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2007/12/14

DURAN DURAN『RED CARPET MASSACRE』(2007)

サイモン・ル・ボン(Vo)、ニック・ローズ(Key)、ジョン・テイラー(B)、アンディ・テイラー(G)、ロジャー・テイラー(Dr)という全盛期のメンバーが再び揃ってリリースされた2004年のアルバム「ASTRONAUT」は、話題性のわりにはそんなにヒットしなかったDURAN DURAN。ナイル・ロジャースやダラス・オースティン、ドン・ギルモアといった大御所プロデューサーを迎えたものの、個人的にそのサウンドからは何となく最初期の楽曲に近い印象を受けました。

サマソニでの来日とかあったりしたものの、案の定というかアンディ・テイラーが脱退。残された4人で制作された3年ぶりのアルバムは、ティンバランドやジャスティン・ティンバーレイクなどといった旬の人たちをプロデューサーに迎えた意欲作に仕上がっています。前作はまだ「ロックバンド・DURAN DURAN」の色合いが濃かった気がしますが、本作ではもっと開き直り、ポップミュージックを追求した80年代の彼ら、その勢いを取り戻そうとした90年代初頭の彼らと同じ空気が感じられます。

彼らが本来持っていたヨーロピアンな香り、そして憧れたファンクやソウルなどブラックミュージックの要素、そして近代クラブミュージックのテイストがバランスよく取り込まれた、聴きごたえタップリの1枚。決して派手でもないし、新しくもない。だけど、何となく僕らは今のDURAN DURANにこういうものを求めてたんじゃないかな……というサウンドを、しっかりと提示してくれているのが嬉しいかぎりです。

どの曲もライブ向きではないし、クラブで派手に踊るタイプのサウンドではないんだけど、終始安心して聴いていられる。内向的なアルバムかもしれないけど、かなり水準高い1枚だと思います。前作よりもヒットしてほしいし、それ以上に高く評価されてほしい、そう素直に願ってしまうアルバムです。



▼DURAN DURAN「RED CARPET MASSACRE」(amazon:日本盤w/DVD日本盤US盤

投稿: 2007 12 14 11:13 午後 [2007年の作品, Duran Duran] | 固定リンク

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