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2006/09/27

The DUST'N'BONEZ『ROCK'N'ROLL CIRCUS』(2006)

 ZIGGYの森重樹一、元ZIGGYの戸城憲夫が中心となり2004年に結成されたバンド「The DUST'N'BONEZ」。何度も書くけど、「それって'90年代前半のZIGGYとどう違うの?」という疑問がふつふつと沸き上がってくるわけですが……そう、違うんですよ。正直な話、今のZIGGYにはない『毒』がタップリ詰まってる。今のZIGGYが決して悪いわけではない、だけど……森重ひとりがメインソングライターとして右往左往する今のZIGGYとは違って、やはり戸城の書く曲にはこの要素が色濃く表れてるわけです。

 1stアルバム「FLAME SKULL BASTARDS」が発表されたのが、2004年11月。あれから2年が経ち、当初インディーズからのリリースだった彼らがついにメジャーから2ndアルバムを発表することに……ってZIGGYや森重ソロと同じレーベルからなんだけど。ZIGGY自体は昨年1月の「JUST A ROCKIN'NITE」以来新曲のリリースはないし、活動自体が昨年9月のライブを最後に休止中なんだけどね。なのに2006年はSIONと森重とのユニットや、森重&松尾による「THE PRODIGAL SONS」、勿論森重ソロツアーもあったりしたので、それなりに……いや、相当忙しい1年だったはずなんだよね。そんな中、満を持してのダスボン2ndアルバム。そりゃ期待しますよ。

 結果としては、まったく申し分のない出来といいましょうか、さらにグレードアップしてるんだよね。今回は全曲戸城楽曲、森重は作詞のみ。1曲だけ昨年コラボした経験のあるMCUが参加した "TRICKSTER" ではラップの他に作詞で共作してます。このナンバー、楽曲自体は典型的なロックチューンで、中盤の間奏パートでMCUのラップが入るんだけど、全然違和感なくフィットしてる。最初はどうなの?と心配したけど(ZIGGYでならアリかもしれないけど、ダスボンはどうかなぁ?という疑問があったもので)、要らぬ心配でした。

 1stはデビュー作ということで、ひたすら突っ走る印象が強かった彼ら。それがあのアルバムの魅力だったんだけど、今作ではもっと楽曲的にバラエティに富んだ内容に仕上がってます。冒頭の4曲の流れで圧倒され、ミドルチューンやピアノを導入したナンバーも飛び出す。前作にないタイプのハードロックチューンも多いし、聴き所満載。'80年代的な色を強く放っていたグラマラスな前作よりも、ちょっと零度バックしたナンバーが増えてるように感じられたけど、それは俺だけ? いや、単に自分の好みにドンドン近づいているんで嬉しいだけなんですが。

 ドラムにしろギターにしろ、非常に「わかって」やってるのが嬉しいし、何よりも森重&戸城の本気具合がこれまで以上なのが最高に嬉しい。しかし、こんなアルバムをメジャーで出そうとするレコード会社もレコード会社だし、作るバンドもバンドだよな!(最高の賛辞)こんなハードロックアルバム、もう日本のメジャーではほとんど聴くことができないしな。

 いやー、10月の全国ツアーが楽しみだわ。



▼The DUST'N'BONEZ『ROCK'N'ROLL CIRCUS』
(amazon:日本盤

投稿: 2006 09 27 12:10 午前 [2006年の作品, DUST'N'BONEZ, THE, ZIGGY] | 固定リンク

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