THE MAGIC NUMBERS『THE MAGIC NUMBERS』(2005)
THE MAGIC NUMBERSの単独公演@代官山UNITに行ってきまして。実は彼等が目当てじゃなくて、先週末急に決まったオープニングアクトのソンドレ・ラルケの方に興味があって、ギリギリ行くのを決めたんですけどね。大体THE MAGIC NUMBERSは明後日、FRANZ FERDINANDの前座で観るし、音源もそんなに聴いたことなかったから、特にどうでもいいかーって思ってたわけ。昨年のフジロックで評判良かったのは知ってるんだけど、数曲ネットラジオで聴く限りではそこまで響かないなーってのが本音で。
だからライヴも全然期待してなくて。アルバム自体はライヴに行く数日前に手にして、数回聴いてみたんだけど‥‥どうにもしっくり来なくて。悪くないんだけど、全然ひっかからない、心に残らない‥‥恐らく、聴いたタイミングが悪かったんだろうね。今ならそう思える。
結局、あまり良い印象を持たずにライヴに臨んだわけ。彼等がメインで、そんなライヴに5,500円も払って観に行ったんだけどさ。これが‥‥
良かったんだわ。確かに特別なものとか光る要素は皆無だし、ルックスもアレだし。少なくとも自分がロックに求めるモノの大部分が欠けてるような、そんな存在なんだけど‥‥良かった。なんつーか、ロンドンのクラブで酒呑みながら観るような、そんな空気の中で終始和やかな雰囲気で進んでく感じ。ソンドレ・ラルケの時もそうだったけど、特にこのバンドの時はそれを強く感じたのね。演奏はそこまで上手いわけじゃないし、コーラスが特別上手かと問われればちょっと首かしげちゃうんだけど。要はセンスとやり方の問題なのね。ライヴでそれらが光ってたわけ、唯一。
絶対に自分から進んで聴くタイプのバンドじゃないし、もしかしたら次に来た時はもう観に行かないかもしれないけど、それでも今日の単独公演は素晴らしかったと思うよ。たまにはこういうライヴもいいなーって。全然殺伐としてないし(笑)MCも全部聞き取れたもんだから、もういろいろと笑わせてもらったしさ。
単独公演ならではのスペシャルとしては、ビヨンセのあの曲のカバーでしょう。あれは文字では表現し難いなー。とにかくみんな爆笑と失笑の中間でゆらゆらしてましたよ。あれもセンスの賜物だよなー。
結局80分くらいやってたのかな。1stの曲を殆どと、「HELP」コンピに入ってた曲、CHEMICAL BROTHERSの「PUSH THE BUTTON」でコラボした曲(のバンドバージョン)と、2ndアルバムに入れる予定という新曲を2曲くらい。ホント良いライヴだったと思います。
結局、ライヴバンドなんだよね。アルバムだけで判断してたら俺はずっとこのバンドと交わることなかったと思う。最近ライヴ観てから好きになるバンドが増えてるのは、単純にライヴに行く回数が増えたとかじゃなしに、俺がそういうものに飢えてる(ていうか求めてる)から‥‥かしら?
‥‥ってこれじゃあライヴの感想で終っちゃいそうだから、帰宅してから先の1stアルバムを聴き始めたわけ。そしたら既に2周目も半ばですよ。いいじゃん、これ。何で最初に聴いた時に響かなかったんだろうね? ま、要するに素晴らしいライヴというフィルターを通すことで、より曲が魅力的に聴こえてくるようになった、と。そういうことなんでしょうね。
実際のところ、ライヴに勝るものはないと思うし、アルバムの音源はこぢんまりとし過ぎてる感もあるんだけど、やっぱり曲は良いね。グッドメロディーに、上手い聴かせかた。音数が少なくて、無駄がない。情報量が少ない分、聴き手のイマジネーションが勝っちゃうこともある。逆にイマジネーションが弱い人は、額面通りかそれ以下しか受け取れなくて、前の俺みたいに「引っかからない」とか「魅力弱い」で終っちゃう。まぁ自分の趣味とは明らかに違うけど、これはこれで魅力的なんだな、うん。
それにしても、2005〜6年にこの音を、イギリスから鳴らすってのが凄いよなぁ。ある意味根性座ってる。ま、押してもビクともしないだろうけどな!(いろんな意味で)

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