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2014/12/10

King 810『Memoirs of a Murderer』(2014)

昨日のOpethと同じタイミングで購入していた(つまりCDの山の底にあった)CDのひとつ。先日「あれ、これ前に買ったよな? どんなやつだっけ……」と店頭で試聴するものの、まったく記憶になくて危うくもう1枚購入してしまうところでした。

さて、このアメリカはミシガン州フリント出身の4人組メタルコア / ハードコアバンドのRoadrunner移籍第1弾アルバム。確か店頭のポップに「全米一危険なバンド」みたいなタタキ文が書いてあった記憶があります。何が“危険”なのか? それは下記のMVとNAVERまとめを確認してもらえば理解できるかと思います。

全米一危険な都市で生まれた超極悪メタルバンド"KING 810"がヤバイ - NAVER まとめ

……確認しましたか?

彼ら自身もヤバそうな空気プンプンです。実際、全16曲(トータルランニング67分)の今作を聴いても、そのヤバさは強く伝わってきます。そう、冒頭3曲目までは。

ボキャブラリーが少ない中での例えになってしまいますが、例えば(NYハードコアバンドの)BiohazardにSlipknot的カラーを加えたような、そういう印象をアルバムから受けました。ミディアムヘヴィな曲でゴリゴリに押すだけではなく、アコギをフィーチャーしたブルージーな曲あり、ストリングスを導入したメロウがバラードあり、スポークンワーズあり、と一筋縄でいかない感じが単なるメタルコアバンドやハードコアバンドとは異なる個性と言えるでしょう。

とはいえ、決して音楽的には幅広いことをやってるわけではありません。特にボーカルはほぼメロディを歌っておらず、ひたすら絶叫というイメージが強いです。なので昨今の、軽くメロディアスさが取り入れられたメタルサウンドに慣れてしまった人には、アルバムを通して聴くにはちょっとキツイかもしれません。まあそもそも、Slipknotの1stアルバムだってリリース当時は万人受けするなんて思ってなかったですし、これはこれでいいのではないでしょうか。個人的には毎日好んで聴くタイプではないですが、好きな部類の1枚です。

その風貌やスタンスから、ヒップホップを愛聴する人のほうが実は受け入れやすいのかも。ダークでメロウなスローナンバー含めて。CD購入を悩んでるメタルファンは、下記のMVをチェックしてから決めてみるのもいいかもしれません。


▼King 810「Memoirs of a Murderer」(amazon:輸入盤CD

投稿: 2014 12 10 12:10 午前 [2014年の作品, King 810] | 固定リンク