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2006/02/26

DINOSAUR Jr.『ZOMBIE WORM』(2006)

 DINOSAUR Jr.が初期のメンバー‥‥J・マスシス、ルー・バーロウ、マーフの3人で活動再開したのが去年の春。それから世界中をツアーし、いろいろなフェスにも出演し、そして2005年7月にはいよいよ日本に上陸。過去、何度かDINOSAUR Jr.名義では来日しているものの、それはルー脱退後の、所謂「メジャー後」の彼等。つまり昨年のフジロックでのステージが、初期メンバーでの初来日となったわけ。

 人にやっては「DINOSAUR Jr.といえば "The Wagon" でしょ?」とか「"Out There" は名曲だよね」とか「"Feel The Pain" のPVが面白くてさぁ〜」と、メジャー移籍後のイメージしかできないかと思います。実はこの俺も、そのひとりだったわけ。少なくとも去年のフジロックを観るまでは。勿論初期の作品もひと通り聴いてきてたし、好きな曲も多かったけど、どうしても思い入れとなるとメジャー後の作品になっちゃって。リアルタイムで聴いたのが多分「GREEN MIND」の頃だからさ‥‥

 J・マスシス(発音的には「マスキス」が正しいんだよね確か)というソングライター。実は個人的にすごく好きなひとりでして。ギタリストとしても勿論好きだし、あのやる気を感じさせないボーカルスタイルも気に入ってるんですが、やはりこの人のソングライターとしての非凡さには目を見張るものがあるな、と。それは既に1stアルバム「DINOSAUR」の頃から確立されていて、それが時間を追う毎にどんどんと覚醒、整頓されていく様がすごいなぁ、とアルバムを時系列に沿って聴いてくと思うわけ。その辺は、オールタイムベストとなる「EAR BLEEDING COUNTRY : THE BEST OF DINOSAUR Jr.」を聴いてもらうと非常に判りやすいんじゃないかと(ほぼリリース順に曲が並び、最後にDINOSAUR後のJのバンド「J MASCIS + THE FOG」の音源が入ってますからね)。

 今回、彼等の「初のオリジナルメンバーでのジャパンツアー」に合わせてリリースされたのが、この「ZOMBIE WORM」と題されたベストアルバム。オリジナル編成でリリースした3枚のアルバム+EP収録曲、そして数曲のライヴテイクによって構成されるこのベスト盤、今のところ日本限定リリースとなっています。初回盤には、初期3作の日本盤にのみCD-EXTRAで収録していたPV4曲が別途DVDで付いてくる貴重な1品。

 こうやって聴くと、やはり基本路線は何も変わってなくて(当たり前だ、同じ人間が曲書いてギター弾いて歌ってるんだから)、やはりアルバムを重ねる毎にどんどんと純度が濃くなって、整頓されていってる気がします。それが人によっては「丸くなった」とか「大人になった」って取られるのかもしれないけど、全然そんなことないよねぇ? 勿論、ここで聴ける初期衝動的な作風は唯一無二なものだと思うけど‥‥それでも、やっぱり俺は全部好きだからねぇ。冷静な判断は下せません。

 彼等の歴史をザーッとおさらいしたい人には「EAR BLEEDING COUNTRY : THE BEST OF DINOSAUR Jr.」はオススメかもしれないけど、やっぱり各アルバムから1〜2曲なので、まずは現行の彼等をよく知るためにも今回のベスト盤を最初に聴いて欲しいな、と。これ聴いて、あとは1stから順を追って聴いていくのが一番良いと思います。んで、ベスト盤の最後に入ってるライヴテイク2曲(2005年11月30日のテイク! "Forget The Swan" と "Freak Scene" という選曲も良いスね!)を聴いて、いてもたってもいられなくなった君。悪いことは言いません。是非現在絶賛開催中のジャパンツアーに足を運びましょう! ま、東京は今日日曜と明日月曜しかありませんが‥‥

 というわけで、これをアップした後、俺はSHIBUYA-AXに行ってきます! もしかしたら、明日も行ってるかもね‥‥フフフ。



▼DINOSAUR Jr.「ZOMBIE WORM」(amazon:DVD付初回盤通常盤

投稿: 2006 02 26 03:46 午後 [2006年の作品, Dinosaur Jr.] | 固定リンク

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