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2006/09/21

浅井健一『Johnny Hell』(2006)

 正直に言えば、俺はBLANKEY JET CITY解散後のベンジーにはあんまり興味がなかったのね。SHARBETSもJUDEも。いや、JUDEは最初だけちょっと「おおっ!?」って思ったけど、その後は……要するに「それやるんなら、別にブランキーでもいいじゃん?」っていう意地悪な見方しかできないファンだったのよ。いや、ファンというのは語弊があるな。ブランキー時代も後期はほとんどライブ観てなかったし。

 だからJUDEのアルバムも、最初の頃しか聴いてなくて。その後シングルとかリリースされれば、有線とかでたまに流れるのを聴いて「あ、これが新曲なんだ」ってスルーする程度。ホント、ぜんぜん興味が失せてしまっていたというか……

 そんなベンジーがいきなり、JUDEではなく「浅井健一」としてソロ活動を行うことを発表。考えてみれば、JUDEの最初のシングル「DEVIL」だって浅井健一名義だったよね? だから今回だって、メンバーが固定したらまたバンド名付けて定期的にライブやったりアルバム出したりするんでしょ?みたいな意地悪な見方(以下エンドレス)

 要するに、ここ数年の彼の生み出す楽曲に、まったくピンとこなかったというのが真相。はい、それ以上でもそれ以下でもないです。

 ところが、ソロ1発目のシングル「危険すぎる」を聴いて、考え方が変わった。いや、めっちゃカッコいいじゃんかこれ、って。照井利幸と茂木欣一が参加してるから、っていうのもあるのかもしれないけど、まず何よりも曲がカッコよかった。どこからどう聴いても俺が知ってるベンジーだったし、ちょっと上から目線で嫌だけど……戻ってきた感じが強く感じられて。それは続く2ndシングル「WAY」にしても同様で。

 そして、先月の早い時期に正真正銘のソロアルバム「Johnny Hell」を聴く機会を得て。しばらくはそのまま聴かないでいたんだけど、8月後半になってようやく聴いたら……1曲目のインスト "Super Tonga Party " で完全にノックアウト。続く "WAY" は……良いに決まってるよな! その後はお得意のロックンロールあり、スローナンバーあり、アコースティックあり、ストリングスを導入したヘヴィな超大作ありで、文字通り「浅井健一の集大成」的なアルバムに仕上がってるんだわ。もちろん、これがまとめって意味ではなくて、ある意味で次に進むために必要なセッションというか……そういう「今やれること/やりたいことを全部やった」という達成感みたいなものが強く感じ取れた気がします。

 これがブランキー時代に匹敵するとか、比較してどうとか言うつもりはまったくないです。あの一部がこの中にも入ってるとは思うけど、決して「ブランキーファンもこれ聴いたら気に入るよ!」とは言いません。だって、他人(他のブランキーファン)がどう感じるかなんて、俺の知ったこっちゃねーし、そんなもんわかるわけない。単純に、俺が気に入った。それだけのことですよ。

 このアルバムを聴いたら、俄然ライブが観たくなってきた。いや、だってこれらの楽曲がどう生で表現されるのか、すごい気になるし楽しみだもん。俺内の2006年度ベストアルバム候補のひとつだね。



▼浅井健一「Johnny Hell」(amazon:初回盤通常盤

投稿: 2006 09 21 12:10 午前 [2006年の作品, 浅井健一] | 固定リンク

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