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2010/01/31
SKE48 チームKII 2nd「手をつなぎながら」公演@SUNSHINE SAKAE(2010/01/31)
昨日に引き続き、SKE48観戦記録を。今回の名古屋行きのメインは、正直チームSよりも初見のチームKIIだったりしたわけですが、これがもう……想像以上で大満足でした。
ぶっちゃけ、KIIのメンバーで顔と名前が一致する子ってほんの数名だったんですよ。片手で数えられる程度で、しかもそのほとんどはTwitterのTL上でよく名前を目にする子という。公演内容自体はチームSで過去2度観てる「手をつなぎながら」公演なのでまったく心配してなかったのですが、メンバーに関しては特に予習せず行き当たりばったりで楽しもうかなと。ま、AKBのときも特にメンバーの顔とか名前とか覚えずに行って、帰ってきてから気になる子のことを調べてたので一緒ですけどね。
思えばKIIをちゃんと観たのって昨年5月に名古屋ボトムラインでやった初ワンマンライブ以来。あのときは初々しいな程度の感想だったのですが(そもそもあの日は、初めて観たチームSのインパクトが強烈すぎてそれどころじゃなかったんだけど)……いやぁ、期待以上でした。期待値はそこまで低くなくて、きっと自分が想定してる平均ラインは軽く上回ってくれるだろうなと思っていたんですが。正直ヤラれたなぁと。
もうオープニングの「僕らの風」からガツンとやられ、M-3「手をつなぎながら」で危うく涙出そうになって。ホントこの曲聴くと涙腺緩むんだよなぁ自分。マズイマズイ。
チームSと同じ公演、同じ曲、同じ衣装、同じ振り付けなのに、まったく違った印象。なんだろう……まだ1回しか観てないので確信めいた言葉は出てこないんだけど。語弊があるかもしれないんだけど、チームSとチームKIIって、AKBでいうところのチームKとチームBみたいな違いを感じたかな。レベルの違いではなく、個性の違いって意味でね。それくらい2組の個性が確立されつつあるんじゃないかな。そんな気がしました。
ただ、ユニット曲に関しては……やっぱりSの印象が強くて、どうしても比べちゃう自分がいたり。全体曲だとそこまで気にならないんだけど、やっぱり少人数になるとどうしてもね。そこは自分がよくないのか、はたまた“Sのイメージを払拭できない”KIIが悪いのか。どっちもなんだろうけど、ここについてはまた2カ月後とかに観たらイメージ変わってると思うので、そこまでマイナスには感じてなかったり。それにSだって、1stのPARTY公演を観たときにAKBと比較したりもあったから、そこは仕方ないのかなと。
あと、あれだ。KIIはMCが未完成な部分が多くて、そこが非常に面白かった。これ、場合によってはマイナスに転がることもあると思うんだけど、今日の昼公演に関しては僕は面白く感じました。途中、どこまでがネタでどこからがマジなの?ってハラハラする場面もあったけど、その辺も中学生ならではというか。まぁそういうハラハラ感はSにもときどきあるけどね。
M-10「Innocence」以降は再びKIIの世界に引き込まれて、あっという間に本編ラストの「大好き」に。胸があたたかくなったところに、アンコールの「ロープの友情」「火曜日の夜、水曜日の朝」でまたまたハードに盛り上げる。映像コーナーで内山命さんが体力測定してる間にメンバーの着替えも終わり、最後の最後に「遠くにいても」で約2時間の公演が終了。とても満足度の高い公演でした。
思えばKIIってまだ始まってから1年経ってないし、この「手をつなぎながら」公演自体始まってから1カ月ちょっとなんだよね。もちろん“もっとこうすればいいのに”とか思う部分が無かったとは言わないし、さらに公演を重ねていけばもっとクオリティの高い公演になると思う。でも、この時点で今日みたいなステージが観れたのはとても参考になったし、何よりも感慨深いものがありました。
昨日も書いたけど、自分内でのAKBとSKEの立ち位置逆転、この公演を観たことでさらに強まりました。
ちなみに今日観て一番気になったメンバーは高柳明音さんでした。アイドルオーラがバンバン出てた。他にも向田茉夏さん、古川愛李さん、若林倫香さん、石田安奈さん、井口栞里さん、内山命さんあたりが気になりました。

▼SKE48「TeamKII 1st 「会いたかった」公演」(amazon:日本盤DVD)
投稿: 2010 01 31 11:26 午後 [2010年のLIVE, アイドル] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
2010/01/30
SKE48 チームS 3rd「制服の芽」公演@SUNSHINE SAKAE(2010/01/30)
ちょっと更新、間が空いちゃいましたね。この2週間に観たライブについては、追って更新していくと思いますのでしばしお待ちを。
ひとまず最新のレポートを。
現在、名古屋に来てます。この土日を使って、3カ月ぶりにSKE48を観ようと思って。なんだろう……先週AKB48のSHIBUYA-AX(セットリストベスト100)を観ちゃったから、余計にSKEが観たくなったのかな。はっきりとした理由はわからないんだけど、とにかく観たくなって申し込んで。それで、1日だけ行くのも勿体ないので、泊まりにしてもう1公演……これまで観たことがないチームKIIも観たいな、と。それでこういうスケジューリングになったのです。
今日は17時からの公演だったので、終わったのが19時を少し過ぎた頃。とても健全な時間に終わり、現在夕食に出かける前にホテルでまったりしてるところです。
チームS 3rd公演は初日(10月25日)に仕事で伺ったのですが、その際にはカメラマンも兼務してたのでじっくり公演を観るという感じじゃなくて。しかもステージ間近での取材だったので、引いた目線で公演を観ることができなかった。さらに、メンバーも初日ということでかなり緊張した様子だったし。あのとき「もうちょっと時間が経ったら、また観に来よう」と心に決めていたので、初演から3カ月というのは丁度よいタイミングだったのかもしれません。
この日は松下唯が怪我で休演。アンダーとして研究生から須田亜香里、間野春香が入ってました。ユニット曲では「思い出以上」で桑原みずき、「万華鏡」で大矢真那がアンダーで入ったりと、ちょっと変わった編成で楽しむことができました。
公演はオープニング「恋を語る詩人になれなくて…」から、かなり熱く力の入った印象。けど、初日のときみたいな緊張感は和らいでいて、メンバーそれぞれが非常に活き活きと、かつ楽しそうに歌い踊っているのが手に取るようにわかりました。M-4「制服の芽」でその勢いが一気に爆発する印象。とにかく一切、手を抜かずにひたすら上昇してるイメージがSKE48(ここではチームS)にはあるんだよね。その“曲が進むにつれてピークに達していく”さまが、この3rd公演では特に強くなっている気がします。
頭の4曲はまだまだ序の口で、ユニット曲になるとさらにエンジンがかかる。とにかく粒ぞろいのユニット曲は、初日よりもさらに馴染んだ印象で、自分の中にスーッと入ってきました。やはり最大の見せ場は松井玲奈ちゃんの「枯葉のステーション」。彼女の表現力、前回観たとき以上でした。彼女、AX公演が終わってからずっと公演休んでいて、今日が復帰一発目だったこともあって、感情がいつも以上に入っていたのかな(それは後述するアンコール時に強く感じました)。ゆいみんのいない「万華鏡」も、真那ががんばってたり、他のメンバー(特に出口陽)が以前観たときより頭角を現してきてたり、とにかくどの曲も楽しく観ることができました。
MCもまったりしつつ、笑わせつつ、どこまでが冗談でどこまでが本気?と思っちゃうようなやり取りもあり。でも、それは家族みたいな関係だからこそできる会話だな、なんて思ったり。メンバーの卒業が続いてたチームSだけど、この3rd公演を通じてさらにひと回り大きく成長しそうな予感がしました。
ユニット曲後(M-10「ジェラシーのアリバイ」以降)の勢い、盛り上がりもハンパないもので、思わずため息が出てしまうほどに見事なもの。今日は特にすごかったのか、それともこのレベルはいつものことで、普段はもっとすごいのか。このレベルの公演を常に毎日やっていくのは大変だろうけど、中だるみすることなくがんばってほしいなぁ。
アンコールもその激しさは相変わらず。むしろ、本編の勢いをさらに上回るような高みをみせてくれました。そしてラスト曲前のMC。玲奈ちゃんが「私たちの『制服の芽』はやっと出てきたばかり。皆さんからの水や肥料(声援や応援など)によってどんどん成長していきます。後で『S3rd公演観たことがあるよ』と言ってもらえるようになりたいので〜」というようなことを話しているとき、どんどんとその瞳がウルウルし始めて。3列目という近距離だったので余計に目に入ってきたのですが、その瞳から今にも涙がこぼれ落ちそうで……久しぶりに公演に出れたことに対して気持ちが高ぶったのか、それとも何かあったのか……思わず勘ぐってしまいたくなるのは、アイドルヲタの悪い癖ですね(苦笑)。でもその後、何事もなかったかのように笑顔で最後のナンバー「手紙のこと」を歌っていたので、きっと前者だったんだと信じることにします。曲間では出口さんがニッコリして、玲奈ちゃんの頭をポンと叩いた(軽く手を乗せるようなイメージ)シーンがとても印象的でした。
いやぁ……チームSの公演は2ndが2回、3rdが2回と大した数観てませんが、自分の中ではもうAKBと立ち位置が入れ替わっちゃったかな、って気がします。あくまで自分の感想ですけどね。

▼SKE48「TeamS 2nd 「手をつなぎながら」公演」(amazon:日本盤DVD)
投稿: 2010 01 30 10:17 午後 [2010年のLIVE, アイドル] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
2010/01/21
THE BOXER REBELLION JAPAN TOUR 2010@代官山UNIT(2010/01/20)
実はこのバンド、昨年夏までまったくノーチェック……というかまったく知りませんでした。結成自体は2001年で、実は2005年にも一度来日してたんだとか。なのに、日本盤がリリースされるのはこれが初めて。しかも、2ndアルバムの「UNION」はCD化自体がこれが初めてという(海外では同年1月に配信のみでリリース)。そんな中での来日公演……どんな感じになるのか、ちょっと覗いてきました。
もちろん事前に1stアルバム「EXITS」と新作「UNION」を聴いてからライブに臨んだのですが……これがとにかく不思議な音でして。いわゆるUKギターロックの流れにあるサウンドなんだけど、特にギターに特化しまくったわけでもなく、ところどころでキーボードが効果的に取り入れられてたり、パーカッションを強化させてたり。ブリットポップ以降の色もあり、ニューウェーブ直系の色もあり、初期U2みたいな冷たさあり、カントリーっぽさありで。これだけだと一体どんなバンドなんだろうと思うかもしれないけど、僕自身もアルバム2枚を聴いたかぎりでは正直実態が掴めなくて。だからこそ、ライブを観てみたいって思ったんだけどね。
さて、そんな彼らのライブ。お客の入りは決して大盛況とはいえなかったものの、最終的には形になる程度には入ってたのかな。正直、開演10分前に会場入りしたときは「あれ……大丈夫かこれ?」と焦りましたもん。こんなUNIT初めてだ、って。
ライブは10分程度遅れてスタート。基本的にはアルバム2枚の曲が中心なんだけど、早くも新曲が披露されたりとサービス精神旺盛。フロントマンがギターとキーボードを使い分けたり、ときにはハンドマイクのみで歌ったり。ちなみに今回の来日公演、メンバーのMCによると“バンド史上最長”なんだとか。実際90分くらいやってたかな。もっと早く終わるもんだと思ってたから、うれしい誤算。
正直、アルバムを聴いたときには「これ、ライブで演奏したら統一感ないステージになるんじゃないの?」と思ってたけど、意外とそんなこともなく一本筋の通ったライブでした。それもきっと、ドラマーが引っ張ってる印象が強かったからかもしれません。バンドのキーマンは確実にボーカリストなんだけど、ライブのキーマンはあのドラマーだな、と。
非常にパワフルで安定感があるんだけど、グイグイ引っ張っていくプレイで聴いてるほうも気持ちいい。RADIOHEAD的な楽曲があったとしても、このドラマーが叩くと決してそうならない。エモっぽい曲でも必要以上に激しくなりすぎず、ハードロック的なものにもならず。たとえようがないんだけど……もうそれは確実にTHE BOXER REBELLION以外の何ものでもないんだよね。
ライブはとても良かったと思うんだけど、唯一気になったのは“これ!”という決定的な楽曲がなかったこと。どの曲も70点は軽くクリアする平均点以上の出来なんだけど、“この曲のときだけはすべてが一変する。会場の空気が変わる”という曲が足りないかな。唯一それに近かったのが、新作のオープニングトラック「Flashing Red Light Means Go」。このバンドならではの個性が強く感じられたし、他のバンドと違い唯一無二の色があったと思います。
果たしてこのバンドが次回いつ来日するのか僕にはわかりません。実際、この日演奏された新曲がいつリリースされるのかも……海外での評価はそれなりに高いだけに、次のアルバムで大化けする可能性も高いと思います。今はその“次の機会”を密かに待つことにします。
[SETLIST]
01. These Walls Are Thin
02. Evacuate
03. Semi-Automatic
04. We Have This Place Surrounded
05. Locked In THe Basement
06. Spitting Fire
07. Soviets
08. Lay Me Down
09. Flashing Red Light Means Go
10. Cowboys And Engines
11. Misplaced
12. Forced
13. New Heavy
14. Both Sides Are Even
15. Never Knowing How Or Hey
16. Silent Movie
--ENCORE--
E1. No Harm
E2. Flight
E3. Watermelon

▼THE BOXER REBELLION「UNION」(amazon:日本盤)
投稿: 2010 01 21 04:25 午前 [2010年のLIVE] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
2010/01/17
「AIN'T IT FUN」Vol.19 セットリスト
先ほど「AIN'T IT FUN」の打ち上げから帰宅しました。新年一発目、今回は新規のお客さんもいたり、もちろんいつも来てくれる常連さんも来てくれたり、久しぶりのお客さんもいたりと、前回同様楽しく過ごすことができました。
ひとまず、今日の僕のセットリストだけアップします。だいたい毎回こんな感じでやってます。次回以降の参考にしていただければと。
[1st set : 40min]
01. RIVER
02. 飛べないアゲハチョウ
03. 女子高生はやめられない
04. Dear my teacher
05. 初日
06. 愛しきナターシャ
07. 大声ダイヤモンド
08. 10年桜
09. Baby! Baby! Baby!
10. 言い訳Maybe
11. 君のことが好きだから
12. 涙サプライズ![2nd set : 40min]
01. L'Arc-en-Ciel / HONEY
02. W-inds. / ブギウギ66
03. モーニング娘。 / リゾナントブルー
04. ℃-ute / EVERYDAY 絶好調!!
05. 嵐 / A・RA・SHI
06. KAT-TUN / Real Face
07. HANGRY & ANGRY / THE☆PEACE!
08. Berryz工房 / 流星ボーイ
09. ノースリーブス / キスの流星
10. ガーディアンズ4 / PARTY TIME
11. サカナクション / アルクアラウンド
12. Perfume / Dream Fighter
13. GLAY / winter,again
次回は4月10日(土)を予定してます。記念すべき20回目、大いに盛り上げていきたいと思います!
投稿: 2010 01 17 01:49 午前 [AIN'T IT FUN, イベント] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
2010/01/16
本日「AIN'T IT FUN」Vol.19開催です
さて、いよいよ本日開催です、今年初のAIF。タイムテーブルは下記のとおりとなりました。
■AIN'T IT FUN Vol.19 ~テン年代もおとそ気分で(仮)~
日時:2010/1/16(土)OPEN/START 18:00 / CLOSE 22:00
会場:下北沢DJ BAR altoto
料金:2,000円(2ドリンク付き)
レジデントDJ:AIF CREW(とみぃ、津田大介、showhey、のりしろ)
ゲストDJ:キョウオカ
VJ:キキ(AIF CREW)
ブログ:http://blog.livedoor.jp/aint_it_fun/<タイムテーブル>
18:00~18:40 showhey
18:40~19:20 とみぃ
19:20~20:00 のりしろ
20:00~20:40 キョウオカ
20:40~21:20 津田大介
21:20~22:00 とみぃ
なお、当日は我らがAIFの凄腕VJキキちゃんの誕生祝いあり、DJ陣からの重大発表ありと盛りだくさんの内容となっています。もちろんDJ本編も盛りだくさんの選曲でお届けしますので、お楽しみに。
ま、肩肘張らずに軽くお酒呑みに来ていただいて、大きな音で音楽聴いてワイワイ楽しんでいただければ、それで十分です。そういうイベントですしね、AIFって。
それでは、皆さまのご来場を心よりお待ちしております。
投稿: 2010 01 16 12:11 午前 [AIN'T IT FUN, イベント] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
TINTED WINDOWS JAPAN TOUR 2010@渋谷duo MUSIC EXCHANGE(2010/01/15)
個人的に去年前半、もっとも聴いたアルバムがこのスーパーグループの1stアルバムかもしれません(が、ベスト10には入れなかった。邦楽5枚・洋楽5枚と決めてたから選から漏れちゃったんだよね)。パワーポップ好きとしては、このメンツは最強でしょう……なんて思っているのは僕だけ? いやいや、HANSONは侮れないっすよマジで。最近のアルバムは聴いてないけど、1stや2ndは今でも聴く頻度高いし。SMASHING PUMPKINSが武道館でCHEAP TRICKのカバーをやったときはガッツポーズ取ったし、そのCHEAP TRICKは1992年と1994年と1996年のジャパンツアーを追いかけまくったし、FOUNTAINS OF WAYNEについては言わずもがな。これはやっぱり行かないわけにはいかないですよね?
会場は当初のZepp Tokyoから一気にスケールダウンして、渋谷duo MUSIC EXCHANGE。こちらのほうがアクセスしやすいし、ステージと近いからいいんだけど(唯一、あの柱が邪魔なんですよね)、それでもチケット売れてないんだな……ということをここで実感させられたという。各バンドにはコアなファンがいるんだけど、やっぱり告知が行き届いてないのか、そもそもバンドの存在自体が行き届いてないのか。とにかく複雑な心境に。
開演15分前に会場入りしたけど、入りはそこそこ。ライブが始まるころにはそれなりに形にはなってたかな。意外と業界関係者やミュージシャンが目に付いたけど、やはりこのメンツならではといったところかしら。
ライブは正式メンバー+サポートギタリストの5人編成。ジェームズ・イハ(G)がギター弾きまくるのかなと思ったけど、そんなでもなく。バランスよく弾いてるイメージかな。アダム・シュレシンジャー(B)が基本コーラス要員。FOWでのステージよりも何となく忙しそう。ドラムのバン・E・カルロスはCHEAP TRICKで観るよりもなんだか楽しそうな様子。Tシャツにキャップというラフな格好で叩き、前のめりなリズムでバンドを引っ張ってました。そしてボーカルのテイラー・ハンソン。実はHANSONのライブだけ観たことがなかったので、どんなもんかと思ってたんですが……想像以上に良かった。時折見せる表情に10数年前の面影が感じられ、あぁやっぱりこのメンバーの中だったらダントツに若いんだよなと実感。いやぁ、いい組み合わせじゃないですか。
このメンツなら圧倒的な安定感がにじみ出てもおかしくないはずなのに、何となく新人バンド特有のフレッシュさ、初期衝動的な勢いに満ちあふれてる。ライブではその部分が音源以上に色濃く表れていて、うれしい誤算だったなぁ。でも、ミディアムテンポの曲になるとちゃんと聴かせようとするあたりは、さすがというか。とにかく安心して最後まで楽しむことができました。
本編終盤では、THE KNACKの1stアルバム「GET THE KNACK」の1曲目「Let Me Out」をカバー。予想外の選曲に、思わずガッツポーズ。いやぁ、さすがにこれはアガりましたわ。大好きなバンドの曲を、大好きな(別の)バンドのメンバーたちが組んだ新バンドでカバーする……というめちゃくちゃ回りくどい言い回しですが、そんなサプライズもあり、新年早々最高のプレゼントになったなぁ。
アンコールではさらに、BUZZCOCKS「I Don't Mind」のカバーもあり。さすがにアルバム1枚しか出してないバンドなので、オリジナル曲+カバー2曲で60分が欠ける長さのライブは終了。確かに物足りなさも残りましたが、それは今後に期待かな(本人たちは「2枚目のアルバムを通り越して、次は3rdアルバムを作る!」とか訳わからないことをMCで言ってたので、期待していいと思います)。もっとも、各メンバーそれぞれのバンドがあるので(特にFOUNTAINS OF WAYNEはこれから新作が出るし、CHEAP TRICKも新作を伴う来日が実現してないし)、次のアルバムはまた数年後かな。まぁメンバーの仲も良さそうだし、こちらは気長に待つことにしますか。
会場が小さくなったことが功を奏して、終盤にかけてかなり盛り上がったように思います。うん、素直にいいライブだったと言えますよ。ここまでシンプルに、ただひと言「いいライブだった」と言えるライブも珍しいんじゃないかなってくらいに。

▼TINTED WINDOWS「TINTED WINDOWS」(amazon:日本盤/US盤)
投稿: 2010 01 16 12:01 午前 [2010年のLIVE] | 固定リンク | コメント (1) | トラックバック
2010/01/14
「meet up vol.1」セットリスト
今年からスタートした新イベント「meet up」の第1回目、無事終了しました。このブログを観て来てくれたというお客さんもいらっしゃったようで(お帰りになった後に聞かされました。ちゃんと挨拶できずに申し訳ありません)、ご来場いただいた多くの皆さま、本当にありがとうございました。
ひとまず、僕のセットリストのみ掲載しておきます。
M-01はTHE YELLOW MONKEY、M-09はTHE KINKS、M-10は東京スカパラダイスオーケストラ×奥田民生のカバー(厳密に言えば、M-02もラヴェルのカバーだけど)。基本的に邦楽で、そこに洋楽の新譜を混ぜる感じ。これを使う、いやこっちにしようというようなネタの仕込みはあったけど、基本的にはノープラン。1曲目だけ決めていって、あとはその日の雰囲気だったりでこういう流れになりました。かなり行き当たりばったりで正直ヒヤヒヤしましたが、これはこれで面白いです、やってるほうも。01. フジファブリック / FOUR SEASONS
02. →Pia-no-jaC← / ラヴェル/ボレロ
03. FACT / behind a smile
04. 9mm Parabellum Bullet / エレヴェーターに乗って
05. SKYBEAVER / For A Long Time
06. ROCKET K / WELCOME TO THE JUNGLEGYM
07. BLOOD RED SHOES / It Is Happening Again
08. WILDBIRDS & PEACEDRUMS / There Is No Light
09. NORAH JONES / Strangers
10. 星羅 / 美しく燃える森
11. キノコホテル / もえつきたいの
12. メロン記念日×THE COLLECTORS / 青春・オン・ザ・ロード
13. ストレイテナー / Man-like Creatures
14. サカナクション / アルクアラウンド
15. フラワーカンパニーズ / 東京タワー [Live]
基本的に新譜のみなので、中にはこれからリリースというものもありますが、そのへんはご自身で調べていただけると助かります。今日は小野島さんもハリーさんも洋楽中心だったので、僕は最初から邦楽メイン、しかもラウド系は極力避ける方向で進めていきました。なので、持参していったDIR EN GREYなどは結局使わずじまい。小野島さんも持ってきていたらしく、2人して「こないだ観たばかりとはいえ、ねぇ?」とイベント終わった後に笑ってました。
まぁ今日始まったばかりのイベント。今のところ僕も小野島さんも手探りな部分も多いし、不手際もあったかと思います。その辺含め、何回か重ねるうちに消化されていけばいいなと思っております。これ、絶対に面白いイベントになるはずだし、これからもガンガン続けていきますよ!
ちなみに、次回は2月17日(水)を予定しています。ゲストDJは……まだ決まってません。が、こちらで「この人がいいのでは?」という候補も何名かいたり。こちらでリクエストしてくれてもうれしいです。
というわけで、出演者の皆さま、ご来場者の皆さま、そしてお店を貸してくれたいっしーさん、本当にありがとうございました!
投稿: 2010 01 14 02:23 午前 [meet up, イベント] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
2010/01/13
新イベント「meet up」いよいよ本日スタートです
ついに本日開催ということで、最後の告知。音楽評論家・小野島大さんと一緒に月イチで、平日夜/終電前終了のイベントを行うことになりました。
■meet up vol.1
日時:2010/1/13(水)OPEN 19:30 / START 20:00 / CLOSE 23:00
会場:渋谷Bar Isshee
料金:通常バー営業(ワンドリンク+チャージ)
ホストDJ:小野島大、西廣智一a/k/a“とみぃ”
ゲストDJ:播磨秀史(CROSSBEAT)
<タイムテーブル>
20:00〜21:00 小野島大
21:00〜22:00 播磨秀史
22:00〜23:00 西廣智一a/k/a“とみぃ”
イベントの内容は、洋邦を問わずそのつどの新譜(ロックおよびその周辺が中心)を、毎回ゲストを迎えながらかけまくるというもの。原則として旧譜はかけません(話題のリイシュー盤などは別)。踊らせることが目的ではないので(もちろん踊ってもOKです)、普段のDJではかけにくいような静かな曲や長尺の曲なども交えてプレイしようと思ってます。平日の夜、終電で帰れる時間帯での開催となるので、学校や会社帰りに気軽に立ち寄ってもらえるといいかもしれません。今後は毎月1回、第2〜3水曜あたりに行っていきます。
このイベントでは、この20年近く名乗ってる「とみぃ」ではなく、本名でDJします。僕が席を置く会社が運営する「ナタリー」という媒体を通じて、そのタイミングで面白そうな邦楽の新譜をお届けしたり、ナタリーでは紹介する機会のない洋楽の新作、そして僕が個人で買って気に入った新譜を毎回紹介していけたら、と思ってナタリーの記名原稿と同じく本名でやることを決めました。
記念すべき第1回目のゲストDJは、僕も高校生の頃からお世話になってる音楽誌「CROSSBEAT」の副編集長、ハリーさんこと播磨秀史さん。音楽誌の編集者によるオススメの新譜、どんな感じになるのか僕も楽しみです。今後も毎月、いろんなライターや編集者などお招きして、話題の新譜などをかけまくりたいと思います。
DJイベントというものに敷居の高さを感じて尻込みしていた音楽ファンの皆さま、気軽にお立ち寄りください。
投稿: 2010 01 13 12:33 午前 [meet up, イベント] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
つんく♂THEATER 第8弾「スターはつらいよ」@新宿シアターサンモール(2010/01/09)
昨年に続き今年も観てきました、NICE GIRL プロジェクト!のメンバー出演による舞台。昨年はヒーロー/戦隊ものがテーマだったのですが、今回はド直球の“アイドル”。新人アイドルが初めてテレビ出演する際に巻き起こる、さまざまな出来事/トラブルがいくつも重なっていって、ついに放送時間が近づいてくる……そんなストーリーです。
これまでにつんく♂THEATERは2回観ていて(2007年9月の第4弾「あぁ女子合唱部〜栄光のかけら〜」と、2009年1月の第7弾「ヒーローの事情」)、毎回終わった後に「あぁ、面白かった」と素直に思えるものばかりだったのですが、個人的には今回観た「スターはつらいよ」が今まで観た中で一番面白かったと思いました。単純に“アイドルがアイドルを演じる”というわかりやすいストーリーもよかったのかもしれないし、何よりもNGPのメンバーが以前にも増して演技が上手になっていた……言い換えれば、存在感を増していたこと、これが一番大きいんじゃないでしょうか。
正直、初めて彼女たちの舞台を観始めた頃はまだメンバーの顔と名前が一致してなかったし、観ていく中で気になる子、お気に入りの子を見つけていく感じでした(実際、初めて観た「あぁ女子合唱部〜栄光のかけら〜」のときに“かえぴょん”こと大瀬楓がいいなぁと思うようになったし)。
今回主役の安達ルリコを演じたおっきゃん(岡田怜子)、名前と顔がぜんぜん一致しなかったんだけど、家に帰ってからプロフィールを観て納得。以前はメガネキャラだった子だ。そりゃ気づかないわ。うん、メガネ外したほうがカワイイ。ちょっとオーバーな演技だったけど、それが逆に“新人アイドル”っぽさを醸し出していてよかったかも。おっきゃんと正反対な先輩アイドル役のまっちゃん(松井友里絵)もどんどん大人っぽくなっていて、今回の役にピッタリ。彼女はどこか影があるような役が合ってるような……たまたまこれまでに観た3回の舞台で、そういう役が多かったからかな? とにかく、この2人がメインというのは納得でした。
そういえば、歌や声優として推されているおがまな(小川真奈)が脇役というのも、こういう舞台ならでは。彼女は“アイドル”としての自意識さえ芽生えれば絶対に化けると思ってるんだけど、徐々にその片鱗が見えてきたかな……なんて舞台を観ていて感じました。ま、こちらが一方的に感じてるだけですが。
また、昨年末に新メンバーとしてキャナァーリ倶楽部に正式加入したちーちゃん(持田千妃来)も、非常にいい味出してました。先輩メンバーにも負けてない存在感を醸し出してたし、今後どんどん化けていってほしいな……なんて思いました。
もちろん他のNGPメンバーもそれぞれ個性を発揮してたし、感心させられることが多かった。中には演技がぎこちなかったり、声が小さかったりという子もいたけど、そういった子も今後同じような経験を積んでいくことで(あるいは大きなチャンスを獲得した際に)、さらに“化ける”はずです。
NICE GIRL プロジェクト!の子たちはライブを観るより舞台を観る頻度のほうが高かったりするのですが、今後はライブのほうもじっくり観てみたいな……なんて思ったり。ハロー!プロジェクトの子たちとは違った個性をどんどん伸ばしていって、それぞれ大きく羽ばたいてほしいですね。そうなることで、よりアイドル界が活性化されるかもしれないし。今後も影ながら応援していきたいと思います。
P.S.
この舞台のDVDが、早くも3月17日にDVD化されるそうです。自分が観に行った日みたいだけど、ちょっと発売が楽しみです。

▼つんく♂THEATER 第7弾 THE ポッシボー&キャナァーリ倶楽部「ヒーローの事情」(amazon:日本盤DVD)
投稿: 2010 01 13 12:15 午前 [2010年のLIVE, アイドル] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
2010/01/12
DIR EN GREY「UROBOROS -with the proof in the name of living...-」@日本武道館(2010/01/10)
DIR EN GREY、2009年は2回くらいは観てる気がしたんだけど、よくよく調べてみたら3月の男性限定ライブ@CLUB CITTA'だけだったという。そっか、自分は「UROBOROS」を伴うツアーって1回しか観てなかったんだね。我ながら意外でした。
傑作というか、新たなステージに到達してしまった感の強いアルバム「UROBOROS」のリリースから1年強。ついにアルバムの世界観が完結する武道館2DAYSが終わってしまいました。僕はファイナルとなった2日目のほうを観に行ったのですが……これがもう……想像していた以上に強烈かつ鮮烈なライブでした。
「LOUD PARK 06」で“アリーナクラスのステージでパフォーマンスするDIR EN GREY”を目にしてはいましたが、あれはフェスの一環だし、何よりもアウェイ感の強い環境下でのパフォーマンスでしたからね。そういったものではなくて、純度100%のワンマンライブで、DIR EN GREYのアリーナライブを観たかったんですよ。それが4年くらい経ってようやく実現したというか。自分の脳内でこういうものになるだろうなというイメージはある程度あったけど、実際に目にしたものはその想像をはるかに超えた圧倒的なものでした。
ライブはステージに幕がかかったまま、1曲目「我、闇とて・・・」からスロースタート。まるまる1曲メンバーのシルエットを観ながら演奏を聴き、続けて2ndアルバム「MACABRE」のオープニングナンバー「Deity」、4thアルバム「VALGUR」から「OBSCURE」といった懐かしい曲が立て続けに披露されました。序盤は新譜の曲連発で攻めるんだろうなと思ってたので、意表を突かれたというか……でも、演奏やサウンドは完全に2010年版にアップデートされていて、新作の音同様にヒリヒリするというか。
その後「蝕紅」なんて曲も披露されて、個人的には「おお!」と思ったものの、全体的にこう……ライブを観ていて身動きが取れなくほどにガツーンとやられたんですよ、今回は特に。別に暴れてたわけでもないし、会場内がそこまで暑かったというわけでもないんだけど、口の中や喉、もっと言えば胃の中までカラカラになるような、そんなヒリヒリ/キリキリした感じのライブ。実際、ライブ中何度も鳥肌が立つ瞬間があったし、1曲終わって普通は拍手とかするんだろうけど、それすらできないほど呆気に取られたというか。本当にこんなライブ久しぶりでした。
アルバム「UROBOROS」からの曲は、去年のCLUB CITTA'で聴いたときよりも完全に“仕上がってる”感が強かったし、何よりもあのスタイル/サウンドをアルバム制作時よりも自分たちのものにしてしまったな、完全に血肉と化したなと強く感じました。そういう意味では、前作「THE MARROW OF A BONE」からの「THE PLEDGE」あたりからも「UROBOROS」と同じ“匂い”が感じられたり。
それと今回は、映像をこれでもかという具合に効果的に使用してましたね。その大半はグロ系のものでしたが、ステージいっぱい使ったスクリーンや可動式のスクリーンなど、曲によっていろんな見せ方で楽しませてくれたし。それがまた曲の世界観にぴったりで、アルバムで聴くのとは違った印象を得たりと、とにかく発見の多い2時間半でした。
ライブ本編は「UROBOROS」を基盤とした世界観に、息をするのも忘れるほど惹きつけられっぱなし。「凱歌、沈黙が眠る頃」で一般本編が終わって、やっと“何か”から解放されたような気持ちになって、ドッと疲れが出てきたところで、怒濤のアンコール。「HYDRA-666-」「AGITATED SCREAMS OF MAGGOTS」「朔-saku-」「残」「激しさと、この胸の中で絡み付いた灼熱の闇」という攻めまくりの選曲で、またまた息をするのを忘れてしまう。緩急をうまくつけたライブのはずなのに、結局どうしようもないくらいにドキドキ感が止まらない。なんなんだろう、この感覚。
2度目のアンコールは、ライブで久しぶりに聴く「THE FINAL」から始まって、最後の最後に「UROBOROS」の実質的オープニング曲「VINUSHKA」でフィナーレ。この10分におよぶ叙情詩でライブを終えると、そのまま「UROBOROS」のオープニングSE「SA BIR」へと流れていき、メンバーがステージを降りSEも鳴り終わると、今度は「激しさと、この胸の中で絡み付いた灼熱の闇」のPVがスクリーンに流れ始めるわけです。これが……いやぁ、さすがにこれはCSでもオンエアできないよね、という内容でして。もちろん“作りモノ”だってわかるわけですが、それでもね。完全版が公開されるのはどうもこれが初めてらしく、本当に最後の最後まで気を抜けない……いや、息をつく暇もないほど衝撃的なライブでした。
ライブが終わってからずっと考えてたんですが、結局僕が観たかったDIR EN GREYのライブってこういうものだったんじゃないかな、と。それがこういう形でやっと実現した……自分が想像していた以上のものを見せられて感無量なのと同時に、意味もなくドキドキが止まらない。ロックのライブでこんなにドキドキしたの、本当に久しぶりなんですよ。だけど、そのドキドキの本当の理由が完全に把握できない。だからこそ、僕はその理由を探るためにまたDIR EN GREYのライブに足を運ぶんでしょうね。そんな気がします。
[セットリスト]
01. 我、闇とて・・・
02. Deity
03. OBSCURE
04. RED SOIL
05. STUCK MAN
06. 慟哭と去りぬ
07. 蝕紅
--NWARD SCREAM--
08. 蜷局
09. GLASS SKIN
10. THE PLEDGE
11. DOZING GREEN
--INWARD SCREAM--
12. dead tree
13. BUGABOO
14. 冷血なりせば
15. 凱歌、沈黙が眠る頃
--ENCORE--
E1. HYDRA-666-
E2. AGITATED SCREAMS OF MAGGOTS
E3. 朔-saku-
E4. 残
E5. 激しさと、この胸の中で絡み付いた灼熱の闇
--ENCORE--
E6. THE FINAL
E7. INCONVENIENT IDEAL
E8. VINUSHKA
E9. SA BIR
--「激しさと、この胸の中で絡み付いた灼熱の闇」PV--

▼DIR EN GREY「激しさと、この胸の中で絡み付いた灼熱の闇」(amazon:日本盤初回DVD付き/日本盤通常)

▼DIR EN GREY「UROBOROS」(amazon:日本盤/US盤)

▼DIR EN GREY「THE MARROW OF A BONE」(amazon:日本盤)
投稿: 2010 01 12 03:11 午後 [2010年のLIVE] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
2010/01/08
JET JAPAN TOUR 2010@新木場STUDIO COAST(2010/01/06)
2009年最後に観たライブはフラワーカンパニーズ(年越し)で、2010年1発目のライブはJETでした。ちなみに2008年末最後に観たのはNEWSで、2009年最初に観たライブはAKB48でしたから、2010年は去年とは違った1年になるんでしょうかね。いやわからないけどさ。
JETのライブをちゃんと観るのはフジロックでの初来日(2003年7月)で観て以来だから、約6年半ぶりになるみたいです。もっとも、その間にフェスで来日した際にはチラ観してるので(しかも、たまたま通りすぎるとたまたま「Are You Gonna Be My Girl」に出くわすので、それで満足しちゃうという)、あまりひさしぶりに観たという気はしないんですが。それでも、じっくりとワンマンライブを観るのは初めてなので、ぜひこの機会にと思って足を運んでみました。
開演10分前に会場入りしたのですが、観客の入りはちょっと寂しい感じ。2階席は黒幕で覆い、1階フロアの入りも6〜7割程度。後方の1段高くなった場所は左右の階段付近を柵で囲うなど、逃げ場を極力減らしてフロアへ流すような作りにしてあったような気が。普段なら人がいっぱいな左右の踊り場?(柵がある高台)も人がまばらで、余裕で陣取ることができました。
定刻どおりにオープニングアクトのTWISTED WHEELがステージに登場。実はライブを観るのも曲を聴くのも初めてだったんですが……個人的にはあまりピンとこない音でした。何曲か観てるうちに体に馴染んできましたが、進んでCDを買ったりライブに足を運んだりすることはないかな。決して悪いとは思わないんだけど、単純に今の自分の肌に合わないってだけです。
約30分のステージが終わり、さらに30分近い転換を経て、20時からようやくJETのライブがスタート。内容は当然のようにニューアルバム「SHAKA ROCK」からの楽曲が中心ですが、実はそんなに聴き込んでなくて。シングル曲くらいは頭に入ってたんだけど、どうなることやらと思ってたら意外と素直に楽しめました。オープニングアクトと比較するのは違うと思うんだけど、リズム(主にドラム)の強度がぜんぜん違う。太さ、重さ、歯切れの良さ、すべてにおいて自分の好みだし、「そうそう、JETってこういうバンドだった!」と1曲目の時点で思い出させてくれたのでした。
ライブで新作からのナンバーを聴くと、原点回帰と言われてるわりにはかなりバラエティ豊かな内容なんじゃないの?と思ったんですが、どうでしょう。ステージ映えする曲が多いという意味では、原点回帰なのかな。2ndアルバム「SHINE ON」は好きなアルバムだったけど、ライブで楽しむというよりはリスニング向けのロックという印象が強かったイメージもあるし。バラエティ豊かな分、新作のほうがリスニング向きなんだろうけど、予想外にもライブでも映える。1st「GET BORN」とはタイプの異なる“外向き”加減というのかな、そういう色合いを強く感じました。
メンバーのルックスはデビュー当時とは比較できないくらいに普通になっちゃったけど、これも今の自然体なサウンドにぴったりかも。初期の若さはち切れんばかりの勢いとも、2nd期の(頂点を極めたバンドならではの)貫禄とも違った、いろんなものを乗り越えたバンドだけが出せる空気感がつねに満ちてたと思います。
ライブは20曲程度で90分。程よい長さだと思います。ただ、ボーカルの喉が途中から調子悪くなってきたように感じました。事前のセットリスト(下記参照)ではアンコールは4曲の予定でしたが、実際には3曲だったように記憶してます(「Start The Show」はやってなかった気が。あとE1とE2は入れ違ってなかった? 記憶違いかもしれないけど)。でも、バンド自体のテンションは決して落ちることはなく、最後の最後までロックンロールを気持ちよく体感することができました。会場を出た後も、非常に清々しい気持ちで寒空の下を歩くことができたし。これは2010年、幸先の良いスタートが切れたんじゃないかな。
[セットリスト(原文ママ)]
01. Rip It Up
02. Put Your Money Where Your Mouth Is
03. She's A Genius
04. Beat On Repeat
05. Holiday
06. Walk
07. Get What You Need
08. K.I.A. (Killed In Action)
09. Come Around Again
10. Kings Horses
11. Black Hearts (On Fire)
12. Time Like This
13. Are You Gonna Be My Girl
14. Seventeen
15. Hey Kids
16. Cold Hard Bitch
--ENCORE--
E1. Goodbye Hollywood
E2. Look What You've Done
E3. Start The Show
E4. Get Me Outta Here
帰宅してから、昨年夏にリリースされた3rdアルバム「SHAKA ROCK」を聴き返してみました。あぁ、これはかなり好みの音ですわ。もっとちゃんと聴いておけばよかった。けど、こういう出会い方も悪くないよね、と自分に言い聞かせてみたり。年間ベスト10には選ばないかもしれないけど、忘れた頃に引っ張り出して聴きまくる……そういうアルバムになりそうです。

▼JET「SHAKA ROCK」(amazon:日本盤/US盤)
投稿: 2010 01 08 09:26 午後 [2010年のLIVE] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
2010/01/05
今年から新イベントスタート&2010年最初のAIF開催 [1/6追記]
告知エントリーです。2010年に入りまして、いきなりイベント2本あります。
まず1本目は、今月からスタートの新イベント。音楽評論家・小野島大さんと一緒に月イチで、平日夜/終電前終了のイベントを行います。
※1月6日 追記
ゲストDJが決定したので、一部加筆修正しております。
■meet up vol.1
日時:2010/1/13(水)OPEN 19:30 / START 20:00 / CLOSE 23:00
会場:渋谷Bar Isshee
料金:通常バー営業(ワンドリンク+チャージ)
ホストDJ:小野島大、西廣智一a/k/a“とみぃ”
ゲストDJ:播磨秀史(CROSSBEAT)
イベントの内容は、洋邦を問わずそのつどの新譜(ロックおよびその周辺が中心)を、毎回ゲストを迎えながらかけまくるというもの。原則として旧譜はかけません(話題のリイシュー盤などは別)。踊らせることが目的ではないので(もちろん踊ってもOKです)、普段のDJではかけにくいような静かな曲や長尺の曲なども交えてプレイしようと思ってます。平日の夜、終電で帰れる時間帯での開催となるので、学校や会社帰りに気軽に立ち寄ってもらえるといいかもしれません。今後は毎月1回、第2〜3水曜あたりに行っていきます。
このイベント自体、昨年末に僕がBar Issheeで定期的に行われているイベントにゲストDJとして出演した際、たまたまTwitterでつぶやいた「新譜をかけまくるイベントを定期的にやりたい」というひと言に、同じくゲストDJとして参加していた小野島さんが興味を持ってくれたことが発端。「ナタリー」という媒体を通じて、そのタイミングで面白そうな邦楽の新譜をお届けしたり、ナタリーでは紹介する機会のない洋楽の新作、そして僕が個人で買って気に入った新譜を毎回紹介していけたらと思ってます。
記念すべき第1回目のゲストDJは、僕も高校生の頃からお世話になってる音楽誌「CROSSBEAT」の副編集長、ハリーさんこと播磨秀史さん。音楽誌の編集者によるオススメの新譜、どんな感じになるのか僕も楽しみです。今後も毎月、いろんなライターや編集者などお招きして、話題の新譜などをかけまくりたいと思います。
DJイベントというものに敷居の高さを感じて尻込みしていた音楽ファンの皆さま、気軽にお立ち寄りください。
===========
そしてもうひとつのイベントは、もはや恒例となった「AIN'T IT FUN」です。
■AIN'T IT FUN Vol.19 〜テン年代もおとそ気分で(仮)〜
日時:2010/1/16(土)OPEN/START 18:00 / CLOSE 22:00
会場:下北沢DJ BAR altoto
料金:2,000円(2ドリンク付き)
レジデントDJ:AIF CREW(とみぃ、津田大介、showhey、のりしろ)
ゲストDJ:キョウオカ
VJ:キキ(AIF CREW)
昨年10月末から約3カ月ぶりとなります今回は、2006年9月のVol.6以来3年4カ月ぶりの登場となりますキョウオカくんをゲストに迎えてお送りします。
今回は特にテーマは設けてませんが、まぁ“テン年代(笑)”明けて最初のAIFということで、新年会気分でやれたらなぁと。なので、皆さまも「大音量でJ-POPとかアイドルポップスとか懐かしの歌謡曲がガンガンかかる中で、おいしいお酒を飲む」目的で遊びに来てくださると非常にうれしいです。
2005年7月からスタートしたAIF。途中、一旦終了して長い休止期間があったり、ここ最近は不定期開催となってましたが、次回で記念すべき20回目。さらに7月には5周年を迎えます。今のところ20回目は4月頃、5周年イベントを7月上旬に予定しています。5周年イベントは、初期のスタイルに戻ってライブハウスでオールナイト開催、バンドなんかも入れてやりたいな……なんて考えてます。もちろんゲストDJには過去のAIFに参加してくださった方々に声をかけたいな、とか。ま、ほぼ白紙状態なんですけどね、今のところ。まずは目の前のVol.19を成功させたいと思います!
投稿: 2010 01 05 08:56 午後 [イベント] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
2010/01/04
SOUNDGARDEN再結成に寄せて
あまり大きな話題になってないような気がするけど、クリス・コーネルのオフィシャルサイトなどでSOUNDGARDEN再結成が発表されました。バンドの新たなオフィシャルサイトも同時に立ち上がっています。
SOUNDGARDENが解散を表明したのは、1997年4月のこと。今回のクリスの声明文には「12年ぶり古巣に戻ってセッションしてる」とありますが、今のところクリス以外のメンバーについては名言されていません。昨年3月にはクリス抜き(キム・セイル、ベン・シェパード、マット・キャメロン)で一夜限りのセッションを行いましたが、果たして今回はその4人によるものなのか……いや、そうじゃないと困るんですけどね。
AUDIOSLAVEが頓挫してから、クリスはソロアルバムを2枚ほど作りましたが、個人的には「もっとロックしてほしいのに……」と思ったり。AUDIOSLAVEも決して悪くなかったんだけど、RAGE AGAINST THE MACHINEにもSOUNDGARDENにも届かなかったなぁというのが本音。もちろん、それらとは違った道を歩んでいたんだろうけど、比較されるのはしょうがないわけでして。
ぶっちゃけ、クリスの声はどうなのかとか、キムやベンは再び最前線に戻ってくるにふさわしいのかとか、マットはPEARL JAMどうすんのとか、いろいろ疑問や心配事はあるのですが、とにかくやるならやるで、徹底してほしい。単なる懐メロツアーはたくさんなので、思いっきり新曲をぶちかましてほしいと思います。
とりあえず、今は90年代に残された偉大な遺産を聴きまくって、待望の復活を心待ちにしております。

▼SOUNDGARDEN「LOUDER THAN LOVE」(amazon:US盤)

▼SOUNDGARDEN「BADMOTORFINGER」(amazon:US盤)

▼SOUNDGARDEN「SUPERUNKNOWN」(amazon:日本盤/US盤)
投稿: 2010 01 04 04:20 午前 [音楽] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
2010/01/03
BEST OF 2009(洋楽アルバム編)
さて、昨日から引き続き2009年の総括・洋楽編です。洋楽アルバムに関しては仕事上で聴くものとプライベートで聴くものとでジャンルに偏りが出てしまうのですが、そのおかげで幅広いジャンルを聴くことができているのかな、なんて思ったり。いわゆる国内盤がリリースされているものから、外盤でしか手に入らないしょーもないメタルまで、ホントさまざまです。中には一度聴いてそれで終わりという作品もあったり、逆に「あれー、これ去年のアルバムかー。なんでもっと早く聴かなかったんだろう?」と時期を逃してしまったものもあったり。ま、それは2009年に限ったことではなく、例年いつだってそうなんだけど。
で、2009年の洋楽アルバム。正直困ったなぁというのが本音。こちらは仕事抜きでゼロから選び始めたので、それこそジャンルがとっ散らかっていたり、あれも入れたい、これも外したくないと選んでたら、最終的に10枚を超えていて。一応前回の邦楽編と同じ規定に従って5枚にまで絞りましたが、あくまでこれは2010年1月2日深夜の時点での5枚かな。きっと1日経ったらまた変わるだろうから。そういう心づもりで読んでもらえると幸いです。
本当にね、なんであれを外さなきゃならなかったんだろうってのも多かったんですよ。それこそ「メタルだけで5枚とか別の機会にやろうかな」なんて思うくらいに。ま、やらないんですけど(苦笑)
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▼MANIC STREET PREACHERS「JOURNAL FOR PLAGUE LOVERS」(amazon:日本盤/US盤)
結局、来日しないし(苦笑)。まぁこのバンド、このアルバムに関しては過去のエントリーをじっくり読んでいただきたい。それで十分でしょう。リリースから半年以上経ったけど、僕の気持ちは変わらないです。

▼MUSE「THE RESISTANCE」(amazon:日本盤/US盤)
これは賛否両論激しかった1枚でしたね。海外では評価高いのかな……いや、よく知らないんだけど。先行シングル「Uprising」を指して「MARILYN MANSONみたい」という理由で批判する人がいたのには閉口したけど、その後に届けられたこのアルバムについても、あれやこれや……。正直、僕もこのアルバムを初めて聴いたときは「なんじゃこりゃ……」と言葉を失ったけど(良くも悪くもね)、だけど「じゃあ今年(2009年)、他にこんなアルバムあったか?」と自分に問いかけてみると思い当たらない。それだけ衝撃が大きなアルバムだったことは間違いないわけで。
前作がひとつの大きな分岐点になったのは間違いないと思うんだけど、あの大ヒットを受けてMUSEが“どっち”側に転がっていくのか。それがこのアルバムに遺憾なく発揮されていると思います。別にこのバンドのやることならなんでもOKとは言わないけど、確実に僕個人の趣味の範疇に近づいてきたな、と。最終的にはそこに尽きると思います。あくまで個人的には、ね。
とにかく不思議なバンド。ローファイ。パワーポップ。変態。でも美しいくてピュア。いろんな例えができるサウンドで、バンドに対する前情報や歌詞を目にすることなしに聴いたらどんな反応を得るのか……恐らく多くの人は雑誌やらネットで得たこのバンドに対する事前情報で、彼らに距離を置いたりちょっと敬遠したりするのかもしれない。逆に、これはちょっと聴いてみたいなと興味を持つかもしれない。実際、僕は後者だったんですが……そういった前情報がなくても、これは純粋に音/楽曲だけで気に入ってただろうな。
パワーポップの中でもかなり60's寄りのサウンドで、しかもサイケデリック調で、かなりカルトチックな雰囲気を醸し出してる。ぶっちゃけ、このバンドの評価って0か100のどちらかだと思うんです。でも、そこを乗り越えたときに初めて分かち合える“何か”を持ったアルバムなんじゃないかな……そう信じてます。きっと3年後にはハイプとして片づけられちゃうかもしれない。でもいいじゃない。こういうのってリアルタイムで体験してこそでしょ?

▼THE QEMISTS「JOIN THE Q」(amazon:日本盤/US盤)
2009年、もっともライブを観れなかったのが悔やまれるのがTHE QEMISTS。サマソニ……(今更悔やんでも仕方ないんだけど)。海外ではPENDULUMあたりと比較されてるみたいだし、そのPENDULUMも2008年のサマソニで好評だったから、本当に観たかったんだよね。
ま、その話はまあ今度じっくり語るとして。正直、THE QEMISTSの音ってニューレイヴやエレクトロの流れにあるものなんだろうけど、根本にあるのはロックに近いような気がして。だから僕みたいな人間にも親しみやすいんだろうし、そういう意味では90年代のTHE PRODIGYに立ち位置が近いような。同じような理由で彼らに興味を持った、そしてハマッたロックファンも多いんじゃないでしょうか。トレンドって意味では決して新しい音ではないんだけど、個人的には一周回って(カッコイイとは言わないまでも)新しい気がしました。

▼CONVERGE「AXE TO FALL」(amazon:日本盤/US盤)
2009年一番の衝撃はこのアルバムと、今年12月頭に行われたCONVERGEの来日公演でした。そう言い切れるくらい、インパクトの強い作品、強烈なライブでした。。
“激情、カオス、そして悲しみ”……このアルバムを通して聴いたとき、こんな言葉が脳内に思い浮かんだんだけど、これが合ってるかどうかは別として、個人的にはこういうアルバムはひさしぶりな気がしました。この3つの要素のうち、どれか2つが揃っているアルバムはたくさんあるんだけど、そのすべてが揃うのは希かな、と。でも、メタルのそれとはまた違うんですよね。エモのそれともちょっと違っていて……って、なかなか表現が難しいんだけど。
単純に頭振れるってだけの音じゃない、非常に知的で感情をダイレクトに出しつつも、どこか抑制したりコントロールしてる。そこがこのアルバム、このバンドの魅力なのかなと個人的には思ってます。
投稿: 2010 01 03 02:57 午前 [2009年の新譜] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
2010/01/02
BEST OF 2009(邦楽アルバム編)
先月、某音楽雑誌からの依頼で2009年の邦楽シーンを振り返るアンケートに答えたのですが、これについて考えているときに「そういえばここ4年くらい、ブログで1年のまとめ的なこと書いてないなぁ」なんてことに気づいてしまって。実は毎年毎年、その候補となるようなアルバムだけは20枚くらい書き留めるようにしてはいるんですが、そこで終わってしまっていたんですよ。なので今回は……まぁ世間的には“ゼロ年代”とやらの終わりの年なので(そもそもこの言い方は大嫌いなのですが)、たまにはいいかなと思ってそのアンケート結果をもとに、拡張版をここに書いていこうかなと思います。
以前ここの読者さんにもアンケートに答えてもらう形式とは違って、今回は「邦楽アルバム5枚」「洋楽アルバム5枚」「邦楽シングル5枚」「良かったライブ3本」「2009年を象徴するアーティスト」「2009年印象に残った新人アーティスト」みたいな項目で回答していこうかなと思います。
というわけで、今回は邦楽アルバム編です。実際雑誌用には3枚しか選んでなくかったんだけど(しかも無理矢理順位付けてたし)、今回はさらに選出できなかった候補から2枚追加した5枚を選んでます。
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▼detroit7「Black & White」(amazon:日本盤)
正直な話、自分にとってdetroit7って「外タレのライブに行くとオープニングに出てくるオルタナバンド」という存在でしかなかったんだけど、このアルバムを聴いて考えを改め直しました。で、この音を聴いて確実にライブが観たくなって、何本かライブにも行ったなぁ。恐らくここ数年、こういう昇り調子だったとは思うんだけど、その成果が上手く表現されたアルバムだと思います。detroit7は早くも1月に、さまざまなアーティストと曲毎にコラボしたミニアルバムをリリースしますが、そこでさらに化けてくれるはず。まだまだ本性を現しきってないと思うので、2010年も目が離せそうにないです。

▼フジファブリック「CHRONICLE」(amazon:日本盤)
12月上旬の段階ではこのアルバム、候補の10枚には選んでたんだけどトップ5とかトップ3に入れるのは違うなと思ってたんですよ。自分にとっては2008年の「TEENAGER」が完璧すぎたので、この“新たなステージに向かう過渡期的な1枚”は評価こそしてるけど、ベストに選ぶのは違うのかなって。だけど……新年早々あまりしんみりするのも違うと思うけど……もうこれは、作品の内容以上に別の要因が強すぎて、選出するしかないなと。ホント、これに続くアルバムがどうなっていたのか……今後の展開などいろいろ耳にしていただけに、残念でなりません。まだフジファブリックの音を聴いたことない人がいたら、前作「TEENAGER」もしくはこの「CHRONICLE」から触れてみてはどうでしょう。もちろん、「FAB FOX」でもいいわけですが。

▼KREVA「心臓」(amazon:日本盤初回DVD付/日本盤通常)
ヒップホップ、特に日本のシーンに疎い自分がこのアルバムを選ぶのはどうなんでしょう……でも明らかなのは、KREVAはヒップホップの枠を超越して、ひとつのポップス、カルチャーとして存在していること。特にこのアルバムは過去のソロ作と比較してもヒップホップ度が薄いかもしれないけど、このタイミングでこれを出さなきゃならなかった意味みたいなものが強く感じられる1枚でした。コンセプトアルバムというわけではないだろうけど、確実にそう思わせる構成/作風なのも、自分が気に入った要因なのかもしれないし。あと、秋に始まったツアーを観てしまったのも選出した要因のひとつかな。ライブ観てから、このアルバムを聴く頻度はさらに上がったし。ここ数年さまざまなフォロワーが登場したけど(特に誰とは言わないけど)、そんな後続たちを一気に引き離す、圧倒的な1枚だと思います。

▼DEAD END「METAMORPHOSIS」(amazon:日本盤初回DVD付/日本盤通常)
DEAD ENDは自分にとって特別な存在なんです。このバンドがいなかったら10代後半から20代前半、自分はバンドで飯食っていこうなんて考えなかったし、またシーンにおいても90年代以降のV系バンドに大きな影響を与えたわけだし。メジャーでの活動期間も本当に短くて、リアルタイムではたった1回しか観てないんですよね。そんな伝説のバンドが、20年ぶりに再始動して。個人的にはユニコーン以上に“ありえない”再結成(正確には解散してないので再始動ですが)だったわけで。8月の幕張メッセの復活ライブは衝撃以外の何ものでもなかったし、その上全盛期メンバーで作った20年ぶりの新作も「ZERO」と2009年の間の空白(=20年)を自然に繋ぐ内容だったし。なんかもう、言葉にするのも勿体ないくらいの凄みや衝撃が詰まった1枚だと思います。恐らくその内容以上に自分の思い入れが勝ってしまっているのかもしれないけど、そんなのどうでもいいや。2009年という年にDEAD ENDとGUNS N' ROSESが観れた……それだけで十分です、自分にとっては。

▼吉井和哉「VOLT」(amazon:日本盤初回DVD付/日本盤通常)
80年代の自分にとってDEAD ENDが大切だったように、90年代の自分にはTHE YELLOW MONKEYがいた……なんてことをふと、最近出たトリビュートアルバムを聴きながら思い出したわけですが(実はそこまで大切な存在だとは当時思ってなくて、普通に追ってたくらいの心づもりだったんですが、よくよく考えるとイエモン以降そういうバンドっていないんですよね、自分にとって)。で、イエモンが正式に解散する前後からスタートした吉井のソロ。ライブは正直怖くて観に行ってなかったんだけど、3rdソロ「39108」リリース前後のフェス出演を機に、自分の中で吉井に対する認識が変わって。吉井の健在ぶりとイエモンの不在を同時に感じ、それ以降は機会あるごとにライブを観に行ってるわけです。
で、個人的には「39108」以降のアルバムはどれもグッとくるものばかりで(YOSHII LOVINSON時代も良いんだけど、聴くときの体調によって持ってかれちゃうからね)、そんな中でも「VOLT」の漲り度はハンパないっつうか。ライナーでRO界隈の方々もイエモン「SICKS」との比較をされてますが、恐らくそう感じたファンは自分含め多かったはず。そのくらい「おお、ここまで来たか!」と思ったのと同時に、怖いな……とも思ったわけで。鉄壁すぎて、これライブでどうするんだろうとか思ってたら、ちゃっかりライブでは全曲披露してたりして。もちろんライブも文句なしで、吉井ファンとしては年末の吉井武道館(ソロ時代のグレイテスト・ヒッツ的内容)含め大満足の1年だったと思います。
なんて言うか……音の粒子が凝縮されたような太い音。バンドサウンドしかり、歌しかり。楽曲的にもバラエティに富んでいて、最後の最後「またチャンダラ」でほわほわした空気で終わって、また頭から聴き返そうとすると鉄壁な「ビルマニア」が始まる。中毒性という意味で、非常に「SICKS」に近いのかな、と。やってることは違うんだろうけど、そこにある精神性みたいなものは非常に近いと思います。
となると、本当に次が心配なんですが(苦笑)、吉井の話だと次のアルバムは1年後みたいなので(「VOLT」から2年ぶりってことか)、まぁ焦らずに待つことにしますか。きっとまた全部をご破算にするような新たな試みを始めるかもしれないしね、あの人のことだから。
投稿: 2010 01 02 03:16 午前 [2009年の新譜] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

