. SKA ME CRAZY
  04. CALL FROM RIO
  05. (新曲)
  06. SOUL GROWL
  07. (新曲)
  08. 世界地図
  09. (新曲)
  10. さらば友よ(新曲)
  11. ONE EYED COBRA
  12. NATTY PARADE
  13. 栄光のエンブレム
  14. (新曲)
  15. (新曲)
  16. A QUICK DRUNKARD
  17. ルパン三世 '78のテーマ
  18. 雨の奇跡
  19. SKULL COLLECTOR
  20. (新曲)
  21. HOWLIN' WOLVES
  22. 5 DAYS OF TEQUILA
  23. DOWN BEAT STOMP
--ENCORE--
  24. 銀河と迷路
  25. スキャラバン


▼東京スカパラダイスオーケストラ「Answer」(CD+DVD 3万枚限定生産版)(amazon

投稿: 2005 01 31 01:16 午前 [2005年のLIVE] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2005/01/24

「NIIGATA AID」@SHIBUYA-AX(1/23)

 「NIIGATA AID 〜困った時はお互いさま〜」というイベントに行ってきました。その名の通り、新潟の地震被災者の為に何か出来ないか‥‥ということで実現したチャリティーイベント。しかし、イベント立ち上げ当初には想定していなかった、もうひとつの「被災地」‥‥スマトラ沖地震及び津波による被災者の為にも何か出来ないか?ということで、最終的には新潟とスマトラ沖地震の被災者へ50%ずつ義援金を送るということになったそうです。会場でもその趣旨を知らずにチケットを買ってしまった人もいるかもしれないとのことで、改めてアーティスト側から説明があったりしました。

 よくこの手のイベントが開催されると怪訝な顔をする音楽ファンも少なからず見受けられたりするんですが、俺は全然アリだと思うし、むしろこういう時だからこそ、いや、日本という国で平和に暮らしている俺等に何が出来るかと考えた時、確かに動機は不純かもしれないけど(=ライヴ観たさ、とか)、でもそれによって少なからず力になれるんなら‥‥という気持ちは常にありますよ。過去、雲仙普賢岳の時や阪神淡路大震災の時もこういったイベントが開かれ、その度に魅力的なアーティストが集まって、観る側の我々も楽しめたし、アーティスト側も他のいろんなアーティスト達と同じステージに立ったりとか、いろいろプラス面もあったりしたんじゃないでしょうか。

 今回このイベントに参加することになったのは、単純に友人に誘われたからなんですが、まぁ誘われる前からメンツ的には興味を持っていたんで、いざ自分が行く事になった時はちょっとドキドキしましたね。だって、中にはインディーズ時代以来10数年観てない人もいたりするからさ‥‥誰とは言わないけど。

 そんな感じで、出演順に簡単な感想を書いていこうかな、と思います。


■沖野修也(KYOTO JAZZ MASSIVE)
 開演時間ギリギリに入場すると、既に沖野氏のDJプレイが始まってました。会場であるSHIBUYA-AXのフロア後方にはかなりスペースに余裕があったので、俺はそこを陣取り、曲に合わせてユラユラと踊ってました。が‥‥客の反応、悪過ぎ。何だお前等、何でそんなに棒立ちしたままなの? 沖野氏のDJプレイはセッティングの間を含め計3回あったのですが、客の殆どが無反応‥‥えっ!?って感じですよ。こんなにファンキーで気持ちいいDJプレイなのに‥‥要するにこの日の客層は、そういった「音楽を聴きに来た」人達ではなく、「特定のアーティストを『観に』来た」人達なんだなぁ、とこの後思い知るわけです。

■エマーソン北村
 日本を代表する名キーボードプレイヤー。過去、いろんなアーティストのサポートで目にする機会が多かったけど、こうやってソロのステージを体験するのは初めて。チープなシーケンスに合わせてオルガンを楽しそうに弾く、といった感じでしょうか。とにかく楽しそうに弾くのよ、北村氏。しかも年齢の割りに若々しいし。インドネシアの曲のカバーも含め、全4曲くらいのインストナンバーで和ませてくれました。

■tobaccojuice
 名前は知ってたけど、観るのは初めて。佐藤タイジが数曲プロデュースした縁で今回参加することになったみたい。ギター2人(内ひとりがボーカル)+ドラム、というトリオ編成で、ベースレス。ギターはアコギ2本だったり、アコギ+セミアコだったりで、ドラムもブラシを使ったりとか、どちらかというとアコースティック色が強いイメージ。う〜んと、歌を前面に押し出してるのかな。ちょっとヒップホップからの影響も感じさせつつ、程よく緩い感じが好みでした。4曲くらいプレイして、最後の曲に再びエマーソン北村が参加。

■浜崎貴司
 浜ちゃんは本人がアコギを持ち、ピアニストひとりと、生ストリングス4人(しかも全員美女!)を従えて、じっくりとコッテリと歌を堪能させてくれました。いきなり宇多田ヒカルのカバー "光" だもんなぁ。一緒に口ずさんでしまっただけでなく、思わずウルッときてしまったのはここだけの話。後半2曲にはKICK THE CAN CREWのMCUが参加、このアコースティックセットにラップを乗せてましたよ。にしても‥‥なんかイメージ、地味な奴だなぁ。

■シアターブルック
 まぁ正確にはシアターブルックじゃないんですが。佐藤タイジと中條卓のふたりの他に、キーボードにエマーソン北村、ドラムには何とHi-STANDARDの恒岡章というスペシャルな編成で後半1時間、飛ばしまくってましたよ。
 まずタイジが2曲くらい歌って盛り上げ、続いてゲストシンガーが入れ替わり立ち替わり参加、という構成。最初はLeyona。この人の歌声はとにかく気持ちいい。凄く好みなんですよね、歌といい、ルックスといい(それは関係ないか)。1曲はメインで歌い、もう1曲タイジとデュエットっぽい感じで歌って。カッコ良かった。
 続いて、この日のメインその1、清春です。ここでこの日一番の大歓声。そうか‥‥反応悪いと思ったら、この日の客の大半は清春目当てか‥‥彼のソロ曲を1曲披露。手扇する女性客多数‥‥アイタタタ。君等、そういうノリしか出来んのか‥‥素晴らしい音楽に対して、ちゃんとそれ相応の「返し」はしようよ、必要最低限。最悪だよ、清春が出て来るまでの君等の反応‥‥
 そして、この日のメインその2であるところの、BUCK-TICKの櫻井敦司登場。更に大歓声。嗚呼‥‥ま、俺もそのカッコ良さに、半分「落ち」そうになったけどさ。間近でみる敦っちゃん、ホントセクシー過ぎ。ソロアルバムから、多分タイジが作曲で参加した曲(かな?)を披露。いきなり敦っちゃんのスクリーム。思わず鳥肌。やっべー。
 そんな感じでひと盛り上がりした後、またまったりとシアターの曲で歌とギターを聴かせまくり。もう感動以外の何ものでもないね。俺、タイジ自身はフェスやイベントで何度も観てるんだけど、「シアターブルックの佐藤タイジ」はこの日が初めてだったんですよ。いや、ずーっと観たかったんだけどさ、ホントにタイミングが合わなくて。だから念願の初体験だったんですよ、この日は(まぁ編成はイレギュラーだったけど)。
 最後にもう1曲歌って、エンディングでメンバー紹介&この日の出演者を再びステージに呼び戻して、全員で大合唱。こうして約3時間に及ぶ長丁場のステージは無事終了したのでした。

 お客の反応は寒々しいものがあったけど、個人的には得るものが多いイベントでしたね。ひとつひとつのアクトにもハズレが一切なかったし、何よりも佐藤タイジという日本を代表する(と個人的には思ってる)ギタリストを思う存分堪能することもできたし。

 既に海外でもこういうスマトラ沖地震のチャリティーイベントが幾つか開催されてるし、2月頃までいろいろと行われるようです。日本でもつい先日「HEAL NIIGATA」というイベントもあったし、こういう実のあるイベントがもっと開催されてもおかしくないんだけどなぁ‥‥アーティスト側だけじゃなく、もっとやるべきメディアの人間が沢山いるだろうに。



▼シアターブルック「THEATRE BROOK」(amazon

投稿: 2005 01 24 02:10 午前 [2005年のLIVE] | 固定リンク | コメント (3) | トラックバック

2005/01/23

ASH@SHIBUYA-AX(1/17)

 1月17日(月)に、ASH来日公演初日@SHIBUYA-AXに行ってきました。実はASHを観るのはまだ二度目でして、しかも前回観たのは1999年のフジロック@苗場ですから‥‥5年半振りですか‥‥去年のフジでは「どうせすっげー込み合うんだろうな」と思ってわざと避けたんですよね。「アルバムがすっげー良かったから、今度は絶対に単独公演行こう」って。

 そうなんですよ‥‥昨年出た4作目「MELTDOWN」というアルバム。「MY BEST OF 2004」にこそ選ばなかったものの、実はかなり好きな作品でして。昨年よく聴いた1枚なんですよね。ASH自体は元々、そこまで好きってバンドではなかったんですが(特に「TRAILER EP」や1stフルアルバム「1997」の頃はね)、現在の編成‥‥シャーロットが加入して以降のASH、曲でいうと "A Life Less Ordinary" 以降、2ndアルバム「NU-CLEAR SOUNDS」辺りからすっごい好きになりましてね。この時の来日公演(1998年12月)には直前まで行く気満々だったんですが、直前になって仕事が被って行けなくて。だから翌年のフジロックは正に「念願の。待望の」という言葉がピッタリのライヴだったんですよ。

 けどね。その後は全然機会がなくて。というよりも、ASH自体が2001年まで来日しなかったし、その頃は俺自身がASHそのものに興味を見出せずにいた時期で。結局今年まで一切観る機会に恵まれなかったわけですよ。

 今回のライヴですが‥‥観る前に、アルバムの初回盤に付いていたライヴ盤(「MELTDOWN」収録の11曲を全て演奏し、そこに代表曲を数曲交えたセットリスト)を聴いていたので、何となく想像はついてたんですが、以前観た時以上にガチッとした演奏を聴かせる、非常にタイトなバンドに成長してましたね。どうしても初期のイメージだと、もっとヒョロッとした印象があったんだけど、シャーロット加入後のASHはどんどんタフな要素を兼ね備えていってますよね。それが一気に爆発したのが「MELTDOWN」なのかな、と。アルバムと同様、今回のライヴでも同じように感じましたね。

 ていうかさ。ホントにライヴは熱過ぎ。客も、ASH側も。シャーロットの(いろんな意味で)肉感的なプレイや、実年齢以上に見た目が老け込んできてる男性陣のズッシリしたプレイが、とにかく出す音ひとつひとつが重くて、濃い。古い曲でも、初期の頃みたいな溌剌さ「だけ」みたいな青臭さが薄らいで、もっとしたたかさみたいなものが感じられるんだよね。とにかくいいバンドに成長したと思いますよ。

 個人的には「どれだけ新作から演奏するか?」ってのがキーポイントだったんですが、下のセットリストを見てもらえば判るように、全11曲(日本盤ボーナストラック除く)中8曲も演奏されてるんですよね。で、要所要所に "Girl From Mars"、"Oh Yeah"、"Goldfinger" といった初期の名曲達、"Cherry Bomb"、"Walking Barefoot" といった非シングル曲もありつつも、その全てがベストアルバムに収録されているものばかりというゴージャスさ。正直、「MELTDOWN」と「INTERGALACTIC SONIC 7"s」さえ聴いていけば、初心者でも楽しめるという内容(ま、他の日はアンコールをいろいろ変えてたみたいだけど)。非常に判りやすくて、いいと思うよ。

 個人的には、ASHを見直す最初の切っ掛けとなった "A Life Less Ordinary" と、その二度目の切っ掛けとなった "Burn Baby Burn"、そして新作の中でも特に好きな "Evil Eye" と "Vampire Love" が聴けただけで大満足。あとはおまけよ‥‥そのおまけが、いきなりライヴ2曲目で "Girl From Mars" だったり、中盤で "Kung Fu" が飛び出したりするんだから、超豪華なおまけだよな。特に "Kung Fu" での客の盛り上がりっぷり(前方は大モッシュ大会になってたからな)はハンパじゃなかったし。やはり前作「FREE ALL ANGELS」はここ日本でも大人気なようです。何故以前の「BEST OF 2001」のアルバム部門で1位を取れたのか、これでようやく納得できたよ。

 全部で90分がちょっと欠ける長さも程よかったし、更にもう1公演観たくなるような、そんなクセになるライヴでした。こりゃ年明けから2005年ベストライヴ最有力候補に遭遇しちまったなぁ。また夏に来日しないかなぁ‥‥


01. Meltdown
02. Girl From Mars
03. Cherry Bomb
04. Evil Eye
05. Clones
06. Shining Light
07. Renegade Cavalcade
08. Detonator
09. Oh Yeah
10. Starcrossed
11. Kung Fu
12. Vampire Love
13. A Life Less Ordinary
14. Walking Barefoot
15. Orpheus
--ENCORE--
16. Goldfinger
17. Wild Surf
18. Burn Baby Burn



▼ASH「MELTDOWN」(amazon

投稿: 2005 01 23 12:00 午前 [2005年のLIVE] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2005/01/10

EUROPE@東京国際フォーラム(1/7)

 ここ数年、思い返せばその年一番最初に行ったライヴ‥‥所謂『ライヴ始め』は、正月好例のハロプロ・ライヴだったんだよね。我ながらキモイことこの上ないな(いや、そんな自分が大好きなんだけどさっ!)。今年は今のところ、そっち方面には縁がないので行く予定はないんですが‥‥

 この連休は暦通りに休め、しかも1日余計に休みを貰えたので、折角なので何かライヴに行こう、面白そうなのないかな‥‥と思って「ぴあ」で検索したら‥‥あった。行きたかったんだけど、日程的に微妙だな、と思って断念してたライヴが。自分の原点を思い返す意味でも、絶好なライヴがあったんですよ。


 というわけで1月7日、再結成EUROPEの来日公演初日@東京国際フォーラムに行って来ました!(なんじゃそりゃ)

 以下、セットリスト等ありますので、ネタバレしたくない人はこの先は読まないようにね。

 正直なところ、そんなに期待せずに行ったんですよ。いや、全く期待してなかったわけじゃないのよ。新作「START FROM THE DARK」は個人的に昨年よく聴いた1枚に入るし、実際今でも良い作品だと思ってるし。けど‥‥再結成後のライヴ音源とか聴く限りでは、古い曲までチューニング下げて(半音下げ、あるいはDまで下げてるし)、しかもボーカルのジョーイ・テンペストは昔程高音が出ないから歌い回しを変えてたりするので‥‥ガッカリしないかな、と。新曲はもともとそういう曲だから全然気にならないけどね。その1点だけがさ、観る前から気になってて。

 実際、全ての曲がダウンチューニングでしたよ。あの "The Final Countdown" までね。けど、そこまで気にならなかったかな。ま、ハイトーンで歌うべきパートを低いキーで歌われたりすると、ちょっとズッコケそうになったけど、全部が全部そうじゃなくてちゃんと計算して‥‥例えば1〜2コーラス目では低い歌い回しで回避し、最後の大サビで原曲通りのハイトーンで歌ったりとか。ま、"Ready Or Not" での話なんですが。

 ライヴはいきなり新作のオープニング "Got To Have Faith" で始まるという唐突さ。情緒もへったくれもない。けど、これが『21世紀のEUROPE』なんだろうな、と。'80年代よ再び、で復活したわけじゃねぇぞ、と。その心意気はかいますよ。実際、再結成後の、「PERFECT STRANGERS」辺りのDEEP PURPLEを彷彿させるイメージが強い新作からの楽曲、ライヴでは光ってましたよ。6曲も披露されてたしね。まぁおよそライヴ向きの楽曲は全部披露されてたかな。個人的に大好きな "Flames" と "Hero" もやってくれたしね。

 それ以外の曲は当然活動休止前の曲なんだけど‥‥バランス的にどうだったんだろう? 勿論、これは単なる懐メロツアーじゃないし、そんなことをするために再結成したわけじゃないから、これはこれでいいんだろうけど。でも‥‥非常に過小評価されている5th「PRISONERS IN PARADISE」からの曲が少なかったかな、と。隠れた名曲と一部で囁かれるタイトルトラックとか、もっと演奏すべき楽曲は沢山あったのにね。いや、他の選曲が悪いって言ってるんじゃないのよ。確かに2ndや3rdに比重を置くのは仕方ないとしてもね‥‥あ、評判悪い4th「OUT OF THIS WORLD」から結構多めにやってくれたのは、個人的には評価したいかも。俺、世間程初期のEUROPEに思い入れってあんまりないし(いや、初期の2枚、大好きですけどね)、大ヒットした「THE FINAL COUNTDOWN」もそこまで大好きってわけでもないからな。むしろ4thと5thの楽曲の方が好みなんだよね。だからその延長線上にある「START FROM THE DARK」は、かなり好意的に捉えてるわけ。決して駄作なんかじゃないでしょ。いや、そんな安っぽい言葉で済ませちゃマズいでしょう。

 まぁ選曲面での愚痴はこの辺にして‥‥他にも愚痴はあるのよ。あのね、スポットライト‥‥所謂ピンスポがジョーイにしか当たらないのよ。特に新曲だと比較的暗めの照明の中、ピンスポが動き回るジョーイを追っかけ、ギターソロになってもジョン・ノーラムに一切当たらない。気を利かせたジョーイがジョンの元に駆け寄り、一緒にライトを浴びる‥‥みたいな。なんだこれ? どうやら今回のツアーのコンセプトみたいだけど、それにしても‥‥『ジョーイ・テンペスト with ヒズ・バンド』みたいな形で、ちょっと嫌な気分になったなぁ。しかもこの日、ジョンが自分の定位置から微動だにせず、黙々とギターを弾いてるだけで‥‥そういうことに対して機嫌を損ねてるかと疑っちゃったもん(実際は違ったようだけど)。俺は2階席だったからその表情までは伺い知ることは出来なかったんだけど‥‥やっぱり気になるよね、ここまであからさまだと。何だろあれ‥‥何か、演劇的な要素でも導入しようとしてるとか? 違うか。んでさ、中途半端に昔の曲の時だけソロパートでジョンやキーボードのミックにピンスポが当たるもんだからさ‥‥

 そういう点が気になったんだけど、じゃあお前はライヴが全く楽しめなかったのか?と問われると、これがね‥‥また違ってさ。1曲目から終始歌いっぱなし。客層があからさまに30代以上ばかりという空気の中、新曲中心のセットリストなもんで‥‥反応薄い、全然歌えてない、盛り上がらないの三重苦。いや、いいんです‥‥それでも俺、楽しかったから。なんだろ‥‥終盤特にこう感じたんだけど‥‥上に書いたような事実(ピンスポの件な)をバックの4人が割り切ってるのかな‥‥なんか、ジョージが非常にエンターテイナー過ぎるせいで、他の4人、特にリズム隊とキーボードは完全に裏方的な役割に徹してたな、と。そう割り切っちゃってるのかな、と。ジョンはほら、まだ1曲毎にギターソロがあってそこでフラストレーションを解消できるからさ、違うんだろうけど。それでも、ジョーイ・テンペストというフロントマンをちゃんと立ててるよな、と。あー、いろいろあったけどこの人達、やっぱり大人になったんだな、と。そう感じたわけですよ。エンターテイメントとして割り切って、再びこの5人でステージに立ってるのかな、と。じゃなきゃ、自分が脱退した後の曲を、ここまで原曲に近いプレイで再現したりしないだろ、と。そう考えたら、なんか余計に凄いバンドに思えてきてさ。もう本編ラストの "Rock The Night" では大合唱ですよ。

 そういえば、アンコール3曲の並びも良かったなぁ。本編ではキーボードが目立つ曲があまりなかっただけに、ミックにとってもよかったんじゃないかな、と。いや、自分が好きな曲が3曲並んだもんだからさ、余計にね。けどジョーイ‥‥ "Carrie" の頃から既にヤバかったけど、さすがに終盤は声が出てなかったね。いや、最後まで頑張ったけどさ。その辺は‥‥ずっとライヴらしいライヴとかやってなかったし、年齢的なのもあるし、仕方ないかな、と。

 とまぁ、苦言もポロポロと出てしまいましたが‥‥それだけ良いバンドの、良いステージだと思えたから、言いたくなっちゃうんだよね。ほら、一番いい時代を知ってるしさ。実際13年前の、奇跡的なライヴ('91年大晦日の、METALLICAメインによる東京ドームでのカウントダウンライヴ。この日の出演者の中で最も軟弱呼ばわりされた彼等が、初期のメタリックな曲をもの凄く良い演奏で聴かせたもんだから、眼中になかったであろう客まで巻き込んだという、俺的には奇跡のライヴなわけ。これが活動休止前最後の来日公演だったんだけど)を観てるしさ。ジョン・ノーラムも'90年にDON DOKKENとして来日した際に、いいプレイしてるところ観てるからさ。もっと出来るだろ!?って思っちゃうんだよね。でも‥‥俺は大満足でしたよ。また観たいと思ったもん。もう1公演観てもいいと思ったし、次来たらまた行くと思うし。久し振りに「あー、HR/HMっていいなぁ‥‥」って思ったもの。

 さぁ‥‥どうせならこのメンバーでもう1枚くらい、純粋なオリジナルアルバムを作って、しっかりと『21世紀のEUROPE』をファンに提示してやってくださいよ。期待してますよ。


--SET LIST---
01. Got To Have Faith
02. Ready Or Not
03. Superstitious
04. America
05. Wings Of Tomorrow
06. The King Will Return
07. Ninja
08. Hero
09. Wake Up Call
10. Keyboard Solo 〜 Sign Of The Times
11. Guitar Solo(オリジナル・インスト曲)
12. Girl From Lebanon
13. Start From The Dark
14. Carrie(Joeyアコギ弾き語り)
15. Flames
16. Yesterday's News
17. Rock The Night
--Encore--
18. Seven Doors Hotel
19. Cherokee
20. The Final Countdown



▼EUROPE「START FROM THE DARK」(amazon

投稿: 2005 01 10 12:30 午前 [2005年のLIVE, ヘビメタさん] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック