D'ERLANGER『LAZZARO』(2007)
まさか2007年にD'ERLANGERの新作を聴くことになろうとはね……今年は本当にいろんなバンドが復活/再結成したけど、個人的にはOBLIVION DUSTとD'ERLANGERの復活が一番大きかったかもしれないなぁ。しかも、両者とも解散前にも劣らないオリジナルアルバムを作ってくれたんだから(オブリは来年1月リリースですが、いち早く聴かせてもらいました。もしかしたら最高傑作かもしれないぞ)。
話題をD'ERLANGERに戻して……メジャー1作目・通算2作目のアルバム「BASILISK」から実に17年ぶり、通算3作目のオリジナルアルバム「LAZZARO」が今年3月にリリースされました。当時のファンにも、そしてここ数年再び盛り上がっているネオ・ビジュアル系バンドのファンたちにも十分アピールする、隙のない内容に仕上がっています。基本的には「BASILISK」の延長線上といえる作風だけど、もっと骨太になってるのが印象的にですね。各メンバーそれぞれ、DIE IN CRIESやBUG、CRAZEなどいろんなバンドを経てきたけど、それらの色が良い意味で反映されているかなぁ。だけど、奏でられるサウンドはD'ERLANGERそのもの。いやはや、圧巻のひと言です。
こうやって2007年のサウンドで彼らのアルバムを聴いていると、一見古くさそうなんだけど、実はそうでもなかったりするんじゃないかと思うんですよ。これは……とても個人的な見解ですが、彼らのサウンドって欧米のエモ/パンクバンドと並べても意外とイケるんじゃないかなぁ……なんて思っちゃうんですよね。例えばMY CHEMICAL ROMANCE。昨年の大ヒット作「THE BLACK PARADE」と続けて聴いても、そこまでの違和感はないように感じます。実際、マイケミ自体も日本のビジュアル系からの影響が多少なりとも感じられるし(実際にどうだかは知らないけど)、実はその辺地続きだったりするんじゃないかとずっと考えていたんですよ。昨年のマイケミなり、MUSEなり、ムックなり。この辺は個人的には繋がってくるところが多少なりともあるんですよね(それはまた別の機会に話しましょう)。
そんなこんなで、D'ERLANGERの新作は今年発表されたこの手のバンドの作品としては、かなりの高品質の1枚と言えます。ホントは今年のサマソニあたりに出演して、欧米のこの類のバンドと共演してくれたら面白かったんだけどね。そこは来年以降に期待しましょうか。
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