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2006/09/25

HATEBREED『SUPREMACY』(2006)

 前作「THE RISE OF BRUTALITY」から約3年ぶりの新作「SUPREMACY」を発表したHATEBREED。メタルというよりもハードコアの範疇で語られることの多い彼らですが、実際にその精神性もメタルよりハードコアのそれに近いようです。だからといって彼らがメタルを敬遠しているわけではなく、ただ単に「ヘヴィロック」としてハードコアやパンク、メタルといったジャンルを捉えている、というのが一番違いみたいですね。実際、彼らのファンの中にはSLAYERも好き、SLIPKNOTも好きという人も多いでしょうし。ヘヴィでひたすらカッコいいバンドという認識でいいんじゃないかな。

 一時はメジャーの「Universal」から作品を発表していた彼らは、どうにもそれが肌に合わなかったらしく、今回は全世界で「Roadrunner Records」からの配給となります(前作はアメリカのみ「Universal」)。ま、メジャーだろうがインディだろうが、彼らのスタイルやサウンドはそう簡単には変わらないけどね。

 とにかく、ひたすらカッコいい。確かにSLAYER辺りが好きな子も気に入る疾走チューンから、ヘヴィでグルーヴィーなナンバーまで、頭からケツまでヘヴィサウンドがタップリ詰まった1枚。リフの切れ味は抜群だし、その辺のヤワなメタルコアバンドなんかと比較したら、本気で殴られそうなくらいに強力なサウンド。今回からギタリストがもう1人加入して5人編成になったというのも大きく作用してるのかな(それはライブに色濃く表れるんでしょうな。とはいっても、初期は5人編成だったのか)。決してメロウではないし、ポップなんかじゃない。でも単なるハードコアでも終わっていない。確かにメタルの要素も強いし、曲調も意外と幅広かったりする(あくまで、この手のジャンルの中では、という意味でね)。Kのアルバムが全米トップ30入りする理由も何となく理解できるし、彼らがイマドキの若い子たちから絶対的な支持を受けるのも頷ける。だって、本当にカッコいいもの。もう、それ以上でもそれ以下でもない。

 過去にも「BEAST FEAST」や「EXTREME THE DOJO」でメタル/ハードコアの連中とともに来日経験のあるHATEBREED。今回は日本最大のラウドロックの祭典「LOUD PARK 06」での再来日となります。UNEARTHとKILLSWITCH ENGAGEという旬のメタルコア・バンドに挟まれての登場となるわけですが、ベテランとしてどのように気を吐くのか注目しておきたいと思います。いやー楽しみ楽しみ。



▼HATEBREED「SUPREMACY」(amazon:US盤日本盤

投稿: 2006 09 25 12:10 午前 [2006年の作品, Hatebreed, LOUD PARK] | 固定リンク

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