FEEDER『SILENT CRY』(2008)
今月頭にはサンプルをいただいていたのですが、本日製品版が改めて届いたのでずっと聴きまくっていました。
FEEDER通算6作目のオリジナルアルバム。ギル・ノートン(PIXIES、FOO FIGHTERS、JIMMY EAT WORLDなど)からセルフプロデュースへと変更して最初の作品。ここ2作(2002年の『COMFORT IN SOUND』、2005年の『PUSHING THE SENSES』)にあったマニックス臭(メランコリックなギターロック/ポップ)が若干薄れ、かなりヘヴィで分厚いバンドサウンドが印象的なアルバムに仕上がってます。
かといって、過去2作からガラリと変わったかと言われると、そんなこともなく。だからといって、デビュー当時のポスト・グランジ路線とも、2〜3枚目(1999年の『YESTERDAY WENT TO SOON』、2001年の『ECHO PARK』)にあったパンキッシュな路線とも違う。王道メロディアスハードロックと呼ぶにふさわしい、より普遍的なサウンドに進化したのかな……もっとも、普段ハードロックばかり聴いているような“あっち側”の人からは「どこがハードロックだよ!?」って突っ込まれるんだろうけど。とにかく、ここ最近彼らを好きになったファンにも存分に楽しめる内容だと思います。
メロディのキャッチーさはそのままに、バンドのアンサンブルは前作までの仰々しさがなくなりごくシンプルに。そんなコンセプトがあったのかどうかは知りませんが、かなり振り切れ方が気持ちいい1枚です。ただ、比較的似たようなタイプの曲が多いので、ここ数作と比べれば変化に乏しい……という見方もできるかもしれません。そこを「潔い」と取るか「マンネリ」と受け取るかで、評価が大きく分かれそうな気がします。個人て的には好意的に受け入れていますが。
あ、そういえば今年3月に先行配信された「Miss You」の歌メロが、どことなくBLOC PARTYに似ているような……パンキッシュなスタイル含め。まああそこまでポストパンクっぽくはないですけどね。そこに行けないのが、FEEDERらしさでもあるんですけどね。
こういうアルバムを聴くと、非常にライブが楽しみになりますよね。フジロック初日、THE VINESからFEEDERという流れでRED MARQUEEに居座るロックファンは多いと思うけど(そしてそのまま、マイブラに流れるんだろうね)、僕もその方向で考えてます。

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