HELMET『MONOCHROME』(2006)
ペイジ・ハミルトン率いるHELMETの、再結成第2弾アルバム「MONOCHROME」が7月にアメリカで発売になりました。復帰1作目「SIZE MATTERS」は解散前と同じく「Interscope」からのリリースでしたが、さすがに売れなかったためか(アメリカで最高位120位だったそうな)今回から「Warcon Records」というインディレーベルからの発表となります。
またメジャー→インディという変化のみならず、前作に参加していた凄腕ドラマー、ジョン・テンペスタも脱退。さらに前作レコーディング後に加入したフランク・ベロ(当時ANTHRAXを脱退したばかり)までもがANTHRAX再加入のために脱退。結局ペイジとクリス・トレイナーの2人になってしまったのでした。が、新たにマイク・ジョスト(Dr)が加わり、クリスがベースを弾く形でトリオ編成でレコーディング。後に新ベーシストも加入し、現在は4人編成で活動しているようです。実際、このアルバムを発表後に、かの「Warped Tour」にヘッドライナーとして参加しています。
さて、肝心の内容ですが……一応「原点回帰」と謳われているようですね。原点、つまりアルバムでいうと1st「STRAP IT ON」や2nd「MEANTIME」辺りを思い浮かべるわけですが、実際にその辺に狙いを絞って作られているようです。が、実際に出来上がった作品は、どちらかというと前作やその前の「AFTERTASTE」に近いノリかな、と。最初聴いたときは前作以上に肩すかしを食らったような気がしたけど、2曲目、3曲目と進むうちに「……あれ、これ意外といいじゃん。」って感じられて、7曲目の "Gone"(これが先行シングル)で「うぉーっ、これこれ!これがHELMETよ!」と小さくガッツポーズを取るという。9曲目 "Howl" みたいなギターインスト(変態ノイズともいう)を挟みつつ登場する "410" とか、とにかくヘヴィなHELMETという意味では目的を達成できてるかな、と。
まぁ今更初期の名盤と比較するのも間違いなのかもしれないけど……一度「BETTY」や「AFTERTASTE」のようなアルバムを通過してしまったらね、同じものを作ろうと思っても決して同じにはならないわけで。勿論成長だったり時間の経過だったりメンバーが当時とは違うという要素も大きいけどさ。でもね、どうせなら前進してほしいじゃないの、ねぇ?
もはや彼らに「時代の牽引者」になってほしいとは思わないし、新しいことにチャレンジしてもらいたいとも思わない。ただ、過去の名声に頼ることなく、好きなことを好き放題さってくれれば、俺はそれでいいよ。ペイジ・ハミルトンが曲書いて歌っていれば、間違いなくそれは「HELMET」なんだということが、この新作で再確認できたわけだからさ。
俺は好きよ、このアルバム。前作以上に聴き込みそうだね。前作のレビューでも書いたけど、とにかく早くライブ観せろや!ってことですよ(むしろあれから2年経っても実現してないっていうのがおかしい!!)。
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