カテゴリー「2010年の作品」の34件の記事

2023年3月25日 (土)

PANTERA『COWBOYS FROM HELL: 20TH ANNIVERSARY EDITION』(2010)

1990年7月にリリースされたPANTERAのメジャー1作目『COWBOYS FROM HELL』の20周年記念エディション。海外では2010年9月14日にCD2枚組および3枚組仕様の2形態で発売されました(日本盤未発売)。

本稿は3枚組エディションについて触れていきます。まず、DISC 1には『COWBOYS FROM HELL』リマスター音源を収録。リマスタリングされた最新音源は1990年という時代の間に制作されたオリジナル音源と比べて、だいぶ厚みとヘヴィさが増している印象。テリー・デイトによるもともとの音は、このサウンドのわりに(特にダイムバッグ・ダレルのギターの)線が細い/痩せている印象が強く、ドラムもヴィニー・ポール(Dr)のドラムサンドも軽く聞こえていたところを、だいぶヘヴィ補正が加えられたことでこのバンド本来の魅力が伝わりやすい形には変化したかなという気がしています。

3枚組仕様にのみ収録のDISC 2には、『COWBOYS FROM HELL』に伴うライブから1990年に開催された『Foundations Forum』の7曲と1991年にモスクワで開催された『Monsters Of Rock』の5曲を収録。「Domination」「Primal Concrete Sledge」「Cowboys From Hell」「Heresy」「Psycho Holiday」の5曲はまる被りですが、メジャーデビュー間もない時期のコンベンションライブとソ連崩壊直前に200万人前後の聴衆が押し寄せたと言われるフェス公演とシチュエーションはまったく異なります。録音状態は前者のほうが優れているものの、ライブの臨場感は確実に後者のほうが上。特にモスクワでの『Monsters Of Rock』はAC/DCMETALLICAMOTLEY CRUEなどの強豪たちとの共演ということもあり、バンドが頂点へと登り始めた最初期の勢いも加わったエネルギッシュなライブを楽しめるはずです。

バンドはその後、次作『VULGAR DISPLAY OF POWER』(1992年)にて本格的なブレイクを果たすわけですが、その人気が爆発する前夜の記録としては非常に興味深いものがあるのではないでしょうか。その後のライブではあまり披露されなくなった『COWBOYS FROM HELL』収録曲も少なくないですし、特に「The Art of Shredding」あたりは1988年12月のライブ音源『BEFORE WE WERE COWBOYS』(2015年)と比較してみても面白いかもしれません。

さらにDISC 3は『COWBOYS FROM HELL: THE DEMOS』と題した、『COWBOYS FROM HELL』収録曲およびアルバム本編には収録されなかった未発表曲のデモ音源集。1989年に録音されたという11のデモ音源の中でもっとも注目を集めるのは、本ディスクのオープニングを飾る「The Will To Survive」でしょう。正統派メタル調の楽曲スタイルは『COWBOYS FROM HELL』の方向性というよりも、その前作『POWER METAL』(1988年)の流れを汲むもの。フィル・アンセルモ(Vo)もスクリームしたりガナったりするよりもハイトーンで歌い上げており、思わずニヤニヤしてしまいます。ちなみに、この曲の一部はのちに『VULGAR DISPLAY OF POWER』に収録される「This Love」に流用されることになります。

そのほかにも、「Shattered」の冒頭に仰々しいイントロダクションが追加されていたりと、その後発表される正規盤音源とは一部異なるアレンジも要所要所に見つけることができます。ストレートな演奏の上で素直に歌い上げられている「Cemetery Gates」も、「The Will To Survive」の流れで聴くとなるほどと納得させられるものもあり、改めてこのバンドの自出を再確認できるのではないでしょうか。

なお、DISC 3の『COWBOYS FROM HELL: THE DEMOS』は2010年当時にBlack Fridayの一環として3000枚限定で単独アナログ化。音源自体はサブスクでも聴くことができるものの、本アナログは現在入手困難の1枚となっています。

ここ数日、『LOUD PARK 2023』ヘッドライナーとして約20年ぶりの来日を控えたPANTERAのスピンアウト作品をピックアップしてきましたが、こうした記事がラウパーへの期待を煽るものになっていることを願っています(ダイムやヴィニーはすでにこの世にいないものの、ザック・ワイルド&チャーリー・ベナンテを含む編成でのステージはメタルファンなら目撃しておかないといけないものですからね)。

 


▼PANTERA『COWBOYS FROM HELL: 20TH ANNIVERSARY EDITION』
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2022年5月 3日 (火)

StringerBessant『YARD』(2010)

2010年7月12日にリリースされたStringerBessantの1stアルバム。日本盤未発売。

StringerBessantはREEF解散後にメンバーのゲイリー・ストリンガー(Vo)とジャック・ベッサント(B)がスタートさせたプロジェクト。もともとはこの2人にギター&ドラムを加えた4人でTHEM IS MEというバンドを始めたのですが、StringerBessantはその延長で生まれたアコースティックユニットで、いくつかのデモを制作しているうちにXtra Mile Recordingsと契約し、アルバムを発表することになったのでした。

レコーディングは基本的にゲイリーとジャックがアコギを弾きながら歌い、そこに曲によってストリングスやリズム隊などが加わる形。オープニング「Hey Girl」からしばらくはアコギのみをバックに、低いキーで淡々と歌うゲイリーの歌に驚かされることでしょう。あのハイテンションで暑苦しい歌声が皆無ですからね。

もともとこうした質感はREEF時代からチラホラ見せてきていましたし、3rdアルバム『RIDES』(1999年)にはそのカラーがかなり濃く表れていました。なので、その流れで触れれば特に違和感はないかと思います。にしても、ここまでそういったトーンの楽曲が続くと、バンドの面影を求めて本作に触れたリスナーにはちょっとキツいかもしれませんが(そういう方にはTHEM IS ME唯一のアルバムがオススメです。国内サブスクでは見当たりませんが……)。

「Give Me The Key」ではリズム隊やエレキギター(歪みなし)が加わり、ようやくハイトーンボーカルも楽しむことができますが、その次の「Shutting Down」では再びダウナー&スローな曲調と囁くようなボーカルに戻ってしまう。曲によってはジャックとのツインボーカルだったりするので、あくまで「REEFのボーカルがソロで落ち着いたフォークロックをやってる」くらいのテンションで接することが一番かなと。

先の「Give Me The Key」や「Wild Day」「Lord Please Come」あたりは『RIDES』路線の一環として楽しめる良曲だけど、全部が全部水準以上とは言い難いかな。全12曲/42分をリラックスして楽しめるかどうかは、聴き手の向き合い方次第かもしれません。悪くはないけど、たまに息抜きとして聴くくらいがちょうどいい1枚ではないでしょうか。

なお、このプロジェクトはのちにREEFのドミニク・グリーンスミス(Dr)と、ソロアーティストとしても活躍するエイミー・ニュートン(G, Vo)が加わりTHE SB BANDへと進化。2013年には同名義によるアルバム『THE SB BAND』も発表しています。

 


▼StringerBessant『YARD』
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2020年11月18日 (水)

THE DAMNED THINGS『IRONICLAST』(2010)

2010年12月14日にリリースされたTHE DAMNED THINGSの1stアルバム。日本盤は翌2011年1月12日に発売。

2009年に始動したこのバンドは、FALL OUT BOYの前身であるメタル系バンドに在籍していたジョー・トローマン(G, Vo)&アンディ・ハーレー(Dr)がANTHRAXのスコット・イアン(G)の声をかけ、コラボを始めたことがきかっけ。その際、当時ANTHRAXのメンバーだったロブ・カッジアーノ(G)も加わることになるのですが、2009年時点ではこのコラボレーションが新たなサイドプロジェクトにまで進展するとは、当のジョーも思っていなかったようです。

しかし、そこにEVERY TIME I DIEのキース・バックリー(Vo)という逸材がハマることで、このプロジェクトは一気に動き出します。キースが歌詞を書き、ジョーやロブ、スコットが曲を制作。レコーディングではロブがベースおよびエンジニアを兼務し、ニック・ラスクリネクツ(DEFTONESFOO FIGHTERSHALESTORMなど)がミックスを手がけることで完成したのが、このデビューアルバムです。

メロディ的にはFALL OUT BOYに通ずるキャッチーさ、メロディアスさが強いものの、サウンドやバンドアンサンブルはANTHRAXやEVERY TIME I DIEの影響下にあるヘヴィでガッツの強いもの。しかし、それらが合わさることで生まれる楽曲は、そのどのバンドにも似ているようで似ていないという、不思議な現象を引き起こしています。強いて言うなら、「1980年前後のHR/HMとパンクを通過したサウンドで、70年代のTHIN LIZZYDEEP PURPLEMOTÖRHEAD的なクラシックロックを表現」する……どこかFOO FIGHTERS的でもあり、THE HELLACOPTERS的でもあるという。だけどもうちょっとストーナーロック的な香りも感じられて、「独特なクセがあるのに不思議とわかりやすい」ハードロックを展開しているのです。

「We've Got A Situation Here」や「A Great Reckoning」あたりを聴くと、ある人はFOO FIGHTERSを思い浮かべるかもしれません。しかし、僕の中では「ヘヴィになったTHIN LIZZ」という認識なんですよね。もしくは「THIN LIZZYがストーナーロックに挑戦」という。いろんな化学反応の結果がこれなんでしょうけど、EVERY TIME I DIEのフロントマンがこんなにキャッチーでわかりやすいハードロックを歌っていることも、FALL OUT BOYとANTHRAXが合体するとこうなるんだってことも、全部意外であると同時に必然なのかなと。

THE HELLACOPTERSをよりメタリックにするとこうなるのかな、なんて思いながらリリース当時はリピートしていたことを、今ふと思い出しました。キースの歌声もどことなくニッケっぽいしね。THE HELLACOPTERS亡き2010年以降、どれだけこのアルバムを重宝したことか。でも、このバンドも短命で2012年には一度活動を停止していまいます。しかし、約8年後にコアメンバーはそのままに、よりパワーアップした2ndアルバム『HIGH CRIMES』(2019年)が届けられたときは、どれだけうれしかったことか。しかも、「よりモダンなのに、不思議とレイドバックしている」という進化を遂げていたんだから、たまったものじゃないですよ(笑)。

これまでストリーミング配信されていなかったのが不思議ですが、つい最近ようやく国内でも聴けるようになったので、昨年発売の『HIGH CRIMES』とあわせてチェックしてみてください。上に挙がったようなバンドにピンと来た方なら絶対に引っかかるはずなので。

 


▼THE DAMNED THINGS『IRONICLAST』
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2020年8月 8日 (土)

JUDAS PRIEST『BRITISH STEEL』(1980 / 2010)

1980年4月にリリースされたJUDAS PRIESTの6thアルバム。

日本公演の模様を収めたライブアルバム『UNLEASHED IN THE EAST』(1979年)を最後にレス・ビンクス(Dr)が脱退。新たに元TRAPEZEのデイヴ・ホーランド(Dr)が加入し、同ライブアルバムを手がけたトム・アロムがそのままプロデューサーを担当し完成したのが、のちにバンドを代表するこの歴史的名盤になります。

ブルースベースでプログレッシヴなハードロックを展開した初期のスタイルから、前作『KILLING MACHINE』(1978年)で見え隠れし始めたコンパクト&シンプルな作風へと完全移行した今作は、ギターリフの強度を強めることでハードロックからヘヴィメタル的スタイルへと見事に進化。これが当時イギリスのアンダーグラウンドで勃発し始めた「New Wave Of British Heavy Metal(NWOBHM)」ムーブメントと見事に合致し、シーンから好意的に受け入れられ、全英4位という過去最高記録を樹立することになります。特に本作からは「Living After Midnight」(全英12位)、「Breaking The Law」(同12位)、「United」(同26位)とヒットシングルを連発したことも、アルバムの成功を導いたと言えるでしょう。

スピード感の強い「Rapid Fire」でスリリングさを演出したかと思うと、バンドにとって大きな意味を持つテーマソング「Metal God」、キャッチーなアップチューン「Breaking The Law」、ヘヴィさとキャッチーさを併せ持つ「Grinder」や「United」など、すべての楽曲が2〜3分台で構成された聴きやすい構成でアルバム前半はあっという間に終了。「You Don't Have To Be Old To Be Wise」から始まる後半もポップさの際立つ「Living After Midnight」やレゲエを思わせるイントロからヘヴィなサウンドへと移行するアレンジが魅力的な「The Rage」、圧巻のスピードメタル「Steeler」など、聴きどころ満載で全9曲というコンパクトな尺と相まって、興奮して気づいたら終わってる……みたいな1枚と言えるのではないでしょうか。とにかく捨て曲なし。ロブ・ハルフォード(Vo)のボーカルパフォーマンスもノリにノッてるし、バンドのヒリヒリした演奏&アレンジも最高の一言。カミソリをイメージしたサウンドは確かに切れ味抜群なんだけど、同時にポップ&キャッチーさも備わっていることを忘れてはいけません。

オリジナル盤および現行盤はアナログA面が「Rapid Fire」から「United」までの5曲、B面が「You Don't Have To Be Old To Be Wise」から「Steeler」までの4曲という構成なのですが、僕が初めて聴いた80年代半ばは1曲目が「Breaking The Law」に変更され、2曲目から「Rapid Fire」「Metal God」「Grinder」「United」、アナログB面が「Living After Midnight」「You Don't Have To Be Old To Be Wise」「The Rage」「Steeler」という構成で、今とは異なるものでした。これ、実はUS盤の曲順とのことで、この流れに慣れ親しんでしまったものですから、のちにオリジナル盤の曲順に戻ったCDを聴いたときに違和感がしばらく残ったものでした。まあ、シングル曲を各面の頭に置く構成にした意味もわからないではないですけどね。

とにかく、プリーストを語る上で真っ先に挙がるであろうHR/HMの教科書的1枚。80年代のHR/HMシーンが新たな幕開けを飾る、その象徴と言える傑作です。

 


▼JUDAS PRIEST『BRITISH STEEL』
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なお、本作のリリース30周年を記念して2009年には同作完全再現パートを含むワールドツアーが実施され、この模様を収めたライブDVDを同梱したアニバーサリー・エディションも2010年に発売されています。この記念盤、国によっては最新ライブDVDから「Prophecy」を除いた15曲入りライブCDが追加された3枚組仕様も販売されています。こちらのライブディスクはiTunes Storeや一部ストリーミングサービスでも配信されているので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

プリーストは同ツアーで、2009年10月に行われた『LOUD PARK 09』の初日ヘッドライナーとして来日しており、これがK.K.ダウニング(G)を含む編成での最後の来日となってしまいました。この際、僕は『TV Bros』の表紙および特集の一環としてロブ・ハルフォードにインタビューしており、当日はこの『BRITISH STEEL』のジャケTシャツを着て臨んだことをよく覚えています(ロブもかなり喜んでくれました)。インタビューはライブ当日午後に都内で行い、そのまま幕張入りして夜にはライブ……自分の人生にとっても忘れられない1日になりました。そういった意味でも、このアルバムは自分の音楽人生にとって大きな思い出の1枚でもあります。

 


▼JUDAS PRIEST『BRITISH STEEL: 30TH ANNIVERSARY EDITION』
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2020年7月17日 (金)

STONE SOUR『AUDIO SECRECY』(2010)

2010年9月初頭にリリースされたSTONE SOURの3rdアルバム。

4thアルバム『ALL HOPE IS GONE』(2008年)を携えたSLIPKNOTのワールドツアーを終えるも、201年5月にポール・グレイ(B)が急逝。そんな悲しみに包まれたタイミングにコリィ・テイラー(Vo)、ジェイムズ・ルート(G)が完成された本作は、亡きポールに捧げられた1枚でもあります。

前作『COME WHAT(EVER) MAY』(2006年)制作時はサポート扱いだったロイ・マヨルガ(Dr)が正式加入し、コリィ、ポール、ジョシュ・ランド(G)、ショウン・エコノマキ(B)、ロイという布陣で制作された最初で最後の1枚(ショウンは本作を伴う活動終了後に脱退)。前作から引き続きニック・ラスクリネクツ(DEFTONESFOO FIGHTERSHALESTORMなど)をプロデューサーに迎えた本作は、よりキャッチーでメロディアスな1枚に仕上がっています。

土着的な70'sハードロックと、リフでゴリゴリ押し切る90年代以降のオルタナ・メタルからの影響を程よくブレンドした過去2作とは一線を画し、本作はとにかくポップさ、わかりやすさがより際立つ内容で、コリィの“歌”を武器にして楽曲の良さで勝負しようとする気概が感じられます。耽美なオープニングSE「Audio Secrecy」はまさにポールへの鎮魂歌のようにも聴こえますが、続くリードトラック「Mission Statement」を筆頭に、歌メロが耳や脳にこびりつく良質なハードロックナンバーを次々に繰り出します。

もちろん「Dying」や「Miracles」にように過去2作にもあった土着的バラードも存在するのですが、以前だったらそれが武器のひとつになっていたところを、本作では「こういうのもできます」と薬味程度の扱いに収めている。むしろ、大陸的なパワーバラード「Hesitate」のほうが本作では印象に残るのですから……それくらいメロディアスさが印象的な作品集なわけです。いわゆるポスト・グランジ的立ち位置だった過去2作から、ここで一気に個性を確立させた……そう捉えることもできるのではないでしょうか。それくらい、完成度の高いHR/HMアルバムだと思います。

ただ、そんな本作にも唯一の欠点が。それは曲数が多いことで、通常盤14曲(54分)、スペシャル・エディション18曲(69分)というのはいかがなものかと。すべてそれなりに完成度が高いのはわかるんですよ。でも、これを12〜3曲程度にまとめていたら、もっと完成度の高い傑作として評価されたんじゃないでしょうか。これ、今だったら残りの5〜6曲をEPとして配信限定リリースすることもできるんでしょうけどね。もし、ゆったりめの曲多めのEPを別に作っていたら、ALICE IN CHAINSにおける『SAP』(1992年)的良作が完成していたのでは……なんていうのは邪推でしょうか。

バンドにスタンス的に意外と古き良き時代のHR/HMを大切にしているような印象を受けるけど、リリース形態に関しては「あるもの全部出しちゃえ」というGUNS N' ROSES的な精神が玉に瑕(苦笑)。いい曲が多いのにアルバムとして「これ!」という1枚が少ない、このバンドの弱点が表面化してしまった惜しい1枚です。

 


▼STONE SOUR『AUDIO SECRECY』
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2020年7月 1日 (水)

IRON MAIDEN『THE FINAL FRONTIER』(2010)

2010年8月発売の、IRON MAIDEN通算15作目のスタジオアルバム。

1980年にメジャーデビューを果たしたメイデンにとって、本作はデビュー30周年を祝す記念すべき1枚であり、10作目『THE X FACTOR』(1995年)から始まったプログレッシヴロック/大作路線のひとつの完成形と言える内容でもあります。なにぜ全10曲で約77分という、CDの収録容量ギリギリまで詰め込んだ1枚ですからね(結局、次の『THE BOOK OF SOULS』(2015年)では1枚で収まり切らず、初のCD2枚組作品を生み出すことになるわけですが)。

『BRAVE NEW WORLD』(2000年)からの付き合いとなるケヴィン・シャーリー(AEROSMITHDREAM THEATERJOURNEYなど)と、スティーヴ・ハリス(B)との共同プロデュース作品となる本作は、質感的には同作以降の流れを組みつつ、よりタイトで若干丸みを帯びた音色で非常に聴きやすいものになっています。これだけ長尺のアルバムだと、やはり聴きやすい音色じゃないと長続きしないですものね。

アルバム冒頭を飾る「Satellite 15... The Final Frontier」からして9分近くにおよぶ大作ですが、これは4分以上におよぶインダストリアル・チックなインスト(「Satellite 15」)に続いて、いかにもメイデンらしいハードロック(「The Final Frontier」)へと続く、組曲というよりは2部構成の楽曲と呼んだほうがいいのかしら。そこから、“いかにも”なキャッチーさと楽器陣のプログレッシヴ感がキラリと光るリードシングル「El Dorado」へと続くのですが、前作『A MATTER OF LIFE AND DEATH』(2006年)でのシリアス路線を若干引きずっているような印象も受けます。けど、キャッチーさでは前作以上なんですけどね。

ただ、歌メロに関しては前作あたりから若干不安視されてきた「ネタ切れ感」と「マンネリさ」がより強まった印象も。これはブルース・ディッキンソン(Vo)が悪いというよりは、メインソングライター(ここではスティーヴ・ハリスかな)の責任が強いような気がします。楽器陣(特に、ニコ・マクブレインのドラミング)が30周年というタイミングに新たな領域に片足突っ込み始めているだけに、そこだけはちょっと残念かな。

だけど、決して退屈な作品ではありません。「Mother of Mercy」や「Coming Home」のようにアレンジで新たな魅力を見せる楽曲や、メイデンらしいツインリードソロを用いた王道メタル「The Alchemist」、ドラマチックさは随一な「Starblind」などフックとなる楽曲は多数用意されています。『THE X FACTOR』以降のスティーヴ・ハリスの方向性を「あり」と認めるリスナーなら、本作も満足の1枚ではないでしょうか。少なくとも、前作で少々がっかりしたというリスナーも納得できる内容だと思います。

と同時に、本作での経験が続く傑作『THE BOOK OF SOULS』で確実に活かされていることもまた事実。そういった意味では次作へ至るまでの習作的1枚とも言えるでしょう。

 


▼IRON MAIDEN『THE FINAL FRONTIER』
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2020年5月15日 (金)

MY CHEMICAL ROMANCE『DANGER DAYS: THE TRUE LIVES OF THE FABULOUS KILLJOYS』(2010)

2010年11月にリリースされたMY CHEMICAL ROMANCEの4thアルバムにして、現時点での最新オリジナルアルバム。

前作『THE BLACK PARADE』(2006年)が全米2位、300万枚を超える大ヒット作となり、ワールドツアーも2年近くにわたり敢行。日本にも2007年1月と5月の2度にわたり来日公演を実施し、そのうち5月の来日では初の日本武道館公演も実現しました。また、2009年夏には『SUMMER SONIC』のヘッドライナーとしても来日しています。

こうした中、バンドは2009年に入ってからレコーディングに突入しましたが、2010年3月にボブ・ブライヤー(Dr)の脱退を発表。残りの作業にサポートメンバーを迎え、どうにか完成まで至るのでした。また、プロデューサーの人選も当初のブレンダン・オブライエン(PEARL JAMRAGE AGAINST THE MACHINEINCUBUSなど)から、前作を手がけたロブ・カヴァロ(GREEN DAY、GOO GOO DOLLS、SHINEDOWNなど)に変更するなどあり、完成までにかなりの苦労があったことが伺えます。

そうして届けられた4年ぶりの新作。最初にリードトラック「Na Na Na (Na Na Na Na Na Na Na Na Na)」を聴いたときの戸惑いは、今でもよく覚えています。大ヒットを記録した『THREE CHEERS FOR SWEET REVENGE』(2004年)、『THE BLACK PARADE』の2作はゴスを通過したエモ・パンクという印象が強く、あのダークさが自分の中で引っかかったところが大きかったのですが、この曲はGREEN DAYにも通ずる突き抜け感と爽快感が強まっており、そのストレートさに「あれっ?」と呆気にとられたのです。

実際、アルバムを聴いてみてもその印象は変わらず、全体を覆うわかりやすいポジティブさは以前と異なるベクトルだなと感じました。なので、一聴しただけでは「曲は良いけど、思っていたのと違う……」と肩を落としかねないアルバムなのかなと。ですが、自身の人生をも変えてしまうような成功を手にしたバンドが、それ以前の「ネガティブの中から聴き手に寄り添って手を引く」スタイルから「ポジもネガも全部ひっくるめて引き受けるから、俺たちについてこい!」という逞しさにシフトしたのも頷ける話で、要は自分たちを取り巻く状況もを打破しつつ、全部責任を負うから信じてついてきてという宣言だったのかなと。今聴き返すと、そういう意思表示の1枚だったように感じられます。

実際、先の「Na Na Na (Na Na Na Na Na Na Na Na Na)」や「Sing」といったシングル曲の完成度は高いですし、ダンス色を強めた「Planetary (GO!)」や「The Only Hope For Me Is You」、日本人女性によるナレーションをフィーチャーしたパーティロック「Party Poison」、ブリットポップ期のUKロックにも通ずるものがある「Summertime」や「The Kids From Yesterday」など、どの曲も個性やクセは強いのに意外とスルスル聴き進められてしまうものばかり。ダークなものを求めるリスナーには期待はずれだったかもしれませんが、時代を牽引するトップランナーとしては正解の1枚だと(今なら)断言できます。

ただ、このアルバム発表から数年後にはバンドは解散を突如発表。本当なら“この先”に何を見つけたのかを表現してほしかったところですが……ご存知のとおり、2019年末にバンドは7年ぶりの再結成を果たしています。この3月には『Download Japan』で久しぶりの来日公演も実現する予定でしたが、結果はご存知のとおり。きっとこの困難を乗り越えた彼らは、きっと“この先”を形として見せてくれるはず。そう信じております。

 


▼MY CHEMICAL ROMANCE『DANGER DAYS: THE TRUE LIVES OF THE FABULOUS KILLJOYS』
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2020年5月 8日 (金)

MY DARKEST DAYS『MY DARKEST DAYS』(2010)

2010年9月にリリースされたMY DARKEST DAYSのデビューアルバム。日本盤未発売。

MY DARKEST DAYSは2005年に結成されたカナダ・オンタリオ州出身のハードロックバンド。同郷のチャド・クルーガー(Vo, G/NICKELBACK)が彼らを発掘し、2013年の解散までにチャドのプライベートレーベル・604 Recordsから2枚のアルバムを発表しています。

ということもあり、チャドはこのデビューアルバムのプロデュースにジョーイ・モイ(NICKELBACK、THEORY OF A DEADMANなど)とともに参加。アルバムで聴くことができるサウンド/楽曲もNICKELBACKの流れを組むポスト・グランジ/モダン・ハードロックの枠内にあるもので、NICKELBACKファンならば自然と受け入れられるテイストだと思います。

フロントマンのマット・ウォルスト(Vo, G)の歌声はチャドほどアクの強さやザラつきがなく、スルッと聴き進められるような質感。よく言えば耳なじみの良いポップさを持つ歌声で、悪く言えば突出した個性が感じられない……というのは言い過ぎでしょうか。ただ、高音域の伸びには一聴に値するものがあると思いますし、そこを活かしたミディアムバラード調の楽曲は彼らの武器でもあったのかな、と今になって感じています。

デビュー作ということもあってか、ゲストミュージシャンも豪華なものがあります。まず、チャド自身がソングライティングやボーカルで参加。そのチャドが加わったヒットシングル「Porn Star Dancing」ではリードギターをザック・ワイルドBLACK LABEL SOCIETYオジー・オズボーン)が担当しており、聴けば彼だとすぐにわかるワウを用いた豪快なソロとチョーキングを楽しむことができます。

また、同曲の別バージョンにはザックに代わってリュダクリスがボーカルでも参加。「Set It On Fire」ではオリアンティ(G)のプレイも耳にすることができます。さらに、オリジナル曲に加えDURAN DURANの1993年のヒット曲「Come Undone」のカバーも収録。こちらの女性ボーカルパートでは、同郷のジェシー・ジェイムズ・デッカーが花を添えています。

産業ハードロックをモダンテイストで味つけした、いわば「毒にも薬にもならない」類のバンド/アルバムかもしれませんが、アルバムとしての出来は平均点以上のものがあるのは確かです。

なお、2013年のMY DARKEST DAYS解散後、フロントマンのマットは実兄のブラッド・ウォルスト(B)が在籍するTHREE DAYS GRACEに電撃加入。THREE DAYS GRACEの近作を気に入っているリスナーならおなじみの1枚かもしれませんが、同バンドやALTER BRIDGEあたりのファンにも引っかかる要素満載なので、ぜひ一度チェックしてみてください。

 


▼MY DARKEST DAYS『MY DARKEST DAYS』
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BLACK LABEL SOCIETY『ORDER OF THE BLACK』(2010)

2010年8月に発表されたBLACK LABEL SOCIETYの8thアルバム。

1999年に1stアルバム『SONIC BREW』をリリースしたことを考えると、10年弱で8枚のアルバムを制作するというのはかなりのハイペースのように映ります。が、前作『SHOT TO HELL』(2006年)からこの『ORDER OF THE BLACK』の間には約4年のインターバルがあり、これはこの時点でのBLSのキャリアでは最長。というのも、ザック・ワイルド(Vo, G)はこの間にオジー・オズボーン『BLACK RAIN』(2007年)制作と同作を携えた長期ツアーに帯同したため、長く時間を割かれてしまったわけですね。

と同時に、2009年には重度の血栓症を患い、音楽活動を一切停止。これによりオジーのもとを離れることとなったわけです。一時は生命の危機もあり得たこの血栓症を無事乗り切ったザックは、再びBLSに本腰を入れることに。2005年にバンドに復帰したジョン・ディサルヴォ(B)と、本作のみ参加のウィル・ハント(Dr/EVANESCENCE)という布陣で今作を完成させます。

本作は久しぶりのBLSということもありますが、よい意味で過去数作のマンネリさを感じさせない力作に仕上がっています。ソングライティング面でもザックの才能/個性が良い方向に作用し、従来のBLSらしさ(BLACK SABBATHをモダン化させたヘヴィ感+サザンロックからの影響+エヴァーグリーンなポップ感)のみならずオジーの『BLACK RAIN』で見せたモダンメタル感もよい形で反映されており、1曲1曲の個性や完成度は近作の中でも随一ではないでしょうか。

オープニング2曲(「Crazy Horse」「Overload」)で見せる“2010年版オジー・サバス”的スタイルといい、キャッチーアップチューン「Parade Of The Dead」、BLS流王道ヘヴィネス「Southern Dissolution」、ザックのセンチメンタリズムが強く表れたピアノバラード「Darkest Days」や「Shallow Grave」など、とにかく楽曲が粒揃い。また、大半が3〜4分台ということで比較的コンパクトなのもあり、全13曲で49分というトータルランニングも聴きやすさにつながっているのではないでしょうか。

また、ザックのシンガーとしての表現力もより向上し、曲によってはオジー生き写しに聞こえることがしばしば。オジーが今30〜40代だったとして、ザックと一緒にモダンヘヴィネスと真正面から向き合ったら、きっとこんなアルバムを作っていたんじゃないか……なんてことすら考えてしまうほど、非常によくできた1枚。これをBLSの最高傑作と呼ぶ声も少なくないようです。事実、長く待たされたことも多少影響してか、本作はキャリア最高の全米4位という数字を残しています。セールス的にも前作の倍以上売り上げたようですし、まずは最高のカムバックを果たせたようです。

ちなみに本作、北米盤と日本盤(というかアジア地区のみ)ではジャケットのアートワークがまったく異なります。個人的には日本盤よりも北米盤のほうがすっきりしていて、非常に好みです。再発の際にはぜひ世界共通にしてほしいですね。

 


▼BLACK LABEL SOCIETY『ORDER OF THE BLACK』
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2020年5月 7日 (木)

AVENGED SEVENFOLD『NIGHTMARE』(2010)

2010年7月発売の、AVENGED SEVENFOLD通算5作目のオリジナルアルバム。

セルフタイトルの前作『AVENGED SEVENFOLD』(2007年)が全米4位と、前々作『CITY OF EVIL』(2005年)から大幅に順位を上げ、また同作を携えたワールドツアーも大成功。『AVENGED SEVENFOLD』を携えた2008年1月には初のジャパンツアーも実現(過去2回はサマソニでの来日)。僕自身もこのタイミングにはシニスター・ゲイツ(G)&ザッキー・ヴェンジェンス(G)へのインタビューを行うなどして、彼らに対する知識を増やしつつ好感度も上げていきました。この取材中、日本酒で泥酔したザ・レヴ(Dr)が乱入するハプニングもあり、途中から笑いの絶えないインタビューになったことをよく覚えています。

結局、ザ・レヴのいるA7Xを観ることができたのは、このときの来日公演と同年10月にBULLET FOR MY VALENTINEと行った対バンライブの2回のみ。2009年12月末、彼は不慮の事故により帰らない人になってしまいました。

同年11月からスタートしていた次作のレコーディングは翌2010年2月に、ザ・レヴのフェイバリット・ドラマーであるマイク・ポートノイ(当時DREAM THEATER)を加えた形で再開。ザ・レヴはデモ音源数曲でしか叩いていなかったので、音源として残されているドラムトラックはすべてマイクのものですが、コーラスやスクリームなどは数曲に生かされることに。こうして完成した5thアルバム『NIGHTMARE』は、ついに全米1位を獲得するのでした。

6分以上にもおよぶオープニングトラック「Nightmare」からしてA7X節全開で、ミドルテンポながらもグイグイ引っ張る感の強い「Welcome To The Family」、緩急に富んだアレンジのファストチューン「Danger Line」、哀愁味の帯びたM.シャドウズ(Vo)の歌声がジンとくるパワーバラード「Buried Alive」と、冒頭4曲を聴くだけで本作が名作であることが伺えるはず。以降もゴリゴリのメタルナンバーからドラマチックなアレンジのバラードまで、幅広いタイプの楽曲が並び、ラストは10分以上にわたる超大作「Save Me」で締めくくり。全体を通して感じるのは、過去4作に散りばめられた“A7Xらしさ”が煮詰める形で凝縮された、初期(というのは幅が長いですが)A7Xの集大成と呼ぶにふさわしい内容であるということ。従来のファンも納得させつつ、ビギナーに対しても入門編的な役割をしっかり果たしてくれる、そんな問答無用の1枚なのです。

とにかくバランス感に優れた内容で、80年代の王道ヘヴィメタルの要素も、90年代のグランジやモダンヘヴィネスを通過したサウンドも、2000年代のメタルコア/モダンメタルに括られるテイストもすべて含みつつ、懐かしくもあり新しくもあるという、非常に2010年らしい作風。ルーツに対するリスペクトもしっかり示しつつ、自身がこれからのシーンを牽引していくという気概も伝わる。そういう音を、ザ・レヴという仲間を失いながらもマイク・ポートノイという名手とともに作り上げられたのは、ある意味では偶然の産物だったのかもしれませんが、きっと最初から決まっていた必然だったんでしょうね。だって、ここまでのキャリアを考えればこういうアルバムが完成するのは、誰にだって想像できたはずですから。

「21世紀のGUNS N' ROSES」を目指したA7Xは、このアルバムで本家とは違った形でトップにまで登りつめ、新たなスタンダードとなった。本作はそれを象徴するような記念碑的な1枚です。

 


▼AVENGED SEVENFOLD『NIGHTMARE』
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