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2007/11/09

GOING UNDER GROUND『おやすみモンスター』(2007)

すごく「突き抜けた」1枚だと思います。異論はあるだろうけど、個人的には今まで彼らがリリースしてきた作品の中では、2003年の「ハートビート」だったんですよ(唯一文句があるとすれば、いまだにこのアルバムがCCCDとして出回っていることくらい。そんな前時代的な代物、とっととなくしちまえばいいのに!)。その後に発表してきたアルバムも悪くはないんだけど、あと一歩という作品がずっと続いていたんですよね、個人的には。

1年8ヶ月振りにリリースされた本作は、いわゆる原点回帰なアルバムといえるんだろうけど、それ以上の内容だと思います。シングル曲はどれも「これまで」と「これから」を踏まえた強力なナンバーばかりだし、アルバム曲も……「TRAIN」とか聴くと「そういえばこのバンドの名前って、THE JAMから取られてるんだっけ」ってう基本中の基本を思い出させてくれるし、次から次へと飛び出してくるキャッチーなギターポップはどれもが「おっ!?」と引き込まれるナンバーばかり。アルバム曲がシングル曲に負けてないし、もっと言えば全曲シングルとしてもいけるんじゃないかくらいの仕上がりなんですよね。

恐らく多くの人たちが彼らに求めるもの、イメージするものが全部詰まったアルバムなんじゃないかな……産みの苦しみってやつを思い切り味わった末に完成した、強力な1枚ですよね。昨夏の初武道館ライブを僕は観てるんですけど、あの勢いのまますぐにアルバムを出してしまっていたら、こういう内容にはならなかったでしょうね。いや、あそこを境にいろいろと考えることがあったのかもしれない。それは当人たちにしかわからないことなので、これ以上は憶測になっちゃうんだけど……この約2年は決して無駄ではなかったな、そう強く思わせるアルバムですよ、これは。

どこから聴いても、全部GOING UNDER GROUNDそのもの。でも、単なる過去の焼き直しではない。1stやインディーズ時代からやってきたことを引き継ぎつつ、新たな要素も取り入れている。そしてそれが失敗で終わっておらず、ちゃんと「GOING UNDER GROUNDの作品」として昇華できている。簡単にできるようで、実はメチャクチャ難しいことですよね。でも、それをしっかりと形にしている。もうこのバンドには何も怖いものはないんじゃないか……そんな気がします。ひさしぶりにライブ観てみたいなぁ。とにかく新曲をライブで聴くのが楽しみです。



▼GOING UNDER GROUND「おやすみモンスター」(amazon:日本盤(初回)日本盤(通常)

投稿: 2007 11 09 12:05 午前 [2007年の作品, GOING UNDER GROUND] | 固定リンク

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