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2006年7月 9日 (日)

PANIC! AT THE DISCO『A FEVER YOU CAN'T SWEAT OUT』(2005)

今年の「PUNKSPRING」で初来日を果たしたPANIC! AT THE DISCOというバンド。デビュー時代は昨年秋なんだけど、ブレイクした感が強いのは今年に入ってから、特にこのイベント前後からじゃないかな。4人組でエモの流れにあるサウンドを上手いこと打ち込みダンスビートと組み合わせたりして、心地よいナンバーを聞かせてくれるのが、この『A FEVER YOU CAN'T SWEAT OUT』という作品。

実は彼らもビジュアルイメージが派手で、もしかしたら昨今の「ゴスメイク系」の流れになるのかな、という気も。ただ世間的に今注目されている「ゴス」というよりは、モロに「ゴシック」系という感じかしら。THE DRESDEN DOLLSなんかもゴスの流れにあるけど、NINE INCH NAILSとの対バンツアーでもわかるように、やっぱり「ゴス」じゃなくて「ゴシック」なんだよね。ま、同じジャンルだとは思うけど、ちょっと流派が違うみたいな? わかりにくいかもしれないけど。

俺、最初に彼らの楽曲を聴いたとき、MY CHEMICAL ROMANCEからパンクやハードロックが持つ攻撃性みたいなにを取っ払って、もっと芸術性を高めた……みたいなイメージを受けたのね。実は地続きなんだけど、到着点が違ったみたいな。そういう意味では、ルーツはみんな一緒なんだと思う。けど、それぞれが違った方向性を見つけ、到着点がバラバラだったと。それが一気にシーンに登場した時期が重なった、と。そういうことなんでしょね。恐らく年代的には近いんじゃないかしら。

エモコアともスクリーモとも違う、もっとゆったりしたテンポの楽曲が多く(とはいっても、その流れにある疾走感の強いナンバーもあるにはあるけどね)、シンセサウンドや打ち込みダンスビートを重ねることでバンド名みたいにフロアでかかっていても違和感のないナンバーも見受けられる。中世っぽいビジュアルイメージも面白いし、単純に売れる音なんじゃないかと。もちろん、それだけでは終わらない「something special」も存分に感じられますけど。もっとも、それを見出せるかは、聴き手の接し方次第だと思いますが。

あー、ライブ観たいね、小さい会場で。サマソニで再来日すると思ってたんだけど、年内にもう1度、O-Eastくらすで来日しないかしら(AXだとデカい気もするので)。



▼PANIC! AT THE DISCO『A FEVER YOU CAN'T SWEAT OUT』
(amazon:US盤日本盤

投稿: 2006 07 09 06:31 午後 [2005年の作品, Panic! at The Disco] | 固定リンク

コメント

はじめまして。

はじめましてなのに、こんなことを言うのも何ですが、とみぃさんのせいで、貴重な土曜の夜が潰れてしまったじゃないですか。

というのも、メタリカのことをちょっと調べていたら、とみぃさんの宮殿跡地を発見してしまい、メタリカの全レビューを読みふけり、それだけでもお腹いっぱいだったのに、トップページに行ったら、まだまだ沢山レビューがあるじゃないですか。片っ端から読んで、気がつけばもう午前一時過ぎ。もちろん娘。はとばしましたけどね。

いろいろ為になりました。好きなバンドはそんなにカブっていないのに、要所要所でピンポイントで共感できる意見があって、頷けました。実は、メタリカのことを調べていたのは、91年から続けていた「今年の一枚」の編集をしていたんです。それで、「今年の一曲」も加えようと思いまして。とみぃさんのBest of yearも楽しかったです。ほとんどカブっていませんでしたけど。

浜崎歩って、ベスト以降も結構面白いと思いますよ。特に、僕は「I am...」アルバムが好きです。女優だった頃から好きで、歌を歌い始めて、「何やってんだろう」と、最初は気にもとめていませんでしたが、「Loveppears」のシングル立て続けで(特に「To be」)好きになって、「Duty」はいまいちで、「I am...」「Rainbow」で再評価。ここ最近は、さすがにもうダメかなと。中森明菜と浜崎歩には共通するもの(ギリギリ感)を感じるのですが、いかがなものでしょうか。

長くなってしまいましたが、すみません。
これから、こちらの新しいサイトの方も読ませていただきます。(今夜は眠れない)

投稿者: Mッチー (2006/07/23 20:26:41)

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