カテゴリー「2006年のライブ」の25件の記事

2006年12月 5日 (火)

FOO FIGHTERS@日本武道館(2006年12月4日)

8年ぶりのFOO FIGHTERS、武道館で観てきました。しかも2006年に参加したライブ/イベントものの、通算100本目が今日のライブだったんですよ。

ライブの最中にデイヴも言ってたけど、そうそう、8年前はデイヴが食あたりか何かで下痢&嘔吐でステージを途中で降りたりしたんだよね。

ライブは約90分。程よい長さとも言えるんだけど、個人的にはもの足りなかったなぁ……というのが正直な感想。ぶっちゃけ、「良くも悪くも、品行方正なハードロック・ショー」というイメージかな。否定する気はないし、むしろ好きなのでこの道を追求してほしいんだけど……もっとやれるだろ、もっといけるだろ?という気がした。余力を残してるような……そんなことないのかもしれないけどね。 そういえば、当初「No Way Back」「Enough Space」「Last Song」も予定されてたんだけど、どうやらMCが長過ぎたみたいね(笑)。

それにしても、このベストヒット的セットリストはすごいものがあるなぁ。てっきり新作中心の内容になると思ってたので、ほとんどの曲が歌えてビックリ。でも、1stからの曲が「Big Me」だけというのがちょっと淋しかった。「I'll Stick Around」も「This Is A Call」もやらないのね、もう。

いろいろ文句が多いのは(いや、文句じゃないんだけどね)、それだけこの8年ぶりの単独公演、初の武道館ライブに大きな期待をしていたんだよね、俺。だから次に期待したい。フェスじゃなくて、単独ツアーでの来日にね。

多分FOO FIGHTERSはこのスタイルを極めて、最強のアメリカン・ハードロックバンドになると思う。基本的な音楽性は変わることなく、その時代時代で装飾を変えていくくらいじゃないかな……そんな気がします。そして、それこそが彼らの進む道だと思うし、上に書いた「品行方正なハードロック・ショー」の究極のカタチなんじゃないかな、と。

別に2時間以上やれとは言わないけど、俺を思いっきり満足させてくれるステージを見せてほしいなぁ、と個人的に思いました。いや、勝手に俺がそう思ってるだけなんだけどさ。

さ、なかなか見つからない3rdと4thアルバムを探して聴こう(笑)。


[SET LIST]
01. All My Life
02. My Hero
03. Best Of You
04. Times Like These
05. Up In Arms
06. Learn To Fly
07. Stacked Actors
08. Big Me
09. DOA
10. Generator
11. The One
12. Hey, Johnny Park!
13. Monkey Wrench
--encore--
14. Breakout
15. Cold Day In The Sun
16. Everlong

2006年12月 1日 (金)

U2@さいたまスーパーアリーナ(2006年11月30日)

281102539_158久しぶりのU2。圧巻でした。昨日とセットリストが変わってたみたいで、5曲くらい入れ替わっていたとのこと。アンコール6曲は改めて考えてもすごいな。なんだかんだで3回くらい泣きそうになったわけですが(笑)。

初日は最近の曲多め、2日目は80年代の曲(しかもここ10年以上やってないやつ)多めって感じかな。 あと、中盤の曲順とかアンコールラストが変わってた。2日とも行った人が「今日の方が断然出来が良かった」って言ってたけど、昨日観てないのでなんとも。ただ、セットリストは今日のほうが好みだったなぁ。

思えば「All I Want Is You」なんて、1989年の横浜アリーナ以来だよ! ボノも日本語で「ヒサシブリ」て言ってたくらいだから(笑)。


[SET LIST]
01. City Of Blinding Lights
02. Vertigo / She Loves You (snippet)
03. Elevation
04. Until The End Of The World
05. New Year's Day
06. Beautiful Day / Blackbird (snippet)
07. Angel Of Harlem
08. The First Time
09. Sometimes You Can't Make It On Your Own
10. One Tree Hill
11. Sunday Bloody Sunday / Rock The Casbah (snippet)
12. Bullet The Blue Sky / When Johnny Comes Marching Home (snippet) / The Hands That Built America (snippet)
13. Miss Sarajevo
14. Pride (In The Name Of Love)
15. Where The Streets Have No Name
16. One
--encore--
17. The Fly
18. Mysterious Ways
19. With Or Without You
--encore--
20. Window In The Skies
21. Desire
22. All I Want Is You


2006年11月30日 (木)

PORCUPINE TREE@昭和女子大学人見記念講堂(2006年11月29日)

夕べ急遽行くことになった、PORCUPINE TREE@昭和女子大学人見記念講堂。タダだし、ロバート・フリップ御大観れるし、近場(三茶)だし、ということで即決。

夏のウドーフェスで初来日してたんだけど、実は今日のライブで彼らの音に初めて触れたという。いや、クリムゾン絡みだとか、キーボードが元JAPANのリチャード・バルビエリだったり、ギター&ボーカルのスティーヴン・ウィルソンがOPETHのプロデュースやってたり、となにかと俺好みのバンドだと思ってたら……案の定、一発で気に入った。

なんだろう……メタルとも違って、プログレとも違う。80年代に流行ったポンプロックだっけ?(って流行ってはいないけどなw)MARILLIONとかIT BITESとか、ふとあのへんを思い出したんだけど.……ちょっと違う? でもPORCUPINE TREEは良い意味で米国臭もして、それがよいバランスで響いてたような。

どこかで「21世紀のPINK FLOYD」なんていう例えを目にしたけど、ちょっと違うかな。どちらかというと、GENESISっぽいかも。あと、もっとヘヴィ。ドラムなんてマーク・ポートノイ(DREAM THEATER)とビル・ブラフォードを足して2で割った感じだし、ギタープレイもちょっとIT BITES思い出した(フランシス・ダナリーって今なにやってるんだろう?)。もちろんただ古くさいだけじゃなくて、現代的……TOOL辺りにも通ずるスタイルも感じられるし。実際TOOLのファンで、ああいうプログレッシヴな部分を気に入っている人ならすんなり入っていけるんじゃないかな。

あ、オープニングアクトのフリップ御大の話もしておかないと。えーっとねぇ、なんかアンビエントな感じのループの上で、ひたすら緩いギター弾いてました。30分間ずーっと即興で。途中でマジ熟睡して、客が拍手し始めたので目が覚めたくらい(笑)考えてみたら俺、クリムゾンは好きだけど、この人のソロアルバムとかプロジェクトってあんまり興味なかったわ。

PORCUPINE TREEは来年2月頃に発表される予定の(と、MCで言ってた)ニューアルバムから、新曲も披露。「長くて退屈な曲だから、我慢してくれ」とか冗談言ったと思ったら、本当に歌詞の中に「Patience」て単語が出てきて笑った。あと、アルバム出したら夏にまたライブで戻って来たいと言ってた。フェスかな。

数十~百人程度を前に気を吐いたウドーフェス。そして今回は2000人入るハコに半分程度(内100人以上もの招待客)。クリマンは明らかにハコの選択ミスだと思う。確かにあの環境はバンドのサウンドにピッタリだったけどね。

あ、そうだ。このバンドのもうひとつの魅力は、映像だね。ライブDVD後で買わないと。

……と、レポというよりも、メモをいろいろ書いてみた。

2006年10月26日 (木)

IRON MAIDEN@日本武道館(2006年10月25日)

ホントに新作まるまるやったよ。演奏が完璧すぎてため息出た。緊張の糸が途切れることなく、最後まですごいもん見せてくれたよ。

セットリストはちょっと前に日記に書いた、USツアーのときとまったく一緒。つまりニューアルバムから全曲、同じ曲順で再現するという圧巻の内容。MCらしいMCもほとんどなく(5曲目終わった辺りでようやく長めに喋ったけど、その後また5曲続けて演奏)、ようやく「Fear Of The Dark」で箍が外れたように大合唱。なんかSMで焦らされてるような、そんなイメージがあるなぁ。

さすがに戦車が出てきたときは爆笑したし、軍服着て銃を持って登場したエディも微笑ましかったんだけど、新作の曲を演奏してるときはリズムこそ取っていたけど、ずーっと集中して聴いてた。俺、正直なところ「途中で眠くなるんじゃないか」と思ってたんだけど、全然そんなことなかった。演奏完璧すぎなんだもん、いかにヘタクソなバンドが多いかってことですよね、まったく。

で、考えたんだけど……新作を作って、それをそのままライブでやれるアーティストってどれくらいいるんだろう。OASISでもいいしサザンでもいいしそれこそモーニング娘。でもいいんだけど、作ったアルバムをそのまままるごと、曲順も一緒で表現できて、そして客を飽きさせない……いや、メイデンだって今回のセットリストは賛否両論だと思うんだけど、それさえもひねり潰してしまうような説得力はあったよね。それをできるアーティストが他にどれくらいいるのかな、って単純に思ったんですよ。METALLICAやSLAYER、DIOも過去のアルバムを再現するライブとかやったけど、それってリリース当時にはやってないわけで、逆に現代の新作でそれができるのか?というと、答えはノーなわけじゃないですか。

だからといって、どっちの方が優れてるとか、そういうことが言いたいんじゃなくて。アルバムって本来そうあるべきなんじゃないかな、と思ったもので。

つーかさ、メイデンの場合、バンドの歴史上1、2を争うくらいに地味なアルバムでそれをやっちゃってるんだからね。どんだけ今回が自信作なんだよ、って話ですよ。いや、それがよく理解できるライブだったけどね。

あと、プログレメタルと「プログレッシヴなヘヴィメタル」は似て非なるものだな、と再認識。例えば、前者がDREAM THEATER、後者がIRON MAIDENなのかな。「UKロック」と「ブリティッシュロック」くらいの違い・差があるなぁと思いました。

すべてのロックファン・メタルファンに薦められる内容ではないけど、メイデンがどういうバンドか理解していて、ブリティッシュハードロック/メタルが好きな人は観ておいて損はないと思います。もちろん、ライブに行く前に新作聴いておくとなお良し。


[SET LIST]
01. Different World
02. These Colours Don't Run
03. Brighter Than a Thousand Suns
04. Pilgrim
05. Longest Day
06. Out of the Shadows
07. Reincarnation of Benjamin Breeg
08. For the Greater Good of God
09. Lord of Light
10. Legacy
11. Fear of the Dark
12. Iron Maiden
--encore--
13. 2 Minutes to Midnight
14. The Evil that Men Do
15. Hallowed Be Thy Name

2006年10月23日 (月)

Taste of Chaos Tour 2006 JAPAN@新木場STUDIO COAST(2006年10月22日)

新木場に観に来ました。オープニングにBRAHMANが出演したんだけど、そこには間に合わず。僕が到着した頃には、すでにSAOSINのライブが始まってました。以下、mixiに上げていった一言コメントをまとめておきます。


■SAOSIN

ギターをぐるぐる10回くらい回してた。CINDERELLAかスティーヴ・ヴァイかと思った。曲もボーカルもメタルコアに近いかも。しいて言えばギターソロがないくらい。ヤバイ、好きだこのバンド。


■SENSES FAIL

とんだおバカバンドだった。サウンドはFUNERAL FOR A FRIENDやBULLET FOR MY VALENTINEタイプなんだけど、ボーカルのMCがいちいち頭悪かった。MY FATHER IS GAYとかMICKEY MOUSE SUCK MY DICKとかね。いや、でも好きな部類だな。


■UNDEROATH

無茶苦茶カッコいいんですが。CDよりいいじゃんか! 特にキーボードの無駄な暴れっぷりがすばらしい(笑)。


■ANTI-FLAG

ど真ん中のどパンク。政治的な歌詞は日本じゃ伝わりにくいけど、いいバンドだと思ったよ。ひとつくらいはこういうのがあっていいよね。


■TAKING BACK SUNDAY

携帯の電池切れそうなんで、これが最後かも。今日のトリでし。聴きやすくなったよね、新作で。


■総括

いいイベントだったなぁ。当初弱いと感じていた面子も、実際観たらステージ映えする良いライブバンドばかりだったし。人も満員で驚いた。チケット売れてないって聞いてたからさ。

この手の音がもともと好きなのもあるけど、来年もできれば行きたいなぁ。

2006年10月20日 (金)

LOUD PARK 06 : DAY 2 (2006.10.15)

 「LOUD PARK」2日目のレポートをお贈りします。いやぁ、サマソニと同じような時間からスタートして、終了時間があれよりも遅いんで都内から2日連続で通うとなると、相当な体力が必要ですね……正直まいりました。実際、初日よりは早く目が覚めたものの、会場入りしたら13時半を軽く回ってたもんなぁ。

 じゃ、いきますよ。ワンクッション入れてから始めますんで、メロイックサインの準備を(クドいってばw)。

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2006年10月19日 (木)

LOUD PARK 06 : DAY 1 (2006.10.14)

 はい、すでに1週間経とうとしてますが、先週末10月14〜15日に幕張メッセで開催されたメタルフェス「LOUD PARK 06」の簡易レポートを書こうと思います。正直言って、すんげー長いです。だって1日の演奏時間が11時間ですからね! さすがに初日から寝坊してw開演時間の11時には間に合わず、海浜幕張駅に着いたときには14時を軽く回っていたわけですが……

 というわけで、ここで一回切ります。後は「続きを読む」でガッツリ読んでやってください。ま、言うほど長くはないと思うけど。あと、さすがに2日分をまとめてひとつのエントリーにすると、いつ書き終わるかわからないので1日目と2日目で2回に分けてレポート書きます。その辺もご了承くださいまし。

 さ、んじゃ気合い入れていきますよー。モニターの前のみんな、メロイックサインの準備しておけーw

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2006年10月10日 (火)

朝霧JAM(2006.10.7〜8)

Dscn0287 今年も懲りずに「朝霧JAM」に行ってきました。2002年の第2回から連続参加なので、今回で5回目ということになりますか……実は当初、俺は今年の朝霧には行かないと決意していたんです。理由は……多分そのうちにちゃんとしたコラムを書くかと思いますが、俺自身今年のフジロックやその他のフェスで「世代交代」を強く感じて、ちょっと気持ち的に萎えてたんですよ。まぁそんなの俺自身の問題であって、皆さんにはまったく関係のないことなんですが。とにかくね、何となくあの場で過去に味わった特別な気持ちを「共有」したくなかったの。だから最初からチケットも取らなかったし、取る気もまったくなかった。

 でも、ある方々のご好意で、今年も行けることになってしまった。「チケット用意できるけど?」と言われた瞬間、「お願いします!」と即答している自分がいてさ……何やってんだか。そりゃ、フェスの中で一番大好きな、今のフジロックよりも好きな野外フェスだしね。どんなに我慢したって、どこかでボロが出ますよそりゃ。

Dscn0299 さてさて。今年は初めてバスツアーで参加したんですが、いやー楽だわ。運転しなくていいのは。会場に着くまでずーっと寝てられるし、駐車場からシャトルバス待ちをしなくてもいい。新宿から会場内まで直通だもんね。帰りもギリギリまで酒呑んでてもオッケーだし。これはかなり大きいなぁ。来年も行くならバスツアーにしよう。

 で、今年の天気は……いろんなところで述べられているように、2日間晴天に恵まれました。しかも2日目なんて雲ひとつない、本当に素晴らしい天気でしたからね。唯一、10月2週目ということもあってか、日中でもかなり肌寒く、夜なんて凍えそうほど寒かった……風もかなり強かったし。ここまで寒い思いをしたフェスは、2004年の「RISING SUN ROCK FESTIVAL」初参加時以来かな?

 ライブは、まぁ例年どおり酒呑みながらテキトーにしか観てません。とりあえず、簡単なコメントを下記に残しておきます。


▼クラムボン
久しぶりに観たけど、なごむ。やたらとアグレッシヴな雰囲気で、本人たちが一番楽しんでた。ミトくんは以前から会場で見かけたことがあったので本当に好きなんだろうね。嬉しそうだったし。

▼Ron Sexsmith
なんだかんだでほとんどの曲知ってた。前観たときよりも痩せた気が。やっぱり1stの曲をやられると、グッと来るものがあるね。あ、リハーサルでBEATLESの "Nowhere Man" を完コピしてた。本編ではやらなかったけど、これがベストだったかも。

▼INDIVIDUAL ORCHESTRA
ちょっとだけ観た。普段のフミヤと違ってベース弾いたりいろいろ忙しそうなのね。でも好みとはちょっと違うかな。悪くはないけど。

▼元ちとせ
先々週に「SWEET LOVE SHOWER」で観たのより長めのステージ。だけど選曲はほとんど一緒かも。知ってる曲が増えてた(シングル曲ね)。やっぱり"Perfect"(FAIRGROUND ATTRACTION)のこぶし回しはどうかと思う。

▼くるり
テントで聴いた。だって凍えるほど寒いんだもん。リハで "ロックンロール" やったくせに本編でやらず。"ワンダーフォーゲル" や "ハイウェイ"、"街" とかやってた。夏フェスに近いノリかと思ったら、そうでもなかった。最後は "How To Go" で終了。

▼Michael Franti and Spearhead
素通り。すまん、アルバムは好きなんだけど。

▼EROL ALKAN
今年のベストアクト。自分の思う「こういう曲で踊りたい」というのと「こういうDJをやりたい」というのが見事一致した人だなって思った。選曲はかなりベタな部類なんだけど、それがむしろ良かった気がする。タンテ×2とCDJ1000×2を上手く駆使してたのが印象的。つーか途中から遠目に手元しか見てなかった。フロアに降りたり、タンテの載った台の上に立ち上がって客を煽ったり、ミキサーを引っ張って持ち上げていじったりとか、とにかく見せる方もさすが。これ、毎週観にロンドン通いたい。

▼THE POGUES
アルカンでほぼ燃え尽き、POGUESは軽く。去年観てる分、ちょっとは気持ち楽に鑑賞できた。ま、ステージを観たらグッと心が熱くなるわけですが。

▼SOIL & "PIMP"SESSIONS
ほぼフルで観た。カッコいい。デスジャズいいね。デスが付けばなんでもいいよ!

▼1945 a.k.a. KURANAKA
寝ながら数曲。ボブ・マーリィを四つ打ちにしたり、まぁ気持ちよさげなレゲエ&四つ打ちDJでした。まぁこの後、酔って石に躓いて壮絶な転び方(躓いてから倒れるまで3メートル)をしたんで、あまりいい思い出はないですが!!

▼mojave 3
想像してた以上でも以下でもなく。勿論大好きですよ。後半、昔取った杵柄というか、シューゲーザーっぽくなったのが微笑ましかった。

▼V∞REDOMS
こちらも基本はいつも通り良かった。セヴンナーって結局弦楽器というよりは打楽器といった方が近いかも。


Dscn0307……果たしてこれが本当に役に立つのかどうかわかりませんが、ひとまずこんな2日間でしたよ、と。

 でね。いろいろ考えたんだけど、やっぱり俺は来年も朝霧に行くよ。ここ1〜2年のフェス事情は本当に悩ましいものがあるし、自分の身の回りのみんなともちょっと距離を取りたいと思うことも多い。でも、朝霧だけは別だ。やっぱり俺の音楽生活の中で、いや日常の生活の一部として欠かせない要素だわ。音楽は勿論必要だと思うけど、それ以上にキャンプして自然の中でウマい酒呑んで美味い飯食って気の許せる仲間と一緒に過ごすのは止められないもの。フジロックも大好きだけど、もしかしたら近年中に行かなくなる日がくるかもしれない。それでも朝霧だけは変わらずに通いたいと思います。はい。



▼EROL ALKAN「A BUGGED OUT MIX」(amazon:UK盤

2006年10月 1日 (日)

ソウル・フラワー・ユニオン『GHOST HITS 00-06』(2006)

 久しぶりにソウル・フラワー・ユニオンのワンマンライブに行ってきました。丁度9月後半に3枚目のベストアルバム「GHOST HITS 00-06」がリリースされ、それに伴う全国ツアーだったんですが……内容はどちらかというと「これからのSFU」を強く印象づけた、素晴らしいものでした。

 いわゆる「インディーズ落ち」してからのナンバーを中心に収録した今回のベスト盤。"アンチェインのテーマ" 以外は名盤「SCREWBALL COMEDY」から昨年発表されたオリジナルアルバム「ロロサエ・モナムール」までの作品からライブでも人気のナンバーを中心に、ミックス違いやテイク違いなどを含む全17曲が収録されています。今回のライブでもこのアルバムから半数近くのナンバーが演奏されました。が……彼らはベスト盤ツアーといいながらも、すでに5〜6曲の新曲を用意していて、この日のライブは正直それらの新曲が中心になっていたといってもいいほど、強烈な印象を放ってました。

 俺は初めて「SCREWBALL COMEDY」を聴いたとき、それまでのソウルフラワーと比較すると非常にシンプルな……語弊があるかもしれないけど、ニューエスト・モデル時代の匂いがプンプンするなぁと思ったんですよ。実際、ほぼ全曲が中川敬による楽曲でしたしね。その後、片腕だった伊丹英子が結婚〜出産〜アイルランドへの移住などがあり活動から離脱状態に陥ったことから、ほぼ中川ひとりによるバンドになってしまった印象が強まって(もちろん、他のメンバーありきですよ、ソウルフラワーは。ここでは楽曲に命を吹き込むという意味でこういう書き方をしています)。それと同時に発表される新曲は、さらにシンプルでストレートな方向へと移行していき、「シャローム・サラーム」で聴くことができた新曲は完全に「歌もの」と呼んでも差し支えないナンバーばかりだったと思います。

 '90年代の彼らはいろいろなジャンルの音楽スタイルを飲み込み、ソウルフラワーならではの特別な音楽を作り出そうと試行錯誤の繰り返しだったのかな。だから一時はファンやメディアが彼らを見放そうとした(そして、俺もそのひとりだった)。だけどライブアルバム「High Tide And Moonlight Bash」で流れが変わったな、と。そして「SCREWBALL COMEDY」……インディーズに移ったことでメジャー時代よりも動きやすくなったというのもあるのかもしれないけど、とにかく2000年前後……もっといえば、2001年の「9・11」以降、彼らの中で何かが変わったのは事実なんでしょうね。

 つまりこのベストアルバムは、そういったソウルフラワーの変化の歴史をこれまで以上に端的に表した1枚なんじゃないかな、と個人的には思ってます。充実ぶりは過去2枚以上だと思うし、ライブ映えする楽曲ばかり。フェスやイベントで一度は耳にしたことがあるナンバーがズラーッと並んでいるので、聴いていて安心感が強い。これからソウルフラワーを聴いてみようという人はぜひこのアルバムと前のベスト「GHOST HITS 95-99」を聴いてみるといいんじゃないかな?

 今回のツアーで聴くことができる新曲は、これまで以上に歌っている楽曲が多く、歌詞もいろんなタイプがあったし、また音楽的にも新境地を感じされるものもありました。これまでのベスト盤2枚は何となくレコード会社主導で作っちゃいました的な印象が強かったけど、今回は充実した7年間の活動の軌跡をディスク1枚じゃ足りないのに無理矢理詰め込んだ感が強い、とても強力な内容に仕上がってます。ライブでは中川がしきりに「もっと売れると思って満を持して発表したのに……」と淋しそうにコメントしていたのが印象的でした。ソウルフラワーといえば、夏フェス。今年はあまり夏フェスに出ていたという印象がなかっただけに、ちょっとタイミング的に悪かったかなぁという気もするけど、今からでも遅くないのでぜひ一度手に取ってみてくださいな。

 ていうかさ、上にリンク貼ったようなアルバムは全部名盤なので、まだ聴いたことのないという人はとにかく聴いておくように。日本の、オリジナリティ溢れるロックバンドの名盤を聴き逃しているなんて、なんて勿体ない人生を送っているんですか!



▼ソウル・フラワー・ユニオン「GHOST HITS 00-06」(amazon:日本盤DVD付日本盤

2006年9月 6日 (水)

Spaghetti Vabune!『GUITAR POP GRAND PRIX』(2006)

 Spaghettie Vabune!について語ろうとすると、必ず個人的な話が入り交じってしまうので……ちょっと話しにくいっていうか。いや、正直に言えば照れちゃうんだよね(笑)。メンバーのみんなとも親しくさせてもらっているし、同じ「radio.gs」の仲間でもあるし。でも……それ以上に俺、彼らの音楽が大好きなんだよね。だから、今日はそういうことについてダラダラと書き綴ってみようかな、と思います。

 今回のアルバム「GUITAR POP GRAND PRIX」は、発売よりも先に聴く機会をいただきました。もちろん一聴して気に入りましたよ、あぁ俺の大好きなバビューンがひと回りもふた回りも大きくなって帰ってきた、っていう思いとともにね。7月の頭には出来たてのサンプル盤もいただきました。貰った翌日、アルバムを聴いている最中にバビューン・リーダーのケージくんから「2ndアルバムリリース記念特設ページでレビューを書いてもらえないか」と打診されました。もちろん俺は「オッケーに決まってるじゃない!」と即答しましたよ。だって、こんなに素敵なアルバムについての感想文を、バビューンのメンバーからお願いされるなんて考えてもみなかったから。これが自分的に「??」な内容だったらさすがに書くことに困っただろうけど、頭からお尻まで「これぞギターポップ!」というサウンドがギッシリ詰まってる名盤なんだもん。断るわけがない。

 こうして出来上がったのが、こちらのレビューです。今から2ヶ月前に書いたもので、ちょうどリリース日(7/12)にあわせてアップされたはずです。これを読んでアルバムを聴いてみた/買ってみたという人もいるらしく、個人的には嬉しく思ってます。

 8月6日。本当なら俺は「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」の会場にいるはずでした。が、実際にはShibuya O-nestでバビューンのライブを観てました。実はバビューンのライブ、去年の5月以来だったんだよね。自分でも驚くくらい観てなかったんだね、本当申し訳ないです。この日のセットリストなどについてはケージくんのブログに詳しく載っているので、そちらを参照してください。

 この日は俺の誕生日。そんな日にこの特別なライブを観ることができただけでなく、今回のアルバムレビューに対するお礼の言葉をステージ上からチイコちゃんに言われちゃって……ちょっとジーンときた、年甲斐もなく(笑)。あ、そっか。これが青春?(多分違う)

 新ドラマー・筒井くんを迎えた編成(森くんはパーカッションなどで参加)でのライブを初めて観たんだけど、これまでの良い部分はそのままに、さらに今後変化していくであろう片鱗が見え隠れしていて「アルバム出たばかりだけど、ここに留まっているわけにはいかないんだよ!」という強い決意表明みたいなのが感じられました。何だろう、これまで以上に頼もしさがヒシヒシ伝わってくるライブだったなぁ。過去何度も観てるけど、一番良かったし、一番「熱く」て「暑い」ライブだったよね。

 ライブ後にケージくんやチイコちゃん、森くんたちと少し話すことができたんだけど、そこでもいろいろ嬉しい話が聞けて、本当に来て正解だと思った。いやいや、忘れられない誕生日になりました。バビューンのみんな、遅ればせながら本当にありがとうございました!

 ……とここまで書いて、実はアルバムについての感想を殆ど書いていないことに気づいたわけですが……いや、やっぱり「最高!」以上の言葉が見つからないわけですよ。1曲1曲を取り出して、小難しい単語を用いて解説することもできるけど、そんなのはこのアルバムを前にしたら無意味だよね。ガツーンと鳴らせばいいんだよ、君の家のオーディオシステムで、ヘッドフォンで、ラジカセで、カーステレオで、iPodで、そして心の中で(決まったな、俺)。目の前で鳴っているサウンド、そしてあなたの心の中に響いているそのサウンドがすべてなんだからさ。これで十分じゃない?

 そうだ。先週末、渋谷に買い物に行った際、覗いた雑貨屋さんで普通にバビューンのこのアルバムが流れてたんだ。すごく自然にね。もうバビューンは「ギターポップ界の○△」みたいな限られた世界でのヒーローじゃなくて、ごく普通に生活の中に登場する「音楽」なんだな、と実感しました。

 大好きです、Spaghetti Vabune!。今度一緒にイベントやろうね!



▼Spaghetti Vabune!「GUITAR POP GRAND PRIX」(bluebadge labelAmazonHMVTOWER.JPiTunes Music Store

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