GO!GO!7188『569』(2007)
前作「パレード」から1年ぶり、BMG JAPAN移籍第1弾アルバムとなる「569」は、想像していた以上にゴリゴリしていて、でもそれでいてキャッチーなロックアルバムに仕上がっています。前作で試していた実験が、ここにきてようやく実を結んだといったところでしょうか。とにかくひたすらカッコいいナンバーが、タップリ詰め込まれています。
このバンド自体、実は初期の頃にちゃんと聴いたきりで、ここ数年は真面目に聴いてこなかったんですね。前作も流し聴きしたのみで、特に印象に残らなかった……というか、ちゃんと聴いてなかったんですよね。ところが、9月にたまたま彼女たちのライブを観る機会があって。それこそ5年ぶりくらいだったんだけど、ガッツリやられちゃったわけですよ。あれ、こんなにカッコよかったっけ?って。
会社に戻ってから、すでに届いていたこのニューアルバムのサンプルをザックリ聴いたんですが……カッコいい。もう本当にそれだけなんですよ。シンプルに、カッコいい。もともとクセの強いバンドだったけど、それが薄まるわけでもなく、より濃厚になりつつも新たなチャレンジが感じられる。特にバンド・アンサンブルの自由度の高さに、ビックリさせられましたね。そういえば今年は2度にわたるアメリカツアーもあったし、その辺も良い方向に作用しているのかもしれません。サウンド自体は非常にドライなんだけど、メロディがキラキラしている分そこまでドライに感じさせない。女性ボーカルの利点をうまく活かしつつ、男性バンドに負けないガッツがそこら中から感じ取ることができる。ホント、いいバンドに成長したなぁ。
ここ5〜6年の間に海外でガレージバンドがリバイバル的に盛り上がりましたが、これを日本に当てはめるとグループサウンズの存在が欠かせないわけです。一部のバンドは海外でも高く評価されているし、その辺は異論ないかと思います。現代においてもいくつかのバンドはその流れを汲むサウンドを鳴らしていますが、GO!GO!7188もそこに含まれるんじゃないでしょうか。そして、彼女たちが海外でも好意的に受け入れられるのは、この辺が関係してるのかなぁ……なんてふと思ったんですが、どうでしょう?
変化しているけど、決してこれが到達点ではない。今後さらに変化を繰り返していく、それがGO!GO!7188というバンドなのかもしれませんね。この新作を聴いて改めてそう確信しました。
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