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2009/12/20

GUNS N' ROSES CHINESE DEMOCRACY WORLD TOUR@東京ドーム(2009年12月19日)

何だろう……この感触。終了してから3時間半近く経って、ようやく冷静さを取り戻しつつあるけど……それにしても、GUNS N' ROSESのライブを観てこんな気持ちになったのはいつ以来だろう。少なくとも、前回(2007年7月)武道館で観たときはこんな感情抱かなかったし。その前となると……1993年か(笑)。いや、あのときもちょっと“慣れてしまった感”があったな。なにせ東京ドーム3日間通い詰めてたわけだし。

となると、やっぱりこの気持ちって1988年12月の初来日、日本武道館のライブを観たときの感触に近いのかもしれない(その前日に生まれて初めて観たNHKホール公演ではなくね)。あの日も2時間半くらいやったんだよな(前日は40分くらいだったくせに)。

本当は開演時間直前にドームに着くように家を出ようと思ってたんだけど、いてもたってもいられなくなって、16時半には最寄り駅に向かってた。水道橋駅には17時過ぎに着いたし、17時10分頃にはもうドーム内にいて、Tシャツまで買ってたし(笑)。

さて、ビールでも買おうかと思ったら、いきなりステージ方面から爆音が聞こえ始めた。SEにしてはデカイ音だと思って中に入ってステージを観たら、もうムックの演奏が始まってて驚いた。あれ、大阪では開演時間後にオープニングアクトが演奏してたのに。これじゃ2年半前の武道館と一緒だよ!と思って、焦って客席へ。武道館では2曲しか聴けなかったんだけど、今日もフルで4曲だった……前座だし、こんなもんか。

8月の「JACK IN THE BOX 2009 SUMMER」以来のムックだったんだけど(先日のワールドツアーファイナルは仕事優先して行けなかったので)、ステージまで距離がありすぎたのと音が劣悪、曲数が少ないなど、ちょっと印象に残らないライブだったなぁ。MCは相変わらずガンズファンに対して丁寧で、観る側に不快を与えない実直さが感じられた。客席にはムックファンの女の子もちらほら見えたけど、このライブを観てムックを聴いてみようと思ったガンズファンがはたしていたのかどうか……もうちょっと見せ方考えてあげればいいのに、プロモーターも。

[ムック SETLIST]
01. 極彩
02. 咆哮
03. アゲハ
04. リブラ

17:40過ぎにムックが終わって、そこから転換&サウンドチェック。会場外には「今日の公演は21時30分終演予定です」みたいな看板があったって話だけど、この感じだと本当に21時半までに全部終わらせる気なんだろうな、プロモーターも。大阪で日付変わるまでライブやらせちゃったもんだから、いろいろ面倒なことになったんだろうなぁ……なんてことを勝手に想像しながらビールを呑む自分。

18:00ちょっと前に会場アナウンス。いよいよなのか!? と思って姿勢を正す。が……結局そこからさらに30数分待たされたわけですが。結局ムックの演奏が終了してから約1時間後の18:35過ぎにオープニングSEが流れ始めて会場が暗転。そのまま1曲目の「Chinese Democracy」に突入していったのでした。

すでにネットに挙がってる大阪公演の写真を観て心の準備はできていましたが、アクセルよ……なぜに2年半前よりさらに大きくなってるのよ(笑)。2007年のときは、5〜6年前よりも若干痩せていて安心したんだけど。もうさ、遠目でヴィンス・ニールにしか見えないのよ、このアクセル。軽やかに踊って、ハイトーンもよく伸びるんだけど、見た目がヴィンス・ニール。嗚呼。

でも、ライブ自体は安心して観られるものでした。こちらが慣れてきたというのも大きいんだろうけど、演奏が2年半前よりもグルーヴが感じられるものになったかな、と。バンドらしさというか。ところどころバンブルフットやリチャード・フォータスの速弾きが入ったりするんだけど、前回よりも少なめな気がしたかな。ルックス的にはリチャードと新加入のDJアシュバ(ニッキー・シックスのSIXX:A.M.のメンバー)がガンズっぽい気がしたかな。DJアシュバはどちらかというと、AVENGED SEVENFOLDにいそうなルックスだけど。

とにかく今回は昨年の「CHINESE DEMOCRACY」リリース後、ツアータイトルにもアルバム名が付いてることもあって、新曲メインのセットリスト。結局アルバム全14曲中13曲がこの日演奏されました。正直、まだこなれてない印象もあったり、ミディアム〜スロウな曲が多いアルバムだけに曲順によってはかなりダラダラしたライブになっちゃうなと。特に今日は5曲目「Catcher In The Rye」から3曲続けての流れがイマイチ。「Sorry」って悪い曲だとは思わないんだけど、ライブだとどうしても間延びしちゃうかなと。非常に勿体ない。

あと、「CHINESE DEMOCRACY」がというよりも、ライブ全体がミディアムの曲が多いんだよね。オープニングからの流れはいいんだけど、ちょっと厳しいなと感じる瞬間が中盤何度かあって。新作にアッパーで激しい曲が皆無だし、結局そういう部分はいまだに1st「APPETITE FOR DESTRUCTION」に頼っちゃってるかな。それはそれで別に悪くないんだけど、やっぱり新しいキラーチューンが欲しいよね、次にライブを観に行くときには。

そういう意味では、「Better」あたりは新たな代表曲と言えなくもない。実際、新曲では一番盛り上がってた気がしたな、アンコールで演奏されたにもかかわらず。「Prostitute」もいい曲だけど、やり方次第ではもっと人気でると思うし。

そうそう、ガンズは今もそうだと思うんだけど、この日のライブもセットリストはその場で決めていった感じなんじゃないかな。明らかに流れとか無視した曲順だし、アクセルが演奏予定曲目の中から「次はこれ」みたいな感じで選んで演奏してた気がする。これが上手く作用するときもあれば、場合によっては最悪のパターンになってしまう場合もある。紙一重だよね。

ライブ後半、大阪でも演奏したAC/DC「Whole Lotta Rosie」あたりから個人的にグイグイ引き込まれて、結局間奏された「Don't Cry」にちょっとウルッときて、最後に「Nightrain」で本編終了。この時点でほぼ3時間(21:25頃)。大阪と同じような感じでアンコールやったら、確実に22:00過ぎるな、なんてぼんやりと考えてたんだけど……

アンコール1発目「Madagascar」からさらにステージに引き込まれ、トミー・スティンソンが歌うTHE WHOのカバー「My Generation」で小休止して、続く「Better」で一気に盛り上がり、その後はもう……まさかの「Nice Boys」で我を忘れたりで、最後の「Paradise City」では初めてガンズに出会った頃の自分に戻ったかのように大合唱してました。そしてライブ終了……時計を観たら22:00を10分近く過ぎてる。終わったと思ったらまたアクセルがステージに戻ってきて、観客に感謝の言葉。そしてメンバー全員とお辞儀を何度もして完全終了。3時間半以上、各メンバーのソロパートやジャムセッションを除くと全31曲にもおよぶ壮大なライブでした。

……「でした。」じゃねーよ! なんだこれ。聞けばこの日のライブは、ガンズ史上最長のライブだったようで、それを日本で、17年ぶりの東京ドームでやりのけてしまうとは。その場に立ち会えて光栄という気持ちと、なんだかヤバイもの観ちゃったという背徳感、そしてなんとも言えない不思議な感覚……ああこれ、21年前の武道館のときに感じたものと一緒じゃん。さっきそう気づいたわけです。

彼がデビューしてから22年、その間ずっと彼らを追っていたわけではないし(そもそも活動してなかった期間のほうが長そうだしね)、来日しても観に行かなかったこともあったわけで(2002年のサマソニは屋内モニターでチラ見して終わり)。だけど30過ぎてある程度分別ある大人になって、周りの先輩たちがどんどんこの世を去っていって、あるいは自分より下の世代の才能ある者たちが先にこの世を去ってしまったり、そういうことを通過していくと、変なプライドというか意地みたいなものってどんどん弱まっていったんだよね。斜に構えてdisることは簡単だけど、すべてを受け入れるのはとても難しい。だけど、敢えてその難しいほうに足を突っ込んでいって、これまで体験したことのないような経験をしてる。もしかしたら、2002年頃の気持ちのままだったら、前回も今回も観てなかったと思うし、いろんなことを損してたと思うんだよね。なんだかそんな気がする。

頑なに拒否するのは簡単なこと。だけど、自分から見たらそんなの一番かっこ悪いな、と。今のガンズは決して1988年の武道館に立っていたガンズとは同じバンドではないけど、それでも今日のライブは最高に楽しかったし、すごいものを観ることができてよかったと思ってる。それでいいじゃない。今はそんな気持ちでいっぱいです。


[GUNS N' ROSES SETLIST]
01. Chinese Democracy
02. Welcome To The Jungle
03. It's So Easy
04. Mr.Brownstone
05. Catcher In The Rye
06. Sorry
07. If The World
08. Richard Fortus Guitar Solo
09. Live And Let Die
10. Dizzy Reed Piano Solo
11. Street Of Dreams
12. You Could Be Mine
13. Rocket Queen
14. My Michelle
15. DJ Ashba Guitar Solo
16. Sweet Child O' Mine
17. Shackler's Revenge
18. I.R.S.
19. Axl Rose Piano Solo
20. November Rain
21. Whole Lotta Rosie
22. Knockin' On Heaven's Door
23. Scraped
24. Prostitute
25. This I Love
26. Frank Ferrer Drum Solo
27. Out Ta Get Me
28. Bumblefoot Guitar Solo
29. Don't Cry
30. Nightrain
--ENCORE--
E1. Madagascar
E2. There Was A Time
E3. My Generation
E4. Better
E5. Patience
E6. Nice Boys
E7. Paradise City



▼GUNS N' ROSES「CHINESE DEMOCRACY」(amazon:日本盤US盤

投稿: 2009 12 20 01:39 午前 [2009年のライブ, Guns N' Roses, MUCC] | 固定リンク

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