カテゴリー「2013年の作品」の36件の記事

2024年4月27日 (土)

PEARL JAM『LIGHTNING BOLT』(2013)

2013年10月15日にリリースされたPEARL JAMの10thアルバム。日本盤は同年10月23日発売。

4thアルバム『NO CODE』(1996年)以来となる全米No.1を獲得した前作『BACKSPACER』(2009年)から4年ぶりの新作。プロデューサーには気心知れたブレンダン・オブライエンを再度起用し、バンドのデビュー20周年を記念するドキュメンタリー映画『PEARL JAM TWENTY』(2011年)公開やメンバーのサイドプロジェクト(エディ・ヴェダーのソロ活動、マット・キャメロンSOUNDGARDEN再始動など)を挟みつつ、約2年をかけてじっくり制作に臨みました。

陽の空気感と衝動性を重視した結果、コンパクトな楽曲群で構成されることとなった前作とは対照的に、今作では初期の彼ららしいじっくり聴かせる要素も復調。また、オープニングトラック「Getaway」で聴けるような、怒りに満ちたテイストの楽曲も含まれており、アップチューンが並ぶ冒頭3曲(「Getaway」「Mind Your Manners」「My Father's Son」)は前作を踏襲する構成ながらもまったく別の印象を与えてくれます。

こうした初期のテキストの復調は、先のドキュメンタリー映画『PEARL JAM TWENTY』でバンドの原点を見つめ直したいこと、マットのSOUNDGARDEN再結成&アルバム『KING ANIMAL』(2012年)制作、ストーン・ゴッサードがBRADとしてアルバムを制作したこと、さらにはマイク・マクレディがMAD SEASONとして久しぶりに演奏(2012年)したことなども大きく影響しているのではないでしょうか。各々の出自を再確認しつつ、「PEARL JAMとは何なのか?」という命題と向き合った。もちろん、単なる原点回帰をするだけでなく、新章の門出を華々しく飾った前作『BACKSPACER』での経験を踏まえつつ、グランジという文化が過去のものとなった2010年代に「PEARL JAMであること」を高らかに宣言する。それを効果的に表現できたのが、『LIGHTNING BOLT』と題したこのアルバムなんだと思います。

個人的にはアルバム中盤、「Lightning Bolt」や「infallible」「Pendulum」あたりで見せる深みのある作風の楽曲群が、非常に興味深く響きます。それも、冒頭でのアッパーなショートチューンあってこそ。この対比が際立つ作風は前作にはなかったものなので、より味わい深く感じられるのかもしれません。また、シャッフルビートの「Let The Recrods Play」は、3rdアルバム『VITALOGY』(1994年)における「Spin The Black Circle」のアンサーといいますか、20年後の回答のようにも感じられ、そのへんも“あの頃”と地続きなんだということを実感させられます。

ポジティブもネガティブも飲み込んで、本来の彼ららしくあろうとした結果、それが前作での新境地により深みを与えることとなった。迷いがなくなったあとで再び迷い出したようにも映りますが、実はその迷いは人生の一部でしかない。それが90年代の彼らとこの頃の彼らの大きな違い。それくらい、この時期のPEARL JAMは充実していたのです。

ただ、このアルバムから次作『GIGATON』(2020年)まで6年半という過去最長のインターバルを要することになるとは、当時は想像もしていませんでしたが。結果として、本作は2010年代にリリースした唯一のオリジナルアルバムとなってしまいました。

 


▼PEARL JAM『LIGHTNING BOLT』
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2023年3月18日 (土)

CARCASS『SURGICAL STEEL』(2013)、『SURGICAL REMISSION / SURPLUS STEEL』(2014)

『SURGICAL STEEL』は2013年9月13日にリリースされたCARCASSの6thアルバム。日本盤は同年9月4日発売。

2007年にジェフ・ウォーカー(Vo, B)、ビル・スティアー(G, Vo)にマイケル・アモット(G)、体調面を考慮して不参加となったケン・オーウェーンに代わりARCH ENEMYのダニエル・アーランドソン(Dr)という布陣で再結成ツアーを行ったCARCASS。2012年にはマイケル、ダニエルがバンドを離れ、ジェフとビルは新作制作を前提として活動を継続します。

その後、現在までバンドに在籍するダニエル・ワイルディング(Dr)が正式加入。この3人で『SWANSONG』(1996年)以来17年ぶりとなるアルバム制作に臨みます。プロデューサーには名盤『HEARTWORK』(1993年)や『SWANSONG』を手掛けたコリン・リチャードソン(FEAR FACTORYNAPALM DEATHBULLET FOR MY VALENTINEなど)が担当したことからもわかるように、グラインドコアを通過した初期メロディックデスメタルやスラッシュメタル的テイストのアルバムが完成。そこに、ミックスでアンディ・スニープ(OPETHKILLSWITCH ENGAGETESTAMENTなど)が加わることにより、単なる原点回帰では終わらないモダンさも随所で感じられる1枚へと到達します。

『SURGICAL STEEL』というタイトルが、JUDAS PRIESTにおける『BRITISH STEEL』(1980年) のオマージュだという話もありましたが、そういった点からも彼らがこの復活作で「90年代以降のブリティッシュメタル/エクストリームメタル」を現代によみがえらせようとした……そう解釈できる音ではないでしょうか。アルバム冒頭を飾るアンセミックなインスト「1985」もどこか往年のヘヴィメタル的な空気感があり、ちょっと及び腰になってしまいますが、そこから唐突に雪崩れ込む「Thrasher's Abattoir」の残虐さに一安心(笑)。以降も(レコーディングではビルひとりですべてのギターパートを録音したものの)このバンドらしさ満点のツインリードギター&リフが随所に用意され、曲が切り替わるたびに思わずガッツポーズしたくなるほどの高揚感を味わえます。

復活作としては文句なしの仕上がりで、軽く平均点越えの内容だと思うのですが、CARCASSというエクストリームな存在にとってはいささかお行儀が良すぎるような印象も。1枚のヘヴィメタルアルバムとしては100点に近いクオリティですが、ことエクストリームの観点で接すると「もう一声」という本音も漏れてきます。

とはいえ、ライブで聴くと文句なしの高揚感が味わえるので、そういった意味では「ライブで化ける」曲たちが並んだ良作なのかもしれませんね。

 


▼CARCASS『SURGICAL STEEL』
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その後、『SURGICAL STEEL』に収録されなかったアウトテイク(日本盤および海外諸国でのデラックス盤に追加されたボーナストラックを含む)で構成されたEP『SURGICAL REMISSION / SURPLUS STEEL』が2014年11月10日にリリースされます。日本盤未発売。

新たなツアーを行うために海外で発売された本作は、『SURGICAL STEEL』セッションから生まれた全5曲を収録。『SURGICAL STEEL』日本盤に追加収録された「A Wraith In The Apparatus」「Intensive Battery Brooding」といった耳馴染みの強い曲のほか、完全未発表の「Zochrot」「Livestock Marketplace」、『SURGICAL STEEL』冒頭を飾ったインスト「1985」のリプライズ・バージョンという『SURGICAL STEEL』との関連性の強さを感じさせる作品となっています。

「A Wraith In The Apparatus」「Intensive Battery Brooding」はスピード感よりも重さ重視したテイストで、アルバム本編と比べたらインパクトは若干弱め。ただ、「Intensive Battery Brooding」は終盤にアップテンポにギアチェンジするアレンジがカッコいいので、これはこれでアリ。

「Zochrot」も前2曲の延長線上にある作風ですが、仕上がり的にはアルバムに入っていても不思議じゃないレベル。アルバムに含まれていたら、よいフックになっていたかもしれません。「Livestock Marketplace」は『HEARTWORK』期のCARCASSというよりも『SWANSONG』期に近い内容で、ビルのカラーが強く表出した1曲ではないでしょうか。これもフックとしては十分な役目を果たしてくれそうな良曲です。

 


▼CARCASS『SURGICAL REMISSION / SURPLUS STEEL』
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そして、これら2枚の作品を1枚のCDにまとめたのが、2015年10月30日にリリースされた『SURGICAL STEEL (COMPLETE EDITION)』です。日本盤は海外に先駆けて、同年10月7日発売。

当初はEP『SURGICAL REMISSION / SURPLUS STEEL』が日本盤未発売だったことを受け、『SURGICAL STEEL』日本盤に未収録だった『SURGICAL REMISSION / SURPLUS STEEL』からの3曲を追加する「『SURGICAL STEEL』ワークス完全版」として『LOUD PARK 15』での再来日にあわせた日本限定リリースの予定でしたが、のちに別ジャケットで海外でも発売。結果として、似たようなアートワークの作品が3枚も並ぶこととなります。

内容に関しては上で触れた通りですが、EPがミドルテンポ中心でクオリティ的にもアルバムより若干落ちること、かつトータル全16曲/約65分という長尺作品となってしまったことで、アルバムの魅力が良い形で伝わりきらないような印象も受けます。ただ、「1985」で始まり「1985 (Reprise)」で終わる構成はドラマチックで良いと思うので、EPからの4曲をカットして「Mount Of Execution」〜「1985 (Reprise)」でアルバムが終了していたらアルバムの持つ抒情性がより強調されたんじゃないかなと、今さらながらに思ってしまいます。

ぶっちゃけ『SURGICAL STEEL』1枚持っていれば問題ありませんが、CARCASSのすべてを知っておきたくて『SURGICAL STEEL』未聴の方ならこのコンプリートエディションを入手しておけば大丈夫でしょう。

なお、『SURGICAL STEEL』に関連したこの3作品は、国内サブスクでは未配信。配信で購入したい、聴きたいという方はBandcampで購入できますので、こちらをチェックしてみてください

 


▼CARCASS『SURGICAL STEEL (COMPLETE EDITION)』
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2023年1月27日 (金)

THE ALMIGHTY『BLOOD, FIRE & LOVE』(1989)、『BLOOD, FIRE & LIVE』(1990)

『BLOOD, FIRE & LOVE』は1989年10月20日にリリースされたTHE ALMIGHTYの1stアルバム。日本盤は翌1990年3月25日発売。

THE ALMIGHTYはリッキー・ウォリック(Vo, G)、タントラム(G)、フロイド・ロンドン(B)、スタンプ・モンロー(Dr)という布陣で1988年に結成された、グラスゴー出身のハードロックバンド。パンクロックを通過した荒々しいサウンドは“GUNS N' ROSES以降”のそれと捉えることもできますが、彼らの場合はさらにその祖先であるMOTÖRHEADから派生したワイルド&スリージーなハードロックといった印象も強く、デビューからしばらくしてから「MOTÖRHEADよりMOTÖRHEADらしい」なんて評価も飛び交ったほどでした。

メジャーのPolydor Records(現在のUniversal)から発表された本作は、同時期にメジャーデビューしたTHUNDERTHE QUIREBOYSLITTLE ANGELSなどとともに“ブリティッシュハードロックの次世代を担う新人”が放つ良作として高評価を獲得。チャート的にもイギリスで最高62位という数字を残したほか、「Power」(全英82位)、「Wild And Wonderful」(同50位)というシングルヒットも記録。本作を携えAC/DCTHE CULT、そしてMOTÖRHEADらとツアーを回ることで、さらに知名度を高めていきました。

多くのリスナーにとってのTHE ALMIGHTYのイメージは全英5位という最高記録を打ち立てた3rdアルバム『POWERTRIPPIN'』(1993年)や最高傑作の4th『CRANK』(1994年)での“グランジ以降のオルタナ感を飲み込んだ、パンキッシュなグルーヴメタル”かもしれません。そういった意味では、本作や続く2ndアルバム『SOUL DESTRUCTION』(1991年)で展開される音楽性は少々オールドスクールに映ることでしょう。特にこの1stアルバムで聴くことができる楽曲群は、1989年という次世代への過渡期を思わせる前時代的なハードロックが中心。オープニングを飾る「Resurrection Mutha」での仰々しいアレンジは、まさに80年代そのものといったところで、多少恥ずかしさを覚えるかもしれません。

しかし、続く「Destroyed」や彼らの代表曲「Wild And Wonderful」、そして「Power」といった男臭いハードロックチューンの数々からは、リッキーが近年活動の母体としているBLACK STAR RIDERSの片鱗を見つけることもでき、彼にとってのルーツはここにあるのだと気づかされます。

中〜後期とは異なる魅力を放つ本作は、BLACK STAR RIDERSから入ったリスナーにこそ受け取ってもらいたい作品のひとつです。

 


▼THE ALMIGHTY『BLOOD, FIRE & LOVE』
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このデビューアルバムを携えたツアーの様子は、1990年10月8日にリリースされたライブアルバム『BLOOD, FIRE & LIVE』で確認することができます。日本盤は1992年7月10日発売。

1990年7月にエジンバラとノッティンガムで録音された本作は、1stアルバム『BLOOD, FIRE & LOVE』からの楽曲7曲にBACKMAN-TURNER OVERDRIVEのカバー「You Ain't Seen Nothin' Yet」を加えた、全8曲/約36分とライブ作品としてはややコンパクトな内容。ですが、「スタジオ作品よりもライブが魅力」だと言われ続けてきた彼らの魅力が、『BLOOD, FIRE & LOVE』よりもわかりやすい形で伝わる良盤ではないでしょうか。

ライブ映えする「Full Force Lovin' Machine」からスタートする構成といい、オーディエンスとの交流を含む8分近くにおよぶライブのハイライト「Wild And Wonderful」、終盤に持ってくることでドラマチックさが倍増する「Resurrection Mutha」などは、スタジオ盤だけではわからないバンドの個性をより感じることができるはずです。

日本盤は本国から2年近く遅れて発売されたのですが、「Wild Angel」「Detroit」「Crucify」と次作『SOUL DESTRUCTION』からの楽曲を含む3曲を追加収録。これは1992年12月に予定されていた彼らの初来日公演を前に、ライブバンドとしての彼らの真髄を知ってもらおうと企画されたものでしたが、『SOUL DESTRUCTION』からの楽曲を含むことでアルバム本来の軸がちょっとブレてしまったような気がしないでもありません。こういうの、一長一短ありますね。

なお、2013年11月18日にはスタジオアルバム『BLOOD, FIRE & LOVE』とライブアルバム『BLOOD, FIRE & LIVE』、および同2作発売周辺に録音されたシングルC/W曲やライブ音源をまとめたボーナスディスクで構成された3枚組作品『BLOOD, FIRE & LOVE & LIVE』がリリース。こちらはサブスク配信も最近スタートしたので、気になる方はこちらからチェックすることをオススメします。

 


▼THE ALMIGHTY『BLOOD, FIRE & LOVE & LIVE』
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2022年11月19日 (土)

TOM KEIFER『THE WAY LIFE GOES』(2013)

2013年4月30日にリリースされた、元CINDERELLAトム・キーファー(Vo, G)による1stソロアルバム。日本盤は同年5月22日発売。

トムのスタジオ新作音源は、CINDERELLAのラスト作となった4thアルバム『STILL CLIMBING』(1994年)以来、実に19年ぶり。ちょうど『STILL CLIMBING』制作前後からトムの喉の不調もあり、何度か手術も経験。バンドはその間に不定期ながらもライブを行なっていますが、トム自身はこのソロアルバムに向けて2003年頃からゆっくりと準備を進めていたようです。

Warner Music傘下のインディーズレーベル・Merovee Recordsから発表された本作は、グレッグ・モロウ(Dr)、マイケル・ローズ(B)、トニー・ハーレル(Key)という手練の一流ミュージシャンたちをバックに迎えて制作。また、曲ごとに元バンドメイトのジェフ・ラバー(G/2021年没)、パット・ブキャナン(G,Harp)、ゲイリー・バーネット(G)、ロン・ウォレス(G)、エタ・ブリット(Cho)などゲストプレイヤーも多数参加しており、要所要所で適度な華やかさの感じられる音作りとなっています。

全体的な方向性としては、CINDERELLA時代の3rdアルバム『HEARTBREAK STATION』(1990年)でのアーシーかつレイドバックしたアメリカンロック、カントリーロックを下地に、オーソドックスな楽曲群を楽しむことができます。「Fool's Paraside」のような楽曲こそあるもののハードロック的側面は薄く、そういった点でも完全に“『HEARTBREAK STATION』のその先”と言えるような仕上がりです。

トムのボーカルは中音域の地声を中心にしつつも、キメるべきポイントではしっかりジャニス・ジョプリンばりのしゃがれたハイトーンも聞かせてくれる。初期のように終始ハイトーンでがなるのではなく、ナチュラルな地声で歌い通す中に時折ハイトーンが飛び込んでくるからこそ、良いアクセントになっている。喉のコンディションを維持するという点においても、このバランス感は大事なのかもしれません。もっとも、この穏やかな土着的サウンドの上では無理にシャウトする必要も感じられませんしね。

聴く人によっては地味で引っ掛かりのない1枚に感じられるかもしれない。しかし、『HEARTBREAK STATION』で展開されたR&Bを通過したロックンロールやアコースティック色の強いカントリー路線にも一定の理解を示したリスナーなら、本作は十分に理解してもらえるはず。これ!というキメの1曲が存在しないことだけは難点ですが、それでもリラックスしながら聴く分には文句なく楽しめる1枚だと思います。

なお、本作はリジー・ヘイル(HALESTORM)をフィーチャーしたCINDERELLA「Nobody's Fool」のセルフカバーやジョー・コッカーのカバーで知られるビートルズ「With A Little Help From My Friends」などボーナストラック3曲に、特典映像を収録したDVDを付け、アートワークを変更した形で2017年10月20日に再リリース。現在サブスクなどではこちらのバージョンが流通しています。アルバム本編14曲はそのまま変わらずなので安心ですが、終盤になって急に経路の違う名曲中の名曲「Nobody's Fool」が飛び込んでくるのでびっくりするかもしれません。

にしても、リジーは本当に良いシンガーですね。往年のトムに匹敵する、いや、彼とは違う魅力を兼ね備えたパワフルボーカルは本当に魅力的ですし、それに応えるトムも全盛期には及ばないものの、テクニックと味わい深さで本領発揮。サウンドこそハードロックですが、この世界観自体は非常にゴスペルチックなものも感じられ、改めて素晴らしい曲だなと実感させられます。一方の「With A Little Help From My Friends」はジョー・コッカー版アレンジで、THUNDERBON JOVIなど手垢が付いたカバー。こちらも原曲およびアレンジが最高すぎるので、最終的には先の「Nobody's Fool」とともにアルバム本編の印象を消してしまうのが難点。頑張れ、トム・キーファー。

 


▼TOM KEIFER『THE WAY LIFE GOES』
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2022年10月14日 (金)

SUEDE『BLOODSPORTS』(2013)

2013年3月18日にリリースされたSUEDEの6thアルバム。日本盤は同年3月27日発売。

「See you in the next life.」という言葉を残し、2003年末のライブをもって活動停止したSUEDE。その後ブレット・アンダーソン(Vo)は元メンバーのバーナード・バトラー(G)とTHE TEARSを結成するも、短命で終わり、以降はソロ活動を続けていました。しかし、2010年にキャリティコンサートのためにブレット、マット・イズマン(B)、サイモン・ギルバート(Dr)、リチャード・オークス(G)、ニール・コドリング(Key, G)という3rdアルバム『COMING UP』(1996年)、4thアルバム『HEAD MUSIC』(1999年)の黄金期メンバーで一夜限りのライブを敢行。このライブの成功を受け、以降もヨーロッパのさまざまな音楽フェス参加や2万人規模の単独コンサートを次々に行い、再始動が本格的なものとなっていきます。

その流れで、5thアルバム『A NEW MORNING』(2002年)以来実に10年半ぶりとなるオリジナルアルバム制作にも着手。プロデューサーに初期3作(1993年の1stアルバム『SUEDE』、1994年の2ndアルバム『DOG MAN STAR』、そして3rdアルバム『COMING UP』)を手掛けたエド・ビューラーを迎え、まさに初期3作の魅力をバランスよく配分した「SUEDEよ、再び」な習作的1枚を完成させます。

基本的には『SUEDE』と『DOG MAN STAR』の中間に位置する(悪く言えばいいとこ取り)サウンド/楽曲ですが、「Hit Me」など要所要所に『COMING UP』期を思わせる“ガッツのあるポップロック”も配置されている。思えば『COMING UP』期のメンバーで『SUEDE』や『DOG MAN STAR』をモチーフにした作品は過去に制作したことがなかったこともあり、「バーナード・バトラー抜きでそれをやると、こうなるんだね」という納得感のある内容と言えるのではないでしょうか。もちろん、良い意味で。

過去2年のライブ活動でSUEDEのヒットチューンを久しぶりに演奏したことで、従来の「SUEDEらしさ」を自身の体に叩き込み、その上で臨んだ「SUEDEよ、再び」な習作ですから、そりゃあこうなるわな、と。『HEAD MUSIC』や『A NEW MORNING』で攻めすぎた(=実験がすぎた)ことで、再び原点を取り戻した……もし“あのまま”歴史が続いていたら、2005年くらいにはこんなアルバムが誕生していたのかもしれません。そういう意味ではちょっと遅すぎた1枚であり、そのわりには「可もなく不可もなく」な1枚ではないでしょうか。平均点は軽く超えているものの、従来のファンからすれば「こんなものじゃないぞ」と。

本国イギリスでは最高10位を記録し、それなりの成功を収めた今作。ここで得た手応えが、より攻めていながらも“らしさ”に満ち溢れた次作『NIGHT THOUGHTS』(2016年)へとつながっていくわけですから、ここでのワンクッションは必要だったと今なら断言できますよね。SUEDEの全キャリア中では重要度の低い1枚かもしれませんが、聴きやすさやトータルバランスにおいては非常に優れた良作だと付け加えておきます。

 


▼SUEDE『BLOODSPORTS』
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2022年6月 1日 (水)

DEPECHE MODE『DELTA MACHINE』(2013)

2013年3月22日にリリースされたDEPECHE MODEの13thアルバム。日本盤は3月27日発売。

前作『SOUNDS OF THE UNIVERSE』(2009年)から約4年ぶりの新作にして、Columbia Records移籍第1弾アルバム。前作発表後、デイヴ・ガーン(Vo)の悪性腫瘍発覚というトラブルがあったものの、Teenage Cancer Trustの一環で行われたチャリティライブ(2010年2月)では元メンバーのアラン・ワイルダー(Key)と「Somebody」で約15年ぶりに共演するといううれしいサプライズもありました。

新たな環境から発表された本作ですが、プロデュースを担当したのは『PLAYING THE ANGEL』(2005年)、『SOUNDS OF THE UNIVERSE』を手がけてきたベン・ヒアリー(BLUR、DOVES、ELBOWなど)。これまでどおり、エレクトロサウンドとオーガニックな生音を程よいバランスで融合させた、彼らにしか生み出すことのできないオリジナリティあふれる内容に仕上がっています。

オープニングを飾る「Welcome To My World」からして我が道をゆく王道スタイルなのですが、この曲然り、続く「Angel」然りですが、適度にEDM色が散りばめられており、しっかり時代に呼応していることにも気付かされます。かと思えば、「My Little Universe」ではブリープテクノ的なテイストが散りばめられていたり、「Heaven」ではゴスペル、「Slow」ではブルースなど、過去の彼ら……特に1990年前後から2000年代半ばあたりまでの活動中期の経験を随所から見つけ出すことができる。ある意味、バンドとして個性が固まったところからネクストレベルへと移行していったタイミングの活動を振り返り、見直しているような内容と受け取ることもできるのではないでしょうか。

もちろん、先にも書いたように単なる焼き直しで終わらず、しっかりと現代的な味付けを施すことでバージョンアップしていることのいも気付く。そのバージョンアップも単なる進化というよりは、深化と呼ぶにふさわしい仕上がりで、新たな領域に踏み込みながらもこれまで歩いてきた道をさらに深掘りするような方向性は、バンドとして活動後期に突入したことを匂わせています。「Broken」のような楽曲なんて、従来の彼らのイメージと重なりつつも、よりディープさが増しているように感じますしね。

年齢的にも50代に突入したことで、今後どこまでこのバンドを継続していくことができるのか。あるいは、どこまで以前のような大々的なツアーを続けることができるのか、など現状を見直すタイミングだったことは間違いないでしょう。だからこそ、限られた時間の中でなすべきことを考えた結果が、自分たちのキャリアの総括だったのではないか、と。もちろん、そこから新たな発見もあったでしょうし、外からの影響も引き続きあったはず。それがすべて反映されたのが、この濃厚な1枚だったと考えると、全13曲というボリューミーな内容と、さらに本編に収まり切らなかった4曲を追加したデラックス盤の存在も納得がいくはずです。

『VIOLATOR』(1990年)ほど突き抜けすぎておらず、かといって『SONGS OF FAITH AND DEVOTION』(1993年)ほどダークで病んでもいなければ『ULTRA』(1997年)みたいに救いを求めるような危うさも感じられない。いろんな困難を乗り越えた結果、悟りの境地に到達した……それがこの『DELTA MACHINE』ではないかと、個人的には感じています。だからなのか、今でも聴く頻度が非常に高い1枚です。

 


▼DEPECHE MODE『DELTA MACHINE』
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2021年11月16日 (火)

KORN『THE PARADIGM SHIFT』(2013)

2013年10月7日にリリースされたKORNの11thアルバム。日本盤は同年10月9日発売。

EDMに接近し、曲ごとにリミキサー/コラボレーターが異なるという異色ぶりを見せた前作『THE PATH OF TOTALITY』(2011年)から1年10ヶ月ぶりの新作。同年バンドに復帰したブライアン・“ヘッド”・ウェルチ(G)が『TAKE A LOOK IN THE MIRROR』(2003年)ぶりにレコーディングに参加した、記念すべき1枚でもあります。

新たなプロデューサーとしてドン・ギルモア(BULLET FOR MY VALENTINELINKN PARKアヴリル・ラヴィーンなど)を迎えた本作は、『SEE YOU ON THE OTHER SIDE』(2005年)以降の歌メロ重視メタルコア路線を踏襲した内容。ただ、『THE PATH OF TOTALITY』というクラブミュージックを通過した作品のあとだけに、「What We Do」や「Spike In My Veins」「Never Never」などの楽曲ではそれらしい味付けも散りばめられており、一筋縄ではいかないサウンドメイクを楽しめます。

「Love & Meth」や「Mass Hysteria」「Punishment Time」などで聴ける不穏なリフワークは1990年代後半から2000年代初頭の彼らを思わせる、ヘヴィさを強調したものが多く、良い意味で「従来のKORNらしさ」を維持している。一方で、先にも書いたように『SEE YOU ON THE OTHER SIDE』でのポップ/メロディアス路線を踏襲しつつ、『THE PATH OF TOTALITY』で見せたEDMテイストもしっかり織り交ぜており、「新たなKORNの魅力」もしっかり伝わる。という意味では、どちらか一方に振り切るわけではなく、両者の魅力をバランスよく配分したハイブリッド作と言えるのではないでしょうか。これこそが「2013年版のKORN最新形」なんだと。

KORNのリスナーはどちらかといえば1stアルバム『KORN』(1994年)での衝撃、最大のヒット作となった3rdアルバム『FOLLOW THE LEADER』(1998年)でのキャッチー&グルーヴィーなスタイルを好む傾向があり、これらこそがKORNのすべてと狂信しているイメージが少なくありません。しかし、プログレッシヴ志向の『UNTOUCHABLES』(2002年)やモダン路線の『SEE YOU ON THE OTHER SIDE』、EDM寄りの『THE PATH OF TOTALITY』など、時に実験に振り切った作品も少なくなく、それらがファンの反感を買うこともあります。しかし、こういった実験があるからこそバンドは“進化”を続け、“無題”アルバム(2007年)や今作のように充実した作品を増産することができるのです。と同時に、その間には『TAKE A LOOK IN THE MIRROR』や『KORN III: REMEMBER WHO WE ARE』(2010年)のように原点に立ち返ろうとする作品が存在することも忘れてはなりません。

この『THE PARADIGM SHIFT』はヘッドを再び迎え、新たなディケイドへと突進するKORNの所信表明であり、何度目かのデビューアルバムである……と言えるのではないでしょうか。そう考えると、本作のあとに『THE SERENITY OF SUFFERING』(2016年)、『THE NOTHING』(2019年)と続くのも頷けるものがあるはずです。

 


▼KORN『THE PARADIGM SHIFT』
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2021年11月13日 (土)

BULLET FOR MY VALENTINE『TEMPER TEMPER』(2013)

2013年2月8日にリリースされたBULLET FOR MY VALENTINEの4thアルバム。日本盤は同年2月6日に先行発売。

全米3位/全英5位というキャリア最高順位を獲得した前作『FEVER』(2010年)から約3年ぶりの新作。その成功を引き継ぐかのように、プロデューサーには前作を手がけたドン・ギルモア(LINKIN PARKKORNアヴリル・ラヴィーンなど)、ミキシングエンジニアには名手クリス・ロード-アルジを再度迎えて完成させました。

本作の前にマット・タック(Vo, G)はCANCER BATSやGLAMOUR OF THE KILL、RISE TO REMAIN、PITCHSHIFTERのメンバーとともにスーパープロジェクト・AXEWOUNDを結成し、アルバム『VULTURES』(2012年)を制作。ここでアグレッシヴ指向を取り戻したのは、この『TEMPER TEMPER』というアルバムでは『FEVER』でのスタジアムロック路線に初期のアグレッションを加えた、バランス感の良い作品作りに取り掛かります。タイトルトラックの「Tempter Tempter」やリード曲「Riot」、「Leech」あたりはまさにその流れを汲むアップチューンではないでしょうか。

もちろん、前作で得たミドルテンポのメロディアス路線も好調で、キャッチーな「P.O.W.」やバラード調の「Dead To The World」といった楽曲群はまさに前作での経験が見事に活かされている。さらに、1stアルバム『THE POISON』(2005年)収録のメタルバラード「Tears Don't Fall (Part 2)」のように初期のスタイルを現代的に昇華させた楽曲も用意されています。この曲あたりは、METALLICAにおける「The Unforgiven」シリーズを狙ったのかしら。ただ、続編がオリジナルを超えることはまずなく、BFMVのこの「Tears Don't Fall (Part 2)」も原曲は超えられず。

そのほか、大半を占めるグルーヴィな楽曲群は『FEVER』を通過したからこそ生まれたと言えるものばかり。個人的には前作以上に好みの仕上がりなのですが、世の中的にはそうではなかったようで。全米13位/全英11位と前作や前々作『SCREAM AIM FIRE』(2008年)を超える数字を残すことはできませんでした。まあ、ヘヴィ路線なのかグルーヴ/キャッチー路線なのか、どっちつかずなところも見受けられますしね。

なお、本作のデラックス盤および日本盤にはボーナストラックとしてAC/DC「Whole Lotta Rosie」と、名曲「Scream Aim Fire」のBBC Radio 1でのスタジオライブ音源などを追加収録。このタイミングに「Whole Lotta Rosie」を選ぶあたり、バンドがこの時期どこを目指していたのかがなんとなく伺えます。

 


▼BULLET FOR MY VALENTINE『TEMPER TEMPER』
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2021年8月 5日 (木)

BIFFY CLYRO『OPPOSITES』(2013)

2013年1月28日にリリースされたBIFFY CLYROの6thアルバム。日本盤は同年1月22日に先行発売。

バンド最大のヒット作となった5thアルバム『ONLY REVOLUTIONS』(2009年)から約3年2ヶ月ぶりに発表された今作は、初のCD2枚組/全20曲(デラックス盤は22曲)というボリューミーな内容。にもかかわらず全英1位を獲得し、「Black Chandelier」(全英14位)、「Biblical」(同70位)、「Opposite」(同49位)、「Victory Over The Sun」(同152位)というヒットシングルを続発させました。シングルはチャート的には小粒ですが、それでもロックが低迷しつつあった2010年代半ばにしては大健闘ではないでしょうか。

プロデュースは過去2作を手がけたガース・リチャードソン(RAGE AGAINST THE MACHINEMELVINSSKUNK ANANSIEなど)のほか、バンドもコ・プロデュースで名を連ねています。ミックスはこれまでのアンディ・ウォレスからライアン・ウィリアムス(ATREYU、THE BLACK DAHLIA MURDER、THE VANDALSなど)に交代。1曲(「The Fog」)のみマイク・“スパイク”・ステント(マドンナOASISKEANEなど)が手がけています。

各ディスクはそれぞれ『THE SAND AT THE CORE OF OUR BONES』(DISC 1)、『THE LAND AT THE END OF OUR TOES』(DISC 2)と韻を踏んだサブタイトルが付けられており、1枚1枚を独立したアルバムとして楽しむことも可能です。ちなみに本作、2枚のディスクに収録された20曲から厳選した14曲で構成されたCD1枚ものの編集版も用意されているので、購入する際はご注意を。

『THE SAND AT THE CORE OF OUR BONES』はゆらゆらとしたオープニングから一気にギアが入る「Different People」で幕開け。以降は「Black Chandelier」などいかにも彼ららしいポップ&キャッチーなミディアムナンバーで独特の世界観を構築していきます。前作で確立させたBIFFY CLYROらしい個性が見事な形で拡張されており、フォローアップ作としては文句なしと言えるのではないでしょうか。

一方で、DISC 2『THE LAND AT THE END OF OUR TOES』はヘヴィなリフを持つ「Stingin' Belle」から幕開け。オープニングで慄くものの、歌が入ればいつもどおりの彼ららしいポップさ全開なので、ご心配なく。また、このディスクのみならず全編を通して散りばめられたストリングスアレンジは、前作から引き続きデヴィッド・キャンベル(ベックの実父)が担当。特に今回は「Stingin' Belle」でバグパイク、「Spanish Radio」でブラスなどもフィーチャーされており、音的な広がりは前作以上ではないかと思っています。

2枚のディスクの違いを言葉にするのは難しいですが、1枚目よりも2枚目のほうが少しだけ先鋭的な気がするのですが、それも誤差範囲と言ってしまえばそれまでかな。2枚の異なるディスクというよりは、それぞれにストーリーを持たせた対となる兄弟的な2枚といったほうが正しいのかもしれません。

なお、本作のデラックス盤(デジタル版含む)には各ディスクにボーナストラックとして、それぞれのサブタイトルと同名のインストゥルメンタル曲を追加。どちらも1〜2分程度の小楽曲なので、エピローグ的なものと捉えてもらえれば。このインストが入るバージョンも余韻を作ってくれていいんですよね。

 


▼BIFFY CLYRO『OPPOSITES』
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2021年7月 6日 (火)

SKID ROW『UNITED WORLD REBELLION: CHAPTER ONE』(2013)

2013年4月16日にリリースされたSKID ROWのEP。日本盤未発売。

新作音源としては5thアルバム『REVOLUTIONS PER MINUTE』(2006年)から約7年ぶり。参加メンバーはジョニー・ソーリンガー(Vo)、デイヴ・スネイク・セイボ(G)、スコッティ・ヒル(G)、レイチェル・ボラン(B)、新加入のロブ・ハマースミス(Dr)。

本作は三部作の第1弾となる新録作品で、5曲のオリジナル曲と2曲のカバー曲で構成されています。『REVOLUTIONS PER MINUTE』がレイチェルのカラーが強く反映されたパンク/オルタナ路線で、新生SKID ROWのスタイルがいよいよ確立されたか……そう思わせておいて、7年後に発表された今作では先祖返りしているという(笑)。

そうなんです。ここで聴けるオリジナル曲の大半がメガヒットを記録したデビュー作『SKID ROW』(1989年)や、全米1位を獲得した2作目『SLAVE TO THE GRIND』(1991年)の延長線上にあるスタイルなのです。どちらかというと『SKID ROW』寄りのテイストなのかな、オープニングを飾る「Kings Of Demolition」といい、王道パワーバラード「This Is Killing Me」といい、古き良き時代のキャッチーなハードロックを思わせるテイストで、楽曲の出来自体も決して悪くない。ジョニーのボーカルも4作目『THICKSKIN』(2003年)ではあまり声域が広くないんだなと感じていたものの、ここではセバスチャン・バック(Vo)の影がチラつくくらいにまでパワフルな高音域ボーカルを聞かせてくれている。バズの影がチラつくのはどうかと思うものの、これはこれで古くからのファンはうれしいんじゃないかな。

ダークな「Get Up」や「Stitches」も『THICKSKIN』や『REVOLUTIONS PER MINUTE』のカラーとは異なる、明らかに90年代前半的なものだし。これを貶すのはもう、単にバズがいないというイメージだけで判断してしまっているんじゃないでしょうか。そう思わずにはいられないほど、初めて聴いたときは「続編はよ!」ってワクワクしたよなあ。

気になるカバーですが、E・Z・Oの「Fire Fire」とJUDAS PRIEST「United」。この選曲センスもバズ時代に回帰した感があるし、かつ仕上がりも期待値以上。特に「Fire Fire」はジョニーのボーカルにMASAKIが憑依していて、本家にも匹敵する好演だと思いますよ。

過去2作はなんだったんだ……と疑問を呈したくなりますが、これはこれでいいんじゃないでしょうか。SKID ROWがSKID ROWであることを選んだわけですからね。

 


▼SKID ROW『UNITED WORLD REBELLION: CHAPTER ONE』
(amazon:海外盤CD / 海外盤アナログ / MP3

 

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