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2009/07/23

涙がこぼれそう(追悼、アベフトシ)

何の悪い冗談かと思った。仕事中、同僚からの電話が鳴り、別の同僚が出る。切った後に、電話を受けた同僚が言う。「アベフトシが亡くなった」と。

アベフトシ、急性硬膜外血腫のため43歳で逝去

清志郎さんが亡くなっても、マイケルが亡くなっても、ショックは受けつつもどこか冷静さを保っていた自分。マイケルのときには、その事実を知った後に「早くニュース記事を書かなきゃ」との使命感に追われて、手が勝手に動いていたっけ。

でも、今回は違った。しばらくの間、呆然として、結局数時間は仕事にならなかった。恐らく仕事しながらも涙ぐんでたと思う。とにかく、頭が働かなかったんだ。

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ミッシェルもROSSOも好きだったけど、The Birthdayだけは苦手だった。最初からずっと。でもここ1年くらい、ここ1〜2作の曲の中には「お、いいな」と思える楽曲もいくつか存在した。だけど、CDを購入してまで聴こうとは思えなかった。

そんな自分だけど、「涙がこぼれそう」という曲が一番好きだ。理由はわからないけど、何となく自分が知ってるチバに一番近い気がして。

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アベの訃報を聞いてから、ずっと頭の中で「涙がこぼれそう」がグルグル回ってた。思わずYouTubeでPVを観てみたんだけど……ダメだ。最後まで聴けなかった。アベがもうこの世にいないという事実。チバの隣にアベが立つことがもう二度とないという事実。そして、訃報を耳にしたチバ、ウエノ、キュウの気持ちを考えたら、どうしようもない気持ちになった。亡くなってしまったという事実より、遺された人たちの気持ちを考えたら、本当に悲しくなった。

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過去に何度かDIAMOND☆YUKAIにインタビューしたことがある。最近もRED WARRIORSとしてのYUKAIとSHAKEにインタビューした。そのときにも出た話題だし、過去にも何度か聞いた話だ。RED WARRIORSの再結成/再始動に積極的なことについて問うと、かならず言われるのが「だって、死んじゃったら再結成したくてもできないでしょ。やりたくてもやれないバンドもいるんだよ」ということ。

もちろん、すべての再結成が肯定的なものばかりじゃない。RED WARRIORSだって解散した1989年の時点では、絶対に再結成はないと思ってたし、最近ではユニコーンやDEAD ENDみたいにそれこそ再結成がありえないようなバンドが、全盛期のメンバーで復活してくれた。

すべての再結成が受け入れられるわけではない。でも、それが最高のものだったら、うれしいに決まってる。「いつかは……」なんて勝手に夢見て、長生きするのもいいじゃないか。生きる楽しみがひとつでも多いほうがいいじゃないか。

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これでもう、THEE MICHELLE GUN ELEPHANTが再びあの4人でステージに立つことはなくなった。「これで本当に伝説になった」って言う奴もいるだろうけど、そんなのクソだ。クソ食らえ。

自分の中で、ずっとミッシェルを聴き続けるかぎり、伝説なんかにならない。ずっと終わらないんだよ。ずっと生きてる。伝説とか安っぽい言葉使うなよ。

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何が言いたかったんだろう。酔った状態でこんな文章、書くもんじゃないね。でも、どうしても形として残しておきたかった。きっと朝起きて、この文章を読んで凹むんだろうね。でもいいや。今日ばかりは、どうしても吐き出しておきたかったから。

「さよなら」とか「ご冥福をお祈りします」とか、そんな言葉は書くつもりはない。ただ「ありがとう」って伝えたいだけ。しばらくは曲を聴くのもつらいだろうけど、また爆音であなたのカミソリギターを何度も何度も聴くつもり。だから、そのときまで。またね。



▼The Birthday「NIGHT ON FOOL」(amazon:日本盤

投稿: 2009 07 23 03:43 午前 [THEE MICHELLE GUN ELEPHANT, 「R.I.P.」] | 固定リンク

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